JP2015086539A - 車両用開閉体の制御装置及び制御方法 - Google Patents

車両用開閉体の制御装置及び制御方法 Download PDF

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浩司 浦瀬
健 錦邉
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健 錦邉
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Abstract

【課題】車両用開閉体の自重落下による開閉動作を制御する。【解決手段】本発明による制御装置は、軌道に沿って動作するよう操作可能な車両用開閉体の開閉状態を検出する制御部と、制御部が非操作時における車両用開閉体の開閉動作を検出したとき、車両用開閉体の軌道を遮断する開閉動作停止部とを具備する。【選択図】図4

Description

本発明は、フェールセーフ制御を実現する車両用開閉体の開閉制御装置及びその制御方法に関する。
開閉を電動で制御する方式の車両用の開閉体として、例えばパワースライドドア等が採用されている。
特許文献1には、モータとスライドドアとの間に電磁クラッチを設け、異常時に電磁クラッチの非励磁を禁止し、モータとスライドドアとの機械的連結を継続する技術が記載されている。これにより、車両が傾斜地に位置する場合でも、スライドドアが自重落下することを防止することが可能となる。
上記制御方法は、スライドドアを開閉駆動して停止した場合に所定時間経過時に電磁クラッチを非励磁状態にする。その後、開閉体の変位が検出された場合に電磁クラッチを励磁状態にする。
特開2006−9486号公報
特許文献1に開示された制御方法は、車両用スライドドアの自重落下を電磁クラッチによって制動している。しかしながら、スライドドアの自重落下による力が電磁クラッチからの励磁によるブレーキ力を上回ると、スライドドアが意図に反する開閉動作を開始する虞がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、車両用開閉体の意図に反する動作をより確実に制動する制御装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明による車両開閉体の制御装置は、軌道に沿って動作するよう操作可能な車両用開閉体の開閉状態を検出する開閉状態検出部と、開閉状態検出部が非操作時における車両用開閉体の開閉動作を検出したとき、車両用開閉体の軌道を遮断する開閉動作停止部とを具備する。
更に、本発明による車両開閉体の制御方法は、軌道に沿って動作するよう操作可能な車両用開閉体の開閉状態を開閉状態検出部によって検出するステップと、開閉状態検出部が非操作時における車両用開閉体の開閉動作を検出したとき、車両用開閉体の軌道を開閉動作停止部によって遮断するステップとを具備する。
本発明によれば、車両の開閉体の全閉状態又は全開状態が意図に反して解除された場合に、開閉体の重量や、モータと開閉体との間に設けられた電磁クラッチクラッチの制動力、又は坂路上における車両の傾きの大きさ等に依存せず、一定の制動距離及び利用者及び周辺にいる者に対して安全な位置で、開閉体の意図しない動作をより確実に停止させることができる。
本発明の実施形態に係る制御装置を具備する車両の概略図である。 本発明の実施形態に係る車両用開閉体としてのスライドドアの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る開閉駆動装置の概略断面を示す図である。 本発明の実施形態に係るストッパの構成の一例を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る第2ストッパの構成の一例を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る制御装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御フローチャートを示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る制御フローチャートを示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る制御フローチャートの前半部分を示す図である。 開閉体が全閉状態と判断された場合の、本発明の第3の実施形態に係る制御フローチャートの後半部分を示す図である。 開閉体が全開状態と判断された場合の、本発明の第3の実施形態に係る制御フローチャートの後半部分を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る制御フローチャートの前半部分を示す図である。 開閉体が中途状態と判断された場合の、本発明の第4の実施形態に係る制御フローチャートの後半部分を示す図である。 本発明の第5実施形態に係るストッパの構成を示す概略図である。 開閉体が中途状態と判断された場合の、本発明の第5の実施形態に係る制御フローチャートを示す図である。 本発明の第6の実施形態に係る制御フローチャートを示す図である。 本発明の第7の実施形態に係る制御フローチャートを示す図である。
以下、本発明を実施するための例示的な実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下の実施形態で説明する寸法、材料、形状、構成要素の相対的な位置等は任意であり、本発明が適用される装置の構造又は様々な条件に応じて変更できる。また、特別な記載がない限り、本発明の範囲は、以下に説明される実施形態で具体的に記載された形態に限定されるものではない。なお、以下で説明する図面で、同機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略することもある。
[第1実施形態]
<車両の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両100の概略側面図である。以下、車両100の構成について詳細に説明する。
車両100は、車両用開閉体としてのスライドドア101を備える。スライドドア101は、電力により駆動される開閉機構を備え、センターレール112、アッパーレール114及びロアレール116により、車両ボデー100aに対して車両100の前後方向に移動自在に支持されている。
スライドドア101は、全開ラッチ装置103、前方ラッチ装置104及び後方ラッチ装置105を備える。一方、車両ボデー100aには複数のストライカ(不図示)が設けられており、各ラッチ装置103〜105はストライカと係合又は係脱する。全開ラッチ装置103は、スライドドア101を全開状態で保持するラッチ機構を備え、前方ラッチ装置104及び後方ラッチ装置105は、スライドドア101を全閉状態で保持するラッチ機構を備える。なお、本明細書においては車両用開閉体としてスライドドア101を一例に挙げて説明しているが、車両用開閉体は、スライドドア101に限らず、スイングドア400、バックドア500、又は、マニュアルで動くスライドドア、スイングドア、若しくはバックドアであってもよい。
車両100は、光や音、表示によりユーザに警告を与える警告装置117、スライドドア101の開閉を検出するカーテシスイッチ119、及び、複数のセンサからなるセンサ群300をさらに備える。後述するが、センサ群300の各センサ301乃至310は、各々所定のセンシング機能を有し、ECU200は、所定の機能を実現するために、各センサ301乃至310からの信号を使用することができる。
