JP2015088244A - 導光板、バックライトユニット及び画像表示装置 - Google Patents

導光板、バックライトユニット及び画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】モアレが発生するのを低減させた導光板を提供する。【解決手段】導光板は、基材と、基材の一方の面に設けられた射出部7と、基材の他方の面に設けられた導光部と、を備え、射出部は、一方の面から凹むように形成された第一の光変更要素71が一方の面に沿う第一の方向yに互いに離間するように複数並べて配置された第一の射出パターン7Aと、第一の光変更要素が第一の方向に互いに離間するように複数並べて配置された第二の射出パターン7Bとを、一方の面に沿うとともに第一の方向に直交する第二の方向xに交互に並べることで構成され、第二の方向に隣り合う第一の射出パターンのピッチ、及び、第二の方向に隣り合う第二の射出パターンのピッチは、それぞれPで互いに等しく、第二の方向に隣り合う第一の射出パターンと第二の射出パターンとのピッチDxは、0.07P以上0.15P以下、又は0.33P以上0.45P以下である。【選択図】図4

Description

本発明は、フラットパネルディスプレイの照明光路の制御などに用いられる導光板、当該導光板を備えるバックライトユニット、及び当該バックライトユニットを備える画像表示装置に関する。
近年、大型の液晶テレビ等の画像表示装置(以下、「液晶ディスプレイ装置」ともいう)においては、LED(Light Emitting Diode)を光源として配置したサイドライト方式のエッジ型のバックライトユニットが採用されている。そして、導光板を用いた前記バックライトユニットが搭載された液晶ディスプレイ装置として、図15に示すものが一般に知られている。
図15に示すように、液晶ディスプレイ装置100は、複数の画素表示素子(不図示)をマトリックス状に配置してなる画像表示部31と、画像表示部31の一方の面31a側、すなわち下面側(画像表示部31及び後述するバックライトユニット110が積層される積層方向となるz軸の負の向きである「−z軸側」)に配置されたバックライトユニット110とを含んでいる。なお、図1から本図15の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の厚さや寸法の比率は適宜異ならせてある。
画像表示部31は、一対の偏光板21と液晶パネル23とを含んでおり、液晶パネル23は一対の偏光板21で挟まれている。
バックライトユニット110は、画像表示部31の下面側に配置された光学シート27と、光学シート27の下面側に配置されたエッジライト120とを含んでいる。
光学シート27は、反射偏光シート19と、反射偏光シート19の下面側に配置されたプリズムシート17と、プリズムシート17の下面側に配置された光拡散シート16とを含んでいる。
エッジライト120は、略方形板状を呈するPMMA(ポリメチルメタクリレート)やアクリル等の透明な基材から形成された導光板130と、導光板130の下面側である一方の面130a側に配置された光散乱反射パターン11と、光散乱反射パターン11の下面側に配置された反射板12と、導光板130の側面130cに対向するように配置された光源14とを含んでいる。
光拡散シート16は、導光板130の他方の面130b上に配置されている。プリズムシート17は、光拡散シート16における導光板130とは反対側に配置されている。
光源14は、導光板130の一方の面130aに沿うとともにz軸に直交するx軸に沿って延びる線状ランプであるLEDバー141と、LEDバー141の背面側(z軸及びx軸にそれぞれ直交するy軸の負の向きである「−y軸側」)を覆うようにして配置された高反射率を有するリフレクター15とを含んでいる。これら、x軸、y軸、及びz軸は、互いに直交する軸であり、右手系の直交座標系を構成する。
なお、図15では、光学シート27はプリズムシート17を1枚含むとしているが、光学シート27がプリズムシート17を2枚以上含んでいるとしてもよい。
以下、上記バックライトユニット110の機能について簡単に説明する。
まず、光源14から+y軸側に照射され、側面130cから導光板130内に入射された光は、導光板130内で反射を繰り返しつつ+y軸側に進行する。そして、導光板130の裏面である一方の面130a側に配置された光散乱反射パターン11や反射板12あるいは導光板130の側面で反射される。その結果、導光板130の表面である他方の面130bから光学シート27が配置された方向(+z軸側)に向かって光が出射される。出射された光は、光拡散シート16内で拡散された後、プリズムシート17を通過し、反射偏光シート19に入射される。そして、この入射された光は、反射偏光シート19で偏光となって画像表示部31の全面を照明する。こうして、画像表示部31に表示された画像は、液晶ディスプレイ装置100に対して方向Fにいる観察者Qにより視認される。このような技術としては、例えば特許文献1から3に記載されたものがある。
ところで、エッジライト120の輝度分布を調整する方法として、図15に示すように、導光板130の一方の面130aに光散乱反射パターン11を側面130cから離れるに従って配置密度が高くなるように設ける方法がある。ここで言う配置密度とは、ある範囲の面にパターンなどの形状が設けられた場合に、その面に直交する方向に見たときの面の面積に対する形状の面積の割合のことを意味する。
