JP2015085237A - 気液混合装置および風呂給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体の流量が低流量である場合にも自然吸気を可能とし、かつ、安定した吸気により気体を微細化して液中に混合する量を増加することができる気液混合装置およびこれを備えた風呂給湯装置を提供すること。【解決手段】本発明の気液混合装置1は、液体の進行方向TDに向かって内径が縮小する縮径部4と、縮径部4の下流側に、縮径部4に対し同心的に設けられ、縮径部4の最小内径より大きい内径を有する気液混合部5と、縮径部4の内周面の下流端から外周側に広がって気液混合部5の内周面の上流端5aに繋がるリング部2と、気体通路6aを通して気液混合部5内に気体を導入する気体導入部6とを備え、リング部2は、縮径部4の下流端よりも下流位置で気液混合部5の内周面と繋がるものである。【選択図】図1

Description

本発明は、導入気体を微細化して液体に混合可能な気液混合装置およびこれを備えた風呂給湯装置に関する。
液中に気体を均一に混合したり、微細気泡を発生したりする手段として、例えばベンチュリー式、キャビテーション式、加圧溶解式、旋回流式などの気液混合装置が用いられている。ベンチュリー式のものは、流路にくびれ部分を設け、該くびれ部分で流速が上がり負圧が形成されることで外部より空気を吸気し、くびれが広がる部分で圧力が上昇するために気泡が微細化されるという原理を利用している(例えば、特許文献1参照)。キャビテーション式のものは、ポンプ内に気液混合体を送り、例えば超音波振動を与えることでキャビテーションを利用して気泡を発生させる。また、加圧溶解式のものは、液体を流れる配管外から導入した外気をコンプレッサ等で加圧して液中に溶解し、減圧開放時に気泡が再析出する方式であり、装置が大型化するが、大量の気体を溶解させることが可能である。また、旋回流式のものは、液体の旋回流を形成し、気体と合一させることで、旋回流により気体がせん断破砕されて微細化される(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−144394号公報 特許第4525890号公報 特開2005−126260号公報
液流を形成するポンプの仕様が制限される場合においては、経路内の流量、および揚程や液圧等が限定されてしまう。流路のくびれ部分等に形成される負圧により気体を吸入する自然吸気を行う気液混合装置の場合、液体の流量が低流量であると、気液混合装置内での負圧が形成されにくくなり、自然吸気が困難となる。特に、気液混合装置の下流に吐出ノズル等の圧力損失体が組込まれる回路構成においては、その傾向が顕著となり、気液混合装置内での負圧が形成されにくくなり、自然吸気が行えなくなってしまうという問題がある。また、自然吸気を促進するためには、気体導入部は、負圧が最大となるくびれ部分の最縮径部に設けることが好ましいが、気液混合装置内の流路を縮径して流速を上げた場合においては、ベンチュリー式の気液混合原理が支配的となってしまい、旋回流式で得られるような導入気体の微細化および溶解量の増加が困難となる。
また、特許文献3には、気液の混合量および微細気泡生成量を増加するために気体の導入口を複数個所に設ける構造が開示されているが、当該構造では、それぞれの導入口からの一定の吸気量を制御することが困難であり、気液混合時に水流内の負圧分布が乱されて各導入口から同時に吸気することができず、交互に吸気が行われてしまうため、気液の混合量および微細気泡生成量を増加することができない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、液体の流量が低流量である場合にも自然吸気を可能とし、かつ、安定した吸気により気体を微細化して液中に混合する量を増加することができる気液混合装置およびこれを備えた風呂給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る気液混合装置は、液体の流路に設けられ、気体を液体中に導入して混合させる気液混合装置であって、液体の進行方向に向かって内径が縮小する縮径部と、縮径部の下流側に、縮径部に対し同心的に設けられ、縮径部の最小内径より大きい内径を有する気液混合部と、縮径部の内周面の下流端から外周側に広がって気液混合部の内周面の上流端に繋がるリング部と、気液混合部の内部に連通する気体通路を有し、該気体通路を通して気液混合部の内部に気体を導入する気体導入部と、を備え、リング部は、縮径部の下流端よりも下流位置で気液混合部の内周面と繋がるものである。
本発明によれば、液体の流量が低流量である場合にも自然吸気を可能とし、かつ、安定した吸気により気体を微細化して液中に混合する量を増加することが可能となる。
本発明の実施の形態1の気液混合装置を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1の気液混合装置を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1の気液混合装置を示す横断面図である。 本発明の実施の形態1の気液混合装置を示す横断面図である。 本発明の実施の形態1の気液混合装置の変形例を示す横断面図である。 比較例の気液混合装置を示す横断面図である。 本発明の実施の形態2の気液混合装置を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2の気液混合装置を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2の気液混合装置の入口部内に設置された固定翼の斜視図である。 本発明の実施の形態3の気液混合装置を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態4の風呂給湯装置を示す構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。また、本発明は、以降に示す各実施の形態のあらゆる組み合わせを含むものとする。
実施の形態1.
