JP2015090075A - 燃料供給システムの異常診断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】気体燃料を内燃機関に供給する燃料供給系で異常が発生した場合に、その異常発生の要因が遮断弁の閉異常か圧力調整弁の閉異常かを特定する。
【解決手段】燃料供給システムは、ガスタンク42と、気体燃料を噴射する第1噴射弁21と、圧力調整弁60と、通路遮断弁45とを備える。制御部80は、圧力調整弁60による減圧調整後の燃料圧力の挙動が正常時と異なる場合に、通路遮断弁45に対する開弁指令の出力後に低圧センサ47により検出した燃料圧力と、その検出時の状況が正常時において低圧通路部の燃料圧力が上昇した状態となる圧力上昇期間及び該燃料圧力が収束した状態となる圧力収束期間のうちいずれであるかの異常検出状況とに基づいて、異常発生の要因が通路遮断弁45の閉異常によるものか圧力調整弁60の閉異常によるものかを特定する。
【選択図】図1
【解決手段】燃料供給システムは、ガスタンク42と、気体燃料を噴射する第1噴射弁21と、圧力調整弁60と、通路遮断弁45とを備える。制御部80は、圧力調整弁60による減圧調整後の燃料圧力の挙動が正常時と異なる場合に、通路遮断弁45に対する開弁指令の出力後に低圧センサ47により検出した燃料圧力と、その検出時の状況が正常時において低圧通路部の燃料圧力が上昇した状態となる圧力上昇期間及び該燃料圧力が収束した状態となる圧力収束期間のうちいずれであるかの異常検出状況とに基づいて、異常発生の要因が通路遮断弁45の閉異常によるものか圧力調整弁60の閉異常によるものかを特定する。
【選択図】図1
Description
本発明は、燃料供給システムの異常診断装置に関し、詳しくは気体燃料を使用する車載内燃機関の燃料供給システムの異常診断装置に関する。
従来、気体燃料を燃焼させて駆動する内燃機関が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の燃料供給システムには、ガスタンク内の気体燃料を内燃機関に供給するガス管の途中に遮断弁が設けられている。この特許文献1のものでは、遮断弁に開弁指令を出力した後に、ガス管内の燃料圧力が所定値以下である場合には遮断弁の異常であると診断している。
また従来、例えば圧縮天然ガス(CNG)等の気体燃料を燃焼させて駆動する内燃機関を搭載した車両が実用化されている。こうした内燃機関において、気体燃料を燃料噴射弁に供給する燃料供給系の構成としては、気体燃料を高圧状態で貯蔵するガスタンクと、ガスタンクと燃料噴射弁とを繋ぐ燃料配管の途中に設けられ、ガスタンクから供給される気体燃料の圧力を減圧調整する圧力調整弁と、圧力調整弁よりも上流側に設けられ、圧力調整弁に対する気体燃料の流通を遮断する遮断弁とを備える構成が知られている。
気体燃料の燃料供給システムに遮断弁と圧力調整弁とが設けられている構成では、圧力調整弁よりも下流側の燃料通路で燃料圧力が正常時よりも低い傾向を示した場合、その異常発生の原因としては、遮断弁の異常のほかに、圧力調整弁の調圧性能の異常も想定される。このとき、遮断弁及び圧力調整弁のいずれにおいて異常が発生しているかを特定できない場合、正常な部品も含めて交換する必要が生じてしまう。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、気体燃料を内燃機関に供給する燃料供給系で異常が発生した場合に、その異常発生の要因が遮断弁の閉異常か圧力調整弁の閉異常かを特定することができる燃料供給システムの異常診断装置を提供することを主たる目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明は、気体燃料を高圧状態で貯留する燃料タンク(42)と、前記燃料タンクから燃料通路(41)を通じて供給される前記気体燃料を噴射する気体噴射手段(21)と、前記燃料通路に設けられ、前記気体噴射手段に供給される気体燃料の圧力を減圧調整する圧力調整弁(60、65)と、前記燃料通路において前記圧力調整弁による減圧調整前の高圧通路部(41a、51)に設けられ、前記気体燃料の流通を遮断する遮断機能を有する遮断弁(45)と、を備える内燃機関の燃料供給システムに適用される。
請求項1に記載の発明は、前記燃料通路において前記圧力調整弁による減圧調整後の低圧通路部(41b、52)の燃料圧力を検出する低圧検出手段(47)と、前記低圧通路部の燃料圧力の挙動が正常時と異なる場合、前記遮断弁に対する開弁指令の出力後に前記低圧検出手段により検出した燃料圧力と、その検出時の状況が正常時において前記低圧通路部の燃料圧力が上昇した状態となる圧力上昇期間及び該燃料圧力が収束した状態となる圧力収束期間のうちいずれであるかの異常検出状況と、に基づいて、異常発生の要因が前記遮断弁の閉異常によるものか前記圧力調整弁の閉異常によるものかを特定する異常診断を実施する異常診断手段と、を備えることを特徴とする。
閉弁状態の遮断弁に対して開弁指令を出力した後では、遮断弁の開閉状態に依存して低圧通路部の燃料圧力が変化する期間と、圧力調整弁の開閉状態に依存して低圧通路部の燃料圧力が変化する期間とが存在する。具体的には、正常時において低圧通路部の燃料圧力が上昇傾向を示す期間では、遮断弁の開閉状態に依存して低圧通路部の燃料圧力が変化しやすい。一方、低圧通路部の燃料圧力が収束した状態となる期間では、圧力調整弁の開閉状態に依存して低圧通路部の燃料圧力が変化しやすい。そのため、低圧通路部の燃料圧力が正常時よりも低い値を示した場合、その異常が圧力調整弁及び遮断弁のいずれに生じているかに応じて、低圧通路部の燃料圧力において正常時との違いが現れる時期が異なる。これらの点に着目し、上記構成とすることにより、気体燃料の燃料供給システムにおいて低圧通路部の燃料圧力が正常時よりも低い値を示した場合に、当該システムに設けられた遮断弁及び圧力調整弁のいずれに閉異常が生じたかを特定することができる。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、気体燃料である圧縮天然ガス(CNG)と液体燃料であるガソリンとを燃焼用の燃料として使用する、いわゆるバイフューエルタイプの車載エンジン(内燃機関)に適用される燃料供給システムとして具体化している。本システムの全体概略図を図1に示す。
