JP2015109879A - Combine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コンバインに係るものである。 The present invention relates to a combine.
従来、操縦部の運転座席の下方にエンジンを設け、運転座席の下方のエンジンルーム内にエアクリーナーを設けた構成は、公知である(特許文献1)。 2. Description of the Related Art Conventionally, a configuration in which an engine is provided below a driver's seat in a control unit and an air cleaner is provided in an engine room below the driver's seat is known (Patent Document 1).
前記公知例は、狭いエンジンルーム内にエアクリーナーを設置しているので、設置スペースの制約により、エアクリーナーの大きさに制約が生じ、そのため、吸気効率が低下し、エンジンの性能を充分に発揮できないという課題がある。 In the above known example, an air cleaner is installed in a narrow engine room. Therefore, the size of the air cleaner is restricted due to the restriction of the installation space, so that the intake efficiency is lowered, and the engine performance is fully exhibited. There is a problem that it cannot be done.
本願は、エアクリーナーの設置箇所を工夫し、吸気効率を向上させてエンジンの性能を充分に発揮できるようにしたものである。 In the present application, the installation location of the air cleaner is devised so that the intake efficiency is improved and the performance of the engine can be fully exhibited.
請求項1に記載の発明は、走行装置(2)を備えた機体フレーム(1)の左右一側に脱穀装置(3)を設け、機体フレーム(1)の左右他側には排出オーガ(33)を備えたグレンタンク(5)を設け、該グレンタンク(5)の前方には、エンジン(11)と、該エンジン(11)の上方に配置される操縦部(6)を設けたコンバインにおいて、前記脱穀装置(3)とグレンタンク(5)との間に、エンジン(11)から排出される排気ガス中の粒子状物質を除去するDPF(17)を配置し、該DPF(17)の排気側に接続された下手側接続配管(22)を、前記グレンタンク(5)の機体内側の内側側板(28)に形成された凹部(27)内に収容した状態で上方に立ち上げ、前記エンジン(11)に供給する空気を清浄化するエアクリーナー(40)の上手側に接続されたプレクリーナー(48)の吸気口(54)を、前記下手側接続配管(22)の上端の排気口(55)よりも下側の位置に配置したことを特徴とするコンバインとしたものである。 According to the first aspect of the present invention, the threshing device (3) is provided on the left and right sides of the machine frame (1) provided with the traveling device (2), and the discharge auger (33 In a combine provided with an engine (11) and a control unit (6) disposed above the engine (11) in front of the grain tank (5). A DPF (17) for removing particulate matter in the exhaust gas discharged from the engine (11) is disposed between the threshing device (3) and the Glen tank (5), and the DPF (17) The lower side connection pipe (22) connected to the exhaust side is raised upward while being housed in a recess (27) formed in the inner side plate (28) inside the fuselage of the Glen tank (5), Air cleaner that cleans the air supplied to the engine (11) The intake port (54) of the pre-cleaner (48) connected to the upper side of the inner (40) is arranged at a position below the exhaust port (55) at the upper end of the lower connection pipe (22). It is a combine characterized by.
請求項2に記載の発明は、前記操縦部(6)は、運転座席(10)および該運転座席(10)の周囲の操作パネルをキャビン(50)により包囲して構成し、該キャビン(50)における脱穀装置(3)側の部位にサイドハッチ(52)を備え、該サイドハッチ(52)よりも後方の部位に前記エアクリーナー(40)を配置した請求項1に記載のコンバインとしたものである。 According to a second aspect of the present invention, the control unit (6) is configured by surrounding the driver's seat (10) and an operation panel around the driver's seat (10) with a cabin (50), and the cabin (50 The threshing device (3) side portion of the threshing device (3) is provided with a side hatch (52), and the air cleaner (40) is disposed in a rear portion of the side hatch (52). It is.
