JP2015089908A - 成形装置 - Google Patents

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憲 大橋
Ken Ohashi
憲 大橋
谷口 和樹
Kazuki Taniguchi
和樹 谷口
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Abstract

【課題】 反応容器に、圧縮成形された粉粒状の原料の成形物を加熱させる加熱部と、加熱部において加熱された前記の成形物を冷却させる冷却部とが連続して設けられた成形装置において、加熱部において加熱された成形物をスムーズに冷却部に移動できるようにする。【解決手段】 反応容器10に、圧縮成形された粉粒状の原料xaの成形物xを加熱させる加熱部11と、加熱部11において加熱された前記の成形物xを冷却させる冷却部12とが連続して設けられた成形装置において、前記の加熱部11の内径D1よりも冷却部12の内径D2を大きくした。【選択図】 図1

Description

本発明は、バイオマス原料等の粉粒状の原料を所定の形状に成形するようにした成形装置に関するものである。特に、反応容器に、圧縮成形された粉粒状の原料の成形物を加熱させる加熱部と、加熱部において加熱された前記の成形物を冷却させる冷却部とが連続して設けられた成形装置において、加熱部において加熱された成形物を、スムーズに冷却部に移動できるようにした点に特徴を有するものである。
従来から、成形装置において、バイオマス原料等の粉粒状の原料を圧縮成形して加熱させた後、加熱された前記の成形物を冷却させてバイオコークス等を製造することが行われている。
そして、このような成形装置としては、特許文献1、2に示されるように、反応容器に、反応容器内に導入されたバイオマス粉砕物を所定の圧力範囲まで加圧して成形する加圧手段と、上記のバイオマス粉砕物の成形物を所定の温度範囲まで加熱する加熱手段と、加圧及び加熱されたバイオマス粉砕物の成形物を冷却する冷却手段とを設けたものが示されている。
ここで、特許文献1に示されるものにおいては、反応容器内の一定した位置において、反応容器内に導入されたバイオマス粉砕物を、加圧手段により加圧させると共に、反応容器の外周に設けた反応シリンダー内に熱媒を通して加熱させて、前記のバイオマス粉砕物を所定の形状に成形し、その後、前記の反応シリンダー内に冷媒を通して、前記のように成形された成形物を冷却させて、バイオコークスを製造するようにしている。
しかし、この場合、反応容器の外周に設けた反応シリンダー内に熱媒を導入させて、反応容器内に導入されたバイオマス粉砕物を加圧・加熱させて成形した後、熱媒が導入された反応シリンダー内に熱媒に代えて冷媒を導入させ、この反応容器内において加熱されたバイオマス粉砕物の成形物を冷却させるため、反応容器内が冷却されるまでに多くの時間を要し、バイオコークスの生産性が非常に悪くなるという問題があった。
また、特許文献2の実施例1に示されるものにおいては、反応容器を横方向に配置させ、スクリュー押出機によりバイオマス粉砕物を反応容器内に導入し、この反応容器内に導入されたバイオマス粉砕物をピストン部材により押し出して、反応容器の外周に加熱手段が設けられた加熱部に導き、前記の加熱手段により加熱部を加熱させ、バイオマス粉砕物をこの加熱部において加熱・加圧させて成形し、その後、このように成形されたバイオマス粉砕物の成形物を、反応容器の外周に冷却手段が設けられた冷却部に導き、この冷却部において冷却させた後、この成形物を反応容器から押し出し、これを所定の大きさに切断して、バイオコークスを生産するようにしている。
ここで、前記のように反応容器の外周に設けられた加熱手段により加熱部を加熱させて、バイオマス粉砕物を加熱部において加熱・加圧させて成形するようにした場合、加熱手段による熱により加熱部における反応容器が膨張して、その内径が大きくなり、加熱部において成形された成形物の径が大きくなる。
一方、冷却部における反応容器は膨張していないため、加熱部において成形された成形物の径が、冷却部における反応容器の内径よりも大きくなり、加熱部において成形された成形物を前記のように冷却部に導くようにした場合、成形物が冷却部における反応容器の内面に引っ掛かり、成形物を加熱部から冷却部に導くことが困難になったり、成形物と冷却部における反応容器の内面との間の摩擦力が増大して、振動や騒音が発生したり、反応容器の内面が傷ついたりする等の問題が生じた。
