JP2015084005A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な画像を表示可能な画像表示装置を提供する。【解決手段】上記課題を解決する画像表示装置1は、導光板6と、光源2aおよび2bと、指向性制御シート3と、液晶パネル4と、を備える。導光板6は、側面を光入射面とし、主面の一方を光出射面とする略平板状である。光源2aおよび2bは、導光板6の入射面に光を入射する。指向性制御シート3は、導光板6から出射された出射光が入射され、所望の配光特性に変換して出射する。液晶パネル4は、指向性制御シート3の光出射側に設けられ、入射された光を映像信号に応じて空間変調して画像を形成する。指向性制御シート3は、光入射面にプリズムアレイ31を有する。プリズムアレイ31は、断面略三角形状のプリズムが複数配列して構成される。そして、プリズムの頂角の二等分線と、プリズムの底面に対する法線とのなす角度が、指向性制御シートの端部から中央部に向かって徐々に変化する。【選択図】図1
Description
本発明は、液晶ディスプレイなどの画像表示装置に関するものである。
近年、立体的な画像を表示することができる表示装置が普及している。
特殊なメガネを必要とせず、裸眼で立体映像を視認する方法としては、視差バリアを用いる方法、レンチキュラレンズを用いる方法が一般的である。しかし、いずれの方式も水平解像度が1/2に低下するという問題が有った。
比較的近年、異なる2種の指向性の光を照明可能なバックライトを用い、指向性が異なる光を交互に切り替えるとともにそれと同期して左右の視差に対応する映像を表示する方法が提案された(例えば特許文献1)。この方法によれば2次元表示と同等の解像力で立体表示が可能になる。
画面全体で良好な立体表示を実現するためには、左右の目にそれぞれに対応した正しい画像を伝達する必要がある。
視差バリアやレンチキュラレンズを用いた方式では、表示画素とバリアあるいはレンチキュラレンズの相対的な位置関係を調整することで適切な視点設定が可能になる。
一方、バックライトの指向性を切り替える方式では、左右の目に対応する照明光が、画面全体から左右夫々の視点に正しく集束する必要がある。その模様を図11に示す。
図11は、視聴者の左右の目に集光する光を説明するための概念図である。図11(a)および(b)は、3型の画面と視聴者との関係を示す概略図である。図11(c)は、10型の画面と視聴者との関係を示す概略図である。
ここで、視聴者の目から表示画面までの距離である視距離は300mmとする。視聴者の左右の目の間隔は65mmとする。これは、大人の平均的な左右目間隔の値である。視聴者の左右の目の中心位置が、画面の中心を通る位置にあると想定する。ここで、画面の中心を通り、かつ、画面に垂直な垂線を基準軸Xとする。
まず、画面の中心から出射される光について説明する。
図11(a)に示すように、画面の中心から出射した光は、基準軸Xに対して±6°の広がりをもって左右の目に到達する。視聴者は、画面の中心に対向して視聴しているので、画面の中心から出射する光の中心軸Xaは、基準軸Xと一致する。
次に、画面の端から出射される光について説明する。
図11(b)に示すように、画面の端から出射する光の中心軸Xbは、基準軸Xに対して6°の傾きを有している。すなわち、画面の端から出射する光を視聴者の左右の目に到達させようとすると、出射角度を6°シフトさせる必要がある。
また、図11(c)に示すように、画面のサイズが10型の場合は、画面の端から出射する光の中心軸Xcは、基準軸Xに対して20°の傾きを有している。すなわち、画面の端から出射する光を視聴者の左右の目に到達させようとすると、出射角度を20°シフトさせる必要がある。
特許文献1では、対向するプリズムアレイとレンチキュラレンズアレイのピッチを僅かに異ならせることにより、周辺部でレンチキュラレンズを内側に寄せて。マクロに集光している。
このようにすれば、左右端からの照明を集光して視点方向へ向けることが可能になる。
しかしながら、この方法では集光性能に限界があり、指向性を10°程度シフトするのが限界であった。その結果、立体表示装置としては画面サイズ5型程度が限度で大画面に対応できないという課題が有った。
本発明は上記課題を解決するものであり、比較的大きな画面でも良好な画像を表示可能な画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像表示装置は、
側面を光入射面とし、主面の一方を光出射面とする略平板状の導光板と、
前記導光板の入射面に光を入射する光源と、
前記導光板から出射された出射光が入射され、所望の配光特性に変換して出射する指向性制御シートと、
前記指向性制御シートの光出射側に設けられ、入射された光を映像信号に応じて空間変調して画像を形成する画像表示パネルとを備え、