請求項3に記載の発明は、前記エアクリーナ(40)の少なくとも一部が、機体上に収納された排出オーガ(33)の下側に入り込む構成とした請求項2に記載のコンバインとしたものである。
The invention according to
請求項4に記載の発明は、平面視において、前記エアクリーナ(40)が、機体上に収納された排出オーガ(33)と操縦部(6)との間に配置される構成とした請求項2に記載のコンバインとしたものである。
The invention according to
請求項1に記載の発明によれば、プレクリーナー(48)の吸気口(54)から、下手側接続配管(22)の上端の排気口(55)から排出される高温の排気ガスを吸引することなく、充分な酸素濃度の空気を吸気でき、ヒートバランスが悪化しない。 According to the first aspect of the present invention, the high-temperature exhaust gas discharged from the exhaust port (55) at the upper end of the lower connection pipe (22) is sucked from the intake port (54) of the precleaner (48). Without being able to inhale air with sufficient oxygen concentration, the heat balance does not deteriorate.
請求項2に記載の発明によれば、上記請求項1に記載の発明の効果に加え、キャビン(50)のサイドハッチ(52)の開閉を犠牲にすることなくエアクリーナー(40)の設置が可能になるうえに、サイドハッチ(52)を開けてキャビン(50)の内部からエアクリーナー(40)のメンテナンスを行うことができる。
According to the invention described in
請求項3に記載の発明によれば、上記請求項2に記載の発明の効果に加え、大型のエアクリーナー(40)を設けた場合でも排出オーガ(33)の可動域を狭めず、穀粒排出作業を容易に行なうことができる。
According to the invention described in
請求項4に記載の発明によれば、上記請求項2に記載の発明の効果を奏するうえで、操縦部(6)からエアクリーナー(40)のメンテナンスを容易に行なうことができる。 According to the fourth aspect of the present invention, the air cleaner (40) can be easily maintained from the control section (6) when the effects of the second aspect of the present invention are achieved.
本発明の一実施例を図により説明すると、1は作業機の機体フレームであり、本願はコンバインの実施例である。
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
機体フレーム1の下方には走行装置2を設け、機体フレーム1の上方の一側には脱穀装置3を設ける。脱穀装置3の前方には刈取部4を設け、脱穀装置3の側部にはグレンタンク5を設ける。6は操縦部である。
A
操縦部6の運転座席10の下方にはエンジン11を設け(図1)、エンジン11には排気装置12の排気管14を接続し、排気管14の途中に排気浄化装置15を設ける。
An
排気浄化装置15は、DPF17(Diesel particulate filter、ディーゼルパティキュレートフィルタ)により構成し、DPF17は排気ガス中の粒子状物質を除去する。
The
前記DPF17は、前後方向に長い形状とし、前記エンジン11の後方であって、前記グレンタンク5と前記脱穀装置3との間に配置する。
The
DPF17の前側部分には、前記エンジン11に接続した排気管14の一部を構成する上手側接続配管21を接続し、前記DPF17の後側部分には、排気管14の一部を構成する下手側接続配管22を接続する。
The front side portion of the
下手側接続配管22は、上方に立ち上げて、脱穀装置3からグレンタンク5に穀粒を供給移送する一番揚穀筒25の側方に沿わせて配置し、下手側接続配管22および一番揚穀筒25を収容する凹部27をグレンタンク5に一体的に形成して、凹部27内に一番揚穀筒25および下手側接続配管22を収容する(図3)。
The lower-
