JP2015082307A - カードリーダおよびカードリーダの制御方法 - Google Patents

カードリーダおよびカードリーダの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金属センサの周囲温度が変動しても、金属材料を含む異物がカード挿入部に取り付けられたか否かを適切に判定することが可能になるとともに、生産性の低下を抑制することが可能なカードリーダを提供する。【解決手段】カードリーダ1は、カード2に記録された磁気データの読取やカード2への磁気データの記録を行う磁気ヘッド7と、カード2が挿入される挿入口が形成されるカード挿入部4と、カード挿入部4の周辺に金属材料を含む異物45が取り付けられたことを検知するための金属センサ21と、制御部とを備えている。制御部は、所定の基準時間が経過するごとに金属センサ21の出力値の変化量を算出し、変化量が所定の基準値を超えている場合に、カード挿入部4の周辺に異物45が取り付けられたと判定する。【選択図】図3

Description

本発明は、カードに記録された磁気データの読取およびカードへの磁気データの記録の少なくともいずれか一方を行うカードリーダに関する。また、本発明は、かかるカードリーダの制御方法に関する。
従来、カードに記録された磁気データの読取やカードへの磁気データの記録を行うカードリーダが広く利用されている。カードリーダが利用される金融機関等の業界では、従来、犯罪者がカードリーダのカード挿入部に磁気ヘッドを取り付けて、この磁気ヘッドでカードの磁気データを不正に取得するいわゆるスキミングが大きな問題となっている。そこで、スキミング用の磁気ヘッド(以下、「スキミング用磁気ヘッド」とする。)がカード挿入部に取り付けられたことを検知するための金属センサを備えるカードリーダが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のカードリーダでは、金属センサは、磁性材料で形成されるコアと、コアに巻回される一対の励磁用コイルおよび検出用コイルとを備えている。検出用コイルの両端部に発生する電圧値は、たとえば、図6に示すように、金属材料を含む異物と金属センサとの距離に応じて変動する。具体的には、金属センサと異物との距離が近くなれば、電圧値が大きくなり、金属センサと異物との距離が遠くなれば、電圧値が小さくなる。そのため、検出用コイルの電圧値が所定の閾値を超えているか否かによって、カード挿入部にスキミング用磁気ヘッドが取り付けられたか否かを判定することができる。
一方、金属センサの周囲温度が変動すると、検出用コイルの抵抗値等が変動するため、金属センサと異物との距離が一定であっても、検出用コイルの電圧値は、たとえば、図7
の実線で示すように、金属センサの周囲温度に応じて変動する。そのため、検出用コイルの電圧値と比較される閾値が一定であると、金属センサの周囲温度が変動した場合に、カード挿入部にスキミング用磁気ヘッドが取り付けられたか否かを適切に判定することができない。
そこで、特許文献1に記載のカードリーダには、金属センサの周囲温度を測定する温度センサが設けられており、カードリーダの制御部には、金属センサの周囲温度に応じた複数の閾値が記憶されている。また、このカードリーダでは、温度センサで測定される金属センサの周囲温度に応じて、制御部に記憶された複数の閾値の中から、検出用コイルの電圧値と比較される閾値が選定されて設定されている。そのため、このカードリーダでは、金属センサの周囲温度が変動しても、カード挿入部にスキミング用磁気ヘッドが取り付けられたか否かを適切に判定することが可能になる。
特開2013−37555号公報
上述のように、特許文献1に記載のカードリーダでは、金属センサの周囲温度が変動しても、カード挿入部にスキミング用磁気ヘッドが取り付けられたか否かを適切に判定することが可能になる。一方で、金属センサの周囲温度の変動に対する検出用コイルの電圧値の変動特性(すなわち、金属センサの温度変動特性)には、金属センサごとにばらつきがある。たとえば、ある金属センサでは、検出用コイルの電圧値が図7の実線で示すように金属センサの周囲温度に応じて変動し、他の金属センサでは、検出用コイルの電圧値が図7の点線で示すように金属センサの周囲温度に応じて変動することがある。そのため、特許文献1に記載のカードリーダにおいても、金属センサごとに温度変動特性がばらつく場合には、金属センサごと個別にその周囲温度に応じた複数の閾値を制御部に記憶させないと、実際には、カード挿入部にスキミング用磁気ヘッドが取り付けられたか否かを適切に判定することはできなくなるおそれがある。しかしながら、金属センサごと個別にその周囲温度に応じた複数の閾値を制御部に記憶させる場合には、カードリーダの製造工程が煩雑になり、カードリーダの生産性が低下する。
