JP4503619B2 - 携帯機器 - Google Patents

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Description

この発明は、表示装置、特に小型の表示面をもつ携帯情報端末用として使用される立体視および同一画面で同時に異なる画面表示が可能な表示装置に関するものである。
立体表示装置は、観察者の左右眼に各々の視点からの視差を有する画像を提示する方法が一般的である。この観察者の左右眼に各々の視差を有する像を提示する方法としては、従来、特殊な眼鏡を利用する方式と眼鏡無し方式の二つが挙げられる。
眼鏡を利用する方法は、時分割で交互に表示される左右視差画像を、眼鏡によって観察者の左右眼に届くように切り替える方法で、立体表示を観察者に提示するためには、観察者が眼鏡を装着しなければならず、不快感や煩わしさをともなう。
眼鏡を使用しない方法としては、レンチキュラーレンズやパララックスバリアを使用する方法が一般的である。この方法では、表示装置は垂直画素ライン毎に左右用の視差像を表示し、その各々の画素ラインより出射する光が、それぞれ観察者の左右眼に導かれるように、表示装置にレンチキュラーレンズやパララックスバリアを設置している。表示装置の垂直画素ライン毎に左右の視差像を表示する必要があるため、画像が表示装置の1行の画素数が右用、左用に分担され、半分の画素数の画像となってしまう。また、レンチキュラーレンズ方式では、レンチキュラーレンズの有無を切り替えることが困難であるため、平面画像表示時にも、立体画像と同様に左右それぞれの眼に異なる画素ラインの表示を行う必要があり、平面画像表示時にも解像度が低下してしまう。
パララックスバリア方式では、パララックスバリア自体を液晶素子などにより構成することにより、平面画像表示時にはパララックスバリアを消去することができるため、表示パネル本来の解像度で平面表示を行うことができるが、一方で立体表示時には、パララックスバリアにより光源光の一部をさえぎってしまうため、表示が暗くなる問題点もある。
この問題点を回避する方法として、眼鏡を使用する方法と同様に、透過型の表示パネルに時分割で左右視差像を表示し、これを照明する光源の指向性を切り替えることによって、左右の視差画像をそれぞれ左右の眼に導く方法がある。たとえば図22に示すケンブリッジ大学によって提案された方式では、透過型表示パネル4と、その後面に設けられたコリメータレンズ6と、更にその後方に設けられ、順次発光する光源の配列7とを備え、光源の配列中の発光している光源部7aより出る光は、その前方に配置されたコリメータレンズ6により、透過型表示パネル4を通過した後に、指向性をもって収束される。
従って、透過型表示パネルの画像は、収束される方向のみ観察可能となり、光源配列の発光部と透過型表示パネルに表示される視差画像とを同期して切り替えることにより、左右それぞれの視差画像が観察者の左右眼にそれぞれ導かれ立体視が可能となる。この発光位置制御とコリメータレンズによる方式は、コリメータレンズにより光源上の発光点の位置を正確に照明光の角度や視認位置に変換することができるため、きわめて良好な照明光の指向性を得ることができ、良好な左右画像の分離により、高品位な立体視が可能となる。
この方式を小型化できる方法として、たとえば、特許文献1や特許文献2では、光源からの光を液晶素子など切り替え可能なシャッタ素子により、切り替え可能なストライプ状やマトリックス状の光源に分割し、その後に配置されたコリメータレンズとして働くレンチキュラーシートによって光源の指向性を得る方法が提案されている。この方法では、立体表示時にも解像度を低下させることなく表示可能であるが、光源の一部を遮光してストライプ状光源を作るため、光利用効率が低下し表示が暗くなる問題点がある。また、表示パネルのほかに、ストライプ状光源を作るために、高価な液晶シャッタ素子等が必要であるため、安価に構成できない問題点もあった。
また、特許文献3においては、図23に示す方法が提案されている。コリメータレンズにより光源の指向性を与えるのではなく、光源1a、1bおよびバックライト導光板2a、2bを2組重ね合わせ、液晶パネル4の下に配置したプリズムシート8による光偏向作用を用いることにより、照明光の指向性を切り替えるこの方法は、高価な切り替え可能シャッタ素子が不要となる反面、照明光の指向性を導光板からの光の出射配光調整のみによって行うため、シャッタ素子とコリメータレンズによって明確に照明光の指向性を規定できる前記の方式にたいし、十分な指向性を得ることが難しくなる。