前記指向性制御シートは、光入射面にプリズムアレイを有し、
前記プリズムアレイは、断面略三角形状のプリズムが複数配列して構成され、
前記プリズムの頂角の二等分線と、前記プリズムの底面に対する法線とのなす角度が、前記指向性制御シートの端部から中央部に向かって徐々に変化するように構成したものである。
側面を光入射面とし、主面の一方を光出射面とする略平板状の導光板と、
前記導光板の入射面に光を入射する光源と、
前記導光板から出射された出射光が入射され、所望の配光特性に変換して出射する指向性制御シートと、
前記指向性制御シートの光出射側に設けられ、入射された光を映像信号に応じて空間変調して画像を形成する画像表示パネルとを備え、
前記指向性制御シートは、光入射面にプリズムアレイを有し、
前記プリズムアレイは、断面略三角形状のプリズムが複数配列して構成され、
前記プリズムの頂角の二等分線と、前記プリズムの底面に対する法線とのなす角度が、前記指向性制御シートの端部から中央部に向かって徐々に変化するように構成したものである。
本発明によれば、比較的大きな画面でも画面の全域にわたって良好な立体像を表示可能な映像表示装置を提供することができる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ要素には同じ符号を付しており、説明を省略する場合もある。また、図面は、理解しやすくするために、主要な構成要素を模式的に示している。
(実施形態1)
[1−1.画像表示装置]
図1は、実施の形態に係る画像表示装置1の概略断面図であり、図2は斜視図である。尚、図1においては、代表的な光線の軌跡を併記している。
[1−1.画像表示装置]
図1は、実施の形態に係る画像表示装置1の概略断面図であり、図2は斜視図である。尚、図1においては、代表的な光線の軌跡を併記している。
本実施の形態では、画像表示装置1に対して3次元直交座標系を設定し、座標軸を用いて方向を特定する。図1及び2に示すように、X軸方向は、画像表示パネル4の表示面に対してユーザが正対したときの左右方向(水平方向)と一致している。Y軸方向は、液晶パネル4の表示面に対してユーザが正対したときの上下方向に一致している。Z軸方向は、液晶パネル4の表示面に対して垂直な方向に一致している。ここで、「正対」とは、例えば表示面に「A」という文字が表示されている場合において、ユーザがこの「A」という文字を正しい方向から見るように、表示面の真正面に向かって位置していることを意味する。また、図1及び2は、画像表示装置1の上側から見た図に相当する。したがって、図1及び2の左側が、視聴者から見た表示画面の右側となる。
画像表示装置1は主として、光源切替型のバックライト7と、右眼用画像及び左眼用画像を交互に切り替えながら表示する液晶パネル4と、で構成される。以下、各構成に対してそれぞれ詳細を述べる。
バックライト7は、互いに対向する光源2a及び2bと、反射フィルム5と、導光板6と、で構成される。反射フィルム5は、導光板6の下面側に設けられている。
光源2a及び2bは、導光板6の一対の側面のそれぞれに沿って配置されており、X軸方向において互いに対向している。光源2aは、導光板6の左側面に配置されており、光源2bは導光板6の右側面に配置されている。光源2a及び2bは、それぞれY軸方向に配列された複数のLED素子を有している。光源2a及び2bは、液晶パネル4に表示される左眼用画像及び右眼用画像の切り替えに同期して、交互に点灯及び点滅を繰り返す。すなわち、液晶パネル4が右眼用画像を表示する場合は、光源2aが点灯して光源2bが消灯し、液晶パネル4が左眼用画像を表示する場合は、光源2aが消灯して光源2bが点灯する。
導光板6は、略平板状の形状である。導光板6は、光源2aおよび2bから出射された光が入射する光入射面と、側面から入射した光が出射する光出射面を有する。導光板6の側面が光入射面に相当する。また導光板6の上面が光出射面に相当する。
光源2a及び2bから出射された光は、導光板6の側面から入射する。導光板6の側面部から入射した光は、導光板の対向する主面(上面および下面)の間を全反射を繰り返しながら導光板6内を伝播する。導光板6の下面には微細な傾斜面が形成されており、伝播の過程で少しずつ角度が変化し、全反射条件から外れた光線が導光板6から出射する。これらの傾斜面の角度分布を適切に設定して、導光板6から出射する光の強度が上面全体にわたって均一にする。
図3は、導光板6から出射される光の光線強度の角度分布を示すグラフである。グラフの横軸は出射角度を示し、縦軸が光の強度を示す。横軸の0°は、導光板6の主面の法線方向を示す。横軸の符号のプラスは、導光板6の主面の法線から右方向に傾いていることを示す。また、横軸の符号のマイナスは、導光板6の主面の法線から左方向に傾いていることを示す。
