JP2015086980A - 流体制御バルブ及び容器洗浄装置 - Google Patents

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【課題】簡易な構成で製品寿命を改善することができる流体制御バルブ及びこれを備えた容器洗浄装置を提供する。【解決手段】流体の入口34及び出口36を有するバルブ取付ブロック32に取り付けられる流体制御バルブ30であって、ケーシング40と、先端に弁体44を備えたシリンダーロッド46を有しケーシング40に対して摺動する弁体駆動ピストン42と、シリンダーロッド46とケーシング40との摺動部分52を覆うようにシリンダーロッド46からケーシング40にまたがって設けられるダイヤフラム54と、ダイヤフラム54とケーシング40とシリンダーロッド46とにより区画形成される内圧用空間部Pと、を有し、内圧用空間部Pに所定の内圧が作用する。【選択図】図3

Description

本発明は、流体制御バルブ及び容器洗浄装置に関する。
従来の流体制御バルブは、流体の入口及び出口を有するバルブ取付ブロックに取り付けられるものであり、ケーシングと、先端に弁体を備えたシリンダーロッドを有しケーシングに摺動自在に装着される弁体駆動ピストンと、を備えている。弁体駆動ピストンは、シリンダーロッドの弁体を入口側の弁座に接触させるとこにより入口を閉じて流体の流れを止め、あるいは、シリンダーロッドの弁体を弁座から離して入口を開いて流体を入口から出口に流すように作用する。
上記弁体駆動ピストンは、シリンダーロッドとケーシングとの摺動部分を覆うようにシリンダーロッドからケーシングにまたがって設けられたダイヤフラムを有し、バルブ取付ブロックの流体の入口から出口に流れる流体がシリンダーロッドとケーシングとの摺動部分に接触しないように工夫されている(特許文献1参照)。
特開2006−118593号公報
しかしながら、上記特許文献1の流体制御バルブでは、シリンダーロッドの動作に伴い、ダイヤフラムがシリンダーロッドの動作に追随するため、ダイヤフラムが所定量だけ変形する。このため、シリンダーロッドの動作回数が増加すると、ダイヤフラムの変形が繰り返されるため、ダイヤフラムの疲労や劣化が進む。これにより、流体制御バルブの製品寿命が低下するおそれがある。
そこで、本発明は、簡易な構成で製品寿命を改善することができる流体制御バルブ及びこれを備えた容器洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、流体の入口及び出口を有するバルブ取付ブロックに取り付けられる流体制御バルブであって、ケーシングと、先端に弁体を備えたシリンダーロッドを有し前記ケーシングに対して摺動する弁体駆動ピストンと、前記シリンダーロッドと前記ケーシングとの摺動部分を覆うように前記シリンダーロッドから前記ケーシングにまたがって設けられるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムと前記ケーシングと前記シリンダーロッドとにより区画形成される内圧用空間部と、を有し、前記内圧用空間部に所定の内圧が作用することを特徴とする。
この場合、前記内圧用空間部の内圧は、空気圧であることが好ましい。
本発明の一態様は、容器を設置するヘッド部と、洗剤液を貯溜するタンク部と、前記ヘッド部に対する前記洗剤液の供給を制御するバルブ部と、前記タンク部に貯溜された前記洗剤液を前記バルブ部へ供給するポンプ部と、前記ヘッド部、前記タンク部、前記バルブ部あるいは前記ポンプ部の少なくとも一つの駆動を制御し、前記容器の内部の洗浄処理を自動制御する制御部と、を有する容器洗浄装置であって、前記バルブ部は、流体の入口及び出口を有するバルブ取付ブロックと、前記バルブ取付ブロックに取り付けられる流体制御バルブと、を有し、前記流体制御バルブは、ケーシングと、先端に弁体を備えたシリンダーロッドを有し前記ケーシングに対して摺動する弁体駆動ピストンと、前記シリンダーロッドと前記ケーシングとの摺動部分を覆うように前記シリンダーロッドから前記ケーシングにまたがって設けられるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムと前記ケーシングと前記シリンダーロッドとにより区画形成される内圧用空間部と、を有し、前記内圧用空間部に所定の内圧が作用することを特徴とする。
この場合、前記内圧用空間部の内圧は、空気圧であることが好ましい。
本発明によれば、シリンダーロッドの動作に伴いダイヤフラムが変形するが、内圧用空間部には所定の内圧が作用することにより、ダイヤフラムの変形量を抑制することができる。この結果、流体制御バルブひいては容器洗浄装置の製品寿命が延びる。
