JP2015086654A - 太陽光パネル用トラス梁架台とそれを使用した組立工法 - Google Patents

太陽光パネル用トラス梁架台とそれを使用した組立工法 Download PDF

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Terumitsu Tamura
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Abstract

【課題】太陽光パネルの架台に用いる鋼材の強度及び剛性を備えると共に、施工工事におけるコストダウンと工期短縮を実現する太陽光パネル用トラス梁架台の提供を図る。
【解決手段】太陽光パネルの架台を前方トラス梁架台ユニットと、後方トラス梁架台ユニットと、パネル受けフレームと、筋交い補強アングルフレームと、で構成され、トラス梁構造を有して形成された前方トラス梁架台ユニット及び後方トラス梁架台ユニットにパネル受けフレームを架設し、該パネル受けフレームと後方トラス梁架台ユニットとを筋交い補強アングルフレームで連結した構成となっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光パネルの架台に用いる鋼材の強度及び剛性を備えると共に、施工工事におけるコストダウンと工期短縮を図る太陽光パネル用トラス梁架台に関する。
現在の産業エネルギー資源の大半は、化石燃料と呼ばれる石油、石炭、天然ガスで占められるが、その石油に関しては枯渇可採年数は30〜40年位であろうと予測され、天然ガスに至っては約60年、石炭は150〜200年程と見積られていることから、近年では化石燃料からの代替エネルギーの転換が叫ばれるようになり、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスを利用した再生可能エネルギー源が注目を集めている。特に太陽光を利用した再生可能エネルギーの利用は、無限に降り注ぐ太陽の光から電気を作って自家発電や売電することができる上、停電や災害時においても利用できるものであり、また、余計な有害排気物を排出しないことから地球温暖化の防止やクリーンなエコロジー発電という見地からも、特に注目を集めている。
2011年3月に発生した福島第一原発事故による放射能汚染災害における環境汚染問題から端を発して安全な代替エネルギーへのシフトが叫ばれ、2012年7月にはエネルギー自給率の向上、地球温暖化対策、産業育成を図ると共に、エネルギー関連機器のコストダウンや技術開発によって、再生可能エネルギーが日本のエネルギーを支える存在となることを目指して、再生可能エネルギー源(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)を用いて発電された電気を国が定める固定価格で一定の期間電気事業者に調達を義務づける再生可能エネルギーの固定価格買取制度法案が可決したことによって一層の安全な代替エネルギーへのシフトが加速している。
中でも、太陽光発電においては太陽光発電パネルの大量生産が可能になっていることから1基当たりの生産コストも数年前の価格と比較して大幅なコストダウンが図られるようになってきたが、太陽光発電パネルを含むシステム一式を一般家庭に設置する場合や、遊休地を利用してメガソーラー事業を展開するには、その施工工事費が莫大なものとなっており、施工工事期間や設備工事の複雑さ、太陽光パネル架台の強度及び剛性の問題が普及を阻害している。
その施工工事に関して、施工工事期間や設備工事の複雑さ、ならびに太陽光パネル架台の強度及び剛性の問題を解決しようとする提案がなされている。例えば、横架台又は/及び縦架台として用い、横架台の上部に平板状の太陽光パネルモジュール等を載置した場合の架台の水はけを向上させることを目的とする「リップ溝形鋼」(特許文献1)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「リップ溝形鋼」の提案は、横断面形状がL字型をなす長手形状の鋼本体と、前記鋼本体の背板の一側部に形成された側板と、前記側板の端部に曲折して形成されたリップと、前記背板の他側部に曲折して形成された曲折部板と、からなり、前記リップ及び曲折板の突出長さは、前記側板の長手方向と直交する方向の側板幅よりも短く、前記曲折板は、前記背板の板方向に対して直角方向の直角板又は90度以上の非直角方向に向けて延設された非直角板を有すると共に横架台又は縦架台を形成することを特徴として形成されるリップ溝形鋼である。しかしながら、該提案は、太陽光パネルモジュールを載置する架台に使用される鋼本体の形状ならびに水はけに関する提案であって、太陽光パネル架台自体の剛性ならびに施工のコストダウンと工事日数の削減が図られる提案ではなかった。
