JP2014193122A - Combine harvester - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コンバインに関するものである。 The present invention relates to a combine.
従来、エンジンから排出される高温の排気ガスを機外に排出するテールパイプを脱穀装置とグレンタンクの間に形成される空間に配置する構成が提案されている。
例えば、特許文献1には、テールパイプを内管と外管の2重構造として、排気ガスが流れ高温となる内管からの放熱を防止する構成が記載され、特許文献2には、テールパイプの先端部を脱穀装置の上方に延設する構成が記載されている。
Conventionally, a configuration has been proposed in which a tail pipe that discharges high-temperature exhaust gas discharged from an engine to the outside of the engine is disposed in a space formed between the threshing apparatus and the Glen tank.
For example, Patent Document 1 describes a configuration in which a tail pipe has a double structure of an inner pipe and an outer pipe to prevent heat dissipation from the inner pipe where exhaust gas flows and becomes high temperature. The structure which extends the front-end | tip part above the threshing apparatus is described.
しかしながら、特許文献1に記載されたコンバインは、テールパイプのエンジンの排気口に接続される上流側部位には、外管が設けられておらず内管のみから構成されていることから、内管からの放熱によって内管の周辺部に配置されたセンサー等の部品が高温となりセンサー等の作動不良を引起こしたり、保守・点検作業時の安全性が低下したりする虞があった。
また、特許文献2に記載されたコンバインは、後上がり傾斜したテールパイプを脱穀装置の側壁とグレンタンクの側壁の間に配置しているので、グレンタンクの左右方向の幅員を狭くする必要がありグレンタンクの貯留容量が少なくなる虞があった。
However, since the combine described in Patent Document 1 is composed of only the inner pipe without an outer pipe provided in the upstream side portion connected to the exhaust port of the engine of the tail pipe, There is a risk that the components such as the sensor disposed around the inner pipe will become hot due to heat radiation from the inner pipe and cause malfunction of the sensor or the like, and the safety during maintenance and inspection work may be lowered.
Moreover, since the combine described in
そこで、本発明の主たる課題は、かかる問題点を解消することができるコンバインを提案することにある。 Then, the main subject of this invention is to propose the combine which can eliminate this problem.
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、機体の左右一側に脱穀装置(5)を備え、機体の左右他側には穀粒を貯留するグレンタンク(6)を備え、該グレンタンク(6)の前側にはエンジン(9)を備え、前記脱穀装置(5)とグレンタンク(6)の間に、脱穀装置(5)によって脱穀された穀粒をグレンタンク(6)へ搬送する揚穀装置(14)を備えたコンバインにおいて、
前記グレンタンク(6)の底部に、脱穀装置(5)側に向けて上がり傾斜する傾斜壁(23B)を形成し、該傾斜壁(23B)の下方の空間に、前記エンジン(9)の排気ガスから粒子状物質を除去する排気浄化装置(40)を配置し、前記排気浄化装置(40)の流入口を接続管(50)を介してエンジン(9)の排気マニホールド(30B)に接続し、排気浄化装置(40)の流出口には、該流出口から排出される排気ガスを機外に案内するテールパイプ(63)の下端部を接続し、該テールパイプ(63)を前記揚穀装置(14)に沿わせて上方へ延設し、前記テールパイプ(63)を保護カバー(67)で包囲したことを特徴とするコンバインである。
The present invention that has solved the above problems is as follows.
That is, the invention described in claim 1 includes a threshing device (5) on the left and right sides of the fuselage, and a grain tank (6) for storing grain on the left and right sides of the fuselage, the grain tank (6). The front side of the machine is provided with an engine (9), and between the threshing device (5) and the glen tank (6), the cerealing device for conveying the grain threshed by the threshing device (5) to the glen tank (6) In the combine comprising (14),
An inclined wall (23B) that rises and inclines toward the threshing device (5) is formed at the bottom of the Glen tank (6), and the exhaust of the engine (9) is formed in a space below the inclined wall (23B). An exhaust purification device (40) for removing particulate matter from the gas is arranged, and an inlet of the exhaust purification device (40) is connected to an exhaust manifold (30B) of the engine (9) through a connection pipe (50). The lower end portion of the tail pipe (63) for guiding the exhaust gas discharged from the outlet to the outside of the machine is connected to the outlet of the exhaust purification device (40), and the tail pipe (63) is connected to the cereals. A combine that extends upward along the device (14) and surrounds the tail pipe (63) with a protective cover (67).