そこで、本発明の課題は、金属センサの周囲温度が変動しても、金属材料を含む異物がカード挿入部に取り付けられたか否かを適切に判定することが可能になるとともに、生産性の低下を抑制することが可能なカードリーダを提供することにある。また、本発明の課題は、金属センサの周囲温度が変動しても、金属材料を含む異物がカード挿入部に取り付けられたか否かを適切に判定することが可能になるとともに、生産性の低下を抑制することが可能となるカードリーダの制御方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本願発明者は、種々の検討を行った。特に、本願発明者は、カードリーダが実際に使用される環境下において金属センサの周囲温度が急激に変動することはないため、金属センサの周囲温度の変動に起因する金属センサの出力値の急激な変動が生じることはない一方で、金属材料を含む異物がカード挿入部に取り付けられるときに異物がゆっくりとカード挿入部に取り付けられるとは考えにくいため、カード挿入部に異物が取り付けられることに起因する金属センサの出力値の変動は急激であるといった、異物を検知するための金属センサの特性に着目して、種々の検討を行った。その結果、本願発明者は、金属センサの出力値の処理方法を工夫することで、金属センサの周囲温度が変動しても、金属材料を含む異物がカード挿入部に取り付けられたか否かを適切に判定することが可能になるとともに、カードリーダの生産性の低下を抑制することが可能になることを知見するに至った。
本発明のカードリーダは、かかる新たな知見に基づくものであり、カードに記録された磁気データの読取およびカードへの磁気データの記録の少なくともいずれか一方を行う磁気ヘッドと、カードが挿入される挿入口が形成されるカード挿入部と、カード挿入部の周辺に金属材料を含む異物が取り付けられたことを検知するための金属センサと、制御部とを備え、制御部は、所定の基準時間が経過するごとに金属センサの出力値の変化量を算出し、変化量が所定の基準値を超えている場合に、カード挿入部の周辺に異物が取り付けられたと判定することを特徴とする。
また、本発明のカードリーダの制御方法は、上述の新たな知見に基づくものであり、カードに記録された磁気データの読取およびカードへの磁気データの記録の少なくともいずれか一方を行う磁気ヘッドと、カードが挿入される挿入口が形成されるカード挿入部と、カード挿入部の周辺に金属材料を含む異物が取り付けられたことを検知するための金属センサとを備えるカードリーダの制御方法であって、所定の基準時間が経過するごとに金属センサの出力値の変化量を算出し、変化量が所定の基準値を超えている場合に、カード挿入部の周辺に異物が取り付けられたと判定することを特徴とする。
本発明のカードリーダでは、制御部は、所定の基準時間が経過するごとに金属センサの出力値の変化量を算出し、変化量が所定の基準値を超えている場合に、カード挿入部の周辺に異物が取り付けられたと判定している。また、本発明のカードリーダの制御方法では、所定の基準時間が経過するごとに金属センサの出力値の変化量を算出し、変化量が所定の基準値を超えている場合に、カード挿入部の周辺に異物が取り付けられたと判定している。
上述のように、金属センサの周囲温度の変動に起因する金属センサの出力値の急激な変動が生じることはない一方で、カード挿入部に異物が取り付けられることに起因する金属センサの出力値の変動は急激であるため、本発明では、所定の基準時間内の金属センサの出力値の変化量と基準値とを比較することで、金属材料を含む異物がカード挿入部に取り付けられたか否かを適切に判定することが可能になる。また、上述のように、金属センサの周囲温度の変動に起因する金属センサの出力値の急激な変動はないため、本発明では、基準時間が経過するごとに金属センサの出力値の変化量を算出することで、金属センサの周囲温度の変動の影響を抑制した出力値の変化量を算出することが可能になる。以上から、本発明では、金属センサの周囲温度が変動しても、金属材料を含む異物がカード挿入部に取り付けられたか否かを適切に判定することが可能になる。また、本発明では、金属センサの周囲温度の変動の影響を抑制した出力値の変化量を算出することが可能になり、その結果、金属センサごとの温度変動特性のばらつきが出力値の変化量に与える影響を抑制することが可能になる。そのため、本発明では、従来のように、金属センサごと個別にその周囲温度に応じた複数の基準値を記憶させなくても、金属センサの周囲温度が変動したときに、金属材料を含む異物がカード挿入部に取り付けられたか否かを適切に判定することが可能になる。したがって、カードリーダの生産性の低下を抑制することが可能になる。