また、太陽光パネルの架台に用いる鋼材使用量を架台の強度及び剛性を確保しつつ極力少なく済ませることができるとされる「太陽光パネル架台」(特許文献2)が提案され、公知技術となっている。
しかしながら、係る「太陽光パネル架台」の提案は、太陽光パネルを所定の角度で設置する傾斜したパネル受材と、パネル受材を支持する傾斜上部側の支柱及び傾斜下部側の支柱とで鉛直な面状アングルフレームを構成し、一対の前記面状アングルフレームを間隔をあけて互いに平行に配置して、前記一対の面状アングルフレーム間は、上部側及び下部側の支柱の位置で左右の支柱間に対角線状に取り付けられた交差する2つのブレースのみで連結され、上部側の支柱と下部側の支柱間の長さが0.387Lから0.714Lの範囲内にあり、かつ、それぞれ先端側からほぼ対称的な位置にある構成となっている。しかしながら、該提案は、各部材が効率的に荷重を負担して、架台の強度及び剛性を確保しつつ鋼材使用量を極力少なくできることや、パネル受材の断面を効率よく小さくできるとされる「太陽光パネル架台」であるが、太陽光パネル架台の施工のコストダウンと工事日数の削減が図られる提案ではなかった。
本出願人は、従来の太陽光パネル架台におけるユニット単位で構成される架台構造に着目し、該架台構造にトラス梁構造を採用することによって大幅な構造強化ならびに施工におけるコストダウンならびに工期短縮が図れないものかとの着想の下、太陽光パネルの架台に用いる鋼材の強度及び剛性を備えると共に、施工工事におけるコストダウンと工事日数の削減を図る太陽光パネル用トラス梁架台を開発し、本出願における「太陽光パネル用トラス梁架台とそれを使用した組立工法」の提案に至るものである。
特開2012-172455号公報 特開2012-215067号公報
上記問題点に鑑み、本発明は、太陽光パネルの架台に用いる鋼材の強度及び剛性を備えると共に、施工におけるコストダウンと工期短縮を図る太陽光パネル用トラス梁架台を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、前方トラス梁架台ユニットと、後方トラス梁架台ユニットと、パネル受けフレームと、筋交い補強アングルフレームと、で構成される太陽光パネル用トラス梁架台であって、前記前方トラス梁架台ユニット及び後方トラス梁架台ユニットは、所定の長さを有して平行に配設される二本の水平トラスアングルフレームと、該水平トラスアングルフレームに垂直に交差した状態で水平方向に所定間隔を空けて複数列設される垂直トラスアングルフレームと、二本の水平トラスアングルフレームと隣り合う二本の垂直トラスアングルフレームとでできる各矩形空間内を筋交い状に斜めに交差する斜めトラスアングルフレームと、を連結部材を介して連結することでトラス梁構造を有して成り、前記パネル受けフレームは、前記前方トラス梁架台ユニットと前記後方トラス梁架台ユニットの垂直トラスアングルフレームの上端部に連結部材を介して架設されることで、前記水平トラスアングルフレームの長手方向に複数列設されて成り、前記筋交い補強アングルフレームは、前記パネル受けフレームの略中央部と、前記後方トラス梁架台ユニットの垂直トラスアングルフレームの下端部に連結部材を介して筋交い状に連結された構成となっている。
また、本発明は、前記後方トラス梁架台ユニットにおける垂直トラスアングルフレームの長さを、前記前方トラス梁アングルフレームユニットにおける垂直トラスアングルフレームの長さよりも長尺とすることで、前記パネル受けフレームが後方に向って登り勾配に傾斜した状態で架設された構成となっている。
さらに、本発明は、前記太陽光パネル用トラス梁架台を用いた太陽光パネル用架台の組立工法であって、基礎打ち工程と、トラス梁架台ユニット組立工程と、トラス梁架台ユニット設置工程と、パネル受けフレーム掛け渡し工程と、筋交いアングルフレーム組立工程とから成る手段を採用する。
本発明における太陽光パネル用トラス梁架台によれば、架台ユニットがトラス梁構造を有して成ることで、太陽光パネルを支えるだけの充分な強度と剛性を有して、支柱や基礎・土台などの数を可能な限り少なくすることができると共に、構造的な高強度が得られるといった、従来にない優れた効果を奏する。