このように、所定の方向に向かうにしたがって配置密度が変化していく光散乱反射パターン11を導光板130に配置することで、導光板130に入射された光を液晶パネル23側に向かって均一に散乱することができる場合がある。
従来は、この光散乱反射パターン11を印刷によって形成する場合があった。そして、この印刷にはインキとして白色である二酸化チタン(TiO)粉末を用いる場合があった。
導光板における光を射出するための射出部の射出パターンとして、前述の二酸化チタン粉末を用いた印刷である白色印刷による光散乱反射パターン以外に、光を屈折させるための微細形状によるものがある。この場合、光吸収しないだけでなく、光の射出制御を高めることもできるので、導光板の光利用効率を上げることができ、液晶ディスプレイ装置の正面輝度が上がることにつながる。
導光板の射出パターンは、導光板の裏面につけることが多い。その理由は、液晶ディスプレイ装置では射出パターンに形成されたドット自体が観察者から見えないようにしないといけないので、導光板の上にある光拡散シートによる効果を高めるためにも、できるだけ観察者からの距離をとった方がよいからである。
また、射出パターンには、導光板の裏面から突出した凸ドット、及び、裏面から凹んだ凹ドットのいずれも利用することができる。光の利用効率を考えると、凸ドットより凹ドットの方を用いる方がよい。その理由は、凹ドットを利用することにより、導光板から正面方向に向かう光の量が高まって、光の制御がしやすいからである。逆に、凸ドットを利用することにより、導光板から裏面方向に向かう光の量が上がって、導光板の裏面にある反射板に光が拡散反射され、正面に向かう光の量が少なくなる。しかし、最近のインクジェット方式による印刷の技術進歩により、凹ドットよりも凸ドットを利用した導光板の試作が主流になっている。
光を拡散させるための白色印刷によるドットよりも、光を屈折させるための凸ドット又は凹ドットの方が導光板の効率を向上させることができる。導光板の効率をさらに向上させる方法としては、導光板の表面に光の進行方向に沿ってレンズ形状(導光部)を付ける方法がある。その理由は、表面のレンズ形状により、導光する光が広がることが押さえ、光の進行性を向上させることができるからである。なお、このレンズ形状も一定のパターン状となる。
従って、凸ドット又は凹ドットを設けることで、導光板の左右端面からの光の漏れが少なくなり、結果的に、表面からの射出光の増加により、導光板の効率が上がることになる。
特開平7−198911号公報 特開2005−241919号公報 特開2003−270447号公報
しかしながら、導光板の裏面に射出部の射出パターンを設けるとともに、表面に導光部によるレンズ形状のパターンを設けた場合には、導光板の表裏のパターンは周期的であるため、表裏のパターンによりモアレ(干渉縞)が発生するという問題がある。そのモアレのコントラストが高くなると、導光板の上に配置する光拡散シート及びプリズムシートでもモアレを消すことが困難になる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、射出部及び導光部のパターンによりモアレが発生するのを低減させた導光板、当該導光板を備えたバックライトユニット、及び当該バックライトユニットを備えた画像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の導光板は、透明な材料で板状に形成された基材と、前記基材の一方の面に設けられた射出部と、前記基材の他方の面に設けられた導光部と、を備え、前記射出部は、前記一方の面から凹むか前記一方の面から凸となるように形成された第一の光変更要素が前記一方の面に沿う第一の方向に互いに離間するように複数並べて配置された第一の射出パターンと、前記第一の光変更要素が前記第一の方向に互いに離間するように複数並べて配置された第二の射出パターンとを、前記一方の面に沿うとともに前記第一の方向に直交する第二の方向に交互に並べることで構成され、前記導光部は、前記他方の面から突出するとともに前記第一の方向に延びるように形成された第二の光変更要素を前記第二の方向に一定のピッチで複数並べた状態で有し、前記第二の方向に隣り合う前記第一の射出パターンのピッチ、及び、前記第二の方向に隣り合う前記第二の射出パターンのピッチは、それぞれPで互いに等しく、前記第二の方向に隣り合う前記第一の射出パターンと前記第二の射出パターンとのピッチは、0.07P以上0.15P以下、又は0.33P以上0.45P以下であり、前記第一の光変更要素の前記第一の方向の長さに対する前記第一の光変更要素の前記第二の方向の長さの比は、1.0以上4.0以下であることを特徴としている。
また、上記の導光板において、前記第一の射出パターンの前記第一の方向に隣り合う前記第一の光変更要素のピッチは、前記第一の方向の一方側から他方側に向かうにしたがって長くなり、前記第二の射出パターンの前記第一の方向に隣り合う前記第一の光変更要素のピッチは、前記第一の方向の前記一方側から前記他方側に向かうにしたがって長くなることがより好ましい。
また、上記の導光板において、前記第一の方向に隣り合う前記第一の射出パターン及び前記第二の射出パターンを前記第二の方向に平行に見たときの、前記第一の射出パターンの複数の前記第一の光変更要素及び前記第二の射出パターンの複数の前記第一の光変更要素のうち前記第一の方向に隣り合うもののピッチで、前記Pを除した値が、0.5以上0.9以下であることがより好ましい。
また、上記の導光板において、前記基材の厚さ方向に見たときに、前記第一の光変更要素は円形又は楕円形であることがより好ましい。
また、上記の導光板において、隣り合う前記第一の光変更要素の距離は、500μm以下であることがより好ましい。
