JP2015084130A - 情報収集システムおよび情報収集方法ならびに情報収集装置 - Google Patents

情報収集システムおよび情報収集方法ならびに情報収集装置 Download PDF

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Abstract

【課題】センサの正確な位置がわからなくても、センサの位置とセンサ情報を収集可能な場所を推定し、センサ情報を収集できる情報収集システムを提供する。【解決手段】情報収集装置110a、bは、移動中にセンサモジュール100が送信した電波を受信すると、位置情報を測位するとともにセンサモジュール100から受信した電波の品質からセンサモジュール100の位置を推定し、前記センサモジュール100についての少なくとも一つの位置推定結果に基づいて、センサモジュール100からのセンサ情報の取得可能領域を求め、求めた領域の情報に基づいて、センサモジュール100からのセンサ情報の取得動作を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、各種センサの情報を収集する情報収集システムおよび情報収集方法ならびに情報収集装置に関する。
情報を収集するためのセンサを多数設置して、設置したセンサからの情報を通信回線を介して収集するシステムとして、例えば特許文献1に記載された技術がある。特許文献1には、「端末は、位置情報取得装置を有し、環境情報センサ等から入力される環境情報に位置情報を付加して情報を収集し、無線による通信手段により情報通信網を介してデータベース装置に送信する。」ことが記載されている。
また、特許文献2には、「サーバは、車載装置に対して路面情報の収集項目と条件及び収集地域を送信して情報収集を指示する。車載装置の制御手段は送信された情報を受信して記憶し、自車が指示された収集地域に入ったならば指示された情報収集を検出装置群を使用して行ない、集めた情報をサーバに送信する。」ことが記載されている。
また、特許文献3には、「道路設備の状態を検知するセンサが測定した情報をセンサの近傍に設置された無線等の通信機能を有する小型の路側ユニットが収集し、点検車両に搭載された無線等の通信機能を車載ユニットからの送信時間間隔や送信情報種別等の指示に従って、点検車両が前記路側ユニットの近傍を走行中に、路側ユニットから点検車両の車載ユニットに前記情報を送信する。」ことが記載されている。
これまでは、センサを設置する会社(または団体、個人)と、センサ情報を収集する会社(または団体、個人)は、同じ会社(または団体、個人)であった。しかし、今後、多くの会社・団体・個人が様々な目的のために様々なセンサを設置することが考えられる。その場合、それら各種センサが測定した情報は、できるだけまとめて収集した方が、収集装置の費用や情報取得費用、通信費を抑えることができる。また、会社や団体、個人の枠を超えてより広い地域から多くの情報を収集することにより、情報の解析の精度を高め、用途を広げることができる。システムの発展性を考慮すると、様々な会社(または団体、個人)がそれぞれ設置したセンサから、センサ測定情報を収集するサービス事業者が登場する可能性がある。このように、センサ設置者とセンサ測定情報の収集者が別の会社・団体となった場合には、以下のような課題が生じる。
まず、センサ設置者とセンサ測定情報の収集者が別の会社・団体となった場合には、センサの位置をどのようにして知るかという問題がある。例えば、前述の特許文献1では、位置情報取得装置を有している端末が、環境情報センサ等から入力される環境情報に位置情報を付加して情報を収集していた。これは、環境情報センサの位置が予めわかっており、そこに端末を近づけて情報を収集しているため、環境情報センサと位置情報取得装置を有している端末がほぼ同じ位置と想定することができるため取られている手段である。しかし、センサ設置者とセンサ測定情報の収集者が別の会社・団体である場合には、センサの正確な位置が不明な場合が考えられる。また、センサが移動する場合(移動するものに取り付けている場合)には、位置情報取得装置を有している端末が無線によりセンサ測定情報を取得できたとしても、センサが移動するため、端末の位置とセンサの位置が離れている場合もあり、センサの位置を正確に知ることができない。
また、特許文献2は、車載の検出装置群が、予め指示された収集地域に入ったことを契機に、検出装置群を用いて情報収集を行うことが記載されている。しかし、特許文献2では、検出装置群(センサ等)は車載装置に備えているもので、他社が前記収集地域に設置した検出装置群(センサ等)の情報を収集することは、想定されていなかった。
特許文献3においても、点検車両が路側ユニットの近傍を走行中に、路側ユニットから点検車両の車載ユニットに情報を送信するものであり、路側ユニットは、道路設備の状態を検知するセンサの近傍、即ち、道路の近くに設置されていることが予めわかっているものであり、路側ユニットの正確な場所が分からない場合には、センサ測定情報を収集することが出来ない。