また、本発明における太陽光パネル用トラス梁架台によれば、トラス梁架台ユニットが工場生産ならびに現地組み立てを可能にするものであって、状況に応じて事前に組み立て作業が進行できると共に、人的状況や天候に左右されることなく計画的に施工工事が可能になるといった、優れた効果を奏する。
さらに、本発明における太陽光パネル用トラス梁架台によれば、上記の通り基礎・土台の数が少なくできるため、架台下方スペースが大きく確保され、設置地面の雑草の管理・処理などが容易になるといった、優れた効果を奏する。
またさらに、本発明における太陽光パネル用トラス梁架台の組み立て工法によれば、事前に完成したトラス梁架台ユニットについて、現場で配置・組立作業を行うといった簡易な工法で組み立てられるため、天候に左右されることなく工期を進めることができると共に、作業要員の削減と工事施工技術の簡便さが図れるといった、従来にない優れた効果を奏する。
本発明に係る太陽光パネル用トラス梁架台の全体を示す俯瞰説明図である。(実施例1) 本発明に係る太陽光パネル用トラス梁架台の全体を示す側面説明図である。 本発明に係る太陽光パネル用トラス梁架台のトラス梁架台ユニットを示す斜視図である。 本発明に係る太陽光パネル用トラス梁架台のその他の構成部品を示す斜視図である。 本発明における係る太陽光パネル用トラス梁架台の組み立て工法を示すチャート図である。(実施例2)
本発明の太陽光パネル用トラス梁架台10は、太陽光パネルの架台を前方トラス梁架台ユニット20と、後方トラス梁架台ユニット30と、パネル受けフレーム40と、筋交い補強アングルフレーム50と、で構成し、該トラス梁架台ユニット(前方トラス梁架台ユニット20と後方トラス梁架台ユニット30の総称、以下同様)がトラス梁構造を有して成形されると共に、パネル受けフレーム40と筋交い補強アングルフレーム50とで該前方トラス梁架台ユニット20と後方トラス梁架台ユニット30を連結したことを最大の特徴とする。以下、本発明に係る太陽光パネル用トラス梁架台10の実施形態を、図面に基づいて説明する。
なお、本発明に係る太陽光パネル用トラス梁架台10は、下記に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる材質や形状・寸法等の範囲内で、適宜変更することができる。
図1乃至図2は、本発明に係る太陽光パネル用トラス梁架台10の実施形態を示しており、図1は全体を示す俯瞰説明図、図2は全体を示す側面説明図である。
本発明の太陽光パネル用トラス梁架台10は、前方トラス梁架台ユニット20と、後方トラス梁架台ユニット30と、パネル受けフレーム40と、筋交い補強アングルフレーム50と、で構成される太陽光パネルを載置するトラス梁架台である。
前方トラス梁架台ユニット20及び後方トラス梁架台ユニット30は、所定の長さを有して平行に配設される二本の水平トラスアングルフレーム21,31と、該水平トラスアングルフレーム21,31に垂直に交差した状態で水平方向に所定間隔を空けて複数列設される垂直トラスアングルフレーム22,32と、二本の水平トラスアングルフレーム21,31と隣り合う二本の垂直トラスアングルフレーム22,32とでできる各矩形空間24,34内を筋交い状に斜めに交差する斜めに交差する斜めトラスアングルフレーム23,33と、から構成されている。そして、かかる水平トラスアングルフレーム21,31と垂直トラスアングルフレーム22,32と斜めトラスアングルフレーム23,33,とは、ボルト・ナットなどの連結部材70を介して連結されることで、全体としてトラス梁構造を有して成形される。
なお、図面では、斜めトラスアングルフレーム23,33が各矩形空間24,34ごとに交互に傾斜方向を変えて連結された構成態様について示しているが、全ての矩形空間24,34において斜めトラスアングルフレーム23,33の傾斜方向を同じにする構成態様も可能である。
ところで、図2に示すように、前記前方トラス梁アングルフレームユニット20における垂直トラスアングルフレーム21の長さH1に比し、前記後方トラス梁架台ユニット30における垂直トラスアングルフレーム31の長さH2をより長尺とすることが考え得る。太陽光パネルを敷設するに際し、太陽光を効率よく集光すべく勾配を設けて傾斜した状態に敷設するのが一般的であり、そこで前方トラス梁アングルフレームユニット20と後方トラス梁架台ユニット30とで垂直トラスアングルフレーム21,31の長さを異なるものとすることで、太陽光パネルが載置される後述のパネル受けフレーム40に勾配を設けることができる。なお、後方トラス梁架台ユニット30の垂直トラスアングルフレーム31の長さH2をより長尺とすることで、パネル受けフレーム40は後方に向って登り勾配に傾斜した状態で架設されることとなる。
