JP2015088250A - 燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】面圧分布を均一化できる押圧構造を用いた燃料電池を提供する。【解決手段】燃料電池450は、複数の発電セル451を積層し構成される発電セル積層ユニット452と、前記発電セル積層ユニット452を収容する筐体455と、前記発電セル積層ユニット452と前記筐体455との間に配置され、前記発電セル積層ユニット452及び前記筐体455に対して圧力を加える押圧構造300と、を備え、前記押圧構造300が、前記発電セル積層ユニット452を押圧する中央部と、それぞれが前記筐体455を押圧する2つの端部と、それぞれが前記中央部から異なる前記端部に向かって延在する2つの腕部と、を有する第1のばね部材と、前記筐体を押圧する中央部と、それぞれが前記発電セル積層ユニットを押圧する2つの端部と、それぞれが前記中央部から異なる前記端部に向かって延在する2つの腕部と、を有する第2のばね部材と、を備えることを特徴とする。【選択図】図16

Description

本発明は、燃料電池に関する。
第1の被押圧体と第2の被押圧体の間に設置され、その一方もしくは双方を加圧する押圧構造が知られている。押圧構造は、様々な装置に用いられている。例えば、燃料電池において、複数の板ばねを並べて配置した押圧構造により単位発電セルの積層体を押圧して、複数の単位発電セルを互いに密着させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図17Aは、従来の押圧構造における板ばねの配置例を示す平面図である。図17Bは、図17Aに示す従来の押圧構造を用いた押圧ユニットの側面図である。
図17Aに示すように、従来の押圧構造500は、複数の板ばね501を長手方向が平行となるように並べて配置して構成される。この押圧構造500は、図17Bに示すように第1の被押圧体502と第2の被押圧体503との間に配置され、両部材もしくは一方に圧力を加える。
板ばね501は、第1の被押圧体502に接触する中央部と、それぞれが第2の被押圧体503にスライド可能に接触する端部と、中央部とそれぞれの端部を連結し、中央部を中心に互いに向かい合うように湾曲もしくは折れ曲がっている腕部と、を備える。被加圧部材である第1の被押圧体502に圧力を加える加圧領域PPは、図17A及び図17Bに示すように、板ばね501の中央部に位置する。
特開2009−4308号公報
従来の押圧構造500は、図17Aに示すように、複数の板ばね501の中央部が全て第1の被押圧体502に当接するように配置されており、面圧分布が第1の被押圧体502の中央部のみに集中し、偏りが生じてしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、面圧分布を均一化できる押圧構造を用いた燃料電池を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる燃料電池は、複数の発電セルを積層して構成される発電セル積層ユニットと、前記発電セル積層ユニットを収容する筐体と、前記発電セル積層ユニットと前記筐体との間に配置され、前記発電セル積層ユニット及び前記筐体に対して圧力を加える押圧構造と、を備え、前記押圧構造が、前記発電セル積層ユニットを押圧する中央部と、それぞれが前記筐体を押圧する2つの端部と、それぞれが前記中央部から異なる前記端部に向かって延在する2つの腕部と、を有する第1のばね部材と、前記筐体を押圧する中央部と、それぞれが前記発電セル積層ユニットを押圧する2つの端部と、それぞれが前記中央部から異なる前記端部に向かって延在する2つの腕部と、を有する第2のばね部材と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る燃料電池は、上記発明において、前記第1のばね部材と、前記第2のばね部材が、幅方向に交互に配列されることを特徴とする。
本発明に係る燃料電池は、上記発明において、前記第1のばね部材と、前記第2のばね部材が、前記発電セル積層ユニットから見て、前記中央部において一部が重なり合うように幅方向に交互に配列され、前記第1のばね部材及び前記第2のばね部材が、それぞれ前記腕部において、少なくとも非荷重時に互いに干渉しない形状を有することを特徴とする。
本発明に係る燃料電池は、上記発明において、前記第1のばね部材及び前記第2のばね部材が、それぞれ前記腕部において、前記中央部の幅よりも狭い幅の部分を有することを特徴とする。
本発明に係る燃料電池は、上記発明において、前記第1のばね部材及び前記第2のばね部材が、それぞれ前記腕部の幅が前記中央部から前記端部にかけて減少する形状を有することを特徴とする。
本発明に係る燃料電池は、上記発明において、前記第1のばね部材及び前記第2のばね部材が、同一形状であることを特徴とする。
