JP2015085861A - Work vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、作業車両、詳しくは排気ガス浄化装置を具備する作業車両に関する。 The present invention relates to a work vehicle, and more particularly to a work vehicle including an exhaust gas purification device.
作業車両の一形態として特許文献1に開示されたものがある。すなわち、特許文献1には、エンジンルーム内にエンジンが格納され、エンジンの排気ガスは中途部に排気ガス浄化装置を設けた排気管を通してエンジンルーム外(機外)に排気される構造が開示されている。そして、エンジンルームは仕切壁により仕切られており、仕切壁にはインタークーラやラジエータ等が設置された排風出口が設けられて、エンジンに連動連結された冷却ファンによる冷却風が、エンジンルーム内からインタークーラやラジエータを冷却した後に排風出口→排風ダクト→排風口を通してエンジンルーム外(機外)に排出される構造が開示されている。また、排気管を通した排気ガスは、排風口を通して外部に排気されるようにしている。
There exists what was disclosed by
排気ガス浄化装置は、エンジンから排出される粒子状物質を高温度の排気ガスで燃焼除去するために、内部が高温度に保持されるようにしている。そのため、排気ガス浄化装置は、その表面から発散される熱気がエンジンルーム内に悪影響を与えないように、仕切壁によりエンジンルームと分離された排風ダクト内に配設されるとともに、その内部が高温度に保持されるように、排風があまり当たらない場所である排風ダクト内の排風出口の上側に配設されている。 The exhaust gas purifier is configured to keep the inside at a high temperature in order to burn and remove particulate matter discharged from the engine with a high temperature exhaust gas. Therefore, the exhaust gas purifying device is disposed in the exhaust duct separated from the engine room by the partition wall so that the hot air emitted from the surface does not adversely affect the engine room, and the interior thereof is It is arrange | positioned above the exhaust outlet in the exhaust duct which is a place where exhaust wind does not hit so much so that it may be kept at high temperature.
ところが、上記した特許文献1では、排風があまり当たらない場所である排風ダクト内の排風出口の上側に排気ガス浄化装置が配設されているため、排気ガス浄化装置の表面から外部に発散される熱気が排気ガス浄化装置の周囲にこもって、排気ガス浄化装置の外周に取り付けられた制御部品が誤動作する等の不具合を生じることがある。
However, in the above-described
そこで、本発明は、排気ガス浄化装置から発散される熱気を熱気収容空間まで移送可能として、排気ガス浄化装置の周囲の温度が高温化されるのを抑制することができる作業車両を提供することを目的とする。 Therefore, the present invention provides a work vehicle capable of transferring hot air emitted from the exhaust gas purification device to the hot air storage space and suppressing the temperature around the exhaust gas purification device from becoming high. With the goal.
請求項1記載の発明は、エンジンルーム内に配設したエンジンから、中途部に排気ガス浄化装置を設けた排気管を通して、排気ガスをエンジンルーム外へ排出するようにした作業車両であって、エンジンルーム内の前部に排気ガス浄化装置を配設する一方、エンジンルーム内の後上部に熱気収容空間を配設し、排気ガス浄化装置と熱気収容空間との間には熱気移送路を形成して、エンジンルーム内には、熱気移送路を通して排気ガス浄化装置から発散される熱気を熱気収容空間まで移送させる熱気移送手段を配設したことを特徴とする。
The invention according to
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明であって、熱気収容空間は、熱気排出口を通して外部と連通させて、熱気収容空間内の熱気が熱気排出口から排出されるようにしたことを特徴とする。