請求項2記載の発明は、前記テールパイプ(63)の下部を傾斜壁(23B)の下面に沿わせて上方へ延設した請求項1記載のコンバインである。
The invention according to
請求項3記載の発明は、前記テールパイプ(63)を、排気浄化装置(40)の流出口に接続する下側テールパイル(63A)と、該下側テールパイル(63A)の上端部に連通する上側テールパイプ(63B)から構成し、前記下側テールパイル(63A)の上端部を上側テールパイプ(63B)の下端部に挿入した状態で、下側テールパイプ(63A)の上端部の外周面と上側テールパイプ(63B)の下端部の内周面との間に所定の間隙を有する構成とし、前記下側テールパイル(63A)を前記保護カバー(65)で包囲し、前記上側テールパイプ(63B)を揚穀装置(14)に沿わせて上方へ延設した請求項1記載のコンバインである。 According to a third aspect of the present invention, the tail pipe (63) communicates with the lower tail pile (63A) connected to the outlet of the exhaust gas purification device (40) and the upper end of the lower tail pile (63A). The outer tail of the lower tail pipe (63A) with the upper tail of the lower tail pipe (63A) inserted into the lower end of the upper tail pipe (63B). The lower tail pile (63A) is surrounded by the protective cover (65), and the upper tail pipe is surrounded by a predetermined gap between the surface and the inner peripheral surface of the lower end portion of the upper tail pipe (63B). The combine according to claim 1, wherein (63B) is extended upward along the cerealing device (14).
請求項4記載の発明は、前記下側テールパイプ(63A)を傾斜壁(23B)の下面に沿わせて斜め上方へ延設した請求項3記載のコンバインである。
The invention according to claim 4 is the combine according to
請求項5記載の発明は、前記保護カバー(67)を、前記上側テールパイプ(63B)を包囲する上側カバー(64)と、前記下側テールパイプ(63A)を包囲する下側カバー(65)から構成し、該下側カバー(65)の上端部と上側カバー(64)の下端部との間に所定の間隙を形成した請求項3または4記載のコンバインである。
According to a fifth aspect of the present invention, the protective cover (67) includes an upper cover (64) surrounding the upper tail pipe (63B) and a lower cover (65) surrounding the lower tail pipe (63A). The combine according to
請求項6記載の発明は、前記下側カバー(65)の周面に複数の開口部(65B)を形成した請求項3〜5のいずれか1項に記載のコンバインである。
Invention of
請求項1記載の発明によれば、排気浄化装置(40)の流出口に接続され高温となるテールパイプ(63)を、保護カバー(67)で包囲しているので、排気浄化装置(40)等の保守・点検作業の安全性を高めることができる。
また、テールパイプ(63)の下部の周辺にセンサー等が配置されていても、センサー等の温度上昇を抑制し、作動不良を防止することができる。
According to the first aspect of the present invention, the tail pipe (63) connected to the outlet of the exhaust purification device (40) and having a high temperature is surrounded by the protective cover (67), so the exhaust purification device (40). The safety of maintenance and inspection work such as this can be improved.
Further, even if a sensor or the like is disposed around the lower portion of the tail pipe (63), the temperature rise of the sensor or the like can be suppressed and malfunction can be prevented.
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、テールパイプ(63)の下部を傾斜壁(23B)の下面に沿わせて斜め上方へ延設しているので、グレンタンクの貯留容量を拡大することができる。
According to the invention of
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、テールパイプ(63)を、下側テールパイル(63A)と、下側テールパイル(63A)の上端部に連通する上側テールパイプ(63B)から構成し、下側テールパイル(63A)の上端部を上側テールパイプ(63B)の下端部に挿入した状態で、下側テールパイプ(63A)の上端部の外周面と上側テールパイプ(63B)の下端部の内周面との間に所定の間隙を形成しているので、ディフューザ効果によって上側テールパイプ(63B)内に外気を引き込んで排気ガスの温度を低下させることで、テールパイプ(63B)が過度に高温になるのを防止することができる。また、テールパイプ(63)の上端部から浸入した雨水等を間隙から外部に排出することができる。
According to the invention described in
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載の発明による効果に加えて、下側テールパイプ(63A)を傾斜壁(23B)の下面に沿わせて斜め上方へ延設しているので、グレンタンクの貯留容量を拡大することができる。
According to the invention of claim 4, in addition to the effect of the invention of
請求項5記載の発明によれば、請求項3または4記載の発明による効果に加えて、保護カバー(67)を、上側テールパイプ(63B)を包囲する上側カバー(64)と、下側テールパイプ(63A)を包囲する下側カバー(65)から構成し、下側カバー(65)の上端部と上側カバー(64)の下端部との間に所定の間隙を形成しているので、ディフューザ効果によって上側テールパイプ(63B)内に引き込まれようとする外気が、この下側カバー(65)の上端部と上側カバー(64)の下端部との間隙から円滑に引き込まれ、上側テールパイプ(63B)内の排気ガスの温度をさらに低下させることができる。
According to the invention described in
請求項6記載の発明によれば、請求項3〜5のいずれか1項に記載の発明による効果に加えて、下側カバー(65)の周面に複数の開口部(65B)を形成しているので、保護カバー(65)によるディフューザ効果の低下を防止することができる。また、上側テールパイプ(63B)と下側テールパイル(63A)の間隙から排出された雨水等を開口部(65B)から外部に排出することができる。
According to the invention described in
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。なお、理解を容易にするため、便宜的に方向を示して説明しているが、これらにより構成が限定されるものではない。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. In addition, in order to make an understanding easy, although it showed and demonstrated the direction for convenience, the structure is not limited by these.