本発明に係る燃料電池は、上記発明において、前記第1のばね部材及び前記第2のばね部材の位置決めをする位置決め手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明に係る燃料電池は、上記発明において、前記位置決め手段が、前記第1のばね部材の前記中央部と前記第2のばね部材の前記中央部との間に形成される空間に挿入されることを特徴とする。
本発明によれば、面圧分布を均一化できる押圧構造を用いた燃料電池を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態1による押圧構造を用いた押圧ユニットを模式的に示す側面図である。 図2Aは、図1に示す押圧構造の平面図である。 図2Bは、図1に示す押圧構造の側面図である。 図3Aは、ばね部材を1枚のみ使用した場合の配置面積を模式的に示す平面図である。 図3Bは、実施の形態1におけるばね部材を5枚並べた場合の配置面積を模式的に示す平面図である。 図4は、本発明の実施の形態2による押圧構造を用いた押圧ユニットを模式的に示す側面図である。 図5は、本発明の実施の形態2による第1の被押圧体の斜視図である。 図6Aは、図4に示す押圧構造を第1の被押圧体に設置した状態の斜視図である。 図6Bは、図6Aに示す押圧構造を第1の被押圧体に設置した状態のA−A線断面図である。 図7Aは、本発明の実施の形態2によるばね部材の斜視図である。 図7Bは、図7Aに示すばね部材の矢視B方向の平面図である。 図7Cは、図7Aに示すばね部材の矢視A方向の側面図である。 図8Aは、取り付け時における第1のばね部材と第2のばね部材が干渉する位置を表す平面図及び側面図である。 図8Bは、たわみ時における第1のばね部材と第2のばね部材が干渉する位置を表す平面図及び側面図である。 図9Aは、第1のばね部材と第2のばね部材が干渉しない条件を説明するための平面図である。 図9Bは、第1のばね部材と第2のばね部材が干渉しない条件を説明するための平面図である。 図10は、実施の形態2におけるばね部材を9枚並べた場合の配置面積を模式的に示す平面図である。 図11は、本発明の実施の形態2の変形例によるばね部材の上面視での形状を示す平面図である。 図12は、実施の形態3による押圧構造を用いた押圧ユニットを模式的に示す側面図である。 図13は、実施の形態3による位置決め用チューブの斜視図である。 図14は、実施の形態3による押圧構造の斜視図である。 図15Aは、実施の形態3による押圧構造を上面から見た平面図である。 図15Bは、実施の形態3による押圧構造の側面図である。 図16は、本発明の実施の形態4による燃料電池の要部の構成を示す模式図である。 図17Aは、従来の押圧構造における板ばねの配置例を示す平面図である。 図17Bは、図17Aに示す従来の押圧構造を用いた押圧ユニットの側面図である。
以下の説明では、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)として、板ばねを用いた押圧構造について説明する。また、この実施の形態により、この発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。さらにまた、図面は、模式的なものであり、各部材の厚みと幅との関係、各部材の比率等は、現実と異なることに留意する必要がある。また、図面の相互間においても、互いの寸法や比率が異なる部分が含まれている。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による押圧構造を用いた押圧ユニットを模式的に示す側面図である。図2Aは、図1に示す押圧構造の平面図である。図2Bは、図1に示す押圧構造の側面図である。
本発明の実施の形態1による押圧構造100は、第1のばね部材1と、第2のばね部材2とを、幅方向に交互に配列して構成される。実施の形態1による押圧ユニットは、対向する第1の被押圧体101と第2の被押圧体102の間に押圧構造100を配置する。押圧構造100は、第1のばね部材1及び第2のばね部材2の弾性力により、第1の被押圧体101と第2の被押圧体102の双方に対して圧力を加える。
第1の被押圧体101又は第2の被押圧体102のいずれか一方には、第1のばね部材1と第2のばね部材2との間の所定間隔を保ち、第1のばね部材1と第2のばね部材2とが幅方向にずれることを防止するための位置決め手段が設けられている。位置決め手段として、第1の被押圧体101又は第2の被押圧体102のいずれか一方に位置決め用の突起を設け、第1のばね部材1と第2のばね部材2にその突起をはめ込む溝を設けてもよいし、第1の被押圧体101又は第2の被押圧体102のいずれか一方に等間隔のリブを設けて、その間に第1のばね部材1と第2のばね部材2を配置するようにしてもよい。また、後述する実施の形態2又は実施の形態3による位置決め手段を用いることもできる。
