JP2015085774A - 車両用ウェザーストリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】農業機械、建設機械等の車両の車体側面やドアの開口部に装着してなり、その締付け力を保持向上させたうえに防水・防塵機能を向上させた車両用ウェザーストリップを提供する。【解決手段】車両用ウェザーストリップであってトリム構成体15は上側基部としての第1水平基部15Aと、下側基部としての第2水平基部15Bと、該第1及び第2水平基部15A,15Bを連結する湾曲状連結基部15Cとで構成される。該第1水平基部15Aは水平方向に幅広に形成されその垂直上方に中空状のシール部16を一体成形したのでドアの閉止に伴い該中空状のシール部16を安定して支持する。該第1及び第2水平基部15A,15Bの内壁面15a,15bはそれぞれ例えば内壁面15a,15bから傾斜角θが30?ないし60?程度を有して前記第1、第2リップ18,19、及び第1第2リップ20,21を湾曲状連結基部15C側に立上げている。【選択図】図1

Description

本発明は、農業機械、建設機械や自動車等の車体側面やエンジンフード等の開口部に於いて固定部材等に装着してなり、その締付け力を保持向上させたうえに防水・防塵機能を向上させ組立・作業性を容易にした車両用ウェザーストリップに関するものである。
この種の自動車用ウェザーストリップを示す従来の技術の例としては、特開2012−116451号公開特許公報に開示された技術がある。
これについて説明すれば、図5に示すように、インサート無しの自動車用ウェザーストリップ1は、自動車の開口部周縁に突設されたフランジ2に嵌着されるほぼU字形のトリム部3と、トリム部3と一体に成形され自動車の開口部の縁部と弾接して変形することによりシール機能を発揮する中空状のシール部4とから主として構成されている。トリム部3は、車内側トリム構成体5と車外側トリム構成体6から構成されていて、前記トリム部3の車内側トリム構成体5及び車外側トリム構成体6の内壁面から、少なくとも1対のリップ7,8及び9,10が、それぞれほぼ対向して斜め上方に向けて突設されている。
リップ8及び10は、それぞれ、斜め方向リップ片11,11及び斜め方向リップ片11,11と一体成形されていて斜め方向リップ片11,11から略垂直方向の斜め上方へ立ち上げた立ち上げリップ片12,12から構成されている。即ち、リップ8及び10は、それぞれ、斜め方向リップ片11,11及び立ち上げリップ片12,12とから一体に成形されている。他方のリップ7,9も同様な構成である。
前記立ち上げリップ片12,12の長さは、長ければ、長いほど、フランジ2の表面との接触面積が大きくなり、フランジ12に嵌着されたウェザーストリップが脱落し難くなるが、立ち上げリップ片12,12の長さは、斜め方向リップ片11,11の長さとバランスをもって決定される。
前記車内側トリム構成体5及び車外側トリム構成体6のそれぞれの内壁面と、前記内壁面が対向するフランジ2の表面との間の距離を、斜め方向リップ片11,11の長さと立ち上げリップ片12,12の長さの和、即ち、全長より短くすることにより、フランジ2をトリム部3の空洞部に圧入する場合、フランジ2によりリップ7,8,9及び10がフランジ2の圧入方向に変形する変形量が大きくなり、その結果、フランジ2の表面との接触面積が大きくなり、ウェザーストリップ1が脱落し難くなる。そしてフランジ2は上端に少なくとも一方の端部に突設された所定の形状の突起13を有している。
特開2012−116451号公開特許公報
従来の技術は、叙上した構成、作用であるので次の課題が存在した。
すなわち、従来の技術の例によれば、先ず前記1対のリップ7,8、及び9,10はそれぞれ斜め方向リップ11,11、及び11,11が急峻に立ち上がる立ち上げリップ12,12、及び12,12を備えたうえで、フランジ2の表面に圧接しかつ面接触した構成であり該斜め方向リップ11,11、及び11,11と立ち上げリップ12,12、及び12,12との接合部分が折損する惧れがありまた、長期の使用によりフランジ2との締付け力が低下し品質上問題点が存在した。
次に、当該インサート無しの自動車用ウェザーストリップ1は可動部材としてのドア等が閉止しても中空状のシール部4は単なる円筒体で構成されその表面がドア等で圧接されその表面が凹凸の変形状となり該ドア等との機密性に欠け、シール性に劣り、塵埃侵入を阻止することができない。またドア等の閉止に際し、異音が発生し静粛性に問題があった。
さらに、フランジ2を1対のリップ7,8、及び9,10間に介装する際に両者間の締付け力を確保するためには1対のリップ7,8、及び9,10やフランジ2の寸法精度を高めなければならないと共に組付作業に手間を要する等作業性が悪いという問題点があった。
本発明が解決しようとする課題は、背景技術で述べた問題点を解決することにある。
本発明に係る車両用ウェザーストリップは、農業機械、建設機械等の産業機械や自動車の車体側面やエンジンフード等の開口部に於いて固定部材等に装着してなり、その締付け力を保持向上させたうえに防水・防塵機能を向上させ組立・作業性を容易にすることを目的としたものであり、次の構成、手段から成立する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、車両の開口部に配設された固定部材又は可動部材に装着される断面形状が略逆コ字状のトリム構成体と、該トリム構成体に対して垂直方向の上方に一体に成形され車両の開口部の可動部材又は固定部材に弾接する中空状のシール部とでなる車両用ウェザーストリップであって、前記トリム構成体が肉厚の中心に金属製インサートを介在させ、硬度Hs:50ないし75度のゴム又はエラストマーで成形されると共に第1水平基部と第2水平基部とこの両者を連結する湾曲状連結基部とから構成され、該第1水平基部及び第2水平基部の内壁面からそれぞれ傾斜角θを有して一対の第1、第2リップを形成してなり、前記中空状のシール部が比重Sg:0.3ないし0.7のゴム発泡体で構成されかつ該中空状のシール部の頂上部分に短小の第1リップと、該短小の第1リップの近傍に長大の第2リップを形成し、更に、前記第2水平基部の第2リップの先端及び第1、第2水平基部の端部に該中空状のシール部と同材質でなる柔軟性リップを形成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、自動車の開口部に配設されたフランジ又はエンジンフードに装着される断面形状が略逆コ字状のトリム構成体と、該トリム構成体に対して垂直方向の上方に一体に成形され自動車の開口部の可動部材又は固定部材に弾接する中空状のシール部とでなる車両用ウェザーストリップであって、前記トリム構成体が肉厚の中心に金属製インサートを介在させ、硬度Hs:50ないし75度のゴム又はエラストマーで成形されると共に第1水平基部と第2水平基部とこの両者を連結する湾曲状連結基部とから構成され、該第1水平基部及び第2水平基部の内壁面からそれぞれ傾斜角θを有して一対の第1、第2リップを形成してなり、前記中空状のシール部が比重Sg:0.3ないし0.7のゴム発泡体で構成されかつ該中空状のシール部の頂上部分に短小の第1リップと、該短小の第1リップの近傍に長大の第2リップを形成し、更に、前記第2水平基部の第2リップの先端及び第1、第2水平基部の端部に該中空状のシール部と同材質でなる柔軟性リップを形成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば車両用ウェザーストリップであって、前記第1、第2リップの傾斜角θは30°ないし60°に設定したことを特徴とする。