以下、第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、気体燃料である圧縮天然ガス(CNG)と液体燃料であるガソリンとを燃焼用の燃料として使用する、いわゆるバイフューエルタイプの車載エンジン(内燃機関)に適用される燃料供給システムとして具体化している。本システムの全体概略図を図1に示す。
図1に示すエンジン10は、多気筒(例えば直列3気筒)の火花点火式エンジンである。その吸気ポートには吸気マニホールド12を介して吸気管11が接続されており、排気ポートには排気マニホールド13を介して排気管14が接続されている。吸気管11には、空気量調整手段としてのスロットル弁15が設けられている。スロットル弁15は、DCモータ等のスロットルアクチュエータ15aにより開度調節される電子制御式のスロットル弁として構成されている。スロットル弁15の開度(スロットル開度)は、スロットルアクチュエータ15aに内蔵されたスロットル開度センサ15bにより検出される。
排気管14には、排気の成分を検出する排気センサ18a,18bと、排気を浄化する触媒19とが設けられている。排気センサ18a,18bとしては、排気中の酸素濃度に応じた検出信号を出力する酸素センサが、触媒19の上流側及び下流側にそれぞれ設けられている。
エンジン10の吸気ポート及び排気ポートには、気筒内に導入される空気量を調整する機関バルブとしての吸気バルブ25及び排気バルブ26がそれぞれ設けられている。吸気バルブ25の開動作により空気と燃料との混合気が気筒内に導入され、排気バルブ26の開動作により燃焼後の排気が排気通路に排出される。
エンジン10の各気筒には点火プラグ20が設けられている。点火プラグ20には、点火コイル等よりなる点火装置20aを通じて、所望とする点火時期に高電圧が印加される。この高電圧の印加により、各点火プラグ20の対向電極間に火花放電が発生し、気筒内に導入した燃料が着火され燃焼に供される。
本システムには、エンジン10の各気筒に対して燃料を噴射供給する燃料噴射手段として、気体燃料(CNG)を噴射する第1噴射弁21と、液体燃料(ガソリン)を噴射する第2噴射弁22とが設けられている。これら各噴射弁21,22は吸気マニホールド12にそれぞれ燃料を噴射する。
各噴射弁21,22は、電磁駆動部が電気的に駆動されることで弁体が閉位置から開位置にシフトされる開閉タイプの制御弁である。これら噴射弁21,22はオン/オフ式の駆動信号によりそれぞれ開弁駆動され、電磁駆動部への通電時間に応じた量の燃料(気体燃料、液体燃料)が各噴射弁21,22から噴射される。第1噴射弁21には気体燃料供給部40により気体燃料が供給され、第2噴射弁22には液体燃料供給部70により液体燃料が供給される。
気体燃料供給部40は、気体燃料を高圧状態(例えば最大20MPa)で貯留するガスタンク42と、ガスタンク42と第1噴射弁21とを接続するガス配管41とが設けられている。ガス配管41の途中には、減圧調整機能を有するレギュレータ43が設けられている。レギュレータ43は、ガスタンク42内の高圧状態の気体燃料を減圧調整して、その低圧化した気体燃料を、ガス配管41を通じて第1噴射弁21に供給するものである。ガス配管41において、レギュレータ43よりも上流側が高圧側通路を形成する高圧配管部41a、下流側が低圧側通路を形成する低圧配管部41bとなっている。
気体燃料供給部40には、気体燃料の流通を遮断する遮断機能を有する遮断弁が設けられている。本実施形態では、タンク出口弁44及び通路遮断弁45の2つの遮断弁が設けられている。これらのうち、タンク出口弁44は、ガスタンク42の燃料出口とガス配管41との接続部分に設けられており、ガスタンク42から燃料通路に気体燃料が排出されることを許容又は遮断する遮断弁である。通路遮断弁45は、タンク出口弁44よりも下流側においてガスタンク42よりもレギュレータ43に近い位置、好ましくはレギュレータ43又はその近傍に設けられている。本実施形態ではレギュレータ43に取り付けられた状態となっている。この通路遮断弁45によって、高圧配管部41aから低圧配管部41bへの気体燃料の流通が許容及び遮断される。タンク出口弁44及び通路遮断弁45はいずれも電磁式の開閉弁であり、非通電時に気体燃料の流通を遮断し、通電時に気体燃料の流通を許容する常閉式となっている。
レギュレータ43の具体的構成を、図2を用いて説明する。レギュレータ43は、機械的に定められた所定の圧力値になるように低圧配管部41b内の燃料圧力を調整する機械式の圧力調整装置を構成するものである。
図2において、レギュレータ43は、高圧配管部41aに接続される高圧通路51と、低圧配管部41bに接続される低圧通路52とを有している。高圧通路51には通路遮断弁45が設けられている。高圧通路51における通路遮断弁45よりも上流側には、異物除去用のフィルタ53が配置されている。
レギュレータ43には、通路遮断弁45の下流側に圧力調整弁60が設けられている。圧力調整弁60は、高圧通路51に設けられた弁体室61と、弁体室61に収容される弁体62とを備えている。弁体室61は低圧通路52に接続されている。弁体62は、低圧通路52の入口部分である弁座部63を開閉する開閉部材である。弁体62が開弁位置にあれば、弁座部63が開かれて高圧通路51と低圧通路52とが連通される。弁体62が閉弁位置にあれば、弁座部63が閉じられて高圧通路51と低圧通路52との連通が遮断される。
弁体62は、低圧通路52内の燃料圧力と、弁体作動部65により生じる開弁方向の力とのバランスに応じて開閉される。詳しくは、弁体作動部65は、エンジン10の吸気管11内に連通された空間を有する開放部67と、開放部67の空間部分に設けられた調整ばね66と、開放部67と低圧通路52とを仕切る仕切部材としてのダイアフラム68とを備えている。ダイアフラム68は弁体62に一体に設けられている。ダイアフラム68には、閉弁方向の力として低圧通路52内の燃料圧力が作用し、開弁方向の力として調整ばね66の付勢力と吸気管11内の圧力(吸気管圧力)とが作用する。