本発明のカードリーダでは、制御部は、基準出力値と、基準時間経過時の金属センサの出力値との差を変化量として算出するとともに、カードリーダの電源投入時の金属センサの出力値を基準出力値として初期設定し、変化量が基準値よりも小さな所定の第2基準値以下である場合に、基準時間経過時の金属センサの出力値を基準出力値にする基準出力値の更新を行い、変化量が第2基準値を超えている場合に、基準出力値の更新を行わずに基準出力値を維持することが好ましい。
また、本発明のカードリーダの制御方法では、基準出力値と、基準時間経過時の金属センサの出力値との差を変化量として算出するとともに、カードリーダの電源投入時の金属センサの出力値を基準出力値として初期設定し、変化量が基準値よりも小さな所定の第2基準値以下である場合に、基準時間経過時の金属センサの出力値を基準出力値にする基準出力値の更新を行い、変化量が第2基準値を超えている場合に、基準出力値の更新を行わずに基準出力値を維持することが好ましい。
このように構成すると、変化量が第2基準値以下である場合に、基準時間経過時の金属センサの出力値を基準出力値にする基準出力値の更新を行っているため、金属センサの周囲温度の変動の影響をより抑制した出力値の変化量を算出することが可能になる。また、変化量が第2基準値を超えている場合には、カード挿入部に異物が接近している最中であるおそれがあるため、変化量が第2基準値を超えている場合に、基準出力値の更新を行わずに基準出力値を維持することで、カード挿入部に異物が取り付けられたか否かを判定するための金属センサの出力値の変化量を適切に算出することが可能になる。
本発明において、カードリーダは、金属センサの近傍に配置され金属センサの周囲温度を測定する温度センサを備え、制御部は、基準出力値と、基準時間経過時の金属センサの出力値との差を変化量として算出するとともに、カードリーダの電源投入時に、温度センサの検知結果に基づいて基準出力値を初期設定し、変化量が基準値よりも小さな所定の第2基準値以下である場合に、基準時間経過時の金属センサの出力値を基準出力値にする基準出力値の更新を行い、変化量が第2基準値を超えている場合に、基準出力値の更新を行わずに基準出力値を維持しても良い。この場合には、カードリーダの電源投入前から金属材料を含む異物がカード挿入部に取り付けられていても、初期設定された基準出力値を用いて、カード挿入部に異物が取り付けられたか否かを判定するための金属センサの出力値の変化量を適切に算出することが可能になる。また、この場合には、変化量が第2基準値以下である場合に、基準時間経過時の金属センサの出力値を基準出力値にする基準出力値の更新を行っているため、金属センサの周囲温度の変動の影響をより抑制した出力値の変化量を算出することが可能になる。また、変化量が第2基準値を超えている場合には、カード挿入部に異物が接近している最中であるおそれがあるため、変化量が第2基準値を超えている場合に、基準出力値の更新を行わずに基準出力値を維持することで、カード挿入部に異物が取り付けられたか否かを判定するための金属センサの出力値の変化量を適切に算出することが可能になる。なお、本発明において、「金属センサの近傍に配置され」とは、金属センサの周囲温度を適切に検出できる範囲内に配置されていることを意味する。
本発明において、たとえば、金属センサは、磁性材料で形成されるコアと、コアに巻回される一対の励磁用コイルと、コアの軸線方向において一対の励磁用コイルの間でコアに巻回される検出用コイルとを備え、検出用コイルの両端部の間には、金属センサの検知領域内に異物がないときに電圧が発生せず、かつ、金属センサの検知領域内に異物があると電圧が発生し、金属センサの出力値は、検出用コイルの両端部の間の電圧値である。
