JP2015082286A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び画像表示装置 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】温度制御機構を安定して制御可能な情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び画像表示装置を提供すること。【解決手段】本技術の一形態に係る情報処理装置は、入力部と、出力部と、変化量判定部と、指示部とを具備する。前記入力部は、測定ポイントの温度の測定値である測定温度を入力する。前記出力部は、前記測定ポイントの温度を設定温度に制御する温度制御機構に、前記設定温度を制御するための操作量を出力する。前記変化量判定部は、前記入力された測定温度の時間的な変化量を判定する。前記指示部は、前記変化量判定部による判定をもとに、所定の前記操作量を単位とする単位操作量の出力を前記出力部に指示する。【選択図】図6

Description

本技術は、例えばチラー等の温度調整装置を制御する情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び画像表示装置に関する。
従来、種々の装置や機器等を対象として、その温度を制御するための装置が用いられている。例えば特許文献1には、半導体ウエハが載置されるサセプタの温度を制御するための温度調整装置として、チラーが記載されている。特許文献1の図1に示されるように、チラー1により、水やエチレングリコールからなる熱媒体が、温度が管理された状態で吐出される。熱媒体は、配管2を通じてサセプタ5の内部を巡るように供給される。熱媒体によりサセプタ5で発生した熱が吸収され、これによりサセプタ5が冷却される。熱を吸収した高温の熱媒体は、チラー1内の冷却器6により冷却される。このように熱媒体が循環されることで、サセプタ5の温度が制御される(特許文献1の段落[0015][0016]等)。
特開2003−195952号公報
上記したチラー等の温度制御装置を安定して制御する技術が求められている。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、温度制御機構を安定して制御可能な情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び画像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る情報処理装置は、入力部と、出力部と、変化量判定部と、指示部とを具備する。
前記入力部は、測定ポイントの温度の測定値である測定温度を入力する。
前記出力部は、前記測定ポイントの温度を設定温度に制御する温度制御機構に、前記設定温度を制御するための操作量を出力する。
前記変化量判定部は、前記入力された測定温度の時間的な変化量を判定する。
前記指示部は、前記変化量判定部による判定をもとに、所定の前記操作量を単位とする単位操作量の出力を前記出力部に指示する。
この情報処理装置では、測定ポイントの測定温度の時間的な変化量が判定される。そしてその判定結果をもとに、出力部による操作量の出力が指示される。この際、所定の操作量を単位とする単位操作量の出力が指示される。これにより動作が整定された状態の温度制御機構に対して、単位操作量ごとの出力を実行することが可能となる。この結果、温度制御機構を安定して制御することが可能となる。
前記変化量判定部は、前記変化量が所定の範囲に含まれるか否かを判定してもよい。この場合、前記指示部は、前記変化量が前記所定の範囲に含まれると判定された場合に、前記単位操作量の出力を指示してもよい。
これにより動作が整定された状態の温度制御機構に対して、単位操作量ごとの出力を実行することが可能となる。
前記情報処理装置は、前記測定温度と目標温度とを比較する比較部をさらに具備してもよい。この場合、前記指示部は、前記測定温度が前記目標温度よりも大きい場合に、前記設定温度を小さくするための減少単位操作量の出力を指示し、前記測定温度が前記目標温度よりも小さい場合に、前記設定温度を大きくするための増加単位操作量の出力を指示してもよい。
このように単位操作量を出力させることで、測定ポイントの温度を適正に制御することが可能となる。
前記情報処理装置は、前記測定温度が前記目標温度を基準とした第1の目標温度範囲に含まれるか否かを判定する目標判定部をさらに具備してもよい。この場合、前記指示部は、前記測定温度が前記第1の目標温度範囲に含まれないと判定された場合に、前記単位操作量の出力を指示してもよい。
これにより温度制御機構を安定して制御することが可能となる。
前記情報処理装置は、第1の単位操作量と、前記第1の単位操作量よりも大きい第2の単位操作量とを記憶する記憶部をさらに具備してもよい。この場合、前記目標判定部は、前記測定温度が、前記第1の目標温度範囲よりも大きい、前記目標温度を基準とした第2の目標温度範囲に含まれるか否かを判定してもよい。また前記指示部は、前記測定温度が前記第1の目標温度範囲に含まれずかつ前記第2の目標温度範囲に含まれると判定された場合に、前記第1の単位操作量の出力を指示し、前記測定温度が前記第1の目標温度範囲に含まれずかつ前記第2の目標温度範囲に含まれないと判定された場合に、前記第2の単位操作量の出力を指示してもよい。
これにより測定ポイントの温度を目標温度に効果的に制御することが可能となる。
前記情報処理装置は、前記測定温度の時間的な増減を判定する増減判定部をさらに具備してもよい。この場合、前記指示部は、前記測定温度が前記目標温度よりも大きい状態で時間的に増加する場合に前記減少単位操作量の出力を指示し、前記測定温度が前記設定温度よりも小さい状態で時間的に減少する場合に前記増加単位操作量の出力を指示してもよい。
これにより測定ポイントの温度が設定温度から大きく離れてしまうことを防止することが可能となる。
前記指示部は、前記温度制御機構の動作が開始してから所定の時間が経過するまでは、前記単位操作量の出力を指示しなくてもよい。
これにより動作の開始時において、温度制御機構の動作が安定した後に、単位操作量ごとの出力を実行することが可能となる。
前記測定ポイントは、温度制御の対象となる対象物と熱的に相関関係がある部分に設定されてもよい。
これにより対象物の温度を制御することが可能となる。
前記測定ポイントは、前記対象物の一部分に設定されてもよい。
これにより対象物の温度を制御することが可能となる。
前記温度制御機構は、前記対象物と熱交換可能な熱媒体と、前記熱媒体の温度を制御するチラーとを有してもよい。この場合、前記出力部は、前記チラーに前記操作量を出力してもよい。
このようにチラーが用いられてもよい。本技術により、チラーを安定して制御することが可能となる。
前記情報処理装置は、前記対象物の動作の開始を制御する開始制御部と、前記測定温度が、前記対象物の動作の開始の基準となる開始温度範囲に含まれるか否かを判定する開始判定部とをさらに具備してもよい。この場合、前記開始制御部は、前記測定温度が前記開始温度範囲に含まれると判定された場合に、前記対象物の動作を開始させてもよい。
これにより動作開始時の温度上昇に起因する問題の発生を防ぐことが可能となる。
前記対象物は、所定の出力で動作することが可能であってもよい。この場合、前記開始制御部は、前記所定の出力に向けて出力が段階的に大きくなるように、段階的に前記対象物の動作を開始させてもよい。
これにより動作開始時の温度上昇に起因する問題の発生を防ぐことが可能となる。
前記情報処理装置は、前記対象物の動作の停止を制御する停止制御部と、前記測定温度が、前記対象物の動作の停止の基準となる停止温度範囲に含まれるか否かを判定する停止判定部とをさらに具備してもよい。この場合、前記停止制御部は、前記測定温度が前記停止温度範囲に含まれると判定された場合に、前記対象物の動作を停止させてもよい。
これにより動作停止時の温度下降に起因する問題の発生を防ぐことが可能となる。
前記停止制御部は、出力が段階的に小さくなるように、段階的に前記対象物の動作を停止させてもよい。
これにより動作停止時の温度下降に起因する問題の発生を防ぐことが可能となる。
前記入力部は、所定のサンプリング間隔で測定された前記測定温度を入力してもよい。
本技術の一形態に係る情報処理方法は、測定ポイントの温度を設定温度に制御する温度制御機構に、前記設定温度を制御するための操作量を出力することが可能なコンピュータにより実行される情報処理方法であって、
前記測定ポイントの温度の測定値である測定温度を入力することを含む。
前記入力された測定温度の時間的な変化量が判定される。