第1のばね部材1は、例えば、ばね鋼等の金属材料もしくは樹脂材料を用いて形成される板ばねである。第1のばね部材1は、第1の被押圧体101に接触する中央部11と、それぞれが第2の被押圧体102にスライド可能に接触する2つの端部13と、それぞれが中央部11から異なる端部13に向かって延在し、中央部11と端部13とを連結する二つの腕部12と、を備える。第1のばね部材1は、上面から見ると中央部11、腕部12、両端部13の幅が均一な長方形であり、側面から見ると、中央部11を中心に、腕部12が互いに向かい合うように湾曲もしくは折れ曲がっている形状である。第1のばね部材1は、そのばね高さが両端部13の第2の被押圧体102との接触点(加圧領域PP)において最高となり、中央部11の第1の被押圧体101との接触点(加圧領域PP)において最低となる形状をしている。第1の被押圧体101に圧力を加える加圧領域PPは、図2A及び図2Bに示すように、第1のばね部材1の中央部11に位置する。また、第2の被押圧体102に圧力を加える加圧領域PPは、第1のばね部材1の端部13に位置する。
第2のばね部材2は、第1のばね部材1と同一の材料からなり、同一形状の部材である。第2のばね部材2は、第1のばね部材1を上下逆さにした向き(湾曲の向きを逆にした向き)で配置される。なお、本明細書では、第1のばね部材1の配置を上向きと呼び、第2のばね部材2の配置を下向きと呼ぶ。第2のばね部材2は、下向きに配置されるため、第1の被押圧体101に圧力を加える加圧領域PPは、図2A及び図2Bに示すように、第2のばね部材2の両端部23に位置する。また、第2の被押圧体102に圧力を加える加圧領域PPは、第2のばね部材2の中央部21に位置する。
実施の形態1では、図2Aに示すように、上向きの第1のばね部材1と下向きの第2のばね部材2を交互に幅方向に並べている。なお、第1のばね部材1と第2のばね部材2は、実際には図3Bに示すように所定間隔(クリアランスα)をあけて配置される。なお、上向きの第1のばね部材1と下向きの第2のばね部材2は、必ずしも1つずつ交互に並べられる必要はなく、例えば、それぞれを二つずつ交互に並べたり、双方のばね部材の数を異ならせて並べたりして、所望の面圧分布を得られるように適宜それぞれのばね部材の数及び配列を変更することができる。
第1のばね部材1による第1の被押圧体101に対する加圧領域PPは、第1の被押圧体101の中央部に位置し、一方、第2のばね部材2による第1の被押圧体101に対する加圧領域PPは、第1の被押圧体101の両端部に位置する。また、第1のばね部材1による第2の被押圧体102に対する加圧領域PPは、第2の被押圧体102の両端部に位置し、一方、第2のばね部材2による第2の被押圧体102に対する加圧領域は、第2の被押圧体102の中央部に位置する。
実施の形態1では、上向きの第1のばね部材1と下向きの第2のばね部材2を交互に並べることにより、第1の被押圧体101及び第2の被押圧体102に対する加圧領域PPが中央部と両端部に分散され、面圧分布が均一化される。なお、第1のばね部材1及び第2のばね部材2の幅を狭くすることで、第1のばね部材1及び第2のばね部材2の数を増やし、加圧領域PPの間隔を狭くして、面圧分布の均一性をさらに高めることができる。
実施の形態1では、第1のばね部材1及び第2のばね部材2の幅を狭くして同一面積中のばね部材の数(分割数)を増やすことで、面圧分布の均一性をさらに高めることができる。しかしながら、複数のばね部材1及び2を並べて配置する場合、隣接するばね部材間には、所定の間隔(クリアランスα)を設けることが必要となる。そのため、ばね部材1及び2の数(分割数)を多くすると、クリアランスαの合計値が大きくなり、複数のばね部材1及び2を配置した押圧構造100における単位面積当たりの荷重が小さくなる。
図3Aは、ばね部材を1枚のみ使用した場合の配置面積を模式的に示す平面図である。押圧構造の幅(この場合は、ばね部材1の幅と等しい)をB、押圧構造の全長(ばね部材の全長と等しい)をLとした場合、この押圧構造におけるばね部材1の配置面積Sは、以下の式(1)で求められる。
=L×B …(1)
また、単位面積当たりの荷重Pは、押圧構造全体のばね荷重をFとした場合、以下の式(2)で求められる。
=F/S …(2)
ここで、図3Aに示すばね部材1の幅Bを100mm、全長Lを50mm、全体のばね荷重Fを5000Nとすると、単位面積当たりの荷重P[N/mm]は、以下の式(3)により、1.00[N/mm]であることが分かる。
=5000/(100×50)=1.00[N/mm] …(3)
図3Bは、実施の形態1におけるばね部材を5枚並べた場合の配置面積を模式的に示す平面図である。図3Bに示す押圧構造100では、3枚の第1のばね部材1と2枚の第2のばね部材2を、幅方向に交互に並べている。なお、第1のばね部材1と第2のばね部材2の間には所定の間隔(クリアランスα)が設けられている。