Invention of
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明であって、熱気移送手段は、排気ガス浄化装置の前方と左右側方と上方を被覆する熱気移送カバー体となすとともに、熱気移送カバー体の前面壁と上面壁との間には、後傾状態の傾斜面壁を形成して、排気ガス浄化装置から発散される熱気が前面壁と傾斜面壁と上面壁に沿って熱気移送路に移送され、さらに、熱気移送路から熱気収容空間まで移送されるようにしたことを特徴とする。
Invention of Claim 3 is invention of
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の発明であって、熱気移送手段は、排気ガス浄化装置の直前方に配設した熱気移送ファンとなして、熱気移送ファンの圧送力により排気ガス浄化装置から発散される熱気が熱気移送路を通して熱気収容空間まで移送されるようにしたことを特徴とする。
The invention according to claim 4 is the invention according to
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明であって、熱気移送路内には路内の温度を検出する温度検出手段を配設して、温度検出手段が所定の上限側閾値以上の温度を検出した際には熱気移送ファンが作動制御される一方、温度検出手段が所定の下限側閾値以下の温度を検出した際には熱気移送ファンが停止制御されるようにしたことを特徴とする。 The invention according to claim 5 is the invention according to claim 4, wherein temperature detecting means for detecting the temperature in the hot air transfer path is provided, and the temperature detecting means is equal to or higher than a predetermined upper limit threshold value. The hot air transfer fan is controlled to operate when the temperature is detected, while the hot air transfer fan is controlled to stop when the temperature detecting means detects a temperature below a predetermined lower threshold. And
本発明によれば、熱気移送手段により、熱気移送路を通して排気ガス浄化装置から発散される熱気を熱気収容空間まで移送させることができるため、排気ガス浄化装置の周囲の温度が高温化するのを抑制することができる。そのため、エンジンルーム内における油温の上昇、吸気温度の上昇、エンジンルーム内に配設した制御部品の熱気による悪影響を抑制することができる。 According to the present invention, since the hot air emitted from the exhaust gas purification device can be transferred to the hot air storage space through the hot air transfer path by the hot air transfer means, the temperature around the exhaust gas purification device is increased. Can be suppressed. Therefore, it is possible to suppress an adverse effect caused by an increase in the oil temperature in the engine room, an increase in the intake air temperature, and hot air from the control components disposed in the engine room.
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。すなわち、図1に示すAは、本発明に係る作業車両であり、作業車両Aは土砂等の掘削作業や積み込み作業等を行うアーティキュレート式のホイルローダである。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. That is, A shown in FIG. 1 is a work vehicle according to the present invention, and the work vehicle A is an articulated wheel loader that performs excavation work or loading work such as earth and sand.