前記変化量の判定をもとに、所定の前記操作量を単位とする単位操作量が、前記温度制御機構に出力される。
本技術の一形態に係るプログラムは、測定ポイントの温度を設定温度に制御する温度制御機構に、前記設定温度を制御するための操作量を出力することが可能なコンピュータに、以下のステップを実行させる。
前記測定ポイントの温度の測定値である測定温度を入力するステップ。
前記入力された測定温度の時間的な変化量を判定するステップ。
前記変化量の判定をもとに、所定の前記操作量を単位とする単位操作量を、前記温度制御機構に出力するステップ。
本技術の一形態に係る画像表示装置は、画像表示部と、測定部と、入力部と、出力部と、判定部と、指示部とを具備する。
前記画像表示部は、レーザ光源を有する。
前記測定部は、前記レーザ光源と熱的に相関関係がある部分に設定された測定ポイントの温度を測定する。
前記入力部は、前記測定部による測定値である測定温度を入力する。
前記出力部は、前記測定ポイントの温度を設定温度に制御する温度制御機構に、前記設定温度を制御するための操作量を出力する。
前記判定部は、前記入力された測定温度の時間的な変化量を判定する。
前記指示部は、前記判定部による判定をもとに、所定の前記操作量を単位とする単位操作量の出力を前記出力部に指示する。
以上のように、本技術によれば、温度制御機構を安定して制御することが可能となる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
第1の実施形態に係る温度制御システムの構成例を示す概略図である。 情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 情報処理装置のソフトウェア構成例を示すブロック図である。 図3に示す測定温度判定部の構成例を示すブロック図である。 情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 情報処理装置の動作例を示すフローチャートである。 時間に応じた、測定温度及びチラーの設定温度の各値を示すグラフである。 他のチラーが用いられた場合の、測定温度及び設定温度を示すグラフである。 第2の実施形態に係るレーザ光を出射する際の動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るレーザ光の出射を停止させる際の動作例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る、時間に応じた、測定温度及びチラーの設定温度の各値を示すグラフである。
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
[情報処理装置の構成]
図1は、本技術の第1の実施形態に係る温度制御システムの構成例を示す概略図である。温度制御システム500は、本技術に係る情報処理装置100と、温度センサ10と、温度入力ユニット20と、温度制御機構30と、温度制御の対象となるプロジェクタ40とを有する。
情報処理装置100としては、例えばPC(Personal Computer)等のコンピュータが用いられる。情報処理装置100は、温度センサ10により測定された測定ポイントAの温度をもとに、温度制御機構30を制御する。情報処理装置100については、後に詳しく説明する。なお情報処理装置100として、PC以外の他のコンピュータが用いられてもよい。
温度センサ10は、測定ポイントAに配置され、測定ポイントAの温度を測定する。温度センサ10の構成は限定されず、例えば熱電対、白金測温体、又はサーミスタ等が用いられる。その他の温度センサが用いられてもよい。
温度入力ユニット20は、温度センサ10から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。例えばプリアンプにより温度センサ10からのアナログ信号が増幅され、AD(Analog/Digital)変換器によりデジタル信号に変換される。その他の信号処理が実行されてもよい。測定温度を表すデジタル信号は、情報処理装置100に送信される。
温度入力ユニット20の構成は限定されない。また温度センサ10、温度入力ユニット20、情報処理装置100、及び温度制御機構30の、それぞれの間の接続方法も限定されない。例えばLAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介してデバイス間が接続されてもよいし、互いの出力端子及び入力端子に接続されたケーブル等を介してデバイス間が接続されてもよい。
温度制御機構30は、測定ポイントAの温度を設定温度に制御することが可能である。例えば設定温度として20℃が設定されるとする。そうすると温度制御機構30は、測定ポイントAの温度が20℃となるように、温度制御を実行する。測定ポイントAの温度が20℃よりも大きい場合には、測定ポイントAは冷却される。測定ポイントAの温度が20℃よりも小さい場合には、測定ポイントAは加熱される。
本実施形態では、情報処理装置100から温度制御機構30へ、設定温度を制御するため操作量が出力される。例えば設定温度が20℃の状態で、+5℃の操作量が出力された場合には、設定温度は25℃に設定される。または−5℃の操作量が出力された場合には、設定温度は15℃に設定される。設定温度を変更する場合の、最小単位は限定されず、典型的には温度制御機構30の構成により定まる。例えば1℃を最小単位として、設定温度が変更可能であってもよいし、0.1℃を最小単位として設定温度が変更可能であってもよい。
後にも詳しく説明するが、本実施形態では、情報処理装置100により、所定の操作量を単位とする単位操作量が出力される。単位操作量は、定まった量の操作量であれば、限定されない。例えば設定温度を変更可能な最小単位が、単位操作量として設定される。例えば最小単位0.1℃である場合に、±0.1℃が単位操作量として設定されてもよい。あるいはその5倍の±0.5℃が単位操作量として設定されてもよい。
このように本実施形態では、定まった量の単位操作量が出力される。従って情報処理装置100による設定温度の変更を意味する単位操作量の出力は、操作量の更新ともいえる。情報処理装置100により、適宜操作量が更新されることで、測定ポイントが目標温度に向けて制御される。
図1に示すように、温度制御機構30は、温度制御の対象物と熱交換可能な熱媒体(冷媒)31と、熱媒体31の流路となる配管32と、熱媒体31の温度を制御するチラー33とを有する。熱媒体31としては、例えば、水、エチレングリコール等が用いられる。配管32の種類、長さ、形状等は限定されない。配管32は、対象物の内部や周囲に適宜配置される。
チラー33は、熱媒体31の温度が設定温度となるように、熱媒体31の温度を制御する。情報処理装置100は、このチラー33に対して、上記した単位操作量を出力する。チラー33の構成は限定されず、水冷式、空冷式、ペルチェ式、又はこれらを組み合わせたもの等、任意の構成のものが用いられてもよい。熱媒体31の温度を制御する方法も限定されず、例えば設定温度と、チラー33から吐出する熱媒体の温度(吐出温度)とをもとに、PID(Proportional Integral Derivative Controller)制御等のフィードバック制御が実行される。
図1に示すように、本実施形態では、温度制御の対象としてプロジェクタ40が配置される。プロジェクタ40は、レーザ光源41を有する画像表示部(図示略)を有する。例えばRGB(赤色、緑色、青色)の光をそれぞれ出射可能な3つのレーザ光源41が用いられる。RGBのレーザ光は、各色のレーザ光用に準備された3つの光変調素子(例えば液晶ライトバルブ)に照射される。光変調素子により変調されたRGBの変調光(画像)が合成されることで、カラー画像が生成される。生成されたカラー画像は、スクリーン等に投射される。なおプロジェクタの構成は限定されない。
本実施形態では、熱制御システム500により、プロジェクタ40のレーザ光源41の温度が制御される。高輝度のプロジェクタを実現するために、3万ルーメンから6万ルーメン等のレーザ光が出射される場合、レーザ光源41から発生する熱の影響が大きい。本技術では、レーザ光源41の温度を安定して制御することが可能であるので、プロジェクタ40の高輝度化や、高精度な画像の表示等が実現される。