また、上記の導光板において、前記第二の方向に隣り合う前記第二の光変更要素は、互いに接触していることがより好ましい。
また、上記の導光板において、前記第二の光変更要素は半円柱状であることがより好ましい。
また、本発明のバックライトユニットは、上記のいずれかに記載の導光板と、前記導光板の側面に対向するように配置された光源と、前記導光板の前記他方の面上に配置された光拡散シートと、前記光拡散シートにおける前記導光板とは反対側に配置されたプリズムシートと、を備えることを特徴としている。
また、本発明の画像表示装置は、複数の画素表示素子を有する画像表示部と、前記画像表示部の一方の面に設けられた上記に記載のバックライトユニットと、を備えることを特徴としている。
本発明の導光板、バックライトユニット、及び画像表示装置によれば、射出部及び導光部のパターンによりモアレが発生するのを低減させることができる。
本発明の一実施形態の液晶ディスプレイ装置を破断した分解図である。 同液晶ディスプレイ装置の導光板及び光源の平面図である。 図2中の切断線C−Cの断面図である。 同導光板に設けられた光射出パターンのピッチを説明する平面図である。 同導光板に設けられた光進行性パターンの要部の断面図である。 同光射出パターンの第一の光変更要素の他の形状を示す図であり、図6(a)は平面図、図6(b)は側面の断面図である。 同光射出パターンの第一の光変更要素の他の形状を示す図であり、図7(a)は平面図、図7(b)は側面の断面図である。 同光射出パターンの第一の光変更要素の他の形状を示す図であり、図8(a)は平面図、図8(b)は側面の断面図である。 同光射出パターンの第一の光変更要素の他の形状を示す図であり、図9(a)は平面図、図9(b)は側面の断面図である。 同導光板に設けられた光射出パターンにおける第一の光変更要素のピッチを説明する平面図である。 同導光板に設けられた光射出パターンにおける第一の光変更要素の形状及びピッチを説明する平面図である。 同導光板に設けられた光進行性パターンの第二の光変更要素の他の形状を示す断面図である。 同光進行性パターン及び光射出パターンの形状を変えてモアレを計算した結果を示す図である。 同光進行性パターン及び光射出パターンの形状を変えてモアレを計算した結果を示す図である。 従来の液晶ディスプレイ装置を破断した分解図である。
以下、本発明に係る画像表示装置が液晶ディスプレイ装置である場合の一実施形態を、図1から図14を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る液晶ディスプレイ装置1の構造は、図15に示した従来の液晶ディスプレイ装置100の導光板130及び光散乱反射パターン11に代えて、導光板13、光進行性パターン(導光部)6、及び光射出パターン(射出部)7を備えている。以下では、主としてこれら光進行性パターン6及び光射出パターン7について図2から図14を参照して説明し、その他の部分(例えば、光学シート27等)についての詳細な説明は省略する。
なお、導光板13、光進行性パターン6、光射出パターン7、反射板12及び光源14でエッジライト26を構成し、光学シート27及びエッジライト26でバックライトユニット29を構成する。
図2から図4に示すように、本実施形態の導光板13は、透明な材料で板状に形成された基材5と、基材5の一方の面5aに設けられた前述の光射出パターン7と、基材5の他方の面5bに設けられた前述の光進行性パターン6とを備えている。なお、図2においては、後述する第二の光変更要素61及び第一の光変更要素71を拡大して示している。x軸方向(x軸に沿う方向、第二の方向)及びy軸方向(y軸に沿う方向、第一の方向)は、基材5の一方の面5aに沿う方向となっている。
基材5は、z軸方向に平行に見た平面視で矩形状に形成されている。
光射出パターン7は、一方の面5aから凹むように形成された第一の光変更要素71がy軸方向に複数並べて配置された第一の射出パターン7Aと、この第一の光変更要素71がy軸方向に複数並べて配置された第二の射出パターン7Bとが、x軸方向に交互に並べることで構成されている。
第一の光変更要素71は、光を屈折させる小レンズともみなせるものである。この例では、第一の光変更要素71は、図4中の拡大図に示すように、一方の面5aから半球状に凹んでいる。この場合、z軸方向である基材5の厚さ方向に見たときに、第一の光変更要素71は円形であり、第一の光変更要素71のy軸方向の長さAyに対する第一の光変更要素71のx軸方向の長さAxの比である(Ax/Ay)の値は、1.0となる。
図2および図4に示すように、第一の射出パターン7Aのy軸方向に隣り合う第一の光変更要素71は、y軸方向に互いに離間するとともに、ピッチが、y軸方向の+y軸側(一方側)から、光源14側となる−y軸側(他方側)に向かうにしたがって長くなるように並べて配置されている。第二の射出パターン7Bについても同様に、y軸方向に隣り合う第一の光変更要素71は、y軸方向に互いに離間するとともに、ピッチが、y軸方向の+y軸側から−y軸側に向かうにしたがって長くなるように並べて配置されている。なお、射出パターン7A、7Bにおける第一の光変更要素71のピッチの変化は、急激でなく緩やかであることが好ましい。
x軸に平行に見たときに、第一の射出パターン7Aの第一の光変更要素71と第二の射出パターン7Bの第一の光変更要素71とは重なっていない。第一の射出パターン7Aの隣り合う第一の光変更要素71の間に、第二の射出パターン7Bの第一の光変更要素71が1つ配置される。