図1〜4に示すように、コンバイン1は、圃場を走向する左右一対のクローラからなる走行装置3と、機体の前端位置で圃場から穀桿を刈取る刈取装置4と、その後方で穀桿の脱穀・選別を行なう脱穀装置5と、脱穀装置5の右側に並設され脱穀・選別された穀粒を貯留するグレンタンク6とを備え、グレンタンク6の前側で刈取装置5の背面に臨む部位に、操作者が搭乗するキャビン7を備えている。
また、グレンタンク6の後側には、貯留された穀粒を機外に排出する排出オーガ8を縦軸中心に旋回自在に備え、キャビン7の下方のエンジンルームEの内部には、ディーゼルエンジン9が搭載されている。
As shown in FIGS. 1 to 4, the combine 1 includes a
Further, on the rear side of the Glen
<脱穀装置>
刈取装置4によって刈取られた穀稈は、脱穀装置5に供給され、脱穀装置5によって脱穀・選別される。脱穀装置5は、上部に穀稈の脱穀を行う扱室を備え、下部に穀稈の選別を行なう選別室を備えている。扱室には、前後方向に複数の扱歯を有する扱胴が軸支され、選別室には、揺動選別装置から漏下する穀粒を回収する一番受樋と、枝梗等が付着した穀粒を回収する二番受樋が設けられている。
<Threshing device>
The cereals harvested by the reaping device 4 are supplied to the
一番受樋によって回収された穀粒は、脱穀装置5の右側に配置された第1揚穀装置(請求項における揚穀装置)14によって上方へ搬送され、グレンタンク6に投入されて一時的に貯留される。第1揚穀装置14の下部は、脱穀装置5の右側下部に形成された排出口に連通し、第1揚穀装置14の上部は、グレンタンク6の投入口に連通している。
また、第1揚穀装置14は、脱穀装置5とグレンタンク6によって挟まれた空間Sを下部から先端部に向かい前上がり傾斜して設置されている。
The grain recovered by the first receiving is transported upward by a first cerealing device (a cerealing device in claims) 14 arranged on the right side of the
Moreover, the
二番受樋によって回収された枝梗等が付着した穀粒は、脱穀装置5の右側に設置された第2揚穀装置によって二番処理室に揚送される。第1揚穀装置14の下部の後方に位置する第2揚穀装置の下部は、脱穀装置5の右側下部に形成された排出口に連通し、第2揚穀装置の上部は、二番処理室の投入口に連通している。また、第2揚穀装置は、脱穀装置5とグレンタンク6によって挟まれた空間Sを下部から先端部に向かい前上がり傾斜して設置されている。
The cereal grains to which branch branches and the like collected by the second receiving pad are attached are transferred to the second processing chamber by the second cerealing device installed on the right side of the threshing
<グレンタンク>
第1揚穀装置14によって上方へ搬送された穀粒は、グレンタンク6に貯留される。グレンタンク6は、前後方向に間隔をおいて配置した前壁および後壁と、左右方向に間隔をおいて配置した右壁および左壁と、天井壁と、底壁で構成される。左壁の上部には穀粒を投入する投入口が形成され、グレンタンク6の底部には排出オーガ8に穀粒を移送する排出螺旋が設けられている。
また、グレンタンク6の左壁の上部は、多量の穀粒を貯留するために、上下方向に垂直に延在する垂直壁23Aで形成され、左壁の下部は、貯留された穀粒を能率良く排出螺旋に排出するために、左側から右側に安息角度を持つ傾斜した傾斜壁23Bで形成されている。なお、傾斜壁23Bは、機体前後方向で高さが異なる段差部が形成されている。
<Glentank>
The grain conveyed upward by the
The upper part of the left wall of the
脱穀装置5とグレンタンク6との間に形成された空間Sを有効に活用するために、左壁の垂直壁23Aには、第1揚穀装置14と、第2揚穀装置を配置する凹部22Aを有している。なお、凹部22Aは、垂直壁23Aの機体前後方向で高さが異なる段差部によって形成されている。
In order to make effective use of the space S formed between the threshing
左壁の傾斜壁23Bには、ディーゼル微粒子捕集フィルタであるDPFユニット(請求項における排気浄化装置)40の排気管60を配置する凹部22Bを有している。なお、凹部22Bは、傾斜壁23Bの機体前後方向で高さが異なる段差部によって形成されている。
左壁の傾斜壁23Bの凹部22Bに、高温状態のDPFユニット40の排気管60を配置することによって、グレンタンク6に貯留された穀粒の乾燥が促進され穀粒の搬送を能率良く行なうことができる。
The left wall
By arranging the
排出オーガ8は、グレンタンク6の後側に縦軸回動自在に立設した揚穀筒8Aと、揚穀筒8Aの上端部に横軸回動自在に接続した横移送筒8Bから構成され、横移送筒8Bは、脱穀装置5の上面に固定した支持部材8Dに載置した収納位置から、機体側方へ張り出した排出作業位置にわたって、旋回自在に構成されている。