ここで、図3Bに示す第1のばね部材1と第2のばね部材2のそれぞれの幅を20mmとし、クリアランスαを0.4mmとした場合、一般に、分割数をnとした場合、押圧構造100の幅Bは、B=B+(n−1)α)であるので、B=(20×5)+(4×0.4)=101.6mmとなる。また、押圧構造100の全長Lを50mm、全体のばね荷重Fを5000N(第1のばね部材1と第2のばね部材2のそれぞれのばね荷重Fは1000N)とすると、単位面積当たりの荷重P[N/mm]は、以下の式(4)により、0.98[N/mm]であることが分かる。
=5000/(101.6×50)=0.98[N/mm] …(4)
なお、分割数を10として、5枚の第1のばね部材1と5枚の第2のばね部材2を、幅方向に交互に並べた場合には、接触領域の数を増加させることが出来るので、面圧分布はさらに均一化することができるが、以下に示すように、単位面積当たりの荷重がさらに低下する。第1のばね部材1と第2のばね部材2のそれぞれの幅を10mmとし、クリアランスαを0.4mmとした場合、一般に、分割数をnとした場合、押圧構造100の幅Bは、B=B+(n−1)α)であるので、B=(10×10)+(9×0.4)=103.6mmとなる。また、押圧構造100の全長Lを50mm、全体のばね荷重Fを5000N(第1のばね部材1と第2のばね部材2のそれぞれのばね荷重Fは500N)とすると、単位面積当たりの荷重P[N/mm]は、以下の式(5)により、約0.97[N/mm]であることが分かる。
=5000/(103.6×50)=0.965[N/mm] …(5)
実施の形態1のように、3枚の第1のばね部材1と2枚の第2のばね部材2を、幅方向に交互に並べて用いると、第1のばね部材1と第2のばね部材2の間にクリアランスαが必要となる。したがって、ばね部材を分割しない場合(1枚のばね部材で押圧構造を構成する場合)には、単位面積当たりの荷重Pは1.00[N/mm]であったのに対して、図3Bに示す5分割の例では、面圧分布は均一化することができるが、単位面積当たりの荷重P2が0.98[N/mm2]に低下している。10分割では5分割よりもさらに面圧分布を均一化することができるが、単位面積当たりの荷重P[N/mm]は、5分割の例よりもさらに低下して約0.97[N/mm]となっている。
(実施の形態2)
上述したように、実施の形態1では面圧分布の均一化を図ることはできるが、単位面積当たりの荷重が低下してしまう。そこで、実施の形態2では、同一面積内に配置するばね部材の数を増加させて、単位面積当たりの荷重を低下させずに、面圧分布の均一化を実現する。
図4は、本発明の実施の形態2による押圧構造を用いた押圧ユニットを模式的に示す側面図である。図5は、本発明の実施の形態2による第1の被押圧体の斜視図である。図6Aは、図4に示す押圧構造を第1の被押圧体に設置した状態の斜視図である。図6Bは、図6Aに示す押圧構造を第1の被押圧体に設置した状態のA−A線断面図である。図7Aは、本発明の実施の形態2によるばね部材の斜視図である。図7Bは、図7Aに示すばね部材の矢視B方向の平面図である。図7Cは、図7Aに示すばね部材の矢視A方向の側面図である。
本発明の実施の形態2による押圧ユニットは、図4に示すように、対向する第1の被押圧体201と第2の被押圧体102の間に押圧構造200を配置して構成される。押圧構造200は、第1のばね部材3及び第2のばね部材4の弾性力により、第1の被押圧体201と第2の被押圧体102の双方に対して圧力を加える。
図5に示すように、第1の被押圧体201には、第1のばね部材3と第2のばね部材4との間の所定間隔を保ち、第1のばね部材3と第2のばね部材4とが幅方向にずれることを防止するための位置決め手段として位置決め溝201a及び201bが設けられている。なお、位置決め用の溝201a及び201bは、第2の被押圧体102上に設けてもよい。
図6Aに示すように、位置決め溝201aは、所定の深さの溝であり、第1の被押圧体201の第2の被押圧体102と対向する面において、第2のばね部材4の端部43が当接する領域に形成されている。位置決め溝201aは、第2のばね部材4の端部43が、当該位置決め溝201a内で長手方向にスライド可能なサイズに設定される。
図6Aに示すように、位置決め溝201bは、所定の深さの溝であり、第1の被押圧体201の第2の被押圧体102と対向する面において、第1のばね部材3の中央部31が当接する領域に形成されている。位置決め溝201bは、第1のばね部材3の中央部31が、当該位置決め溝201b内に嵌合可能なサイズに設定される。
図6Aに示すように、押圧構造200は、第1のばね部材3と、第2のばね部材4とを、上面視で中央部31及び41の一部が重なり合うように、幅方向に交互に配列して構成される。第1のばね部材3は、例えば、ばね鋼等の金属材料もしくは樹脂材料を用いて形成される板ばねである。図7A〜図7Cに示すように、第1のばね部材3は、第1の被押圧体201に接触する中央部31と、それぞれが第2の被押圧体102にスライド可能に接触する端部33と、それぞれが中央部31から異なる端部33に向かって延在し、中央部31と端部33とを連結する二つの腕部32と、を備える。