[作業車両Aの全体構成の概説]
作業車両Aは、図1に示すように、フロント部A1のフロントフレーム1の後端部とリヤ部A2のリヤフレーム2の前端部とを、上下方向に軸線を向けた枢支軸3により枢支連結して、枢支軸3を中心にフロント部A1とリヤ部A2とが平面視で「く」字状に中折れ(アーティキュレート)するようにしている。つまり、作業車両Aは、車体を適宜中折れ状態となすことで、旋回可能となしている。
[Outline of overall configuration of work vehicle A]
As shown in FIG. 1, the work vehicle A pivots the rear end portion of the
フロント部A1は、左右一対の前車輪4,4により支持されたフロントフレーム1にローダ5を装備している。ローダ5は、フロントフレーム1から立ち上げて形成した左右一対のアーム支柱6,6の上端部に、左右一対のリフトアーム7,7の基端部をそれぞれ上下回動自在に取り付け、両リフトアーム7,7の先端部にバケット8を横架状にかつ上下回動自在に取り付けている。各リフトアーム7,7の中途部と各アーム支柱6,6の中途部との間にはそれぞれリフトシリンダ9,9を介設している。両リフトアーム7,7の中途部間に介設したベルクランク支持片10には上下方向に伸延するベルクランク11の中途部を前後揺動自在に取り付けている。そして、両アーム支柱6,6の間にはフロントフレーム1から前上方へ向けてシリンダ支持片12を突設し、シリンダ支持片12の先端部とベルクランク11の上端部との間にバケットシリンダ13を介設する一方、ベルクランク11の下端部とバケット8との間には連動リンク14を介設している。
The front part A1 is equipped with a loader 5 on the
リヤ部A2は、左右一対の後車輪20,20により支持されたリヤフレーム2上にキャビン21とボンネット22を前後に隣接させて載設している。
The rear part A2 has a
リヤフレーム2は、図2及び図5に示すように、前後方向に延伸する左右一対の板状のフレーム形成片2a,2aを左右方向に一定の間隔をあけて対面状態に配置し、両フレーム形成片2a,2a間に複数の横フレーム形成片(図示せず)を横架して平面視枠状に形成している。
As shown in FIGS. 2 and 5, the
キャビン21は箱型に形成して、運転部23を囲繞している。運転部23は、図2及び図3に示すように、左右一対のフレーム形成片2a,2a間に平坦面状の床部30を架設状に張設して前半部を形成するとともに、段付き凸状のシートマウントカバー31を配設して後半部を形成している。床部30の前部には上下方向に伸延する筒状のステアリングコラム32を立設している。ステアリングコラム32の上面には計器盤33を配設して、計器盤33の後部から上方へむけて突出させたステアリングシャフト34の上端部にステアリングハンドル35を取り付けている。36は床部30上に配設した操作ペダル群である。
The
シートマウントカバー31は、図2,図3及び図6に示すように、床部30から上方へ立ち上げ状に形成した四角形板状の前壁面部40と、前壁面部40の上端縁部から後方へ水平に延設して形成した四角形板状の上面部41と、これらの面部40,41の左右側端部に連設して形成した四角形板状の左・右面部42,42とにより形成している。
As shown in FIGS. 2, 3 and 6, the
シートマウントカバー31上には、図2及び図3に示すように、ステアリングハンドル35の直後方に位置させて座席43を配置し、座席43の右側方には、操作レバー44を配置している。シートマウントカバー31は、エンジンルーム45の前上部を形成している。エンジンルーム45の前上部内には、リヤフレーム2の後部に搭載したエンジン46の前上部を配設している。エンジン46は、例えば、ディーゼルエンジンで構成される内燃機関である。48は足掛かり、49はリヤフェンダである。
As shown in FIGS. 2 and 3, a
シートマウントカバー31の背後に位置するリヤフレーム2上には平板状の仕切壁50を立設している。仕切壁50は、下半部が背面視門型に形成されてシートマウントカバー31の背面(後面)を前後方向に開口する一方、上半部がシートマウントカバー31の上面部41よりも上方へ延伸されて、ボンネット22の前面を閉塞している。
A
エンジンルーム45は、リヤフレーム2の後半部と、その前上部に配設したシートマウントカバー31と、リヤフレーム2の後半部の後上部に配置したボンネット22と、リヤフレーム2の後端部間に横架状に配設したカウンタウエイト51とにより形成している。
The
エンジンルーム45には、仕切壁50の背後に位置させてボンネット支持枠52を立設し、ボンネット支持枠52の上端部に枢支部53を設けて、枢支部53にボンネット22の前端縁上部を枢支連結することで、枢支部53を中心にボンネット22を上下方向に開閉蓋自在としている。
In the