かかる構成において、「閉弁方向の力>開弁方向の力」であれば、弁体62が閉弁位置で保持される。一方、第1噴射弁21による燃料噴射が行われて低圧通路52内の燃料圧力が低下し、「閉弁方向の力<開弁方向の力」になると、ダイアフラム68の変位に伴い弁体62が開弁方向に変位する。このとき、閉弁方向の力と開弁方向の力との差に応じて弁体62の開弁位置(シフト量)が決まり、その開弁位置に応じて弁座部63の開口面積が変更される。この開口面積の変更により、高圧通路51から低圧通路52に流入する燃料量が調整されて、低圧通路52内の燃料圧力が調整される。なお、低圧通路52内の燃料圧力は吸気管圧力に応じた値を示し、吸気管圧力が正側に大きいほど、つまりエンジン負荷が大きいほど、弁体62が開弁方向に変位して高圧となる。レギュレータ43は、低圧通路52内の燃料圧力(低圧側圧力PL)と吸気管圧力Pinとの差分である調整圧Prg(=PL−Pin)が一定になるように圧力調整している。具体的には、調整圧Prgが所定の設定圧P1(例えば、0.3〜0.4MPa)となるようにしている。
低圧通路52には、圧力調整弁60よりも下流側に異物除去用のフィルタ54が配置されている。また、低圧通路52から分岐した分岐部52aには、低圧通路52内の燃料圧力が異常高圧になった場合にガス抜きをするリリーフ弁69が設けられている。リリーフ弁69は機械駆動式であり、低圧通路52の燃料圧力が所定のリリーフ圧よりも高くなった場合に開弁する。弁体62や弁体作動部65といった構成部品により圧力調整弁60が構成されている。
高圧配管部41aには、減圧調整前の燃料圧力である高圧側圧力PHを検出する高圧センサ46が設けられている。また、低圧配管部41bには、減圧調整後の燃料圧力である低圧側圧力PLを検出する低圧センサ47と、気体燃料の温度を検出する温度センサ48とが設けられている。低圧センサ47によって第1噴射弁21の噴射圧が検出される。なお、車両においてレギュレータ43及び通路遮断弁45はエンジン10と共に車両前部に設けられ、ガスタンク42は車両後部に設けられている。そのため、通路遮断弁45とガスタンク42との間の高圧通路部は全長が比較的長くなっている。
液体燃料供給部70は、液体燃料を貯蔵するタンク(本実施形態ではガソリンタンク)72を備えており、タンク72が燃料配管71を介して第2噴射弁22に接続されている。燃料配管71には、タンク72内の液体燃料を第2噴射弁22に給送する燃料ポンプ73が設けられている。
制御部80は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等を備えており、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行することで、都度のエンジン運転状態に応じてエンジン10の各種制御を実施する。具体的には、制御部80は、上述した各種センサや、本システムに設けられたその他のセンサ類(クランク角センサ81、吸気管圧力センサ82、冷却水温センサ83、車速センサ等)と電気的に接続されており、これらのセンサからの出力(検出信号)が入力される。また、制御部80は、点火装置20a、各噴射弁21,22等の駆動部と電気的に接続されており、駆動信号を各駆動部に向けて出力することにより各駆動部の駆動を制御する。
制御部80は、エンジン運転状態やタンク内の燃料残量、図示しない燃料選択スイッチからの入力信号等に応じて、エンジン10の運転に使用する燃料を選択的に切り替えている。具体的には、燃料選択スイッチにより気体燃料の使用が選択されている場合又はタンク72内の液体燃料の残存量が所定値を下回った場合には、エンジン10の燃料モードとして、気体燃料供給部40により気体燃料をエンジン10に供給する気体燃料モードを選択する。一方、燃料選択スイッチにより液体燃料の使用が選択されている場合又はガスタンク42内の気体燃料の残存量が所定値を下回った場合には、エンジン10の燃料モードとして、液体燃料供給部70により液体燃料をエンジン10に供給する液体燃料モードを選択する。また、液体燃料モードが選択されている場合には、タンク出口弁44及び通路遮断弁45に閉弁指令を出力することにより、気体燃料供給部40からの気体燃料が漏出されないようにしている。なお、液体燃料モードが選択されている場合には第1噴射弁21の噴射口が閉じており、これにより通路遮断弁45と第1噴射弁21との間に密閉状態が形成されている。
また、制御部80は、気体燃料供給部40の圧力調整弁60及び通路遮断弁45についての異常診断を実施している。圧力調整弁60及び通路遮断弁45のうちいずれかに異常が生じた場合、低圧側圧力PLは正常時と異なる態様で変化する。本実施形態では、低圧側圧力PLが正常時とは異なる挙動を示したことを検出することにより、圧力調整弁60及び通路遮断弁45に関する異常診断を実施している。
ここで、通路遮断弁45に開弁指令を出力した後では、通路遮断弁45の開閉状態に依存して低圧側圧力PLが変化する期間と、圧力調整弁60の開閉状態に依存して低圧側圧力PLが変化する期間とが存在する。そのため、低圧配管部41bへの気体燃料の流通が制限される異常(閉異常)が生じた場合、その異常が通路遮断弁45及び圧力調整弁60のうちいずれに生じているかに応じて、低圧側圧力PLに正常時との違いが現れる時期が異なる。
なお、通路遮断弁45の閉異常とは、通路遮断弁45に対して開弁指令を出力したにも関わらずその開弁指令に対応する所定の開弁状態(例えば全開状態)にならない異常であり、具体的には、閉じっ放し異常や半開き異常などがある。このような異常発生の要因としては、例えば断線異常、電気回路における抵抗値過大、異物の付着等による弁体の固着などが考えられる。一方、圧力調整弁60の閉異常には調圧性能の低下があり、ダイアフラム68に作用する力のバランスの崩れに伴い、弁体62が正常時よりも閉側に位置した状態で保持される閉側調圧異常がある。このような異常発生の要因としては、例えば弁体作動部65の調整ばね66の経年劣化(へたり)などが考えられる。
図3は、通路遮断弁45の閉異常が生じている場合の低圧側圧力PLの推移を示すタイムチャートである。図3中、破線は通路遮断弁45の正常時を示し、一点鎖線は第2減圧弁45の半開き異常の発生時(異常時(1))を示し、実線は通路遮断弁45の閉じっ放し異常の発生時(異常時(2))を示す。(a)は燃料モードの推移、(b)は通路遮断弁45の開弁指令/閉弁指令の切り替えの推移、(c)は低圧側圧力PLの推移をそれぞれ示す。図3では、燃料モードの切替要求の発生に伴い、液体燃料モードから気体燃料モードに変更して燃料噴射を実施する場合を想定している。また、気体燃料モードへの切り替えの時点では、低圧側圧力PLが、調整圧Prgを設定圧P1とする圧力よりも低圧側の所定の診断開始圧力Poになっている。