図6Aに示すように、第1のばね部材3と、第2のばね部材4とを上面視で中央部31及び41の一部が重なり合うように、幅方向に交互に配列した場合に、第2のばね部材4の腕部42と干渉する領域を除去した形状をしている。例えば、上面視で、第1のばね部材3の中央部31は最も幅が大きく四角形をなし、腕部32は中央部31との境界部分から端部33との境界部分にかけて連続的に幅を減少させ、端部33との境界部分において最小幅となる等脚台形形状もしくは中央部31との境界を底辺とし端部33に頂点を有し、端部33との境界部分において頂角部分を切断した二等辺三角形形状をなしている。端部33は、中央部31と同等の幅を有する。中央部31と端部33とが同等の幅を有し、腕部32は中央部31から端部33にかけて幅を減少させるので、腕部32と端部33の境界部分に括れ部分が生じる。第1のばね部材3の腕部32の幅は、上面視で一部が重なって配置される第2のばね部材4の腕部42と、所定の荷重を加えてたわんだ状態(想定される荷重をかけた時)でも干渉しないように設定される。なお、この腕部32の幅については後述する。
図7Cに示すように、第1のばね部材3は、側面から見ると、中央部31を中心に、腕部32が互いに向かい合うように湾曲もしくは折れ曲がっている形状である。すなわち、第1のばね部材3は、そのばね高さが両端部33の第2の被押圧体102との接触点において最高となり、中央部31の第1の被押圧体201との接触点において最低となる形状をしている。被加圧部材である第1の被押圧体201に圧力を加える加圧領域は、実施の形態1の第1のばね部材1と同様に、第1のばね部材3の中央部31に位置する。
第2のばね部材4は、例えば、ばね鋼等の金属材料もしくは樹脂材料を用いて形成される板ばねである。図4及び図6Bに示すように、第2の被押圧体102に接触する中央部41と、それぞれが第1の被押圧体201にスライド可能に接触する端部43と、それぞれが中央部41から異なる端部43に向かって延在し、中央部41と端部43とを連結する二つの腕部42と、を備える。
第2のばね部材4も、第1のばね部材3と同一形状であり、第1のばね部材3と、第2のばね部材4とを上面視で中央部31及び41の一部が重なり合うように、幅方向に交互に配列した場合に、第1のばね部材3の腕部32と干渉する領域を除去した形状をしている。被加圧部材である第1の被押圧体201に圧力を加える加圧領域は、実施の形態1の第2のばね部材2と同様に、第2のばね部材4の両端部43に位置する。
第2のばね部材4は、第1のばね部材3を上下逆さにした向き(湾曲の向きを逆にした向き)で配置される。第2のばね部材4は、下向きに配置されるため、被加圧部材である第1の被押圧体201に圧力を加える加圧領域は、実施の形態1の第2のばね部材2と同様に、第2のばね部材4の両端部43に位置する。
図8Aは、取り付け時における第1のばね部材と第2のばね部材が干渉する位置を表す平面図及び側面図である。図8Bは、たわみ時における第1のばね部材と第2のばね部材が干渉する位置を表す平面図及び側面図である。
隣接して配置された第1のばね部材3と第2のばね部材4が腕部32及び42において干渉しうる箇所は、第1のばね部材3と第2のばね部材4のばね高さHが1/2になる場所である。以下、図8Aに示すように、取り付け時(非荷重時)において、ばね高さHが1/2となる場所(H/2)の、第1のばね部材3又は第2のばね部材4の長手方向の中心からの距離をLとする。また、この距離Lにおける第1のばね部材3又は第2のばね部材4の板幅を幅Bとする。
また、図8Bに示すように、たわみ時(想定される荷重をかけた時)において、ばね高さH´が1/2となる場所(H´/2)の、第1のばね部材3又は第2のばね部材4の長手方向の中心からの距離をL´とする。この時、距離Lよりも距離L´が常に大きくなる。したがって、たわみ時において干渉しないためには、少なくとも長手方向の中心からの距離Lよりも遠い地点で第1のばね部材3及び第2のばね部材4の板幅B´を所定値(幅B)より小さくすればよい。好ましくは、距離Lから距離L´の間において、第1のばね部材3及び第2のばね部材4の板幅を所定値(幅B)よりも細くする。
図9A及び図9Bは、第1のばね部材と第2のばね部材が干渉しない条件を説明するための平面図である。
図9Aに示すように、第1のばね部材3の中心部31の板幅をT´とし、端部33の板幅をTとし、第1のばね部材3のばね高さHが1/2となる場所、すなわち図8A及び図8Bに示す距離Lにおける腕部32の板幅を幅Bとする。同様に、第2のばね部材4の中心部41の板幅をT´とし、端部43の板幅をTとし、第2のばね部材4のばね高さHが1/2となる場所、すなわち図8A及び図8Bに示す距離Lにおける腕部42の板幅を幅Bとする。