図4に示すように、x軸方向に隣り合う第一の射出パターン7Aのピッチ、及びx軸方向に隣り合う第二の射出パターン7Bのピッチは、それぞれPの値となり互いに等しい。
x軸方向に隣り合う第一の射出パターン7Aと第二の射出パターン7BとのピッチDxは、この例では0.5Pである。すなわち、x軸方向に隣り合う第一の射出パターン7Aの中心に第二の射出パターン7Bが配置されている。
このように構成された光射出パターン7は、第一の光変更要素71が、いわゆる千鳥状にアレイ化(配列)されている。y軸方向において第一の光変更要素71が配置されている位置では、x軸に平行な直線A1−A2の上に複数の第一の光変更要素71が配置され、隣り合う第一の光変更要素71のピッチは、それぞれPである。第一の射出パターン7Aの各第一の光変更要素71が配置されている直線B1−B2と、直線A1−A2とは直交する(アレイが四角になる)。
x軸方向に隣り合う第一の射出パターン7A及び第二の射出パターン7Bを組みにした一対の射出パターン7A、7Bについて考える。この一対の射出パターン7A、7Bをx軸方向に平行に見たときの、一対の射出パターン7A、7Bが有する複数の第一の光変更要素71のうちy軸方向に隣り合うもののピッチPyは、−y軸側に向かうにしたがって緩やかに長くなる。
図2及び図5に示すように、光進行性パターン6は、基材5の他方の面5bから突出するとともにy軸方向に延びるように形成されたプリズムレンズである第二の光変更要素61をx軸方向に一定のピッチで複数並べた状態で有している。図5は、第二の光変更要素61が延びるy軸方向に直交する平面による断面形状である。各第二の光変更要素61の断面形状は等しく、第二の光変更要素61は半円柱状に形成されている。各第二の光変更要素61のx軸方向のピッチLxは、一定である。x軸方向に隣り合う第二の光変更要素61は、互いに接触している。第二の光変更要素61は基材5のy軸方向の全長にわたり形成されている。
基材5、光進行性パターン6、及び光射出パターン7は、透明な熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂で一体に形成されている。具体的には、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂などを用いることができる。これらを透明な材料で形成することで、導光板13の輝度を高めることができる。
光進行性パターン6の第二の光変更要素61、及び光射出パターン7の第一の光変更要素71は、アレイ化されていてx軸方向に周期性があり、パターン6、7によりモアレが発生する可能性がある。発生するモアレのピッチが数百μm(マイクロメートル)程度以上であれば、観察者により認識される恐れがあり、バックライトユニットの外観、すなわち導光板の外観として、望ましくない。
以上のように構成された導光板13は、前述の第一の光変更要素71のアスペクト比である(Ax/Ay)の値、及びピッチDxを所定の範囲内に設定することで、モアレが発生するのを低減させることができる。この目的を達成するために、以下に説明する検討を行った。
光射出パターン7の第一の光変更要素71の形状は、図5に示す半球状のもの以外に、図6から図9に示すものが考えられる。具体的には、z軸方向である基材5の厚さ方向に見たときに、図6に示す第一の光変更要素71aのようなx軸を長軸とする楕円形となる、楕円球を半分にした形状のものが挙げられる。図7に示す第一の光変更要素71bのような直方体の縁部を丸くした形状のもの、図8に示す第一の光変更要素71cのような直方体の形状のもの、図9に示す第一の光変更要素71dのような第一の光変更要素71aのx軸方向の両端部を尖らせた形状のものが挙げられる。なお、第一の光変更要素71bは+y軸側に向かうにしたがって外径が小さくなっている。
第一の光変更要素71のx軸方向の長さAx及びy軸方向の長さAyを変えることで、第一の光変更要素71の形状を変えることができる。第一の光変更要素71は、アスペクト比である(Ax/Ay)の値を形状を代表する値とすることにした。
図10に示すように、光射出パターン7においてピッチDxは0.5Pよりも短くてもよい。ピッチDxは0.5Pより長い場合も考えられ、具体的には、0以上0.5以下のピッチDxに対して、ピッチDxの光射出パターン7の構成と、ピッチ(1−Dx)の光射出パターン7の構成とは実質的に同一となる。以下では、ピッチDxは0以上0.5以下の値をとるものと定義する。
図11に示す例は、図10に示す光射出パターン7において、x軸を長軸とする楕円球を半分にした形状の第一の光変更要素71aを用いたものである。
光進行性パターン6の第二の光変更要素61は、前述の半円柱以外にも図12に示す様々な形状が考えられる。図12(a)に示す第二の光変更要素61aは、y軸に直交する平面による断面形状が+z軸側に向かって凸となる三角形状である。図12(b)に示す第二の光変更要素61bは、x軸が長軸となる楕円の+z軸側の形状であり、図12(c)に示す第二の光変更要素61cは、台形の縁部を丸めた形状である。
第二の光変更要素61の形状が異なることにより、光源14が有するLEDからの光が導光板13に入射して、図2に示すLEDバー141側となる導光板13の入射面5cから終端面5dまでの間でx軸方向にどれぐらい広がっていくかが異なる。図12には、第二の光変更要素61の代表的な形状を示しているが、前述の断面形状は、例えば多角形状や、曲線で囲われた形状などの他の形状を用いることも可能である。