図1に示すように、熱媒体31の流路となる配管32が、レーザ光源41の内部又は周囲に適宜配置される。配管31の配置方法等は限定されないが、例えば高い温度制御の精度が必要な部分が、配管31の上流側(チラー33の吐出口34に近い側)に配置されてもよい。例えばRGBの3色のレーザ光源41が用いられる場合、最も精度が必要な色のレーザ光源41が上流側にくるように配管32が配置される。3つのレーザ光源41のうちでは、赤色レーザ光源の温度制御が最も高く必要な場合が多いので、例えば赤色レーザ光源が上流側に配置される。
レーザ光源41は、温度制御の対象となる対象物に相当する。測定ポイントAは、レーザ光源41の一部分に設定される。例えばレーザ光源41の基板や、レーザ光源41を支持するフレーム等、任意の部分が測定ポイントAとして設定されてよい。またRGBの3色のレーザ光源41が用いられる場合、例えば赤色等の1つの色のレーザ光源41に測定ポイントが設定されてもよいし、各色に測定ポイントが設定されてもよい。
図2は、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。
情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、入出力インタフェース105、及び、これらを互いに接続するバス104を備える。
入出力インタフェース105には、表示部106、操作部107、記憶部108、通信部109、ドライブ部110、I/F(インタフェース)部112等が接続される。
表示部106は、例えば液晶、EL(Electro-Luminescence)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いた表示デバイスである。操作部107は、例えばコントローラ、ポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、その他の操作装置である。操作部107がタッチパネルを含む場合、そのタッチパネルは表示部106と一体となり得る。
記憶部108は、不揮発性の記憶デバイスであり、例えばHDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、その他の固体メモリである。ドライブ部110は、例えば光学記録媒体、磁気記録テープ等、リムーバブルの記録媒体111を駆動することが可能なデバイスである。これに対し上記記憶部108は、主にリムーバブルでない記録媒体を駆動する、情報処理装置100に予め搭載されたデバイスとして使用される場合が多い。
通信部109は、LAN、WAN等に接続可能な、他のデバイスと通信するためのモデム、ルータ、その他の通信機器である。通信部109は、有線及び無線のどちらを利用して通信するものであってもよい。通信部109は、情報処理装置100とは別体で使用される場合が多い。
I/F部112は、USB(Universal Serial Bus)端子、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)端子、又はネットワーク端子等の、他のデバイスや種々のケーブルを接続するためのインタフェースである。I/F部112を介して、他のデバイスから情報を受信可能であり、また他のデバイスに制御信号等を送信することが可能である。なお表示部106や操作部107等が、I/F部112を介して情報処理装置100に接続されてもよい。
上記のようなハードウェア構成を有する情報処理装置100による情報処理は、記憶部108またはROM102等に記憶されたソフトウェアと、情報処理装置100のハードウェア資源との協働により実現される。具体的には、CPU101が記憶部108またはROM102等に記憶された、ソフトウェアを構成するプログラムをRAM103にロードして実行することにより実現される。
プログラムは、例えば記録媒体111を介して情報処理装置100にインストールされる。あるいは、グローバルネットワーク等を介してプログラムが情報処理装置100にインストールされてもよい。また情報処理装置100が実行するプログラムは、時系列に処理が行われるプログラムであってもよいし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであってもよい。
図3は、情報処理装置100のソフトウェア構成例を示すブロック図である。図2に示すCPU101が所定のプログラムを実行することで、ソフトウェアブロックであるプロジェクタ制御部115、測定温度判定部116、操作量出力指示部117、及び操作量出力部118が実現される。なお各ブロックを実現するために専用のハードウェアが適宜用いられてもよい。
プロジェクタ制御部115は、プロジェクタ40に制御信号を出力することで、プロジェクタ40の動作を制御することが可能である。本実施形態では、プロジェクタ制御部115により、レーザ光源41の動作の開始及び停止が制御される。ここでレーザ光源41の動作の開始は、レーザ光の出射を意味する。またレーザ光源41の動作の停止は、レーザ光の出射の停止を意味する。これに限定されるわけではない。
レーザ光源41は、所定の出力でレーザ光を出射することが可能である(所定の出力で動作可能である)。「所定の出力」とは、所定の発光量を意味し、その大きさは、例えば画像表示に必要な発光量である。あるいは最大の発光量が、「所定の出力」として設定されてもよい。またレーザ光源を駆動させる駆動電力が、「所定の出力」として扱われてもよい。
プロジェクタ制御部115は、レーザ光の出力(発光量等)を制御することが可能である。例えばプロジェクタ制御部115は、上記した所定の出力に向けて出力が段階的に大きくなるように、段階的にレーザ光を出射させることが可能である。またプロジェクタ制御部115は、出力が段階的に小さくなるように、段階的にレーザ光の出射を停止させることも可能である。その他、レーザ光源41や画像生成部、その他プロジェクタ40が有する各機構の動作が、プロジェクタ制御部115により制御される。本実施形態では、プロジェクタ制御部115により、開始制御部及び停止制御部が実現される。
測定温度判定部116は、温度センサ10により測定され、温度入力ユニット20により送信された測定温度をもとに、種々の判定を実行する。判定に必要な情報は、適宜記憶部108等から読み出される。
操作量出力指示部117は、測定温度判定部116による種々の判定をもとに、単位操作量の出力を操作量出力部118に指示する。操作量出力指示部117は、本実施形態において、指示部として機能する。
操作量出力部118は、温度制御機構30のチラー33に、設定温度を制御するための操作量を出力する。上記したように、単位操作量は、操作量出力指示部117の指示をもとにチラー33に出力される。操作量出力部118は、本実施形態において、出力部として機能する。
本実施形態では、測定温度判定部116、操作量出力指示部117、操作量出力部118により、チラー制御部が構成される。また測定温度判定部116、操作量出力指示部117により、整定状態判定部が構成される。整定状態判定部は、チラー33の動作が整定したか否かを判定するブロックとして機能する。
もちろんこのような構成に限定されるわけではない。本開示にて説明する本技術に係る情報処理方法を実現するために、ソフトウェア及びハードウェアが適宜構成されてよい。このことは図4に示すソフトウェア構成においても同様である。
なお図3には図示していないが、情報処理装置100は、温度入力ユニット20を制御するブロックも有する。このブロックからの指示や要求により測定温度が取得され、情報処理装置100に送信される。
図4は、測定温度判定部116の構成例を示すブロック図である。測定温度判定部116は、入力部120と、変化量判定部121と、温度比較部122と、目標判定部123と、増減判定部124と、開始判定部125と、停止判定部126と、出力部127とを有する。
入力部120は、測定された測定温度を入力する。本実施形態では、入力部120及びインタフェース部112により、測定ポイントAの温度の測定値である測定温度を入力する入力部が実現される。
変化量判定部121は、入力された測定温度の時間的な変化量を判定する。本実施形態では、変化量判定部121により、測定温度の時間的な変化量が所定の範囲に含まれるか否かが判定される。以下、当該所定の範囲を整定判定範囲と記載する。
本実施形態では、所定のサンプリング間隔で測定された測定温度が、情報処理装置100に送信される。測定温度の時間的な変化量は、典型的には、所定のサンプリング間隔で測定された現在の測定温度と前回の測定温度との差により算出される。しかしながらこれに限定されず、過去の所定の測定温度と、現在の測定温度との差により、測定温度の時間的な変化量が算出されてもよい。
あるいは測定温度が、連続的なアナログデータとして入力されてもよい。そして微分回路等により温度の時間微分が計算され、その値が測定温度の時間的な変化量として算出されてもよい。