パネル受けフレーム40は、前記前方トラス梁架台ユニット20と前記後方トラス梁架台ユニット30の垂直トラスアングルフレーム22,32の上端部に、ボルト・ナットなどの連結部材70を介して架設される。これにより、該パネル受けフレーム40は、水平トラスアングルフレーム21,31の長手方向に、所定の間隔を空けて複数列設されることとなる。
なお、図面では、パネル受けフレーム40の所定中間位置が垂直トラスアングルフレーム22,32の上端部に連結されることで、該パネル受けフレーム40の両端部が前記前方トラス梁アングルフレームユニット20及び前記後方トラス梁アングルフレームユニット30から夫々突き出た状態で架設される構成態様について示しているが、かかる構造態様に限定されるものではなく、パネル受けフレーム40の両端が夫々垂直トラスアングルフレーム22,32の上端部に連結されることで、該パネル受けフレーム40が両トラス梁アングルフレームユニット間に収まる構成態様とすることも可能である。
筋交い補強アングルフレーム50は、パネル受けフレーム40の略中央部と、後方トラス梁架台ユニット30の垂直トラスアングルフレーム32の下端部に、ボルト・ナットなどの連結部材70を介して筋交い状に連結されて成り、補強作用を奏するものである。
ところで、本発明に係る太陽光パネル用トラス梁架台10の上記構成要素として使用されるアングルフレームは、例えばJIS/G/3192の等辺L形アングル鋼(山形鋼)を使用するもので、最も一般的に使用される低価格な構造用鋼材として幅広く使用されている。
以上の構成から成る太陽光パネル用トラス梁架台10は、地面から所定高さを有する基礎・土台60の上部に載置され、アンカーボルトなどの連結部材70を介して固定されることとなる。かかる基礎・土台60の具体的構造については、特に限定するものではなく、例えばコンクリートで基礎打ちされた円柱または角柱の基礎・土台60を採用したり、金属パイプを打ち込むだけの基礎・土台60を採用するなど、従来の太陽光パネル用架台敷設において用いられている常法の基礎・土台を採用すれば足りる。
かくして構成される本発明の太陽光パネル用トラス梁架台10は、トラス梁架台ユニットがトラス梁構造を有して成ることで、太陽光パネルを支えるだけの充分な強度と剛性を有して、支柱や基礎・土台60などの数を可能な限り数を少なくすることができると共に、L形アングルフレームを使用することによって低価格で且つ構造的な高強度が得られることとなり、また、トラス梁架台ユニットが工場生産ならびに現地組み立てを可能にして、状況に応じて事前に組み立て作業が進行できると共に天候に左右されることなく計画的に施工工事を行うことが可能となり、さらに基礎・土台60の数が少なくできるため、架台下方スペースが大きく確保され、設置地面の雑草の管理・処理などが容易になるといった、多くの利点を有する太陽光パネル用トラス梁架台10の提供を可能とするものである。
図3は、本発明に係る太陽光パネル用トラス梁架台10のトラス梁架台ユニットを示しており、図3(a)は、前方トラス梁架台ユニット20の斜視図である。
かかる前方トラス梁架台ユニット20は、所定の長さを有して平行に配設される二本の水平トラスアングルフレーム21と、該水平トラスアングルフレーム21に垂直に交差した状態で水平方向に所定間隔を空けて複数列設される垂直トラスアングルフレーム22と、二本の水平トラスアングルフレーム21と隣り合う二本の垂直トラスアングルフレーム22とでできる各矩形空間24内を筋交い状に斜めに交差する斜めトラスアングルフレーム23と、をボルト・ナットなどの連結部材70を介して連結して成形される。これにより、前方トラス梁架台ユニット20全体として、トラス梁構造を有して成形されることとなる。
図3(b)は、後方トラス梁架台ユニット30を示す斜視図である。
かかる後方トラス梁架台ユニット30は、上記前方トラス梁架台ユニット20と同様に、所定の長さを有して平行に配設される二本の水平トラスアングルフレーム31と、該水平トラスアングルフレーム31に垂直に交差した状態で水平方向に所定間隔を空けて複数列設される垂直トラスアングルフレーム32と、二本の水平トラスアングルフレーム31と隣り合う二本の垂直トラスアングルフレーム32とでできる各矩形空間34内を筋交い状に斜めに交差する斜めトラスアングルフレーム33と、をボルト・ナットなどの連結部材70を介して連結して成形される。これにより、後方トラス梁架台ユニット30全体として、トラス梁構造を有して成形されることとなる。