モアレ(干渉縞)の計算方法としてよく知られているのは、平行パターンの計算方法である。この方法を用いることで、モアレピッチやコントラストを幾何学的な方法により得ることができる。しかし、本発明の光射出パターン7は2次元的なパターンであることから、このモアレの計算方法では正しい結果が得られない。
光進行性パターン6と光射出パターン7とによるモアレの計算方法として、比較的最近ではフーリエ解析方法を用いたものが使われるようになった。この方法では、二つのパターンのモアレを計算するため、それぞれのパターンの二次元フーリエを計算し、この二つの二次元フーリエパターンの畳み込み(Convolution)を計算した上で、2次元マスクをかけることにより、パターンの形状から興味のある周期性を引き出すことが可能である。モアレパターンを調べることが目的なので、周波数が低いデータを注目すると良い。このフーリエ解析方法は、モアレのピッチ、方向、コントラストの情報も得られるため、とても有効な計算方法である。光進行性パターン6と光射出パターン7とのモアレを計算するため、プログラムを作成し、様々な条件で計算(光学シミュレーション)し、モアレのコントラストが低い条件が得られた。
なお、光進行性パターン6と光射出パターン7とのモアレの発生について、光射出パターン7の第一の光変更要素71の配置密度が低いエリアではモアレが発生しやすくなる。配置密度が高くなるにしたがって、第一の光変更要素71のピッチが短くなるので、第一の光変更要素71の配置よりも、第一の光変更要素71の形状の方がモアレに関して影響の大きなファクターになる。従って、第一の光変更要素71の形状による周期性が見られなくなるので、モアレが発生しにくくなる。
導光板のサイズにもよるが、第一の光変更要素71は配置密度が低い場合には3%程度になる。これにより、第一の光変更要素71の配置密度が1%程度になる場合もありえる。
光進行性パターン6と光射出パターン7とのモアレの発生について、第一の光変更要素71の配置パターンが同じことからモアレのピッチが同じであっても、光射出パターン7の第一の光変更要素71の形状を変更することにより、モアレのコントラストが異なる。
このモアレのコントラストの変化は、平行パターンで説明すると分かりやすい。通常、平行パターンではモアレがある条件に関して、線幅がピッチより狭いとモアレのコントラストが低くなり、線幅がピッチの半分程度だとコントラストが高くなる。このことは、2次元の第一の光変更要素のパターンでは、第一の光変更要素の横縦幅を変えると、1次元的なパターンで例えると、見た目の線幅が変わるように見えることである。実際、フーリエ解析方法を使ってモアレを計算してみると、その通りになる。
図13にはフーリエ解析方法により、光進行性パターン6及び光射出パターン7を様々な条件にしてモアレの計算を行った結果を示す。なお、図中の縦軸の単位は、(a.u.〔arbitrary unit〕)で、任意のものを用いることができる。
光進行性パターン6の第二の光変更要素61のピッチLxを80μmから160μmまで変化させたのに対して、光射出パターン7の第一の光変更要素71のピッチPは、460μmで一定とした。アスペクト比である(Ax/Ay)の値が1の場合、Ax=Ay=80μmとした。アスペクト比が0.25から4.0まで変わったときの、ピッチが0.5mm以上のモアレのコントラストの変化を示す。
図13の結果を見ると、各第一の光変更要素71のアスペクト比が0に近い値のときに、モアレのコントラスト値が最も大きくなることが分かった。第一の光変更要素71のアスペクト比が大きくなるのにしたがって、第二の光変更要素61のピッチLxの値によらず、モアレのコントラスト値を低減させることができる。
モアレのコントラスト値の変化は、第二の光変更要素61のピッチLxにより異なる。ピッチLxが90μmと80μmの場合、アスペクト比に対するモアレのコントラスト値の変化が大きく(激しく)、ピッチLxが100、130、160μmの場合は変化が緩やかである。
モアレのコントラスト値の変化がピッチLxにより異なる理由は、モアレ発生のモードが異なるためである。第一の光変更要素71のピッチPが460μmのため、ピッチLxが80μm、90μmの時、ピッチLxに対するピッチPの比率(それぞれ、5.75、5.11‥)が整数6、5に近くなる上に値が大きくなる。このため、モアレのコントラスト値は小さいが、モアレが変化しやすくなる。一方で、ピッチLxが100、130、160μmの場合は、ピッチLxに対するピッチPの比率が小さくなるため、モアレの変化が緩やかになる。
図13に示すグラフから、第一の光変更要素71のアスペクト比である(Ax/Ay)の値を1.0以上4.0以下にすることによりがモアレのコントラスト低減の効果があるので望ましく、アスペクト比を2.0以上4.0以下にすることがさらに望ましいことが分かった。
なお、上記の図13に示した結果は、光射出パターン7の第一の光変更要素71のピッチPが460μmの場合に限られているが、ピッチPを250μm程度まで変えて、同じように計算しグラフを作成しても、同じ結果が得られる。
光進行性パターン6と光射出パターン7とのモアレの発生について、光射出パターン7の第一の光変更要素71のアレイを工夫することにより、モアレのコントラストを低くすることが可能である。上記の平行パターンの線幅により、モアレのコントラストが変化する同等な説明ができる。図10に示すように、第一の射出パターン7Aと第二の射出パターン7BとのピッチDxが0.5Pよりも短い場合に、これら射出パターン7A、7Bが全体として、線幅が変わった(太い)一つの射出パターンのように見える。
図14に、フーリエ解析方法により、光進行性パターン6及び光射出パターン7を様々な条件にしてモアレの計算行った結果を示す。