特開2002-123557号公報 特開2006-48501号公報 特開2010-117837号公報
背景技術の欄で説明したように、従来のセンサ情報収集システムは、センサ設置者とセンサ測定情報の収集者が別の会社・団体であり、センサ情報の収集車が、センサの設置場所を把握していない場合にどのようにセンサ情報を収集するかについては考慮されていなかった。
本発明は、上記課題を解決することを目的としたもので、センサの正確な位置がわからなくても、センサの位置とセンサ情報を収集しやすい場所を推定し、センサ情報を収集することを目的とする。
また、移動しながら、複数の場所に設置されたセンサの情報を収集する場合、移動ルートや移動速度を自動で求め、効率良くセンサ情報の収集を行うことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、複数のセンサモジュールが測定したセンサ情報を、移動可能な複数の情報収集装置が収集し、センターサーバに送信する情報収集システムにおいて、情報収集装置は、移動中にセンサモジュールが送信した電波を受信すると、位置情報を測位するとともにセンサモジュールから受信した電波の品質からセンサモジュールの位置を推定し、センサモジュールについての少なくとも一つの位置推定結果に基づいて、センサモジュールからのセンサ情報の取得可能領域を求め、求めた領域の情報に基づいて、センサモジュールからのセンサ情報の取得動作を行うようにしたものである。
本発明によれば、センサの正確な位置がわからなくても、センサの位置とセンサ情報を収集しやすい場所を推定し、センサ情報を収集することができる。
また、移動しながら、複数の場所に設置されたセンサの情報を収集する場合、移動ルートおよび移動速度を自動計算し、計算した移動ルートおよび移動速度で移動することにより、効率良く複数のセンサモジュールの情報を収集することができる。
本発明の一実施例における情報収集システムの運用例を説明する図である。 本発明の一実施例における情報収集システムの構成を説明する図である。 本発明の一実施例におけるセンサ測定情報送信処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施例におけるセンサ情報テーブルを示す図である。 本発明の一実施例におけるセンサ測定情報収集処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施例におけるセンサ測定情報保存テーブルを示す図である。 本発明の一実施例におけるセンサモジュール位置計算処理を説明するフローチャートである。 センサモジュール位置計算処理のイメージを説明する図である。 本発明の一実施例におけるセンサ測定情報収集可能領域計算処理を説明するフローチャートである。 電波到達領域のイメージを説明する図である。 電波受信可能領域のイメージを説明する図である。 センサ測定情報受信可能補正領域のイメージを説明する図である。 道路上のセンサ測定情報受信可能領域のイメージを説明する図である。 本発明の一実施例におけるセンサ測定情報収集処理異常時の処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施例におけるカーナビゲーションシステムにおけるルート案内処理を説明するフローチャートである。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
本実施例では、自動車に搭載したセンサ情報収集装置が、センサモジュールが測定した情報を収集するシステムを例にとって説明する。
図1は、本発明の一実施例における情報収集システムの運用例を説明するものである。 図1に示した運用例では、街中にセンサモジュール100が設置されており、センサモジュール100は、センサモジュール100に接続されたセンサ(図2の204)を使って測定した情報を、無線通信150により、定期的に送信する。送信されたセンサ測定情報は、自動車120aに搭載されたセンサ情報収集装置110aが、無線通信150を使って受信する。また、別の時間にセンサ情報収集装置110bを搭載した自動車120bが反対方向から走ってきた場合には、自動車120bに搭載されたセンサ情報収集装置110bが、無線通信150を使ってセンサ測定情報を受信する。
図2は、本発明の一実施例における情報収集システムの構成を説明する図である。
情報収集システムは、センサモジュール100と、センサモジュールと無線通信を行ってセンサ測定情報を収集するセンサ情報収集装置110と、センサ情報収集装置110が収集したセンサ測定情報を、無線通信網230およびインターネット240などの通信網を介して受信するセンターサーバ250を有する。