また、内圧用空間部の内圧を確保する手段として空気圧を用いることにより、簡易な構成により内圧用空間部の加圧が可能になる。
本発明の第1実施形態に係る容器洗浄装置の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る容器洗浄装置の外観図である。 本発明の第1実施形態に係る容器洗浄装置に用いられる流体制御バルブの第1実施例に関し、流体の入口が閉じたときの流体制御バルブの位置を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る容器洗浄装置に用いられる流体制御バルブの第1実施例に関し、流体の入口が開いたときの流体制御バルブの位置を示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係る容器洗浄装置に用いられる流体制御バルブの第2実施例の流体制御バルブの構成を示した断面図である。
本発明の第1実施形態に係る容器洗浄装置について、図面を参照して説明する。
容器洗浄装置の洗浄対象である「容器」は、ビール、ワイン、清涼飲料等の液体を充填する際に用いられる入れ物あるいは樽を意味する。ただし、入れ物あるいは樽に充填される液体は、飲料用液体に限定されず、農業・工業などの産業用液体、医療用液体も含まれる。
図1は、容器洗浄装置10の斜め方向から見た斜視図である。図1に示すように、容器洗浄装置10は、主として、容器1を載置するヘッド部12と、洗剤液を貯溜するタンク部14と、ヘッド部12に対する洗剤液の供給を制御するバルブ部16と、タンク部14に貯溜された洗剤液をバルブ部16へ供給するポンプ部18と、ヘッド部12、タンク部14、バルブ部16あるいはポンプ部18の少なくとも一つの駆動を制御し容器1の内部の洗浄処理を自動制御する制御部20と、制御部20の駆動を操作する操作部22と、各構成要素を支持する支持台部24と、を有している。
ヘッド部12は、例えば、円盤状のプレート部26と、プレート部26を昇降するための昇降部(図示省略)と、を有している。プレート部26の上面に、洗浄対象になる容器1が載置される。昇降部は、プレート部26の高さを調整するための機構である。
タンク部14は、例えば、中空状に形成された貯溜部28を有している。貯溜部28の内部には、所定量の洗剤液が溜められている。
バルブ部16は、例えば、複数の流体制御バルブ30と、バルブ取付ブロック32と、を有している。流体制御バルブ30は、制御部20からの制御信号に基づき、ヘッド部12に洗剤液を供給する。これにより、ヘッド部12のプレート部26に載置された容器1の内部の洗浄処理が可能になる。
流体制御バルブ30の一例として、シリンダーバルブが適用できる。
ポンプ部18は、例えば、タンク部14の貯溜部28に溜められている洗剤液をくみ上げて、バルブ部16側へ供給するための駆動源である。
制御部20は、いわゆる制御ボックスであり、ヘッド部12、タンク部14、バルブ部16、ポンプ部18あるいは操作部22の少なくとも一つの駆動を制御する。制御部20は、容器洗浄装置10の動作を統括的に制御する。このため、制御部20の駆動により、容器1の内部の洗浄処理を自動制御することが可能になる。
制御部20は、ヘッド部12、タンク部14、バルブ部16、ポンプ部18及び操作部22に対して各構成要素の駆動に必要な電力を供給する。
操作部22は、操作ボタンや液晶パネルなどの装備を有しており、例えば、制御部20の駆動を操作する。操作部22で所定の操作を実行することにより、制御部20が駆動し、容器1の洗浄処理が開始される。なお、操作部22は、制御部20以外の構成、例えば、ヘッド部12、タンク部14、バルブ部16、ポンプ部18の駆動を直接的に制御する構成でもよい。
操作部22は、例えば、容器洗浄装置10の支持台部24に連結されている。ただし、操作部22は、支持台部24に直接連結してもよいし、所定の連結部材を介して支持台部24に取り付けてもよい。さらに、操作部22は、ヘッド部12、タンク部14、バルブ部16、制御部20あるいはポンプ部18のいずれかに設けてもよい。
操作部22は、ヘッド部12の近傍に位置している。操作部22とヘッド部12との離間距離を短くするような位置に操作部22を設けることにより、ヘッド部12のプレート部26に容器1を載置した後、作業者が操作部22へ移動するまでの距離及び時間が短くなる。これにより、ヘッド部12のプレート部26に容器1を載置した後、作業者が操作部22をただちに操作することができるため、容器1の洗浄処理の効率を著しく高めることができる。
次に、容器洗浄装置10の各構成要素の配置(レイアウト)について説明する。