また、図9Bに示すように、中心部31及び41において一部が重なり合うように第1のばね部材3と第2のばね部材4を並べて配置した場合の、第1のばね部材3の幅方向の中心C3と、第2のばね部材4の幅方向の中心C4とのずれ量(ピッチ)をAとする。なお、このときクリアランスαは、α=2A−T´で求めることができる。
中心部31及び41において一部が重なり合うように配置された第1のばね部材3と第2のばね部材4が腕部32及び42において干渉しないためには、次の3つの条件を満たす必要がある。まず第1に、幅Bはずれ量Aよりも小さくなければならない(B<A)。次に、端部33及び43の板幅Tの1/2は、ずれ量Aよりも小さくなければならない(T/2<A)。さらに、中心部31及び41の板幅T´の1/2は、ずれ量Aよりも小さくなければならない(T´/2<A)。
実施の形態2では、上記の条件を満たすように、腕部32及び42を図7Bに示すように中央部から端部に向かって幅が直線的に減少する形状とし、距離Lから距離L´の間において、第1のばね部材3及び第2のばね部材4の板幅をずれ量Aより小さくしている。このように、設定することにより、中心部31及び41において一部が重なり合うように第1のばね部材3と第2のばね部材4を並べて配置することができる。
なお、腕部32及び42は、図7Bに示すように中央部から端部に向かって幅が直線的に減少する形状に限らず、距離Lから距離L´の間で板幅B´が幅B以下となる(ずれ量Aよりも小さくなる)形状であればよい。例えば、腕部32及び42は、中央部から端部33及び43に向かって幅が曲線を描いて減少する形状でもよいし、距離Lから距離L´の間のみ幅B以下とし、距離L´から端部33及び43までの間で再度板幅が増加する形状であってもよい。
図10は、実施の形態2におけるばね部材を9枚並べた場合の配置面積を模式的に示す平面図である。図10に示す押圧構造200では、4枚の第1のばね部材3と5枚の第2のばね部材4を、上面視で一部が重なり合うように、幅方向に交互に並べている。なお、第1のばね部材3と第2のばね部材4の間には所定の間隔(クリアランスα)が設けられている。
ここで、図10に示す第1のばね部材3と第2のばね部材4のそれぞれの幅(最大幅)を20mmとし、クリアランスαを0.4mmとした場合、押圧構造200の幅Bは、B=(20×5)+(4×0.4)=101.6mmとなる。また、押圧構造200の全長Lを50mm、第1のばね部材1と第2のばね部材2のそれぞれのばね荷重Fを1000Nとすると、単位面積当たりの荷重P[N/mm]は、以下の式(6)により、1.77[N/mm]であることが分かる。
=(1000×9)/(101.6×50)=1.77[N/mm] …(6)
図3Aに示したばね部材を分割しない場合(1枚のばね部材で押圧構造を構成する場合)には、単位面積当たりの荷重Pは1.00[N/mm]であったのに対して、略同等の面積において図10に示す押圧構造200では、単位面積当たりの荷重Pが1.77[N/mm]と格段に向上している。押圧構造200では、単位面積当たりの荷重Pを低下させずに、面圧の均一化を図ることができることがわかる。
また、図3Bに示したように、第1のばね部材1と第2のばね部材2を重ねずに配置した場合には、単位面積当たりの荷重Pは0.98[N/mm]であったのに対して、略同等の面積において図10に示す押圧構造200では、単位面積当たりの荷重Pが1.77[N/mm]と格段に向上している。また、図3Bに示す例に比べて、ばね部材の数が5枚から9枚に増加しているため、加圧領域の数も増加し、実施の形態1と比べて、さらなる面圧の均一化を図ることができた。したがって、押圧構造200では、単位面積当たりの荷重Pを低下させずに、面圧の均一化を図ることができることがわかる。
以上のように、実施の形態2によれば、押圧構造200は、上向きの第1のばね部材3と、下向きの第2のばね部材4とを、上面視で一部が重なり合うように、幅方向に交互に配列して構成される。したがって、第1の被押圧体201及び第2の被押圧体102に対する加圧領域が中央部と両端部に分散され、面圧分布が均一化される。また、上向きの第1のばね部材3と、下向きの第2のばね部材4とを、上面視で一部(最大幅を有する中央部31及び41の一部)が重なるように配置するので、同一面積に配置するばね部材の数を増加させ、単位面積当たりのばね荷重の低下を防ぐことができる。
(実施の形態2の変形例)
図11は、本発明の実施の形態2の変形例によるばね部材の上面視での形状を示す平面図である。実施の形態2の変形例によるばね部材5は、実施の形態2における第1のばね部材3又は第2のばね部材4として用いることができる。