温度比較部122は、測定温度と目標温度とを比較し、どちらの温度が大きいかを比較結果として出力する。目標温度は、温度制御の対象となるレーザ光源41の温度(測定ポイントAの温度)の、制御目標となる温度である。その他、測定温度と、設定温度等の他の温度とが比較されてもよい。または測定温度とは異なる温度同士が比較されてもよい。
目標判定部123は、測定温度が目標温度を基準とした目標温度範囲に含まれるか否かを判定する。本実施形態では、目標温度範囲として、第1の目標温度範囲と、この範囲よりも大きい第2の目標温度範囲とが設定されている。第1の目標温度範囲は、第2の目標温度範囲に含まれる範囲である。
目標判定部123により、以下の3つのパターンが判定される。
測定温度は、第1及び第2の目標温度範囲の双方に含まれる(第1の目標温度に含まれれば、双方に含まれることになる)。
測定温度は、第1の目標温度範囲に含まれずかつ第2の目標温度範囲に含まれる。
測定温度は、第1の目標温度範囲に含まれずかつ第2の目標温度範囲に含まれない。
増減判定部124は、測定温度の時間的な増減を判定する。すなわち増減判定部124により、測定温度が時間的に増加している、時間的に減少している、あるいは変化はない、の3パターンが判定される。本実施形態では、所定のサンプリング間隔で測定された前回の測定温度と現在の測定温度とが比較されることで、測定温度の時間的な増減が判定される。
すなわち2つの測定温度のうち、前回の測定温度の方が大きい場合には、測定温度は時間的に減少していると判定される。現在の測定温度の方か大きい場合には、測定温度は時間的に増加していると判定される。2つの測定温度が同じ値である場合には、測定温度は時間的に変化していないと判定される。時間的な増減を判定する方法は、これに限定されず、他の方法が用いられてもよい。
開始判定部125は、測定温度が、対象物の動作の開始の基準となる開始温度範囲に含まれるか否かを判定する。本実施形態では、開始判定部125により、測定温度がレーザ光源41の動作の開始に適正な温度範囲に含まれるか否かが判定される。すなわちここではレーザ光源41の開始に適正な温度範囲が、動作の開始の基準となる開始温度範囲に相当する。これに限定されるわけではない。
停止判定部126は、測定温度が、対象物の動作の停止の基準となる停止温度範囲に含まれるか否かを判定する。本実施形態では、停止判定部126により、測定温度がレーザ光源の動作の停止に適正な温度範囲に含まれるか否かが判定される。すなわちここではレーザ光源41の停止に適正な温度範囲が、動作の停止の基準となる停止温度範囲に相当する。これに限定されるわけではない。なお開始温度範囲及び停止温度範囲は、例えば記憶部108等に記憶される。
出力部127は、各判定部及び温度比較部122からの判定結果や比較結果等を出力する。出力部127を介して、判定結果及び比較結果が、操作量出力指示部117等に出力される。
図5−図7は、温度制御システム500における情報処理装置100の動作例を示すフローチャートである。図8は、時間に応じた、測定温度及びチラー33の設定温度の各値を示すグラフである。図8のグラフでは、所定のサンプリング間隔で測定された測定温度、及びそれに応じて更新された設定温度が図示されている。また図8のグラフでは、目標温度も図示されている。本実施形態では、目標温度は21℃に固定されている。
図5に示すように、まず情報処理装置100を介してチラー33の動作が開始される。そしてチラー33に設定温度Tsetが設定される(ステップ101)。図8に示すように、この初期設定では、設定温度Tsetは、レーザ光源41の目標温度Ttarget(=21℃)に設定される。図5に示すように、Tset=xxxで、設定温度Tsetとしてxxxの値をチラーに送信することが表されるとする。そうするとステップ101において、Tset=Ttargetとなる。
次に、直前(1つ前)にチラー33に設定された設定温度Tset0として、ステップ101で設定された設定温度Tsetが設定される(ステップ102)。従ってTset0=Tset(=Ttarget)となる。TsetやTset0の情報、その他の設定された情報は、適宜記憶部108等に記憶される。
所定のアイドリング時間Tidleの間は、チラー33の設定温度Tsetが固定される(ステップ103)。本実施形態では、アイドリング時間Tidleにおいて、操作量出力指示部117による単位操作量の出力が停止される。または操作量出力指示部117による単位操作量の出力が無効とされる。またはチラー33側で設定温度Tsetがロックされてもよい。
アイドリング時間Tidleの大きさは任意に設定されてよい。動作開始時においてチラー33の動作が安定したと判定される時間がアイドリング時間Tidleとして適宜設定されればよい。
このように本実施形態では、温度制御機構30のチラー33の動作が開始してから所定のアイドリング時間Tidleが経過するまでは、単位操作量の出力が指示されない。これにより動作の開始時において、チラー33の動作が安定した後に、単位操作量の出力を実行することが可能となる。この結果、チラー33を安定して制御することが可能となる。なお図8のグラフでは、符号Aで示される範囲が、アイドリング時間Tidleに相当する。
アイドリング時間Tidleが経過すると、測定ポイントAの温度Tobjが測定される(ステップ104)。その測定温度Tobjが情報処理装置100に送信される。なお測定ポイントAは、観測ポイントともいえる。
ステップ104で測定された測定温度Tobjが、直前(1つ前)に設定された測定温度Tobj_0として設定される(ステップ105)。
サンプリング時間Tsampleだけ動作が待機される(ステップ106)。サンプリング時間Tsampleとしては、例えば10秒−20秒程度が設定される。しかしながらサンプリング時間Tsampleの大きさは限定されず、任意の時間が設定されてよい。サンプリング時間Tsampleは、チラー33の動作が整定状態となるまでの時間を基準として適宜設定される。サンプリン時間Tsampleが経過すると、測定ポイントAの温度Tobjが測定される(ステップ107)。
開始判定部125により、測定温度Tobjが、レーザ光源41の動作の開始に適正な開始温度範囲に含まれるか否かが判定される(ステップ108)。ステップ108に示す温度閾値Ton1及び温度閾値Ton2がその開始温度範囲の下限値及び上限値となる。
レーザ光源41の動作が開始されレーザ光が出射されると、レーザ光源41から熱が発生する。上記したように高輝度のレーザ光が出射される場合、発熱量も大きくなる。この結果、図8のグラフに示すように、レーザ光の出射の開始直後には、測定温度Tobjが瞬間的に上昇する。
レーザ光の出射時にレーザ光源41の温度が大きくなりすぎると、レーザ素子への負担が大きくなり、レーザ光源41の寿命が短くなってしまう。レーザ素子が破壊されたり、周辺の部材へ影響を与えてしまうことも考えられる。従って本実施形態では、動作開始時に温度上昇が生じても、その温度がレーザ光源41の許容温度となるような、開始温度範囲が設定される。
開始温度範囲の具体的な値は限定されない。レーザ光源41の特性等に応じて適宜設定されればよい。例えば、およそ22℃から23℃までの範囲が開始温度範囲として設定される。なお上限値のみが設定され、測定温度Tobjが当該上限値を下回ったときに、レーザ光の出射の開始に適した状態であると判定されてもよい。
測定温度Tobjが開始温度範囲に含まれると判定された場合(ステップ108のYes)、プロジェクタ制御部115により、レーザ光の出射が開始される(ステップ109)。すでにレーザ光が出射されている場合は、ステップ109はスキップされる。このように開始判定部125による判定が実行されることで、動作開示時の温度上昇に起因する問題の発生を防ぐことが可能となる。
測定温度Tobjが開始温度範囲に含まれないと判定された場合(ステップ108のNo)、レーザ光の出射は開始されず(すでに出射されている場合を除く)、図6のステップ110に進む。
図6のステップ110では、目標判定部123により、測定温度Tobjが、第1の目標温度範囲に含まれるか否かが判定される。ステップ110に示す温度閾値Tgood1及び温度閾値Tgood2がその第1の目標温度範囲の下限値及び上限値となる。第1の目標温度範囲は、目標温度に十分近いと判定される範囲である。第1の目標温度範囲としては、目標温度Ttargetを中心とした約0.4℃程度の大きさの範囲が設定される。すなわち図8に示す例では、目標温度21℃に対して、温度閾値Tgood1=20.6℃、温度閾値Tgood2=21.4℃に設定される。