図1および図2は、本発明の実施の形態1の気液混合装置を示す縦断面図である。図1の切断面と、図2の切断面とは、直交している。図3および図4は、本発明の実施の形態1の気液混合装置を示す横断面図である。これらの図に示す本実施形態の気液混合装置1は、液体の流路に設けられ、液体中に気体を導入して混合させるものである。
図1および図2に示すように、気液混合装置1は、液体が流れるための内部空間を有する縮径部4と、縮径部4に対し下流側に設けられた気液混合部5と、リング部2と、気液混合部5の外周側から気液混合部5内に気体を導入する通路を形成する気体導入部6と、気液混合部5の下流側に設けられた拡径部7と、縮径部4に対し上流側に設けられた入口部3とを備えている。図1および図2において、液体は、縮径部4内(気液混合装置1内)を左から右へ進行する。この液体の進行方向を、以下、「進行方向TD」と称する。
入口部3は、進行方向TDと平行な直線を中心とする略円柱状の内部空間を有している。入口部3の内径は、進行方向TDに沿ってほぼ一定になっている。縮径部4は、入口部3の下流側に、入口部3に対し同心的に設けられている。縮径部4の内径は、進行方向TDに向かって内径が連続的あるいは多段的に縮小(漸減)している。すなわち、縮径部4は、略円錐状(略円錐台状)の内部空間を有している。縮径部4の上流端の内径は、入口部3の内径に等しくなっている。縮径部4の内径が最も小さくなった最小内径部4aは、縮径部4の下流端に位置する。
気液混合部5は、縮径部4の下流側(直下)に、縮径部4に対し同心的に設けられている。気液混合部5の内径は、縮径部4の最小内径、すなわち最小内径部4aの内径よりも大きくなっている。本実施形態では、気液混合部5の内径は、進行方向TDに沿ってほぼ一定になっている。すなわち、気液混合部5は、略円柱状の内部空間を有している。
リング部2は、縮径部4の内周面の下流端(すなわち最小内径部4aの内周)から外周側に広がって気液混合部5の内周面の上流端5aに繋がる内壁面を有する。図示の構成では、リング部2は、縮径部4の下流端(最小内径部4a)よりも下流の位置で気液混合部5の内周面の上流端5aと繋がる。図1および図2に示す例では、進行方向TDに平行な断面でリング部2が直線を呈するが、本発明では進行方向TDに平行な断面でリング部2の一部または全部が曲線を呈しても良い。また、気液混合部5の内周面とリング部2との角部、および、縮径部4の内周面とリング部2との角部に、R(アール)形状のような丸みを設けてもよい。また、リング部2と、気液混合部5の内周面の上流端5aとが繋がる部位の成す角θは、進行方向TDに対して15°〜60°であることが好ましい。
気体導入部6は、気液混合装置1の外周部から外方へ突出するように形成されている。この気体導入部6には、気液混合部5内に導入される気体が通る流路となる気体通路6aが形成されている。気体通路6aは、気液混合装置1の外周側から気液混合部5の内部(内周面)に向かって貫通するように形成され、気液混合部5内に連通している。本実施の形態1では、図1に示すように、気体通路6aは、気液混合部5の上流端付近(すなわち、気液混合部5と縮径部4との境界付近)に連通している。また、本実施の形態1では、気体通路6aは、気体の流れ方向に対し垂直な断面の形状および断面積が気体の流れ方向に沿ってほぼ一定であるように形成されている。本実施の形態1では、図2に示すように、気体通路6aは、気体の流れ方向に対し垂直な断面の形状が略長方形となるように形成されている。また、本実施の形態1では、図1に示すように、気体通路6aの長手方向と進行方向TDとが鋭角をなす。このため、気体通路6aの気体の流れ方向は、進行方向TDに対し傾斜した状態で気体が気液混合部5内に導入される方向になる。気体導入部6は、リング部2で交わって気液混合部5内に導入される構造でも良い。また、図示を省略するが、気体導入部6には、運転停止時などに液体が気体通路6aへ逆流することを防ぐための逆止弁が設けられていることが好ましい。
なお、図1および図2では、便宜上、入口部3、縮径部4、気液混合部5および拡径部7の中心線(軸線)を含む切断面でそれらを切断した断面形状と、気体導入部6の断面形状とを組み合わせて示している。すなわち、図1および図2中では、入口部3、縮径部4、気液混合部5および拡径部7の切断面と、気体導入部6の切断面とは、同一平面ではない。
図3および図4は、進行方向TDに垂直な断面で気液混合装置1を切断した断面図である。ただし、図3および図4では、便宜上、気体導入部6については気体通路6aの気体の流れ方向に沿って切断した断面を表す。図3および図4に示すように、気体導入部6は、気液混合部5の内周面の接線方向に沿って気体を気液混合部5内に流入させるように構成されている。すなわち、気体導入部6(気体通路6a)は、以下のように構成されている。気体通路6aの中心線を気液混合部5内に延長した直線ELは、気液混合部5の中心Oを通らず、中心Oからずれた位置を通る。また、図3に示すように、進行方向TDに平行な方向から見たときに、気体通路6aの内壁のうち気液混合部5の中心Oからの距離が遠い方の内壁6bは、気液混合部5の内周面の接線になっている。あるいは、進行方向TDに平行な方向から見たときに、内壁6bが気液混合部5の内周面の接線に必ずしも完全に一致していなくても良く、内壁6bの近傍で内壁6bに並行する流線を気液混合部5内に延長した直線SLが、気液混合部5の内径以下であって縮径部4の最小内径(最小内径部4aの内径)より大きい直径の円CLの接線になっていればよい。