<車両用開閉体の構成>
図2Aは、車両用開閉体としてのスライドドア101の概略構成図であり、図2Bは、開閉駆動装置102の概略断面図である。以下、スライドドア101の構成について詳細に説明する。
スライドドア101には、開閉駆動装置102、全開ラッチ装置103、前方ラッチ装置104、後方ラッチ装置105、操作スイッチ106、タッチセンサ108、ガイドプーリ109、及び、ECU(Electronic Control Unit)200が取り付けられている。なお、ECU200は、スライドドア101に限らず、車両100内の所望の場所に取り付けられ得る。
スライドドア101は、センターレール112、アッパーレール114及びロアレール116に、それぞれセンターローラ110、アッパーローラ113及びロアローラ115を介して車両100の前後方向に移動自在に支持されている。
ECU200は、開閉駆動装置102に接続された出力回路内のリレーを制御することにより、開閉モータ102cに印加される電圧の極性を反転させる。これにより、開閉モータ102cの回転方向が変更され、スライドドア101の開閉方向が制御される。なお、電磁クラッチ102bがつながっていない状態(「非接続状態」)では、ユーザは、スライドドア101を手動で開閉することができる。
パルスセンサ102aは、ホール素子等であり、互いに位相の異なる対のパルス信号をECU200に出力する。ECU200は、該パルス信号に基いて、開閉モータ102cの回転量、回転速度及び回転方向を検出し、スライドドア101の位置、移動速度及び移動方向を判断することができる。
全開ラッチ装置103、前方ラッチ装置104及び後方ラッチ装置105は、それぞれ、ラッチスイッチ103a〜105a及びリリース/クローズ(R/C)モータ103b〜105bを含むラッチ機構を備える。各R/Cモータ103b〜105bは、ECU200からの制御信号に応じて、各ラッチ装置103〜105のラッチを駆動し、対応するストライカに対して係合又は係脱させる。ラッチスイッチ103a〜105aは、それぞれ、ラッチ装置103〜105のラッチとストライカとの間の係合又は係脱の状態(「ラッチ状態」)を示す信号をECU200に出力する。この信号に基いて、ECU200は、各ラッチ装置103〜105のラッチ状態を検出することにより、スライドドア101の開閉を判断することができる。ここで、「ラッチ状態」には、ラッチとストライカが完全に係脱しているアンラッチ状態、ラッチとストライカが完全に係合しているフルラッチ状態、及び、ラッチとストライカが完全には係合又は係脱していないハーフラッチ状態が含まれる。
例えば、ECU200は、全開ラッチ装置103のラッチスイッチ103aからフルラッチ状態を示す信号を入力すると、スライドドア101が全開していると判断できる。ECU200は、前方ラッチ装置104のラッチスイッチ104a及び後方ラッチ装置105のラッチスイッチ105aからフルラッチ状態を示す信号を入力すると、スライドドア101が全閉していると判断できる。スライドドア101が全閉しているときに、ECU200は、ラッチスイッチ104a及びラッチスイッチ105aのうちの少なくとも一方からハーフラッチ状態又はアンラッチ状態を示す信号を入力すると、スライドドア101が開くだろう又は開いていると判断できる。また、スライドドア101が全開しているときに、ECU200は、ラッチスイッチ103aからハーフラッチ状態又はアンラッチ状態を示す信号を入力すると、スライドドア101の閉動作開始、又は閉動作中であることを判断できる。ここで、スライドドア101の開動作開始、開動作中、及び、開動作終了の各状態をスライドドア101の「開状態」と表現する。また、スライドドア101の閉動作開始、閉動作中、及び、兵動作終了の各状態を単純にスライドドア101の「閉状態」と表現する。特に、スライドドア101が完全に開いた状態を「全開状態」と表現し、スライドドア101が完全に閉じた状態を「全閉状態」と表現する。ここで、全開状態は開状態に包含される状態であり、全閉状態は閉状態に包含される状態である。
また、カーテシスイッチ119は、スライドドア101の開状態又は閉状態(「開閉状態」)を示す信号をECU200に出力する。この信号に基いて、ECU200は、スライドドア101の開閉状態を判断してもよい。また、開閉体の開閉状態を検出し、開閉体の開閉状態を示す信号をECU200に出力するこれらの構成要素を総じて、開閉状態検出部とする。
操作スイッチ106は、スライドドア101の外側のハンドルに取り付けられ、ユーザの操作に応じてスライドドア101の開閉を指示する信号をECU200に出力する。この信号に応じて、ECU200は、開閉駆動装置102に制御信号を出力し、開閉駆動装置102は、スライドドア101をレールの軌道に沿って開作動又は閉作動させる。
タッチセンサ108は、静電容量式のセンサであり、スライドドア101の前縁部に取り付けられている。タッチセンサ108は、スライドドア101の閉動作中に反応すると、車両ボデー100aとスライドドア101との間に物体の挟み込みを検出したことを示す信号をECU200に出力する。この信号を基に、ECU200は、車両ボデー100aとスライドドア101との間の物体の挟み込みを認識することができる。
センターレール112に取り付けられたストッパ111及び車両100の給油口扉118は、ECU200からの制御信号に応じて動作し、スライドドア101を停止させることができる。具体的には、スライドドア101が意図に反して開動作又は閉動作したときに、ストッパ111は、ECU200からの制御信号に応じて開き、スライドドア101を停止させることができる。また、スライドドア101が意図せず開動作したときに、給油口扉118は、ECU200からの制御信号に応じて開き、スライドドア101を受け止め停止させることができる。
警告装置117は、ECU200からの制御信号に応じて、光や音を発生することにより、又はユーザに警告を表示することにより、表示によりユーザに警告を与えることができる。
図2Bに示すように、開閉駆動装置102は、パルスセンサ102a、電磁クラッチ102b、開閉モータ102c及びドラム102dを含む周知の駆動機構を備える。ケーブル107の一端がドラム102dに固定され、ケーブル107の他端がガイドプーリ109及びセンターレール112にガイドされて車両ボデー100aに固定されている。このため、ECU200が、電磁クラッチ102bをつなぎ(「接続状態」)、開閉モータ102cを駆動させることにより、開閉モータ102cの動力が、電磁クラッチ102b、ドラム102d及びケーブル107を介してスライドドア101に伝わる。このように、開閉駆動装置102は、ECU200からの制御信号に応じて、スライドドア101を開閉駆動することができる。
図2Cは、本発明の実施形態に係るストッパの構成を示す概略図である。ECU200からの制御信号に応じて、ストッパ111の第1の部分1111がスライドし(a)、弾性体1113の力によりストッパ111の第2の部分1112が突出し(b)、第2の部分1112がスライドドア101を受け止める(c)。このように、ストッパ111がスライドドア101の軌道を遮断することにより、スライドドア101の開閉動作を停止させる。
