JP2015084803A - 液体投与具 - Google Patents

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Abstract

【課題】細菌等に汚染されていない液体のみを生体へ投与可能な液体投与具を提供する。【解決手段】液体を生体へ投与するための液体投与具1であって、液体の供給源となるシリンジ100が接続される第1のポート31と、細菌を通さないが液体を通す除菌フィルタ60が流路に設けられるとともに、液体を生体へ投与するための管体10が接続される第2のポート32と、空気を通すエアフィルタ40が流路に設けられる第3のポート33と、第2のポート32を遮断して第1のポート31と第3のポート33とを連通させる第1の状態、第3のポート33を遮断して第1のポート31と第2のポート32とを連通させる第2の状態、および第1のポート31を遮断して第2のポート32と第3のポート33とを連通させる第3の状態を取り得る切替部80と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、液体を生体へ投与するための液体投与具に関するものである。
生体内に液体を投与する器具として、例えば特許文献1には、輸液ラインに使用する三方活栓にフィルタを固定した輸液三方活栓が記載されている。この輸液三方活栓は、三方向に導管が設けられ、3つの導管の合流部に、流路を切り替えるための切替部が設けられ、導管の1つにフィルタが固定されている。フィルタは、導管に対して上流側に位置し、薬液から異物や細菌を取り除いて導管へ導く役割を果たしている。この輸液三方活栓は、フィルタが固定された導管からは、フィルタを用いる必要がある薬液を供給し、他の1つの導管からは、フィルタを用いる必要がない薬液を供給し、残りの1つの導管から、薬液を生体へ送り出すことが可能となっている。
実開平05−88554号公報
上述した輸液三方活栓は、例えば、一旦投与を停止した場合などに、フィルタが固定されていない導管から細菌等が侵入し、三方活栓の内部が汚染される可能性がある。この場合、再び投与を開始すると、フィルタが、切替部よりも上流側に位置しているため、既に汚染されている液体に対してフィルタによる除菌効果は期待できず、生体内に細菌等が侵入する可能性がある。
本発明は上述した課題を解決するものであり、細菌に汚染されていない液体のみを生体へ投与可能な液体投与具を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る液体投与具は、液体を生体へ投与するための液体投与具であって、液体の供給源となる第1の器具が接続される第1のポートと、細菌を通さないが液体を通す除菌フィルタが流路に設けられるとともに、液体を生体へ投与するための第2の器具が接続される第2のポートと、空気を通すエアフィルタが流路に設けられる第3のポートと、前記第2のポートを遮断して前記第1のポートと第3のポートとを連通させる第1の状態、前記第3のポートを遮断して前記第1のポートと第2のポートとを連通させる第2の状態、および前記第1のポートを遮断して前記第2のポートと第3のポートとを連通させる第3の状態を取り得る切替部と、を有する。
上記のように構成した液体投与具は、切替部を第2の状態とすることで第1のポートと第2のポートとが連通して液体の投与が可能となり、第1の状態または第3の状態とすることで、第1のポートと第2のポートとの連通が遮断されて液体の投与を停止することができる。そして、切替部を第1の状態とすることで、第1のポートをエアフィルタと連通させて、投与を開始する前に、第1のポート、第3のポートおよび切替部内の空気を、エアフィルタを介して外部へ排出することができる。そして、仮に第1のポート、第3のポートまたは切替部が細菌等によって汚染されても、汚染された液体は必ず第2のポートに設けられる除菌フィルタを通った後に、第2の器具を介して生体内へ投与されるため、細菌に汚染されていない液体のみを生体へ投与可能である。
前記第2の器具が、前記第2のポートに予め離脱不能に接続される管体であれば、除菌フィルタを通って除菌された液体が、第2の器具において再び細菌によって汚染されることを確実に防止できる。