このようにして、気体導入部6が気液混合部5の内周面の接線方向に沿って気体を気液混合部5内に流入させるように構成されていることにより、図4に示すように、気体導入部6の気体通路6aを通って気液混合部5に流入した気体を、気液混合部5の内周面に沿って所定の方向(本実施の形態1では、図3および図4中で反時計回り)に効率良く旋回させることができる。
次に、本実施の形態1の気液混合装置1の動作について説明する。気液混合装置1に流入した液体の流れ(以下、「液流」と称する)は、入口部3から縮径部4へ進行し、縮径部4において流速が加速される。縮径部4では、流入した液流を、圧力損失を少なくして縮径することにより高速化することが望ましい。そのためには、縮径部4の内壁面は、高密度で粗度の小さい材料で形成されていることが望ましい。
縮径部4で加速された液流が最小内径部4aから気液混合部5内に流入することにより、気液混合部5内に負圧が発生し、この負圧により気体導入部6から気体が気液混合部5内に自然吸気される。気液混合部5内では、加速された液流と、気体導入部6から導入された気体とが合一して微細気泡が生成されて気体が液体中に溶解する。図4中の破線の矢印は、気体導入部6から気液混合部5内に流入した気体の流れを示している。図4に示すように、気液混合部5に流入した気体は、気液混合部5の内周面に沿って旋回する旋回流を形成する。このようにして、気液混合部5の内周面に沿って旋回する気体の旋回流の内周側に、最小内径部4aから気液混合部5内に流入した液流が接触することにより、気体がせん断破砕されて微細化されて液体中に効率良く混合し、液体への気体の溶解量が増加する。
縮径部4から気液混合部5に流入した直後の液流の直径は、最小内径部4aの内径にほぼ等しい。一方、気液混合部5の内径は、最小内径部4aの内径より大きい。これにより、気液混合部5内では、液流の外側に、気体導入部6から導入された気体の流路として機能するリング状(円環状)の空間を確保できる。このような構成により、液流を妨げることなく吸気することができるので、吸気量を増大することができる。また、気体導入部6から導入された気体が、液流の外周側を旋回するように吸気されるため、液流と導入気体との接触面積を増大することができる。その結果、液流によりせん断される気体量が増加するため、微細気泡生成量も増加し、溶解量も増加する。
また、本実施の形態1では、縮径部4の下流端(最小内径部4a)と、気液混合部5の上流端5aとの境界の段差部がリング部2によって閉じられていることで、気液混合部5内での乱流形成を抑制することができる。その結果、縮径部4の最小内径部4a付近で形成される負圧を損失なく気体導入部6でも形成できるとともに、速い旋回流で気体をせん断することができ、気体の溶解量が増大し、また微細化を促進することができる。更に、本実施の形態1では、リング部2が最小内径部4aよりも下流の位置で気液混合部5の内周面と繋がる構成としたことで、最小内径部4aより下流の位置(最小内径部4aと気液混合部5の上流端5aとの間)でも旋回流が内壁面を沿って流れるため、上記の効果をより確実に奏することができる。さらに、リング部2と気液混合部5の内壁面の上流端5aとが繋がる部位の成す角θを、進行方向TDに対して15°〜60°とすることで、上記の効果をより大きく発揮させることができる。
また、前述したように、気体通路6aの気体の流れ方向は、進行方向TDに対し垂直ではなく、進行方向TDに対し鋭角をなすように傾斜している(図1参照)。このため、気体導入部6から気液混合部5に導入される気体は、液体の進行方向TDと同一方向の流速成分を持って気液混合部5内に流入する。これにより、気液混合部5での気液の合流圧力損失を小さくすることができ、旋回流が乱れるのをより確実に抑制することができる。その結果、気体導入部6からの吸気を安定して行うことができる。図1に示すように、気体通路6aの気体の流速ベクトルVを、進行方向TDと同一方向の流速成分V1と、進行方向TDに垂直な流速成分V2とに分解したとき、V1の大きさはVの大きさの10%以上が好ましく、20%以上がより好ましい。また、V1の大きさはVの大きさの90%以下が好ましく、80%以下がより好ましい。気体通路6aの気体の流速の進行方向TDと同一方向の流速成分の大きさをそのような範囲にすることにより、上述した効果をより顕著に発揮させることができる。
また、本実施の形態1では、気液混合部5の内径が進行方向TDに沿ってほぼ一定に維持されていることにより、互いに接触しつつ進行方向TDに向かって進行する液流と気体との接触状態を一定にすることができ、気体の溶解を均一化することができる。
また、気液混合部5の内周面に沿って旋回する気体の流れに引き込まれるようにして、液流も同方向に旋回する。図4中の実線の矢印は、気液混合部5内で旋回する液流を示している。このようにして、気液混合部5内では、外周側に気体の旋回流が形成され、その内周側に液体の旋回流が形成される。気体通路6aから気液混合部5内に導入される気体は、旋回する液流に誘引されるようにして気液混合部5内に流入するので、吸気量を増大させることができ、気体溶解量および微細気泡生成量も増大させることができる。
気液混合部5内に形成される負圧は、気液混合部5の上流端で最も大きく、下流に進むにつれて負圧は弱まる。本実施の形態1では、気体導入部6の気体通路6aが、気液混合部5の上流端付近に連通するように構成している。これにより、負圧の大きい位置で吸気することができるので、吸気量を増大させることができ、気体溶解量および微細気泡生成量も増大させることができる。