DPF17は、非作業中に、エンジン11の回転を上昇させ、DPF17に付着した煤等を燃焼させて除去して再生する再生作業を適宜行うため、排気温度が高温になるので、下手側接続配管22は上方に立ち上げて配置して排気ガスを上方に放出するのが好ましく、さらに、グレンタンク5に形成した一番揚穀筒一番揚穀筒25を収容する凹部27内に下手側接続配管22を収容することにより、グレンタンク5の容積の減少を最小限にする。
The
即ち、グレンタンク5はその容積を最大にするため、グレンタンク5の内側側板28を脱穀装置3側に可能な限り接近させ、内側側板28に前記一番揚穀筒25を収容する凹部27を形成しており、この凹部27内に下手側接続配管22を収容するために、下手側接続配管22を一番揚穀筒25に沿わせて配置し、これに合わせて、凹部27を下手側接続配管22および一番揚穀筒25を一体収容するように平面視において一つの空間を形成する構成としている。
That is, in order to maximize the volume of the Glen
そのため、下手側接続配管22を、グレンタンク5の容積の減少を最小限にして配置させられる。
Therefore, the lower-
前記下手側接続配管22は、一番揚穀筒25の上端近傍付近で、下側排気管30と上側排気管31とに上下に分割し、下側排気管30は機体側に固定状態に取付け、この下側排気管30に対して上側排気管31を着脱自在に取付ける。
The
そのため、一番揚穀筒25のメンテナンス時に、上側排気管31だけを外すことができ、メンテナンスの作業性を良好にする。
Therefore, only the
また、上側排気管31の上端は、側面視において、グレンタンク5の上面およびグレンタンク内の穀粒を排出する排出オーガ33よりも上方位置させる(図1)。
Further, the upper end of the
そのため、上側排気管31から排出される排気ガスが直接グレンタンク5や排出オーガ33に当たるのを避けられる。
Therefore, the exhaust gas discharged from the
なお、排出オーガ33は、その先端を上下自在および旋回自在に構成している。
The
前記脱穀装置3とグレンタンク5の間に、機体フレーム1の前後傾斜を修正するピッチングシリンダ(図示省略)を取付けるピッチングシリンダフレーム35を設け(図6、7)、ピッチングシリンダフレーム35とグレンタンク5の間にDPF17を配置する。
A
そのため、DPF17を可能な限りエンジン11に近い位置に配置でき、エンジン11からの放熱によりDPF17が加温されて、DPF17の再生作業の再生効率を向上させられる。
Therefore, the
前記DPF17は、側面視において、脱穀装置3とグレンタンク5との間に配置すると共に、前記走行装置2のクローラー36の接地面の前後の略中心上方位置に配置する。
The
前記下手側接続配管22の上側排気管31は下側排気管30に対してL型状に屈曲させ、上側排気管31は脱穀装置3よりも上側に設け、グレンタンク5側の上側排気管31に該上側排気管31を包囲するカバー37を設ける。カバー37はグレンタンク5側に上側排気管31に対して所定間隔おいた側方に設ける。
The
そのため、カバー37は上側排気管31に接触することがなく、カバー37の温度が上昇しにくい。
Therefore, the
また、カバー37の取付構成を簡素にする。
Further, the mounting structure of the
また、カバー37はグレンタンク5を外側オープンさせると、グレンタンク5と共に移動する。
Further, the
また、カバー37の取付構成を簡素にする。
Further, the mounting structure of the
前記カバー37は、グレンタンク5側の上側排気管31の側方を包囲し、脱穀装置3側の上側排気管31の側方は包囲せずに、開放している。
The
そのため、カバー37の脱穀装置3側を開放しているので、カバー37の存在がグレンタンク5の外側オープン操作の妨げとならず、メンテナンス性を向上させる。
Therefore, since the threshing
エンジン11に供給する吸気を清浄するエアクリーナー40を、脱穀装置3の上側に配置する。
An
そのため、狭いエンジンルーム内ではなく、脱穀装置3の上側に配置するので、エアクリーナー40の大型化が可能となって、エンジン11の吸気効率を向上させられる。
Therefore, since it arrange | positions not in a narrow engine room but on the upper side of the threshing