前記除菌フィルタは、当該除菌フィルタの少なくとも一方のフィルタ面が、当該フィルタ面に沿って線状に延在してフィルタ面と接する除菌フィルタ用支持部により支持されるようにすれば、液体の流通性を維持しつつも、除菌フィルタの変形を抑制して耐圧性を向上させることができる。
前記エアフィルタは、当該エアフィルタの少なくとも一方のフィルタ面が、当該フィルタ面に沿って線状に延在してフィルタ面と接するエアフィルタ用支持部により支持されるようにすれば、空気の流通性を維持しつつも、エアフィルタの変形を抑制して耐圧性を向上させることができる。
前記エアフィルタは、撥水加工が施されているようにすれば、空気を流通させつつ液体を通過させないようにすることができ、空気を液体投与具内から排除する際に空気のみを効果的に排除し、生体内への空気の流入を効果的に抑制できる。
前記液体投与具が、腫瘍への物質の対流増加送達に用いられるようにすれば、長時間投与を行う必要がある対流増加送達であっても、腫瘍への細菌の侵入を良好に抑えることができる。
前記液体投与具が、脳への物質の対流増加送達に用いられるようにすれば、細菌の侵入が望ましくない脳への細菌の侵入を良好に抑えることができる。特に脳は、頭蓋骨で覆われて無菌状態に保たれており、他の体腔内の場所と比較して免疫機構が発達していない。そのため、脳を治療する際には、他の体腔内の場所と比較しても、特に細菌の侵入を防止する必要がある。
実施形態に係る液体投与具を示す平面図である。 カテーテルハブを示す断面図である。 カテーテルハブを示す分解断面図である。 図3のA−A線から観た平面図である。 図3のB−B線から観た平面図である。 図3のC−C線から観た平面図である。 第1の状態におけるカテーテルハブの断面図である。 第2の状態におけるカテーテルハブの断面図である。 第3の状態におけるカテーテルハブの断面図である。 実施形態に係る液体投与具を脳実質へ挿入した状態を示す概略図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。
なお、以下の説明において、カテーテルの手元側を「基端側」、挿通される側を「先端側」と称す。
図1〜6に示す本発明の実施形態に係る液体投与具1は、悪性神経膠腫に対する薬剤投与法である対流増加送達(Convection−Enhanced Delivery:CED)に用いられる。CED法とは、脳実質内の定位的に留置した管体を介して薬剤を微量ずつ、能動的かつ持続的に加圧しながら注入することで、薬剤の圧勾配を維持し、対流を発生させ、これにより生じる流れを利用して組織間隙に広範で高濃度に薬剤を分布させる局所化学療法である。この局所化学療法は、脳への治療に使用され、かつ、1カ月程度の長期間に渡って治療を行うことがあるため、液体投与具を介して細菌が侵入することを防止する手段が求められている。
液体投与具1は、脳実質内に挿入して治療用物質を送達させるため管体10(第2の器具)と、管体10の基端に固着されたハブ部20とを備えている。液体投与具1のハブ部20には、外部から治療用物質を含む液体を供給するための送液チューブ90を接続可能である。
送液チューブ90は、基端部91が、治療用物質を収容するシリンジ100(第1の器具)の筒先101を挿嵌可能となっており、先端部に、雄型のルアーロック構造を備えるコネクタ92が設けられている。シリンジ100は、微量注入ポンプ102(図10を参照)に取り付けられて、予め設定された注入量および注入速度で治療用物質を送り出すことができる。
管体10は、治療用物質を含む液体を送達するためのルーメン11が内部に形成されている。ルーメン11は、管体10の最先端の面に形成される先端開口部12で開口している。
管体10の先端部の外径Dは、好ましくは0.5〜3.0mmであるが、これに限定されない。管体10は、例えばポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリ塩化ビニル、シリコーンエラストマー等を好適に適用できるが、これに限定されない。
ハブ部20は、ハブ部本体30と、エアフィルタ40と、エアフィルタ40をハブ部本体30に固定するためのフィルタ用キャップ50と、除菌フィルタ60と、管体10が固定される管体固定部70と、ハブ部本体30に回動可能に配置されて流路を切り替える切替部80とを備えている。