The
<エンジン>
エンジンルームE内に配置されたエンジン9は、マウントゴムを介して機体フレーム2に取付けられている。図5に示すように、エンジン9には、エンジン9に空気を過給する吸気タービン30Aとエンジン9から排気ガスを排出する排気マニホールド30Bを有する過給器30が設けられている。
吸気タービン30Aには、接続管35を介して吸気された空気中の不純物を除去するエアクリーナ33が接続され、エアクリーナ33には接続管34を介して外気を濾過しながら吸気するプレクリーナ32が接続され、排気マニホールド30Bには、接続管50を介して排気ガス中の不純物を除去するDPFユニット40の流入口が接続されている。なお、燃料タンクからエンジン9に燃料を供給する配管は、DPFユニット40の右側に配置されている。
<Engine>
The engine 9 arranged in the engine room E is attached to the
An
<DPFユニット>
図5に示すように、DPFユニット40は、流入口側の酸化触媒(DOC)40Aと、流出口側のパティキュレートフィルタ(DPF)40Bが内設されており、エンジン9から排出される排気ガス中の未燃燃料はDOC40Aによって酸化され、排気ガス中の粒状化物質はDPF40Bの濾過作用によって除去される。
<DPF unit>
As shown in FIG. 5, the
DPFユニット40は、取付け構造を簡易にするために、エンジン9と同様にマウントゴムを介して機体フレーム2に固定される。DPFユニット40は、エンジン9から排出される排気ガスの温度低下を防止するために、エンジン9の近傍であるエンジン9の背面と第1揚穀装置14の下部の間に配置している。また、グレンタンク6に貯留された穀粒の乾燥を促進させるために、DPFユニット40の前端部をグレンタンク6の前壁と略同一位置に配置している。
In order to simplify the mounting structure, the
図3,4に示すように、DPFユニット40は、DPFユニット40からの放熱によってグレンタンク6内に貯留された穀粒を乾燥させるために、グレンタンク6の左右方向の略中央部分の下側に配置され、平面視において、グレンタンク6の左壁の傾斜壁23Bのシルエット部の下方に配置されている。DPFユニット40の排気口も、傾斜壁23Bの下方に位置する。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
図5に示すように、DPFユニット40の流入口は、接続管50を介して排気マニホールド30Bに接続され、DPFユニット40の流出口には、不純物等が除去された排気ガスを外部に排出する排気管60である第1テールパイプが接続されている。
As shown in FIG. 5, the inlet of the
接続管50は、鋼管からなる第1接続管51と、エンジン9の振動の伝播を低減する可撓性を有するステンレス管からなるフレキシブルチューブ52と、鋼管からなる第2接続管53によって構成されている。
The
図5に示すように、第1接続管51は、排気マニホールド30Bから略下方に向かって延在し、フレキシブルチューブ52は、第1接続管51の下端部から略下方に向かって延在し、第2接続管53は、フレキシブルチューブ52の下端部から略90度湾曲した後、後方に延在してDPFユニット40の流入口に接続されている。
As shown in FIG. 5, the
図4に示すように、第1接続管51は、排気マニホールド30Bから略90度湾曲した後、下方へ向かって延在し、フレキシブルチューブ52は、第1接続管51の下端部から下方へ向かって延在し、第2接続管53は、フレキシブルチューブ52の下端部から下方へ向かって延在した後、後方に向かって略90度湾曲しDPFユニット40の流入口に接続されている。
As shown in FIG. 4, the
図5に示すように、排気管60は、鋼管からなる第1テールパイプ61と、第1テールパイプ61への雨水等の浸入を防止する湾曲形状または屈折形状に形成された第1カバー62よって構成されている。
As shown in FIG. 5, the
第1テールパイプ61の下部は、DPFユニット40の流出口から上方に向かって延在した後、傾斜壁23Bに沿って前側左上方に向かって傾斜して延在し、第1テールパイプ61の上部は、第1テールパイプ61の下部の上端部から前方の上側に向かって第1テールパイプ61の下部よりも急傾斜して延在している。第1カバー62は、第1テールパイプ61の上端部に形成された排気口の上側に、開口部62Aを後方に向けて取付けられている。
The lower portion of the
脱穀装置5とグレンタンク6の間に形成される空間Sを有効に活用するために、第1テールパイプ61の下部は、傾斜壁23Bに形成された左右方向の凹部22B内に配置され、第1テールパイプ61の上部は、第1揚穀装置14を配置するグレンタンク6の垂直壁23Aに形成された上下方向の凹部22Aに、第1揚穀装置14と平行な姿勢で、第1揚穀装置14の前方に配置されている。なお、第1テールパイプ61をグレンタンク6の傾斜壁23Bの凹部22B内や垂直壁23Aの凹部22A内に配置することによって、グレンタンク6に貯留された穀粒の乾燥が促進され、穀粒の搬送を能率良く行なうことができる。
In order to effectively utilize the space S formed between the threshing