即ち、エアクリーナー40を、脱穀装置3の上側に配置するので、エンジン11近傍にエアクリーナー40を配置でき、エンジン11とエアクリーナー40との配管を長くすることなく、エアクリーナー40の大型化が可能となる。
That is, since the
本実施例では、エアクリーナー40は、操縦部6の後方の脱穀装置3の上面と排出オーガ33との間に配置する。エアクリーナー40は脱穀装置3の上面に設けた支持部材42に取付ける。
In the present embodiment, the
そのため、エアクリーナー40の支持構成を簡素にする。
Therefore, the support structure of the
また、操縦部6の後方の脱穀装置3の上面と排出オーガ33との間の空間を有効利用してエアクリーナー40を設置することができ、取付スペースをよりコンパクトにする。
Moreover, the
前記支持部材42は、脱穀装置3の上面を包囲する上部カバー43のうち、固定側カバー44に取付ける。45は扱胴(図示省略)の上面を開放する移動側カバーである。
The
そのため、操縦部6の後方の脱穀装置3の上面と排出オーガ33との間の空間を有効利用してエアクリーナー40を設置する構成でありながら、移動側カバー45の開閉操作するときに、エアクリーナー40およびエアクリーナー40の配管を取り外すことなく行え、移動側カバー45の開閉を容易にする。
Therefore, the
前記エアクリーナー40の上手側の吸気経路にはプレクリーナー48を設ける。
A pre-cleaner 48 is provided in the upper intake path of the
従来では、ラジエーターカバー(図示省略)により清浄な外気が導入されるエンジンルーム内にエアクリーナー40を設置していたが、ラジエーターカバーに変えてプレクリーナー48により清浄な外気をエアクリーナー40に導入でき、脱穀装置3の上側へのエアクリーナー40の配置を可能とし、エアクリーナー40の大型化が可能となる。
Conventionally, the
プレクリーナー48は前記支持部材42に取付ける。
The
そのため、プレクリーナー48の支持構成を簡素にする。
Therefore, the support structure of the
エアクリーナー40とプレクリーナー48を予め配管して組み立てておくことが可能になって、組立性を向上させられる。
The
前記プレクリーナー48は、エアクリーナー40よりも上方に配置し、平面視において、エアクリーナー40よりも収納時の排出オーガ33から離して配置する。
The pre-cleaner 48 is disposed above the
そのため、旋回時の排出オーガ33との干渉を防止する。
Therefore, interference with the
前記プレクリーナー48は、前記エアクリーナー40よりグレンタンク5の外側に配置する。
The pre-cleaner 48 is disposed outside the
そのため、操縦部6からプレクリーナー48のメンテナンスをすることができる。
Therefore, the
また、エアクリーナー40およびプレクリーナー48は、排出オーガ33からグレンタンク5側に外して設けているので、排出オーガ33の上下の妨げにならず、排出オーガ33の操作性を低下させない。
Further, since the
同様に、エアクリーナー40およびプレクリーナー48は、排出オーガ33よりもグレンタンク5側に設けているので、移動側カバー45の開閉も妨げることはない。
Similarly, since the
前記エアクリーナー40の後部における脱穀装置3側の部位を、平面視において、収納時の排出オーガ33の下側に入り込ませる。
The part on the threshing
そのため、排出オーガ33の可動域を狭くせず、穀粒排出作業を容易にする。
Therefore, the range of motion of the
また、前記プレクリーナー48も、側面視において、排出オーガ33より下方にエアクリーナー40を位置させ、排出オーガ33より上方にプレクリーナー48を位置させる。
The
そのため、操縦部6から容易にエアクリーナー40とプレクリーナー48のメンテナンスが可能になる。
Therefore, the
また、空間部を有効利用できて、取付スペースをよりコンパクトにする。 In addition, the space can be used effectively and the installation space can be made more compact.