実施の形態2による第1のばね部材3及び第2のばね部材4は、第1の被押圧体201又は第2の被押圧体102の破損を避けるため、端部33及び端部43の幅を中央部31及び中央部41の幅と同等として、端部33及び端部43と第1の被押圧体201又は第2の被押圧体102との接触面における単位面積当たりの圧力を減少させたが、第1の被押圧体201又は第2の被押圧体102が堅牢である場合には、その必要がないため、実施の形態2の変形例によるばね部材5の端部53のように、中央部51の幅よりも端部53の幅を狭くすることができる。
図11の例では、端部53の幅を腕部52の幅が最も狭くなった部分(端部53との境界部分)と同等にしている。実施の形態2のように端部33及び端部43の幅が中央部31及び中央部41の幅と同等である場合は、押圧構造200の組み立て時に、第1のばね部材3と第2のばね部材4とを交互に配置する必要があるが、第1のばね部材3及び第2のばね部材4のいずれか一方を、この実施の形態2の変形例によるばね部材5として、端部53の幅を腕部52の幅が最も狭くなった部分(端部53との境界部分)と同等にすると、他方のばね部材を全て配置した後に、その隙間を通してばね部材5を配置すること
が可能となり、押圧構造の組み立てが容易となる。
なお、図11に示す形状のばね部材5の端部53に、別体の金属又は樹脂材料からなる端部用部材を装着してもよい。端部用部材は、例えば、実施の形態2の第1のばね部材3の端部33と同様の形状とする。
(実施の形態3)
実施の形態2では、第1のばね部材3及び第2のばね部材4の位置決めを行うために、第1の被押圧体201又は第2の被押圧体102側に、位置決め溝201a及び201bを設けたが、この実施の形態3では、位置決め手段として位置決め用チューブを用いる。
この実施の形態3で用いる第1のばね部材6及び第2のばね部材7は、それぞれ実施の形態2による第1のばね部材3及び第2のばね部材4と同等の部材であるので、その説明は省略する。また、第1のばね部材6及び第2のばね部材7のいずれか一方を実施の形態2の変形例によるばね部材5とすることもできる。
図12は、実施の形態3による押圧構造を用いた押圧ユニットを模式的に示す側面図である。図13は、実施の形態3による位置決め用チューブの斜視図である。図14は、実施の形態3による押圧構造の斜視図である。図15Aは、実施の形態3による押圧構造を上面から見た平面図である。図15Bは、実施の形態3による押圧構造の側面図である。
本発明の実施の形態3による押圧ユニットは、図12に示すように、対向する第1の被押圧体301と第2の被押圧体102の間に押圧構造300を配置して構成される。押圧構造300は、第1のばね部材6及び第2のばね部材7の弾性力により、第1の被押圧体301と第2の被押圧体102の双方に対して圧力を加える。
位置決め用チューブ8は、例えば、ゴム材料や可撓性の樹脂材料等で形成され、中空部10が形成された管状の部材であり、表面に第1のばね部材6及び第2のばね部材7の位置決め用の突起(リブ)9を有する。突起9は、位置決め用チューブ8の上面及び下面の双方に等間隔で設けられる。突起9は第1のばね部材6及び第2のばね部材7の中央部61及び71の長手方向に平行に延在し、隣接する2つの突起9で第1のばね部材6又は第2のばね部材7を挟むことにより、第1のばね部材6又は第2のばね部材7が幅方向に移動することを抑制する。そのため隣接する突起9の間隔は、その間に配置される第1のばね部材6又は第2のばね部材7の幅よりも若干広く設定される。また、突起9の幅は第1のばね部材6と第2のばね部材7との間隔と同一に設定される。また、位置決め用チューブ8は、第1のばね部材6及び第2のばね部材7によるばね荷重に影響が生じないように、中空部10を有する。位置決め用チューブ8は、第1のばね部材6の中央部61及び第2のばね部材7の中央部71の間に形成される空間に挿入される。
この実施の形態3においても、図14及び図15Aに示すように、押圧構造300は、上向きの第1のばね部材6と、下向きの第2のばね部材7とを、上面視で一部が重なり合うように、幅方向に交互に配列して構成される。そのため、実施の形態2と同様に、面圧の均一化を図ることができるとともに、ばね部材の数を増加させても単位面積当たりのばね荷重の低下を防ぐことができる。
この実施の形態3では、第1のばね部材6及び第2のばね部材7の位置決めに位置決め用チューブ8を用いるので、第1の被押圧体301に位置決め手段を設ける必要はない。そのため、被加圧部材に対して特別な加工等を必要としない。なお、第2の被押圧体102も、第1の被押圧体301と同様に、被加圧部材で構成してもよい。第2の被押圧体102にも位置決め手段を設ける必要はない。
(実施の形態4)
図16は、本発明の実施の形態4による燃料電池の要部の構成を示す模式図である。実施の形態4では、押圧構造の適用例として、押圧ユニットである燃料電池を説明する。なお、以下の例では、上述の実施の形態3の押圧構造300を備えたものとして説明するが、実施の形態1による押圧構造100又は実施の形態2による押圧構造200を用いてもよい。