以上のように、本発明のカードリーダでは、金属センサの周囲温度が変動しても、金属材料を含む異物がカード挿入部に取り付けられたか否かを適切に判定することが可能になるとともに、その生産性の低下を抑制することが可能になる。また、本発明のカードリーダの制御方法を用いれば、金属センサの周囲温度が変動しても、金属材料を含む異物がカード挿入部に取り付けられたか否かを適切に判定することが可能になるとともに、カードリーダの生産性の低下を抑制することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるカードリーダの前面側の概略断面図である。 図1に示すカードリーダの制御部および制御部に関連する構成のブロック図である。 図1に示すカードリーダの前面側の構成を説明するための概略平面図である。 図3に示す金属センサの構成を説明するための図である。 図1に示すカードリーダにおいて異物検知処理を行うときの制御フローの一例を示すフローチャートである。 異物を検知する金属センサの検出用コイルの電圧値と、異物と金属センサとの距離との関係の一例を示すグラフである。 異物を検知する金属センサの検出用コイルの電圧値と、金属センサの周囲温度との関係の一例を示すグラフである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(カードリーダの構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の前面側の概略断面図である。図2は、図1に示すカードリーダ1の制御部13および制御部13に関連する構成のブロック図である。図3は、図1に示すカードリーダ1の前面側の構成を説明するための概略平面図である。図4は、図3に示す金属センサ21の構成を説明するための図である。
本形態のカードリーダ1は、カード2に記録された磁気データの読取やカード2への磁気データの記録を行うための装置であり、たとえば、ATM等の所定の上位装置に搭載されて使用される。このカードリーダ1は、図1に示すように、カード2が挿入される挿入口3が形成されるカード挿入部4と、カード2が搬送されるカード搬送路5が形成される本体部6とを備えている。本体部6の内部には、磁気データの読取および磁気データの記録の少なくともいずれか一方を行う磁気ヘッド7と、カード2を搬送するための駆動ローラ8およびパッドローラ9とが配置されている。また、カードリーダ1は、図2に示すように、カードリーダ1を制御する制御部13を備えている。制御部13は、CPU、ROMおよびRAM等の電子部品を備えている。この制御部13は、カードリーダ1が搭載される上位装置の制御部(上位制御部)14に接続されている。
本形態では、図1等に示すX方向でカード2が搬送される。具体的には、X1方向にカード2が挿入され、X2方向にカード2が排出される。また、X方向に直交する図1等のZ方向は、カードリーダ1に挿入されるカード2の厚さ方向であり、X方向とZ方向とに直交する図1等のY方向は、カードリーダ1に挿入されるカード2の幅方向(短手幅方向)である。なお、以下の説明では、X1方向側を「奥(後ろ)」側、X2方向側を「前」側、Y1方向側を「右」側、Y2方向側を「左」側、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。
カード2は、たとえば、厚さが0.7〜0.8mm程度の矩形状の塩化ビニール製のカードである。このカード2の裏面(下面)には、磁気データが記録される磁気ストライプ2a(図3参照)が形成されている。なお、カード2は、厚さが0.18〜0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)カードであっても良いし、所定の厚さの紙カード等であっても良い。
磁気ヘッド7は、そのギャップ部がカード搬送路5に下側から臨むように配置されている。また、磁気ヘッド7は、カード2の磁気ストライプ2aに接触可能な位置に配置されている。磁気ヘッド7の上側には、対向ローラ10が配置されており、磁気ヘッド7と上下方向で対向している。駆動ローラ8は、カード搬送路5に下側から臨むように配置されている。パッドローラ9は、駆動ローラ8の上側で駆動ローラ8に対向しており、駆動ローラ8に向かって付勢されている。
カード挿入部4は、本体部6の前端面に取り付けられている。このカード挿入部4は、本体部6に固定される固定部4aと、固定部4aから前側に向かって突出する突出部4bとを備えている。突出部4bは、カード挿入部4の左右方向の全域には形成されていない。具体的には、突出部4bは、カード挿入部4の左端から右端側に向かって所定の範囲に形成されており、突出部4bの右側は、固定部4aから前側へ突出する部分が存在しない切欠部4cとなっている。
突出部4bは、中空状に形成されている。また、突出部4bは、上下方向で挿入口3を挟むように配置される上側突出部4dと下側突出部4eとを備えている。挿入口3の下側に配置される下側突出部4eの内部には、カード挿入部4の周辺に金属材料を含む異物が取り付けられたことを検知するための金属センサ21が配置されている。また、突出部4bには、挿入口3にカード2が挿入されたことを検知するためのカード検知器(図示省略)が配置されている。