光進行性パターン6の第二の光変更要素61のピッチLxを100μm又は80μmとした。光射出パターン7の第一の光変更要素71のピッチPは、460μmで一定とした。アスペクト比である(Ax/Ay)の値が1の場合、Ax=Ay=80μmとした。アスペクト比が0.6から1.7まで変化したとき、第一の射出パターン7Aと第二の射出パターン7BとのピッチDxをPで除した(Dx/P)の値が0から0.5までを変化したときの、ピッチが0.5mm以上のモアレのコントラストの変化を示す。
なお、(Dx/P)の値を比較しやすくするため、グラフを(Dx/P)=0.5の場合を基準として各結果を正規化した。すなわち、いずれの結果においても(Dx/P)=0.5の場合のコントラスト比は1.0になる。
図14から、(Dx/P)の値により、バラツキが生じているが、正規化したコントラスト比が0.7以下となる、(Dx/P)の値が0.1の近辺(具体的には、(Dx/P)の値が0.07以上0.15以下)、及び(Dx/P)の値が0.4の近辺(具体的には、(Dx/P)の値が0.33以上0.45以下)の値となるときに、モアレのコントラストが低減されることが分かった。
以上、フーリエ解析方法を用いて検討したように、導光板13のピッチDxを0.07P以上0.15P以下、又は0.33以上0.45以下とし、(Ax/Ay)の値を1.0以上4.0以下とすることにより、導光板13にモアレが発生するのを低減させることができる。
導光板13の光射出パターン7のx軸方向のピッチPは一定である。しかし、y軸方向のピッチPyが変化できても、ピッチPyは導光板13の光射出パターン7の配置密度の制限を受ける。光射出パターン7の配置密度をもっと広い範囲で変化できるように、導光板に幾つかの領域を設け、各領域ごとにピッチPを変えてもよい。
例えば、光射出パターンにおけるLEDを有する光源側等のように第一の光変更要素の配置密度が低い場合にはピッチPを広くする。LEDから一番遠い端面では、第一の光変更要素の配置密度が高くなると、ピッチPは狭いが、P>Axの式を満たす制限を受ける。
なお、各領域で用いられるピッチPyも、その領域で使用されるピッチPと同様に制限される。ピッチPの値とピッチPyの値とが離れすぎると、基材に第一の光変更要素が存在しない部分ができ、結局暗い部分と明るい部分とが認識され、導光板の明るさが均一にならない。このため、図4に示す隣り合う第一の光変更要素71の距離Lは、500μm以下であることが好ましい。
ピッチPを、前述のピッチPyで除した値である(P/Py)の値は、導光板を均一に明るくするため、第一の光変更要素の配置密度が低い場合0.6以上0.8以下が望ましい。配置密度が中程度の場合(例えば、導光板のy軸方向の中心)0.5以上0.9以下が望ましく、配置密度が高い場合0.6以上1.4以下が望ましい。
なお、本実施形態では、図1に示すように、導光板13と種々の光学シート27とを組合せることが可能である。光学シートが一方向拡散機能を持つもの(例えば、レンチキュラー、プリズムシート)であれば、第二の光変更要素の延伸方向となるy軸方向と、上記プリズムシート17に含まれるプリズムの延伸方向とが直角になるように配置することが望ましい。光学シートが二次元拡散機能を持つもの(例えば、ピラミッド、クロスレンチシート、マイクロレンズ)であれば、光学シートを配置する方向は限定されない。複数枚の光学シートを組合せて用いることも可能である。
光学シート27に用いる透明樹脂として、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などを用いることができる。例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系アクリル樹脂、シリコーン系アクリル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ポリスチレン樹脂、シクロオレフィンポリマー、メチルスチレン樹脂、フルオレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン、アクリルニトリルスチレン共重合体、アクリロニトリルポリスチレン共重合体などを用いることができる。
画像表示部31に用いる画素表示素子は液晶表示素子であることが好ましい。液晶表示素子は、画素単位で光を透過/遮光して画像を表示する代表的な素子であり、他の表示素子と比べて、画像品位を高くすることができるとともに、製造コストを低減することができる。
以上説明したように、本実施形態の導光板13、バックライトユニット29及び液晶ディスプレイ装置1によれば、ピッチDxを0.07P以上0.15P以下、又は0.33以上0.45以下とし、(Ax/Ay)の値を1.0以上4.0以下としている。これにより、導光板13にモアレが発生するのを低減させることができる。
第一の射出パターン7Aのy軸方向に隣り合う第一の光変更要素71のピッチ、及び、第二の射出パターン7Bのy軸方向に隣り合う第一の光変更要素71のピッチは、+y軸側から−y軸側に向かうにしたがって長くなる。このため、導光板13の面輝度をy軸方向の位置によらず均一にすることができる。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除なども含まれる。
例えば、前記実施形態では、第一の光変更要素71は基材5の一方の面5aから凹むように形成されているとした。しかし、第一の光変更要素は基材5の一方の面5aから凸となる(突出する)ように形成されていてもよい。