図3に示されるように、導光板6から出射された光は、70度近傍をピークとして出射される。すなわち、導光板6から出射された光は、液晶パネルの表示面に垂直な方向に対して、70°傾斜した斜めの方向に多く出射する。
反射フィルム5は、導光板6の下面側に設けられている。導光板6の下面に設けられた傾斜面の全反射角度を破った光は、反射フィルム5により反射され、再び導光板6内に入射し、最終的に上面から出射される。導光板6から出射された光は、指向性制御シート3に入射する。
反射フィルムは例えば、表面に銀蒸着させたフィルムや、正反射を起こす多層膜などで構成される。
[1−2.指向性制御シート]
導光板6から出射した光は、指向性制御シート3に入射する。指向性制御シート3は、入射した光を、所望の配光特性に変換して出射する。指向性制御シート3は、図2の様な指向性を持つ光を、左目、右目夫々の視点方向を主指向方向とするとともに更に指向性の高い光に変換する機能を有する。ここで、「更に指向性の高い光」とは、図3に示すような光線強度のピークが高くなり、かつ、ピークの半値幅が狭くなる状態を意味する。
導光板6から出射した光は、指向性制御シート3に入射する。指向性制御シート3は、入射した光を、所望の配光特性に変換して出射する。指向性制御シート3は、図2の様な指向性を持つ光を、左目、右目夫々の視点方向を主指向方向とするとともに更に指向性の高い光に変換する機能を有する。ここで、「更に指向性の高い光」とは、図3に示すような光線強度のピークが高くなり、かつ、ピークの半値幅が狭くなる状態を意味する。
指向性制御シート3の入射面にはプリズムアレイ31が、出射面側にはレンチキュラレンズアレイ32が設けられている。指向性制御シート3は、PETフィルムからなる基材に、UV樹脂でレンズ形状およびプリズム形状を転写することで形成される。
導光板6から出射した光は、プリズムアレイ31で上方向(Z軸の正方向)に反射される。具体的には、プリズムアレイ31は導光板6からの光を全反射して主指向方向を変換する。上方向に反射された光は、レンチキュラレンズアレイ32により集光される。具体的には、レンチキュラレンズ32は入射した光を集束することで指向性を鋭くし、立体表示の際のクロストーク(右目用画像と左目用画像の干渉)を低減する。
図4を用いて、指向性制御シート3に詳細について説明する。図4は、指向性制御シート3の中央部の形状と、端部の形状を示す概略拡大図である。
プリズムアレイ31は、断面三角形状およびY軸方向に延びる稜線を有する複数のプリズムにより構成されている。レンチキュラレンズ32は、Y軸方向に延び、かつ、X軸方向に並列に配置された複数のシリンドリカルレンズで構成されている。
プリズムアレイ31のピッチは全面に渡って同一である。また、レンチキュラレンズアレイ32のピッチも全面に渡って同一である。本実施形態では、レンチキュラレンズアレイ32のピッチは、プリズムアレイ31のピッチよりも小さい。これにより、詳細は後述するが、中央部と端部とで、プリズムとシリンドリカルレンズと対向する位置がシフトする。
指向性制御シート3の中央部では、プリズムは、左右対称の二等辺三角形状である。すなわち、中央部のプリズムの頂点A1の頂角の二等分線L1(以下、線分L1と称する場合がある。)は、Z軸方向と略平行になっている。また、プリズムの凹部の最底部Cを結んで形成される面をプリズムの底面Bとする。底面Bの法線を法線M1としたとき、法線M1と線分L1とは略平行になっている。
また、指向性制御シート3の中央部では、プリズムとシリンドリカルレンズとは互いに正対している。すなわち、線分L1と、シリンドリカルレンズの中心を通る線分Nとが略一致する。
指向性制御シート3の中央以外、すなわち端部側では、プリズムは、頂角の二等分線L2(以下、線分L2と称する場合がある。)が中央方向へ傾く様に形成されている。すなわち、底面Bの法線M2に対して、線分L2は所定の角度θで傾いている。この傾斜角θは、指向性制御シート3の中央部から端部に向かって徐々に変化する。具体的には、この傾斜角θは、中央部から端部に向かって大きくなる。すなわち、この傾斜角は、中央部からの距離が大きいほど大きい。
また、指向性制御シート3の端部側では、プリズムに対するシリンドリカルレンズ位置が、中央部側にシフトしている。このシフト量は、傾斜角θの大きさに応じて異なる。具体的には、傾斜角θが大きいほど、シフト量も大きくなる。
上述したように、本実施形態の指向性制御シート3は、プリズムの形状が中央部と端部とで異なる。しかし、プリズムの頂点の頂角φは、いずれの領域においても一定にしている。
プリズムの頂角を一定にしているので、プリズムを転写するための金型を加工する際に、同一形状のバイトを用いて加工できる。したがって、容易に指向性制御シート3を製造することができる。