センサモジュール100は、主制御装置201で動作する制御ファームウェア202、センサを接続するためのセンサIF203、センサIF203に接続されたセンサ204、無線通信IF205から構成される。
センサ情報収集装置110は、主制御装置211で動作する制御ファームウェア212、センサモジュールと通信を行う無線通信IF213、インターネットと通信を行う3G/4GIF215、位置情報を測位する位置情報測位モジュール216から構成される。3G/4GIF215は、3G/4G無線通信網230、インターネット240を経由して、センターサーバ250と通信が可能である。
図3は、本発明の一実施例におけるセンサモジュールのセンサ測定情報の送信処理を説明するフローチャートである。
図4は、本発明の一実施例におけるセンサ情報テーブルを説明する図である。
センサモジュールは、図2に図示していないが、センサ情報テーブル400を有している。センサ情報テーブルは、センサを識別するためのセンサID410、センサモジュール100の無線通信IF205の通信アドレスであるMACアドレス420、センサモジュール100の電波出力430、開始時間441、終了時間442、間隔443で規定された継続時間440、センサ情報収集装置110への再送間隔450が設定されている。 図3に戻り、センサモジュール100の制御ファームウェア202は、センサ情報テーブル400に設定された時間になると、休止状態から起動し(ステップ310)、センサ測定する時間でなければ(ステップ311、No)、再送が必要な測定情報を無線通信IF205からセンサ情報収集装置110へ送信する(ステップ312)。センサ測定時間であれば(ステップ311、Yes)、センサIF203を経由して、センサ204が測定した情報を取得する(ステップ320)。センサ測定時間は、センサ情報テーブル400の計測時間440に保存されている開始時間441、終了時間442、計測間隔443に従う。この例では、0時から、1時間間隔で、計測を行う。もし、昼間だけ1時間間隔で測定するような場合には、終了時間442に時間が入る。センサIF203の例としては、4−20mA直流信号、アナログ入力、RS−485、RS−232Cなどがある。センサ204の例としては、温度センサ、湿度センサ、CO2センサ、日射センサなどがある。
取得したセンサ測定情報は、無線通信IF205を使って、センサ情報収集装置110へ送信し(ステップ330)、センサ情報収集装置110からの応答待ち状態となる(ステップ340)。無線通信220の例としては、2.4GHz無線や920MHz無線などがある。応答待ち状態の間に、センサ情報収集装置110からの応答がなければ(ステップ350、No)、測定データを主制御装置201の内部にある不揮発メモリに保存し(ステップ361)、センサ情報テーブル400の再送間隔450に従って次の起動時間に起動するようタイマを設定し(ステップ362)、休止状態に入る(ステップ390)。もし、次の再送時間の前に計測時間となる場合には、計測時間に起動するように設定し、休止状態に入る。応答待ち状態の間に、センサ情報収集装置110からの応答があれば(ステップ350、Yes)、測定したセンサ測定情報を削除する(ステップ360)。もし、センサ情報収集装置110からの応答の中に、追加の処理要求があれば(ステップ370、Yes)、追加処理要求に応じた処理を実行し(ステップ380)、次のセンサ測定時間に起動するようにタイマを設定し(ステップ362)、休止状態に入る(ステップ390)。追加処理要求の例としては、測定時間の変更や、センサ測定情報を送信するときの再送信試行回数や、再送信間隔、制御ファームウェア202の更新などがある。
図5は、本発明の一実施例におけるセンサ情報収集装置のセンサ測定情報収集処理を説明するフローチャートである。
センサ情報収集装置110の主制御装置211の制御ファームウェア212は、無線通信の受信待ち状態で、位置情報測位モジュール216を動作させ、定期的に位置情報を取得する(ステップ510)。後述するセンサ測定情報収集可能領域計算処理(ステップ580)で計算したセンサ受信可能領域に入ったら(ステップ520、Yes)、センサ受信領域に入ったことをユーザに通知する(ステップ521)。ユーザへの通知方法としては、メール送信、音声再生、ブラウザでセンサ情報収集装置にブラウザでアクセス中だった場合には、プッシュ通信でそのことを表示することなどが考えられる。