ハブ部本体30は、円筒状をなす筒状部34と、筒状部34の外周部に配置され、その径方向外側へ向かって突出する第1のポート31、第2のポート32および第3のポート33とを有している。
第1のポート31、第2のポート32、および第3のポート33は、それぞれ、管状をなし、等角度間隔、すなわち、90°の角度を隔てて配置されている。この場合、第1のポート31および第2のポート32とは、180°の角度を隔てて配置、すなわち、直線上に配置されている。また、第3のポート33は、第1のポート31および第3のポート33の側方に向って突出、すなわち、第1のポート31および第3のポート33のそれぞれに対し、90°の角度を隔てて配置されている。第1のポート31、第2のポート32、および第3のポート33は、筒状部34の等しい高さ位置に配置されている。
第1のポート31には、図7に示すように、送液チューブ90のコネクタ92が着脱自在に装着されて液体が供給される部位であり、コネクタ92の外径が漸減する雄ルアーテーパ部93が嵌合する雌ルアーテーパ部312が内面に形成され、コネクタ92に回転可能に設けられるロック部材94の内面に形成されるねじ溝95が螺合するねじ山313が、外面に形成されている。雌ルアーテーパ部312は、雄ルアーテーパ部93が液密に密着するように、先端方向へ向かって内径が漸減するテーパ状に形成されている。したがって、雄ルアーテーパ部93を雌ルアーテーパ部312に嵌合させた状態で、ロック部材94を回転させることで、ねじ山313がねじ溝95に噛み合って雄ルアーテーパ部93が雌ルアーテーパ部312に押し込まれ、コネクタ92および第1のポート31が液密な状態で接続される。第1のポート31の内部には、雌ルアーテーパ部312と連通し、送液チューブ90と連通可能な第1の流路311が形成されている。第1の流路311は、筒状部34の内腔341に連通している。
第2のポート32は、図2〜5に示すように、筒状をなし、管体10へ液体を送液する部位であり、管体固定部70との間に除菌フィルタ60を挟んで保持しつつ、円形の除菌フィルタ60よりも径方向外側にて管体固定部70に固着される。第2のポート32および管体固定部70は、超音波融着、接着等の方法により、液密に固定されている。第2のポート32の内部には、第2の流路321が形成されている。第2の流路321は、筒状部34の内腔341に連通している。
また、第2のポート32は、図5に示すように、除菌フィルタ60と接する面に、円形の除菌フィルタ60の外縁部を支持する除菌フィルタ用外縁支持部322と、第2の流路321から除菌フィルタ用外縁支持部322へ向かって除菌フィルタ60のフィルタ面に沿って放射状に延在する除菌フィルタ用放射状支持部323(除菌フィルタ用支持部)とを備えている。除菌フィルタ用放射状支持部323は、例えば3本が周方向に等間隔に並んで形成されるが、本数が限定されない。
また、第2のポート32の除菌フィルタ60と接する面には、図3,5に示すように、除菌フィルタ用外縁支持部322よりも径方向外側に、除菌フィルタ60を収容するように第1段差部324が形成されている。
管体固定部70は、図2〜4,6に示すように、筒状をなし、管体10を内部に収容してルーメン11と連通する第4の流路71を備え、基端側の面が、除菌フィルタ60を支持しつつ、除菌フィルタ60よりも径方向外側にて第2のポート32に固着される。管体固定部70は、除菌フィルタ60と接する面に、円形の除菌フィルタ60の外縁部を支持する下流側除菌フィルタ外縁支持部72と、第4の流路71から下流側除菌フィルタ外縁支持部72へ向かって除菌フィルタ60のフィルタ面に沿って放射状に延在する下流側除菌フィルタ放射状支持部73(除菌フィルタ用支持部)とを備えている。下流側除菌フィルタ放射状支持部73は、例えば3本が周方向に等間隔に並んで形成されるが、本数が限定されない。
また、管体固定部70の除菌フィルタ60と接する面には、図3,6に示すように、下流側除菌フィルタ外縁支持部72よりも径方向外側に、第2のポート32の第1段差部324と合致する形状の第2段差部74が形成されている。第1段差部324および第2段差部74を合致させつつ、第2のポート32および管体固定部70を固着することで、高い液密性を実現している。