一般的には、気体通路6aの出口となる開口が広いほど、吸気量を増大することができる。しかしながら、気液混合部5内の下流側ほど負圧が小さくなるため、気体通路6aを進行方向TDに沿って測った長さ(図2中のeで示す長さ)を長くして、気体通路6aの出口となる開口を下流側に広げるように構成すると、気体通路6aに作用する負圧が小さくなり、好ましくない。特に、気液混合装置1より下流側の流路の圧力損失が大きい場合には、気液混合部5内で下流側に向かって負圧が低下する率が大きくなるため、気体通路6aの出口となる開口を下流側に広げることは好ましくない。このような事項に鑑みて、本実施の形態1では、気体通路6aの出口となる開口の大きさを進行方向TDに沿って測った長さeが、この開口の大きさを気液混合部5の内径に等しい直径の円に沿って測った円弧の長さf(図4参照)より短くなるように構成している。これにより、気体通路6aの出口となる開口を下流側に広げることなく開口面積を大きくすることができるので、吸気量を増大させることができ、気体溶解量および微細気泡生成量も増大させることができる。
図5は、本発明の実施の形態1の気液混合装置の変形例を示す横断面図である。図5に示す気液混合装置1Aは、上述した図1乃至図4に示す気液混合装置1と比べて、気体通路6aの幅(進行方向TDと直交する方向の幅)を拡幅していること以外は同様である。
前述したように、気体通路6aの出口となる開口が広いほど、吸気量の増大に有利である。図5に示す気液混合装置1Aは、図1乃至図4に示す気液混合装置1と比べて、気体通路6aの幅が拡幅されているため、吸気量を更に増大することができる。ただし、気体通路6aの幅を図5に示す気液混合装置1Aよりも更に拡幅すると、気体通路6aから流入する気体の流れの一部が、気液混合部5内での液流の旋回方向と逆方向となることにより、液流の旋回が抑制され、かえって吸気量が低下する場合がある。これを避けるため、次のような関係を満足することが好ましい。図5に示す気液混合装置1Aでは、気体通路6aの出口となる開口の大きさを気液混合部5の内径に等しい直径の円に沿って測った円弧の長さfは、気液混合部5の内径に等しい直径の円の円周の1/4に等しい長さになっている。気体通路6aの幅が、図5に示す気液混合装置1A以下であれば、気体通路6aから流入する気体の流れの一部が、気液混合部5内での液流の旋回方向と逆方向となることはない。そこで、本発明では、気体通路6aの出口となる開口の大きさを気液混合部5の内径に等しい直径の円に沿って測った円弧の長さfは、気液混合部5の内径に等しい直径の円の円周の1/4以下の長さであることが好ましい。気体通路6aの出口となる開口の大きさがこのような範囲であれば、気体通路6aから流入する気体の流れが、気液混合部5内での液流の旋回方向と逆方向となることがないので、液流の旋回を妨げることがなく、吸気量を確実に増大させることができる。
図6は、比較例の気液混合装置を示す横断面図である。図6に示す比較例の気液混合装置では、気体導入部16の気体通路16aの中心線を気液混合部5内へ延長した直線が気液混合部5の中心を通るように構成されている。このような比較例の気液混合装置では、気体通路16aから気液混合部5内へ導入された気体の流れが気液混合部5内の液流と直接衝突し、液流が乱されるため、吸気量が少なくなる。その結果、微細気泡生成量も少なくなる。
実施の形態2.
次に、図7乃至図9を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図7および図8は、それぞれ、本発明の実施の形態2の気液混合装置を示す縦断面図である。図7の切断面と、図8の切断面とは、直交している。
図7および図8に示す本実施の形態2の気液混合装置1Bは、旋回流生成手段としての固定翼8が入口部3内に設置されていること以外は、実施の形態1の気液混合装置1と同様である。本実施の形態2の気液混合装置1Bでは、液体が入口部3を通過する際に固定翼8によって入口部3の軸線を中心に旋回させられ、液体が旋回流となって縮径部4に流入する。縮径部4では、この液体の旋回流が加速される。この液体の旋回流の旋回方向は、気体導入部6から気液混合部5内に導入された気体の旋回方向と同じ方向である。このような構成により、本実施の形態2では、気液混合部5内の液流の旋回をより高速化することができるので、気液混合部5内で旋回する液流に誘引されるようにして気体通路6aからの気体が気液混合部5内に導入されるという効果がより顕著に発揮されるため、実施の形態1と比べて吸気量を更に増大させることができ、気体溶解量および微細気泡生成量も更に増大させることができる。
図9は、入口部3内に設置された固定翼8の斜視図である。図9に示すように、本実施の形態2では、複数(図示の構成では2枚)の固定翼8が設けられており、各固定翼8は、流路(入口部3)の内壁に固定されている。このような固定翼8を液体が通過する時に液流がねじられて旋回流が形成される。固定翼8の上流側の端部は、液体の進行方向TDと略並行に形成される。そして、固定翼8は、下流側に向かって進行方向TDに略垂直な方向に立ち上がる円弧形状をなすように形成される。この円弧形状の弦角は小さいほど液体の進行方向TDに対して急速な立ち上がり形状になるため、高速の旋回流速を形成することができる点で好ましい。その一方で、弦角が小さい翼形状では、圧力損失が高くなってしまい、また、流路の開口面積は小さくなるために毛髪などの異物が翼間に詰まりやすくなる。図示の構成では、2枚の固定翼8間に、異物が通過可能な隙間10を設けていることにより、異物の詰まりを抑制することができる。
実施の形態3.