前記エアクリーナー40は、平面視において、エアクリーナー40の一部を排出オーガ33と重ねて配置する。
The
そのため、操縦部6から容易にエアクリーナー40とプレクリーナー48のメンテナンスが可能になる。
Therefore, the
また、エアクリーナー40を操縦部6の後方に搭載可能となり、操縦部6を所謂キャビン仕様としても(図9)、エアクリーナー40のメンテナンスを容易にする。
Further, the
前記エアクリーナー40は、平面視において、操縦部6と収納時の排出オーガ33の間に配置する。
The
そのため、操縦部6から容易にエアクリーナー40のメンテナンスが可能になる。
Therefore, maintenance of the
この場合、前記操縦部6は、所謂キャビン50仕様とし(図9)、キャビン50のサイドハッチ52を開けると、エアクリーナー40のメンテナンス可能に構成する。
In this case, the
また、空間部を有効利用できて、取付スペースをよりコンパクトにする。 In addition, the space can be used effectively and the installation space can be made more compact.
前記エアクリーナー40は、開閉(着脱)可能なカバー(蓋)51を設け、カバー51が機体進行方向前側となるようにエアクリーナー40を配置する。
The
そのため、操縦部6から容易にカバー51を外してエアクリーナー40のメンテナンスが可能になる。
Therefore, it is possible to easily remove the
また、前記エアクリーナー40は、キャビン50のサイドハッチ52より機体後方に配置する。
In addition, the
そのため、エアクリーナー40を設けても、サイドハッチ52を開閉でき、サイドハッチ52を開けると、エアクリーナー40のメンテナンスが可能になる。
Therefore, even if the
また、脱穀装置3の穀稈投入口(図示省略)への穀稈搬入姿勢の確認を容易に行える。
Moreover, the confirmation of the posture of carrying the cereal into the cereal inlet (not shown) of the threshing
また、穀稈投入口における雑草の除去などの対応を容易にする。 It also facilitates measures such as removing weeds at the cereal inlet.
前記エアクリーナー40は、操縦部6の後方左側であって、前記上部カバー43の前端部にエアクリーナー40の前端部を略一致させて配置する(図1,図9)。
The
そのため、操縦部6から容易にエアクリーナー40のメンテナンスが可能になる。
Therefore, maintenance of the
また、脱穀装置3の穀稈投入口(図示省略)への穀稈搬入姿勢の確認を容易に行える。
Moreover, the confirmation of the posture of carrying the cereal into the cereal inlet (not shown) of the threshing
また、穀稈投入口における雑草の除去などの対応を容易にする。 It also facilitates measures such as removing weeds at the cereal inlet.
前記プレクリーナー48の吸気口54の高さを、前記下手側接続配管22の排気口55よりも下側に配置させる。
The height of the
下手側接続配管22から吐出された高温の排気ガスは上方へ登っていくため、排気口55より下方に位置させたプレクリーナー48の吸気口54は高温の排気ガスを吸引することなく、充分な酸素濃度の空気を吸気でき、ヒートバランスを悪化させない。
Since the hot exhaust gas discharged from the
前記プレクリーナー48の吸気口54の高さを、エンジン11に対して十分上方に位置させ、前記エアクリーナー40とエンジン11との配管57の直線部分を垂直方向に水平方向よりも長くし、この配管57の垂直直線部分にエアマスセンサ58を設ける。
The height of the
そのため、吸気エアの整流性を向上させたエアクリーナー40とエンジン11との配管配管57の直線部分に、エアマスセンサ58を設けているので、エアマスセンサ58の検出精度を充分確保すると共に、配管57およびエアマスセンサ58の取付スペースを空間を有効利用してできる。
For this reason, the
前記エアクリーナー40とエンジン11との配管57を、エアクリーナー40とプレクリーナー48との配管60よりも長く形成する(図15)。