本発明に係る車両用ウェザーストリップは、叙上の構成を有するので次の効果がある。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、車両の開口部に配設された固定部材又は可動部材に装着される断面形状が略逆コ字状のトリム構成体と、該トリム構成体に対して垂直方向の上方に一体に成形され車両の開口部の可動部材又は固定部材に弾接する中空状のシール部とでなる車両用ウェザーストリップであって、前記トリム構成体が肉厚の中心に金属製インサートを介在させ、硬度Hs:50ないし75度のゴム又はエラストマーで成形されると共に第1水平基部と第2水平基部とこの両者を連結する湾曲状連結基部とから構成され、該第1水平基部及び第2水平基部の内壁面からそれぞれ傾斜角θを有して一対の第1、第2リップを形成してなり、前記中空状のシール部が比重Sg:0.3ないし0.7のゴム発泡体で構成されかつ該中空状のシール部の頂上部分に短小の第1リップと、該短小の第1リップの近傍に長大の第2リップを形成し、更に、前記第2水平基部の第2リップの先端及び第1、第2水平基部の端部に該中空状のシール部と同材質でなる柔軟性リップを形成したことを特徴とする車両用ウェザーストリップを提供する。
このような構成としたので、略逆コ字状をしたトリム構成体にその垂直方向の上方に中空状のシール部を一体成形したので、該中空状のシール部がドア等の可動部材に押圧されても該トリム構成体の第1及び第2水平基部が幅広に構成されておりその押圧力に抗して強固に支持でき、加えて該トリム構成体の肉厚の中心に金属製インサートを介在させ固定部材としての車体等に於ける締付け力を保持向上させ併せて防水・防塵機能を向上させ組立・作業性を容易にできるという効果がある。
また、ドア等の可動部材が閉止した際先ず該中空状のシール部の短小の第1リップが圧接・変形され次いで長大の第2リップが圧接・変形されて該中空状のシール部は押圧される。従って中空状のシール部を2段に渉り円滑に圧縮・変形されるので開口部に於けるシール性が極めて向上すると共にドア等の閉止に伴う発生音が極めて低く静粛性を実現できる効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、自動車の開口部に配設されたフランジ又はエンジンフードに装着される断面形状が略逆コ字状のトリム構成体と、該トリム構成体に対して垂直方向の上方に一体に成形され自動車の開口部の可動部材又は固定部材に弾接する中空状のシール部とでなる車両用ウェザーストリップであって、前記トリム構成体が肉厚の中心に金属製インサートを介在させ、硬度Hs:50ないし75度のゴム又はエラストマーで成形されると共に第1水平基部と第2水平基部とこの両者を連結する湾曲状連結基部とから構成され、該第1水平基部及び第2水平基部の内壁面からそれぞれ傾斜角θを有して一対の第1、第2リップを形成してなり、前記中空状のシール部が比重Sg:0.3ないし0.7のゴム発泡体で構成されかつ該中空状のシール部の頂上部分に短小の第1リップと、該短小の第1リップの近傍に長大の第2リップを形成し、更に、前記第2水平基部の第2リップの先端及び第1、第2水平基部の端部に該中空状のシール部と同材質でなる柔軟性リップを形成したことを特徴とする車両用ウェザーストリップを提供する。
このような構成としたので、略逆コ字状をしたトリム構成体にその垂直方向の上方に中空状のシール部を一体成形したので、該中空状のシール部がエンジンフード等の可動部材に押圧されても該トリム構成体の第1及び第2水平基部が幅広に構成されておりその押圧力に抗して強固に支持でき、加えて該トリム構成体の肉厚の中心に金属製インサートを介在させ固定部材としてのフランジ等に於ける締付け力を保持向上させ併せて防水・防塵機能を向上させ組立・作業性を容易にできるという効果がある。
また、エンジンフード等の可動部材が閉止した際先ず該中空状のシール部の短小の第1リップが圧接・変形され次いで長大の第2リップが圧接・変形されて該中空状のシール部は押圧される。従って中空状のシール部を2段に渉り円滑に圧縮・変形されるので開口部に於けるシール性が極めて向上すると共にエンジンフード等の閉止に伴う発生音が極めて低く静粛性を実現できる効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、前記第1、第2リップの傾斜角θは30°ないし60°に設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ウェザーストリップを提供する。
このような構成としたので、請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて前記第1、第2リップの傾斜角θは30°ないし60°に設定されたので、傾斜角θを合理的に設定され長期の使用に際しても該第1、第2リップが折損することなく加えて固定部材の保持力を減退されることがないという効果がある。
本発明に係る車両用ウェザーストリップの実施の形態を示す図面であって、垂直方向に断面したときの拡大断面図である。 図1に示す車両用ウェザーストリップを固定部材としての自動車の車体側に取付けた状態を示す概要図である。 車両用ウェザーストリップを自動車のエンジンフードの開口部に適用した実施例であって該自動車の前方から見た正面図である。 図3の矢視A−A線方向から見たときを断面した拡大断面図である。 従来の技術に於ける例としての自動車用ウェザーストリップを示す垂直断面図である。