図2は、容器洗浄装置10を上方側から見た容器洗浄装置10の外観図である。図2に示すように、タンク部14及び制御部20の外形は、例えば、四角形状に形成されており、ヘッド部12のプレート部26の外形は、例えば、丸形状に形成されている。
制御部20は、タンク部14の一方側側面14Aに面した空間部(スペース)SP1に位置している。換言すれば、タンク部14の一方側側面14Aは、空間部SP1を臨んでいる。このように、制御部20は、タンク部14に隣接している。
ポンプ部18は、制御部20と同様にして、タンク部14の一方側側面14Aに面した空間部SP1に位置している。そして、ポンプ部18は、タンク部14に隣接しており、同時に制御部20にも隣接している。換言すれば、ポンプ部18は、タンク部14と制御部20とヘッド部12とで囲まれた部位に位置している。
バルブ部16は、制御部20及びポンプ部18と同様にして、タンク部14の一方側側面14Aに面した空間部SP1に位置している。そして、バルブ部16は、ポンプ部18に隣接しており、同時に制御部20及びヘッド部12に対しても隣接している。
ヘッド部12は、タンク部14の角部14Cに面した(あるいは対向した)空間部(スペース)SP2に位置している。換言すれば、ヘッド部12のプレート部26とタンク部14の貯溜部28の各中心が、平面視にてタンク部14の貯溜部28の対角線の延長線上に位置するように配置されている。ヘッド部12は、タンク部14の一方側側面14Aに対してだけではなく、タンク部14の一方側側面14Aに対して略直交する他方側側面14Bからも突出するようにして配置されている。
なお、タンク部14の角部14Cとは、一方側側面14Aの端部と他方側側面14Bの端部とが交差して形成される角部である。
操作部22は、タンク部14の一方側側面14Aに対して略直交する他方側側面14Bに面したデッドスペースである空間部(スペース)SP3に位置している。換言すれば、タンク部14の他方側側面14Bは、空間部SP3を臨んでいる。このため、ヘッド部12を設けたことによるデッドスペースを利用して操作部22を配置することができ、同時に操作部22をヘッド部12の近傍に位置させることができる。この結果、ヘッド部12と操作部22との離間距離が短くなる。
このように、空間部SP1〜SP3は、平面視にてL字ラインLLを構成している。
換言すれば、制御部20、ポンプ部18、バルブ部16、ヘッド部12及び操作部22は、タンク部14の周囲を平面視にてL字ラインLL上に並んで位置している。なお、制御部20、ポンプ部18、バルブ部16、ヘッド部12及び操作部22の配置順序は特に限定されるものではないが、ヘッド部12と操作部22とが隣接していることが好ましい。
容器洗浄装置10の各構成要素に関して上記レイアウトを採用することにより、デッドスペースを利用して、タンク部14の周囲に制御部20、ポンプ部18、バルブ部16、ヘッド部12及び操作部22を効率良く配置することができる。この結果、装置全体を小型化することができ、容器洗浄装置10の設置面積が小さくて済む。
また、ヘッド部12のプレート部26に容器1を載置した後、操作部22に到達するまでに要する作業者の移動距離が短くなる。このため、ヘッド部12のプレート部26に容器1を載置した後、操作部22で操作するまでの時間が短くなり、容器1の洗浄処理の効率を高めることができる。
特に、制御部20、ポンプ部18、バルブ部16、ヘッド部12及び操作部22はタンク部14の周囲を平面視にてL字ラインLL上に並んで位置しているため、容器洗浄装置1のレイアウトの効率性及び意匠性を高めることができ、かつヘッド部12と操作部22との離間距離が短くすることができる。
次に、本発明の一実施形態に係る容器洗浄装置10の作用について説明する。
図1及び図2に示すように、容器1をヘッド部12のプレート部26に載置する。その後、操作部22を操作して制御部20を駆動させる。ポンプ部18が制御部20により駆動され、タンク部14の貯溜部28に溜められていた洗剤液がくみ上げられ、バルブ部16に供給される。バルブ部16が制御部20により駆動され、所定量の洗剤液が流体制御バルブ30を介してヘッド部12に供給される。そして、ヘッド部12のプレート部26に載置された容器1の内部に洗剤液が供給され、容器1の内部の洗浄が行われる。
このように、ヘッド部12のプレート部26に容器1が載せられた後、制御部20による自動制御により容器1の洗浄が開始される。そして、所定の工程が終了すると、制御部20による自動制御によりポンプ部18による洗剤液のくみ上げ及びバルブ部16の流体制御バルブ30からヘッド部12に対する洗剤液の供給が停止され、容器1の洗浄処理が終了する。この結果、容器1の洗浄開始から終了までの一連の洗浄処理を制御部20により自動制御することができる。