特開2008−274108号公報 特開2008−274107号公報
本発明は、反応容器に、圧縮成形された粉粒状の原料の成形物を加熱させる加熱部と、加熱部において加熱された前記の成形物を冷却させる冷却部とが連続して設けられた成形装置において、加熱部において加熱された前記の成形物を、加熱部から冷却部に導く場合における前記のような問題を解決することを課題とするものである。
すなわち、本発明においては、前記のような成形装置において、加熱部において圧縮成形されて加熱された成形物を加熱部から冷却部に導くにあたり、成形物が冷却部における反応容器の内面に引っ掛かって、成形物を加熱部から冷却部に導くことが困難になったり、成形物と冷却部における反応容器の内面との間の摩擦力が増大して、振動や騒音が発生したり、反応容器の内面が傷ついたりするということがなく、加熱部において加熱された成形物を、スムーズに冷却部に移動できるようにすることを課題とするものである。
本発明においては、前記のような課題を解決するため、反応容器に、圧縮成形された粉粒状の原料の成形物を加熱させる加熱部と、加熱部において加熱された前記の成形物を冷却させる冷却部とが連続して設けられた成形装置において、前記の加熱部の内径よりも冷却部の内径を大きくした。
そして、本発明の成形装置のように、圧縮成形された粉粒状の原料の成形物を加熱させる加熱部の内径よりも、加熱された成形物を冷却させる冷却部の内径を大きくすると、加熱により加熱部における反応容器が膨張してその内径が大きくなり、加熱部において成形された成形物の径が大きくなっても、この成形物が加熱部から加熱部よりも内径が大きい冷却部にスムーズに導かれるようになる。
ここで、前記のように冷却部の内径を加熱部の内径よりも大きくするにあたっては、前記の加熱部が加熱によって膨張した時における加熱部の内径が、前記の冷却部の内径以下になるようにすることが好ましい。
また、前記のように冷却部の内径を加熱部の内径よりも大きくするにあたっては、前記の加熱部と冷却部との境界部分における内径を加熱部から冷却部に向かってテーパー状に広くし、圧縮成形された粉粒状の原料の成形物を加熱部において加熱させた際に、加熱部と境界部分と冷却部とにおける内径が同径になるようにすることが好ましい。
また、前記のように反応容器に加熱部と冷却部とを連続して設けるにあたっては、反応容器を上下方向に設けて、加熱部と冷却部とを上下方向に連続するように設けるようにする、或いは、反応容器を横方向に設けて、加熱部と冷却部とを横方向に連続するように設けるようにすることができる。
ここで、加熱部と冷却部とを上下方向に連続するように設けるにあたっては、加熱部を冷却部の下に設けるようにする、或いは、加熱部を冷却部の上に設けるようにすることができる。
そして、加熱部を冷却部の下に設けるようにした場合においては、粉粒状の原料を加熱部の上における冷却部及び加熱部に収容させ、その収容された粉粒状の原料を、加熱部において圧縮成形させると共に加熱させるようにすることができる。このように粉粒状の原料を冷却部及び加熱部に収容させ、その収容された粉粒状の原料を、加熱部において圧縮成形させるようにすると、上部に原料投入部を設けて反応容器の長さを長くしなくても、多くの量の粉粒状の原料を、まとめて加熱部において圧縮成形させることができるようになる。
また、このように加熱部を冷却部の下に設け、加熱部において加熱された成形物を冷却部に導いて成形物を冷却させた後、冷却された成形物を反応容器から取り出すにあたっては、冷却された成形物を冷却部の上から取り出すようにする他、冷却された成形物を反応容器における加熱部の下から取り出すようにすることもできる。なお、冷却された成形物を反応容器における加熱部の下から取り出す場合、加熱部が冷えて内径が小さくなっていると、冷却された成形物が加熱部における反応容器の内面に引っ掛かって、成形物を加熱部に導くことが困難になるため、この場合には、加熱部を再度加熱させて、その内径を大きくした状態で、冷却された成形物を反応容器における加熱部の下から取り出すようにする。
また、本発明の成形装置は、特に、前記の粉粒状の原料が、前記のようなバイオマス粉砕物である場合に、好適に利用することができる。