第一の射出パターン7Aのy軸方向に隣り合う第一の光変更要素71のピッチ、及び、第二の射出パターン7Bのy軸方向に隣り合う第一の光変更要素71のピッチは、+y軸側から−y軸側に向かうにしたがって長くなるとした。しかし、これらのピッチは、y軸方向の位置によらず等しいとしてもよい。
x軸方向に隣り合う第二の光変更要素61は互いに接触しているとしたが、これら第二の光変更要素61は互いに離間しているとしてもよい。
光進行性パターン6及び光射出パターン7は、前述の白色印刷により形成してもよい。
(実施例)
以下、本発明の実施例、比較例、及びモアレの比較方法について具体例を示して詳細に説明するが、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
本発明に係るバックライトユニットの光学密着により現れるムラを調べるために、以下で示す実施例1から3、及び比較例1から5をサンプルとして作製した。
<実施例1>
10cm角の銅板に、導光板13の光射出パターン7の第一の光変更要素71を形成するために、先端半径120μmの球面形状のダイヤモンドバイトを用いて切削を行い、この銅板を用いてシリコーン樹脂で型を作製した。シリコーン樹脂の型から、PETフィルムにUV硬化樹脂転写方法で作製したy軸方向に疎密がない第一の光変更要素のパターンシートを使用した。なお、第一の光変更要素71の形状を得るために、金型切削時に金型奥行き方向にピエゾ素子を用いた微小変位工具台を使用した。
第一の光変更要素71のy軸方向、x軸方向のサイズは、60μm、120μm(アスペクト比である(Ax/Ay)の値は2.0程度)にして、第一の光変更要素71のアレイのピッチPを450μm、ピッチPyを225μmにした。なお、ピッチDxを45μmにした((Dx/P)の値は0.1)。
導光板13の光進行性パターン6として、10cm角の銅板に、先端半径が120μmの球面形状のダイヤモンドバイトを用いて切削を行い、この銅板からシリコーン樹脂で型を作製した。PETフィルムにUV硬化樹脂でアクリル樹脂でシリコーン樹脂の型から作製したy軸方向に延びるプリズムレンズパターンシートを使用した。第二の光変更要素61のピッチLxを90μmにした。
光進行性パターン6と光射出パターン7を備える導光板13を完成するため、上記の基材5の一方の面5aに、光射出パターン7に相当する小レンズパターンシートを、基材5の他方の面5bに、光進行性パターン6に相当するプリズムレンズパターンシートを粘着フィルムを用いてそれぞれ貼り合わせた。
導光板13と組合せる光学シート27として、PET基材に紫外線硬化樹脂を設けることで作製したプリズムシート17と光拡散シート16とを使用した。プリズムシート17のレンズピッチを50μm、頂角を90°とした。導光板13の裏面に白色PETシートを配置した。
<実施例2>
実施例2及び3、比較例1から5は、実施例1と異なる点のみ説明する。
第一の光変更要素71のy軸方向、x軸方向のサイズは、80μm、80μm((Ax/Ay)の値は1.0程度)にした。ピッチDxを45μmにした((Dx/P)の値は0.1)。
<実施例3>
第一の光変更要素71のy軸方向、x軸方向のサイズは、80μm、80μm((Ax/Ay)の値は1.0程度)にした。ピッチDxを180μmにした((Dx/P)の値は0.4)。
<比較例1>
第一の光変更要素のy軸方向、x軸方向のサイズは、90μm、70μm((Ax/Ay)の値は0.8程度)にした。ピッチDxを45μmにした((Dx/P)の値は0.1)。
<比較例2>
第一の光変更要素のy軸方向、x軸方向のサイズは、80μm、80μm((Ax/Ay)の値は1.0程度)にした。ピッチDxを0μmにした((Dx/P)の値は0.0)。
<比較例3>
第一の光変更要素のy軸方向、x軸方向のサイズは、80μm、80μm((Ax/Ay)の値は1.0程度)にした。ピッチDxを90μmにした((Dx/P)の値は0.2)。
<比較例4>
第一の光変更要素のy軸方向、x軸方向のサイズは、80μm、80μm((Ax/Ay)の値は1.0程度)にした。ピッチDxを135μmにした((Dx/P)の値は0.3)。
<比較例5>
第一の光変更要素のy軸方向、x軸方向のサイズは、80μm、80μm((Ax/Ay)の値は1.0程度)にした。ピッチDxを225μmにした((Dx/P)の値は0.5)。
<モアレの比較方法>
モアレの見易さを比較するため、下記の2つの評価方法で調査、評価を行った。
図1に示すように、導光板の上に光拡散シート16及びプリズムシート17を固定し、導光板の下に白色の反射板(シート)12を固定して光学部材を構成した。この光学部材を上面であるプリズムシート17側から観察したとき、導光板からモアレが発生する場合、そのモアレが光拡散シート16及びプリズムシート17を通して観察できる(見える)かどうかを判断した。
なお、上面から観察するとき、プリズムシート17の正面だけでなく、正面から60°程度傾いた方向からも観察を行った。観察距離は30cm程度とした。
バックライトユニットのムラの評価にあたっては、正面方向(つまり、図1における方向F)からバックライトユニットを眺めた場合と、正面方向に対して±60°傾いた方向から眺めた場合の2通りについて、モアレの干渉縞のムラが発生したかどうかを確認した。
なお、モアレのムラが認識されないものを「○」と評価し、光拡散シートなどの光学シートを載せても、モアレのムラが僅かに認識されるものを「△」と評価した。光学シートを載せても、モアレのムラが見えるものを「×」と評価した。