第1テールパイプ61の下部の内径をDPFユニット40の流出口の外径に対して大径に形成するのが好適である。これにより第1テールパイプ61の下部とDPFユニット40の流出口との間に所定の隙間が形成され、DPFユニット40の流出口から第1テールパイプ61の下部側に排出される排気ガスの流れによってディフューザ効果が発生し、外気が吸い込まれて、第1テールパイプ61の下部に排出された排気ガスの温度を低下させることができる。また、第1テールパイプ61の下部周辺のDPFユニット40によって加熱された外気の排出も促進されることによって、DPFユニット40の周辺に設けるセンサー類の故障を防ぐことができる。さらに、第1カバー62の開口部62Aから浸入してきた雨水等を該隙間から機外に排水することもできる。
It is preferable that the inner diameter of the lower portion of the
第1テールパイプ61の上部は、第1揚穀装置14の前側にステー(図示省略)を介して着脱自在に取り付けられ、第1カバー62は、第1テールパイプ61の上端部にステー(図示省略)を介して着脱自在に取り付けられている。また、外部との衝突による第1カバー62の変形を防止し、第1カバー62の取付け姿勢を維持するために、第1カバー62を連結部材8Cを介して第1揚穀装置14の上端部に連結するのが好適である。
The upper portion of the
第1カバー62は、縦断面形状が半円弧状に形成され、第1カバー62の下部は筒状に形成されている。第1カバー62の筒状部の内径を第1テールパイプ61の上端部の外径に対して大径に形成するのが好適である。これにより第1カバー62の筒状部と第1テールパイプ61の上端部との間に所定の隙間が形成され、第1テールパイプ61の上端部から第1カバー62側に排出される排気ガスの流れによってディフューザ効果が発生し、外気が吸い込まれ、第1カバー62に排出された排気ガスの温度を低下させ、第1カバー62の開口部62Aから機外に排出される排気ガスの温度も低下させることができる。
The
第1テールパイプ61から機外に排出された排気ガスがプレクリーナ32によって吸気されるのを防止するために、第1カバー62の開口部62Aにおける上下方向の中心位置をプレクリーナ32の吸気口よりも高い位置に配置するのが好適である。
また、機外に排気ガスを能率良く排出するために、第1カバー62の開口部62Aからの排気ガスの排出案内方向は、排出オーガ8の横送り筒8Bがコンバインの機体上の収納状態にある状態で、横送り筒8Bと略平行に設定されている。
In order to prevent the exhaust gas discharged from the
Further, in order to efficiently exhaust the exhaust gas to the outside of the machine, the discharge guide direction of the exhaust gas from the
次に、上述した第1テールパイプ61と置換可能な第2テールパイプ(請求項におけるテールパイプ)63について説明する。
図6に示すように、第2テールパイプ63は、DPFユニット40の流出口に下部が接続される鋼管からなる下側テールパイプ63Aと、下側テールパイプ63Aの外径に対して大径に形成された内径を有し、上端部に第1カバー62等が取付けられる鋼管からなる上側テールパイプ63Bを備えて構成されている。また、第2テールパイプ63の外周は、保護カバー67で包囲されている。この保護カバー67は、上側テールパイプ63Bの外周を包囲する保護カバー(請求項における上側カバー)64と、下側テールパイプ63Aの外周を包囲する保護カバー(請求項における下側カバー)65から構成される。
Next, a second tail pipe (tail pipe in the claims) 63 that can be replaced with the above-described
As shown in FIG. 6, the
下側テールパイプ63Aは、DPFユニット40の流出口から上方に向かって延在した後、傾斜壁23Bに沿って前側左上方に向かって傾斜して延在し、上側テールパイプ63Bは、下側テールパイプ63Aの上端部を覆う上側テールパイプ63Bの下端部から前方の上側に向かって下側テールパイプ63Aよりも急傾斜して延在している。なお、第1カバー62は、第1テールパイプ61の上端部に形成された排気口の上側に、開口部62Aを後方に向けて取付けられている。
After the
下側テールパイプ63Aの下部の内径をDPFユニット40の流出口の外径に対して大径に形成されている。これにより下側テールパイプ63Aの下部とDPFユニット40の流出口との間に所定の隙間が形成され、DPFユニット40の流出口から下側テールパイプ63A側に排出される排気ガスの流れによってディフューザ効果が発生し、外気が吸い込まれて、下側テールパイプ63Aに排出された排気ガスの温度を低下させることができる。また、下側テールパイプ63Aの下部周辺のDPFユニット40によって加熱された外気の排出も促進されることによって、DPFユニット40の周辺に設けるセンサー類の故障を防ぐことができる。さらに、第1カバー62の開口部62Aから浸入してきた雨水等を該隙間から機外に排水することもできる。
The inner diameter of the lower part of the
図7に示すように、保守・点検作業の安全性を高めるために、下側テールパイプ63Aの外周部に保護カバー65を取付けるのが好適である。保護カバー65は、DPFユニット40から下側テールパイプ63Aに排出された排気ガスによって加熱された下側テールパイプ63Aを覆うように、下側テールパイプ63Aの下端部から上側テールパイプ63Bの下部が挿入される下側テールパイプ63Aの上部の間にステー(図示省略)を介して下側テールパイプ63Aに取付けられている。