本発明に係る成形装置においては、前記のように圧縮成形された粉粒状の原料の成形物を加熱させる加熱部の内径よりも、加熱部において加熱された成形物を冷却させる冷却部の内径を大きくしたため、加熱部において粉粒状の原料の成形物を加熱させる際に、この加熱部における反応容器が膨張してその内径が大きくなり、加熱部において成形された成形物の径が大きくなっても、この成形物を加熱部から冷却部に導く場合に、成形物が冷却部における反応容器の内面に引っ掛かるのが防止され、加熱された成形物を加熱部から冷却部に導くことが困難になったり、成形物と冷却部における反応容器の内面との間の摩擦力が増大して、振動や騒音が発生したり、反応容器の内面が傷ついたりすることがなく、加熱部において加熱された成形物をスムーズに冷却部に導くことができるようになる。
本発明の実施形態1に係る成形装置を示した概略断面説明図である。 前記の実施形態1に係る成形装置において、粉粒状の原料を反応容器における原料導入部を通して、冷却部及び加熱部に供給させる状態を示した概略断面説明図である。 前記の実施形態1に係る成形装置において、反応容器における冷却部及び加熱部に供給された粉粒状の原料を、加熱部において圧縮成形すると共に、圧縮された成形物を加熱させる状態を示した概略断面説明図である。 前記の実施形態1に係る成形装置において、加熱部において加熱された成形物を、加熱部から上に位置する冷却部に導いて冷却させる状態を示した概略断面説明図である。 前記の実施形態1に係る成形装置において、冷却部において冷却された成形物を、加熱部を通して、加熱部の下に位置する排出部に導いて排出させる状態を示した概略断面説明図である。 前記の実施形態1に係る成形装置の変更例において、冷却部において冷却された成形物を、冷却部の上方における原料導入部に導いて排出させる状態を示した概略断面説明図である。 本発明の実施形態2に係る成形装置を示した概略断面説明図である。 前記の実施形態2に係る成形装置において、粉粒状の原料を反応容器における原料導入部及び加熱部に供給させる状態を示した概略断面説明図である。 前記の実施形態2に係る成形装置において、反応容器における原料導入部及び加熱部に供給された粉粒状の原料を、加熱部において圧縮成形すると共に、圧縮された成形物を加熱させる状態を示した概略断面説明図である。 前記の実施形態2に係る成形装置において、加熱部において加熱された成形物を、加熱部から下に位置する冷却部に導いて冷却させる状態を示した概略断面説明図である。 前記の実施形態2に係る成形装置において、冷却部において冷却された成形物を、冷却部の下に位置する排出部に導いて排出させる状態を示した概略断面説明図である。 前記の実施形態1に係る成形装置において、加熱部と冷却部との境界部分を段差状に形成した状態を示した概略断面説明図である。
以下、本発明の実施形態に係る成形装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る成形装置は、下記の実施形態に示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施できるものである。
(実施形態1)
この実施形態における成形装置においては、図1に示すように、上下方向に設けられた反応容器10の下部側に圧縮成形された粉粒状の原料xaの成形物xを加熱させる加熱部11を設け、この加熱部11において加熱された前記の成形物xを冷却させる冷却部12を、前記の加熱部11の上部側に連続するように設けている。また、前記の反応容器10においては、前記の冷却部12の上部側に、ホッパー20から粉粒状の原料xaが供給される原料導入部13を設けると共に、前記の加熱部11の下部側に、冷却部12において冷却された前記の成形物xを排出させる排出部14を設けている。
また、この実施形態における成形装置においては、反応容器10の上部側に第1ピストン部材21を、下部側に第2ピストン部材22を設け、この第1ピストン部材21の押圧部21aと第2ピストン部材22の押圧部22aを、反応容器10内においてスライドさせるようにしている。そして、第1ピストン部材21の押圧部21aと第2ピストン部材22の押圧部22aとを近接するようにスライドさせ、反応容器10内における粉粒状の原料xaを、第1ピストン部材21の押圧部21aと第2ピストン部材22の押圧部22aとの間で加圧させるようにしている。