切欠部4cは、図3に示すように、左右方向において、磁気ヘッド7が配置される位置に形成されている。すなわち、切欠部4cは、カード2の磁気ストライプ2aが通過する箇所に形成されている。本形態では、駆動ローラ8およびパッドローラ9によってカードリーダ1から排出されたカード2の前端側は、切欠部4cに露出する。カードリーダ1からカード2が排出されると、ユーザは、切欠部4cに露出したカード2の前端側を摘んで、カード2をカードリーダ1から引き抜く。
金属センサ21は、図4に示すように、磁性材料で形成されるコア25と、コア25の中心軸CLを中心に巻回される一対の励磁用コイル26、27および検出用コイル28とを備えている。
コア25は、図4の紙面垂直方向を厚さ方向とする薄板状に形成されている。このコア25は、中心軸CLの軸方向における略中央に配置される中央コア部25aと、中心軸CLの軸方向において中央コア部25aの両端側のそれぞれに配置される一対の軸端コア部25bと、中央コア部25aと軸端コア部25bとの間に配置される拡幅部25cとによって構成されている。中央コア部25aの幅は、軸端コア部25bの幅よりも広くなっている。また、拡幅部25cの幅は、中央コア部25aの幅よりも広くなっている。コア25は、中心軸CLの軸方向と左右方向とが略一致するように配置されている。
励磁用コイル26、27は、一対の軸端コア部25bのそれぞれに巻回されている。検出用コイル28は、中央コア部25aに巻回されている。すなわち、検出用コイル28は、中心軸CLの軸方向において、一対の励磁用コイル26、27の間でコア25に巻回されている。励磁用コイル26、27の一端部は、制御部13の一部を構成する可変抵抗33に電気的に接続されている。可変抵抗33は、交流電源34に電気的に接続されている。励磁用コイル26、27の他端部は、制御部13の一部を構成するグランドパターンに電気的に接続されており、接地されている。検出用コイル28の両端部は、制御部13の一部を構成する電圧検出回路に電気的に接続されている。
金属センサ21は、励磁用コイル26、27が発生させる磁界の変化を検出用コイル28で検出して、カード挿入部4の周辺に金属材料を含む異物が取り付けられたことを検知する機能を果たしている。具体的には、金属センサ21は、カード挿入部4の前面側にスキミング用磁気ヘッド45(図3参照)が取り付けられたことを検知する機能を果たしている。そのため、金属センサ21は、励磁用コイル26が発生させる磁界を表わす磁力線ML1または励磁用コイル27が発生させる磁界を表わす磁力線ML2がスキミング用磁気ヘッド45の取付位置を通過するように配置されている。具体的には、スキミング用磁気ヘッド45は切欠部4cに取り付けられると想定されるため、金属センサ21は、磁力線ML1または磁力線ML2が切欠部4cを通過するように配置されている。
励磁用コイル26、27は、金属センサ21の検知可能領域(磁力線ML1、ML2が通過する領域)にスキミング用磁気ヘッド45がないときに、磁力線ML1の密度と磁力線ML2の密度とのバランスが取れるように、かつ、磁力線ML1の方向と磁力線ML2の方向とが逆方向になるように励磁されている。すなわち、金属センサ21の検知可能領域にスキミング用磁気ヘッド45がないときに、励磁用コイル26が発生させる磁界と励磁用コイル27が発生させる磁界とのバランスが取れるように、可変抵抗33が調整されている。すなわち、金属センサ21の検知可能領域にスキミング用磁気ヘッド45がないときに、検出用コイル28の両端部の間に電圧が発生しないように、可変抵抗33が調整されている。そのため、金属センサ21の検知可能領域にスキミング用磁気ヘッド45が設置されると、その影響で、励磁用コイル26が発生させる磁界と励磁用コイル27が発生させる磁界とのバランスが崩れ、検出用コイル28の両端部の間に電圧が発生する。
本形態では、検出用コイル28の両端部の間に発生する電圧の値(電圧値)に基づいて、スキミング用磁気ヘッド45がカード挿入部4の周辺に取り付けられたことを検知する。すなわち、本形態では、金属センサ21の出力値に基づいて、スキミング用磁気ヘッド45がカード挿入部4の周辺に取り付けられたことを検知する。具体的には、制御部13は、所定の基準時間が経過するごとに金属センサ21の出力値(すなわち、検出用コイル28の電圧値)の変化量を算出し、この変化量が所定の基準値を超えている場合に、スキミング用磁気ヘッド45がカード挿入部4の前面側に取り付けられたと判定する。以下、スキミング用磁気ヘッド45の検知処理を行うときのカードリーダ1の制御方法の一例を説明する。