The piping 57 between the
そのため、プレクリーナー48からエンジン11までの全長の配管距離を変更せずに、配管57の垂直直線部分を確保でき、取付スペースを有効に使うことができる。
(実施例の作用)
エンジン11を始動し、エンジン11の回転により脱穀装置3と刈取部4の各部を駆動し、走行装置2を駆動して走行して刈取脱穀作業を行う。
Therefore, the vertical straight line portion of the
(Operation of Example)
The
エンジン11は供給された燃料を燃焼させて得た駆動力を各部に伝達し、燃焼した燃料は排気ガスとして排気装置12を通して機外に排出する。
The
排気装置12には、排気浄化装置15を設けているので、排気浄化装置15によりエンジン11の排気ガス中の粒子状物質を濾過除去する。
Since the exhaust
排気浄化装置15は、DPF17により構成しているので、エンジン11からの排気ガスをDPF17に送って粒子状物質を除去する。
Since the
DPF17は、前後方向に長い形状とし、エンジン11の後方であって、前記グレンタンク5と前記脱穀装置3との間に配置し、DPF17の前側部分には、エンジン11に接続した排気管14の一部を構成する上手側接続配管21を接続し、DPF17の後側部分には、排気管14の一部を構成する下手側接続配管22を接続し、下手側接続配管22は、上方に立ち上げて、脱穀装置3からグレンタンク5に穀粒を供給移送する一番揚穀筒25の側方に沿わせて配置し、下手側接続配管22および一番揚穀筒25に対するグレンタンク5の凹部27を一体的に形成して、凹部27内に一番揚穀筒25および下手側接続配管22を収容しているので、グレンタンク5に形成した一番揚穀筒25を収容する凹部27内に下手側接続配管22を収容することにより、グレンタンク5の容積の減少を最小限にする。
The
また、DPF17は、非作業中に、エンジン11の回転を上昇させ、DPF17に付着した煤等を燃焼させて除去して再生する再生作業を適宜行うが、下手側接続配管22を上方に立ち上げているので、高温の排気ガスは上方に立ち上げた下手側接続配管22から排出するので、排気ガスを上方に放出し、機体周辺の各部を排気ガスで熱するのを防止する。
In addition, the
即ち、グレンタンク5はその容積を最大にするため、グレンタンク5の内側側板内側側板28を脱穀装置3側に可能な限り接近させ、内側側板28に前記一番揚穀筒25を収容する凹部27を形成し、この凹部27内に下手側接続配管22を収容するために、下手側接続配管22を一番揚穀筒25に沿わせて配置し、これに合わせて、凹部27を下手側接続配管22および一番揚穀筒25を一体収容するように平面視において一つの空間を形成する構成としているので、下手側接続配管22を、グレンタンク5の容積の減少を最小限にして配置させられる。
That is, in order to maximize the volume of the
下手側接続配管22は、一番揚穀筒25の上端近傍付近で、下側排気管30と上側排気管31とに上下に分割し、下側排気管30は機体側に固定状態に取付け、この下側排気管30に対して上側排気管31を着脱自在に取付けているので、一番揚穀筒25のメンテナンス時に、上側排気管31だけを外すことができ、メンテナンスの作業性を良好にする。
The lower
また、上側排気管31の上端は、側面視において、グレンタンク5の上面およびグレンタンク内の穀粒を排出する排出オーガ33よりも上方位置させているので、上側排気管31から排出される排気ガスが直接グレンタンク5や排出オーガ33に当たるのを避けられる。
Moreover, since the upper end of the
脱穀装置3とグレンタンク5の間に、機体フレーム1の前後傾斜を修正するピッチングシリンダ(図示省略)を取付けるピッチングシリンダフレーム35を設け、ピッチングシリンダフレーム35とグレンタンク5の間にDPF17を配置しているので、DPF17を可能な限りエンジン11に近い位置に配置でき、エンジン11からの放熱によりDPF17が加温されて、DPF17の再生作業の再生効率を向上させられる。
A
DPF17は、側面視において、脱穀装置3とグレンタンク5との間に配置すると共に、前記走行装置2のクローラー36の接地面の前後の略中心上方位置に配置しているので、前後重量バランスを良好にし、走行姿勢を安定させられる。
Since the
下手側接続配管22の上側排気管31は下側排気管30に対してL型状に屈曲させ、上側排気管31は脱穀装置3よりも上側に設け、グレンタンク5側の上側排気管31に該上側排気管31を包囲するカバー37を設けているので、カバー37は上側排気管31に接触することがなく、カバー37の温度が上昇しにくく、また、カバー37の取付構成を簡素にする。