以下、本発明に係る車両用ウェザーストリップの実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は車両、例えば農業機械や建設機械等でなる車両の可動部材としてのドア側又は固定部材としての車体側に本発明に係る車両用ウェザーストリップを装着したときの状態を示す垂直断面図である。該本発明に係る車両用ウェザーストリップ14は図2に示すように全長Lが例えば4090ないし4130(mm)程度の環状、無端状又は長尺状であって、断面が略逆コ字状をしたトリム構成体15と該トリム構成体15の上部に垂直方向にトリム構成体15と一体に成形された中空状のシール部16とから構成されている。トリム構成体15は、農業機械や建設機械等の開口部周縁のフランジ17に保持され且つ固定部材としてのフランジ(車体の一部)17を挟持・固定するための部材である。トリム構成体15と一体に成形された中空状のシール部16は、開口部の縁部と弾接して、可動部材としてのドア等で変形することにより、シール性の保持、車体微振動、ガラスの揺動を防止すると共に、車体部位の緩衝等ウェザーストリップ本来の機能を確保するための部材である。
前記トリム構成体15の内壁面には、第1、第2リップ18,19、及び第1、第2リップ20,21が、それぞれ、ほぼ対向してトリム構成体15と一体に突設されていて、フランジ17に弾接されている。第1、第2リップ18,19、及び第1、第2リップ20,21は、フランジ17に弾接することにより、トリム構成体15が直接にフランジ17に衝接するのを防止する緩衝機能と、水、砂塵、塵埃等が車内へ侵入するのを防止する機能を有する。
22はトリム構成体15の肉厚の中心に介在されている金属製インサートである。金属製インサート22は無垢の板金であってもよく、例えば全面に小さな透孔や、長円形の穴を形成することにより軽量化と可撓性を付与し、自由に曲げ作業が可能なようになっている。図1の車両用ウェザーストリップ14をフランジ17に装着するには、金属製インサート22の可撓性を利用してトリム構成体15を上下に広げてフランジ17に挿入し、次いで金属製インサート22の可撓性を利用してトリム構成体15を復元作業で閉じてフランジ17を締め付けることによりトリム構成体15のフランジ17への取り付け状態を安定状態に保持する。
前記金属製インサート22が介された車両用ウェザーストリップ14には多種多様なタイプがあるが、図1に示したような標準タイプでは、上述の全長L以外に例えば長さ1000(mm)、総質量173(g)、該金属製インサート22の質量は64(g)である場合即ち、車両用ウェザーストリップ14の金属製インサート22が占める質量は約37(%)である。そしてフランジ17との締結力は優れているということが判明した。
前記トリム構成体15は上側基部としての第1水平基部15Aと、下側基部としての第2水平基部15Bと、該第1及び第2水平基部15A,15Bを連結する湾曲状連結基部15Cとで構成される。該第1水平基部15Aは水平方向に幅広に形成されその垂直上方に中空状のシール部16を一体成形したので可動部材の閉止に伴い該中空状のシール部16が圧縮されても揺らぐことがなく該中空状のシール部16を安定して支持する。該第1及び第2水平基部15A,15Bの内壁面15a,15bはそれぞれ例えば内壁面15a,15bから傾斜角θが30°ないし60°程度を有して前記第1、第2リップ18,19、及び第1第2リップ20,21を湾曲状連結基部15C側に立上げている。傾斜角θを30°ないし60°程度に設定することにより第1、第2リップ18,19、及び第1第2リップ20,21が切損することなくフランジ17との締結力がさらに増大し、該中空状のシール部16が安定して固定されることが判明した。
そして、第1、第2リップ18,19、及び第1第2リップ20,21の内壁面15a,15bからの長さL1は例えば7.4ないし7.8(mm)程度に設定される。また前記第1、第2水平基部15A,15B及び湾曲状連結基部15Cの幅長L2つまり、肉厚は例えば2.3ないし2.5(mm)程度に設定されてある。ここで該第1、第2リップ18,19、及び第1第2リップ20,21の幅長L3つまり厚さは例えば1.0ないし1.2(mm)程度に設定されてある。
また、前記第1、第2水平基部15A,15B及び湾曲状連結基部15Cはエラストマー材で形成されている。このエラストマー材は、ゴム又は熱可塑性エラストマーの硬質材で硬度Hs:50度〜75度相当を有する材料でソリッド材で形成され本発明では硬度Hsが70度が好適であった。そして本発明に係る車両用ウェザーストリップ14の成形において、前記トリム構成体15の硬度Hs:50ないし75を有する合成ゴム、熱可塑性エラストマーが使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系エラストマー等を使用することができる。
EPDMゴム、オレフィン系熱可塑性エラストマーを使用した場合は、同じ種類の材料を使用して同時押出成形ができ、耐候性のよい製品を得ることができる。また、同じオレフィン系樹脂・ゴムのため分離せずにリサイクル使用ができ、リサイクル容易な製品を得ることができる。また車両用ウェザーストリップ14の直線部分は押出成形機で成形され、その後、所定の長さに切断されて、製造される。コーナー部に装着される部分は、型成形で形成され、その直線部分を型成形により同時に接続する。合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫が行われる。熱可塑性エラストマーの場合は、冷却され固化される。
前記第1、第2水平基部15A,15Bの右端には柔軟性リップ15D,15E及び第2リップ21の先端部分には柔軟性リップ15Fを備えている。そしてフランジ17を前記第1、第2リップ18,19と前記第1、第2リップ20,21間に装着した際、柔軟性リップ15Dないし15Fが該フランジ17の表面に吸着力を高めて圧着する構成となっている。
尚23は空気孔であり、例えば直径が3ないし4(mm)程度に設定された断面形状が略円孔等の貫通孔で、中空状のシール部16の一方側に形成されている。そして、該中空状のシール部16の変形を容易にするために空気を排出する。
前記中空状のシール部16は前記トリム構成体15の上方に配置されてあり、具体的には第1水平基部15Aの外面の上方に向けてつまり垂直方向の上方に中空状のシール部16が形成されている。中空状のシール部16は、断面が略菱形、略楕円形または略円形の中空状であって、スポンジ材で形成することができる。中空状であるため、柔軟性を有しており、例えば農業機械又は建設機械の運転席に於けるドアが閉じられたときは、中空状のシール部16がリップ状と比べて異常変形することなく、確実にドアの所定位置に当接して、シールすることができる。また、中空状のシール部16の断面が略菱形または楕円形である場合は、中空状のシール部16の先端がドアに当接すると、略菱形または楕円形の中央部分の膨らんだところが第1リップ16A、第2リップ16Bが順次に撓んで屈曲して、柔軟に当接することができる。また、中空状のシール部16がスポンジ材で形成され場合は、シールする相手部材である可動部材としてのドアに中空状のシール部16が当接したときに、柔軟性が大きく、ドアの形状に応じて確実に先端が当接することができ、2段階に渉ってシールしシール性が高い。