なお、本実施形態では、プリズムの頂点Aおよび最底部Bの形状を鋭角に示しているが、実際のプリズムを厳密に見ると鋭角ではなく、微少な曲率の曲面になっている場合もある。そのような場合は、曲面の最も先端部分を頂点とすればよい。
また、頂点Aが曲面の場合は、プリズムを形成する2つの辺(斜面)を延長したときに交わる点を頂点としてもよい。
[1−3.まとめ]
上述したように、本実施形態の画像表示装置1は、導光板6と、光源2aおよび2bと、指向性制御シート3と、液晶パネル4と、を備える。
上述したように、本実施形態の画像表示装置1は、導光板6と、光源2aおよび2bと、指向性制御シート3と、液晶パネル4と、を備える。
導光板6は、側面を光入射面とし、主面の一方を光出射面とする略平板状である。
光源2aおよび2bは、導光板6の入射面に光を入射する。
指向性制御シート3は、導光板6から出射された出射光が入射され、所望の配光特性に変換して出射する。
液晶パネル4は、指向性制御シート3の光出射側に設けられ、入射された光を映像信号に応じて空間変調して画像を形成する。
指向性制御シート3は、光入射面にプリズムアレイ31を有する。
プリズムアレイ31は、断面略三角形状のプリズムが複数配列して構成される。
そして、プリズムの頂角の二等分線と、プリズムの底面に対する法線とのなす角度が、指向性制御シートの端部から中央部に向かって徐々に変化する。
このような構成により、比較的大きな画面サイズの表示装置であっても、画面の左右端から出射された光を効率良く視聴者の左右の目に集光させることができる。その結果、画像表示装置1は、従来よりも良好な立体表示を行うことができる。
(実施例)
以下、実施例について説明する。本実施例では、最適視距離300mm、画面サイズ10型を想定し、視差6°で設計した指向性制御シートについてシミュレーションを行った。
以下、実施例について説明する。本実施例では、最適視距離300mm、画面サイズ10型を想定し、視差6°で設計した指向性制御シートについてシミュレーションを行った。
図5は、指向性制御シート3の中央部および端部の形状と、設計データを示す概略図である。図6は、傾斜角φの変化を示すグラフである。
図5に示すとおり、指向性制御シート3の中央部では、プリズム形状は断面が二等辺三角形の形状とした。
プリズムの頂角θpは60°であり、中央部も端部も同じ角度とした。
プリズムのピッチPpは、0.1mmであり、中央部も端部も同じピッチとした。
レンチキュラレンズPIのピットは、0.099967mmであり、中央部の端部も同じピッチとした。
端部の最も端の部分における、プリズムに対するレンチキュラレンズのズレ量(最端部偏芯量)Δxは、0.036mmとした。すなわち、レンチキュラレンズは、プリズムのピッチに対して36%分内側にシフトしている。
プリズムの底面からレンチキュラレンズの底面までの厚さtは、0.121mmとした。
レンチキュラレンズの曲率半径RIは、0.091mmであり、中央部も端部も同じ曲率半径とした。
指向性制御シート3の端部の最も端の部分における傾斜角φは、9°とした。傾斜角φとは、プリズムの頂角の二等分線と、プリズムの底面に対する法線とのなす角度である。
また、図6に示すように、指向性制御シート3の中央部と端部との中間部における傾斜角φは、徐々に変化するように設計した。図6の縦軸は、プリズムの傾斜角φを示している。横軸は、指向性制御シート3の中央部から所定の位置までの長さを、中央部から端部までの長さで規格化したものであり、中央部を「0」とし、右側の最端部を「1」とし、左側の最端部を「−1」としている。
図6に示すように、中央部から端部にかけてプリズム傾斜角をリニアに変化させている。なおレンチキュラレンズ位置のシフト量(偏芯量)も同様にリニアに変化させる。
図7(a)は、中央部での光線追跡図であり観察者から向かって右側に配置した光源2aからの代表光線を破線で、同じく左側に配置した光源2bからの代表光線を実線で表示している。図7(b)は、中央部での配光特性を示す。
図7(b)に示すように、右側光源2aを点灯した場合(破線)は右目の視点方向であるマイナス6°でピークとなった。また、左側光源2bを点灯した場合(実線)は右目の視点方向であるプラス6°でピークとなった。
図8(a)は画面右端部における光線軌跡を示す概略図であり、図8(b)は、その配光特性を示すグラフである。図8(a)に示すように、左端部でプリズムの傾斜角(プリズム底面に対するプリズム頂角の2等分線がなす角度)が9°傾くように設定されている。