特許文献3の例では、導光板を出射する光の角度をピークが70度で60度から80度付近に分布するとされているが、これは導光板の形状や光取り出し構造によりある程度変化することが考えられ、光の出射角度を、この範囲に一定に保ちつつ、明るさの均一性を得るためには、高度な導光板形状の設計や、形状の制限が必要である。そのため、指向性が低下し左右のクロストークなどが発生しやすかったり、良好な配光特性を得るため、特許文献3のように導光板を2組用意する必要があるなどの問題点があった。
特開平5−107663号公報 特開平10−161061号公報 特開2001−66547号公報
以上のように、従来の立体表示装置において、眼鏡を用いる方法は、眼鏡をかけるわずらわしさがあったし、眼鏡を用いない方法では、レンチキュラーやパララックスバリアを用いる方法は立体画像や平面画像の解像度が低下したり、明るさが低下していた。また光の指向性を切り替える従来の方法は、切り替えシャッタ素子とコリメートレンズを用いるものは、高価な切り替えシャッタ素子が必要となり高コストになっていた。また導光板により直接指向性を制御する方法では、指向性の制御が難しく、左右のクロストークが発生しやすかったり、バックライト自体を2組用いるなど、複雑な構成になりコストが高くなっていた。
この発明は、このような問題点を解決し、立体、平面画像とも解像度の低下がなく、クロストークなど問題が少ない高品位な立体画像を実現することができ、かつ、簡便で低コストの、携帯情報端末に適した眼鏡なしで立体視および同一画面で同時に異なる画面表示が可能な表示装置を得るものである。
この発明に係る携帯機器は、観察者の上下異なる方向に異なる画像を表示し、導光板とその異なる2つの入光端面にそれぞれ配置された光源と、導光板の出光面側に配置され、導光板と向かい合う面には導光板の入光端面と平行な方向へ複数の三角形状プリズムが配置された三角形状プリズム列、および三角形状プリズム列が形成された面と対向する面には、焦点位置が三角形状プリズムの頂点に一致する複数の円筒状レンズが三角形状プリズム列と平行な方向に三角形状プリズムと同一ピッチで配置された円筒状レンズ列を有する両面プリズムシートと、この両面プリズムシートの出射面側に配置された透過型表示パネルと、光源に同期させて透過型表示パネルに異なる2画像を表示させる同期駆動手段とを備え、光源からの光がそれぞれ上下の異なる方向に透過型表示パネルから出射して、上下異なる方向に異なる画像を表示するとともに、上下のそれぞれの方向の左方向と右方向とに同じ画像を表示する表示装置を備えた携帯機器において、光源は、導光板の上下の端面に配置されて交互に点灯され、透過型表示パネルに表示される異なる2画像において、上側に配置された光源の点灯時は上側で画像が認識され、下側に配置された光源の点灯時は下側で画像が認識されるものである。
このことによって、観察者の上下異なる方向に異なる画像を表示するとともに、上記上下のそれぞれの方向の左方向と右方向とに同じ画像を表示し、光源が導光板の上下の端面に配置されて交互に点灯され、透過型表示パネルに表示される異なる2画像において、上側に配置された光源の点灯時は上側で画像が認識され、下側に配置された光源の点灯時は下側で画像が認識されるように構成したので、クロストークの少ない高品位の立体視および同一画面で同時に異なる画面表示が可能となる効果がある。また、左右で同じ画像を表示するため、同時に異なる画像を左右眼で認識することがなく、広い角度範囲で2枚の画像が混じらない単独の鮮明な画像を視認できる。また、視認できる角度が広いので、観察者は手首を狭い角度に固定する必要がなく携帯機器の保持が容易になる。

以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1による携帯情報機器用の表示装置を説明するための側面図である。
図1(A)において、1a,1bは光源、2は側面が矩形状で全体としては平板状の導光板であり紙面と直交する方向に所定の幅を持つ。この導光板2の両入光端面側には光源1a,1bがそれぞれ対向するように配置されている。2aは導光板2の表面に、反射印刷、粗面化加工などによって形成された光取り出し手段である。