トリム構成体15が、フランジ17に装着されると、上述のように、第1、第2リップ18,19、柔軟性リップ15Dと第1、第2リップ20,21、柔軟性リップ15Eが変形し、これにより保持されて、車両用ウェザーストリップ14はその姿勢が安定して保持される。ここで柔軟性リップ15Dはトリム構成体15の開口側に向かって傾斜させ、また柔軟性リップ15Eはトリム構成体15の奥側つまり柔軟性リップ15Fと同傾斜させてなる。そうすると、トリム構成体15の外面に垂直方向に一体的に形成された中空状のシール部16は、ドアの裏面に確実に当接して、ドアと車体開口部周縁との間のシールを高密度ですることができる。ここで中空状のシール部16や柔軟性リップ15D,15E及び15Fのスポンジ材は、比重Sg:0.3ないし0.7のゴム発泡体で形成されている。なおこの場合、比重Sg:0.3以上0.7以下のゴム発泡体で形成されたため、車両用ウェザーストリップ14の重量を軽減することができるとともに、弾力性と柔軟性に富み、長期間使用してもシール性を確保することができる。そして上述した柔軟性リップ15Dないし15Fも同材質、同条件で使用することができる。
次に本発明に係る車両用ウェザーストリップ14の作用を説明する。
前記中空状のシール部16は一方側(右側)の幅長L6を例えば1.9(mm)に、他方側(左側)の幅長L7を1.7(mm)に設定する。つまり幅長L7<幅長L6に設定しドア等が閉止したとき中空状のシール部16が左側に傾倒し易くして該中空状のシール部16を円滑に変形させシール性を高める。そして、頂上部分に2つのリップすなわち一方側に比較的短小な第1リップ16Aと他方側に比較的長大な第2リップ16Bを長さ方向に形成している。該第2リップ16Bは第1リップ16Aの近傍、例えば4.8ないし5(mm)程度の位置に形成され、該第1リップ16Aは幅長L4が例えば1.6(mm)程度であって外表面16aから0.6(mm)程度を突出させている。また、該第2リップ16Bは幅長L5が例えば1.7(mm)程度であって外表面16bから4.4(mm)程度を突出させている。そこで中空状のシール部16の先端がドアに当接すると、略菱形または楕円形の中央部分の膨らんだところが撓んで屈曲して、柔軟に当接することができる。ここに於いて第1リップ16Aの先端及び第2リップ16Bの先端が順次つまり2段階にドアに当接・圧接される。中空状のシール部16がスポンジ材で形成され場合は、シールする相手部材であるドアに中空状のシール部16が当接したときに、柔軟性が大きく、ドアの形状に応じて確実に先端が当接することができ、極めてシール性が高い。
尚上述の説明は本発明に係る車両用ウェザーストリップ14が固定部材としてのフランジ(車体の一部)17に装着した場合であるが本発明はこれに限定されず可動部材としての農業機械や建設機械のドアに装着してもよい。
次に本発明に係る車両用ウェザーストリップについて、自動車の開口部に適用した場合の図3、図4に基づいてその実施例を説明する。
図3に示す自動車のフロント側において、走行中には車体24とエンジンフード25の間から自動車のエンジンルーム内へ空気が進入する。一方、フロントガラス26からは、図4に示すカウルルーバ17B部位を介して雨水や、埃がエンジンルーム内へ浸入しようとしている。このとき、フロント前面以外からの不必要な空気の流出入による騒音の発生や、エンジンルーム内からエンジン音が外部に出たりすることを防止することが必要である。なお、フロントの後側からのエンジンルーム内への雨水等の浸入は、エンジンルームの後端側に設けられるカウルルーバ17Bのフランジ17Aに装着される車両用ウェザーストリップ14によってエンジンフード25との間でシールが行われている。
そして、図4に示すように、それらの異音防止や異物浸入の防止のために車体24のエンジンルームの周縁、例えば、後端側において、車体24に取付けられたカウルルーバ17Bのフランジ17Aに車両用ウェザーストリップ14が取付けられている。それらの車両用ウェザーストリップ14は、図4に示すように、フランジ17Aに取付けられるトリム構成体15とエンジンフード25の裏面に当接してその間をシールする中空状のシール部16とを有し、この中空状のシール部16がエンジンフード25の裏面と当接することにより開口部がシールされる。尚、上記車両用ウェザーストリップ14は可動部材としてのドア側やエンジンフード25に固定・配置しても何等本発明の範囲を逸脱することはない。そしてほかの構成や作用については上述した実施の形態の項で説明したものと略同一でありその説明を省略する。
本発明は農業機械、建設機械等の産業機械としての車両や自動車の開口部であって、可動部材又は固定部材を構成するドア、エンジンフード又は車体、フランジ、カウルルーバ等に適用されその利用範囲は極めて広く農業機械や産業機械の分野及び自動車業界に寄与する。
14 車両用ウェザーストリップ
15 トリム構成体
15A 第1水平基部
15B 第2水平基部
15C 湾曲状連結基部
15D 柔軟性リップ
15E 柔軟性リップ
15F 柔軟性リップ
15a 内壁面
15b 内壁面
16 中空状のシール部
16A 第1リップ
16B 第2リップ
16a 外表面
16b 外表面
17 フランジ(車体の一部)
17A フランジ
17B カウルルーバ
18 第1リップ
19 第2リップ
20 第1リップ
21 第2リップ
22 金属製インサート
23 空気孔
24 車体
25 エンジンフード
26 フロントガラス
本発明は、農業機械、建設機械や自動車等の車体側面やエンジンフード等の開口部に於いて固定部材等に装着してなり、その締付け力を保持向上させたうえに防水・防塵機能を向上させ組立・作業性を容易にした車両用ウェザーストリップに関するものである。
この種の自動車用ウェザーストリップを示す従来の技術の例としては、特開2012−116451号公開特許公報に開示された技術がある。
これについて説明すれば、図5に示すように、インサート無しの自動車用ウェザーストリップ1は、自動車の開口部周縁に突設されたフランジ2に嵌着されるほぼU字形のトリム部3と、トリム部3と一体に成形され自動車の開口部の縁部と弾接して変形することによりシール機能を発揮する中空状のシール部4とから主として構成されている。トリム部3は、車内側トリム構成体5と車外側トリム構成体6から構成されていて、前記トリム部3の車内側トリム構成体5及び車外側トリム構成体6の内壁面から、少なくとも1対のリップ7,8及び9,10が、それぞれほぼ対向して斜め上方に向けて突設されている。