除菌フィルタ60は、上述のように、第2のポート32と管体固定部70との間に挟まれて支持される円形のメンブレンフィルタであり、第2の流路321を流れる液体を除菌しつつ、第4の流路71へ通過させる。除菌フィルタ60は、液体は通過するが細菌は通過しない大きさの複数の孔を備えている。除菌フィルタ60の直径は、例えば10〜20mmであるが、これに限定されない。細菌の大きさは、0.5〜1.0μm程度であるため、除菌フィルタ60に形成される孔の孔径は、0.45μm以下であることが好ましく、0.2μm以下であることがより好ましい。なお、除菌フィルタ60は、本実施形態では円形に形成されているが、形状は限定されない。また、除菌フィルタ60は、メンブレンフィルタでなくてもよい。
除菌フィルタ60の構成材料は、例えば、ポリプロピレン、ポリスルホン、再生セルロース、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン等の不織布や紙、またはそれらに目止め加工を施したもの等が挙げられるが、これに限定されない。
第3のポート33は、図2〜5に示すように、筒状をなし、空気を外部へ排出する部位であり、フィルタ用キャップ50との間にエアフィルタ40を挟んで保持しつつ、円形のエアフィルタ40よりも径方向外側にてフィルタ用キャップ50に固着される。第3のポート33およびフィルタ用キャップ50は、超音波融着、接着等の方法により、液密に固定されている。第3のポート33の内部には、第3の流路331が形成されている。第3の流路331は、筒状部34の内腔341に連通している。
また、第3のポート33は、図4に示すように、エアフィルタ40と接する面に、円形のエアフィルタ40の外縁部を支持するエアフィルタ用外縁支持部332と、第3の流路331からエアフィルタ用外縁支持部332へ向かってエアフィルタ40のフィルタ面に沿って放射状に延在するエアフィルタ用放射状支持部333(エアフィルタ用支持部)とを備えている。エアフィルタ用放射状支持部333は、例えば3本が周方向に等間隔に並んで形成されるが、本数が限定されない。
また、第3のポート33のエアフィルタ40と接する面には、図3,4に示すように、エアフィルタ用外縁支持部332よりも径方向外側に、エアフィルタ40を収容するように第3段差部334が形成されている。
フィルタ用キャップ50は、図2,3,5に示すように、環状をなし、基端側の面が、エアフィルタ40を支持しつつ、エアフィルタ40よりも径方向外側にて第3のポート33に固着される。フィルタ用キャップ50は、エアフィルタ40と接する面に、円形のエアフィルタ40の外縁部を支持するエアフィルタ用上流側支持部51を備えている。なお、エアフィルタ40を第3のポート33に固定できるのであれば、フィルタ用キャップ50は設けられなくてもよい。
また、フィルタ用キャップ50のエアフィルタ40と接する面には、図3に示すように、エアフィルタ用上流側支持部51よりも径方向外側に、第3のポート33の第3段差部334と合致する形状の第4段差部52が形成されている。第3段差部334および第4段差部52を合致させつつ、第3のポート33およびフィルタ用キャップ50を固着することで、高い液密性を実現している。
エアフィルタ40は、上述のように、第3のポート33とフィルタ用キャップ50との間に挟まれて支持される円形のメンブレンフィルタであり、空気が通過可能であるとともに、外部から第3のポート33内への異物の侵入を抑制する。エアフィルタ40は、液体を通過させずに、空気を通過させるように、撥水加工が施されることが好ましい。エアフィルタ40の直径は、例えば10〜20mmであるが、これに限定されない。エアフィルタに形成される孔の孔径は、1.0μm以下であることが好ましく、0.45μm以下であることがより好ましい。なお、エアフィルタ40は、本実施形態では円形に形成されているが、形状は限定されない。エアフィルタ40は、完全に液体を遮断できる必要はなく、例えば、圧力次第で、液体が流通することもあり得る。または、エアフィルタ40は、撥水加工が施されずに、液体が通過可能であってもよい。また、エアフィルタ40は、メンブレンフィルタでなくてもよい。ここで、エアフィルタは、除菌フィルタよりも網目が大きく、ターゲットとなる対象粒子径が除菌フィルタよりも大きいように構成されている。エアフィルタ40の網目が大きくなることで、プライミングの際に内部に混入したエアの外部への排出を容易にすることができる。