気体燃料モードへの切替要求が生じた時刻t11では、通路遮断弁45に開弁指令が出力され、第2噴射弁22による液体燃料の噴射から第1噴射弁21による気体燃料の噴射へと切り替えられる。このとき、通路遮断弁45が正常であれば、通路遮断弁45が開放された状態となる。これにより、通路遮断弁45に開弁指令が出力された直後の所定期間T1では、低圧側圧力PLが診断開始圧力Poから徐々に上昇する。その後、低圧側圧力PLは、設定圧P1と吸気管圧力Pinとに応じた圧力P2(=P1+Pin)に収束する。
これに対し、通路遮断弁45の半開き異常が生じている場合には、一点鎖線で示すように、通路遮断弁45への開弁指令の出力直後において、低圧側圧力PLの上昇速度VLが緩慢になる。ただし、診断開始圧力Poからの圧力上昇量は正常時と同じであり、やがて圧力P2に収束する。また、通路遮断弁45の閉じっ放し異常が生じている場合には、実線で示すように、時刻t11で通路遮断弁45に開弁指令が出力されても低圧側圧力PLの上昇は見られず、診断開始圧力Poで維持される。
図4は、圧力調整弁60の閉異常が生じている場合の低圧側圧力PLの推移を示すタイムチャートである。図4中、破線は圧力調整弁60の正常時を示し、実線は圧力調整弁60の閉側調圧異常の発生時を示す。(a)は燃料モードの推移、(b)は通路遮断弁45の開弁指令/閉弁指令の切り替えの推移、(c)は調整圧Prgの推移をそれぞれ示す。図4では、図3と同様、燃料モードの切替要求の発生に伴い、液体燃料モードから気体燃料モードに変更して燃料噴射を実施する場合を想定している。また、気体燃料モードへの切り替えの時点では、低圧側圧力PLが診断開始圧力Poになっている。
まず、圧力調整弁60が正常である場合を考える。時刻t21で通路遮断弁45に開弁指令が出力された場合、通路遮断弁45が開放された状態となる。これにより、その直後の所定期間T1では調整圧Prgは徐々に上昇し、やがて設定圧P1に収束する。なお、このとき、第1噴射弁21による気体燃料の噴射が行われる毎に低圧側圧力PLは低下するが、その低下量に応じて弁体62が変位することで、噴射継続中でも設定圧P1で保持される。
圧力調整弁60で閉側調圧異常が生じている場合、時刻t21で通路遮断弁45に開弁指令が出力された直後の低圧側圧力PLの圧力推移は正常時と略同じであり、正常時との圧力変化の差として現れにくい。これに対し、診断開始圧力Poからの圧力上昇量は正常時よりも小さく、圧力上昇後の時刻t22以降では、調整圧Prgは設定圧P1よりも低い値で収束する。
図3及び図4から分かるように、通路遮断弁45の閉異常の発生時には、通路遮断弁45に開弁指令を出力した直後の期間で低圧側圧力PLにおいて正常時との違いが現れる。これに対し、通路遮断弁45に開弁指令を出力してから十分な時間が経過した後の期間では、通路遮断弁45の閉異常として半開き異常が発生しても低圧側圧力PLにおいて正常時との違いがさほど現れない。また、圧力調整弁60の閉異常が発生した場合には、通路遮断弁45に開弁指令を出力した直後の期間では低圧側圧力PLの違いとして現れにくい。これに対し、通路遮断弁45に開弁指令を出力してから十分な時間が経過し、低圧側圧力PLが一定圧に収束している期間では、低圧側圧力PLにおいて正常時との違いが現れる。
これらの事象に鑑み、本実施形態では、低圧側圧力PLの挙動が正常時よりも低圧側を示している場合、通路遮断弁45に対する開弁指令の出力後において低圧センサ47により検出した低圧側圧力PLと、その検出時における状況が、正常時において低圧側圧力PLが上昇した状態となる圧力上昇期間及び低圧側圧力PLが収束した状態となる圧力収束期間のうちいずれであるかの異常検出状況とに基づいて、異常発生の要因が通路遮断弁45の閉異常によるものか、それとも圧力調整弁60の閉異常によるものかを特定することとしている。
具体的には、通路遮断弁45に開弁指令を出力した直後である圧力上昇期間としての第1診断期間で検出した低圧側圧力PL1に基づいて、通路遮断弁45の閉異常について診断する。また、第1診断期間よりも後の圧力収束期間としての第2診断期間で検出した低圧側圧力PL2に基づいて、圧力調整弁60の閉異常について診断する。
次に、本実施形態の異常診断処理の処理手順について図5のフローチャートを用いて説明する。この処理は、制御部80により所定周期毎に実行される。
図5において、ステップS101では、燃料モードとして気体燃料モードが選択されているか否かを判定する。気体燃料モードが選択されている場合にはステップS102へ進み、低圧センサ47により検出された低圧側圧力PLを取得する。続くステップS103では、所定の診断実施条件が成立しているか否かを判定する。本実施形態では、診断実施条件として、エンジン負荷のばらつきが所定範囲内であることを含む。診断実施条件が成立している場合にはステップS104へ進む。
ステップS104では、第1診断期間内であるか否かを判定する。第1診断期間は、通路遮断弁45に開弁指令を出力した直後の所定時間(例えば数msec)に設定されている。この第1診断期間は、気体燃料供給部40の正常時には、通路遮断弁45の開弁状態で低圧側圧力PLが上昇する圧力上昇期間となっている。具体的には、液体燃料から気体燃料への切替要求が生じた直後又は気体燃料モードでのエンジン始動要求が生じた直後の所定時間内である場合に肯定判定される。
第1診断期間内である場合にはステップS105へ進み、通路遮断弁45の閉異常についての診断を実行する。具体的には、ステップS105では、低圧側圧力PLの検出値から第1診断期間内の低圧側圧力PLの上昇速度VLを算出する。続くステップS106では、上昇速度VLが異常判定値V1以下の状態が所定時間継続したか否か判定する。ステップS106で否定判定された場合には、一旦本ルーチンを終了する。一方、ステップS106で肯定判定された場合には、ステップS107へ進み、遮断弁異常フラグFsvに1をセットして本ルーチンを一旦終了する。遮断弁異常フラグFsvは、通路遮断弁45に閉異常が生じているか否かを示すフラグであり、通路遮断弁45に閉異常ありと診断された場合に1がセットされる。