また、前記の加熱部11の外周側に、加熱部11を加熱させる電熱ヒーター等の加熱装置23を設けると共に、前記の冷却部12の外周側に、冷却部12を冷却させる冷媒等を循環させる冷却装置24を設けている。
そして、この実施形態においては、前記の反応容器10における加熱部11の内径D1よりも、前記の冷却部12の内径D2を大きくしており、加熱部11において、粉粒状の原料xaを前記の第1ピストン部材21の押圧部21aと第2ピストン部材22の押圧部22aとの間で加圧させて圧縮成形させると共に、前記の加熱装置23により加熱部11を加熱させた場合において、膨張した加熱部11の内径D1と冷却部12の内径D2とが同径になるように設定している。
また、この実施形態においては、前記のように冷却部12の内径D2を、加熱部11の内径D1より大きくするにあたり、前記の加熱部11と冷却部12との境界部分15における内径Dxを加熱部11から冷却部12に向かってテーパー状に広くし、前記のように加熱装置23により加熱させた際に、加熱部11と冷却部12との境界部分15における内径Dxが、冷却部12から加熱部11に向かって徐々に増加して、加熱部11と冷却部12との境界部分15における内径Dxも、前記の膨張した加熱部11の内径D1及び冷却部12の内径D2と同径になるようにしている。なお、この実施形態においては、図に示すようにテーパーの範囲を、加熱部11の上端の位置から冷却部12の下端の位置までにしているが、加熱部11の上端や冷却部12の下端の膨張の具合によって、図に示す位置よりも上や下の位置に変更させることができる。
ここで、この実施形態の成形装置において、粉粒状の原料xaを反応容器10内において成形させるにあたっては、図2に示すように、第2ピストン部材22の押圧部22aを加熱部11の下端付近に位置させると共に、第1ピストン部材21の押圧部21aを前記の原料導入部13の上部側に位置させた状態で、前記のホッパー20に設けられた供給制御弁25を開き、ホッパー20に収容された粉粒状の原料xaを、原料供給管26を通して原料導入部13に導き、この原料導入部13から適当量の粉粒状の原料xaを前記の冷却部12及び加熱部11に導いて収容させるようにする。
次いで、このように適当量の粉粒状の原料xaを冷却部12及び加熱部11に収容させた状態で、前記の第2ピストン部材22は移動させずに、前記の第1ピストン部材21を下降させて、この第1ピストン部材21の押圧部21aにより冷却部12における粉粒状の原料xaを加熱部11内に押圧させるようにする。
また、前記のように第1ピストン部材21を下降させた状態で、前記の第2ピストン部材22にも押上げ方向の力を加えて、さらに押圧させるようにすると、圧縮成形される粉粒状の原料xaの密度がより均一になって、高品質の成形物xが得られるようになる。
そして、図3に示すように、前記の加熱装置23により加熱部11を加熱させた後、この加熱部11内において、前記の粉粒状の原料xaを第1ピストン部材21の押圧部21aと第2ピストン部材22の押圧部22aとの間で圧縮成形させると共に、圧縮成形された成形物xを加熱させるようにする。
このように加熱部11を加熱した後、この加熱部11において、粉粒状の原料xaを圧縮成形させると共にこの成形物xを加熱させると、前記のように加熱部11が膨張して加熱部11の内径D1が大きくなると共に、加熱部11と冷却部12との境界部分15における内径Dxが冷却部12から加熱部11に向かって徐々に増加して、膨張した加熱部11の内径D1と境界部分15における内径Dxと冷却部12の内径D2とが同径になる。
そして、このように加熱部11が加熱されて、加熱部11と境界部分15と冷却部12との各内径D1,Dx,D2が同径になった状態で、図4に示すように、前記の第1ピストン部材21の押圧部21aと第2ピストン部材22の押圧部22aとの間で加熱された成形物xを挟持した状態で、第1ピストン部材21と第2ピストン部材22とを上方に移動させて、加熱された成形物xを冷却部12に導くようにする。
このようにして加熱された成形物xを加熱部11から冷却部12に導くと、前記のように加熱部11と境界部分15と冷却部12との各内径D1,Dx,D2が同径になっているため、成形物xが境界部分15や冷却部12における反応容器10の内面に引っ掛かるということがなく、加熱部11において加熱された成形物xがスムーズに冷却部12に導かれるようになり、従来のように、成形物xの移動が困難になったり、成形物xと冷却部12における反応容器10の内面との間の摩擦力が増大して、振動や騒音が発生したり、反応容器10の内面が傷ついたりするということがない。