図2Dは,本発明の実施形態に係るストッパ111の代替の構成を示す概略図である。ストッパ111の代替の機構として、又はストッパ111が機能しなかった場合など緊急事態の対処方法として、車両ボデー100a表面から第2ストッパ120を別途突出させることも可能である。この場合、別途ストッパを設ける替わりに給油扉118を代用することも可能である。このように構成することで、より確実にスライドドア101の意図に反する開動作を制動することが可能となる。また、第2ストッパ120がスライドドア101を保持した状態において、スライドドア101を手動にて開作動させると、2ストッパ120は車両ボデー100aに収容される。従って、第2ストッパ120の動作後も、スライドドア101を手動にて全開状態にすることが可能である。
<車両用開閉体の制御装置の構成>
図3は、車両用開閉体の制御装置としてのECU200等の機能ブロック図である。以下、車両用開閉体の制御装置としてのECU200の構成について詳細に説明する。
ECU200は、CPU(Central Processing Unit)201、メモリ202、制御部203、入力回路214、システムバス215及び出力回路216を備える。制御部203は、CPU201やメモリ202と協働して、ECU200に入力された信号を処理し、開閉駆動装置102、全開ラッチ装置103、前方ラッチ装置104、後方ラッチ装置105、ストッパ111、警告装置117及び給油口扉118を制御するための所定の機能を備える。なお、制御部203は、CPU201により実行される機能を記したソフトウェアプログラムとしてメモリ202内に記憶されていてもよいし、ハードウェア素子としてECU200内に実装されていてもよい。また、ECU200は、CPU201にクロック周波数を提供する発振器や、カウンタ回路等のハードウェア素子をさらに備えていてもよい。
制御部203には、車両状態判断部204、周辺状況判断部205、開閉状態判断部206、開閉位置判断部207、開閉速度判断部208、開閉方向判断部209、クラッチ状態判断部210、ラッチ状態判断部211、開閉操作判断部212、及び、挟み込み判断部213が含まれる。ECU200の各構成要素は、車両100に搭載されたバッテリ(不図示)から適当な電圧に変換された電源に接続され、システムバス215を介して互いに信号のやりとりを行う。
CPU201は、所定の機能を実現するための演算処理を行い、メモリ202は、プログラムを記憶するためのROM(Read Only Memory)や、一時記憶のためのRAM(Random Access Memory)等を備える。
入力回路214は、センサ群300の各センサ301〜310、操作スイッチ106、タッチセンサ108、パルスセンサ102a、電磁クラッチ102b、及び、ラッチスイッチ103a〜105aから信号を入力する。入力回路214は、A/Dコンバータ等を備え、入力した信号をCPU201で処理可能なデジタル信号に変換する。出力回路216は、D/Aコンバータ等を備え、システムバス215を介して入力した信号を、電磁クラッチ102b,開閉モータ102c、R/Cモータ103b〜105b、ストッパ111、警告装置117及び給油口扉118の制御に適したアナログ信号に変換し、制御信号として出力する。
車両状態判断部204は、センサ群300のセンサ301〜310からの信号のうちの少なくとも1つに基づき、車両100の走行状態を判断する。周辺状況判断部205は、センサ群300のセンサ301〜310からの信号のうち少なくとも1つに基づき、車両100の周辺状況を判断する。ここで、車両の「走行状態」には、車両が走行している状態、停車している状態、加速又は減速している状態、カーブ走行している状態等が含まれる。また、車両の「周辺状況」には、車両が傾斜面にある状況、車両周辺に別の車両や障害物、崖等の危険因子がある状況、車両が高速道路にある状況、車両がカーブした道にある状況等が含まれる。
開閉状態判断部206は、ラッチスイッチ103b〜105b及びカーテシスイッチ119からの信号のうちの少なくとも1つに基づき、スライドドア101の開状態又は閉状態(「開閉状態」)を判断する。開閉位置判断部207は、パルスセンサ102aからの信号に基づき、スライドドア101の位置を判断する。開閉速度判断部208は、パルスセンサ102aからの信号に基づき、スライドドア101の開閉速度を判断する。開閉方向判断部209は、パルスセンサ102aからの信号に基づき、スライドドア101の開閉方向を判断する。クラッチ状態判断部210は、電磁クラッチ102bを監視し、電磁クラッチ102bの故障又は故障の予兆を判断する。例えば、電磁クラッチ102bに流れる電流値を監視し、電流値の経時的な変化を記憶し、電流値と所定の閾値とを比較することにより、電磁クラッチ102bの故障の予兆を判断してもよい。
ラッチ状態判断部211は、ラッチスイッチ103a〜105aからの信号に基づき、それぞれ、全開ラッチ装置103、前方ラッチ装置104及び後方ラッチ装置105のラッチ状態を判断する。開閉操作判断部212は、操作スイッチ106からの信号に基づき、スライドドア101の開動作又は閉動作についてのユーザの意思を判断する。挟み込み判断部213は、タッチセンサ108からの信号に基づき、スライドドア101と車両ボデー100aとの間の物体の挟み込みを判断する。
制御部203は、各判断部204〜213での判断結果を基に、電磁クラッチ102b、開閉モータ102c、R/Cモータ103b〜105b、ストッパ111、警告装置117及び給油口扉118を制御するための制御信号をそれぞれに出力する。ECU200からの制御信号に応じて、電磁クラッチ102b、開閉モータ102c、R/Cモータ103b〜105b、ストッパ111、警告装置117及び給油口扉118は所定の動作を行う。
次に、センサ群300の各センサ301〜310について説明する。センサ群300には、イグニッションスイッチ301、車速センサ302、加速度センサ303、GPS(Global Positioning System)304、舵角センサ305、周辺カメラ306、傾斜センサ307、シフトセンサ308、ブレーキセンサ309及びパーキングブレーキセンサ310が含まれる。
イグニッションスイッチ301は、イグニッションのON又はOFFを示す信号をECU200に出力し、ECU200は、その信号を車両100の走行状態を判断するために用いることができる。
車速センサ302は、車両100の速度を示す信号をECU200に出力し、ECU200は、その信号を車両100の走行状態を判断するために用いることができる。加速度センサ303は、車両100の加速度(加速又は減速)を示す信号をECU200に出力し、ECU200は、その信号を車両100の走行状態を判断するために用いることができる。GPS304は、車両100の地理的位置を示す信号をECU200に出力し、ECU200は、その信号を車両100の周辺状況を判断するために用いることができる。
舵角センサ305は、ステアリングホイールの角度を示す信号をECU200に出力し、ECU200は、その信号を車両100の走行状態を判断するために用いることができる。周辺カメラ306は、車両100周辺の画像情報をECU200に出力し、ECU200は、その情報を車両100の周辺状況を判断するために用いることができる。傾斜センサ307は、重力センサ等から構成され、車両100の傾斜角度を示す信号をECU200に出力し、ECU200は、その信号を車両100の周辺状況を判断するために用いることができる。シフトセンサ308は、シフトレバーの位置(P、R、D等)を示す信号をECU200に出力し、ECU200は、その信号を車両100の走行状態を判断するために用いることができる。ブレーキセンサ309は、ブレーキ量を示す信号をECU200に出力し、ECU200は、その信号を車両100の走行状態を判断するために用いることができる。そして、パーキングブレーキセンサ310は、パーキングブレーキのON/OFFを示す信号をECU200に出力し、ECU200は、その信号を車両100の走行状態を判断するために用いることができる。