また、容器洗浄装置10により洗浄された容器1は、容器1の内部を洗剤液により洗浄されているため、高い洗浄効果を有している。
(第1実施例の流体制御バルブ)
次に、第1実施例の流体制御バルブ30について説明する。なお、第1実施例の流体制御バルブ30の一例としてシリンダーバルブを示す。
図3及び図4に示すように、第1実施例の流体制御バルブ30は、例えば、流体の入口34及び出口36を有し入口34に弁座38を備えたバルブ取付ブロック32に取り付けられるものである。なお、流体として、液体、気体、プラズマなどが該当し、容器洗浄装置に適用される構成では、流体である「洗剤液」が該当する。
流体制御バルブ30は、主として、筺体として機能しかつバルブ取付ブロック32に取り付けるため取付片として機能するケーシング40と、先端に弁体44を備えたシリンダーロッド46を有しケーシング40に対して摺動自在に装着される弁体駆動ピストン42と、を備えている。
ケーシング40は、ボルト及びナットなどの固着具48によりバルブ取付ブロック32に固定される。
弁体駆動ピストン42は、図示しない圧縮空気切換電磁弁により操作され、この操作によりシリンダーロッド46の弁体44が弁座38に接触して入口34を閉じることにより流体の流れを止め(図3参照)、あるいは、シリンダーロッド46の弁体44が弁座38から離れて入口34を開くことにより流体を入口34から出口36へ流す(図4参照)。図3及び図4の符号50は、圧縮空気用のシールパッキンである。
流体制御バルブ30は、シリンダーロッド46とケーシング40との摺動部分52を覆うようにシリンダーロッド46からケーシング40にまたがって設けられたダイヤフラム54を備えている。このため、流体の入口34から出口36に流れる流体が摺動部分52に接触することがない。これにより、摺動部分52に潤滑材を使用しても流体に異物が混入しない。この結果、摺動部分52に潤滑材の使用が可能になり、摺動部分52の寿命が大幅に延長する。さらに、部品の交換頻度が少なくなるため、定期補修部品のコスト及び部品交換作業に要する保全コストが大幅に下がる。さらにまた、摺動部分52が流体に接触しないため、洗浄が容易になる。
なお、ダイヤフラム54は、衛生上問題が生じない材質で構成されている。
ここで、ダイヤフラム54とケーシング40の端面40Aとの間には、内圧用空間部Pが形成されている。当該内圧用空間部Pには、空気(例えば、圧縮空気)が供給される。
すなわち、内圧用空間部Pには、配管56と、空気供給源58と、空気供給源58の空気を内圧用空間部Pに供給するための内圧用弁60と、が接続されている。これにより、内圧用空間部Pには常に所定の空気が供給されており、内圧用空間部Pの内圧が常に維持されている。
なお、図示しない圧力計と、内圧用弁60を制御する図示しない制御部と、を用い、圧力計の値が最適値となるように内圧用空間部Pの圧力をフィードバック制御する構成を採用してもよい。これにより、内圧用空間部Pの圧力を常に一定値に制御することができ、適切な内圧を維持することができる。
内圧用空間部Pには空気圧により内圧を確保しているが、空気圧に限定されるものではなく、水圧や油圧などにより加圧してもよい。しかし、空気圧を用いることにより簡易な構成により内圧用空間部Pを加圧することができる。また、水圧や油圧を用いれば、ダイヤフラム54のリークを視覚的に発見することができる。
(第2実施例の流体制御バルブ)
次に、第2実施例の流体制御バルブ30について説明する。第2実施例の流体制御バルブ30の一例としてシリンダーバルブを示す。
なお、以下では、第1実施例の流体制御バルブ30の構成と重複する構成には同じ符号を付し、その説明を適宜省略する。
図5に示すように、第2実施例の流体制御バルブ30は、ケーシング40の端面40Aに凹部62が形成されている。この凹部62により内圧用空間部Pが確保される。
ダイヤフラム54は、凹部62を塞ぐようにしてシリンダーロッド46からケーシング40にまたがって設けられている。このため、内圧用空間部Pは、ダイヤフラム54と凹部62とシリンダーロッド46とにより閉じた空間部になる。
上記内圧用空間部Pには、第1実施例と同様にして、配管56と、空気供給源58と、空気供給源58の空気を内圧用空間部Pに供給するための内圧用弁60と、が接続されている。内圧用空間部Pには常に所定の空気が供給されており、その空気圧により内圧用空間部Pの内圧が維持されている。
なお、内圧用空間部Pの内圧が常に最適な内圧となるようにフィードバック制御するように構成してもよい。
