JP2015089660A - 車両用シートの製造方法 - Google Patents

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勤 藤掛
Tsutomu Fujikake
勤 藤掛
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

【課題】 ブロー成形品からなるシート本体に、効率良く且つ皺が発生することなく表皮を被覆できるようにする。【解決手段】 表皮2をスラッシュ成形型又はローテーション成形型で成形後、ブロー成形型5内に配置して表皮2と一体にシート本体1を成形する。【選択図】 図4

Description

本発明は自動車用シートなどの車両用シートの製造方法に関する。
軽量化を目的としてブロー成形品からなる自動車用シートが知られている(特許文献1)。これは、シート(シートバック)の外形形状にブロー成形してシート本体を形成後、そのシート本体の内部に金属製のフレームを内蔵させて補強し、これを表皮で被覆して形成している。
特開2000-23777号公報
以上のブロー成型品からなるシート本体に表皮を被覆してシートを製造したものは、シート本体の外面がサイドサポートなどの凹凸状に形成されているため、表皮に皺が発生し、シートの外観品質が損なわれる。
かかる不具合を解消するために、表皮を伸縮性に優れた部材を使用して表皮を加圧してシート本体の着座面と外周側面に接着する方法が考えられるが、このようにすると、加圧型の構造が複雑になるばかりか、シート本体の上面と外周側面用の加圧型が必要になり、多数の加圧型が必要になるし、また、表皮の接着作業が悪くなる。
そこで、本発明は、ブロー成型品からなるシート本体に、簡単かつ効率よく、表皮を被覆することができる車両用シートの製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用シートの製造方法は、スラッシュ成形型又はローテーション成形型で表皮を成形後、該表皮をシート成形用のブロー成形型内に配置し、シート本体をブロー成形して、前記表皮をシート本体と一体成形することを特徴とする。
これによれば、表皮がブロー成形品からなるシート本体の外面形状に合致するように凹凸状に成形できるため、表皮をシート本体に皺なく被覆できる。
そして、表皮はシート本体と一体に成形できるため、表皮の被覆作業が不要になるし、表皮がシート本体から剥離することもないし、また、シートの表面に皺を発生することなく被覆できる。
前記スラッシュ成形又はローテーション成形の一部又は全部を前記ブロー成形型と共用して、前記表皮をシート本体に一体成形するようにすることが好ましい。
このように、表皮の成形とシート本体の成形とを同一の型の一部または全部を使用して表皮一体のブロー成形品からなるシート本体を成形することにより、型構造の単純化が図られ、製造効率を向上させることが可能となる。
本発明によれば、ブロー成形品からなるシート本体を表皮に一体成形されているため、外観品質、製造効率に優れたシートを製造できる。
本発明に係る製造方法によって製造した自動車用シートの斜視図である。 図1のX-X線断面図である。 表皮の製造方法を示す断面図である。 表皮にシート本体を一体成形する状態の断面図である。
本発明の一実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。
図1,2は本発明に係る製造方法で製造した自動車用シートのシートバックSBとシートクッションSCを示し、図中、1はブロー成形品からなるシート本体(シートバック本体、シートクッション本体)を示し、このシート本体1の着座面及び外周側面は表皮2で被覆されている。
シート本体1はシートバックSB、シートクッションSCの外形形状にブロー成形されており、その内部又は図示するように外部側に金属製のフレーム3を装着してシート本体1を補強支持している。
このシート本体1は着座面側の前面部10の左右に隆起状のサイドサポート部11,11を有し、外周側面部12、12及び背裏部13が一体に中空状に成形されている。図中、14、14は前記フレーム3の嵌合部を示す。
このシート本体1の前面部10、サイドサポート部11、11及び外周側部12、12の一部に渉って表皮2が被覆されている。図中、20は表皮2の中央部、21は表皮2のサイドサポート部、22、22は表皮2の側周部をそれぞれ示す。
以上のシートバックSBは以下の方法によって製造する。
まず、図3に示すように、塩化ビニール樹脂ペーストや粉状ポリエチレン等の流動性の良いプラスチック原料をスラッシュ成形型4又はローテーション成形型のキャビティ内に投入して、その成形型4を加熱、回転、揺動させて、上型Aのキャビティ面に沿って表皮を成形する。
その際、上型Aのキャビティ面のみに表皮材料が付着するように、他の部分には離型剤を塗布したり、或いは、例えば、上型Aと下型Bのキャビティ内との間に、仕切プレートを装着して、仕切プレートに付着した皮膜を仕切プレートと共に除去するようにしても良い。図中、3A、3Aはフレーム3の嵌合部14、14を成形する成形部を示す。
従って、表皮2はシート本体1の前面部10、サイドサポート部11、11及び外周側部12、12を覆うように略袋状に、且つシート本体1の前面部10などの外形形状に沿うように成形されている。
次に、このスラッシュ成形した表皮2に一体成形するシート本体1の成形方法を図4に基づき説明する。
図4は図3に示すスラッシュ成形型4を使用し、これをブロー成形型5に利用して、シート本体1を表皮2に一体成形した状態を示す。
従って、ブロー成形型5の上型C、下型Dのキャビティは同一に形成され、この表皮2をキャビティ内に有する上型C、下型Dを使用して、シート本体1を表皮2と一体にブロー成形する。このように、スラッシュ成形型4とブロー成形型5とを共有することにより、成形型の型数を少なくでき、効率よくシートを製造できる。
このシート本体1はポリプロピレン等のオレフィンを主原料とし、耐冷、耐熱、強度などの要件により、適宜、ナイロン、ポリカーボネート等のエンジニアリング樹脂とポリオレフィンとのブレンド品を使用して、ブロー成形することにより、適度のたわみを有するシートバックSBが得られる。
なお、図示するものは、スラッシュ成形型4とブロー成形型5とを共有しているが、スラッシュ成形型4で表皮2を成形後、その表皮2を別のブロー成形専用のブロー成形型に装着し、シート本体を表皮と一体成形するようにしても良い。
以上のように、シート本体1の外形形状の一部または全部に合致するように、表皮2を凹凸状などに成形し、その表皮2にブロー成形品たるシート本体1を一体成形しているため、表皮2の皺の発生を防止でき、外観品質に優れた軽量の車両用シートを提供できる。
そして、以上の表皮2の成形時に、キャビティ面に、梨地模様、シボ模様などの装飾的効果を有する微細な凹凸模様を形成することにより表皮2の表面の外観を更に向上させることができる。
なお、図2、3、4に示すものはシートバックSB用の表皮2付きシート本体1であるが、シートクッションSCも同様の方法で製造できることは言うまでもない。
SB・・シートであるシートバック
1・・シート本体
2・・・表皮
A、B・・スラッシュ成形型
C、D・・ブロー成形型










Claims (2)

  1. スラッシュ成形型又はローテーション成形型で表皮を凹凸状に成形した後、該表皮をシート成形用のブロー成形型内に配置し、シート本体をシートの外形形状にブロー成形して、前記表皮をシート本体と一体成形することを特徴とする車両用シートの製造方法。
  2. 前記スラッシュ成形又はローテーション成形の一部又は全部を前記ブロー成形型と共用して、前記表皮をシート本体に一体成形してなる請求項1記載の車両用シートの製造方法。






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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07223269A (ja) * 1994-02-10 1995-08-22 Mazda Motor Corp 樹脂成形品の製造方法およびその装置
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