さて、第1診断期間の経過後では、ステップS104で否定判定されてステップS108へ進む。ステップS108では、第2診断期間内であるか否かを判定する。第2診断期間について本実施形態では、第1診断期間の終了後に低圧センサ47により検出される低圧側圧力PLの変化量が略ゼロの状態が所定時間継続した時点を第2診断期間の開始時期としている。第2診断期間は、その開始時期から所定時間内に設定されている。なお、第2診断期間の終了時期を、通路遮断弁45に閉弁指令を出力する時点としてもよい。
第2診断期間内である場合にはステップS109へ進み、第2診断期間に検出した低圧側圧力PLと吸気管圧力Pinとに基づいて調整圧Prgを算出するとともに、算出した調整圧Prgの設定圧P1からの乖離量ΔP(=P1−Prg)を算出する。続くステップS110では、低圧側圧力PLが閉鎖判定値TH1よりも大きく、かつ乖離量ΔPが性能低下値TH2以上である状態が所定時間継続したか否かを判定する。ここで、閉鎖判定値TH1は、診断開始圧力Po又はそれよりも僅かに高圧側に設定された値であり、例えば吸気管圧力Pinよりも所定の僅少量だけ高圧側の値に設定されている。性能低下値TH2は、調整圧Prgの設定圧P1からのずれ量として許容される範囲の上限値であり、正常時にも生じる調整圧Prgの振幅量を考慮して設定されている。
ステップS110で否定判定された場合にはそのまま本ルーチンを終了する。一方、ステップS110で肯定判定された場合にはステップS111へ進み、調整弁異常フラグFrvに1をセットして本ルーチンを終了する。調整弁異常フラグFrvは、圧力調整弁60に閉異常(閉側調圧異常)が生じているか否かを示すフラグであり、圧力調整弁60に閉異常ありと診断された場合に1がセットされる。
なお、上記異常診断処理の実施後では、車両の修理等の際に遮断弁異常フラグFsv及び調整弁異常フラグFrvを参照することにより、通路遮断弁45及び圧力調整弁60のいずれに異常が生じているかを識別できる。したがって、低圧通路部(低圧配管部41b、低圧通路52)の燃料圧力の挙動が正常時よりも低圧側となる異常発生時において、交換すべき部品を特定することが可能となる。
ここで、第1診断期間では、通路遮断弁45の開弁指令に伴う燃料圧力の上昇傾向が正常時と異常時とで異なることを利用して異常診断を行う。そのため、診断精度を高める観点からすると、通路遮断弁45の開弁指令を出力する時点で低圧配管部41bの燃料圧力が十分に低下していることが望ましい。そこで本実施形態では、図5の異常診断処理の実施に先立ち、通路遮断弁45を閉鎖した状態で第1噴射弁21による燃料噴射を実施することにより、低圧配管部41b内及び低圧通路52の燃料圧力を低下させる制御(減圧制御)を実施している。
図6は、減圧制御の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、制御部80により所定周期毎に実行される。
図6において、ステップS301では、気体燃料から液体燃料への切替要求があったこと及び気体燃料モードでのエンジン停止要求があったことのいずれかの条件が成立したか否かを判定する。上記のいずれかの条件が成立した場合には、ステップS302へ進み、タンク出口弁44及び通路遮断弁45に閉弁指令を出力する。続くステップS303では、低圧センサ47で検出される低圧側圧力PLが診断開始圧力Po以下であるか否かを判定する。ここで、診断開始圧力Poは、調整圧Prgを設定圧P1よりも低圧側にする値に設定されており、本実施形態では、吸気管圧力Pin又はその近傍に設定されている。
低圧側圧力PLが診断開始圧力Poよりも高い場合にはステップS304に進み、第1噴射弁21による気体燃料の噴射を実施する。一方、低圧側圧力PLが診断開始圧力Po以下である場合には、ステップS305へ進み、第1噴射弁21による気体燃料の噴射を停止する。これにより、気体燃料モードでのエンジン始動要求が生じた場合及び気体燃料モードへの切替要求が生じた場合に、低圧側圧力PLを診断開始圧力Poまで低下させた状態としておくことができる。
次に、圧力調整弁60及び通路遮断弁45の閉異常に関する異常診断処理について図7及び図8のタイムチャートを用いて説明する。図7及び図8では、使用燃料の切替要求の発生に伴い、液体燃料モードから気体燃料モードに変更する場合を想定している。
まずは、通路遮断弁45の閉異常診断について図7を用いて説明する。図7中、(a)は燃料モードの推移、(b)は通路遮断弁45の開弁指令/閉弁指令の切り替えの推移、(c)は低圧側圧力PLの推移、(d)は低圧側圧力PLの上昇速度の推移、(e)は遮断弁異常フラグFsvの推移、(f)は調整弁異常フラグFrvの推移を示す。(c)〜(e)中、破線は通路遮断弁45の正常時を示し、一点鎖線は通路遮断弁45の半開き異常の発生時(異常時(1))を示し、実線は通路遮断弁45の閉じっ放し異常の発生時(異常時(2))を示す。
図7において、気体燃料モードへの切替要求が生じた時刻t31以前では、図6の減圧制御により、低圧側圧力PLが診断開始圧力Po付近で保持されている。気体燃料モードへの切替要求が生じると、その時刻t31で通路遮断弁45に開弁指令が出力される。また、開弁指令が出力されると、その直後の期間(第1診断期間)で通路遮断弁45についての異常診断が実施される。具体的には、第1診断期間における低圧側圧力PLの上昇速度VLが算出され、上昇速度VLと異常判定値V1とが比較される。このとき、上昇速度VLが異常判定値V1よりも大きい場合には、通路遮断弁45は正常であると診断され、遮断弁異常フラグFsvは0のままにされる。これに対し、第1診断期間における上昇速度VLが異常判定値V1以下である状態が所定時間継続した場合には、その時刻t32で通路遮断弁45の閉異常有りと診断され、遮断弁異常フラグFsvが1とされる(一点鎖線、実線)。
次に、圧力調整弁60の閉異常診断について図8を用いて説明する。図8中、(a)は燃料モードの推移、(b)は通路遮断弁45の開弁指令/閉弁指令の切り替えの推移、(c)は調整圧Prgの推移、(d)乖離量ΔPの推移、(e)は遮断弁異常フラグFsvの推移、(f)は調整弁異常フラグFrvの推移を示す。(c)〜(f)中、破線は圧力調整弁60の正常時を示し、実線は圧力調整弁60の閉側調圧異常の発生時を示す。