3は導光板2の出射面上に配置された両面プリズムシート、4は透過型液晶パネルであり、斜線部は液晶層である。
5は光源1a,1bと透過型液晶パネル4における視差画像の表示切替の同期を制御する同期制御手段である。
図1(B)は両面プリズムシート3の形状を拡大して示す側面図である。両面プリズムシート3は、屈折率1.5の材料で形成され、下面に稜線が導光板2の入光端面と平行な方向へ伸びる頂角Kが60度の2等辺三角形よりなる三角形状プリズム列32が紙面と直交する方向に延びるように配置され、上面には、三角形状プリズム列32と平行な方向(紙面と直交する方向)へ延びる円筒状レンズ列31が、三角形状プリズム列32と同ピッチPで配置されている。円筒状レンズ列31を形成する各レンズの焦点位置が下面の三角形状プリズム列32の頂点に一致するように曲率を調整されており、上面の円筒状レンズ列31のピッチPと両面プリズムシート3の厚さLは、(厚さL/ピッチP)の値が3となるように構成されている。
以下、図2において、立体視の動作を説明する。図2(A)では左側の光源1aのみが点灯し右側の光源1bは消灯している。この場合、光源1aより発せられた光は、導光板2内を伝播し、導光板2に設置された光取り出し手段2aにより導光板2の外へ取り出される。導光板2から出射した光は、出射した時点では、図3(A)に示す配光特性のように、出射角度が光源1aと反対側へ大きくかたよった配光分布になっている。図3において、横軸は光源1a,1bからの光の出射角度であり、0度は正面方向(透過型液晶パネルの法線方向)を表し、それより右側へ傾いた角度を+方向としており、縦軸は輝度(単位はcd/m2)である。このような角度分布の光が、両面プリズムシート3を透過すると、両面プリズムシート3での屈折・反射により、図3(B)のように正面方向を境に、左側の0度から−15度程度の範囲に強い強度を持ち、右側の0度から15度程度の範囲にはほとんど光が出射しない配光分布となる。
その後、透過型液晶パネル4を透過し、配光分布を保ったまま、図2(A)に示すように観察者側へ出射される。観察者の左眼6aと右眼6bの距離を約65mmとし、透過型液晶パネル4から観察者までの視距離を約300mmとすると、透過型液晶パネル4の中心と左眼6aもしくは右眼6bを結ぶ直線と、透過型液晶パネル4の法線方向とのなす角は、約6度となる。すなわち視距離が300mmの場合、透過型液晶パネル4を出射した光が、左方向6度の向きに十分な強度を持ち、右方向6度の向きにほとんど光が出射しない配光分布であれば、観察者の左眼6aでは画像が認識されるが、右眼6bには光が届かず画像が認識されない。図3(B)のような配光分布であれば、画像を観察者の左眼6aのみに認識させることが可能である。
一方、図2(B)のように、左側の光源1aを消灯し、右側の光源1bのみを点灯させれば、図2(A)の場合と逆に、観察者の右眼6bにのみ画像が認識される。そこで、光源1a,1bを交互に点灯し、同期制御手段5によって、光源1a,1bの点灯と同期して透過型液晶パネル4に左右の視差画像を表示すれば、観察者の左眼6a、右眼6bにそれぞれ異なった視差画像を認識させることができ、視差による立体視が可能となる。
さらに、観察者がパネルの正面ではなく、右斜め8度の角度から眺めると、右眼は右16度、左眼は右2度の位置にくることになる。この場合、左右の目に右眼用の画像のみが通常の平面画像として認識される。また、観察者が左8度の角度から眺めると、左眼は左16度、右は左2度の位置にくることになる。この場合、左右の目に左眼用の画像のみが通常の平面画像として認識される。このとき、全く異なる画像を、右眼用光源1aと1bの点灯と同期して交互に表示すれば、同一画面で同時に表示しながら観察者の見る角度により、異なる2枚の画像を認識することができる。
次に、両面プリズムシート3の作用について、図4〜図7により詳細に説明する。図4は、両面プリズムシートの透過光路を示す図、図5は、両面プリズムシートの作用を説明するための図、図6は、両面プリズムシートの円筒状レンズの焦点位置を説明するための図、図7は、両面プリズムシートの角度規定作用を説明するための図である。