リップ8及び10は、それぞれ、斜め方向リップ片11,11及び斜め方向リップ片11,11と一体成形されていて斜め方向リップ片11,11から略垂直方向の斜め上方へ立ち上げた立ち上げリップ片12,12から構成されている。即ち、リップ8及び10は、それぞれ、斜め方向リップ片11,11及び立ち上げリップ片12,12とから一体に成形されている。他方のリップ7,9も同様な構成である。
前記立ち上げリップ片12,12の長さは、長ければ、長いほど、フランジ2の表面との接触面積が大きくなり、フランジ12に嵌着されたウェザーストリップが脱落し難くなるが、立ち上げリップ片12,12の長さは、斜め方向リップ片11,11の長さとバランスをもって決定される。
前記車内側トリム構成体5及び車外側トリム構成体6のそれぞれの内壁面と、前記内壁面が対向するフランジ2の表面との間の距離を、斜め方向リップ片11,11の長さと立ち上げリップ片12,12の長さの和、即ち、全長より短くすることにより、フランジ2をトリム部3の空洞部に圧入する場合、フランジ2によりリップ7,8,9及び10がフランジ2の圧入方向に変形する変形量が大きくなり、その結果、フランジ2の表面との接触面積が大きくなり、ウェザーストリップ1が脱落し難くなる。そしてフランジ2は上端に少なくとも一方の端部に突設された所定の形状の突起13を有している。
特開2012−116451号公開特許公報
従来の技術は、叙上した構成、作用であるので次の課題が存在した。
すなわち、従来の技術の例によれば、先ず前記1対のリップ7,8、及び9,10はそれぞれ斜め方向リップ11,11、及び11,11が急峻に立ち上がる立ち上げリップ12,12、及び12,12を備えたうえで、フランジ2の表面に圧接しかつ面接触した構成であり該斜め方向リップ11,11、及び11,11と立ち上げリップ12,12、及び12,12との接合部分が折損する惧れがありまた、長期の使用によりフランジ2との締付け力が低下し品質上問題点が存在した。
次に、当該インサート無しの自動車用ウェザーストリップ1は可動部材としてのドア等が閉止しても中空状のシール部4は単なる円筒体で構成されその表面がドア等で圧接されその表面が凹凸の変形状となり該ドア等との機密性に欠け、シール性に劣り、塵埃侵入を阻止することができない。またドア等の閉止に際し、異音が発生し静粛性に問題があった。
さらに、フランジ2を1対のリップ7,8、及び9,10間に介装する際に両者間の締付け力を確保するためには1対のリップ7,8、及び9,10やフランジ2の寸法精度を高めなければならないと共に組付作業に手間を要する等作業性が悪いという問題点があった。
本発明が解決しようとする課題は、背景技術で述べた問題点を解決することにある。
本発明に係る車両用ウェザーストリップは、農業機械、建設機械等の産業機械や自動車の車体側面やエンジンフード等の開口部に於いて固定部材等に装着してなり、その締付け力を保持向上させたうえに防水・防塵機能を向上させ組立・作業性を容易にすることを目的としたものであり、次の構成、手段から成立する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、車両の開口部に配設された固定部材又は可動部材に装着される断面形状が略逆コ字状のトリム構成体と、該トリム構成体に対して垂直方向の上方に一体に成形され車両の開口部の可動部材又は固定部材に弾接する中空状のシール部とでなる車両用ウェザーストリップであって、前記トリム構成体が肉厚の中心に金属製インサートを介在させ、ゴム又はエラストマーで成形されると共に第1水平基部と第2水平基部とこの両者を連結する湾曲状連結基部とから構成され、該第1水平基部及び第2水平基部の内壁面からそれぞれ傾斜角θを有して一対の第1、第2リップを形成してなり、前記中空状のシール部の一方側(右側)に貫通孔を形成すると共に肉厚を厚く及び他方側(左側)の肉厚を薄く形成してなり、前記中空状のシール部がゴム発泡体で構成されかつ該中空状のシール部の頂上部分に短小の第1リップと、該短小の第1リップの近傍に長大の第2リップを形成し、更に、前記第1、第2水平基部の右端であって該第1水平基部に形成した柔軟性リップが前記トリム構成体の開口側方向に及び該第2水平基部に形成した前記柔軟性リップが前記トリム構成体の奥側方向にそれぞれ傾斜させてなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、自動車の開口部に配設されたフランジ又はエンジンフードに装着される断面形状が略逆コ字状のトリム構成体と、該トリム構成体に対して垂直方向の上方に一体に成形され自動車の開口部の可動部材又は固定部材に弾接する中空状のシール部とでなる自動車用ウェザーストリップであって、前記トリム構成体が肉厚の中心に金属製インサートを介在させ、ゴム又はエラストマーで成形されると共に第1水平基部と第2水平基部とこの両者を連結する湾曲状連結基部とから構成され、該第1水平基部及び第2水平基部の内壁面からそれぞれ傾斜角θを有して一対の第1、第2リップを形成してなり、前記中空状のシール部の一方側(右側)に貫通孔を形成すると共に肉厚を厚く及び他方側(左側)の肉厚を薄く形成してなり、前記中空状のシール部がゴム発泡体で構成されかつ該中空状のシール部の頂上部分に短小の第1リップと、該短小の第1リップの近傍に長大の第2リップを形成し、更に、前記第1、第2水平基部の右端であって該第1水平基部に形成した柔軟性リップが前記トリム構成体の開口側方向に及び該第2水平基部に形成した前記柔軟性リップが前記トリム構成体の奥側方向にそれぞれ傾斜させてなることを特徴とする。
本発明に係る車両用ウェザーストリップは、叙上の構成を有するので次の効果がある。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、車両の開口部に配設された固定部材又は可動部材に装着される断面形状が略逆コ字状のトリム構成体と、該トリム構成体に対して垂直方向の上方に一体に成形され車両の開口部の可動部材又は固定部材に弾接する中空状のシール部とでなる車両用ウェザーストリップであって、前記トリム構成体が肉厚の中心に金属製インサートを介在させ、ゴム又はエラストマーで成形されると共に第1水平基部と第2水平基部とこの両者を連結する湾曲状連結基部とから構成され、該第1水平基部及び第2水平基部の内壁面からそれぞれ傾斜角θを有して一対の第1、第2リップを形成してなり、前記中空状のシール部の一方側(右側)に貫通孔を形成すると共に肉厚を厚く及び他方側(左側)の肉厚を薄く形成してなり、前記中空状のシール部がゴム発泡体で構成されかつ該中空状のシール部の頂上部分に短小の第1リップと、該短小の第1リップの近傍に長大の第2リップを形成し、更に、前記第1、第2水平基部の右端であって該第1水平基部に形成した柔軟性リップが前記トリム構成体の開口側方向に及び該第2水平基部に形成した前記柔軟性リップが前記トリム構成体の奥側方向にそれぞれ傾斜させてなることを特徴とする車両用ウェザーストリップを提供する。