次に、図10を参照して、本発明の実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図10は、本発明の実施の形態3の気液混合装置を示す縦断面図である。
図10に示す本実施の形態3の気液混合装置1Cは、実施の形態2の気液混合装置1Bと比べ、気体導入部6を複数備えること以外は同様である。気液混合装置1Cが備える複数の気体導入部6は、気液混合部5の周方向の異なる位置に繋がるように配置される。本実施の形態3の気液混合装置1Cによれば、気体導入部6を複数備えたことにより、実施の形態1に比べて、液体と気体との接触面積が増加するため、気体の溶解量が更に増大し、微細化される気体の量も更に増大する。複数の気体導入部6は、気液混合部5の周方向に沿って等角度間隔に配置しても良い。例えば、二つの気体導入部6を設ける場合には、気液混合部5の周方向に180°離れた位置に配置しても良い。図示の構成では、二つの気体導入部6を気液混合装置1Cに設けているが、三つ以上の気体導入部6を設けても良い。
また、複数の気体導入部6は、その開口面積が互いに異なっていても良い。その場合、好ましくは、気体が気液混合部5へ流入する流入面の負圧が高い位置に繋がる気体導入部6の開口面積を大きくし、流入面の負圧が小さい位置に繋がる気体導入部6の開口面積を小さくすると良い。このように、それぞれの流入面の負圧分布に合わせた開口面積とすることで、気体導入部6への液体の逆流をより確実に防ぐことができ、さらには、過剰な吸気を抑制し、導入気体量に対する溶解効率および気体微細化効率をより向上することができる。
本実施の形態3の気液混合装置1Cが備える複数の気体導入部6の各々は、実施の形態1と同様に、液体の進行方向TDと同一方向の流速成分を持って気体が気液混合部5内に流入するように構成される。これにより、気液混合部5での気液の合流圧力損失を低減できるため、それぞれの気体導入部6から交互に脈動するように吸気される現象を抑制でき、すべての気体導入部6から安定して吸気を行うことができる。その結果、気体の溶解量を更に増大でき、微細化される気体の量も更に増大することができる。
以上説明した実施の形態1から3の気液混合装置によれば、気液の合流圧力損失を低減して気体導入部6から気体を効率良く気液混合部5に連続的に導入することができるため、特に、液体の流量が低流量である場合や、気液混合装置より下流側の流路の圧力損失が大きい場合などにおいても、気体導入部6からの自然吸気が可能となり、気体の溶解量を増大でき、微細化される気体の量も増大することができる。
実施の形態1から3の気液混合装置は、いずれも、気体を空気、液体を水とすることで、微細気泡発生装置として好適に用いることが可能である。また、本発明の気液混合装置は、微細気泡発生装置に限らず、例えば、工場の製造工程における部品洗浄装置や、生体活性化を目的とした溶存酸素富化装置などとしても好ましく用いることができる。
実施の形態4.
次に、図11を参照して、本発明の実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図11は、本発明の実施の形態4の風呂給湯装置を示す構成図である。
図11に示すように、本実施の形態4の風呂給湯装置150は、熱源機としてのヒートポンプユニット110と、タンクユニット120とを備えている。ヒートポンプユニット110は、冷媒を圧縮する圧縮機11と、放熱器に相当する沸き上げ用熱交換器12と、膨張弁13と、蒸発器14と、これらを環状に接続する循環配管15とによって構成された冷凍サイクル部17を有している。冷凍サイクル部17では、二酸化炭素等の冷媒が圧縮機11で圧縮されて高温、高圧となった後に沸き上げ用熱交換器12で放熱し、膨張弁13で減圧され、蒸発器14で吸熱してガス状態となって圧縮機11に吸入される。冷媒として二酸化炭素を用いる場合、高圧側では該二酸化炭素の臨界圧を超える条件下で運転することが好ましい。
一方、タンクユニット120は、貯湯タンク20、給水管路30、貯湯用循環管路40、タンク側循環管路50、風呂側循環管路60、追焚き用熱交換器70、第1給湯管路75、風呂側湯水混合弁80a、一般側湯水混合弁80b、第2給湯管路90、第3給湯管路95等を有している。
貯湯タンク20は、給水管路30から供給される水を貯留すると共にヒートポンプユニット110で沸き上げられた湯を貯留する積層式のタンクである。この貯湯タンク20の下部には、給水管路30が接続される水導入口20aと、貯湯用循環管路40の往き管40aが接続される水導出口20bとが設けられている。貯湯タンク20の上部には、貯湯用循環管路40の戻り管40bが接続される温水導入口20cと、第1給湯管路75が接続される温水導出口20dとが設けられている。貯湯タンク20は、給水管路30からの給水により常に満水状態に保たれる。
図示を省略しているが、貯湯タンク20の上部には、貯湯タンク20からタンク側循環管路50、第1給湯管路75に流入する湯の温度を検出するための温度センサが取り付けられている。また、貯湯タンク20の周面部には、貯湯タンク20内の湯水の温度を検出するための複数の温度センサが互いに異なる取付け高さをもって取り付けられている。