もちろんこの範囲に限定されず、第1の目標温度範囲は適宜設定されてよい。例えば、レーザ光源41から出射されるレーザ光の発振波長がずれない温度の範囲が、第1の目標温度範囲として設定される。第1の目標温度範囲は、典型的には、開始温度範囲に含まれる範囲である。しかしながらこれに限定されるわけではない。
測定温度Tobjが第1の目標温度範囲に含まれると判定された場合(ステップ110のYes)、温度制御は達成されていると判定され、チラー33の設定温度Tsetの更新、すなわち単位操作量の出力の指示は行われない。
ステップ107で測定された測定温度Tobjが、直前に測定された測定温度Tobj_0として設定される(ステップ111)。サンプリング時間Tsampleだけ動作が待機され(ステップ112)、測定ポイントAの温度Tobjが測定される(ステップ113)。そして図5のステップ108に戻る。
このように第1の目標温度範囲が設定され、測定温度Tobjの判定が実行されることで、目標温度Ttargetの近傍においてチラー33の動作を安定させることが可能となる。
測定温度Tobjが第1の目標温度範囲に含まれないと判定された場合(ステップ110のNo)、測定温度Tobjの時間的な変化量として、ステップ107で測定された測定温度Tobjと、ステップ105で設定された測定温度Tobj_0との差Dif_Tobjが算出される(ステップ114)。その後、ステップ107で測定された測定温度Tobjが、直前に測定された測定温度Tobj_0として設定される(ステップ115)。
変化量判定部121により、測定温度Tobjが、整定判定範囲に含まれるか否かが判定される(ステップ116)。ステップ116に示す温度閾値Tstl1及び温度閾値Tstl2が、その整定判定範囲の下限値及び上限値となる。整定判定範囲は、チラー33の動作が整定したか否かを判定するための範囲である。整定判定範囲の大きさは限定されず、チラー33の特性等をもとに、チラー33の動作が整定状態であると判定可能な範囲が適宜設定されればよい。
例えば整定判定範囲として、約0.3℃程度の大きさの範囲が設定される。この場合温度閾値Tstl1=0.15℃、温度閾値Tstl2=−0.15℃に設定される。2つの測定温度の差であるので、その範囲は絶対値を用いて表現されてもよい。すなわち|Dif_Tobj|<温度閾値Tstlを満たすか否かが判定されてもよい。
測定温度Tobjの時間的な変化量を表す差Dif_Tobjが、整定判定範囲に含まれると判定された場合(ステップ116のYes)、チラー33の動作が整定状態になったと判定される。そして温度比較部122により、測定温度Tobjと、目標温度Ttargetとが比較される(ステップ117)。図8のグラフに示す例では、このステップ117により、測定温度Tobjが21℃よりも大きいか否かが判定される。
測定温度Tobjが目標温度Ttargetよりも小さいと判定された場合(ステップ117のNo)、チラー33の設定温度Tsetが単位操作量分だけ増加される(ステップ118)。ここでは単位操作量として0.1℃が設定されるとする。そうすると設定温度が21.1℃に増加される。設定温度Tsetを増加させるために、操作量出力指示部117により、+0.1℃の操作量の出力が指示される。すなわち+の符号を含む操作量が出力される。この「+単位操作量」は、本実施形態において、設定温度を大きくするための増加単位操作量に相当する。
ステップ118に示すように、本実施形態では、ステップ102で設定されたTset0(=21℃)に単位操作量としてのTstepが加算されたTset(=21.1℃)が、チラー33に送信されている。このように単位操作量分だけ加算された値が、設定温度Tsetの更新後の設定値としてチラー33に送信されてもよい。あるいは単位操作量分だけ設定温度を増加させる旨の指示がチラー33に送信されてもよい。本開示では、チラー33の設定温度Tsetを単位操作量分だけ増加させるための種々の指示等が、「単位操作量の出力」に含まれるものとする。このことは設定温度Tsetを減少させる場合も同様である。
測定温度Tobjは目標温度Ttargetよりも大きいと判定された場合(ステップ117のYes)、チラー33の設定温度Tsetが単位操作量分だけ減少される(ステップ119)。従って、設定温度が20.9℃に減少される。設定温度Tsetを減少させるために、操作量出力指示部117により、−0.1℃の操作量の出力が指示される。すなわち−の符号を含む操作量が出力される。この「−単位操作量」は、本実施形態において、設定温度を小さくするための減少単位操作量に相当する。
ステップ119に示すように、本実施形態では、Tset0(=21℃)に単位操作量としてのTstepが減算されたTset(=20.9℃)が、チラー33に送信されている。これに代えて、単位操作量分だけ設定温度を減少させる旨の指示がチラー33に送信されてもよい。
設定温度Tsetの更新が終わると、ステップ118又は117で更新された設定温度Tsetが、直前に設定された設定温度Tset0として設定される(ステップ120)。サンプリング時間Tsampleだけ動作が待機され(ステップ121)、測定ポイントAの温度Tobjが測定される(ステップ122)。そして図5のステップ108に戻る。
図6のステップ116にて、測定温度Tobjの時間的な変化量を表す差Dif_Tobjが、整定判定範囲に含まれないと判定された場合(No)、すなわちチラー33の動作が整定していないと判定された場合は、図7に示す処理が実行される。
まず増減判定部124により、ステップ107で測定された測定温度Tobjと、ステップ105で設定された測定温度Tobj_0とが比較され、どちらが大きいかが判定される。具体的には、ステップ114にて算出された差Dif_Tobjが、正の値であるか負の値であるかが判定される。この判定に加えて、温度比較部122により、測定温度Tobjと目標温度Ttargetとが比較され、どちらが大きいかが判定される(ステップ123)。なお各ステップにおいて、予め比較及び判定された結果が用いられてもよい。
すなわちこのステップ123では、測定温度Tobjが目標温度Ttargetよりも大きい状態で時間的に増加するか否かが判定される。その結果がYesである場合、すなわち差Dif_Tobjが正の値であり、かつ、測定温度Tobjが目標温度Ttargetよりも大きい場合には、チラー33の設定温度Tsetが単位操作量分だけ減少される(ステップ124)。
ステップ123にて結果がNoである場合には、測定温度Tobjが目標温度Ttargetよりも小さい状態で時間的に減少するか否かが判定される。すなわち測定温度Tobjと測定温度Tobj_0との差Dif_Tobjが負の値であり、かつ、測定温度Tobjが目標温度Ttargetよりも小さいか否かが判定される(ステップ125)。この判定の結果がYesの場合は、チラー33の設定温度Tsetが単位操作量分だけ増加される(ステップ126)。その後、図6のステップ120に進む。
このように本実施形態では、チラー33の動作が整定していないと判定された場合でも、測定温度Tobjが目標温度Ttargetから離れる方向に変動している場合には、チラー33への設定温度Tsetが変動と逆方向に設定される。これにより測定温度Tobjが異常な値になってしまうのを防止することが可能となる。
ここで単位操作量Tstepについて説明する。上記の説明では、単位操作量Tstepとして設定された0.1℃の値が記憶部108等に記憶されており、操作量出力指示部117の指示に応じて、0.1℃の単位操作量Tstepが出力された。この変形例として、例えば記憶部108等に複数の単位操作量Tstepが記憶されてもよい。そして種々の条件をもとに、複数の単位操作量Tstepから所定の単位操作量Tstepが選択されて出力されてもよい。
例えば記憶部108等に、第1の単位操作量Tstep1と、第1の単位操作量Tstep1よりも大きい第2の単位操作量Tstep2とが記憶される。そして目標判定部123により、測定温度Tobjが、第1の目標温度範囲よりも大きい第2の目標温度範囲に含まれるか否かが判定される。
操作量出力指示部117は、測定温度Tobjが第1の目標温度範囲に含まれず、かつ第2の目標温度範囲に含まれると判定された場合に、第1の単位操作量Tstep1の出力を指示する。また操作量出力指示部117は、測定温度Tobjが第1の目標温度範囲に含まれず、かつ第2の目標温度範囲に含まれないと判定された場合に、第2の単位操作量Tstep2の出力を指示する。