ボンネット22は、図2〜図5に示すように、四分の一円弧板状に形成された左右一対の左右側壁形成片22a,22aと、その上端縁間に架設された天井壁形成片22bとから形成している。天井壁形成片22bの後下部には、左右方向へ横長台形状の上部排風口54を前後方向に開口させて形成し、上部排風口54の周縁部には前方へ突出する筒状の下流側排風案内片22cを形成している。
As shown in FIGS. 2 to 5, the
カウンタウエイト51は、鋳物等により平面視コ字状に形成して、フレーム形成片2a,2aの後端部間に横架状に架設している。そして、中央上半部に下部排風口55を形成するとともに、中央下半部に開口部56を形成している。
The
[エンジンルーム45内の説明]
次に、エンジンルーム45内に配設された構成部材について、図5を参照しながら説明する。エンジン46は、リヤフレーム2を形成するフレーム形成片2a,2a間の後部にエンジンマウント60を介して架設状に搭載することで、エンジンルーム45内の中央部に配置している。
[Description in engine room 45]
Next, the components disposed in the
エンジン46の前上部には、左右一対のステー61,61を介して排気ガス浄化装置47を取り付けている。排気ガス浄化装置47は、左右方向に伸延する円筒状箱形に形成するとともに、エンジン46の左右幅よりも短幅に形成している。エンジン46の排気ガスを排出する排出口部には、上流側排気管62を介して排気ガス浄化装置47の右側部に形成した流入口部を接続している。排気ガス浄化装置47の左側下部に形成した流出口部63には、下流側排気管64の基端部を接続し、下流側排気管64の前半部64aを右側下方へ延伸させるとともに、後半部64bを右側下部からエンジン46の右側壁に沿わせて後方へ延伸させて、先端開口部64cをカウンタウエイト51の開口部56から後方へ向けて開口させている。そして、エンジン46から排出される排気ガスは、上流側排気管62を通して排気ガス浄化装置47内に流入されて、排気ガス浄化装置47により浄化され、その後に、下流側排気管64を通して先端開口部64cから機体の後方へ排出されるようにしている。なお、排気ガス浄化装置47は、排気ガスの排気音を消音するサイレンサ(消音器)としても機能する。
An exhaust
エンジン46は、その後方へ向けてファン軸65を突出させて、ファン軸65に冷却ファン66を連動連結し、冷却ファン66の直後方位置にラジエータ67を配設している。68はラジエータ67と冷却ファン66との間に介設した冷風案内シュラウド、69はラジエータ67を通して後方へ排出される排風を案内する筒状の上流側排風案内片、70は上流側排風案内片69の後端周縁部に設けたシール材であり、シール材70には閉蓋したボンネット22の下流側排風案内片22cが押圧状態に当接して、上・下流側排風案内片69,22cが連通して排風案内機能が果されるようにしている。71はラジエータ67にエンジン46からラジエータ液を送給する送給管、72はラジエータ67からエンジン46にラジエータ液を戻す戻し管である。
The
ボンネット22内には、左右方向に延伸するエアクリーナ73を配設し、エアクリーナ73内に吸気管74を通して外気を吸入し、エアクリーナ73内で外気を浄化した後、送気管75を通してエンジン46の吸気口に送気するようにしている。エアクリーナ73の直前方には、ECU(エンジンコントロールユニット)76等を配設している。
An
このように構成して、エンジン46を駆動した際には、ファン軸65を介してエンジン46と連動する冷却ファン66が回転されて、冷却ファン66によって冷却風が生起されるようにしている。冷却ファン66により生起された冷却風は、冷風案内シュラウド68を通してラジエータ67を冷却した後に、上・下流側排風案内片69,22cを通して上部排風口54及び下部排風口55からエンジンルーム45外(機外)へ排風となって排出されるようにしている。
With this configuration, when the
上記のように構成した作業車両Aにおいて、本実施形態では、図2〜図15に示すように、エンジンルーム45内の前部に排気ガス浄化装置47を配設する一方、エンジンルーム45内の後上部に熱気収容空間80を配設し、つまり、閉蓋されたボンネット22内に熱気収容空間80を形成し、排気ガス浄化装置47と熱気収容空間80との間には熱気移送路81を形成して、エンジンルーム45内には、熱気移送路81を通して排気ガス浄化装置47から発散される熱気を熱気収容空間80まで移送させる熱気移送手段を配設したことを特徴としている。また、熱気収容空間80は、熱気排出口82を通して外部と連通させて、熱気収容空間80内の熱気が熱気排出口82から排出されるようにすることができる。
In the work vehicle A configured as described above, in the present embodiment, as shown in FIGS. 2 to 15, the exhaust