表1は、上記で例として挙げた車両の走行状態及び周辺状況と、それらを判断するために用いられるセンサ301〜310との関係をまとめた表である。
例えば、ECU200の車両状態判断部204は、車速センサ302からの信号(例えば、60km/h)を基に、車両100が走行している状態にあると判断してもよい。ECU200の車両状態判断部204は、イグニッションスイッチ301からの信号(例えば、OFF)、車速センサ302からの信号(例えば、0km/h)及びシフトセンサ308からの信号(例えば、P)を基に、車両100が停車している状態にあると判断してもよい。ECU200の車両状態判断部204は、車速センサ302からの信号(例えば、40km/h)及び舵角センサ305からの信号(例えば、20°)を基に、車両100がカーブ走行している状態にあると判断してもよい。ECU200の周辺状況判断部205は、周辺カメラ306からの画像情報を処理し、その処理結果を基に車両100の左側のスライドドア101の周辺に崖が存在している状況にあると判断してもよい。ECU200の周辺状況判断部205は、GPS304からの信号を基に、メモリ202に予め記憶された地図情報を参照して、車両100が高速道路に位置している状況にあると判断してもよい。また、ECU200の周辺状況判断部205は、傾斜センサ307からの信号(例えば、15°)を基に、車両100が傾斜面に位置している状況にあると判断してもよい。なお、本実施形態では、これらの例に何ら限定されるものではない。なお、車両の傾きや路面の傾きを検出するこれらセンサを総じて、傾斜検出部という。
<車両用開閉体の制御装置の制御方法>
本実施形態に係る車両用開閉体の制御装置による制御方法について説明する。
本実施形態の車両用開閉体(以下「開閉体」とする)の制御装置は、開閉体の開状態又は閉状態を示す信号及び車両の周辺状況を示す信号を開閉状態検出部が検出し、意図しない開閉体の動作があると判断されたときに、その動作を開閉動作停止部が制動することを特徴とする。なお、「意図しない開閉体の動作」及び「意図に反する開閉体の動作」とは、ユーザが開閉体を操作していない非操作時であるときに、開閉体の停止状態を保持する制御が不慮の理由で解除され、操作スイッチ106等の非操作時にも拘らず開閉体が自重落下により動作することを指す。
図4は、開閉体の制御装置としてのECU200による、開閉体としてのスライドドア101の制御フローチャートである。
ECU200は、入力回路214において、開閉体の開閉状態に関連する信号(以下「開閉状態関連信号」とする)を入力する(ステップS410)。ECU200は、開閉状態関連信号として、例えば全開ラッチ装置103のラッチスイッチ103a、前方ラッチ装置104のラッチスイッチ104a、及び後方ラッチ装置105のラッチスイッチ105aからのラッチ状態を示す信号並びにカーテシスイッチ119からの信号を入力することができる。
次いで、ECU200は、開閉状態判断部206において、スライドドア101の開閉状態を判断する(ステップS420)。開閉状態判断部206は、開閉状態検出部から入力回路214に入力された開閉状態関連信号の少なくとも1つに基づいて、スライドドア101の開閉状態を判断することができる。
ECU200は、開閉状態判断部206が開閉状態関連信号からスライドドア101の開閉状態を判断する際に、判断の基準を適宜変更することができる。例えば、開閉状態検出部から入力された複数の開閉状態関連信号の内、ある所定の数(例えば、2つ)の信号が、スライドドア101の開状態又はスライドドア101の閉状態を示している場合、開閉状態判断部206は、スライドドア101が開状態又は閉状態であると判断することができる。また、複数の開閉状態関連信号の各々に重み付けをし、各信号の重み付けの合算がある所定の閾値を超える場合、開閉状態判断部206は、スライドドア101が開状態又は閉状態であると判断することができる。
一方で、ECU200は、入力回路214において、傾斜検出部から車両の周辺状況に関連する信号(以下「周辺状況関連信号」とする)を入力する(ステップS430)。ECU200は、傾斜検出部からの周辺状況関連信号として、例えばGPS304からの地理的位置を示す信号、周辺カメラ306からの車両100周辺の画像情報を示す信号、傾斜センサ307からの車両100の傾斜角度を示す信号を入力することができる。
ECU200は、周辺状況判断部205において、車両100の周辺状況、具体的には、車両100が傾斜面上に位置する状況にあるか否かを判断する(ステップS440)。周辺状況判断部205は、入力回路214に入力された周辺状況関連信号に基づいて、車両100が傾斜面に位置している状況であるか否かを判断することができる。例えば、傾斜センサ307からの車両100の傾斜角度を示す信号が、車両の後部よりも前部のほうが高いことを示すとき、周辺状況判断部205は、車両100が上り斜面に位置していると判断する。逆に、傾斜センサ307からの車両100の傾斜角度を示す信号が、車両の前部よりも後部のほうが高いことを示すとき、周辺状況判断部205は、車両100が下り斜面に位置していると判断する。
ECU200は、周辺状況判断部205が傾斜検出部からの周辺状況関連信号から車両100が傾斜面に位置している状況であるか否かを判断する際に、判断の基準を適宜変更することができる。例えば、車両100が傾斜面に位置している状況にあることを、所定の数以上(例えば、2つ以上)の周辺状況関連信号が示している場合、周辺状況判断部205は、車両100が傾斜面に位置している状況にあると判断することができる。また、複数の周辺状況関連信号の各々に重み付けをし、各周辺状況関連信号の重み付けの合算がある所定の閾値を超える場合、周辺状況判断部205は、車両100が傾斜面に位置している状況にあると判断することができる。
なお、ステップS410とS430における入力工程は、どちらが先に実行されても良い。また、両入力工程が同時に実行されても良い。同様に、ステップS420とS440における判断工程は、どちらが先に実行されても良い。また、両判断工程が同時に実行されても良い。
次に、ECU200は、制御部203において、ステップS420及びS440における判断結果に基づいて、スライドドア101が意図に反する開動作又は閉動作をしているか否かを判断する(ステップS450)。スライドドア101が意図に反する開動作又は閉動作をしていないと判断した場合、制御手順は、再びステップS410及びS430の入力工程に戻り、上述の動作を繰り返す。
スライドドア101が意図に反する開動作又は閉動作をしている判断した場合、ECU200は、ストッパ111を作動させるための制御信号を出力回路216からストッパ111へ出力する(ステップS460)。
ECU200は、例えば車両100が所定の傾き以上の傾斜面に位置していると判断した場合に、ストッパ111を作動させるための制御信号を出力することができる。また、車両100が傾斜面に位置し、且つ全閉状態であったスライドドア101が開動作している、又は、全開状態であったスライドドア101が閉動作していると判断した場合に、ストッパ111を作動させるための制御信号を出力することができる。