図8において、気体燃料モードへの切替要求が生じた時刻t41以前では、図7と同様に、低圧側圧力PLが診断開始圧力Po付近で保持されており、したがって調整圧Prgは(Po+Pin)となっている。気体燃料モードへの切替要求が生じると、その時刻t41で通路遮断弁45に開弁指令が出力される。開弁指令直後の第1診断期間では、圧力調整弁60の閉側調圧異常が生じていても、その異常は圧力変化としては現れにくく、正常時と略同じ挙動で圧力上昇する。
その後、低圧側圧力PLが収束し、低圧側圧力PLの変化量が略ゼロの状態が所定時間継続した時刻t43から所定時間内の圧力収束期間(第2診断期間)で圧力調整弁60の異常診断が実施される。具体的には、第2診断期間において検出される低圧側圧力PLが閉鎖判定値TH1よりも大きく、かつ乖離量ΔPが性能低下値TH2以上である状態が所定時間継続したか否かが判定される。このとき、PL>TH1かつΔP<TH2であれば、圧力調整弁60は正常であると診断される。一方、PL>TH1かつΔP≧TH2が所定時間継続すると、その時刻t44で、圧力調整弁60の調圧性能の低下による閉側異常有りと診断され、調整弁異常フラグFrvに1がセットされる。なお、PL≦TH1の場合には、通路遮断弁45の閉じっ放し異常が生じていることを特定できる。
以上詳述した本実施形態によれば、次の優れた効果が得られる。
低圧側の燃料圧力の挙動が正常時とは異なる場合に、低圧センサ47により検出した燃料圧力と、その圧力検出した時の状況が正常時における圧力上昇期間及び圧力収束期間のうちいずれであるかの異常検出状況とに基づいて、異常発生の要因が通路遮断弁45の閉異常によるものか圧力調整弁60の閉異常によるものかを特定する構成とした。低圧側圧力PLが正常時よりも低い値を示した場合、その異常が圧力調整弁60及び通路遮断弁45のいずれに生じているかに応じて、低圧側圧力PLにおいて正常時との違いが現れる時期が異なる。この点に着目し、上記構成とすることにより、気体燃料供給部40において低圧側圧力PLが正常時よりも低い値を示した場合に、通路遮断弁45及び圧力調整弁60のいずれに閉異常が生じたかを特定することができる。
具体的には、低圧側の燃料圧力の挙動が正常時とは異なる場合に、その検出時の状況が、通路遮断弁45に開弁指令を出力した直後の圧力上昇期間である場合には通路遮断弁45の閉異常であると特定した。また、圧力上昇後の圧力収束期間である場合には圧力調整弁60の閉異常であると特定した。圧力上昇期間では、圧力調整弁60の調圧性能の低下が生じてもその性能低下の影響が低圧側圧力PLの変化として現れにくいのに対し、通路遮断弁45の閉異常が生じた場合には、その異常の影響が低圧側圧力PLの変化として現れる。また、圧力収束期間では、通路遮断弁45の閉異常として半開き異常が生じると正常時と同様の圧力挙動を示すのに対し、圧力調整弁60の調圧性能の低下が生じた場合には、その性能低下の影響が低圧側圧力PLの変化として現れる。この点を考慮し、上記構成とすることにより、通路遮断弁45の閉異常と圧力調整弁60の閉異常とを識別することができる。
今現在が圧力上昇期間であると判定された状況では、その圧力上昇期間における低圧側圧力PLの上昇速度VLに基づいて、通路遮断弁45の閉異常について診断した。通路遮断弁45に閉異常が生じると、圧力上昇期間における低圧側圧力PLの上昇速度VLが小さくなり、正常時及び圧力調整弁60の閉異常時とは異なる挙動を示す。したがって、上記構成とすることにより、通路遮断弁45の閉異常の特定を精度良く行うことができる。
今現在が圧力収束期間であると判定された状況では、その圧力収束期間における低圧側圧力PLの目標制御圧(正常値)からの乖離量ΔPに基づいて、圧力調整弁60の閉異常について診断した。圧力調整弁60に閉異常が生じると、圧力収束期間では調整圧Prgが設定圧P1よりも低圧側で収束した状態になり、正常時及び通路遮断弁45の閉異常時とは異なる挙動を示す。したがって、上記構成とすることにより、圧力調整弁60の閉異常の特定を精度良く行うことができる。
異常診断処理の実施に先立ち、通路遮断弁45を閉鎖した状態で第1噴射弁21による燃料噴射を実施することにより、低圧配管部41b内及び低圧通路52の燃料圧力を積極的に低下させる減圧制御を実施する構成とした。低圧側圧力PLの圧力が高いと、通路遮断弁45の開弁指令直後の期間において低圧側圧力PLの変化の態様の差が小さくなり、異常の有無を判定しにくくなる。この点、上記構成とすることにより、異常診断の精度を高めることができる。また、上記減圧制御を実施せずに成り行きとした場合には、異常診断の開始時点での低圧側圧力PLが比較的高いことに起因して異常診断を実施できないことが考えられる。この点、上記構成とすることにより、異常診断の頻度を十分に確保することができる。
通路遮断弁45及び圧力調整弁60の異常診断を、エンジン10の運転に使用する燃料を液体燃料から気体燃料に切り替える切替要求が生じた場合及び気体燃料によるエンジン10の始動要求が生じた場合に実施する構成とした。この構成によれば、気体燃料によるエンジン運転を行う開始当初において異常診断を実施することにより、異常状態での運転が継続されないようにすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。上記第1実施形態では、第1診断期間での低圧側圧力PLに基づいて通路遮断弁45の閉異常について診断する構成とした。これに対し、本実施形態では、通路遮断弁45の閉異常について、第1診断期間での低圧側圧力PLに基づいて仮判定を実施するとともに、第2診断期間での低圧側圧力PLに基づいて本判定を実施する。
次に、第2実施形態について説明する。上記第1実施形態では、第1診断期間での低圧側圧力PLに基づいて通路遮断弁45の閉異常について診断する構成とした。これに対し、本実施形態では、通路遮断弁45の閉異常について、第1診断期間での低圧側圧力PLに基づいて仮判定を実施するとともに、第2診断期間での低圧側圧力PLに基づいて本判定を実施する。
本実施形態の異常診断処理の処理手順について図9のフローチャートを用いて説明する。この処理は、制御部80により所定周期毎に実行される。なお、図9の説明では、上記図5と同じ処理については図5のステップ番号を付してその説明を省略する。