これにより測定温度Tobjが目標温度Ttargetよりも大きく離れている場合には(第2の目標温度範囲に含まれない状態)、大きい値の第2の単位操作量Tstep2が出力される。一方で、測定温度Tobjが目標温度Ttargetにある程度近い場合には(第2の目標温度範囲に含まれる状態)、小さい値の第1の単位操作量Tstep1が出力される。このように単位操作量Tstepが適宜選択されて出力されてもよい。これにより測定温度Tobjを目標温度Ttargetに効果的に制御することが可能となる。
なお図6のステップ118及び119にて出力される単位操作量Tstepを、整定用単位操作量とし、図7のステップ124及び125にて出力される非整定用単位操作量とする。この場合、整定用単位操作量、及び非整定用単位操作量として、互いに等しい単位操作量Tstepが設定されてもよい。あるいは整定用単位操作量、及び非整定用単位操作量として、互いに異なる単位操作量Tstepがそれぞれ設定されてもよい。また整定用単位操作量、及び非整定用単位操作量のそれぞれにおいて、複数の単位操作量Tstepが設定されてもよい。整定用単位操作量、及び非整定用単位操作量が、それぞれ適宜設定されることで、細かい温度制御が可能となる。
以下に、第1及び第2の目標温度範囲、複数の整定用単位操作量、及び複数の非整定用単位操作量の例をあげる。
第1の目標温度…目標温度を中心とした±0.4℃の範囲
第2の目標温度…目標温度を中心とした±1℃の範囲
第1の整定用単位操作量…0.1℃
第2の整定用単位操作量…0.2℃
第1の非整定用単位操作量…0.1℃
第2の非整定用単位操作量…0.3℃
例えばこのような設定が可能である。
図8のグラフの設定温度Tsetを参照すると、多くの場合にて、0.1℃を単位操作量とする更新が実行されている。符号Bで示す範囲では、0.3℃を単位操作量とする更新が実行されている。図8の例においては、前の段落に記載した設定がなされており、範囲Bでは、第2の非整定用単位操作量が出力されている。
以上、本実施形態に係る温度制御システム500及び情報処理装置100では、測定ポイントAの測定温度Tobjの時間的な変化量が判定される。そしてその判定結果をもとに、操作量出力部118による操作量の出力が指示される。この際、所定の操作量を単位とする単位操作量Tstepの出力が指示される。これにより動作が整定された状態のチラー33に対して、単位操作量Tstepごとの出力を実行することが可能となる。この結果、温度制御機構30及びチラー33を安定して制御することが可能となる。
例えば温度調整システム500内にチラー等の温度調整器を配置して、この温度調整機器を外部から制御することが考えられる。温度調整機器は、製造される機器ごとに伝達関数等が異なり、またその内部制御の仕様については非公開となっている場合が多い。従って応答が不明なままで制御することになり、単純なPID制御では発振させずに安定した制御を行うことが難しい。
この問題を解決するために、本技術においては、チラーの制御結果が温度観測ポイントで安定したかどうかの整定判定が行われ、単位操作量ごとに設定温度が更新される。これにより温度調整器を安定して制御することが可能となった。
またメーカの異なる種々の温度調整機器において、略同一の制御にて、収束の早い温度制御が可能となり、レーザ光源等の対象物の温度制御を高速に安定して実行することが可能となった。この結果、対象物であるレーザ光源の立ち上げ所要時間短縮・安定駆動・長寿命化を実現することが可能となった。もちろん本技術は、レーザ光源以外の温度制御にも適用可能である。また例えばペルチェモジュール(TEC)等の他の温度調整機器にも本技術は適用可能である。
図9は、他のチラーが用いられた場合の、測定温度及び設定温度を示すグラフである。このグラフは、図8のグラフと比較可能なように作成されている。他のチラーとしては、仕事率及び熱媒体の流量が小さい小型のチラーが用いられている。
図9のグラフに示すように、上記で説明した情報処理方法(アルゴリズム)にて小型のチラーを制御した結果、同様の収束精度及び時間にて安定した制御が実現された。すなわちハンチング等が生じることなく、10分程度の時間で、レーザ光源の温度を21℃に制御することが可能となった。このように本技術は、他の温度調整器においても十分に適用可能である。
<第2の実施形態>
本技術に係る第2の実施形態の情報処理装置について説明する。これ以降の説明では、上記の実施形態で説明した温度制御システム500及び情報処理装置100における構成及び作用と同様な部分については、その説明を省略又は簡略化する。
本実施形態では、第1の実施形態と比べて、レーザ光を出射させる際の制御が異なる。従って、この点を中心に説明を行う。また本実施形態において、レーザ光の出射を停止させる際の制御についても説明する。
図10は、本実施形態に係る情報処理装置の、レーザ光を出射する際の動作例を示すフローチャートである。図11は、レーザ光の出射を停止させる際の動作例を示すフローチャートである。図12は、時間に応じた、測定温度及びチラーの設定温度の各値を示すグラフである。
図12のグラフに示すように、本実施形態では、レーザ光源の動作の開始時において、所定のレーザパワー(所定の出力)に向けてパワーが段階的に大きくなるように、段階的にレーザ光が出射される。図12に示すように、所定のレーザパワーを100%として、まず50%のパワーでレーザ光が出射される。そしてその後、100%のパワーでレーザ光が出射される。従って本実施形態では、2段階にわけてレーザ光が出射される。
図10のフローチャートを参照すると、ステップ204にて、n=0、j=0が設定される。ステップ201−203、及びステップ205−208は、図5のステップ101−107の処理と同様である。
ステップ209にて、nの値が、Pon_cmplよりも小さいか否かが判定される。Pon_cmplは予め設定された値であり、レーザパワーが100%となるまでの段階の数が設定される。本実施形態では、Pon_cmpl=2が予め設定されている。nの値が、Pon_cmplよりも大きいと判定された場合(ステップ209のNo)、すでにレーザ光は発光していると判定され、図6に示す処理が実行される。
nの値が、Pon_cmplよりも小さいと判定された場合(ステップ209のYes)、測定温度Tobjが、開始温度範囲に含まれるか否かが判定される(ステップ210)。測定温度Tobjが、開始温度範囲に含まれないと判定された場合(ステップ210のNo)、j=0に設定され(ステップ211)、図6に示す処理が実行される。
測定温度Tobjが、開始温度範囲に含まれると判定された場合、jの値が、Pw_stblよりも小さいか否かが判定される(ステップ212)。Pw_stblは予め設定された値であり、測定温度Tobjが、開始温度範囲に何回連続で含まれると安定とみなせるかを定める値である。例えば測定温度Tobjが一時的に開始温度温度に入ったとしても、すぐに範囲外に変動してしまうような状態では、レーザ光を出射させるのは危険である。従って本実施形態では、ある程度の回数連続して開始温度範囲に含まれた場合に、パワーワッテージ(レーザ駆動電力)に切り替えられて、レーザ光が出射される。あるいはレーザパワーが増加される。
従ってPw_stblは、何回開始温度範囲に入ったら、レーザ光の出射やレーザパワーの増加が実行されてもよいかという数である。Pw_stblが適宜設定されることで、安定した温度制御が実現する。Pw_stblは、レーザ光源やチラーの特性、サンプリング時間Tsample等をもとに設定されればよい。例えばサンプリング時間Tsample=15秒の場合に、Pw_stbl=2に設定される。
jの値が、Pw_stblよりも大きいと判定された場合(ステップ212のNo)、測定温度Tobjが、未だ所定の回数連続して開始温度範囲に入っていないと判定される。そしてj=j+1に設定され(ステップ213)、図6に示す処理が実行される。
jの値が、Pw_stblよりも大きいと判定された場合(ステップ212のYes)、測定温度Tobjが、所定の回数連続して開始温度範囲に入ったと判定される。そしてPw(i=n)%のレーザパワー(発光量又は駆動電力)でレーザ光が出射される(ステップ214)。なおPw(i=n)%について、Pw(i=0)=50[%]となり、Pw(i=1)=100[%]となる。すなわちn+1段階目のレーザ光の出射が実行される。
レーザ光が出射されるとn=n+1に設定され(ステップ215)、ステップ211にてj=j+1に設定される。そして図6に示す処理が実行される。
このように段階的にレーザ光が出射されてもよい。これによりレーザ光源の動作開始時の温度上昇に起因する問題の発生を防ぐことが可能となる。