図8(a)に示すように、プリズムの傾斜により右光源2aからの光(破線)は、マイナス側(すなわち、画面中央に向かって)大きな角度で反射される。また、左光源2bからの光線(実線)は、中央部(図7(a)参照)とは反対のマイナス側に反射される。図8(a)に示すように、左側端部でレンチキュラレンズは、プリズムのピッチに対して36%分内側にシフトさせている。これにより、右側端部のプリズムで反射された光を効率良く集束することができる。その結果、右側端部における光の指向性を高めることができる。
図8(b)に示すように、右側光源2aを点灯した場合(破線)は右目の視点方向であるマイナス26°でピークとなった。また、右側光源2bを点灯した場合(実線)は右目の視点方向であるマイナス14°でピークとなった。すなわち、右側端部から出射された右目用および左目用の光は、それぞれ20°マイナス側(画面中央部側)にシフトした。したがって、10型のディスプレイであっても、画面中央部で視聴している視聴者の左右の目に十分な光量の光を集光することができる。
(比較例)
次に比較例について説明する。比較例として、いずれの場所でも同一形状のプリズムを用いた。また、レンチキュラレンズについては、実施例と同様に最端部で36%内側にシフトさせた。このような指向性制御シートについてシミュレーションを行った。
次に比較例について説明する。比較例として、いずれの場所でも同一形状のプリズムを用いた。また、レンチキュラレンズについては、実施例と同様に最端部で36%内側にシフトさせた。このような指向性制御シートについてシミュレーションを行った。
図9(a)は、比較例の指向性制御シートにおける最端部での光線軌跡を示す概略図であり、図9(b)は、その配光特性である。
図9(b)に示すように、指向性のピークは確認できたが、出射角度0°からのシフト量は10°と小さな値であった。また、右目用の光の配光特性と左目用の光の配光特性の対称性も悪い。さらに、図9(a)および(b)に示すように、本来入射すべきレンチキュラレンズと隣接するレンチキュラレンズに入射するイレギュラーな光が多く発生し不要光になっている。
この様な状態では左右の映像の明るさがアンバランスになって良好な立体表示が出来ない。また、この状態を許容するとしてもシフト角10°では視距離300mmで5型程度の画面にしか対応できない。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、2つの光源2aおよび2bを用い立体映像表示をおこなう場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らない。光源は、導光板6の片方の側面にのみ配置して2次元映像を表示してもよい。この場合は光を視野方向に集めることにより少ない光量で明るい映像を得ることが期待できる。このような構成の場合、指向性制御シート3のプリズムアレイ31の形状は、図10に示す適宜設計されうる。図10に示すように、プリズムアレイ31の中央部の形状は、必ずしも対称な形状(二等辺三角形)でなくてもよい。要するに、全領域からの光が視点方向に向かうように中央部から端部に向かって徐々に形状を変化させる。例えば図10に示すように、左側端部のプリズムは断面二等辺三角形で、右側端部に向かうに従って、プリズムの頂点が右側にシフトするような構成であってもよい。
上述の実施形態では、2つの光源2aおよび2bを用い立体映像表示をおこなう場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らない。光源は、導光板6の片方の側面にのみ配置して2次元映像を表示してもよい。この場合は光を視野方向に集めることにより少ない光量で明るい映像を得ることが期待できる。このような構成の場合、指向性制御シート3のプリズムアレイ31の形状は、図10に示す適宜設計されうる。図10に示すように、プリズムアレイ31の中央部の形状は、必ずしも対称な形状(二等辺三角形)でなくてもよい。要するに、全領域からの光が視点方向に向かうように中央部から端部に向かって徐々に形状を変化させる。例えば図10に示すように、左側端部のプリズムは断面二等辺三角形で、右側端部に向かうに従って、プリズムの頂点が右側にシフトするような構成であってもよい。
また、上述の実施形態では、光源としてLEDを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らない。光源として例えば、冷陰極管や、レーザダイオードを用いてもよい。
また、上述の実施形態では、導光板6は光源2a及び2bで共用されているが、光源2a用の導光板と光源2b用の導光板とを設け、2枚の導光板を重ねて配置しても良い。
また、上述の実施形態では、プリズムアレイ31とレンチキュラレンズアレイ32とが一体になった指向性制御シートを例に挙げて説明したが、本発明はこれには限らない。プリズムアレイが形成されたプリズムシート及びレンチキュラレンズが形成されたレンチキュラレンズアレイシートを別個に設けても良い。