熱気移送手段は、排気ガス浄化装置47の前方と左右側方と上方を被覆する熱気移送カバー体83となすとともに、熱気移送カバー体83の前面壁84と上面壁86との間には、後傾状態の傾斜面壁85を形成して、排気ガス浄化装置47から発散される熱気が前面壁84と傾斜面壁85と上面壁86に沿って熱気移送路81を通して移送され、さらに、熱気移送路81から熱気収容空間80まで移送されるようにすることができる。また、熱気移送手段は、排気ガス浄化装置47の直前方に配設した熱気移送ファン100となして、熱気移送ファン100の圧送力により排気ガス浄化装置47から発散される熱気が熱気移送路81を通して熱気収容空間80まで移送されるようにすることができる。そして、熱気移送路81内には、その熱気移送路81路内の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ112を配設して、温度センサ112が所定の上限側閾値以上の温度を検出した際には、熱気移送ファン100が作動制御される一方、温度センサ112が所定の下限側閾値以下の温度を検出した際には、熱気移送ファン100が停止制御されるようにすることができる。
The hot air transfer means is a hot air
以下に、熱気移送手段を熱気移送カバー体83となして配設することで、熱気移送路81を通して排気ガス浄化装置47から発散される熱気が熱気収容空間80まで移送される構成を図2〜図6に示す第1実施形態とし、また、熱気収容空間80が熱気排出口82を通して外部と連通された構成を図7〜図10に示す第2実施形態とし、また、熱気移送手段を熱気移送ファン100となして配設することで、熱気移送路81を通して排気ガス浄化装置47から発散される熱気が熱気収容空間80及び熱気排出口82を通して外部と連通された構成を図11〜図15に示す第3実施形態として詳説する。
In the following, a configuration in which hot air emitted from the exhaust
[第1実施形態の説明]
第1実施形態では、図2〜図6に示すように、エンジンルーム45内に熱気移送手段としての熱気移送カバー体83を配設している。すなわち、シートマウントカバー31内の前部に熱気移送カバー体83を取り付けて、熱気移送カバー体83により排気ガス浄化装置47の前方と左右側方と上方を被覆している。熱気移送カバー体83は、左右方向に横長の四角形板状に形成した前面壁84の上端縁部に、左右方向に横長の四角形板状に形成した傾斜面壁85の下端縁部を連設し、傾斜面壁85の上端縁部に、左右方向に横長の四角形板状に形成した上面壁86の前端縁部を連設し、これらの面壁84,85,86の左・右側端縁部にそれぞれ五角形板状に形成した左・右側面壁87,87を連設して形成している。
[Description of First Embodiment]
In the first embodiment, as shown in FIGS. 2 to 6, a hot
熱気移送カバー体83は、シートマウントカバー31の内面との間に間隔をあけて配置して、シートマウントカバー31の内面と熱気移送カバー体83の外面との間に断熱空間Sを形成している。すなわち、シートマウントカバー31の前壁面部40に熱気移送カバー体83の前面壁84を対面状態に間隔をあけて配置するとともに、前壁面部40に下部ブラケット90を介して前面壁84を取付ボルト91により取り付けている。シートマウントカバー31の上面部41に熱気移送カバー体83の上面壁86を対面状態に間隔をあけて配置するとともに、上面部41に上部ブラケット92を介して上面壁86を取付ボルト93により取り付けている。
The hot air
また、熱気移送カバー体83は、排気ガス浄化装置47との間に間隔をあけて配置して、熱気移送カバー体83の内面と排気ガス浄化装置47の表面との間に熱気移送路81を形成している。aは熱気移送路81内において熱気が移送される熱気移送方向である。閉蓋されたボンネット22内に形成される熱気収容空間80の上半部は、熱気移送路81の後端(終端)よりも高位置に配置されている。
Further, the hot air
このように構成して、排気ガス浄化装置47から発散される熱気は、軽量であるため、熱気移送路81内を前面壁84と傾斜面壁85と上面壁86に沿って後上方へ移送される。この際、熱気は、傾斜面壁85に沿って移送される際に、後上方へ堅実に案内されて、熱気移送路81から熱気収容空間80へ向かって移送され熱気流動の流れが生起される。つまり、排気ガス浄化装置47から発散される熱気が熱気収容空間80に移送されるため、排気ガス浄化装置47の周囲の雰囲気温度は、所定の上限側閾値(例えば、60℃)以下に低減・保持される。その結果、断熱空間Sによるシートマウントカバー31の断熱効果を良好に確保することができて、シートマウントカバー31上に載置している座席43に着座して操作するオペレータの作業環境を良好に確保することができ。また、エンジンルーム45内における油温の上昇、吸気温度の上昇、エンジンルーム45内に配設した制御部品の熱気による悪影響を抑制することができる。
With such a configuration, the hot air emitted from the exhaust
[第2実施形態の説明]
第2実施形態では、図7〜図10に示すように、エンジンルーム45内に熱気移送手段としての熱気移送カバー体83を配設して、基本的構造を第1実施形態と同様に構成しているが、熱気収容空間80が熱気排出口82を通して外部と連通されている点で異なる。