ストッパ111は、ECU200の出力回路216からの制御信号を受信するとセンターレール112から突出する。これにより、スライドドアと連結されたローラが通るべきセンターレール112の軌道が機械的に遮断され、スライドドア101の意図に反する開動作又は閉動作を制動することができる(ステップS470)。
以上説明した実施形態から明らかなように、本願発明のECU200は、スライドドア101の開閉状態及び車両100の周辺状況の情報に基づき、スライドドア101が意図に反する開閉動作をしているか否かを判断する。スライドドア101が意図に反する開閉動作をしていると判断された場合、ECU200は開閉動作停止部としてのストッパ111を作動させるための制御信号を出力する。ストッパ111はセンターレール112から突出してスライドドア101の意図に反する動作を物理的に遮断するため、スライドドア101の重量に依存せずに所定の距離にて確実に当該意図に反する動作を停止させることが可能となる。従って、本発明による制御装置は、このような不慮の事態の発生に対しても高い安全性を車両に提供することが可能となる。
なお、本実施形態では、ストッパ111はセンターレール112から突出する、としたがこれに限定されない。例えば、ストッパをスライドドア101とセンターレール101の間に設け、スライドドア101とセンターレール101とを連結する部材をストッパと接触させることにより、意図に反するスライドドア101の動作を制動することも可能である。
また、本実施形態では、ストッパによって意図に反するスライドドア101の動作を制動する、としたがストッパの数には限定されない。例えば、水平ローラ用809のストッパと垂直ローラ811用のストッパを別途に設けることで、より確実に意図に反するスライドドア101の動作を制動することが可能となる。
また、ストッパ111の代替の機構として、又はストッパ111が機能しなかった場合など緊急事態の対処方法として、上述のストッパに加えて車両ボデー100a表面から第2ストッパを別途突出させることも可能である。この場合、別途ストッパを設ける替わりに給油扉118を代用することも可能である。このように構成することで、より確実にスライドドア101の意図に反する開閉動作を制動することが可能となる。
[第2実施形態]
本発明の第2の実施形態に係る開閉体の制御装置による制御方法について説明する。なお、本実施形態及び以下の実施形態における開閉体や開閉体の制御装置の構成は、第1実施形態で説明したものと同様である。
本実施形態の開閉体の制御装置は、開閉体の開状態又は閉状態を示す信号を入力し、開閉体が意図に反する動作をしている、又はその虞があると判断したときにその動作を停止させるための制御信号を出力することを特徴とする。
図5は、開閉体の制御装置としてのECU200による、開閉体としてのスライドドア101の制御フローチャートである。ここで、ステップS410乃至S440、S460,及びS470における工程は、第1実施形態と同様であり、重複する説明を省略する。
ECU200は、ステップS410乃至ステップS440における開閉体の開閉状態及び車両の周辺状況の判断のための入力工程及び判断工程を実行する。次いで、ECU200は、制御部203において、ステップS420及びS440における判断結果に基づいて、スライドドア101が意図に反する開動作又は意図に反する閉動作をしているか否かを判断する(ステップS510)。スライドドア101が意図に反する開動作又は閉動作をしている判断した場合、制御手順はステップS460に進む。スライドドア101が意図に反する開動作又は閉動作をしていないと判断した場合、制御手順は、ステップS520に進む。
スライドドア101が意図に反する開動作又は閉動作をしていないと判断された場合、ECU200は、制御部203において、ステップS420及びS440における判断結果に基づいて、スライドドア101が意図に反する開動作又は意図に反する閉動作をする虞があるか否かを判断する(ステップS520)。スライドドア101が意図に反する開動作又は意図に反する閉動作をする虞が無い場合、制御手順はステップS410及びS430の入力工程に戻り、上述の動作を繰り返す。スライドドア101が意図に反する開動作又は意図に反する閉動作をする虞が有る場合、制御手順はステップS460へ進み、ECU200は、ストッパ111を作動させるために、制御信号を出力するための工程を実行する。
スライドドア101が意図に反する開動作又は閉動作をする虞があるとは、例えば、車両がある所定の傾斜以上の傾斜面にあるとき、又は、ラッチが何らかの理由でフルラッチからハーフラッチ又はアンラッチに切り替わったときなどが挙げられる。これら意図に反する開閉動作の虞は、ECU200の制御部203において、周辺状況関連信号及び開閉状態関連信号に基づき判断できる。
以上説明した実施形態から明らかなように、本願発明のECU200は、スライドドア101の開閉状態及び車両100の周辺状況に関する情報に基づき、スライドドア101が意図に反する開閉動作をしているか否か、及びそのような開閉動作の虞があるか否かを判断する。スライドドア101が意図に反する開閉動作をしている、又はそのような開閉動作の虞があると判断された場合、ECU200は開閉動作停止部としてのストッパ111を作動させるための制御信号を出力する。従って、本発明による制御装置は、このような不慮の事態に対しても、更に高い安全性を車両に提供することが可能となる。
[第3実施形態]
本発明の第3の実施形態に係る開閉体の制御装置による制御方法について説明する。
本実施形態の開閉体の制御装置は、先ず、開閉体が全開状態であるか、それとも全閉状態であるかを判断し、その判断結果に従って別個の制御工程を実行し、意図に反する開閉体の動作を停止させるための制御信号を出力することを特徴とする。
図6Aは、開閉体の制御装置としてのECU200による、開閉体としてのスライドドア101の制御フローチャートである。ここで、ステップS410及びS420における工程は、第1実施形態と同様であり、重複する説明を省略する。
ECU200は、ステップS410及びステップS420における開閉体の開閉状態の判断のための入力工程及び判断工程を実行する。次いで、ECU200は、制御部203において、ステップS420における判断結果に基づいて、スライドドア101が全閉状態であるか否かを判断する。ステップS610において、スライドドア101が全閉状態である場合、制御工程はステップS630の全閉状態時制御に進む。また、スライドドア101が全閉状態でない場合、制御工程はステップS650の全開状態時制御に進む。全閉状態時制御については以下の図6Bにおいて詳細に説明する。また、全開状態時制御については後述の図6Cにおいて詳細に説明する。
図6Bは、開閉体の制御装置としてのECU200による、開閉体としてのスライドドア101が全閉状態であると図6Aに示す制御手順において判断された場合の制御フローチャートである。ここで、ステップS430、S440、S460、及びS470における工程は、第1実施形態と同様であり、重複する説明を省略する。
ECU200は、ステップS430及びステップS440における車両の周辺状況の判断のための入力工程及び判断工程を実行する。次いでステップS631において、車両100が傾斜面上に位置する状況に無いと判断された場合、制御手順は図6AのステップS410に示す入力工程に戻り、上述の動作を繰り返す。ステップS631において、車両100が傾斜面上に位置する状況に有ると判断された場合、制御手順はステップS633に進む。
ステップS633において、車両100が上り傾斜面上に位置する状況に無いと判断された場合、制御手順は図6AのステップS410に示す入力工程に戻り、上述の動作を繰り返す。ステップS633において、車両100が上り傾斜面上に位置する状況に有ると判断された場合、制御手順はステップS635に進む。