図4は、本発明に係る太陽光パネル用トラス梁架台10のその他の構成部品を示しており、図4(a)は、パネル受けフレーム40を示す斜視図である。
該パネル受けフレーム40は、前方トラス梁架台ユニット20と後方トラス梁架台ユニット30の垂直トラスアングルフレーム22,32の上端部に、ボルト・ナットなどの連結部材70を介して架設されることで、前記水平トラスアングルフレーム21,31の長手方向に複数列設され、その上方には太陽光パネル(図示なし)が載置されることとなる。
図4(b)は、筋交い補強アングルフレーム50を示す斜視図である。
該筋交い補強アングルフレーム50は、その一端がパネル受けフレーム40の略中央部にボルト・ナットなどの連結部材70を介して連結されると共に、他端が後方トラス梁架台ユニット30の垂直トラスアングルフレーム32の下端部にボルト・ナットなどの連結部材70を介して連結されることで、パネル受けフレーム40を筋交い状に補強するものであって、地震災害や台風災害から太陽光パネルの落下破損を防ぐものである。
なお、図面では、前方トラス梁架台ユニット20とパネル受けフレーム40との間に筋交い補強アングルフレーム50は設けられていないが、地震災害や台風災害が多発する地域での施工においては、当該箇所に筋交い補強アングルフレーム50を設ける構造とすることができることは言うまでもない。
図5は、本発明に係る太陽光パネル用トラス梁架台10の組み立て工法を示すチャート図である。
本発明に係る太陽光パネル用トラス梁架台10の組み立て工法は、基礎打ち工程S1と、トラス梁架台ユニット組み立て工程S2と、トラス梁架台ユニット設置工程S3と、パネル受けフレーム掛け渡し工程S4と、筋交いアングルフレーム組み立て工程S5と、から構成される。
基礎打ち工程S1は、太陽光パネル用トラス梁架台10を安定的に設置するための基礎・土台60を構築する工程である。かかる基礎・土台60の具体的構造については、従来の太陽光パネル用架台敷設において用いられている常法の基礎・土台を採用すれば足り、その採用される基礎・土台60の構造によって基礎打ち工程S1の具体的工程は異なることとなる。
かかる基礎打ち工程S1の具体例としては、例えばコンクリート製の基礎・土台60を構築する場合の割栗地業による工程が考え得る。すなわち、該割栗地業による工程は、水盛遣り方(基準となる仮設物によって中心線、高さ、幅、水平を設定)→根切り(地面の掘り下げ)→地業工事(割栗石、小砂利の敷設)→束石築造(束石配置、埋め戻し)作業を順次行って、所定の位置にコンクリート製の基礎・土台60を配置する工程である。
トラス梁架台ユニット組み立て工程S2は、所定の長さを有して平行に配設される二本の水平トラスアングルフレーム21,31に垂直に交差するように垂直トラスアングルフレーム22,32を配置してボルト・ナットなどの連結部材70を介して連結し、それによってできた矩形空間24,34内に斜めに交差する斜めトラスアングルフレーム23,33を配置してボルト・ナットなどの連結部材70を介して連結することで、トラス梁架台ユニットを完成させる工程である。
トラス梁架台ユニット設置工程S3は、前工程で組み立てられた前方トラス梁架台ユニット20及び後方トラス梁架台ユニット30を、前々工程で構築された基礎・土台60に略垂直に立設させた状態で固定する工程である。基礎・土台60への固定方法については、特に限定はなく、採用された基礎・土台60の構造によって各種変更されることとなるが、例えばボルト・ナットなどの連結部材70を介して連結・固定する態様が考え得る。
パネル受けフレーム掛け渡し工程S4は、前工程で基礎・土台60上に固定された前方トラス梁架台ユニット20と後方トラス梁架台ユニット30の垂直トラスアングルフレーム22,32の上端部に、パネル受けフレーム40をボルト・ナットなどの連結部材70を介して架設して橋渡しする工程である。このとき、パネル受けフレーム40は、水平トラスアングルフレーム21,31の長手方向に所定間隔(例えば太陽光パネル幅寸法間隔)を空けてあけて複数列設されることとなる。