このような構成としたので、略逆コ字状をしたトリム構成体にその垂直方向の上方に中空状のシール部を一体成形したので、該中空状のシール部がドア等の可動部材に押圧されても該トリム構成体の第1及び第2水平基部が幅広に構成されておりその押圧力に抗して強固に支持でき、加えて該トリム構成体の肉厚の中心に金属製インサートを介在させ固定部材としての車体等に於ける締付け力を保持向上させ併せて防水・防塵機能を向上させ組立・作業性を容易にできるという効果がある。
また、ドア等の可動部材が閉止した際先ず該中空状のシール部の短小の第1リップが圧接・変形され次いで長大の第2リップが圧接・変形されて該中空状のシール部は押圧される。従って中空状のシール部を2段に渉り円滑に圧縮・変形されるので開口部に於けるシール性が極めて向上すると共にドア等の閉止に伴う発生音が極めて低く静粛性を実現できる効果がある。更に、前記中空状のシール部の一方側(右側)に貫通孔を形成すると共に肉厚を厚く及び他方側(左側)の肉厚を薄く形成したので、貫通孔からの空気の排出により該中空状のシール部の変形を容易にできると共にドア等が閉止したとき中空状のシール部が左側に傾倒し易くして該中空状のシール部を円滑に変形させシール性を高める効果がある。また、前記第1、第2水平基部の右端であって該第1水平基部に形成した柔軟性リップが前記トリム構成体の開口側方向に及び該第2水平基部に形成した前記柔軟性リップが前記トリム構成体の奥側方向にそれぞれ傾斜させてなるので前記フランジをトリム構成体の内部に挿入する際、前記第2水平基部の柔軟性リップがガイドの役割を有すると共に、該フランジの挿入後は前記第1水平基部の柔軟性リップが開口側方向に該フランジの表面を常に押付け作用して該フランジの表面に密着しシール性を高めるという効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、自動車の開口部に配設されたフランジ又はエンジンフードに装着される断面形状が略逆コ字状のトリム構成体と、該トリム構成体に対して垂直方向の上方に一体に成形され自動車の開口部の可動部材又は固定部材に弾接する中空状のシール部とでなる自動車用ウェザーストリップであって、前記トリム構成体が肉厚の中心に金属製インサートを介在させ、ゴム又はエラストマーで成形されると共に第1水平基部と第2水平基部とこの両者を連結する湾曲状連結基部とから構成され、該第1水平基部及び第2水平基部の内壁面からそれぞれ傾斜角θを有して一対の第1、第2リップを形成してなり、前記中空状のシール部の一方側(右側)に貫通孔を形成すると共に肉厚を厚く及び他方側(左側)の肉厚を薄く形成してなり、前記中空状のシール部がゴム発泡体で構成されかつ該中空状のシール部の頂上部分に短小の第1リップと、該短小の第1リップの近傍に長大の第2リップを形成し、更に、前記第1、第2水平基部の右端であって該第1水平基部に形成した柔軟性リップが前記トリム構成体の開口側方向に及び該第2水平基部に形成した前記柔軟性リップが前記トリム構成体の奥側方向にそれぞれ傾斜させてなることを特徴とする自動車用ウェザーストリップを提供する。
このような構成としたので、請求項1記載の発明の効果に加えて本発明を自動車の開口部に配設されたフランジ又はエンジンフードのウェザーストリップに適用することができるという効果がある。
本発明に係る車両用ウェザーストリップの実施の形態を示す図面であって、垂直方向に断面したときの拡大断面図である。 図1に示す車両用ウェザーストリップを固定部材としての自動車の車体側に取付けた状態を示す概要図である。 車両用ウェザーストリップを自動車のエンジンフードの開口部に適用した実施例であって該自動車の前方から見た正面図である。 図3の矢視A−A線方向から見たときを断面した拡大断面図である。 従来の技術に於ける例としての自動車用ウェザーストリップを示す垂直断面図である。
以下、本発明に係る車両用ウェザーストリップの実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は車両、例えば農業機械や建設機械等でなる車両の可動部材としてのドア側又は固定部材としての車体側に本発明に係る車両用ウェザーストリップを装着したときの状態を示す垂直断面図である。該本発明に係る車両用ウェザーストリップ14は図2に示すように全長Lが例えば4090ないし4130(mm)程度の環状、無端状又は長尺状であって、断面が略逆コ字状をしたトリム構成体15と該トリム構成体15の上部に垂直方向にトリム構成体15と一体に成形された中空状のシール部16とから構成されている。トリム構成体15は、農業機械や建設機械等の開口部周縁のフランジ17に保持され且つ固定部材としてのフランジ(車体の一部)17を挟持・固定するための部材である。トリム構成体15と一体に成形された中空状のシール部16は、開口部の縁部と弾接して、可動部材としてのドア等で変形することにより、シール性の保持、車体微振動、ガラスの揺動を防止すると共に、車体部位の緩衝等ウェザーストリップ本来の機能を確保するための部材である。
前記トリム構成体15の内壁面には、第1、第2リップ18,19、及び第1、第2リップ20,21が、それぞれ、ほぼ対向してトリム構成体15と一体に突設されていて、フランジ17に弾接されている。第1、第2リップ18,19、及び第1、第2リップ20,21は、フランジ17に弾接することにより、トリム構成体15が直接にフランジ17に衝接するのを防止する緩衝機能と、水、砂塵、塵埃等が車内へ侵入するのを防止する機能を有する。
22はトリム構成体15の肉厚の中心に介在されている金属製インサートである。金属製インサート22は無垢の板金であってもよく、例えば全面に小さな透孔や、長円形の穴を形成することにより軽量化と可撓性を付与し、自由に曲げ作業が可能なようになっている。図1の車両用ウェザーストリップ14をフランジ17に装着するには、金属製インサート22の可撓性を利用してトリム構成体15を上下に広げてフランジ17に挿入し、次いで金属製インサート22の可撓性を利用してトリム構成体15を復元作業で閉じてフランジ17を締め付けることによりトリム構成体15のフランジ17への取り付け状態を安定状態に保持する。