エアフィルタ40の構成材料は、例えば、ポリプロピレン、ポリスルホン、再生セルロース、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレン等の不織布や紙、またはそれらに目止め加工を施したもの等が挙げられるが、これに限定されない。撥水加工には、例えばシリコン樹脂やフッ素樹脂等を用いることができる。
なお、液体投与具をプライミングする際、エアフィルタを設けることで空気のみを液体投与具外に排出し、良好に液体投与具内をプライミングする溶液で満たすことができる。プライミングの際に液体投与具内に空気が残留すると、空気が脳に侵入して空気塞栓を起こして脳内の血液供給を妨げる可能性がある。そのため、エアフィルタのような空気侵入を防止手段を設けることが好ましい。また、エアフィルタが無ければ、液体投与具は、エアフィルタがある場所より大きな塵等が侵入して除菌フィルタの一部を塞き、除菌フィルタの性能を低下させる可能性もある。
切替部80は、図2,4,5に示すように、円柱状の胴部81と、胴部81の一端に設けられた側板部82と、側板部82に胴部81の軸方向と直交する方向に形成されたレバー83とを有している。胴部81は、円柱形状をなし、筒状部34の内腔341内に気密性または液密性をもって回動自在に挿入されている。そして、レバー83を手指で把持し、切替部80の回動操作を行うことができる。胴部81の内部には、第1の流路311、第2の流路321および第3の流路331と連通することが可能なT字状の切替流路84が形成されている。
切替部80は、T字状の切替流路84を備えることで、レバー83を回動操作することにより、図7に示す第1の状態、図8に示す第2の状態、および図9に示す第3の状態となることができる。
第1の状態では、図7に示すように、切替流路84が、第1の流路311および第3の流路331に連通し、かつ第2の流路321に連通しないように、胴部81を位置させる。これにより、第1のポート31と第3のポート33とが連通し、第2のポート32は、胴部81の外周面によって閉鎖されて、第1のポート31および第2のポート32から遮断される。
第2の状態では、図8に示すように、切替流路84が、第1の流路311および第2の流路321に連通し、かつ第3の流路331に連通しないように、胴部81を位置させる。これにより、第1のポート31と第2のポート32とが連通し、第3のポート33は、胴部81の外周面によって閉鎖されて、第1のポート31および第2のポート32から遮断される。
第3の状態では、図9に示すように、切替流路84が、第2の流路321および第3の流路331に連通し、かつ第1の流路311に連通しないように、胴部81を位置させる。これにより、第2のポート32と第3のポート33とが連通し、第1のポート31は、胴部81の外周面によって閉鎖されて、第2のポート32および第3のポート33から遮断される。
ハブ部本体30、管体固定部70、フィルタ用キャップ50、および切替部80の構成材料は、例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィンや、ポリカーボネート等を適用できるが、特に限定されない。
液体に含まれる治療用物質としては、例えば抗癌剤、より具体的には、ニムスチン、ラニムスチン、テモゾロミド等のアルキル化剤、シスプラチン、オキサリプラチン、ダハプラチン等の白金製剤、スルファジン、メソトレキセート、フルオロウラシル、フルトシン、アザチオプリン、ペントスタチン等の代謝拮抗剤、イリノテカン、ドキソルビシン、レボフロキサシン等のトポイソメラーゼ阻害薬、パクリタキセル、ドタキセル等の微小管脱重合阻害薬、ドキソルビシン、エピルビシン、ブレオマイシン等の抗腫瘍性抗生物質、イマチニブ、ゲフィニチブ、スニチニブ、セツキシマブ、トラツズマブ等の分子標的薬等が挙げられるが、これらに限定されない。
次に、本実施形態に係る液体投与具1の使用方法(作用)を説明する。