筋交いアングルフレーム組み立て工程S5は、前工程で組み立てられたパネル受けフレーム40の略中央部と、後方トラス梁架台ユニット30の垂直トラスアングルフレーム32の下端部とを、筋交いアングルフレーム50によりボルト・ナットなどの連結部材70を介して筋交い状に連結する工程である。
以上で構成される本発明に係る太陽光パネル用トラス梁架台10の組み立て工法は、事前に完成したトラス梁架台ユニットについて、現場で配置・連結・組立作業を行うといった簡易な工法で組み立てられるため、天候に左右されることなく工期を進めることができると共に、作業要員の削減と工事施工技術の簡便さを図ることが可能となる。
本発明の太陽光パネル用トラス梁架台構造は、太陽光パネル架台に限定されることなく、連続して架設される重量物の架台構造としてあらゆる分野に幅広く利用することができることから、本発明の「太陽光パネル用トラス梁架台とそれを使用した組立工法」の産業上の利用可能性は大であるものと思料される。
10 太陽光パネル用トラス梁架台
20 前方トラス梁架台ユニット
21 水平トラスアングルフレーム
22 垂直トラスアングルフレーム
23 斜めトラスアングルフレーム
24 矩形空間
30 後方トラス梁架台ユニット
31 水平トラスアングルフレーム
32 垂直トラスアングルフレーム
33 斜めトラスアングルフレーム
34 矩形空間
40 パネル受けフレーム
50 筋交い補強アングルフレーム
60 基礎・土台
70 連結部材
S1 基礎打ち工程
S2 トラス梁架台ユニット組み立て工程
S3 トラス梁架台ユニット設置工程
S4 パネル受けフレーム掛け渡し工程
S5 筋交いアングルフレーム組み立て工程
H1 長さ
H2 長さ

Claims (3)

  1. 前方トラス梁架台ユニットと、後方トラス梁架台ユニットと、パネル受けフレームと、筋交い補強アングルフレームと、で構成される太陽光パネル用トラス梁架台であって、
    前記前方トラス梁架台ユニット及び後方トラス梁架台ユニットは、所定の長さを有して平行に配設される二本の水平トラスアングルフレームと、該水平トラスアングルフレームに垂直に交差した状態で水平方向に所定間隔を空けて複数列設される垂直トラスアングルフレームと、二本の水平トラスアングルフレームと隣り合う二本の垂直トラスアングルフレームとでできる各矩形空間内を筋交い状に斜めに交差する斜めトラスアングルフレームと、を連結部材を介して連結することでトラス梁構造を有して成り、
    前記パネル受けフレームは、前記前方トラス梁架台ユニットと前記後方トラス梁架台ユニットの垂直トラスアングルフレームの上端部に連結部材を介して架設されることで、前記水平トラスアングルフレームの長手方向に複数列設されて成り、
    前記筋交い補強アングルフレームは、前記パネル受けフレームの略中央部と、前記後方トラス梁架台ユニットの垂直トラスアングルフレームの下端部に連結部材を介して筋交い状に連結されて成ることを特徴とする太陽光パネル用トラス梁架台。
  2. 前記後方トラス梁架台ユニットにおける垂直トラスアングルフレームの長さを、前記前方トラス梁アングルフレームユニットにおける垂直トラスアングルフレームの長さよりも長尺とすることで、前記パネル受けフレームが後方に向って登り勾配に傾斜した状態で架設されて成ることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネル用トラス梁架台。
  3. 前記請求項1または請求項2に記載の太陽光パネル用トラス梁架台を用いた太陽光パネル用架台の組立工法であって、
    基礎打ち工程と、トラス梁架台ユニット組立工程と、トラス梁架台ユニット設置工程と、パネル受けフレーム掛け渡し工程と、筋交いアングルフレーム組立工程とから構成されることを特徴とする太陽光パネル用トラス梁架台の組立工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106655986A (zh) * 2017-01-16 2017-05-10 中机国能电力工程有限公司 一种大跨度钢网格梁光伏支架系统
CN109557633A (zh) * 2018-12-12 2019-04-02 中国科学院西安光学精密机械研究所 一种空间光学遥感器碳纤维支撑桁架连接接头及支撑桁架
CN110223573A (zh) * 2019-07-15 2019-09-10 浙江水利水电学院 平面二维装配式桁架结构静力分析实验装置

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