センサ受信可能領域から出た場合(ステップ522、Yes)、その領域内でセンサ測定情報未受信であれば(ステップ523、Yes)、センサ測定情報異常時の処理(ステップ551)を行う。無線通信IF213がセンサ測定情報を受信していなかったら(ステップ530、No)、無線通信待ち/位置情報取得510に戻る。センサ測定情報を受信していたら(ステップ530、Yes)、センサモジュールに対し、センサ測定情報に対する応答を送信する(ステップ540)。もし、センサ測定情報が、事前に設定された正常値以外の値、つまり異常値だった場合には(ステップ550、Yes)、センサ測定情報収集処理異常時の処理(ステップ551)を実行する。センサ測定情報が、事前に設定された正常値範囲内、つまり異常値ではない場合には(ステップ550、No)、無線状態・通信状態のデータを取得し(ステップ560)、センサモジュール位置計算処理(ステップ570)を行い、センサ測定情報収集可能領域計算処理(ステップ580)を行う。センサ測定情報、無線状態・通信状態、位置情報をまとめて、主制御装置211内の不揮発メモリのセンサ測定情報保存テーブル610に保存する(ステップ590)。保存した情報は、センターサーバ250へ送信する(ステップ591)。
図6は、本発明の一実施例におけるセンサ情報収集装置が有するテーブルを説明する図である。
センサ情報収集装置110は、測定情報テーブル600、センサ測定情報保存テーブル610、センサ情報受信範囲テーブル660を有する。
測定情報テーブル600は、センサを識別するためのセンサID601、センサモジュール100の無線通信IF205の通信アドレスであるMACアドレス602、センサ204が測定した時刻である測定時刻603、センサ204が測定した値である測定値604から成る。
センサ測定情報保存テーブル610は、前記測定情報テーブル600と、センサ情報収集装置110がセンサ測定情報を受信した時間である受信時刻620、無線状態630、通信状態640、センサ情報収集装置が測位した受信位置情報650から成る。無線状態530の例として、受信信号強度、通信状態540の例として、パケットロス率を記録している。パケットロス率の計算方法の例として、センサモジュールからセンサ情報収集装置へ送信するパケットにシーケンス番号を付けておき、センサ情報収集装置が受信したパケットのシーケンス番号の最大値、最小値からセンサモジュールが送信したパケット数を計算し、その数と実際にセンサ情報収集装置が受信したパケット数から、パケットロス率を計算することができる。
センサ情報受信範囲テーブル660は、センサID661、センサモジュール位置計算処理(ステップ570)で計算したセンサ位置662、センサ測定情報収集可能領域計算処理580で計算したセンサ情報受信可能範囲664、センサ情報受信可能範囲664の間を自動車で走行する場合の最高速度であるセンサ情報受信移動最高速度666から成る。
図7は、本発明の一実施例におけるセンサ情報収集装置で実行されるセンサモジュール位置計算処理を説明するフローチャートである。
図8は、センサ情報収集装置で実行されるセンサモジュール位置計算処理のイメージを説明する図である。
センサ情報収集装置は、一般的に知られている伝搬特性に基づいて、無線状態、例えば受信信号強度から、センサモジュール100とセンサ情報収集装置110の距離を推定する(ステップ710)。道路を走行中の自動車120aに搭載されたセンサ情報収集装置110aが、センサモジュール100が送信している電波を受信した位置662を中心とし、受信したセンサモジュール100の電波の強度およびセンサモジュールが送信している電波の出力に基づき、電波の伝搬特性からセンサ情報収集装置110aからセンサモジュール100までの距離を推定しその距離を半径とした円上がセンサモジュール100の推定位置となる(ステップ720)。センターサーバに推定位置を集約する場合には、センサ情報収集装置は、推定位置の情報をセンターサーバに送信する。
図8に、ステップ710、ステップ720で推定した結果求められたセンサモジュール100の推定位置800のイメージを示す。同じセンサモジュール100についての他の情報(例えば、センサ情報収集装置110aが他の時間に収集した情報)があれば(図7 ステップ730、Yes)、この2回のセンサモジュール推定位置図8の800と810から、センサモジュール100は、センサモジュール推定位置800と810が重なった部分にあることが分かるため、位置情報の推定値の更新を行う(図7 ステップ740)。センターサーバに推定位置を集約する場合には、他のセンサ情報収集装置110bが推定したセンサモジュール100の推定位置の情報も用いて、センサモジュール100の位置情報の推定位置を更新してもよい。
同じセンサモジュール100の他の情報がなければ(ステップ730、No)、推定したセンサモジュールの位置情報をセンサ情報受信範囲テーブル660に保存する(ステップ750)。
図9は、本発明の一実施例におけるセンサ情報収集装置で実行されるセンサ測定情報収集領域計算処理を説明するフローチャートである。
図10は電波到達領域のイメージを示す図である。
図11は電波受信可能領域のイメージを示す図である。
図12はセンサ測定情報受信可能補正領域のイメージを説明する図である。
図13は道路上のセンサ測定情報受信可能領域のイメージを説明する図である。