The
カバー37は、グレンタンク5側の上側排気管31の側方を包囲し、脱穀装置3側の上側排気管31の側方は包囲せずに開放し、カバー37の脱穀装置3側を開放しているので、カバー37の存在がグレンタンク5の外側オープン操作の妨げとならず、メンテナンス性を向上させる。
The
エンジン11に供給する吸気を清浄するエアクリーナー40を、脱穀装置3の上側に配置しているので、狭いエンジンルーム内ではなく、脱穀装置3の上側に配置するので、エアクリーナー40の大型化が可能となって、エンジン11の吸気効率を向上させられる。
Since the
本実施例では、エアクリーナー40は、操縦部6の後方の脱穀装置3の上面と排出オーガ33との間に配置する。エアクリーナー40は脱穀装置3の上面に設けた支持部材42に取付けているので、エアクリーナー40の支持構成を簡素にする。
In the present embodiment, the
また、操縦部6の後方の脱穀装置3の上面と排出オーガ33との間の空間を有効利用してエアクリーナー40を設置することができるので、取付スペースをよりコンパクトにする。
Moreover, since the
支持部材42は、脱穀装置3の上面を包囲する上部カバー43のうち、固定側カバー44に取付けているので、操縦部6の後方の脱穀装置3の上面と排出オーガ33との間の空間を有効利用してエアクリーナー40を設置する構成でありながら、移動側カバー45の開閉操作するときに、エアクリーナー40およびエアクリーナー40の配管を取り外すことなく行え、移動側カバー45の開閉を容易にする。
Since the
エアクリーナー40の上手側の吸気経路にはプレクリーナー48を設け、プレクリーナー48は前記支持部材42に取付けているので、プレクリーナー48の支持構成を簡素にする。
A pre-cleaner 48 is provided in the air intake path on the upper side of the
また、エアクリーナー40とプレクリーナー48を予め配管して組み立てておくことが可能となるので、組立性を向上させられる。
Further, since the
プレクリーナー48は、エアクリーナー40よりも上方に配置し、平面視において、エアクリーナー40よりも収納時の排出オーガ33から離して配置しているので、旋回時の排出オーガ33との干渉を防止する。
Since the pre-cleaner 48 is disposed above the
また、プレクリーナー48は、エアクリーナー40よりもグレンタンク5の外側に配置しているので、操縦部6からプレクリーナー48のメンテナンスをすることができる。
Further, since the
また、エアクリーナー40およびプレクリーナー48は、排出オーガ33からグレンタンク5側に外して設けているので、排出オーガ33の上下の妨げにならず、排出オーガ33の操作性を低下させない。
Further, since the
同様に、エアクリーナー40およびプレクリーナー48は、排出オーガ33よりもグレンタンク5側に設けているので、移動側カバー45の開閉も妨げることはない。
Similarly, since the
また、エアクリーナー40は、側面視において、収納時の排出オーガ33より下方に位置させているので、排出オーガ33の可動域を狭くせず、穀粒排出作業を容易にする。
In addition, since the
また、プレクリーナー48も、側面視において、排出オーガ33より下方にエアクリーナー40を位置させ、排出オーガ33より上方にプレクリーナー48を位置させているので、操縦部6から容易にエアクリーナー40とプレクリーナー48のメンテナンスが可能になり、また、空間部を有効利用できて、設置スペースをよりコンパクトにする。
Further, the pre-cleaner 48 also has the
また、エアクリーナー40は、平面視において、エアクリーナー40の一部を排出オーガ33と重ねて配置しているので、操縦部6から容易にエアクリーナー40とプレクリーナー48のメンテナンスが可能になる。
In addition, since the
また、エアクリーナー40を操縦部6の後方に搭載可能となり、操縦部6を所謂キャビン仕様としても、エアクリーナー40のメンテナンスを容易にする。
Further, the
エアクリーナー40は、平面視において、操縦部6と収納時の排出オーガ33の間に配置しているので、操縦部6から容易にエアクリーナー40のメンテナンスが可能になる。
Since the