始めに、レバー83を回動操作することにより、図8に示す第2の状態とし、切替流路84によって第1のポート31と第2のポート32とが連通し、第3のポート33が、第1のポート31および第2のポート32から遮断された状態とする。この後、微量注入ポンプ102に取り付けられたシリンジ100に接続された送液チューブ90の雄ルアーテーパ部93を第1のポート31の雌ルアーテーパ部312に嵌合させ、ロック部材94を回転させる。これにより、雄ルアーテーパ部93が雌ルアーテーパ部312に押し込まれ、コネクタ92および第1のポート31が液密な状態で接続される。これにより、シリンジ100に収容される液体を、第1のポート31および第2のポート32を介して、管体10のルーメン11へ供給することが可能となる。
次に、微量注入ポンプ102を作動させて、シリンジ100から液体を供給し、液体投与具1のプライミングを行う。シリンジ100から供給された液体は、コネクタ92を通って第1の流路311、切替流路84、第2の流路321、除菌フィルタ60、第4の流路71およびルーメン11を通って、管体10の先端開口部12から吐出され、内部の空気が排出される。
次に、液体投与具1を把持し、図10に示すように、脳実質内における脳腫瘍へ、若しくは脳腫瘍の近傍へ管体10の先端が到達するまで、管体10を脳実質内に挿入する。
次に、シリンジ100から液体を供給し、管体10の先端開口部12から、液体を所定の注入量および注入速度で放出し、脳腫瘍へ直接的かつ持続的に投与・送達する。このとき、管体10の径を細く、かつ液体の注入速度を0.5〜10μl/分と非常に低速とすることで、管体10の先端開口部12から投与された液体が、管体10の外周面に沿って基端方向へ逆流することを抑制できる。管体10から脳実質内へ送達された液体は、圧勾配が維持されて脳質間へ効果的に誘導されて拡散される。そして、投与される液体は、除菌フィルタ60を通過しているため、細菌や異物が確実に取り除かれており、安全性が高い。
液体の投与を一時的に停止する場合には、微量注入ポンプ102を操作して、シリンジ100による液体の供給を停止し、レバー83を把持して切替部80を回転させ、図9に示すように、第3の状態とする。第3の状態となると、第1のポート31が、第2のポート32および第3のポート33から遮断されるため、第1のポート31から管体10へ液体を送液不能な状態となる。そして、脳実質内へ連通している第2のポート32が、エアフィルタ40が設けられる第3のポート33と連通するため、第3のポート33が圧力調整弁として機能し、脳実質への負担を低減できる。そして、第2のポート32は、除菌フィルタ60を介して脳実質内と連通しているため、脳実質内へ細菌や異物が侵入せず、生体の安全性を維持できる。第1のポート31からは、シリンジ100に接続されるコネクタ92が外されてもよいが、外されなくてもよい。コネクタ92が外される場合には、第1のポート31に、キャップ等が被せられることが好ましい。なお、液体の投与の停止時において、第3のポート33を圧力調整弁として機能させる必要がないのであれば、第1の状態として、図7に示すように、第1の状態として、第2のポート32を、第1のポート31および第3のポート33から遮断してもよい。
この後、液体の投与を再開する際に、第1のポート31からシリンジ100に接続されるコネクタ92が外されている場合には、第1のポート31にコネクタ92を接続する。次に、レバー83を把持して切替部80を回転させ、図7に示すように、第1の状態とする。第1の状態となると、第2のポート32が、第1のポート31および第3のポート33から遮断され、第1のポート31と第3のポート33とが連通する。この状態でシリンジ100による液体の供給を開始すると、第1の流路311、第3の流路331および切替流路84内の空気を、エアフィルタ40を介して外部へ排出することができ、生体内への空気の侵入を抑制できる。
第1の流路311、第3の流路331および切替流路84内の空気が排除された後には、レバー83を把持して切替部80を回転させ、図8に示すように、第2の状態とする。第2の状態となると、切替流路84によって第1のポート31と第2のポート32とが連通し、第3のポート33が、第1のポート31および第2のポート32から遮断された状態となる。この後、微量注入ポンプ102を調節して、液体を所定の注入量および注入速度で放出し、脳腫瘍への液体の投与を再開することができる。この際、投与の停止時に、第1のポート31内や第3のポート33内、切替部80等が、細菌等に汚染されていても、液体が脳実質内へ投与される前に必ず除菌フィルタ60を通過し、除菌フィルタ60よりも下流側には、汚染源が存在しないため、細菌や異物が除菌フィルタ60によって確実に取り除かれ、高い安全性を維持できる。