図4において、導光板2から右側へ傾いて出射した光は、両面プリズムシート3に形成された三角形状プリズム列32のプリズムの斜面32aから両面プリズムシート3内に入射し、斜面32bで全反射により上方に反射され、直上の上面側の円筒状レンズ列31(Aは各レンズの光軸)を通過して出射されるような光路101を通る。斜面32bで反射された後の光路線と、両面プリズムシート3に形成された三角形状プリズム列32のプリズムの頂点Bを含む水平面Cとの交点を102とすると、光路101を通る光は、交点102から発せられ、直接円筒状レンズ列31に入射する光と同等である。このことから、斜面32bで全反射されて直上の円筒状レンズ列31に入射する光はすべて、図5における領域103から発せられ、直接直上の円筒状レンズ列31に入射する光に置き換えることができる。なお、図中に破線により三角形状プリズム列32のプリズムの形状を示している。
また、斜面32bで全反射されて直上の円筒状レンズ列31に入射する光で、図5における領域104から発せられ直接直上の円筒状レンズ列31に入射する光と同様な光路を通る光は存在しないことがわかる。円筒状レンズ列31の焦点位置を、図6のように三角形状プリズム列32のプリズムの頂点Bに一致させておけば、斜面32bで全反射されて直上の円筒状レンズ列31に入射する光は、円筒状レンズ列31の焦点を含む水平面C上で、円筒状レンズ列31の光軸Aの右側から発せられ直接直上の円筒状レンズ列31に入射する光と考えることができる。
図7のように、円筒状レンズ列31のレンズの焦点を含む水平面C上の1点から発せられ直接直上の円筒状レンズ列31に入射する光は、発光点の円筒状レンズ31の光軸Aからの距離dに応じて下記の式(1)で示される角度θで円筒状レンズ31から出射される光となり、発光点の位置と出射角度が1対1で対応する。
θ=−ArcTan(nd/L) (1)
ここで、nは両面プリズムシート3を構成する材料の屈折率、Lは両面プリズムシート3の厚さであり、円筒状レンズ列31のレンズの焦点距離になっている。
そのため、平面C上で光軸Aの右側から発せられた光は、すべて左方向へ傾いて出射されることになる。つまり、斜面32bで全反射されて直上の円筒状レンズ列31に入射する光は、円筒状レンズ列31を通過した後は左方向にのみ出射され、図3(B)のような、法線方向を境に鋭い左右分離特性の配光分布を得ることができる。これは、上記のとおりケンブリッジ大学により提案され、また特許文献1等で提示されているように、分割光源とレンズによる指向性制御方式とまったく同様な指向性制御であり、高価な液晶シャッタ素子などを用いることなく、正確な指向性制御が実現でき、クロストークの少ない立体表示が可能となる。
ここで、図8は、両面プリズムシート3の配光特性についてシミュレーションを行った結果を示す特性図である。横軸は両面プリズムシート3への入射角度、縦軸は両眼の視認領域の出射光量(任意目盛であり、数値はシミュレーションで使用したもの)である。また、実線は左眼の視認領域へ出射する光量、破線は右眼の視認領域へ出射する光量を表している。
シミュレーションは、図9のように単体の両面プリズムシート3について、角度の決まった光を入射させ、出射する光の角度分布を計算することによって行った。
図9において、θ1は両面プリズムシート3への入射角度、領域A、Bはそれぞれ、θa=4.5度、θb=10度の範囲内の、左右眼の視認領域である。
図8は、屈折率約1.5の材料で形成され、図9(B)に示すように三角形状プリズム32のプリズムの角度φa=φb=30度、三角形状プリズムのピッチPと厚さLとの比が1:3で、円筒状レンズ列31のレンズの焦点が三角形状プリズムの頂点に位置するように構成された両面プリズムシート3についてシミュレーションを行い、計算結果に基づいて、横軸に光入射角度をとり、縦軸には左右それぞれの眼に対応した、左方向4.5度から10度、右方向4.5度から10度の視認範囲に出射される光量を任意スケールでプロットしたものである。
図8の実線は左眼の視認領域へ出射する光量、破線は右眼の視認領域へ出射する光量をあらわしている。左右の眼に入射する光の角度は、視距離によって決まり、視距離200mmで約9度、300mmで約6度、400mmで約4.5度である。ここでは、携帯情報機器を想定し、視距離200mmから400mmの範囲に相当する4.5度から10度の出射角の光で特性を評価している。図8から、左右方向それぞれ50度から80度の入射角度の光が、視認範囲に出射され、それ以外の入射角度の光はほとんど視認範囲には出射しないことがわかる。