次いでECU200は、スライドドア101の開閉状態を再度確認する(ステップS635)。このステップS635における再確認の工程は、第1実施形態におけるステップS410及びステップS420における工程と同様に実行できる。更にECU200は、開閉駆動装置102のパルスセンサ102aからのスライドドア101の位置、移動速度及び移動方向を示すパルス信号が示す情報に基づいて、開閉位置判断部207、開閉速度判断部208、及び開閉方向判断部209においてもスライドドア101の開閉状態を判断することもできる。制御部203は、開閉状態判断部206に加えて、これらの判断部207乃至209からの判断結果も考慮してスライドドア101の開閉状態を判断してもよい。
次いでステップS637において、スライドドア101の全閉状態が解除されていると判断された場合、制御手順はステップS460に進み、ECU200は、ストッパを作動させるための工程を実行する。ステップS637において、スライドドア101の全閉状態が解除されていないと判断された場合、制御手順はステップS639に進む。
スライドドア101の全閉状態が解除されていないと判断された場合、ステップS639において、スライドドア101が意図に反する開動作をする虞があるか否かを判断する。このステップS639における判断の工程は、第2実施形態のステップS520における工程と同様であるので重複する説明を省略する。スライドドア101が意図に反する開動作をする虞が無い場合、制御手順は図6AのステップS410に示す入力工程に戻り、上述の動作を繰り返す。スライドドア101が意図に反する開動作をする虞が有る場合、制御手順はステップS460に進み、ECU200は、ストッパを作動させるための工程を実行する。
図6Cは、開閉体の制御装置としてのECU200による、開閉体としてのスライドドア101が全開状態であると図6Aに示す制御手順において判断された場合の制御フローチャートである。ここで、ステップS430、S440、S460、S470は、第1実施形態と同様であり、重複する説明を省略する。
ECU200は、ステップS430及びステップS440における車両の周辺状況の判断のための工程を実行する。次いでステップS631において、車両100が傾斜面上に位置する状況に無い場合、制御手順は図6AのステップS410に示す入力工程に戻り、上述の動作を繰り返す。ステップS631において、車両100が傾斜面上に位置する状況に有る場合、制御手順はステップS651に進む。
ステップS651において、車両100が下り傾斜面上に位置する状況に無い場合、制御手順は図6AのステップS410に示す入力工程に戻り、上述の動作を繰り返す。ステップS651において、車両100が下り傾斜面上に位置する状況に有る場合、制御手順はステップS635に進む。
次いでECU200は、スライドドア101の開閉状態を再度確認する(ステップS635)。このステップS635における再確認の工程は、第1実施形態のステップS410及びステップS420における工程と同様であるので重複する説明を省略する。
次いでステップS653において、スライドドア101の全開状態が解除されていると判断された場合、制御手順はステップS460に進み、ECU200は、ストッパを作動させるための工程を実行する。ステップS653において、スライドドア101の全開状態が解除されていないと判断された場合、制御手順はステップS655に進む。
スライドドア101の全開状態が解除されていないと判断された場合、ステップS655において、スライドドア101が意図に反する閉動作をする虞があるか否かを判断する。このステップS639における判断の工程は、第2実施形態のステップS520における工程と同様であるので重複する説明を省略する。スライドドア101が意図に反する閉動作をする虞が無い場合、制御手順は図6AのステップS410に示す入力工程に戻り、上述の動作を繰り返す。スライドドア101が意図に反する閉動作をする虞が有る場合、制御手順はステップS460に進み、ECU200は、ストッパ111を作動させるための制御信号出力工程を実行する。
以上説明した実施形態から明らかなように、本願発明のECU200は、先ずスライドドア101が全閉状態であるか、それとも全開状態であるか判断し、判断結果に基づいて各々別個の制御工程を実行することができる。すなわち、全閉状態のときは、ECU200は、車両100が上り傾斜面上に位置する状況であるか判断し、適宜ストッパを作動させるための制御信号を出力する。また、全開状態のときは、ECU200は、車両100が下り傾斜面上に位置する状況であるか判断し、適宜ストッパを作動させるための制御信号を出力する。
また、ストッパ111の代わりに、全閉状態時制御S630のための開動作用ストッパ111a及び全開状態時制御S650のための閉動作用ストッパ111bの各々を、センターレール112上の別の場所に設けることも可能である。この場合、全閉状態時制御S630の際は開動作停止部としての開動作用ストッパ111aのみが動作し、全開状態時制御S650の際は閉動作停止部としての閉動作用ストッパ111bのみが動作する。このようにスライドドア101の開閉状態に従って別個に専用の開閉動作停止部を設けることにより、意図に反する開動作の停止距離と意図に反する閉動作の停止距離を別個に設計することが可能となる。すなわち、開閉体の開動作が検出された際には開動作停止部(開動作用ストッパ111a)により開閉体の軌道を遮断し、開閉体の閉動作が検出された際には閉動作停止部(閉動作用ストッパ111b)により開閉体の軌道を遮断することができる。
[第4実施形態]
本発明の第4の実施形態に係る開閉体の制御装置による制御方法について説明する。
本実施形態の開閉体の制御装置は、先ず、開閉体が全開状態であるか、それとも全閉状態であるか、あるいはそのいずれでもない中途状態であるかを判断し、その判断結果に従って別個の制御工程を実行し、意図に反する開閉体の動作を停止させるための制御信号を出力することを特徴とする。
第3実施形態では、スライドドア101の開閉状態は、全閉状態あるいは全開状態であるものとして判断された。しかしながら、スライドドア101は必ずしも全閉状態又は全閉状態のいずれかの状態とは限らない。すなわち、スライドドア101が開作動又は閉作動の途中で停止された場合も考えられる。このような、スライドドア101がレールの中途で停止した状態を中途状態とする。スライドドア101が中途状態にある場合、スライドドア101は、傾斜面に依存して意図に反する開動作も意図に反する閉動作も起こりえる。このような状況も考慮した本発明の制御装置について以下に説明する。
図7Aは、開閉体の制御装置としてのECU200による、開閉体としてのスライドドア101の制御フローチャートである。ここで、ステップS410及びS420における工程は、第1実施形態と同様であり、重複する説明を省略する。
ECU200は、図6Aのフローチャートと同様に、ステップS410及びステップS420における開閉体の開閉状態の判断のための工程を実行し、ステップS610へ進む。次いで、ECU200は、制御部203において、ステップS420における判断結果に基づいて、スライドドア101が全閉状態であるか否かを判断する。スライドドア101が全閉状態である場合、制御工程はステップS630の全閉状態時制御に進む。全閉状態時制御については第3実施形態の図6Bにおける制御手順と同様であるので重複する説明は省略する。また、スライドドア101が全閉状態でない場合、制御工程はステップS710に進む。