この後、必要に応じて投与の停止、再開を繰り返す。投与が完了した後には、シリンジ100による液体の供給を停止し、液体投与具1を生体内から抜去して、治療が完了する。
以上のように、本実施形態に係る液体投与具1は、液体を生体へ投与するための器具であって、液体の供給源となるシリンジ100(第1の器具)が接続される第1のポート31と、細菌を通さないが液体を通す除菌フィルタ60が流路に設けられるとともに、液体を生体へ投与するための管体10(第2の器具)が接続される第2のポート32と、空気を通すエアフィルタ40が流路に設けられる第3のポート33と、第2のポート32を遮断して第1のポート31と第3のポート33とを連通させる第1の状態、第3のポート33を遮断して第1のポート31と第2のポート32とを連通させる第2の状態、および第1のポート31を遮断して第2のポート32と第3のポート33とを連通させる第3の状態を取り得る切替部80と、を有する。このため、切替部80において第2の状態とすることで第1のポート31と第2のポート32とが連通して液体の投与が可能となり、第1の状態または第3の状態とすることで、第1のポート31と第2のポート32との連通が遮断されて液体の投与を停止することができる。そして、切替部80を第1の状態とすることで、第1のポート31をエアフィルタ40と連通させて、投与を開始(再開)する前に、第1のポート31、第3のポート33および切替部80内の空気を、エアフィルタ40を介して容易に排出することができる。また、仮に第1のポート31、第3のポート33または切替部80が汚染されても、汚染された液体は必ず第2のポート32に設けられる除菌フィルタ60を通った後に、管体10を介して生体へ投与されるため、細菌に汚染されていない清澄な液体のみを生体へ投与可能である。
したがって、長時間の投与が必要となる場合や、間欠的に繰り返し投与を繰り返す場合に、第1のポート31や第3のポート33から細菌が侵入してハブ部20内が細菌で汚染されても、生体内へは、清澄な液体のみを投与できる。特に、CED法では、数日〜数十日の間隔を空けつつ投与を行うことがあるため、患者のQOLを考慮して、非投与時には送液チューブ90を液体投与具1から取り外しておくことが望ましいことから、非投与時に、ハブ20内で細菌が繁殖する虞がある。このような場合であっても、本実施形態に係る液体投与具1によれば、第2のポート32に除菌フィルタ60が設けられることで、生体内へ清澄な液体のみを投与できる。
また、管体10(第2の器具)が、第2のポート32に予め離脱不能に接続される管体10であるため、除菌フィルタ60を通って除菌された液体が、管体10内で再び細菌によって汚染されることを確実に防止できる。そして、管体10が、第2のポート32に予め離脱不能に接続されていても、第1のポート31および第3のポート33内の空気を、エアフィルタ40を介して排出できるため、液体の投与を繰り返し行う際にも、空気の体内への侵入を抑制できる。
また、除菌フィルタ60は、当該除菌フィルタ60の少なくとも一方(本実施形態では両方)のフィルタ面が、フィルタ面に沿って線状に延在してフィルタ面と接する除菌フィルタ用放射状支持部323および下流側除菌フィルタ放射状支持部73(除菌フィルタ用支持部)により支持されるため、液体の流通性を維持しつつも、除菌フィルタ60の変形を抑制して耐圧性を向上させることができる。
また、エアフィルタ40は、当該エアフィルタ40の少なくとも一方(本実施形態ではハブ部本体30側)のフィルタ面が、当該フィルタ面に沿って線状に延在してフィルタ面と接するエアフィルタ用放射状支持部333(エアフィルタ用支持部)により支持されるため、空気の流通性を維持しつつも、エアフィルタ40の変形を抑制して耐圧性を向上させることができる。
また、エアフィルタ40は、撥水加工が施されているため、空気を流通させつつ液体(水)を通過させないようにすることができ、空気を液体投与具1内から排除する際に空気のみを効果的に排除し、生体内への空気の流入を効果的に抑制できる。