給水管路30は、市水等の水を貯湯タンク20、風呂側湯水混合弁80a、一般側湯水混合弁80b、および一般給湯先180に供給する管路であり、減圧弁25と第1〜第3給水管部30a〜30cとを有している。減圧弁25は、第1給水管部30aの途中に設けられて、水道等の水源からの水圧を所定値に減じる。第1給水管部30aは、水源と貯湯タンク20の水導入口20aとを繋ぎ、第2給水管部30bは、減圧弁25で第1給水管部30aから分岐して該第1給水管部30aと風呂側湯水混合弁80a、一般側湯水混合弁80bとを繋ぎ、第3給水管部30cは、減圧弁25の上流側で第1給水管部30aから分岐して該第1給水管部30aと一般給湯先180とを繋ぐ。図示を省略しているが、第2給水管部30bには、該第2給水管部30b内の水の温度を検出するための温度センサが設けられている。
一般給湯先180とは、使用者が手で直接操作して開栓する(センサを感応させて開栓する場合を含む)給湯先であり、例えば、洗面台や流し台の蛇口、浴室のシャワー等である。
貯湯用循環管路40は、貯湯タンク20下部の水導出口20bからヒートポンプユニット110の沸き上げ用熱交換器12を経由して貯湯タンク20上部の温水導入口20cに達する管路であり、貯湯用送水ポンプ33および電動式の三方弁35が設けられた往き管40aと、戻り管40bと、三方弁35で往き管40aから分岐したバイパス管40cとを有している。上記の往き管40aは水導出口20bと沸き上げ用熱交換器12とを繋ぎ、戻り管40bは沸き上げ用熱交換器12と温水導入口20cとを繋ぎ、バイパス管40cは三方弁35と戻り管40bとを繋ぐ。
タンク側循環管路50は、貯湯タンク20上部の温水導出口20dから追焚き用熱交換器70を経由して貯湯タンク20下部に達する管路であり、往き管50aと、タンク側送水ポンプ45が設けられた戻り管50bとを有している。往き管50aは温水導出口20dと追焚き用熱交換器70上部の温水導入口70aとを繋ぎ、戻り管50bは追焚き用熱交換器70下部の温水導出口70bと貯湯タンク20の下部とを繋ぐ。
風呂側循環管路60(風呂循環路)は、浴槽170から追焚き用熱交換器70を経由して浴槽170に戻る管路であり、往き管60aおよび戻り管60bを有している。往き管60aは浴槽170と追焚き用熱交換器70下部の浴水導入口70cとを繋ぎ、戻り管60bは追焚き用熱交換器70上部の浴水導出口70dと浴槽170とを繋ぐ。往き管60aには、追焚き用熱交換器70側から上流側(浴槽170側)に向かって、フロースイッチ53、水位センサ55、および風呂側送水ポンプ57がこの順番で設けられている。また、図示を省略しているが、当該往き管60aには、該往き管60a内の湯水の温度を検出するための温度センサも設けられている。
フロースイッチ53は、往き管60aでの水流の有無を検出する。水位センサ55は、該水位センサ55の取付け位置を基準にした往き管60a内の水圧から浴槽170での浴水の水位を検出する。風呂側送水ポンプ57は、浴槽170内から浴水を導出して風呂側循環管路60に循環させ、浴槽170内に戻す。そして、図示を省略した上記の温度センサは、往き管60a内の浴水の温度を検出する。往き管60aおよび戻り管60bと、浴槽170との連結部には、浴槽アダプタ165が設けられている。
浴槽アダプタ165内には、往き管60aと戻り管60bとが接続できるように2つの配管接続部が備えられている。浴槽アダプタ165と戻り管60bとの接続部の付近の戻り管60bの途中には、本発明の気液混合装置が第一の微細気泡発生装置1Dとして配置されている。第一の微細気泡発生装置1Dの構成としては、例えば、前述した実施の形態1から3のいずれかの気液混合装置を適用することができる。第一の微細気泡発生装置1Dが備える気体導入部6に連通する吸気部には、開閉可能な電磁弁61が設けられている。
往き管60aの下流端付近(追焚き用熱交換器70の浴水導入口70cと、フロースイッチ53との間)には、第二の微細気泡発生装置54が配置されている。第二の微細気泡発生装置54の吸気部には、開閉可能な電磁弁56が設けられている。風呂側湯水混合弁80aと往き管60aとを接続する第2給湯管路90の途中には、第三の微細気泡発生装置58が配置されている。第三の微細気泡発生装置58の吸気部には、開閉可能な電磁弁59が設けられている。第二の微細気泡発生装置54および第三の微細気泡発生装置58は、本発明の気液混合装置で構成されていなくても良いが、自然吸気方式の微細気泡発生装置で構成されている。
風呂給湯装置150は、制御部100と、浴室や台所の壁等に設置されるリモコン装置101とを更に備えている。使用者は、リモコン装置101にて、給湯温度の設定や各種運転モードの設定等を行うことができる。制御部100は、上述した各センサで検出された情報、および、リモコン装置101から送信された情報に基づいて、ヒートポンプユニット110、貯湯用送水ポンプ33、三方弁35、タンク側送水ポンプ45、風呂側送水ポンプ57、風呂側湯水混合弁80a、一般側湯水混合弁80b、電磁弁61,56,59を制御することにより、風呂給湯装置150の各種の動作制御を行う。