(異物検知処理時のカードリーダの制御方法)
図5は、図1に示すカードリーダ1において異物検知処理を行うときの制御フローの一例を示すフローチャートである。
カードリーダ1では、カードリーダ1の電源が投入されてカードリーダ1が起動すると、制御部13は、カードリーダ1の起動時の検出用コイル28の電圧値(具体的には定常電圧値)を基準電圧値Vbとして初期設定する(ステップS1)。すなわち、制御部13は、カードリーダ1の電源投入時の金属センサ21の出力値を基準出力値として初期設定する。その後、制御部13は、所定の基準時間ΔTが経過したか否かを判断し(ステップS2)、基準時間ΔTが経過すると、基準時間ΔT経過時の検出用コイル28の電圧値Vを測定する(ステップS3)。すなわち、制御部13は、基準時間ΔTが経過すると、基準時間ΔT経過時の金属センサ21の出力値を測定する。
その後、制御部13は、基準時間ΔT内の検出用コイル28の電圧値の変化量(すなわち、金属センサ21の出力値の変化量)ΔVを算出する(ステップS4)。具体的には、制御部13は、ステップS4において、基準電圧値Vbと基準時間ΔT経過時の検出用コイル28の電圧値Vとの差を変化量ΔVとして算出する。その後、制御部13は、変化量ΔVが所定の基準値ΔVdを超えているか否かを判断する(ステップS5)。
ステップS5において、変化量ΔVが基準値ΔVd以下である場合には、制御部13は、基準時間ΔTが経過する間にスキミング用磁気ヘッド45がカード挿入部4の周辺に取り付けられていないと判定する(ステップS6)。すなわち、ステップS5において、変化量ΔVが基準値ΔVd以下である場合には、制御部13は、異物未検知と判定する。なお、制御部13は、異物未検知と判定した場合、カード挿入部4に配置されるカード検知器によって挿入口3にカード2が挿入されたことが検知されると、カード2をカードリーダ1の内部へ取り込んで、カード2に記録された磁気データの読取りやカード2への磁気データの記録を行うように、カードリーダ1を制御する。
一方、ステップS5において、変化量ΔVが基準値ΔVdを超えている場合には、制御部13は、基準時間ΔTが経過する間にスキミング用磁気ヘッド45がカード挿入部4の周辺に取り付けられたと判定する(ステップS7)。すなわち、ステップS5において、変化量ΔVが基準値ΔVdを超えている場合には、制御部13は、異物検知と判定する。なお、異物検知と判定した制御部13は、上位制御部14へ異常発生信号を出力する。異常発生信号を受け取った上位制御部14は、スキミングを防止するため、たとえば、アラームを発生させる。また、異常発生信号を受け取った上位制御部14は、スキミングを防止するため、たとえば、所定の制御指令を制御部13へ出力し、制御指令を受け取った制御部13は、カード挿入部4に配置されるカード検知器によって挿入口3にカード2が挿入されたことが検知されても、カードリーダ1の内部へカード2が取り込まれないように、カードリーダ1を制御する。
その後、制御部13は、変化量ΔVが、基準値ΔVdよりも小さな所定の第2基準値ΔVbを超えているか否かを判断する(ステップS8)。変化量ΔVが第2基準値ΔVb以下である場合には、制御部13は、基準時間ΔT経過時の検出用コイル28の電圧値Vを基準電圧値Vbにする基準電圧値Vbの更新を行ってから(ステップS9)、ステップS2へ戻る。一方、変化量ΔVが基準値ΔVdを超えている場合には、制御部13は、基準電圧値Vbの更新を行わずに基準電圧値Vbを維持したままステップS2へ戻る。
なお、基準時間ΔTおよび第2基準値ΔVbは、金属センサ21の周囲温度の変動に対する検出用コイル28の電圧値の変動特性、金属センサ21とスキミング用磁気ヘッド45との距離の変動に対する検出用コイル28の電圧値の変動特性、および、カード挿入部4にスキミング用磁気ヘッド45が取り付けられる際のカード挿入部4へのスキミング用磁気ヘッド45の接近速度を考慮して予め設定されている。また、基準値ΔVdは、想定されるスキミング用磁気ヘッド45の材質およびサイズを考慮して、第2基準値ΔVb以上の範囲で予め設定されている。たとえば、基準時間ΔTは、1秒であり、基準値ΔVdは、50mVであり、第2基準値ΔVbは、20mVである。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、基準時間ΔTが経過するごとに検出用コイル28の電圧値の変化量ΔVを算出し、変化量ΔVが基準値ΔVdを超えている場合に、スキミング用磁気ヘッド45がカード挿入部4の周辺に取り付けられたと判定している。