次いで、ECU200は、制御部203において、ステップS420における判断結果に基づいて、スライドドア101が全開状態であるか否かを判断する(ステップS710)。スライドドア101が全開状態である場合、制御工程はステップS650の全開状態時制御に進む。全開状態時制御については第3実施形態の図6Cにおける制御手順と同様であるので重複する説明は省略する。スライドドア101が全開状態でない場合、制御手順はステップS730の中途状態時制御に進む。中途状態時制御については以下の図7Bにおいて詳細に説明する。
図7Bは、開閉体の制御装置としてのECU200による、開閉体としてのスライドドア101が中途状態であると図7Aに示す制御手順において判断された場合の制御フローチャートである。ECU200は、ステップS430及びステップS440における車両の周辺状況の判断のための工程を実行する。次いでステップS631において、車両100が傾斜面上に位置する状況に無い場合、制御手順は図6AのステップS410に示す入力工程に戻り、上述の動作を繰り返す。ステップS731において、車両100が傾斜面上に位置する状況に有る場合、制御手順はステップS635に進む。
次いでECU200は、スライドドア101の開閉状態を再度確認する(ステップS635)。
次いでステップS731において、図7AのステップS420で中途状態にあると判断されたスライドドア101が開閉動作をしていると判断された場合、すなわち、スライドドア101が意図に反する開動作又は意図に反する閉動作をしていると判断された場合、制御手順はステップS633に進む。ステップS731において、図7AのステップS420で中途状態にあると判断されたスライドドア101が開閉動作をしていないと判断された場合、すなわち、スライドドア101が意図に反する開動作又は意図に反する閉動作をしていないと判断された場合、制御手順はステップS520に進む。
中途状態にあるスライドドア101が意図しない開閉動作をしていないと判断された場合、ECU200は、制御部203において、スライドドア101が意図に反する開動作又は意図に反する閉動作をする虞があるか否かを判断する(ステップS520)。この判断工程は、第2実施形態で説明した工程と同様であるので重複する説明は省略する。スライドドア101が意図に反する開動作又は意図に反する閉動作をする虞が無い場合、制御手順は図7AのステップS410に示す入力工程に戻り、上述の動作を繰り返す。スライドドア101が意図に反する開動作又は意図に反する閉動作をする虞が有る場合、制御手順はステップS633へ進む。
ステップS633において、車両100が上り傾斜面上に位置する状況に無い場合、制御手順はステップS733に進む。ステップS633において、車両100が上り傾斜面上に位置する状況に有る場合、制御手順はステップS737に進む。
中途状態にあるスライドドア101が意図しない開閉動作をしており、且つ車両100が上り傾斜面上に位置する状況にある場合、ECU200は、制御部203において、スライドドア101が意図に反する開動作をしていると判断できる。この判断に基づき、ECU200は、開動作用ストッパ111aを作動させるための制御信号を出力回路216から出力する(ステップS733)。
開動作用ストッパ111aは、ECU200の出力回路216からの制御信号を受信すると、センターレール112から突出することによりセンターレール112の軌道を遮断し、スライドドア101の意図に反する開動作を制動する(ステップS735)。
一方で、中途状態にあるスライドドア101が意図しない開閉動作をしており、且つ車両100が上り傾斜面上に位置する状況にない(すなわち、下り斜面上に位置する)場合、ECU200は、制御部203において、スライドドア101が意図に反する閉動作をしていると判断できる。この判断に基づき、制御部203は、閉動作用ストッパ111bを作動させるための作動信号を出力回路216から出力する(ステップS737)。
閉動作用ストッパ111bは、ECU200の出力回路216からの制御信号を受信すると、センターレール112から突出することによりセンターレール112の軌道を遮断し、スライドドア101の意図に反する開動作を制動する(ステップS739)。
以上説明した実施形態から明らかなように、本願発明のECU200は、スライドドア101が中途状態の場合、車両100が上り傾斜面上に位置する状況であるか、それとも下り傾斜面上に位置する状況であるかを判断し、その判断結果に基づいて、意図に反するスライドドア101の開閉動作に応じたストッパを作動させるための制御信号を適宜出力できる。
[第5実施形態]
本発明の第5の実施形態に係る開閉体の制御装置による制御方法について説明する。
本実施形態の開閉体の制御装置は、第4実施形態の制御装置と同様の中途状態時制御手順を有するが、ストッパの構成を工夫することにより、第4実施形態よりも少ない制御工程によって意図に反する開閉体の動作を停止させるための制御信号を出力できることを特徴とする。
中途状態においては、全開状態及び全閉状態とは異なり、スライドドア101がセンターレール112上のあらゆる場所においても、スライドドア101の意図に反する開動作又は閉動作を制動する必要がある。このため、第4実施形態では、スライドドア101のあらゆる位置を想定して、開動作用ストッパ111a及び閉動作用ストッパ111bをセンターレール112上に複数個設ける必要があった。しかしながら、このような構成は、制御システムを複雑にし、また設置のための費用も高くなる問題がある。
そこで、図2Cに示した開閉動作停止部としてのストッパ111の代替として、図8に示すようなストッパ機構800を設けることも可能である。ストッパ機構800は、ドア側係止部801、係止孔803、ワイヤ805、アーム807から構成される。係止孔803は、スライドドア101の可動領域に対応するセンターレール112上の範囲内で延在(長手)方向に複数設けられる。ドア側係止部801は、アーム807を介してスライドドア101と共に移動する。ドア側係止部801は、ワイヤ805を介して押し下げることにより、係止孔803と係合することができる。また、ドア側係止部801は、ワイヤ805を介して引き上げることにより、係止孔803から係脱することができる。
図9は、本実施形態の開閉体の制御装置としてのECU200による、開閉体としてのスライドドア101の制御フローチャートである。図7Aに示す制御工程において、ECU200は、ステップS410及びステップS420における開閉体の開閉状態の判断のための工程を実行する。次いで、ECU200の制御部203は、スライドドア101が中途状態であると判断し、制御手順は図9のステップS730に進む。図9のステップS730からS635までの工程はこれまで説明してきた実施形態における工程と同様であるのでその説明を省略する。
ステップS731において、中途状態にあるスライドドア101が意図しない開閉動作をしていると判断された場合、制御手順はステップS732に進む。ステップS731において、中途状態にあるスライドドア101が意図しない開閉動作をしていないと判断された場合、制御手順はステップS520に進む。ステップS520については、第2実施形態において説明した工程と同様であるのでその説明を省略する。
中途状態にあるスライドドア101が意図しない開閉動作をしていると判断でされた場合、ECU200は、ドア側係止部801を作動させるための制御信号を出力回路216から出力する(ステップS732)。