立体視を行う際に、左眼に導かれるはずの光が、右眼にも到達してしまうと左右のクロストークとなって立体感が損なわれる。そのため、左右の眼に導かれる光の入射角度の領域が、オーバーラップしていては立体視できないし、オーバーラップしていなくても、お互いに接近していると、シート入射以前にそれらを十分分離できるような鋭い配光特性を持った光を入射させる必要が生じる。図8のような特性の場合には、法線方向をはさんで±40度の広い入射角度範囲にわたって、左右どちらの眼に対しても視認範囲内に光を出射しない領域が存在するため、両面プリズムシート3への入射光は、特に鋭い配光分布を必要としない。そのため、両面プリズムシート3入射前の配光分布を制御するための、導光板2の特別な構成や、複雑な設計が不要となる。
ここで、引用文献3に示された、円筒状レンズ列を持たないレンズシートの配光特性を比較例として図10に示しておく。図10の実線は左眼の視認領域へ出射する光量、破線は右眼の視認領域へ出射する光量を示す。図10の横軸はプリズムシートへの光入射角度で、縦軸は出射光量(任意目盛で、数値はシミュレーションで使用したもの)である。この比較例のレンズシートの構造では、引用文献3で開示されているように、屈折率1.57でプリズムの頂角がφa=φb=34.5度である。
図10では、左右の眼に導かれる光の入射角度範囲はそれぞれ幅10度程度と狭い上に、最適領域よりも傾いた光が入射すると、5度程度の角度差で、逆の眼に導かれる光が出射することがわかる。そのため、導光板からの出射光をこの最適入射角度範囲にあわせた鋭い配光特性をもったものとする必要があり、くさび状の導光板2枚を重ねる複雑なバックライド構造を用いる必要があった。
また、両面プリズムシート3の厚さL、ピッチPによっても、配光分布が変化し、クロストークが発生しやすい場合がある。たとえば、ピッチと厚さの比(厚さL/ピッチP)が小さな場合では、図11のように、斜面32aから直接円筒状レンズ列31に入射する光107が、視認領域に入る可能性がある。図11の破線はピッチと厚さの比(厚さL/ピッチP)が上記のように3の場合の構成を示している。
また、ピッチと厚さの比が大きくなりすぎても、図12のように、三角形状プリズム列32のとなりの斜面32dによって全反射され、円筒状レンズ列31に入射する光109が視認領域に入る可能性が生じる。どちらの場合も、円筒状レンズ列のレンズへ入射する入射光の光路線と三角形状プリズム列のプリズムの頂点を含む水平面Cとの交点は光軸Aに対して正規の光路を通る光と逆側になるため、クロストークを発生する可能性がある。図12の破線は図11の破線と同様にピッチと厚さの比(厚さL/ピッチP)が3の場合の構成を示している。
図13〜図15に両面プリズムシート3のピッチPと厚さLの比(厚さL/ピッチP)を1.7、変化させた場合における、両面プリズムシート3の配光特性を図8の場合と同様にプロットした結果を示す。図13(A)及び図13(B)は上記比が、1.7及び2.3、図14(A)及び図14(B)は上記比が、2.7及び4.0、図15(A)及び図15(B)は上記比が4.3及び4.7の場合、両面プリズムシート3の配光特性をそれぞれ示している。これらの図において、横軸は両面プリズムシート3への入射角度、縦軸は出射光量(任意目盛で数値はシミュレーションで使用したもの)である。また、実線は左眼視認領域へ出射する光量、破線は右眼視認領域へ出射する光量を表している。
図13から、厚さ/ピッチが2.7から4.0の範囲では、視認範囲の分布が若干変化するものの、入射角度±40度の範囲にわたって左右どちらの眼にも光が出射しない領域を持つ角度特性に大きな変化はない。厚さ/ピッチが2.7より小さくなり2.3になると、0度から30度程度の入射角範囲に小さなピークが現れ、1.7ではかなり大きなピークとなる。これは、図11に示す光107のような光路による光の影響によると考えられる。この入射角度範囲に視認領域に光を出射するピークがあると、左右の分離に有効な、左右どちらの眼に対しても視認範囲内に光を出射しない領域が狭くなることから好ましくない。
また、厚さ/ピッチが4.3になると、入射角度50から60度程度の範囲に、クロストークとなるピークが発生し、より厚さ/ピッチが大きくなるとピークの高さが増す。これは、図12に示す光109のような光路による光の影響によるものである。よって、厚さ/ピッチが2.3以下の範囲および4.3以上の範囲は、クロストークの増加が予想され、厚さ/ピッチは約2.5から4.0程度の範囲で用いることが好ましいことがわかる。このように厚さ/ピッチを約2.5から4.0程度の範囲で用いることにより、より高品位の立体表示が可能となる。