カードリーダ1が実際に使用される環境下において金属センサ21の周囲温度が急激に変動することはなく、金属センサ21の周囲温度の変動に起因する検出用コイル28の電圧値の急激な変動が生じることはない一方で、スキミング用磁気ヘッド45がカード挿入部4に取り付けられるときにスキミング用磁気ヘッド45がゆっくりとカード挿入部4に取り付けられることは考えにくく、スキミング用磁気ヘッド45がカード挿入部4に取り付けられることに起因する検出用コイル28の電圧値の変動は急激であるため、本形態では、変化量ΔVと基準値ΔVdとを比較することで、スキミング用磁気ヘッド45がカード挿入部4に取り付けられたか否かを適切に判定することが可能になる。また、金属センサ21の周囲温度の変動に起因する検出用コイル28の電圧値の急激な変動が生じることはないため、本形態では、基準時間ΔTが経過するごとに変化量ΔVを算出することで、金属センサ21の周囲温度の変動の影響を抑制した変化量ΔVを算出することが可能になる。以上より、本形態では、金属センサ21の周囲温度が変動しても、スキミング用磁気ヘッド45がカード挿入部4に取り付けられたか否かを適切に判定することが可能になる。
また、本形態では、金属センサ21の周囲温度の変動の影響を抑制した変化量ΔVを算出することが可能になり、その結果、金属センサ21ごとの温度変動特性のばらつきが変化量ΔVに与える影響を抑制することが可能になるため、金属センサ21ごと個別にその周囲温度に応じた複数の基準値ΔVdを制御部13に記憶させなくても、金属センサ21の周囲温度が変動したときに、スキミング用磁気ヘッド45がカード挿入部4に取り付けられたか否かを適切に判定することが可能になる。したがって、本形態では、カードリーダ1の生産性の低下を抑制することが可能になる。
本形態では、基準電圧値Vbと、基準時間ΔT経過時の検出用コイル28の電圧値Vとの差を変化量ΔVとして算出している。また、本形態では、変化量ΔVが第2基準値ΔVb以下である場合に、基準時間ΔT経過時の検出用コイル28の電圧値Vを基準電圧値Vbにする基準電圧値Vbの更新を行っている。そのため、本形態では、金属センサ21の周囲温度の変動の影響をより抑制した変化量ΔVを算出することが可能になる。また、本形態では、変化量ΔVが第2基準値ΔVbを超えている場合に、基準電圧値Vbの更新を行わずに基準電圧値Vbを維持している。変化量ΔVが第2基準値ΔVbを超えている場合には、カード挿入部4にスキミング用磁気ヘッド45が接近している最中であるおそれがあるため、変化量ΔVが第2基準値ΔVbを超えている場合に、基準電圧値Vbの更新を行わずに基準電圧値Vbを維持することで、カード挿入部4にスキミング用磁気ヘッド45が取り付けられたか否かを判定するための変化量ΔVを適切に算出することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、カードリーダ1の電源投入時の検出用コイル28の電圧値を基準電圧値Vbとして初期設定している。この他にもたとえば、金属センサ21の周囲温度を測定する温度センサ50(図2参照)を金属センサ21の近傍に配置するとともに、カードリーダ1の起動時に、検出用コイル28の実際の電圧値に関係なく、温度センサ50の検知結果に基づいて基準電圧値Vbを初期設定しても良い。この場合には、カードリーダ1の電源投入前からスキミング用磁気ヘッド45がカード挿入部4に取り付けられていても、初期設定された基準電圧値Vbを用いて、スキミング用磁気ヘッド45がカード挿入部4に取り付けられたか否かを判定するための変化量ΔVを適切に算出することが可能になる。
上述した形態では、基準時間ΔT経過時の検出用コイル28の電圧値Vと基準電圧値Vbとの差を変化量ΔVとして算出している。この他にもたとえば、基準時間ΔT内に複数回、検出用コイル28の電圧値を測定するとともに、複数回測定された検出用コイル28の電圧値の平均値と、基準電圧値Vbとの差を変化量ΔVとして算出しても良い。
上述した形態では、金属センサ21は、励磁用コイル26、27と検出用コイル28とを備えている。この他にもたとえば、金属センサ21は、励磁および検出兼用のコイルを備えていても良い。また、上述した形態では、カードリーダ1は、駆動ローラ8およびパッドローラ9を備えるカード搬送式のカードリーダであるが、本発明の構成が適用されるカードリーダは、ユーザが手動でカード2を移動させながら、磁気データの読取や記録を行う手動式のカードリーダであっても良い。たとえば、本発明の構成が適用されるカードリーダは、カードリーダ内へカード2を差し込む際、あるいは、カードリーダからカード2を引き抜く際に磁気データの読取や記録を行ういわゆるディップ式のカードリーダであっても良い。