As shown in FIG. 7, it is preferable to attach a
また、保護カバー65には、多数の上下方向に長径を有する略楕円形状の開口部65Aが上下方向および周方向に所定の間隔をおいて開口されている。これにより上側テールパイプ63Bの下部と下側テールパイプ63Aの上部の部位におけるディフューザ効果を一定以上に維持することができ、第1カバー62の開口部62Aから浸入してきた雨水等を該隙間から機外に排水性能も一定以上に維持することができる。
In addition, the
上側テールパイプ63Bの下部の内径を下側テールパイプ63Aの上部の外径に対して大径に形成されている。これにより上側テールパイプ63Bの下部と上側テールパイプ63Bの下部が挿入された下側テールパイプ63Aの上部との間に所定の隙間が形成され、下側テールパイプ63Aから上側テールパイプ63B側に排出される排気ガスの流れによってディフューザ効果が発生し、外気が吸い込まれて、上側テールパイプ63Bに排出された排気ガスの温度を低下させることができる。また、上側テールパイプ63Bの下部周辺のDPFユニット40によって加熱された外気の排出も促進されることによって、DPFユニット40の周辺に設けるセンサー類の故障を防ぐことができる。さらに、第1カバー62の開口部62Aから浸入してきた雨水等を該隙間から機外に排水することもできる。
The inner diameter of the lower part of the
上側テールパイプ63Bは、第1揚穀装置14の前側にステー(図示省略)を介して着脱自在に取り付けられ、第1カバー62は、第1テールパイプ61の上端部にステー(図示省略)を介して着脱自在に取り付けられている。
また、保守・点検作業の安全性を高めるために、上側テールパイプ63Bの外周には、保護カバー64が設けられている。保護カバー64は、高温となる上側テールパイプ63Bの熱気による脱穀装置5やグレンタンク6の加熱を抑制する。また、保護カバー64は、その下端部が下側テールパイプ63Aの保護カバー65の上端部と所定の間隙を有して配置されており、この間隙部分から、カバー外側の外気を吸引可能とすることにより第2テールパイプ内の排気ガス温度低減効果を高めている。
The
In addition, a
次に、上述した第1カバー62と置換可能な第2カバー66について説明する。
図7に示すように、作業時の安全性を高めるために、第2カバー66は、排気ガスが通る内側カバー66Aと、内側カバー66Aを覆う外側カバー66Bを備えた2重構造に構成されている。
Next, the
As shown in FIG. 7, in order to improve safety during work, the
内側カバー66Aは、上側テールパイプ63Bの上部と連結された下端部から上方に向かって延在した後、後方に向かって湾曲して形成されている。内側カバー66Aは縦断面形状が半円弧状に形成され、後側は開口されている。
The
外側カバー66Bは、内側カバー66Aに沿って、下端部から上方に向かって延在した後、後方に向かって湾曲して形成されている。外側カバー66Bは、下部の縦断面形状が円筒状に形成されている。また、上部の縦断面形状が半円弧状に形成され、後側は開口されている。
The
<エアクリーナおよびプレクリーナの配置>
図1〜4に示すように、エンジン9に供給される外気を濾過する大型のエアクリーナ33を脱穀装置5の上側に配置し、エンジン9の吸気効率を高めている。
エアクリーナ33は、脱穀装置5の上側において、キャビン7の左側後部の左側方に隣接した位置に、前後方向に沿って配置されている。エアクリーナ33は、脱穀装置5の上面に設けた支持部材80によって支持されている。なお、支持部材80は、脱穀装置5の上面を覆う上部カバー81のうち、開閉する部分を避けて固定側のカバー82に取り付けているので、上部カバー81を開閉操作しても支障がない。
<Arrangement of air cleaner and pre-cleaner>
1-4, the large-
The
図8,9に示すように、プレクリーナ32は、支持部材83を介して第1揚穀装置14の上部に支持されている。支持部材83の中間部は、横移送筒8Bを支持する支持部材8Dに連結されている。
As shown in FIGS. 8 and 9, the
エンジン9や排気管60によって加熱された外気の吸込みを防止するために、プレクリーナ32の外周部が遮蔽カバー36によって区画されている。プレクリーナ32の下部と対向する遮蔽カバー36の底板を支持部材83の上部に設けられたステー37に着脱自在に取付けられており、プレクリーナ32の側部に対向する遮蔽カバー36の側板は、平面視において略U字状に形成され、略U字状の開口部が脱穀装置5側に向けて配置されている。
In order to prevent the intake of outside air heated by the engine 9 and the
平面視における遮蔽カバー36の側板の形状は、多角形に折り曲げた形状にすることも可能であるが、遮蔽カバー36の側板の前後方向の左側端部がプレクリーナ32の左側端部よりも脱穀装置5側に延出させるのが好適である。また、プレクリーナ32としては、保守・点検作業頻度を低減するために自己清掃式仕様のプレクリーナを使用するのが好適である。
The shape of the side plate of the shielding