図9において、ステップS501〜S511では、上記図5のステップS101〜S111と同じ処理を実行する。ただし、ステップS507では、遮断弁異常フラグFsvを1にする代わりに、仮判定フラグFssを1にする。
第2診断期間においてPL>TH1かつΔP≧TH2の状態が所定時間継続していない場合、ステップS510で否定判定されてステップS512へ進む。ステップS512では、PL≦TH1又はΔP<TH2の状態が所定時間継続したか否かを判定する。ステップS512で肯定判定されると、ステップS513へ進み、仮判定フラグFssが1であるか否かを判定する。Fss=1の場合にはステップS514へ進み、通路遮断弁45の閉異常有りと本判定し、遮断弁異常フラグFsvを1にセットする。
以上詳述した第2実施形態によれば、更に次の効果が得られる。
通路遮断弁45の半開き異常が生じた場合、低圧側圧力PLについて、第1診断期間では正常時からのずれが生じ、第2診断期間では正常時と略同じ挙動を示す。この点に鑑み、通路遮断弁45の閉異常の診断に際し、第1診断期間での低圧側圧力PLに基づいて仮判定を実施し、第2診断期間での低圧側圧力PLに基づいて本判定を実施する構成とした。2つの異なる期間での燃料圧力に基づいて異常診断を特定することにより、通路遮断弁45の閉異常に関する診断精度を高めることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施されてもよい。
・上記実施形態では、第1診断期間における低圧側圧力PLの上昇速度VLが異常判定値V1以下である場合に通路遮断弁45の閉異常有りと特定した。これを変更し、低圧センサ47により検出される低圧側圧力PLと、正常時の低圧側圧力に基づき定めた圧力判定値とを比較し、低圧側圧力PLの検出値が圧力判定値よりも低い場合に通路遮断弁45の閉異常有りと特定してもよい。この場合、圧力判定値については、例えば、通路遮断弁45の開弁指令からの経過時間と正常時の低圧側圧力との関係を判定値設定用マップとして予め記憶しておき、その判定値設定用マップから求めてもよい。
・上記実施形態では、第2診断期間において検出される低圧側圧力PLが閉鎖判定値TH1よりも大きく、かつ乖離量ΔPが性能低下値TH2以上である状態が所定時間継続した場合に圧力調整弁60の閉異常ありと診断した。これを変更し、第1診断期間において通路遮断弁45の閉異常なしと診断され、かつ乖離量ΔPが性能低下値TH2以上である状態が所定時間継続した場合に圧力調整弁60の閉異常ありと診断する構成としてもよい。
・上記実施形態では、通路遮断弁45の閉じっ放し異常及び半開き異常を含む異常を通路遮断弁45の閉異常と診断したが、閉じっ放し異常と半開き異常とを区別して診断する構成としてもよい。例えば、第1診断期間における上昇速度VLに基づいて異常の内容を特定する。このとき、上昇速度VLが、ゼロ近傍に定めた所定の速度異常値以下である場合には、通路遮断弁45の閉じっ放し異常が生じていると診断する。また、上昇速度VLが速度異常値よりも大きい場合には、通路遮断弁45の半開き異常が生じているものと診断する。
・通路遮断弁45の閉じっ放し異常と半開き異常との識別は第2診断期間においても実施することができる。具体的には、第2診断期間において、低圧側圧力PLが閉鎖判定値TH1以下であること、及び乖離量ΔPが性能低下値TH2よりも小さいことのいずれの条件を満たしているかを判定する。このとき、PL≦TH1が成立している場合には、通路遮断弁45の閉じっ放し異常が生じていると診断する。一方、ΔP<TH2が成立している場合には、通路遮断弁45の半開き異常が生じているものと診断する。
・上記実施形態では、第1診断期間の終了後、低圧センサ47により検出される低圧側圧力PLの変化量が略ゼロの状態が所定時間継続した時点を第2診断期間の開始時期に設定した。これを変更し、通路遮断弁45に開弁指令を出力してから所定の待機時間が経過した時点を第2診断期間の開始時期に設定してもよい。この場合、所定の待機時間は、通路遮断弁45に開弁指令を出力した後、低圧側圧力PLが収束するまでに要する時間+αの時間とするとよい。
・上記実施形態では、燃料モードとして気体燃料モードが選択されている場合に通路遮断弁45及び圧力調整弁60の閉異常に関する異常診断を実施する構成とした。これにより、液体燃料モードから気体燃料モードへの切替要求が発生した場合、及び気体燃料モードでエンジン始動要求が発生した場合に上記異常診断が実施されるようにした。これを変更し、液体燃料モードから気体燃料モードへの切替要求が発生した場合に限って上記異常診断を実施する構成としてもよい。あるいは、気体燃料モードでエンジン始動要求が発生した場合に限って上記異常診断を実施する構成としてもよい。
・上記実施形態では、異常診断処理の実施に先立ち、通路遮断弁45を閉鎖した状態で第1噴射弁21による燃料噴射を実施することにより、低圧配管部41b内及び低圧通路52の燃料圧力を低下させる減圧制御を実施する構成とした。この減圧制御を実施する構成に代えて、異常診断処理の開始時の低圧側圧力PLを検出し、その検出値が所定の低圧判定値以下である場合に図5又は図9の異常診断処理を実施する構成としてもよい。ここで、所定の低圧判定値は、調整圧Prgが設定圧P1未満となるような値に設定されており、例えば吸気管圧力Pinよりも所定量だけ高圧側の値に設定されている。
・上記実施形態では、気体燃料から液体燃料への切替要求があったこと及び気体燃料モードでのエンジン停止要求があったことのいずれかの条件が成立した場合に減圧制御を実施したが、液体燃料への切替要求があってから十分な時間が経過し、液体燃料によるエンジン運転を行っている期間に減圧制御を実施してもよい。
・上記実施形態では、減圧制御として、低圧センサ47により検出した低圧側圧力PLが診断開始圧力Po以下になるまで、通路遮断弁45を閉鎖した状態での第1噴射弁21による燃料噴射を実施する構成とした。これを変更し、気体燃料から液体燃料への切替要求があったこと及び気体燃料モードでのエンジン停止要求があったことのいずれかの条件が成立した場合に、その成立時から、予め定められた所定時間が経過するまでの期間において、通路遮断弁45を閉鎖した状態での第1噴射弁21による燃料噴射を実施する構成としてもよい。