前記金属製インサート22が介された車両用ウェザーストリップ14には多種多様なタイプがあるが、図1に示したような標準タイプでは、上述の全長L以外に例えば長さ1000(mm)、総質量173(g)、該金属製インサート22の質量は64(g)である場合即ち、車両用ウェザーストリップ14の金属製インサート22が占める質量は約37(%)である。そしてフランジ17との締結力は優れているということが判明した。
前記トリム構成体15は上側基部としての第1水平基部15Aと、下側基部としての第2水平基部15Bと、該第1及び第2水平基部15A,15Bを連結する湾曲状連結基部15Cとで構成される。該第1水平基部15Aは水平方向に幅広に形成されその垂直上方に中空状のシール部16を一体成形したので可動部材の閉止に伴い該中空状のシール部16が圧縮されても揺らぐことがなく該中空状のシール部16を安定して支持する。該第1及び第2水平基部15A,15Bの内壁面15a,15bはそれぞれ例えば内壁面15a,15bから傾斜角θが30°ないし60°程度を有して前記第1、第2リップ18,19、及び第1第2リップ20,21を湾曲状連結基部15C側に立上げている。傾斜角θを30°ないし60°程度に設定することにより第1、第2リップ18,19、及び第1第2リップ20,21が切損することなくフランジ17との締結力がさらに増大し、該中空状のシール部16が安定して固定されることが判明した。
そして、第1、第2リップ18,19、及び第1第2リップ20,21の内壁面15a,15bからの長さL1は例えば7.4ないし7.8(mm)程度に設定される。また前記第1、第2水平基部15A,15B及び湾曲状連結基部15Cの幅長L2つまり、肉厚は例えば2.3ないし2.5(mm)程度に設定されてある。ここで該第1、第2リップ18,19、及び第1第2リップ20,21の幅長L3つまり厚さは例えば1.0ないし1.2(mm)程度に設定されてある。
また、前記第1、第2水平基部15A,15B及び湾曲状連結基部15Cはエラストマー材で形成されている。このエラストマー材は、ゴム又は熱可塑性エラストマーの硬質材で硬度Hs:50度〜75度相当を有する材料でソリッド材で形成され本発明では硬度Hsが70度が好適であった。そして本発明に係る車両用ウェザーストリップ14の成形において、前記トリム構成体15の硬度Hs:50ないし75を有する合成ゴム、熱可塑性エラストマーが使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系エラストマー等を使用することができる。
EPDMゴム、オレフィン系熱可塑性エラストマーを使用した場合は、同じ種類の材料を使用して同時押出成形ができ、耐候性のよい製品を得ることができる。また、同じオレフィン系樹脂・ゴムのため分離せずにリサイクル使用ができ、リサイクル容易な製品を得ることができる。また車両用ウェザーストリップ14の直線部分は押出成形機で成形され、その後、所定の長さに切断されて、製造される。コーナー部に装着される部分は、型成形で形成され、その直線部分を型成形により同時に接続する。合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫が行われる。熱可塑性エラストマーの場合は、冷却され固化される。
前記第1、第2水平基部15A,15Bの右端には柔軟性リップ15D,15E及び第2リップ21の先端部分には柔軟性リップ15Fを備えている。そしてフランジ17を前記第1、第2リップ18,19と前記第1、第2リップ20,21間に装着した際、柔軟性リップ15Dないし15Fが該フランジ17の表面に吸着力を高めて圧着する構成となっている。
尚23は空気孔であり、例えば直径が3ないし4(mm)程度に設定された断面形状が略円孔等の貫通孔である。該貫通孔23は中空状のシール部16の一方側に形成されている。そして、該中空状のシール部16の変形を容易にするために空気を排出する。
前記中空状のシール部16は前記トリム構成体15の上方に配置されてあり、具体的には第1水平基部15Aの外面の上方に向けてつまり垂直方向の上方に中空状のシール部16が形成されている。中空状のシール部16は、断面が略菱形、略楕円形または略円形の中空状であって、スポンジ材で形成することができる。中空状であるため、柔軟性を有しており、例えば農業機械又は建設機械の運転席に於けるドアが閉じられたときは、中空状のシール部16がリップ状と比べて異常変形することなく、確実にドアの所定位置に当接して、シールすることができる。また、中空状のシール部16の断面が略菱形または楕円形である場合は、中空状のシール部16の先端がドアに当接すると、略菱形または楕円形の中央部分の膨らんだところが第1リップ16A、第2リップ16Bが順次に撓んで屈曲して、柔軟に当接することができる。また、中空状のシール部16がスポンジ材で形成され場合は、シールする相手部材である可動部材としてのドアに中空状のシール部16が当接したときに、柔軟性が大きく、ドアの形状に応じて確実に先端が当接することができ、2段階に渉ってシールしシール性が高い。
トリム構成体15が、フランジ17に装着されると、上述のように、第1、第2リップ18,19、柔軟性リップ15Dと第1、第2リップ20,21、柔軟性リップ15Eが変形し、これにより保持されて、車両用ウェザーストリップ14はその姿勢が安定して保持される。ここで柔軟性リップ15Dはトリム構成体15の開口側方向に向かって傾斜させ、また柔軟性リップ15Eはトリム構成体15の奥側方向つまり柔軟性リップ15Fと同傾斜させてなる。そうすると、トリム構成体15の外面に垂直方向に一体的に形成された中空状のシール部16は、ドアの裏面に確実に当接して、ドアと車体開口部周縁との間のシールを高密度ですることができ、前記フランジ17をトリム構成体15の内部に挿入する際、前記柔軟性リップ15Eがガイドの役割を有すると共に、該フランジ17の挿入後は柔軟性リップ15Dが開口側方向に該フランジ17の表面を常に押付け作用して該フランジ17の表面に密着しシール性を高める。ここで中空状のシール部16や柔軟性リップ15D,15E及び15Fのスポンジ材は、比重Sg:0.3ないし0.7のゴム発泡体で形成されている。なおこの場合、比重Sg:0.3以上0.7以下のゴム発泡体で形成されたため、車両用ウェザーストリップ14の重量を軽減することができるとともに、弾力性と柔軟性に富み、長期間使用してもシール性を確保することができる。そして上述した柔軟性リップ15Dないし15Fも同材質、同条件で使用することができる。
次に本発明に係る車両用ウェザーストリップ14の作用を説明する。