プレクリーナ32は、エアクリーナ33よりも高い位置に配置され、平面視においてキャビン7の後側に配置されているので、横移送筒8Bとの干渉を防止できる。
プレクリーナ32とテールパイプ61の上端部に配置した第1カバー62は、略同じ高さに配置され、左右方向においても略同じ位置に配置されるが、第1カバー62の開口部62Aは、プレクリーナ32の存在する側とは反対側を向けて開口している。これによって、第1カバー62によって排出案内された排気ガスが、プレクリーナ32に吸込まれにくいものとしている。
Since the
The
<エンジンルーム>
図10に示すように、キャビン7の下方にはエンジンルームEが設けられている。
<Engine room>
As shown in FIG. 10, an engine room E is provided below the
エンジンカバー95には、目抜き鉄板等からなる濾過体が設けられている。エンジンカバー95の内側には、外側から順に、インタークーラ93、オイルクーラ92、ラジエータ91,ファン90、エンジン9が配置されている。
The
インタークーラ93は、エンジン9の燃焼効率を高めるため、燃焼用の混合気を冷却する機器であり、ラジエータ91の外側に設けられた支持部材96に取付けられている。インタークーラ93の排気口は、ゴムホース93Aを介してエンジン9の吸気口に接続され、支持部材96は、支持部材96の上部に設けられた前後方向に延存する支軸を中心として左右方向に回動する 支持部材96の回動時に発生するゴムホース93Aの変形に伴う破損を防止するために、ゴムホース93Aの変形量を一定以下に規制する規制ガイド94を設けるのが好適である。
また、ゴムホース93Aに換えて熱伝導効率が高いアルミ配管を使用することもでき、アルミ配管の外周には放熱フィンを設けるのがさらに好適である。
The
Moreover, it is also possible to use an aluminum pipe having high heat conduction efficiency instead of the
オイルクーラ92は、昇降用シリンダ及びミッションの駆動用オイルを冷却する機器であり、ラジエータ91の外側に設けられた支持部材96に取付けられている。なお、用途毎に複数個のオイルクーラ92を設けることもできる。
The
ラジエータ91は、エンジン9により加熱された冷却水を冷却する機器であり、エンジン9の冷却水経路であるマニホールドに接続されている。
ラジエータ91は、オイルクーラ92とファン90の間に配置され、ラジエータ91の外側には、インタークーラ93及びオイルクーラ92を取付ける支持部材が設けられ、ラジエータ91の内側には、ファン90の吸入効率を高めるため、ファン90を取り囲むシュラウドが設けられている。
シュラウドの形状は、ファン90の外周に沿わせて円形状あるいは多角形状に形成し、ファン90による外気の吸入の抵抗を小さくするため薄板状の鋼板により成形加工するのが好適である。
The
The
The shroud is preferably formed in a circular shape or a polygonal shape along the outer periphery of the
ファン90は、正転駆動状態にあっては、エンジンカバー95の濾過体を介して外気を吸入し、ラジエータ91、エンジン9を冷却し、逆転駆動状態にあっては、濾過体を介して機体内側の内気を排気し、併せて、濾過体に付着した藁屑、塵埃等を除去する機器である。
The
5 脱穀装置
6 グレンタンク
9 エンジン
14 第1揚穀装置(揚穀装置)
23B 傾斜壁
30B 排気マニホールド
40 DPFユニット(排気浄化装置)
50 接続管
63 第2テールパイプ(テールパイプ)
63A 下部テールパイプ
63B 上部テールパイプ
64 保護カバー(上側カバー)
65 保護カバー(下側カバー)
65A 開口部
67 保護カバー
5 Threshing
23B
50
63A
65 Protective cover (lower cover)
65A opening 67 protective cover
Claims (6)
前記グレンタンク(6)の底部に、脱穀装置(5)側に向けて上がり傾斜する傾斜壁(23B)を形成し、該傾斜壁(23B)の下方の空間に、前記エンジン(9)の排気ガスから粒子状物質を除去する排気浄化装置(40)を配置し、
前記排気浄化装置(40)の流入口を接続管(50)を介してエンジン(9)の排気マニホールド(30B)に接続し、排気浄化装置(40)の流出口には、該流出口から排出される排気ガスを機外に案内するテールパイプ(63)の下端部を接続し、該テールパイプ(63)を前記揚穀装置(14)に沿わせて上方へ延設し、
前記テールパイプ(63)を保護カバー(67)で包囲したことを特徴とするコンバイン。 A threshing device (5) is provided on one side of the machine body, a grain tank (6) for storing grains is provided on the left and right sides of the machine body, and an engine (9) is provided on the front side of the grain tank (6). In the combine provided with the cerealing device (14) for conveying the grain threshed by the threshing device (5) to the grain tank (6) between the threshing device (5) and the grain tank (6),