浴槽170に給湯する場合には、貯湯タンク20から供給される高温の湯と給水管路30から供給される水とが風呂側湯水混合弁80aにて設定温度となるように混合され、その混合された湯が第2給湯管路90、風呂側循環管路60を通って送られ、浴槽アダプタ165を介して浴槽170内に供給される。
一般給湯先180に給湯する場合には、貯湯タンク20から供給される高温の湯と給水管路30から供給される水とが一般側湯水混合弁80bにて設定温度となるように混合され、その混合された湯が第3給湯管路95を通って送られて一般給湯先180に供給される。
浴槽170内の浴水を保温または昇温する追焚き運転時には、タンク側送水ポンプ45および風呂側送水ポンプ57が駆動される。これにより、浴槽170から浴槽アダプタ165を通って往き管60aに吸入された浴水が追焚き用熱交換器70に送られ、貯湯タンク20からはタンク側循環管路50により高温の湯が追焚き用熱交換器70に供給され、追焚き用熱交換器70にて浴水が加熱される。この加熱された浴水は、戻り管60bを通って浴槽170へ戻り、浴槽アダプタ165から浴槽170内に流入する。この際、第一の微細気泡発生装置1Dの電磁弁61を開くことにより、第一の微細気泡発生装置1Dにて空気を浴水中に混合し、大量の微細気泡を発生させて浴槽170内に供給することができる。風呂側送水ポンプ57を継続して駆動することにより、第一の微細気泡発生装置1Dにて連続して微細気泡を発生することができるため、浴槽170内の微細気泡濃度を増大化することができる。この際、タンク側送水ポンプ45を駆動せずに風呂側送水ポンプ57のみを駆動し、追焚き運転を伴わずに第一の微細気泡発生装置1Dから浴槽170内に微細気泡を供給する運転のみを行っても良い。
また、風呂給湯装置150は、入浴後に浴槽170内の浴水を排水するときには、第二の微細気泡発生装置54の電磁弁56を開き、風呂側送水ポンプ57を駆動することにより、第二の微細気泡発生装置54にて発生した微細気泡を追焚き用熱交換器70および戻り管60b内に供給し、これらの内部の皮脂汚れを洗浄除去する機能を有している。このような構成の場合に、風呂側循環管路60において第二の微細気泡発生装置54の下流側に位置する第一の微細気泡発生装置1Dの圧力損失が仮に大きいとすると、第二の微細気泡発生装置54内で負圧が形成されにくくなり、第二の微細気泡発生装置54の自然吸気が困難となるという問題がある。これに対し、本発明の気液混合装置で構成された第一の微細気泡発生装置1Dは、圧力損失が低いという特長を有しているため、第二の微細気泡発生装置54内で負圧が形成されにくくなることがなく、第二の微細気泡発生装置54の自然吸気を良好に行うことができる。
また、風呂給湯装置150は、入浴後に浴槽170内の浴水を排水するときには、第2給湯管路90から注水しながら第三の微細気泡発生装置58の電磁弁59を開くことにより、第三の微細気泡発生装置58にて発生した微細気泡を往き管60a内に供給し、その内部の皮脂汚れを洗浄除去する機能を有している。
1,1A,1B,1C 気液混合装置、1D 第一の微細気泡発生装置、2 リング部、3 入口部、4 縮径部、4a 最小内径部、5 気液混合部、5a 上流端、6 気体導入部、6a 気体通路、6b 内壁、7 拡径部、8 固定翼、10 隙間、11 圧縮機、12 沸き上げ用熱交換器、13 膨張弁、14 蒸発器、15 循環配管、16 気体導入部、16a 気体通路、17 冷凍サイクル部、20 貯湯タンク、20a 水導入口、20b 水導出口、20c 温水導入口、20d 温水導出口、25 減圧弁、30 給水管路、30a 第1給水管部、30b 第2給水管部、30c 第3給水管部、33 貯湯用送水ポンプ、35 三方弁、40 貯湯用循環管路、40a 往き管、40b 戻り管、40c バイパス管、45 タンク側送水ポンプ、50 タンク側循環管路、50a 往き管、50b 戻り管、53 フロースイッチ、54 第二の微細気泡発生装置、55 水位センサ、56 電磁弁、57 風呂側送水ポンプ、58 第三の微細気泡発生装置、59 電磁弁、60 風呂側循環管路、60a 往き管、60b 戻り管、61 電磁弁、70 追焚き用熱交換器、70a 温水導入口、70b 温水導出口、70c 浴水導入口、70d 浴水導出口、75 第1給湯管路、80a 風呂側湯水混合弁、80b 一般側湯水混合弁、90 第2給湯管路、95 第3給湯管路、100 制御部、101 リモコン装置、110 ヒートポンプユニット、120 タンクユニット、150 風呂給湯装置、165 浴槽アダプタ、170 浴槽、180 一般給湯先
本発明に係る気液混合装置は、液体の流路に設けられ、気体を液体中に導入して混合させる気液混合装置であって、液体の進行方向に向かって内径が縮小する縮径部と、縮径部の下流側に、縮径部に対し同心的に設けられ、縮径部の最小内径より大きい内径を有する気液混合部と、縮径部の内周面の下流端から外周側に広がって気液混合部の内周面の上流端に繋がるリング部と、気液混合部の内部に連通する気体通路を有し、該気体通路を通して気液混合部の内部に気体を導入する気体導入部と、縮径部の内部に液体の旋回流を形成する旋回流生成手段と、を備え、リング部は、縮径部の下流端よりも下流位置で気液混合部の内周面と繋がり、縮径部の下流端と気液混合部の上流端との間で旋回流がリング部の内壁面に沿って流れるものである。