そして、このように加熱された成形物xを冷却部12に導いた後、この冷却部12において、前記の冷却装置24により加熱された成形物xを冷却させるようにする。
また、このように冷却部12において成形物xを冷却させた後は、前記の第1ピストン部材21の押圧部21aと第2ピストン部材22の押圧部22aとの間で冷却された成形物xを挟持した状態から第2ピストン部材22を下方に移動させた後、第1ピストン部材21を下方に移動させて、冷却された成形物xを冷却部12から加熱部11を通して、加熱部11の下に位置する排出部14に導き、図5に示すように、冷却された成形物xを、排出部14を通して反応容器10の下から排出させるようにする。
ここで、前記のように冷却された成形物xを冷却部12から加熱部11を通して排出部14に導くにあたり、加熱部11が加熱されたままの状態である場合には、成形物xをそのまま冷却部12から境界部分15を通して加熱部11に導くことができる。
しかし、前記の加熱部11が冷えて収縮し、加熱部11及び境界部分15の内径D1,Dxが小さくなっている場合には、前記の加熱装置23により加熱部11を加熱させて、加熱部11及び境界部分15を膨張させ、加熱部11及び境界部分15の内径D1,Dxが冷却部12の内径D2と同径になるようにし、冷却された成形物xが、冷却部12から境界部分15及び加熱部11を通してスムーズに排出部14に導かれるようにする。
また、前記の排出部14の内径D3は、成形物xが加熱部11からスムーズに導かれるようにするため、少なくとも加熱された加熱部11の内径D1以上になるようにしている。
なお、この実施形態の成形装置においては、冷却部12において冷却された成形物xを、加熱部11を通して排出部14に導き、この排出部14を通して反応容器10の下から排出させるようにしたが、冷却部12において成形物xを冷却させた後、前記の第1ピストン部材21と第2ピストン部材22を上方に移動させて、冷却された成形物xを冷却部12からその上方に位置する前記の原料導入部13に導き、図6に示すように、冷却された成形物xを、この原料導入部13を通して反応容器10の上から排出させるようにすることもできる。
このようにすると、冷却された成形物xを反応容器10から取り出す際に、前記の加熱部11が冷えて収縮し、加熱部11及び境界部分15の内径D1,Dxが小さくなっていても、前記の加熱装置23により加熱部11を加熱させて、加熱部11及び境界部分15を膨張させる必要がなくなる。
(実施形態2)
この実施形態における成形装置においては、図7に示すように、上下方向に設けられた反応容器10において、前記の実施形態1の成形装置とは逆に、圧縮成形された粉粒状の原料xaの成形物xを加熱させる加熱部11の下部側に、この加熱部11において加熱された前記の成形物xを冷却させる冷却部12を前記の加熱部11と連続するように設け、前記の加熱部11の上部側に、ホッパー20から粉粒状の原料xaが供給される原料導入部13を設けると共に、前記の冷却部12の下部側に、冷却部12において冷却された前記の成形物xを排出させる排出部14を設けている。
また、この実施形態の成形装置においては、前記の加熱部11の上部側に設ける原料導入部13の長さを長くして、ホッパー20から十分な量の粉粒状の原料xaが原料導入部13及び加熱部11に供給される収容されるようにしている。
そして、この実施形態における成形装置においては、前記のように反応容器10に設ける加熱部11と冷却部12の位置等を変更させる以外は、前記の実施形態1の成形装置の場合と同様に構成し、反応容器10の上部側に第1ピストン部材21を、下部側に第2ピストン部材22を設け、この第1ピストン部材21の押圧部21aと第2ピストン部材22の押圧部22aとを反応容器10内においてスライドさせるようにし、また、前記の加熱部11の外周側に、加熱部11を加熱させる電熱ヒーター等の加熱装置23を設けると共に、前記の冷却部12の外周側に、冷却部12を冷却させる冷媒等を循環させる冷却装置24を設けている。