An inclined wall (23B) that rises and inclines toward the threshing device (5) is formed at the bottom of the Glen tank (6), and the exhaust of the engine (9) is formed in a space below the inclined wall (23B). An exhaust purification device (40) for removing particulate matter from the gas,
The inflow port of the exhaust purification device (40) is connected to the exhaust manifold (30B) of the engine (9) through the connection pipe (50), and the exhaust port of the exhaust purification device (40) is discharged from the outflow port. A tail pipe (63) for guiding the exhaust gas to be discharged outside the machine, and connecting the tail pipe (63) upward along the cerealing device (14),
The combine characterized in that the tail pipe (63) is surrounded by a protective cover (67).
前記下側テールパイル(63A)の上端部を上側テールパイプ(63B)の下端部に挿入した状態で、下側テールパイプ(63A)の上端部の外周面と上側テールパイプ(63B)の下端部の内周面との間に所定の間隙を有する構成とし、
前記下側テールパイル(63A)を前記保護カバー(65)で包囲し、前記上側テールパイプ(63B)を揚穀装置(14)に沿わせて上方へ延設した請求項1記載のコンバイン。 A lower tail pile (63A) that connects the tail pipe (63) to the outlet of the exhaust purification device (40), and an upper tail pipe (63B) that communicates with the upper end of the lower tail pile (63A) Configure
With the upper end of the lower tail pile (63A) inserted into the lower end of the upper tail pipe (63B), the outer peripheral surface of the upper end of the lower tail pipe (63A) and the lower end of the upper tail pipe (63B) With a predetermined gap between the inner peripheral surface of the
The combine according to claim 1, wherein the lower tail pile (63A) is surrounded by the protective cover (65), and the upper tail pipe (63B) is extended upward along the cerealing device (14).
該下側カバー(65)の上端部と上側カバー(64)の下端部との間に所定の間隙を形成した請求項3または4記載のコンバイン。 The protective cover (67) includes an upper cover (64) surrounding the upper tail pipe (63B) and a lower cover (65) surrounding the lower tail pipe (63A),
The combine according to claim 3 or 4, wherein a predetermined gap is formed between an upper end portion of the lower cover (65) and a lower end portion of the upper cover (64).
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JP2019217793A (en) * | 2018-06-15 | 2019-12-26 | ヤンマー株式会社 | Combine-harvester |
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- 2013-03-28 JP JP2013070234A patent/JP2014193122A/en active Pending
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