なお、光拡散シート16とプリズムシート17と組合せたものを用いたが、用いた光拡散シート16は、マイクロレンズタイプ(ヘイズ値が80程度)と、微粒子を途工したタイプ(ヘイズ値が50程度)の2種類のものを用いた。
実験結果を、表1に示す。表1中、「評価方法1」は、マイクロレンズタイプの光拡散シート16を用いた場合であり、「評価方法2」は、微粒子を途工したタイプの光拡散シート16を用いた場合である。
Figure 2015088244
実施例1では、いずれの評価方法を用いた場合でも、バックライトユニットの表面にモアレによるムラが無いことが分かった。実施例2は、評価方法1ではモアレが確認できなかったが、評価方法2では斜め方向からの観察で僅かにモアレが確認できた。実施例3では、特に評価方法2において、コントラストが薄く殆ど見えない程度だがモアレが確認できた。
なお、比較例1から5では、いずれの評価方法においても、コントラストが多少変化するがピッチが1mmから2mm程度のモアレが確認できた。モアレのピッチが変化するのは、恐らく貼り合わせ精度の影響を受けているためだと思われる。
1 液晶ディスプレイ装置(画像表示装置)
5 基材
5a 一方の面
5b 他方の面
6 光進行性パターン(導光部)
7 光射出パターン(射出部)
7A 第一の射出パターン
7B 第二の射出パターン
13 導光板
14 光源
16 光拡散シート
17 プリズムシート
29 バックライトユニット
31 画像表示部
31a 一方の面
61、61a、61b、61c 第二の光変更要素
71、71a、71b、71c、71d 第一の光変更要素
L 距離
P、Py ピッチ
x 第二の方向
y 第一の方向
z 厚さ方向

Claims (9)

  1. 透明な材料で板状に形成された基材と、
    前記基材の一方の面に設けられた射出部と、
    前記基材の他方の面に設けられた導光部と、
    を備え、
    前記射出部は、前記一方の面から凹むか前記一方の面から凸となるように形成された第一の光変更要素が前記一方の面に沿う第一の方向に互いに離間するように複数並べて配置された第一の射出パターンと、前記第一の光変更要素が前記第一の方向に互いに離間するように複数並べて配置された第二の射出パターンとを、前記一方の面に沿うとともに前記第一の方向に直交する第二の方向に交互に並べることで構成され、
    前記導光部は、前記他方の面から突出するとともに前記第一の方向に延びるように形成された第二の光変更要素を前記第二の方向に一定のピッチで複数並べた状態で有し、
    前記第二の方向に隣り合う前記第一の射出パターンのピッチ、及び、前記第二の方向に隣り合う前記第二の射出パターンのピッチは、それぞれPで互いに等しく、
    前記第二の方向に隣り合う前記第一の射出パターンと前記第二の射出パターンとのピッチは、0.07P以上0.15P以下、又は0.33P以上0.45P以下であり、
    前記第一の光変更要素の前記第一の方向の長さに対する前記第一の光変更要素の前記第二の方向の長さの比は、1.0以上4.0以下であることを特徴とする導光板。
  2. 前記第一の射出パターンの前記第一の方向に隣り合う前記第一の光変更要素のピッチは、前記第一の方向の一方側から他方側に向かうにしたがって長くなり、
    前記第二の射出パターンの前記第一の方向に隣り合う前記第一の光変更要素のピッチは、前記第一の方向の前記一方側から前記他方側に向かうにしたがって長くなることを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  3. 前記第一の方向に隣り合う前記第一の射出パターン及び前記第二の射出パターンを前記第二の方向に平行に見たときの、前記第一の射出パターンの複数の前記第一の光変更要素及び前記第二の射出パターンの複数の前記第一の光変更要素のうち前記第一の方向に隣り合うもののピッチで、前記Pを除した値が、0.5以上0.9以下であることを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  4. 前記基材の厚さ方向に見たときに、前記第一の光変更要素は円形又は楕円形であることを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  5. 隣り合う前記第一の光変更要素の距離は、500μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  6. 前記第二の方向に隣り合う前記第二の光変更要素は、互いに接触していることを特徴とする請求項1に記載の導光板。
  7. 前記第二の光変更要素は半円柱状であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の導光板。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の導光板と、
    前記導光板の側面に対向するように配置された光源と、
    前記導光板の前記他方の面上に配置された光拡散シートと、
    前記光拡散シートにおける前記導光板とは反対側に配置されたプリズムシートと、
    を備えることを特徴とするバックライトユニット。
  9. 複数の画素表示素子を有する画像表示部と、
    前記画像表示部の一方の面に設けられた請求項8に記載のバックライトユニットと、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
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