さらに、両面プリズムシート3に形成された三角形状プリズム列32のプリズムの頂角が実線で示す角度から破線で示す角度に変化すると、図16のように、斜面32bで全反射された後には同じ光路を通る光でも、全反射される以前は光路112と113のように異なる光路となり、両面レンズシート3への入射角度はαとβのように異なるものとなる。
そのため、視認領域に光を出射する最適入射角度範囲が変化してしまうことが考えられる。入射角度範囲の変化により、左右どちらの眼に対しても視認範囲内に光を出射しない領域が狭くなるとクロストークを発生しやすくなるし、図3(A)のような60度から80度の範囲に特に多くの光が出射されるバックライト導光板における配光分布とのマッチングが悪くなると効率が低下して好ましくない。
図17〜図19に三角形状プリズム列32のプリズムの頂角φa=φbを変化させた場合の、両面プリズムシート3の配光特性を図8の場合と同様にプロットした結果を示す。図17(A)及び図17(B)はプリズムの頂角φa=φbが35度及び34度、図18(A)及び図18(B)はプリズムの頂角φa=φbが31度及び30度、図19(A)及び図19(B)はプリズムの頂角φa=φbが28度及び27度の場合、両面プリズムシート3の配光特性をそれぞれ示している。なお、図17〜図19における横軸は両面プリズムシート3への入射角度、縦軸は出射光量(任意目盛で、数値はシミュレーションで使用したもの)である。また、実線は左眼の視認領域へ出射する光量、破線は右眼の視認領域へ出射する光量を表している。
図17〜図19により、視認出射光の入射角範囲が、バックライトから特に多くの光が出射される60度から80度の範囲をほぼカバーしているのは、φa=φbが図19(A)による28度から図17(B)による34度の範囲である。さらにφa=φbが図18(A)による31度以上になると、±40度間の左右どちらの眼に対しても視認範囲内に光を出射しない領域において、視認範囲に出射してしまう光の割合が徐々に増えていく傾向にあることから、φa=φbはすくなくとも28度から34度の範囲、より好ましくは28度から30度の範囲であることが望ましい。
このように両面プリズムシートの下面プリズムの頂角を構成すれば、よりクロストークが減少し、バックライト出射光の光利用効率が高まり、明るく高品位の立体表示が可能となる。
このように、光源1a,1bを交互に点灯させ、両面プリズムシート3を用いた光の指向性制御を行い、これと同期して、透過型液晶パネル4に左右の視差画像を表示することにより、簡便な構成で高品位の立体視を行うことができる。また、平面画像の表示時には、光源1a,1bを両方とも点灯させ、透過型液晶パネル4に画像を表示すれば、解像度などが低下することなく高品位の平面画像も表示可能となる。
この実施の形態1では、両面プリズムシート3に形成された円筒状レンズ列31のレンズの焦点位置は三角形状プリズム列32のプリズムの頂点と一致する位置に設定し、出射光の角度制御を行う方式としているが、円筒状レンズ列31のレンズの焦点距離をより短いものとして、観察者の眼の位置に三角形状プリズム列32のプリズムの頂点を含む水平面C上の仮想光源を転写する構成とすることもできる。また、表示領域が、観察者の左右眼間隔よりも十分大きな場合には、円筒状レンズ列31と三角形状プリズム列32のピッチを両面プリズムシート3内の位置に応じて変化させ、広い表地面全域で良好な左右分離特性を得ることができる。
以上で説明した実施の形態1によれば、クロストークなどが少なく高品位な視差画像を左右の眼にそれぞれ提示することができ、立体表示、平面表示ともにも解像度低下がなく高品位な表示装置を得ることができる効果がある。
この実施の形態1は、両面プリズムシート3のピッチや、円筒状レンズ列31と三角形状プリズム列32との位置関係などを構成後に変化させることは困難であるため、観察者の位置に応じて配光特性を能動的に制御し、立体視域を広げるような制御を行うことは難しい。そのため、機器を手にもって動かすことによって観察者が観察位置をコントロールしやすい、携帯情報機器に特に適した方法である。
実施の形態2.