本発明に係る気液混合装置は、液体の流路に設けられ、気体を液体中に導入して混合させる気液混合装置であって、液体の進行方向に向かって内径が縮小する縮径部と、縮径部の下流側に、縮径部に対し同心的に設けられ、縮径部の最小内径より大きい内径を有し、当該内径が進行方向に沿って一定である気液混合部と、縮径部の内周面の下流端から外周側に広がって気液混合部の内周面の上流端に段差なく繋がるリング部と、気液混合部の内部に連通する気体通路を有し、該気体通路を通して気液混合部の内部に気体を導入する気体導入部と、縮径部の内部に液体の旋回流を形成する旋回流生成手段と、を備え、リング部は、縮径部の下流端よりも下流位置で気液混合部の内周面と繋がり、縮径部の下流端と気液混合部の上流端との間で旋回流がリング部の内壁面に沿って流れるものである。

Claims (14)

  1. 液体の流路に設けられ、気体を前記液体中に導入して混合させる気液混合装置であって、
    液体の進行方向に向かって内径が縮小する縮径部と、
    前記縮径部の下流側に、前記縮径部に対し同心的に設けられ、前記縮径部の最小内径より大きい内径を有する気液混合部と、
    前記縮径部の内周面の下流端から外周側に広がって前記気液混合部の内周面の上流端に繋がるリング部と、
    前記気液混合部の内部に連通する気体通路を有し、該気体通路を通して前記気液混合部の内部に前記気体を導入する気体導入部と、
    を備え、
    前記リング部は、前記縮径部の下流端よりも下流位置で前記気液混合部の内周面と繋がる気液混合装置。
  2. 前記気体導入部から流入した前記気体が前記気液混合部の内周面に沿って旋回し、当該気体の旋回流の内周と前記縮径部から流入した前記液体とが接触する請求項1に記載の気液混合装置。
  3. 前記リング部と前記気液混合部の繋がる部位の成す角は、15°〜60°である請求項1または請求項2に記載の気液混合装置。
  4. 前記気体導入部は、前記気体が、前記気液混合部の内周面の接線方向に沿い、かつ前記進行方向と同一方向の流速成分を持って、前記気液混合部の内部に流入するように設けられている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の気液混合装置。
  5. 前記縮径部の内部に前記液体の旋回流を形成する旋回流生成手段を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の気液混合装置。
  6. 前記気体導入部から流入した前記気体が前記気液混合部の内周面に沿って旋回し、その旋回方向は、前記旋回流生成手段により形成される前記液体の旋回流の旋回方向と同じ方向である請求項5に記載の気液混合装置。
  7. 前記気体導入部を複数備え、
    前記複数の前記気体導入部は、前記気液混合部の周方向の異なる位置に繋がっている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の気液混合装置。
  8. 空気を前記気体として導入することにより前記液体中に微細気泡を発生可能である請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の気液混合装置。
  9. 前記気体通路の長手方向と、前記進行方向とが鋭角をなす請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の気液混合装置。
  10. 前記気液混合部の内径は、前記進行方向に沿って一定である請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の気液混合装置。
  11. 前記気体通路を前記進行方向に沿って測った長さは、前記進行方向と直交する断面において前記気体通路の出口となる開口の大きさを前記気液混合部の内径に等しい直径の円に沿って測った円弧の長さより短い請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の気液混合装置。
  12. 前記進行方向と直交する断面において前記気体通路の出口となる開口の大きさを前記気液混合部の内径に等しい直径の円に沿って測った円弧の長さは、当該円の円周の1/4以下の長さである請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の気液混合装置。
  13. 前記気体通路は、前記気液混合部の上流端付近に連通している請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の気液混合装置。
  14. 浴槽内から導出された湯水を循環させて前記浴槽内に戻す風呂循環路と、
    前記風呂循環路内の湯水を循環させる循環ポンプと、
    前記風呂循環路の途中に設けられた請求項1乃至13のいずれか1項記載の気液混合装置と、
    を備える風呂給湯装置。
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