また、この実施形態においても、前記の反応容器10における加熱部11の内径D1よりも、前記の冷却部12の内径D2を大きくしており、加熱部11において、粉粒状の原料xaを前記の第1ピストン部材21の押圧部21aと第2ピストン部材22の押圧部22aとの間で加圧させて圧縮成形させると共に、前記の加熱装置23により加熱部11を加熱させた場合に、膨張した加熱部11の内径D1と冷却部12の内径D2とが同径になるように設定している。さらに、前記の加熱部11と冷却部12との境界部分15における内径Dxを加熱部11から冷却部12に向かってテーパー状に広くし、前記のように加熱装置23により加熱部11を加熱させた際に、加熱部11と冷却部12との境界部分15における内径Dxが、冷却部12から加熱部11に向かって徐々に増加して、加熱部11と冷却部12との境界部分15における内径Dxも、前記の膨張した加熱部11の内径D1及び冷却部12の内径D2と同径になるようにしている。なお、この実施形態においては、図に示すようにテーパーの範囲を、加熱部11の下端の位置から冷却部12の上端の位置までにしているが、加熱部11の下端や冷却部12の上端の膨張の具合によって、図に示す位置よりも上や下の位置に変更させることができる。
そして、この実施形態の成形装置において、粉粒状の原料xaを反応容器10内において成形させるにあたっては、図8に示すように、第2ピストン部材22の押圧部22aを加熱部11の下端付近に位置させると共に、第1ピストン部材21の押圧部21aを前記の原料導入部13の上部側に位置させた状態で、前記のホッパー20に設けられた供給制御弁25を開き、ホッパー20に収容された粉粒状の原料xaを、原料供給管26を通して原料導入部13に導き、この原料導入部13から前記の加熱部11に粉粒状の原料xaを導いて、適当量の粉粒状の原料xaを原料導入部13及び加熱部11に収容させるようにする。
次いで、このように適当量の粉粒状の原料xaを原料導入部13及び加熱部11に収容させた状態で、前記の第2ピストン部材22は移動させずに、前記の第1ピストン部材21を下降させて、この第1ピストン部材21の押圧部21aにより原料導入部13における粉粒状の原料xaを加熱部11内に押圧させるようにする。
また、この実施形態においても、前記のように第1ピストン部材21を下降させた状態で、前記の第2ピストン部材22にも押上げ方向の力を加えて、さらに押圧させるようにすると、圧縮成形される粉粒状の原料xaの密度がより均一になって、高品質の成形物xが得られるようになる。
そして、図9に示すように、前記の加熱装置23により加熱部11を加熱させた後、この加熱部11内において、前記の粉粒状の原料xaを第1ピストン部材21の押圧部21aと第2ピストン部材22の押圧部22aとの間で圧縮成形させると共に、圧縮成形された成形物xを加熱させるようにする。
このように加熱部11を加熱した後、この加熱部11において、粉粒状の原料xaを圧縮成形させると共にこの成形物xを加熱させると、前記のように加熱部11が膨張して加熱部11の内径D1が大きくなると共に、加熱部11と冷却部12との境界部分15における内径Dxが冷却部12から加熱部11に向かって徐々に増加して、膨張した加熱部11の内径D1と境界部分15における内径Dxと冷却部12の内径D2とが同径になる。
そして、このように加熱部11が加熱されて、加熱部11と境界部分15と冷却部12との各内径D1,Dx,D2が同径になった状態で、図10に示すように、前記の第1ピストン部材21の押圧部21aと第2ピストン部材22の押圧部22aとの間で加熱された成形物xを挟持した状態で、第1ピストン部材21と第2ピストン部材22とを下方に移動させて、加熱された成形物xを冷却部12に導くようにする。
このようにして加熱された成形物xを加熱部11から冷却部12に導くと、前記のように加熱部11と境界部分15と冷却部12との各内径D1,Dx,D2が同径になっているため、成形物xが境界部分15や冷却部12における反応容器10の内面に引っ掛かるということがなく、加熱部11において加熱された成形物xがスムーズに冷却部12に導かれるようになる。
そして、このように冷却部12に導かれた成形物xを、この冷却部12において冷却させた後、前記の第1ピストン部材21の押圧部21aと第2ピストン部材22の押圧部22aとの間で冷却された成形物xを挟持した状態から第2ピストン部材22を下方に移動させた後、第1ピストン部材21を下方に移動させて、冷却された成形物xを冷却部12から排出部14に導き、図11に示すように、この排出部14を通して冷却された成形物xを反応容器10の下から排出させるようにする。