前記中空状のシール部16は一方側(右側)の幅長(肉厚)L6を例えば1.9(mm)に、他方側(左側)の幅長(肉厚)L7を1.7(mm)に設定する。つまり中空状のシール部16の一方側の肉厚を厚くかつその他方側の肉厚を薄く形成し、幅長(肉厚)L7<(肉厚)幅長L6に設定しドア等が閉止したとき中空状のシール部16が左側に傾倒し易くして該中空状のシール部16を円滑に変形させシール性を高める。そして、頂上部分に2つのリップすなわち一方側に比較的短小な第1リップ16Aと他方側に比較的長大な第2リップ16Bを長さ方向に形成している。該第2リップ16Bは第1リップ16Aの近傍、例えば4.8ないし5(mm)程度の位置に形成され、該第1リップ16Aは幅長L4が例えば1.6(mm)程度であって外表面16aから0.6(mm)程度を突出させている。また、該第2リップ16Bは幅長L5が例えば1.7(mm)程度であって外表面16bから4.4(mm)程度を突出させている。そこで中空状のシール部16の先端がドアに当接すると、略菱形または楕円形の中央部分の膨らんだところが撓んで屈曲して、柔軟に当接することができる。ここに於いて第1リップ16Aの先端及び第2リップ16Bの先端が順次つまり2段階にドアに当接・圧接される。中空状のシール部16がスポンジ材で形成され場合は、シールする相手部材であるドアに中空状のシール部16が当接したときに、柔軟性が大きく、ドアの形状に応じて確実に先端が当接することができ、極めてシール性が高い。
尚上述の説明は本発明に係る車両用ウェザーストリップ14が固定部材としてのフランジ(車体の一部)17に装着した場合であるが本発明はこれに限定されず可動部材としての農業機械や建設機械のドアに装着してもよい。
次に本発明に係る車両用ウェザーストリップについて、自動車の開口部に適用した場合の図3、図4に基づいてその実施例を説明する。
図3に示す自動車のフロント側において、走行中には車体24とエンジンフード25の間から自動車のエンジンルーム内へ空気が進入する。一方、フロントガラス26からは、図4に示すカウルルーバ17B部位を介して雨水や、埃がエンジンルーム内へ浸入しようとしている。このとき、フロント前面以外からの不必要な空気の流出入による騒音の発生や、エンジンルーム内からエンジン音が外部に出たりすることを防止することが必要である。なお、フロントの後側からのエンジンルーム内への雨水等の浸入は、エンジンルームの後端側に設けられるカウルルーバ17Bのフランジ17Aに装着される車両用ウェザーストリップ14によってエンジンフード25との間でシールが行われている。
そして、図4に示すように、それらの異音防止や異物浸入の防止のために車体24のエンジンルームの周縁、例えば、後端側において、車体24に取付けられたカウルルーバ17Bのフランジ17Aに車両用ウェザーストリップ14が取付けられている。それらの車両用ウェザーストリップ14は、図4に示すように、フランジ17Aに取付けられるトリム構成体15とエンジンフード25の裏面に当接してその間をシールする中空状のシール部16とを有し、この中空状のシール部16がエンジンフード25の裏面と当接することにより開口部がシールされる。尚、上記車両用ウェザーストリップ14は可動部材としてのドア側やエンジンフード25に固定・配置しても何等本発明の範囲を逸脱することはない。そしてほかの構成や作用については上述した実施の形態の項で説明したものと略同一でありその説明を省略する。
本発明は農業機械、建設機械等の産業機械としての車両や自動車の開口部であって、可動部材又は固定部材を構成するドア、エンジンフード又は車体、フランジ、カウルルーバ等に適用されその利用範囲は極めて広く農業機械や産業機械の分野及び自動車業界に寄与する。
14 車両用ウェザーストリップ
15 トリム構成体
15A 第1水平基部
15B 第2水平基部
15C 湾曲状連結基部
15D 柔軟性リップ
15E 柔軟性リップ
15F 柔軟性リップ
15a 内壁面
15b 内壁面
16 中空状のシール部
16A 第1リップ
16B 第2リップ
16a 外表面
16b 外表面
17 フランジ(車体の一部)
17A フランジ
17B カウルルーバ
18 第1リップ
19 第2リップ
20 第1リップ
21 第2リップ
22 金属製インサート
23 空気孔(貫通孔)
24 車体
25 エンジンフード
26 フロントガラス

Claims (3)

  1. 車両の開口部に配設された固定部材又は可動部材に装着される断面形状が略逆コ字状のトリム構成体と、該トリム構成体に対して垂直方向の上方に一体に成形され車両の開口部の可動部材又は固定部材に弾接する中空状のシール部とでなる車両用ウェザーストリップであって、前記トリム構成体が肉厚の中心に金属製インサートを介在させ、硬度Hs:50ないし75度のゴム又はエラストマーで成形されると共に第1水平基部と第2水平基部とこの両者を連結する湾曲状連結基部とから構成され、該第1水平基部及び第2水平基部の内壁面からそれぞれ傾斜角θを有して一対の第1、第2リップを形成してなり、前記中空状のシール部が比重Sg:0.3ないし0.7のゴム発泡体で構成されかつ該中空状のシール部の頂上部分に短小の第1リップと、該短小の第1リップの近傍に長大の第2リップを形成し、更に、前記第2水平基部の第2リップの先端及び第1、第2水平基部の端部に該中空状のシール部と同材質でなる柔軟性リップを形成したことを特徴とする車両用ウェザーストリップ。
  2. 自動車の開口部に配設されたフランジ又はエンジンフードに装着される断面形状が略逆コ字状のトリム構成体と、該トリム構成体に対して垂直方向の上方に一体に成形され自動車の開口部の可動部材又は固定部材に弾接する中空状のシール部とでなる車両用ウェザーストリップであって、前記トリム構成体が肉厚の中心に金属製インサートを介在させ、硬度Hs:50ないし75度のゴム又はエラストマーで成形されると共に第1水平基部と第2水平基部とこの両者を連結する湾曲状連結基部とから構成され、該第1水平基部及び第2水平基部の内壁面からそれぞれ傾斜角θを有して一対の第1、第2リップを形成してなり、前記中空状のシール部が比重Sg:0.3ないし0.7のゴム発泡体で構成されかつ該中空状のシール部の頂上部分に短小の第1リップと、該短小の第1リップの近傍に長大の第2リップを形成し、更に、前記第2水平基部の第2リップの先端及び第1、第2水平基部の端部に該中空状のシール部と同材質でなる柔軟性リップを形成したことを特徴とする車両用ウェザーストリップ。
  3. 前記第1、第2リップの傾斜角θは30°ないし60°に設定したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用ウェザーストリップ。







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