図12のグラフに示すように、本実施形態では、レーザ光源の動作の停止時において、レーザパワーが段階的に小さくなるように、段階的にレーザ光の出射が停止される。図12に示すように、所定のレーザパワーを100%として、まずレーザパワーが66%に落とされる。そしてその後、レーザパワーが33%に落とされた後に、最後にレーザパワーが0%に落とされる。従って本実施形態では、3段階にわけてレーザ光の出射が停止される。
図11のステップ301にて、n=0、j=0が設定される。そしてレーザ光の発光量がPdn(i=n)%に落とされる(ステップ302)。なおPdn(i=0)=66[%]となり、Pdn(i=1)=33[%]となる。またPdn(i=2)=0[%]となる。すなわちn+1段階目のレーザパワーの低減が実行される。
ステップ303にて測定ポイントAの温度がTobjが測定されの後、nの値が、Poff_cmplよりも小さいか否かが判定される(ステップ304)。Poff_cmplは予め設定された値であり、レーザパワーが0%まで落とされるまでの段階の数が設定される。本実施形態では、Poff_cmpl=3が予め設定されている。nの値が、Poff_cmplよりも大きいと判定された場合(ステップ304のNo)、すでにレーザ光の出射が停止されていると判定され、チラーの運転が停止される(ステップ305)。
nの値が、Poff_cmplよりも小さいと判定された場合(ステップ304のYes)、図4の停止判定部126により、測定温度Tobjが、レーザ光源の動作の停止に適正な停止温度範囲に含まれるか否かが判定される(ステップ306)。ステップ306に示す温度閾値Toff1及び温度閾値Toff2がその開始温度範囲の下限値及び上限値となる。
図12のグラフに示すように、レーザ光の出射が停止されたり、レーザパワーが落とされると、その直後、測定温度Tobjが瞬間的に下降する。室温等の相対湿度にもよるが、レーザ光源の温度が低くなりすぎると結露が発生してしまうことがあり問題となる。従って本実施形態では、動作停止時の温度下降が生じても、その温度が問題とならないように、停止温度範囲が適宜設定される。
停止温度範囲の具体的な値は限定されない。レーザ光源等の特性等に応じて適宜設定されればよい。例えば、目標温度に近い範囲が停止温度範囲として設定される。なお下限値のみが設定され、測定温度Tobjが当該下限値を上回ったときに、レーザパワーを落とすのに適した状態であると判定されてもよい。なお上記した第1の目標温度範囲と、停止温度範囲とを比べてみると、典型的には、第1の目標温度範囲は、停止温度範囲に含まれる。しかしながらこれに限定されるわけではない。
図11のステップ302では、停止判定部126による判定が行われることなくレーザパワーが落とされた。これはすでに測定温度Tobjが目標温度Ttargetに制御されていることが前提となっているからである。しかしながら1段階目のレーザパワーの低減が、停止判定部126による判定をもとに実行されてもよい。この場合ステップ302を削除したフローが実行されればよい。
測定温度Tobjが、停止温度範囲に含まれないと判定された場合(ステップ306のNo)、j=0に設定され(ステップ307)、図6に示す処理が実行される。
測定温度Tobjが、停止温度範囲に含まれると判定された場合(ステップ306のYes)、jの値が、Pdw_stblよりも小さいか否かが判定される(ステップ308)。Pdw_stblは予め設定された値であり、測定温度Tobjが、停止温度範囲に何回連続で含まれると安定とみなせるかを定める値である。Pdw_stblが適宜設定されることで、安定した温度制御が可能となる。Pdw_stblは、レーザ光源やチラーの特性、サンプリング時間Tsample等をもとに設定されればよい。例えばサンプリング時間Tsample=15秒の場合、Pdw_stbl=3に設定される。
jの値が、Pdw_stblよりも大きいと判定された場合(ステップ308のYes)、測定温度tobjが、未だ所定の回数連続して停止温度範囲に入っていないと判定される。そしてj=j+1に設定され(ステップ309)、図6に示す処理が実行される。
jの値が、Pdw_stblよりも大きいと判定された場合(ステップ308のNo)、測定温度tobjが、所定の回数連続して停止温度範囲に入ったと判定される。そしてレーザ光の発光量がPdn(i=n)%に落とされる(ステップ310)。
レーザパワーが低減されるとn=n+1に設定され(ステップ311)、ステップ307にてj=j+1に設定される。そして図6に示す処理が実行される。なお図11のフローから図6のフローに進む場合、ステップ114の測定温度T0bj_0の値は、レーザ光の停止が実行されるまでの直前の値が設定される。
このように本実施形態では、レーザを発光している状態から発光停止(レーザーの電源をOFF)するときは、レーザの出力(発光量)を少し落とし、チラーによる温度制御により測定温度Tobjが追随して目標温度Ttargetに近づいたら(またはある一定時間をおいたら)、更にレーザパワーを下げていくことを段階的に実行する。これにより、温度が下がり過ぎて結露することを防止することが可能となる。その他、動作停止時の温度下降に起因する問題の発生を防ぐことが可能となる。
<その他の実施形態>
本技術は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
上記では、測定ポイントは、温度制御の対象となるレーザ光源の一部分に設定された。これに代えて、レーザ光源と熱的に相関関係がある部分に測定ポイントが設定されてもよい。例えばレーザ光源と熱的に接続されている部分等が考えられる。図1に示す例では、熱媒体31の流路となる配管32の所定の部分が測定ポイントAとして設定されてもよい。チラー33に近い部分やチラー33とレーザ光源41との中間部分等、配管32の任意の部分が測定ポイントAとなり得る。また熱媒体31の吐出温度や流入温度(チラー33に戻ってくる熱媒体31の温度)等が、測定ポイントAとして設定されてもよい。このように設定された測定ポイントAであっても、対象物の温度を適正に制御することが可能となる。また設計の自由度が多くなり、装置の小型化等を図ることも可能となる。
第2の実施形態では、複数の段階に分けてレーザ光の出射を停止する制御について説明した。しかしながら1段階にてレーザ光の出射が停止されてもよい。例えば測定温度が停止温度範囲に一度又は複数改連続して入ったか否かが判定され、その結果がYesの場合に、レーザパワーが0%に落とされてもよい。
多段階方式でのレーザ光の出射制御、及び多段階方式でのレーザ光の出射の停止制御において、段階の数は限定されず、適宜設定されてよい。
上記では、情報処理装置として、プロジェクタとは別個に配置された装置を説明した。しかしながら図1に示す情報処理装置100及びプロジェクタ40が一体的に構成されてもよい。例えばプロジェクタのCPU等により、本技術に係る情報処理方法を実行可能な制御部が実現されてもよい。すなわち図3及び図4に示すソフトウェアブロックがプロジェクタの内部にて構成されてもよい。この場合、当該プロジェクタが、本技術に係る情報処理装置、及び画像表示装置として機能することになる。
なお温度制御の対象となる装置は、プロジェクタ等の画像表示装置に限定されない。種々の装置の種々の機構が、温度制御の対象となる対象物となり得る。またその対象物の内部に、本技術に係る情報処理方法を実行可能な制御部が備えられてもよい。
なお、本開示中に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。上記の複数の効果の記載は、それらの効果が必ずしも同時に発揮されるということを意味していない。条件等により、少なくとも上記した効果のいずれかが得られることを意味しており、もちろん本開示中に記載されていない効果が発揮される可能性もある。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。すなわち各実施形態で説明した種々の特徴部分は、各実施形態の区別なく、任意に組み合わされてもよい。
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)測定ポイントの温度の測定値である測定温度を入力する入力部と、
前記測定ポイントの温度を設定温度に制御する温度制御機構に、前記設定温度を制御するための操作量を出力する出力部と、
前記入力された測定温度の時間的な変化量を判定する変化量判定部と、
前記変化量判定部による判定をもとに、所定の前記操作量を単位とする単位操作量の出力を前記出力部に指示する指示部と
を具備する情報処理装置。