[Description of Second Embodiment]
In the second embodiment, as shown in FIGS. 7 to 10, a hot air
すなわち、第2実施形態のボンネット22は、天井壁形成片22bの中央部に外方へ僅かに膨出する断面が扁平台形状で上下方向に延伸する膨出部22dを形成し、膨出部22dの下端に熱気排出口82を下方へ向けて開口させている。膨出部22dの内方には上下方向に延伸する熱気排出路94が形成され、熱気排出路94の終端が熱気排出口82に連通されている。bは熱気排出方向である。
That is, the
このように構成して、第2実施形態では、熱気収容空間80に収容された熱気が熱気排出路94を通して熱気排出口82から外部(機外)に排出される。つまり、排気ガス浄化装置47から発散される熱気を機外に排出することができて、排気ガス浄化装置47の周囲の雰囲気温度を堅実に低減させることができる。そのため、第1実施形態で得られる効果をより一層良好に確保することができる。
With this configuration, in the second embodiment, the hot air stored in the hot
[第3実施形態の説明]
第3実施形態では、図10〜図13に示すように、シートマウントカバー31内の前部に熱気移送路形成体102を取り付けて、熱気移送路形成体102により排気ガス浄化装置47の前方と左右側方と上方を被覆している。熱気移送路形成体102には熱気移送手段としての熱気移送ファン100を取り付けている。
[Description of Third Embodiment]
In the third embodiment, as shown in FIGS. 10 to 13, a hot air transfer
熱気移送路形成体102は、左右方向に横長の四角形板状に形成した前面壁103の上端縁部に、左右方向に横長の四角形板状に形成した上面壁104の前端縁部を連設し、これらの面壁103,104の左・右側端縁部にそれぞれ四角形板状に形成した左・右側面壁105,105を連設して形成している。
The hot air transfer
熱気移送路形成体102は、シートマウントカバー31の内面との間に間隔をあけて配置して、シートマウントカバー31の内面と熱気移送路形成体102の外面との間に断熱空間Sを形成している。すなわち、シートマウントカバー31の前壁面部40に熱気移送路形成体102の前面壁103を対面状態に間隔をあけて配置するとともに、前壁面部40に下部ブラケット107を介して前面壁103を取付ボルト108により取り付けている。シートマウントカバー31の上面部41に熱気移送路形成体102の上面壁104を対面状態に間隔をあけて配置するとともに、上面部41に上部ブラケット109を介して上面壁104を取付ボルト110により取り付けている。111は断熱空間Sの下端開口部である。
The hot air transfer
また、熱気移送路形成体102は、排気ガス浄化装置47の表面との間に間隔をあけて配置して、熱気移送路形成体102の内面と排気ガス浄化装置47の表面との間に熱気移送路81を形成している。
Further, the hot air transfer
熱気移送路形成体102の前面壁103の左側上部に、前後方向に開口する吸気口106を形成し、前面壁103の左側上部の後面に熱気移送ファン100を吸気口106と整合させて取り付けている。
An
第3実施形態のボンネット22は、膨出部22dを有する第2実施形態のボンネット22と同様に形成して、熱気収容空間80に収容された熱気が熱気排出路94を通して熱気排出口82から外部(機外)に排出されるようにしている。
The
熱気移送路81内には路内の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ112を配設している。すなわち、本実施形態では、温度センサ112は、熱気移送路81内である熱気移送路形成体102の上面壁104と右側面壁105とがなす後部の隅部に配設している。そして、図16に示すように、温度センサ112が熱気移送路81内の温度として所定の上限側閾値(例えば、60℃)以上の温度を検出した際には、熱気移送ファン100を駆動させる一方、温度センサ112が熱気移送路81内の温度として所定の下限側閾値(例えば、50℃)以下の温度を検出した際には、熱気移送ファン100を停止させるように制御部113により制御している。ここで、制御部113は、運転部23等のリヤ部A2の適宜箇所に配設しており、CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)とRAMとROM等を具備し、その入力側インターフェースに温度センサ112を接続する一方、その出力側インターフェースに熱気移送ファン100を接続している。
In the hot