燃料電池450は、複数の単位発電セル451を含む発電セル積層ユニット(第1の被押圧体)452と、集電体453と、発電セル積層ユニット452を一方の側面から押圧する押圧構造300と、発電セル積層ユニット452と押圧構造300との間に介在する平板状の当接板454と、発電セル積層ユニット452、集電体453、押圧構造300及び当接板454を収容する筐体(第2の被押圧体)455とを備える。燃料電池450は、図示した以外にも、外部回路との接続を行うためのリード等を有する。
発電セル積層ユニット452は、複数の単位発電セル451を積層して構成される。発電セル積層ユニット452としては、周知の燃料電池スタックを用いることができる。単位発電セル451は、例えば、空気極と燃料極と、両極の間に配置される電解質と、他の単位発電セル451との間に配置されるセパレータ等を含む。単位発電セル451も、周知の発電セルを用いることができる。発電セル積層ユニット452は、押圧構造300によりその積層方向に押圧され、複数の単位発電セル451は互いに密着する。
以上、実施の形態4によれば、押圧構造300を用いることにより、発電セル積層ユニット452を、十分な押圧力で面内均一にその積層方向に押圧することができる。よって、複数の単位発電セル451が互いに密着し、接触抵抗を低減することができるので、燃料電池450の特性を向上させることが可能となる。
なお、上述の実施の形態1〜4では、第1のばね部材と第2のばね部材とを同一の形状としたが、異なる形状としてもよい。例えば、第1のばね部材と第2のばね部材の板幅を異ならせることができる。
1,3,6 第1のばね部材
2,4,7 第2のばね部材
5 ばね部材
8 位置決め用チューブ
9 突起
10 中空部
11,21,31,41,51,61,71 中央部
12,22,32,42,52,62,72 腕部
13,23,33,43,53,63,73 端部
100,200,300 押圧構造
101,201,301 第1の被押圧体
201a,201b 位置決め溝
102 第2の被押圧体
450 燃料電池
451 単位発電セル
452 発電セル積層ユニット
453 集電体
454 当接板
455 筐体

Claims (8)

  1. 複数の発電セルを積層して構成される発電セル積層ユニットと、
    前記発電セル積層ユニットを収容する筐体と、
    前記発電セル積層ユニットと前記筐体との間に配置され、前記発電セル積層ユニット及び前記筐体に対して圧力を加える押圧構造と、
    を備え、
    前記押圧構造が、
    前記発電セル積層ユニットを押圧する中央部と、それぞれが前記筐体を押圧する2つの端部と、それぞれが前記中央部から異なる前記端部に向かって延在する2つの腕部と、を有する第1のばね部材と、
    前記筐体を押圧する中央部と、それぞれが前記発電セル積層ユニットを押圧する2つの端部と、それぞれが前記中央部から異なる前記端部に向かって延在する2つの腕部と、を有する第2のばね部材と、
    を備えることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記第1のばね部材と、前記第2のばね部材が、幅方向に交互に配列されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
  3. 前記第1のばね部材と、前記第2のばね部材が、前記発電セル積層ユニットから見て、前記中央部において一部が重なり合うように幅方向に交互に配列され、
    前記第1のばね部材及び前記第2のばね部材が、それぞれ前記腕部において、少なくとも非荷重時に互いに干渉しない形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池。
  4. 前記第1のばね部材及び前記第2のばね部材が、それぞれ前記腕部において、前記中央部の幅よりも狭い幅の部分を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池。
  5. 前記第1のばね部材及び前記第2のばね部材が、それぞれ前記腕部の幅が前記中央部から前記端部にかけて減少する形状を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池。
  6. 前記第1のばね部材及び前記第2のばね部材が、同一形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料電池。
  7. 前記第1のばね部材及び前記第2のばね部材の位置決めをする位置決め手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池。
  8. 前記位置決め手段が、前記第1のばね部材の前記中央部と前記第2のばね部材の前記中央部との間に形成される空間に挿入されることを特徴とする請求項7に記載の燃料電池。
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