センサ情報収集装置は、推定したセンサモジュールの位置情報から、センサ測定情報を収集可能な領域を計算する(ステップ910)。この計算の結果は、例えば、図10の電波到達領域1000のように、センサモジュール100を中心とした円の分布となる。地図連携ありの場合(ステップ920、Yes)には、地図情報より、大型ビルディング160など、無線通信に対する障害物による影響を計算値に反映する(ステップ930)。この計算の結果、ビルディング160の内部の圏外領域1110や、センサモジュール100から見てビルディング160の影となる弱電界領域1120などの領域が分かるようになる。
実際にセンサモジュールからの電波を受信した各センサ測定情報収集地点において、前記ステップ910またはステップ930で計算した無線状態・通信状態と、実際に収集した時の状態を比較し(ステップ940)、比較した結果から、計算した無線状態・通信状態と不一致の場合は、受信可能領域1100を補正する(ステップ750)。例えば、図12のセンサ情報収集装置110の位置で、センサ測定情報を受信したデータがある場合には、その部分を含むように受信可能領域1100を広げた受信可能補正領域1200をセンサ測定情報を受信可能な領域とする。地図連携ありの場合(ステップ960、Yes)には、道路などの公共の場所で、センサ測定情報を収集しやすい場所を計算する(ステップ970)。図13にイメージを示すように、受信可能領域1100と受信可能補正領域1200の中で道路と重なっている部分、道路上の受信可能領域1300が、センサ測定情報を収集しやすい場所となる。
実際に収集した時の状態や、道路などの測定情報を収集しやすい場所の条件の補正等を加えた結果、センサ測定情報を収集しやすい領域を決定する(ステップ980)。センサモジュールがセンサ測定情報を送信する時間間隔450と、道路上の受信可能領域1300から、自動車で移動しながらセンサ測定情報を収集する際の最高速度を計算する(ステップ790)。例えば、道路上の受信可能領域1300の道路上の距離が200mの場合、10秒に1回の間隔で送信されるセンサ測定情報を最低1回受信するための最高速度は、時速72kmとなる。ただし、1回だと受信に失敗する可能性もあるため、最低2回の受信機会を与えるように考えた場合には、最高速度は時速36kmとなる。
図14は、センサ情報収集装置で実行されるセンサ測定情報収集処理異常時の処理551の処理フローである。センサ測定情報を受信可能な位置を通過しても、センサ測定情報を受信しなかった場合(ステップ523、Yes)や、センサ測定情報が異常値だった場合(ステップ550、Yes)、センサ情報収集装置のアラーム(音の鳴動やLED点滅)を鳴らす(ステップ1410)。登録されているメールアドレスがあれば、3G/4G通信網を経由して、メール送信処理を行う(ステップ1420)。
図15は、カーナビゲーションシステムにおけるルート案内処理1500の処理フロー図である。カーナビゲーションシステムは、センサ情報収集装置から、無線通信を使って、センサの位置情報を受信する(ステップ1510)。複数のセンサがある場合には、それらを経由地点として登録し、移動ルートを計算し(ステップ1520)、ルート案内を開始する(ステップ1530)。もし、途中でデータ更新があった場合(ステップ1540、Yes)には、移動ルートを再計算させ(ステップ1550)、ルート案内を開始する(ステップ1530)。ルート案内(ステップ1560)に従って、センサ情報収集装置を搭載した自動車を走らせることにより、登録されているセンサモジュールのセンサ測定情報を効率良く収集することができる。
以上説明した実施例において、センサ測定情報を収集しやすい領域を計算する際に、さらに、雨や雪の天気予報など無線通信に影響を与える情報と連携することにより、センサ測定情報を収集しやすい時間も合わせて計算してもよい。
また、センサモジュールの位置情報、またはセンサ測定情報を収集しやすい位置情報と、地図情報を連携することにより、道路等の公共の場所に加え、センサモジュールからの情報を受信可能な私有地や私道も含めて計算し、その情報を出力してもよい。
また、複数のセンサモジュールの情報を収集するための移動ルートを計算する場合に、移動速度や、地図情報と合わせて、自動車、自転車、徒歩などの移動手段に応じた移動ルートを計算することも考えられる。
また、センサ測定情報を収集しやすい領域の計算を、カーナビゲーションと連携させることにより、移動ルートをカーナビゲーションに計算させ、または、移動ルートをカーナビゲーションに送り自動車を誘導させることも考えられる。
上記実施例においては、センサ測定情報収集領域計算処理は、センサ情報収集装置が行う場合について説明したが、センターサーバ250に、情報を集約し、センターサーバにおいて、センサ測定情報収集領域計算処理を行う構成としてもよい。
100 センサモジュール
110 センサ情報収集装置
120 自動車
201 主制御装置
202 制御ファームウェア
203 センサIF
204 センサ