この場合、前記操縦部6は、所謂キャビン50仕様とし、キャビン50のサイドハッチ52を開けると、エアクリーナー40のメンテナンス可能に構成しているので、キャビン50と脱穀装置3の間の空間を有効利用できて、取付スペースをよりコンパクトにする。
In this case, the
エアクリーナー40には開閉(着脱)可能なカバー51を設け、カバー51が機体進行方向前側となるようにエアクリーナー40を配置しているので、サイドハッチ52をオープンさせてエアクリーナー40からカバー51を外すと、操縦部6から容易にエアクリーナー40のメンテナンスが行える。
The
また、エアクリーナー40は、キャビン50のサイドハッチ52より機体後方に配置しているので、エアクリーナー40を設けても、サイドハッチ52を開閉でき、サイドハッチ52を開けると、エアクリーナー40のメンテナンス可能になり、また、脱穀装置3の穀稈投入口(図示省略)への穀稈搬入姿勢の確認を容易に行える。
Further, since the
また、穀稈投入口における雑草の除去などの対応を容易にする。 It also facilitates measures such as removing weeds at the cereal inlet.
エアクリーナー40は、操縦部6の後方左側であって、前記上部カバー43の前端部にエアクリーナー40の前端部を略一致させて配置しているので、操縦部6から容易にエアクリーナー40のメンテナンスが可能になる。
The
また、操縦部6と脱穀装置3の間にエアクリーナー40を設置しても、脱穀装置3の穀稈投入口(図示省略)への穀稈搬入姿勢の確認を容易に行える。
Moreover, even if the
また、穀稈投入口における雑草の除去などの対応を容易にする。 It also facilitates measures such as removing weeds at the cereal inlet.
プレクリーナー48の吸気口54の高さを、前記下手側接続配管22の排気口55よりも下側に配置させているので、下手側接続配管22から吐出された高温の排気ガスは上方へ登っていくため、排気口55より下方に位置させたプレクリーナー48の吸気口54は高温の排気ガスを吸引することなく、充分な酸素濃度の空気を吸気でき、ヒートバランスを悪化させない。
Since the height of the
プレクリーナー48の吸気口54の高さを、エンジン11に対して十分上方に位置させ、エアクリーナー40とエンジン11との配管57の直線部分を垂直方向に水平方向よりも長くし、この配管57の垂直直線部分にエアマスセンサ58を設けているので、吸気エアの整流性を向上させたエアクリーナー40とエンジン11との配管57の直線部分に、エアマスセンサ58を設けているので、エアマスセンサ58の検出精度を充分確保すると共に、配管57およびエアマスセンサ58の取付スペースを空間を有効利用してできる。
The height of the
エアクリーナー40とエンジン11との配管57を、エアクリーナー40とプレクリーナー48との配管60よりも長く形成しているので、プレクリーナー48からエンジン11までの全長の配管距離を変更せずに、配管57の垂直の直線部分を確保でき、取付スペースを有効に使うことができる。
Since the
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示および説明しているが、これらの実施例は夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。 Each of the above-described embodiments is illustrated and described separately or mixed for easy understanding. However, these embodiments can be combined in various ways, and these expressions can be used for configuration and operation. However, there is a case where a synergistic effect is obtained.
1 機体フレーム
2 走行装置
3 脱穀装置
5 グレンタンク
6 操縦部
10 運転座席
11 エンジン
17 DPF
22 下手側接続配管
27 凹部
28 内側側板
33 排出オーガ
40 エアクリーナー
48 プレクリーナー
50 キャビン
52 サイドハッチ
54 吸気口
55 排気口
DESCRIPTION OF
22 Lower side connection piping 27
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