1 カードリーダ
2 カード
3 挿入口
4 カード挿入部
7 磁気ヘッド
13 制御部
21 金属センサ
25 コア
26、27 励磁用コイル
28 検出用コイル
45 スキミング用磁気ヘッド(異物)
50 温度センサ
V 基準時間経過時の金属センサの出力値
Vb 基準電圧値(基準出力値)
ΔT 基準時間
ΔV 変化量
ΔVb 第2基準値
ΔVd 基準値

Claims (6)

  1. カードに記録された磁気データの読取および前記カードへの磁気データの記録の少なくともいずれか一方を行う磁気ヘッドと、前記カードが挿入される挿入口が形成されるカード挿入部と、前記カード挿入部の周辺に金属材料を含む異物が取り付けられたことを検知するための金属センサと、制御部とを備え、
    前記制御部は、所定の基準時間が経過するごとに前記金属センサの出力値の変化量を算出し、前記変化量が所定の基準値を超えている場合に、前記カード挿入部の周辺に前記異物が取り付けられたと判定することを特徴とするカードリーダ。
  2. 前記制御部は、基準出力値と、前記基準時間経過時の前記金属センサの出力値との差を前記変化量として算出するとともに、前記カードリーダの電源投入時の前記金属センサの出力値を前記基準出力値として初期設定し、前記変化量が前記基準値よりも小さな所定の第2基準値以下である場合に、前記基準時間経過時の前記金属センサの出力値を前記基準出力値にする前記基準出力値の更新を行い、前記変化量が前記第2基準値を超えている場合に、前記基準出力値の更新を行わずに前記基準出力値を維持することを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  3. 前記金属センサの近傍に配置され前記金属センサの周囲温度を測定する温度センサを備え、
    前記制御部は、基準出力値と、前記基準時間経過時の前記金属センサの出力値との差を前記変化量として算出するとともに、前記カードリーダの電源投入時に、前記温度センサの検知結果に基づいて前記基準出力値を初期設定し、前記変化量が前記基準値よりも小さな所定の第2基準値以下である場合に、前記基準時間経過時の前記金属センサの出力値を前記基準出力値にする前記基準出力値の更新を行い、前記変化量が前記第2基準値を超えている場合に、前記基準出力値の更新を行わずに前記基準出力値を維持することを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  4. 前記金属センサは、磁性材料で形成されるコアと、前記コアに巻回される一対の励磁用コイルと、前記コアの軸線方向において一対の前記励磁用コイルの間で前記コアに巻回される検出用コイルとを備え、
    前記検出用コイルの両端部の間には、前記金属センサの検知領域内に前記異物がないときに電圧が発生せず、かつ、前記金属センサの検知領域内に前記異物があると電圧が発生し、
    前記金属センサの出力値は、前記検出用コイルの両端部の間の電圧値であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカードリーダ。
  5. カードに記録された磁気データの読取および前記カードへの磁気データの記録の少なくともいずれか一方を行う磁気ヘッドと、前記カードが挿入される挿入口が形成されるカード挿入部と、前記カード挿入部の周辺に金属材料を含む異物が取り付けられたことを検知するための金属センサとを備えるカードリーダの制御方法であって、
    所定の基準時間が経過するごとに前記金属センサの出力値の変化量を算出し、前記変化量が所定の基準値を超えている場合に、前記カード挿入部の周辺に前記異物が取り付けられたと判定することを特徴とするカードリーダの制御方法。
  6. 基準出力値と、前記基準時間経過時の前記金属センサの出力値との差を前記変化量として算出するとともに、前記カードリーダの電源投入時の前記金属センサの出力値を前記基準出力値として初期設定し、前記変化量が前記基準値よりも小さな所定の第2基準値以下である場合に、前記基準時間経過時の前記金属センサの出力値を前記基準出力値にする前記基準出力値の更新を行い、前記変化量が前記第2基準値を超えている場合に、前記基準出力値の更新を行わずに前記基準出力値を維持することを特徴とする請求項5記載のカードリーダの制御方法。
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