ドア側係止部801は、ECU200の出力回路216からの制御信号を受信すると、ワイヤ800を介して係止孔803と係合し、スライドドア101の意図に反する開動作を制動する(ステップS734)。
以上説明した実施形態から明らかなように、本願発明のECU200は、スライドドア101が中途状態の場合、車両100が上り傾斜面上に位置する状況であるか、それとも下り傾斜面上に位置する状況であるかの判断を必要とせずに、意図に反するスライドドア101の開閉動作に応じたストッパ(ドア側係止部801)を作動させるための制御信号を適宜出力できる。このような制御は、図8に示すようなストッパ機構を採用することで実現できる。また、中途状態におけるスライドドア101意図に反する開閉動作の制動においてもストッパを複数設ける必要が無い。そのため、制御システムを簡略化でき、更にストッパ設置の費用も抑制することができる。
なお、これまで説明した実施形態では、ストッパ111及びドア側係止部801はセンターレール112に設けられているものとしたがこれに限定されない。例えば、ストッパ111又はドア側係止部801をアッパーレール114にも設け、スライドドア101が意図に反する動作しているとECU200が判断した場合に、アッパーレール114に設けられたストッパ111又はドア側係止部801を作動させることができる。同様に、ストッパ111又はドア側係止部801をロアレール116にも設け、スライドドア101が意図に反する動作しているとECU200が判断した場合に、ロアレール116に設けられたストッパ111又はドア側係止部801を作動させることができる。更に、スライドドア101が意図に反する開閉動作をしているとECU200が判断した場合、これら複数のレール112、114、116のそれぞれからストッパ111又はドア側係止部801を作動させることも可能である。このようにストッパ111及びドア側係止部801を作動させることにより、いずれか一つのレールからのみストッパ111又はドア側係止部801を作動させる場合に比べて、更に確実にスライドドア101の意図に反する開閉動作を制動することが可能となる。
[第6実施形態]
本発明の第6の実施形態に係る開閉体の制御装置による制御方法について説明する。
図10は、本実施形態の開閉体の制御装置としてのECU200による、開閉体としてのスライドドア101の制御フローチャートである。これまで説明した実施形態では、開閉状態関連信号、周辺状況関連信号、及びクラッチ状態関連信号を用いて車両用開閉体に係る制御を行なったが、ECU200が本発明で取り扱う信号はこれに限定されない。例えば図10に示すように、ECU200は、車両状態判断部204において車両の走行状態を判断し、この判断結果を更に考慮して本発明を実施することができる。具体的には、ECU200は、入力回路214において、イグニッションスイッチ301からのイグニッションのON/OFFを示す信号、車速センサ302からの車両100の速度を示す信号、加速度センサ303からの車両100の加速度を示す信号、シフトセンサ308からのシフトレバーの位置を示す信号、ブレーキセンサ309からのブレーキ量を示す信号、及びパーキングブレーキセンサ310からのパーキングブレーキのON/OFFを示す信号を入力することができる(ステップS1010)。これら走行状態に関連する信号(以下走行状態関連信号という)に基づいて、車両100の走行状態を判断することができる(ステップS1020)。これら走行状態関連信号に基づいて、例えば、車両が停車中、加速中、減速中などの場合に、それぞれ別の制御信号を出力し、車両の走行状態に応じて最適な制御を適宜選択することができる。
[第7実施形態]
本発明の第7の実施形態に係る開閉体の制御装置による制御方法について説明する。
図11は、本実施形態の開閉体の制御装置としてのECU200による、開閉体としてのスライドドア101の制御フローチャートである。これまで説明した実施形態では、スライドドア101が意図に反した開閉動作をしていると判断されたとき、ECU200はストッパ111を作動させるための制御信号を出力するとしたが、ECU200が本発明で出力する信号はこれに限定されない。例えば図11に示すように、ECU200は、スライドドア101が意図に反した開閉動作をしていると判断されたとき、警告装置117を作動させるための制御信号(以下警告装置作動信号という)を出力する(ステップS1010)。警告装置117は、警告装置作動信号を受信すると、インジケータやブザーなどによって、スライドドア101が開閉動作をすることを報知する(ステップS1020)。これにより、車両内に居る者及び車両周辺に居る者に、注意や避難を喚起することができる。
100:車両
100a:車両ボデー
101:スライドドア(車両用開閉体)
102:開閉駆動装置
110:センターローラ
111:ストッパ
112:センターレール
113:アッパーローラ
114:アッパーレール
115:ロアローラ
116:ロアレール
117:警告装置
118:給油口扉
120:第2ストッパ
200:ECU(車両用開閉体の制御装置)
203:制御部
204:車両状態判断部
205:周辺状況判断部
801:ドア側係止部
803:係止孔
809:水平ローラ
811:垂直ローラ

Claims (6)

  1. 軌道に沿って動作するよう操作可能な車両用開閉体の開閉状態を検出する開閉状態検出部と、
    前記開閉状態検出部が非操作時における前記車両用開閉体の開閉動作を検出したとき、前記車両用開閉体の軌道を遮断する開閉動作停止部と、
    を具備する、車両用開閉体の制御装置。
  2. 前記車両の傾きを検出する傾斜検出部を具備し、
    所定の値以上の前記車両の傾きが前記傾斜検出部より検出されたことを条件として、前記開閉動作停止部が前記車両用開閉体の軌道を遮断する、請求項1に記載の車両用開閉体の制御装置。
  3. 前記開閉動作停止部は、開動作停止部及び閉動作停止部を具備するとともに、前記車両用開閉体の開動作が検出された際には前記開動作停止部により前記車両用開閉体の軌道を遮断し、前記車両用開閉体の閉動作が検出された際には前記閉動作停止部により前記車両用開閉体の軌道を遮断する、請求項1又は2に記載の車両用開閉体の制御装置。
  4. 前記開閉状態検出部が前記車両用開閉体の全開状態の解除を検出したことを条件として前記閉動作停止部が前記車両用開閉体の軌道を遮断し、
    前記開閉状態検出部が前記車両用開閉体の全閉状態の解除を検出したことを条件として前記開動作停止部が前記車両用開閉体の軌道を遮断する、請求項1乃至3に記載の車両用開閉体の制御装置。
  5. 前記開閉状態検出部が中途状態にある前記車両用開閉体の開閉動作を検出し、且つ傾斜検出部が前記車両の後部より前部が高いことを検出したとき、前記開動作停止部が前記車両用開閉体の軌道を遮断し、
    前記開閉状態検出部が中途状態にある前記車両用開閉体の開閉動作を検出し、且つ前記傾斜検出部が前記車両の前部より後部が高いことを示すとき、前記閉動作停止部が前記車両用開閉体の軌道を遮断する、請求項1乃至4に記載の車両用開閉体の制御装置。
  6. 軌道に沿って動作するよう操作可能な車両用開閉体の開閉状態を開閉状態検出部によって検出するステップと、
    前記開閉状態検出部が非操作時における前記車両用開閉体の開閉動作を検出したとき、前記車両用開閉体の軌道を開閉動作停止部によって遮断するステップと、
    を具備する、車両用開閉体の制御方法。
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