図20は、この発明を実施するための実施の形態2による電子情報機器を説明するための正面図である。ここでは、表示装置の詳細を説明するために表示装置周辺は電子情報機器の内部を表示している。
図20において、電子情報機器である携帯電子手帳の本体10の中に、導光板2の左右に光源1aと1bがそれぞれ対向するように配置されている。光源1a,1bは、発光ダイオード8とライトガイド9から構成され、発光ダイオード8から出た光がライトガイド9の中を進みつつ導光板2に向かい少しずつ光を放射することにより、均一に導光板2の側面に光を放射する。3は導光板2の出射面上に配置された両面プリズムシートであり、三角状プリズム列ならびに円筒状プリズム列は縦方向に伸びている。4は両面プリズムシートの上に置かれた透過型液晶パネルである。11は操作ボタンである。
以下、図20において、動作を説明する。光源1a,1bを交互に点灯し、同期制御手段5(図示せず)によって、光源1a,1bの点灯と同期して透過型液晶パネル4に左右の視差画像を表示すれば、観察者が透過型液晶パネル4の正面にいる場合は、観察者の左眼6a、右眼6bにそれぞれ異なった視差画像を認識させることができ、視差による立体視が可能となる。
さらに、観察者が電子情報機器の本体10を傾け透過型液晶パネルの正面ではなく、右斜め8度の角度から眺めると、右眼は右16度、左眼は右2度の位置にくることになる。この場合、左右の目に右眼用の画像のみが通常の平面画像として認識される。また、観察者が左8度の角度から眺めると、左眼は左16度、右は左2度の位置にくることになる。この場合、左右の目に左眼用の画像のみが通常の平面画像として認識される。このとき、全く異なる画像を、右眼用光源1aと1bの点灯と同期して交互に表示すれば、観察者の見る角度により、異なる2枚の画像を認識することができる。
このような表示機能は、画像データとしては全く異なるが内容として関連のある画像、たとえば、地図と道案内、メールの文書と添付ファイル写真、二つの商品の写真を比べる場合、二つの商品のスペックを比べる場合に、指を操作することなく自然な動作で見比べられるため有効である。
実施の形態3.
図21は、この発明を実施するための実施の形態3による電子情報機器および表示装置を説明するための構成図である。
図21において、電子情報機器である携帯電話12の中に、実施の形態1の表示装置が配置されている。ここでは、表示装置は上下に異なる画像を表示するように配置されている。つまり、導光板2の上下に光源1cと1dがそれぞれ対向するように配置されている。3は導光板2の出射面上に配置された両面プリズムシートであり、三角状プリズム列ならびに円筒状プリズム列は左右方向に伸びている。4は両面プリズムシート3の上に置かれた透過型液晶パネルである。その他の表示装置の詳細は実施の形態1と同様であるので説明は省略する。11は操作ボタンである。
以下、図21において、動作を説明する。光源1c,1dを交互に点灯し、同期制御手段5(図示せず)によって、光源1c,1dの点灯と同期して透過型液晶パネル4に異なる2枚の画像を表示すれば、観察者が携帯電話12を傾け透過型液晶パネルの正面ではなく、上斜め2度から14度の間のたとえば上6度の角度から眺めると、左右の目はともに上6度の位置にくることになり、上側に配置された光源1cの点灯時の画像のみが通常の平面画像として認識される。
また、観察者が下2度から14度の間のたとえば下6度の角度から眺めると、左右眼はともに下6度の位置にくることになる。この場合、左右の目に下側に配置された光源1dの点灯時の画像のみが通常の平面画像として認識される。このとき、全く異なる画像を、光源1cと1dの点灯と同期して交互に表示すれば、観察者の見る角度により、異なる2枚の画像を認識することができる。
このように光源を上下に配置する構成の場合、左右で画像が異なることはないため、同時に違う画像を左右眼で認識することがないため、広い角度範囲で、2枚の画像が混じらない単独の鮮明な画像を視認できる。また、視認できる角度が広いので、観察者は手首を狭い角度に固定する必要がないので携帯電話の保持は容易である。
尚、図21の携帯電話12を横に向けて、2枚の画像として視差画像を映し、観察者が携帯電話12の透過型液晶パネルの正面から眺める場合には、立体画像を視認できることはいうまでもない。この場合画像は、視差画像の右眼用画像が右眼に入り、左眼用画像が左眼に入る方向に横を向けた状態で、表示する視差画像の上下方向が正しく上下を向くよう表示することが必要である。
また、本実施の形態では携帯電話を用いて説明したが、他の携帯情報端末に利用できることは言うまでもない。
産業上の利用可能性
本発明は、携帯情報端末に好適な、立体視および同一画面で同時に異なる画面表示が可能な表示装置を得ることができる。