更に、上述の実施形態では、視差のある右眼用画像及び左眼用画像を時分割で表示する立体画像表示装置を例として説明したが、視差のない画像を表示しても良い。この場合、光源2a及び2bを交互に点滅させる代わりに、常時点灯させればよい。3次元画像に限らず、二次元画像を表示する際にも、視聴者の眼付近にのみ画像を縮小投影させることにより、省エネだけでなく、周辺の人から表示されている内容を覗かれることも防止でき、プライバシー保護も向上できる。
本発明は、液晶ディスプレイなどの画像表示装置に好適に利用される。
1 画像表示装置
2a、2b 光源
3 指向性制御シート
31 プリズムアレイ
32 レンチキュラレンズアレイ
4 液晶パネル
5 反射フィルム
6 導光板
7 バックライト
2a、2b 光源
3 指向性制御シート
31 プリズムアレイ
32 レンチキュラレンズアレイ
4 液晶パネル
5 反射フィルム
6 導光板
7 バックライト
Claims (5)
- 側面を光入射面とし、主面の一方を光出射面とする略平板状の導光板と、
前記導光板の入射面に光を入射する光源と、
前記導光板から出射された出射光が入射され、所望の配光特性に変換して出射する
指向性制御シートと、
前記指向性制御シートの光出射側に設けられ、入射された光を映像信号
に応じて空間変調して画像を形成する画像表示パネルとを備え、
前記指向性制御シートは、光入射面にプリズムアレイを有し、
前記プリズムアレイは、断面略三角形状のプリズムが複数配列して構成され、
前記プリズムの頂角の二等分線と、前記プリズムの底面に対する法線とのなす角度が、前記指向性制御シートの端部から中央部に向かって徐々に変化する画像表示装置。 - 前記プリズムアレイは、前記指向性制御シートの中央部から端部に向かって前記角度が大きくなる、
請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記複数のプリズムの頂角は、一定である、
請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記指向制御シートの前記プリズムアレイを形成した入射面と対向する出射面には、それぞれのプリズムに対向するシリンドリカルレンズからなるレンチキュラレンズアレイが形成され、
前記レンチキュラレンズアレイは、前記シリンドリカルレンズが複数配列して構成され、
前記プリズムに対応する前記レンチキュラレンズの配列方向の位置が、前記プリズムの前記角度に応じて、中央部側にシフトしている、
請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記光源は、
前記導光板の対向する2つの側面のそれぞれに光を入射する第1の光源および第2の光源と、を有し、
前記画像表示パネルは、
前記第1の光源および第2の光源を交互に点灯するとともに、前記画像表示パネルの表示映像を前記第1の光源および第2の光源の点灯と同期して切り替える請求項1に記載の映像表示装置。
Priority Applications (2)
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JP2012028158A JP2015084005A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 画像表示装置 |
PCT/JP2013/000745 WO2013121771A1 (ja) | 2012-02-13 | 2013-02-12 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012028158A JP2015084005A (ja) | 2012-02-13 | 2012-02-13 | 画像表示装置 |
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Family Applications (1)
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2012
- 2012-02-13 JP JP2012028158A patent/JP2015084005A/ja active Pending
-
2013
- 2013-02-12 WO PCT/JP2013/000745 patent/WO2013121771A1/ja active Application Filing
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WO2013121771A1 (ja) | 2013-08-22 |
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