このように構成して、熱気移送ファン100が駆動されると、熱気移送ファン100の背後側に生起される吸引力により外気がリヤフレーム2内を通して断熱空間Sの下端開口部111から吸引され、吸気口106を通して熱気移送ファン100に吸引されるとともに、熱気移送ファン100により後方へ向けて圧送される。そうすると、排気ガス浄化装置47から発散された熱気移送路81内の熱気は、後方の熱気収容空間80に向けて強制的に移送される。このようにして、熱気移送路81内おける熱気の流動が円滑かつ堅実に生起される。そして、熱気収容空間80に収容された熱気は、熱気排出路94を通して熱気排出口82から外部(機外)に排出される。
With this configuration, when the hot
上記のように構成した第3実施形態では、温度センサ112が所定の上限側閾値以上の温度を検出した際には熱気移送ファン100を駆動させる一方、温度センサ112が所定の下限側閾値以下の温度を検出した際には熱気移送ファン100を停止させるようにしているため、ボンネット22内の温度を所定の温度範囲内に保持させることできる。すなわち、排気ガス浄化装置47が自己再生中にエンジン46が停止、又は、自己再生後にエンジン46が停止された場合には、エンジン46に連動連結した冷却ファン66も停止されているため、ボンネット22内の温度が上昇して、エンジン稼働時以上に高温になる可能性があるが、例えば、自己再生後、10分以内にエンジン46が停止された場合、エンジン停止から3分間は熱気移送ファン100を駆動させることで、熱気移送路81内のこもり熱(滞留熱)を確実に排出することができる。ここで、例えば、3分間という短時間だけ熱気移送ファン100を駆動させるのは、熱気移送ファンの作動(特に長時間作動)によってバッテリー上がりが起こるのを回避するためである。
In the third embodiment configured as described above, the hot
排気ガス浄化装置47は、エンジン46から排出された排気ガスを内部に通過させることで、排気ガスを浄化するようにしている。ここで、排気ガス浄化装置47は、エンジンから排出される排気ガス中の黒煙を主体とする粒子状物質(以下、「PM」ともいう。)等を捕集して燃焼させることで濾過するものである。排気ガス浄化装置47を通過する排気ガス温度が自己再生可能温度(例えば、250℃)を超えていれば、排気ガス浄化装置47内に堆積されたPMを酸化除去することができて、排気ガス浄化装置47のPM捕集能力が回復する。つまり、本実施形態では排気ガスの熱により燃焼除去する連続再生方式の排気ガス浄化装置47となして、排気ガス浄化装置47の目詰まりを防止するようにしている。
The exhaust
また、第4実施形態として、第3実施形態のボンネット22に代えて、第1実施形態のボンネット22を採用することもできる。第4実施形態では、熱気移送ファン100により圧送される熱気は、熱気排出路94を通して熱気排出口82から外部(機外)に排出されることはないが、上・下部排風口54,55や開口部56を通して外部(機外)に強制的に排出される。
Further, as the fourth embodiment, the
45 エンジンルーム
46 エンジン
47 排気ガス浄化装置
80 熱気収容空間
81 熱気移送路
100 熱気移送ファン
112 温度センサ
45
Claims (5)
エンジンルーム内の前部に排気ガス浄化装置を配設する一方、エンジンルーム内の後上部に熱気収容空間を配設し、排気ガス浄化装置と熱気収容空間との間には熱気移送路を形成して、
エンジンルーム内には、熱気移送路を通して排気ガス浄化装置から発散される熱気を熱気収容空間まで移送させる熱気移送手段を配設したことを特徴とする作業車両。 A working vehicle that exhausts exhaust gas out of the engine room through an exhaust pipe provided with an exhaust gas purification device in the middle from an engine disposed in the engine room,
An exhaust gas purification device is disposed at the front of the engine room, while a hot air storage space is disposed at the rear upper part of the engine room, and a hot air transfer path is formed between the exhaust gas purification device and the hot air storage space. do it,
A working vehicle characterized in that hot air transfer means for transferring hot air emitted from the exhaust gas purification device through a hot air transfer path to a hot air storage space is disposed in the engine room.
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