この発明の実施の形態1による表示装置の主要部を説明するための側面図である。 この発明の実施の形態1による表示装置の動作を説明するための構成図である。 この発明の実施の形態1による表示装置の導光板および表示パネル出射光の配光特性を示す特性図である。 この発明の実施の形態1による表示装置に用いられる両面プリズムシートの透過光路を説明するための構成図である。 この発明の実施の形態1による表示装置に用いられる両面プリズムシートの作用を説明するための構成図である。 この発明の実施の形態1による表示装置に用いられる両面プリズムシートに形成された円筒状レンズ列のレンズの焦点位置を説明するための構成図である。 この発明の実施の形態1による表示装置に用いられる両面プリズムシートの角度規定作用を説明するための構成図である。 この発明の実施の形態1による表示装置に用いられる両面プリズムシートの配光特性を示す特性図である。 この発明の実施の形態1による両面プリズムシートの配光特性の計算条件を説明するための構成図である。 この発明の実施の形態1を説明するため、比較例として示すプリズムシートの配光特性を示す特性図である。 この発明の実施の形態1において、比較例として、両面プリズムシートの厚さとピッチによる光路変化を説明するための構成図である。 この発明の実施の形態1において、比較例として、両面プリズムシートの厚さとピッチによる光路変化を説明するための構成図である。 この発明の実施の形態1において、両面プリズムシートの厚さとピッチが変化した場合の配光特性の変化を説明するための特性図である。 この発明の実施の形態1において、両面プリズムシートの厚さとピッチが変化した場合の配光特性の変化を説明するための特性図である。 この発明の実施の形態1において、両面プリズムシートの厚さとピッチが変化した場合の配光特性の変化を説明するための特性図である。 この発明の実施の形態1において、両面プリズムシートに形成された三角形状プリズム列のプリズム角度による光路変化を説明するための構成図である。 この発明の実施の形態1において、両面プリズムシートに形成された三角形状プリズム列のプリズム角度が変化した場合、配光特性の変化を説明するための特性図である。 この発明の実施の形態1において、両面プリズムシートの三角形状プリズム列のプリズム角度が変化した場合、配光特性の変化を説明するための特性図である。 この発明の実施の形態1において、両面プリズムシートの三角形状プリズム列のプリズム角度が変化した場合、配光特性の変化を説明するための特性図である。 この発明の実施の形態2における電子情報機器を説明するための正面図である。 この発明の実施の形態3における携帯電話を説明するための構成図である。 従来の光源配列とコリメータレンズによる立体表示装置を説明するための構成図である。 従来のバックライト配光制御による立体表示装置を説明するための側面図である。
符号の説明
1a,1b,1c,1d 光源、2 導光板、2a 光取り出し手段、3 両面プリズムシート、4 透過型液晶パネル、5 同期制御手段、6a 左眼、6b 右眼、8 発光ダイオード、9 ライトガイド、10 本体、11 操作ボタン、12 携帯電話、31 円筒状レンズ列、32 三角形状プリズム列、32a,32b 斜面、101 光路、102 交点、103,104 領域、107,109 光、112,113 光路。

Claims (2)

  1. 観察者の上下異なる方向に異なる画像を表示するとともに、上記上下のそれぞれの方向の左方向と右方向とに同じ画像を表示し、導光板とその異なる2つの入光端面にそれぞれ配置された光源と、上記導光板の出光面側に配置され、上記導光板と向かい合う面には上記導光板の入光端面と平行な方向へ複数の三角形状プリズムが配置された三角形状プリズム列、および上記三角形状プリズム列が形成された面と対向する面には、焦点位置が上記三角形状プリズムの頂点に一致する複数の円筒状レンズが上記三角形状プリズム列と平行な方向に上記三角形状プリズムと同一ピッチで配置された円筒状レンズ列を有する両面プリズムシートと、この両面プリズムシートの出射面側に配置された透過型表示パネルと、上記光源に同期させて上記透過型表示パネルに異なる2画像を表示させる同期駆動手段とを備え、上記光源からの光がそれぞれ上下の異なる方向に上記透過型表示パネルから出射して、上下異なる方向に異なる画像を表示するとともに、上記上下のそれぞれの方向の左方向と右方向とに同じ画像を表示する表示装置を備えた携帯機器において、
    上記光源は、上記導光板の上下の端面に配置されて交互に点灯され、
    上記透過型表示パネルに表示される異なる2画像において、上側に配置された上記光源の点灯時は上側で画像が認識され、下側に配置された上記光源の点灯時は下側で画像が認識されることを特徴とする携帯機器。
  2. 上記透過型表示パネルに表示される異なる2画像において、右眼用画像が右眼に入り、左眼用画像が左眼に入る方向に上記透過型表示パネルを横に向けた状態で観察者が観察する場合、上記透過型表示パネルに視差画像を表示させることを特徴とする請求項1記載の携帯機器。
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