各実施例の流体制御バルブ30では、内圧用空間部Pに空気が供給され、内圧用空間部Pには所定の内圧(空気圧)が付与されている。このため、シリンダーロッド46の動作(直線運動)に伴いダイヤフラム54が変形するが、内圧用空間部Pの内圧が作用してダイヤフラム54の変形量が必要最小限に抑制される。これにより、ダイヤフラム54が劣化するまでの時間を大幅に延ばすことができ、ダイヤフラム54の製品寿命が延びる。この結果、流体制御バルブ30ひいては容器洗浄装置10の製品寿命が延びる。
また、内圧用弁60を制御することにより、内圧用空間部Pの内圧を減圧することも可能である。これにより、メンテナンス時やダイヤフラム54の状態に応じて内圧用空間部Pの内圧を自在に調整することができる。
特に、第2実施例の流体制御バルブ30のように、ケーシング40に凹部62を設けて内圧用空間部Pを形成することにより、ダイヤフラム54の寸法・形状にかかわらず、所定容積の内圧用空間部Pを常に確保することができる。
また、ケーシング40に凹部62を設けて内圧用空間部Pを形成することにより、シリンダーロッド46の直線運動に伴う移動距離が短くなる構成でも、所定容積の内圧用空間部Pを確保することができる。この結果、小型のバルブ取付ブロック32に流体制御バルブ30が取り付けられ、シリンダーロッド46の直線運動に伴う移動距離が短くなる構成においても、内圧用空間部Pの内圧によりダイヤフラム54の変形量を必要最小限に抑制することができる。
また、ケーシング40に凹部62を設けて内圧用空間部Pを確保することにより、流体制御バルブ30及びその構成要素を大型化することなく、内圧用空間部Pの容積を大きく設定することも可能である。
なお、以上で説明した実施形態及び実施例は、本発明を説明するための例示に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々変更を加え得ることが可能である。
10 容器洗浄装置
12 ヘッド部
14 タンク部
14A 一方側側面
14B 他方側側面
14C 角部
16 バルブ部
18 ポンプ部
20 制御部
22 操作部
24 支持台部
26 プレート部
28 貯溜部
30 流体制御バルブ
32 バルブ取付ブロック
34 入口
36 出口
38 弁座
40 ケーシング
42 弁体駆動ピストン
44 弁体
46 シリンダーロッド
48 固着具
50 パッキン
52 摺動部分
54 ダイヤフラム
56 配管
58 空気供給源
60 内圧用弁
62 凹部
SP1 空間部(スペース)
SP2 空間部(スペース)
SP3 空間部(スペース)
LL L字ライン
P 内圧用空間部

Claims (4)

  1. 流体の入口及び出口を有するバルブ取付ブロックに取り付けられる流体制御バルブであって、
    ケーシングと、
    先端に弁体を備えたシリンダーロッドを有し前記ケーシングに対して摺動する弁体駆動ピストンと、
    前記シリンダーロッドと前記ケーシングとの摺動部分を覆うように前記シリンダーロッドから前記ケーシングにまたがって設けられるダイヤフラムと、
    前記ダイヤフラムと前記ケーシングと前記シリンダーロッドとにより区画形成される内圧用空間部と、
    を有し、
    前記内圧用空間部に所定の内圧が作用することを特徴とする流体制御バルブ。
  2. 前記内圧用空間部の内圧は、空気圧であることを特徴とする請求項1に記載の流体制御バルブ。
  3. 容器を設置するヘッド部と、
    洗剤液を貯溜するタンク部と、
    前記ヘッド部に対する前記洗剤液の供給を制御するバルブ部と、
    前記タンク部に貯溜された前記洗剤液を前記バルブ部へ供給するポンプ部と、
    前記ヘッド部、前記タンク部、前記バルブ部あるいは前記ポンプ部の少なくとも一つの駆動を制御し、前記容器の内部の洗浄処理を自動制御する制御部と、
    を有する容器洗浄装置であって、
    前記バルブ部は、流体の入口及び出口を有するバルブ取付ブロックと、前記バルブ取付ブロックに取り付けられる流体制御バルブと、を有し、
    前記流体制御バルブは、ケーシングと、先端に弁体を備えたシリンダーロッドを有し前記ケーシングに対して摺動する弁体駆動ピストンと、前記シリンダーロッドと前記ケーシングとの摺動部分を覆うように前記シリンダーロッドから前記ケーシングにまたがって設けられるダイヤフラムと、前記ダイヤフラムと前記ケーシングと前記シリンダーロッドとにより区画形成される内圧用空間部と、を有し、前記内圧用空間部に所定の内圧が作用することを特徴とする容器洗浄装置。
  4. 前記内圧用空間部の内圧は、空気圧であることを特徴とする請求項3に記載の容器洗浄装置。
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