なお、この実施形態2の成形装置においては、前記の加熱部11の上部側に設ける原料導入部13の長さを長くしたが、この原料導入部13の長さを短くし、ホッパー20から原料導入部13及び加熱部11に供給された粉粒状の原料xaを前記の第1ピストン部材21の押圧部21aと第2ピストン部材22の押圧部22aとの間で圧縮させ、このような操作を複数行って、所定量の粉粒状の原料xaを加熱部11において圧縮成形させるようにすることも可能である。
ここで、前記の実施形態1,2の成形装置においては、反応容器10を上下方向に設けるようにしたが、例えば、図示していないが、前記の反応容器10を横方向に設け、前記の加熱部11と冷却部12とを横方向に連続して設けるようにすることも可能である。
また、前記の実施形態1,2の成形装置においては、加熱部11が加熱されて膨張した時の加熱部11の内径D1が、冷却部12の内径D2と同径になる場合を例にして説明したが、膨張した時の加熱部11の内径D1と冷却部12の内径D2とを必ずしも同径にする必要はなく、膨張した時の加熱部11の内径D1が冷却部12の内径D2以下になっていればよい。このようにすると、従来のように、成形物xの移動が困難になったり、成形物xと冷却部12における反応容器10の内面との間の摩擦力が増大して、振動や騒音が発生したり、反応容器10の内面が傷ついたりするということがない。
また、前記の実施形態1,2の成形装置においては、加熱部11と冷却部12との境界部分15における内径Dx、を加熱部11から冷却部12に向かってテーパー状に広くなるようにしたが、例えば、図12に示す実施形態1の成形装置の変更例のように、加熱部11の端部の位置において、境界部分15の内径Dxを冷却部12の内径D2と同径になるように段差状に形成することもできる。このようにすると、反応容器10の製造が簡単になる。
10 反応容器
11 加熱部
12 冷却部
13 原料導入部
14 排出部
15 境界部分
20 ホッパー
21 第1ピストン部材、21a 押圧部
22 第2ピストン部材、22a 押圧部
23 加熱装置
24 冷却装置
25 供給制御弁
26 原料供給管
D1 加熱部の内径、D2 冷却部の内径、D3 排出部の内径、Dx 境界部分の内径
xa 粉粒状の原料、x 成形物

Claims (6)

  1. 反応容器に、圧縮成形された粉粒状の原料の成形物を加熱させる加熱部と、加熱部において加熱された前記の成形物を冷却させる冷却部とが連続して設けられた成形装置において、前記の加熱部の内径よりも冷却部の内径を大きくしたことを特徴とする成形装置。
  2. 請求項1に記載の成形装置において、前記の加熱部が加熱によって膨張した時における加熱部の内径が、前記の冷却部の内径以下になるようにしたことを特徴とする成形装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の成形装置において、前記の加熱部と冷却部との境界部分における内径を加熱部から冷却部に向かいテーパー状に広くしたことを特徴とする成形装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の成形装置において、前記の加熱部を冷却部の下に設け、粉粒状の原料を加熱部の上における冷却部及び加熱部に収容させ、このように収容された粉粒状の原料を、加熱部において圧縮成形させると共に加熱させることを特徴とする成形装置。
  5. 請求項4に記載の成形装置において、前記の冷却部において冷却された成形物を、反応容器における加熱部の下から取り出すにあたり、成形物の取出し時に前記の加熱部を加熱させることを特徴とする成形装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の成形装置において、前記の粉粒状の原料が、バイオマス粉砕物であることを特徴とする成形装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017192977A (ja) * 2016-04-22 2017-10-26 Towa株式会社 成形体の製造装置及び成形体の製造方法
JP2018080295A (ja) * 2016-11-18 2018-05-24 株式会社トーセン ホッパー付き燃料用木材チップの製造装置

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