205 無線通信IF
211 主制御装置
212 制御ファームウェア
213 無線通信IF
215 3G/4G IF
216 位置情報測位モジュール

Claims (12)

  1. センサ情報を測定するセンサモジュールと、複数のセンサモジュールが測定したセンサ情報を収集する移動可能な情報収集装置と、複数の情報収集装置が収集したセンサ情報を受信して管理するセンターサーバを有する情報収集システムであって、
    前記情報収集装置は、位置情報を測位する位置情報測位測位手段を有し、移動中にセンサモジュールが送信した電波を受信すると、位置情報を測位するとともに前記センサモジュールから受信した電波の品質から前記センサモジュールの位置を推定を推定し、前記センサモジュールについての少なくとも一つの位置推定結果に基づいて、前記センサモジュールからのセンサ情報の取得可能領域を求めることを特徴とする情報収集システム。
  2. 請求項1に記載の情報収集システムであって、前記情報収集装置は、センサモジュールの位置推定結果をセンタ―サーバに送信し、前記センサモジュールからのセンサ情報の取得可能領域の計算を、センターサーバで行うことを特徴とする情報収集システム。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の情報収集システムであって、
    該複数の情報収集装置が推定したセンサモジュールの位置推定結果に基づいて、センサモジュールからの電波を受信可能な位置、または、受信可能な方角を計算することを特徴とする情報収集システム。
  4. 請求項1または2のいずれかに記載の情報収集システムであって、
    前記センサモジュールについて、センサ情報の送信時刻および送信間隔の情報を有し、前記センサモジュールからのセンサ情報の取得可能領域の計算結果および前記センサ情報の送信時刻および送信間隔の情報に基づいて、前記情報収集装置が前記センサ情報の取得可能領域を通過する場合の移動速度を算出することを特徴とする情報収集システム。
  5. 請求項1または2のいずれかに記載の情報収集システムであって、
    気象情報に基づき、前記情報収集装置が前記センサ情報の取得可能領域および時間を計算することを特徴とする情報収集システム。
  6. 請求項1または2のいずれかに記載の情報収集システムであって、
    地図情報を有し、地図情報に基づいて、前記情報収集装置が前記センサ情報の取得可能領域を計算することを特徴とする情報収集システム。
  7. 請求項6に記載の情報収集システムであって、カーナビゲーションと連携することにより、前記移動ルートをカーナビゲーションにて計算し、前記計算した移動ルートをカーナビゲーションに送り情報収集装置を誘導させることを特徴とする情報収集システム。
  8. 請求項1または2に記載の情報収集システムであって、
    前記センサ測定情報の収集可能領域において、情報収集装置がセンサ情報を受信出来なかった場合に、情報収集装置はアラームを発生させることを特徴とする情報収集システム。
  9. 請求項1または2に記載の情報収集システムであって、
    前記センサ測定情報の収集可能領域において、情報収集装置が収集したセンサ情報が予め定めた正常値の範囲外であった場合に、情報収集装置はアラームを発生させることを特徴とする情報収集システム。
  10. 複数のセンサモジュールが測定したセンサ情報を、移動可能な複数の情報収集装置が収集し、センターサーバに送信する情報収集システムであって、
    前記情報収集装置は、移動中にセンサモジュールが送信した電波を受信すると、位置情報を測位するとともに前記センサモジュールから受信した電波の品質から前記センサモジュールの位置を推定し、前記センサモジュールについての少なくとも一つの位置推定結果に基づいて、前記センサモジュールからのセンサ情報の取得可能領域を求め、該求めた領域の情報に基づいて、前記センサモジュールからのセンサ情報の取得動作を行うことを特徴とする情報収集方法。
  11. 請求項10に記載の情報収集システムであって、前記情報収集装置は、センサモジュールの位置推定結果をセンタ―サーバに送信し、前記センサモジュールからのセンサ情報の取得可能領域の計算を、センターサーバで行い、情報収集装置に通知することを特徴とする情報収集方法。
  12. 複数のセンサモジュールが測定したセンサ情報を収集する移動可能な情報収集装置であって、
    移動中にセンサモジュールが送信した電波を受信すると、位置情報を測位するとともに前記センサモジュールから受信した電波の品質から前記センサモジュールの位置を推定し、前記センサモジュールについての少なくとも一つの位置推定結果に基づいて、前記センサモジュールからのセンサ情報の取得可能領域を求めることを特徴とする情報収集装置。
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