また、液体投与具1が、腫瘍への物質の対流増加送達に用いられるため、長時間投与を行う必要がある対流増加送達であっても、腫瘍への細菌の侵入を良好に抑えることができる。
また、液体投与具1が、脳への物質の対流増加送達に用いられるため、細菌の侵入が望ましくない脳への細菌の侵入を、良好に抑えることができる。特に脳は、頭蓋骨で覆われて無菌状態に保たれており、他の体腔内の場所と比較して免疫機構が発達していない。そのため、脳を治療する際には、他の体腔内の場所と比較しても、特に細菌の侵入を防止する必要がある。
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の技術的思想内において当業者により種々変更が可能である。例えば、本実施形態に係る液体投与具1は、脳腫瘍へ治療用物質を含む液体を投与しているが、生体内への投与であれば、投与する部位は、特に限定されない。また、本実施形態に係る液体投与具1は、対流増加送達に用いられるが、投与する方法は、対流増加送達でなくてもよい。
また、本実施形態に係る液体投与具1は、3つのポートを備えているが、4つ以上のポートを備えてもよい。また、本実施形態に係る液体投与具1は、流路を切り替えるために、切替流路84を備える胴部81を回転させる構造となっているが、流路を切り替え可能であれば、構造は限定されない。
また、本実施形態では、液体を生体へ投与するための第2の器具は、第2のポート32に予め離脱不能に接続される管体10であるが、第2の器具が、第2のポートから脱着可能な構造であってもよい。
また、本実施形態では、液体の供給源となる第1の器具は、シリンジ100であるが、液体を供給可能であれば特に限定されず、例えばチューブポンプ等であってもよい。
1 液体投与具、
10 管体(第2の器具)、
20 ハブ部、
31 第1のポート、
32 第2のポート、
323 除菌フィルタ用放射状支持部(除菌フィルタ用支持部)、
33 第3のポート、
333 エアフィルタ用放射状支持部(エアフィルタ用支持部)、
40 エアフィルタ、
60 除菌フィルタ、
73 下流側除菌フィルタ放射状支持部(除菌フィルタ用支持部)、
80 切替部、
100 シリンジ(第1の器具)。

Claims (7)

  1. 液体を生体へ投与するための液体投与具であって、
    液体の供給源となる第1の器具が接続される第1のポートと、
    細菌を通さないが液体を通す除菌フィルタが流路に設けられるとともに、液体を生体へ投与するための第2の器具が接続される第2のポートと、
    空気を通すエアフィルタが流路に設けられる第3のポートと、
    前記第2のポートを遮断して前記第1のポートと第3のポートとを連通させる第1の状態、前記第3のポートを遮断して前記第1のポートと第2のポートとを連通させる第2の状態、および前記第1のポートを遮断して前記第2のポートと第3のポートとを連通させる第3の状態を取り得る切替部と、を有する液体投与具。
  2. 前記第2の器具は、前記第2のポートに予め離脱不能に接続される管体である請求項1に記載の液体投与具。
  3. 前記除菌フィルタは、当該除菌フィルタの少なくとも一方のフィルタ面が、当該フィルタ面に沿って線状に延在してフィルタ面と接する除菌フィルタ用支持部により支持される請求項1または2に記載の液体投与具。
  4. 前記エアフィルタは、当該エアフィルタの少なくとも一方のフィルタ面が、当該フィルタ面に沿って線状に延在してフィルタ面と接するエアフィルタ用支持部により支持される請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体投与具。
  5. 前記エアフィルタは、撥水加工が施されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体投与具。
  6. 腫瘍への物質の対流増加送達に用いられる請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体投与具。
  7. 脳への物質の対流増加送達に用いられる請求項1〜6のいずれか1項に記載の液体投与具。
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