・上記実施形態では、第2診断期間において、乖離量ΔPと性能低下値TH2とを比較することにより圧力調整弁60の閉異常を診断したが、低圧センサ47により検出される低圧側圧力PLと判定値とを比較することにより圧力調整弁60の閉異常を診断する構成としてもよい。判定値は、吸気管圧力Pinに応じて低圧側圧力PLが変化することを考慮し、吸気管圧力Pinに応じた値に設定することが望ましい。
・上記実施形態の圧力調整弁60は、弁体作動部65の開放部67がエンジン10の吸気管11内に連通されている構成としたが、大気に連通されている構成としてもよい。つまり、ダイアフラム68に大気圧が作用する構成としてもよい。
・上記実施形態では、圧力調整弁60の構成を機械式の圧力調整装置としたが、通電制御により低圧配管部41b内の燃料圧力を可変調整する電磁式の圧力調整装置としてもよい。あるいは、圧力調整弁60として、圧力調整弁60よりも下流側の圧力変化に応じて機械的に定められた所定の設定圧になるように低圧配管部41b内の燃料圧力を調整する機械式の圧力調整機構と、通電制御により低圧配管部41b内の燃料圧力を可変調整する電磁式の圧力調整機構とを備える圧力調整装置を用いてもよい。なお、電磁式の圧力調整装置の場合、電磁部に対する通電量と弁体のシフト量との間にずれが生じることにより、弁体が正常時よりも閉側に位置した状態で保持される異常が生じることが考えられる。
・上記実施形態では、気体燃料(CNG燃料)と液体燃料(ガソリン燃料)とを燃焼用の燃料として使用するバイフューエルエンジンに本発明を具体化する場合について説明したが、燃焼用の燃料として気体燃料のみを使用するガスエンジンに本発明を具体化してもよい。この場合、気体燃料モードでエンジン始動要求が発生した場合に上記の異常診断処理を実施することができる。あるいは、気体燃料と液体燃料とを併用して使用するエンジンに本発明を具体化してもよい。
・上記実施形態では気体燃料をCNG燃料としたが、標準状態で気体状態の他の気体燃料を用いることもでき、例えばメタン、エタン、プロパン、ブタン、水素、ジメチルエーテルなどを主成分とする燃料を用いる構成としてもよい。また、液体燃料についてもガソリン燃料に限定しない。例えば燃焼用の燃料として軽油を用いるディーゼルエンジンに対して気体燃料の供給系を搭載したシステムに本発明を適用してもよい。
10…エンジン(内燃機関)、21…第1噴射弁(気体噴射手段)、41…ガス配管(燃料通路)、41a…高圧配管部(高圧通路部)、41b…低圧配管部(低圧通路部)、42…ガスタンク、43…レギュレータ、45…通路遮断弁、46…高圧センサ、47…低圧センサ(低圧検出手段)、51…高圧通路(高圧通路部)、52…低圧通路(低圧通路部)、60…圧力調整弁、62…弁体、65…弁体作動部、80…制御部(異常診断手段、減圧制御手段)。
Claims (7)
- 気体燃料を高圧状態で貯留する燃料タンク(42)と、前記燃料タンクから燃料通路(41)を通じて供給される前記気体燃料を噴射する気体噴射手段(21)と、前記燃料通路に設けられ、前記気体噴射手段に供給される気体燃料の圧力を減圧調整する圧力調整弁(60、65)と、前記燃料通路において前記圧力調整弁による減圧調整前の高圧通路部(41a、51)に設けられ、前記気体燃料の流通を遮断する遮断機能を有する遮断弁(45)と、を備える内燃機関の燃料供給システムに適用され、
前記燃料通路において前記圧力調整弁による減圧調整後の低圧通路部(41b、52)の燃料圧力を検出する低圧検出手段(47)と、
前記低圧通路部の燃料圧力の挙動が正常時と異なる場合、前記遮断弁に対する開弁指令の出力後に前記低圧検出手段により検出した燃料圧力と、その検出時の状況が正常時において前記低圧通路部の燃料圧力が上昇した状態となる圧力上昇期間及び該燃料圧力が収束した状態となる圧力収束期間のうちいずれであるかの異常検出状況と、に基づいて、異常発生の要因が前記遮断弁の閉異常によるものか前記圧力調整弁の閉異常によるものかを特定する異常診断を実施する異常診断手段と、
を備えることを特徴とする燃料供給システムの異常診断装置。 - 前記異常診断手段は、前記低圧通路部の燃料圧力の挙動が正常時とは異なる場合、前記異常検出状況が前記圧力上昇期間のときに前記遮断弁の閉異常と特定し、前記異常検出状況が前記圧力収束期間のときに前記圧力調整弁の閉異常と特定する請求項1に記載の燃料供給システムの異常診断装置。
- 前記異常診断手段は、前記圧力上昇期間に前記低圧検出手段により検出した燃料圧力の上昇速度に基づいて前記遮断弁の閉異常について診断する請求項1又は2に記載の燃料供給システムの異常診断装置。
- 前記異常診断手段は、前記圧力収束期間に前記低圧検出手段により検出した燃料圧力の正常値からの乖離量に基づいて前記圧力調整弁の閉異常について診断する請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料供給システムの異常診断装置。
- 前記異常診断手段は、前記圧力上昇期間に前記低圧検出手段により検出した燃料圧力に基づいて前記遮断弁の閉異常について仮判定を実施し、前記圧力収束期間に前記低圧検出手段により検出した燃料圧力に基づいて前記遮断弁の閉異常について本判定を実施する請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料供給システムの異常診断装置。
- 前記遮断弁を閉鎖した状態で前記気体噴射手段による燃料噴射を実施して、前記低圧通路部の燃料圧力を低下させる減圧制御手段を備え、
前記異常診断手段による前記異常診断を実施する前に、前記減圧制御手段により前記低圧通路部の燃料圧力を低下させる請求項1〜5のいずれか一項に記載の燃料供給システムの異常診断装置。 - 液体燃料を噴射する液体噴射手段(22)を更に備え、前記気体噴射手段による気体燃料の噴射と前記液体噴射手段による液体燃料の噴射とを切り替えて実施する内燃機関の燃料噴射システムに適用され、
前記内燃機関の運転に使用する燃料を前記液体燃料から前記気体燃料に切り替える切替要求が生じた場合及び前記気体燃料による前記内燃機関の始動要求が生じた場合の少なくともいずれかに、前記異常診断手段による前記異常診断を実施する請求項1〜6のいずれか一項に記載の燃料供給システムの異常診断装置。
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-
2013
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