(2)(1)に記載の情報処理装置であって、
前記変化量判定部は、前記変化量が所定の範囲に含まれるか否かを判定し、
前記指示部は、前記変化量が前記所定の範囲に含まれると判定された場合に、前記単位操作量の出力を指示する
情報処理装置。
(3)(1)又は(2)に記載の情報処理装置であって、
前記測定温度と目標温度とを比較する比較部をさらに具備し、
前記指示部は、前記測定温度が前記目標温度よりも大きい場合に、前記設定温度を小さくするための減少単位操作量の出力を指示し、前記測定温度が前記目標温度よりも小さい場合に、前記設定温度を大きくするための増加単位操作量の出力を指示する
情報処理装置。
(4)(1)から(3)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記測定温度が前記目標温度を基準とした第1の目標温度範囲に含まれるか否かを判定する目標判定部をさらに具備し、
前記指示部は、前記測定温度が前記第1の目標温度範囲に含まれないと判定された場合に、前記単位操作量の出力を指示する
情報処理装置。
(5)(4)に記載の情報処理装置であって、
第1の単位操作量と、前記第1の単位操作量よりも大きい第2の単位操作量とを記憶する記憶部をさらに具備し、
前記目標判定部は、前記測定温度が、前記第1の目標温度範囲よりも大きい、前記目標温度を基準とした第2の目標温度範囲に含まれるか否かを判定し、
前記指示部は、前記測定温度が前記第1の目標温度範囲に含まれずかつ前記第2の目標温度範囲に含まれると判定された場合に、前記第1の単位操作量の出力を指示し、前記測定温度が前記第1の目標温度範囲に含まれずかつ前記第2の目標温度範囲に含まれないと判定された場合に、前記第2の単位操作量の出力を指示する
情報処理装置。
(6)(3)から(5)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記測定温度の時間的な増減を判定する増減判定部をさらに具備し、
前記指示部は、前記測定温度が前記目標温度よりも大きい状態で時間的に増加する場合に前記減少単位操作量の出力を指示し、前記測定温度が前記設定温度よりも小さい状態で時間的に減少する場合に前記増加単位操作量の出力を指示する
情報処理装置。
(7)(1)から(6)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記指示部は、前記温度制御機構の動作が開始してから所定の時間が経過するまでは、前記単位操作量の出力を指示しない
情報処理装置。
(8)(1)から(7)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記測定ポイントは、温度制御の対象となる対象物と熱的に相関関係がある部分に設定される
情報処理装置。
(9)(8)に記載の情報処理装置であって、
前記測定ポイントは、前記対象物の一部分に設定される
情報処理装置。
(10)(8)又は(9)に記載に情報処理装置であって、
前記温度制御機構は、前記対象物と熱交換可能な熱媒体と、前記熱媒体の温度を制御するチラーとを有し、
前記出力部は、前記チラーに前記操作量を出力する
情報処理装置。
(11)(8)から(10)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記対象物の動作の開始を制御する開始制御部と、
前記測定温度が、前記対象物の動作の開始の基準となる開始温度範囲に含まれるか否かを判定する開始判定部と
をさらに具備し、
前記開始制御部は、前記測定温度が前記開始温度範囲に含まれると判定された場合に、前記対象物の動作を開始させる
情報処理装置。
(12)(11)に記載の情報処理装置であって、
前記対象物は、所定の出力で動作することが可能であり、
前記開始制御部は、前記所定の出力に向けて出力が段階的に大きくなるように、段階的に前記対象物の動作を開始させる
情報処理装置。
(13)(8)から(12)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記対象物の動作の停止を制御する停止制御部と、
前記測定温度が、前記対象物の動作の停止の基準となる停止温度範囲に含まれるか否かを判定する停止判定部と
をさらに具備し、
前記停止制御部は、前記測定温度が前記停止温度範囲に含まれると判定された場合に、前記対象物の動作を停止させる
情報処理装置。
(14)(13)に記載の情報処理装置であって、
前記停止制御部は、出力が段階的に小さくなるように、段階的に前記対象物の動作を停止させる
情報処理装置。
(15)(1)から(14)のうちいずれか1つに記載の情報処理装置であって、
前記入力部は、所定のサンプリング間隔で測定された前記測定温度を入力する
情報処理装置。
A…測定ポイント
10…温度センサ
30…温度制御機構
31…熱媒体
33…チラー
40…プロジェクタ
41…レーザ光源
100…情報処理装置
108…記憶部
112…I/F(インタフェース)部
115…プロジェクタ制御部
116…測定温度判定部
117…操作量出力指示部
118…操作量出力部
500…温度制御システム

Claims (18)

  1. 測定ポイントの温度の測定値である測定温度を入力する入力部と、
    前記測定ポイントの温度を設定温度に制御する温度制御機構に、前記設定温度を制御するための操作量を出力する出力部と、
    前記入力された測定温度の時間的な変化量を判定する変化量判定部と、
    前記変化量判定部による判定をもとに、所定の前記操作量を単位とする単位操作量の出力を前記出力部に指示する指示部と
    を具備する情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記変化量判定部は、前記変化量が所定の範囲に含まれるか否かを判定し、
    前記指示部は、前記変化量が前記所定の範囲に含まれると判定された場合に、前記単位操作量の出力を指示する
    情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記測定温度と目標温度とを比較する比較部をさらに具備し、
    前記指示部は、前記測定温度が前記目標温度よりも大きい場合に、前記設定温度を小さくするための減少単位操作量の出力を指示し、前記測定温度が前記目標温度よりも小さい場合に、前記設定温度を大きくするための増加単位操作量の出力を指示する
    情報処理装置。
  4. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記測定温度が前記目標温度を基準とした第1の目標温度範囲に含まれるか否かを判定する目標判定部をさらに具備し、
    前記指示部は、前記測定温度が前記第1の目標温度範囲に含まれないと判定された場合に、前記単位操作量の出力を指示する
    情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    第1の単位操作量と、前記第1の単位操作量よりも大きい第2の単位操作量とを記憶する記憶部をさらに具備し、
    前記目標判定部は、前記測定温度が、前記第1の目標温度範囲よりも大きい、前記目標温度を基準とした第2の目標温度範囲に含まれるか否かを判定し、
    前記指示部は、前記測定温度が前記第1の目標温度範囲に含まれずかつ前記第2の目標温度範囲に含まれると判定された場合に、前記第1の単位操作量の出力を指示し、前記測定温度が前記第1の目標温度範囲に含まれずかつ前記第2の目標温度範囲に含まれないと判定された場合に、前記第2の単位操作量の出力を指示する
    情報処理装置。
  6. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記測定温度の時間的な増減を判定する増減判定部をさらに具備し、
    前記指示部は、前記測定温度が前記目標温度よりも大きい状態で時間的に増加する場合に前記減少単位操作量の出力を指示し、前記測定温度が前記設定温度よりも小さい状態で時間的に減少する場合に前記増加単位操作量の出力を指示する
    情報処理装置。
  7. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記指示部は、前記温度制御機構の動作が開始してから所定の時間が経過するまでは、前記単位操作量の出力を指示しない
    情報処理装置。
  8. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記測定ポイントは、温度制御の対象となる対象物と熱的に相関関係がある部分に設定される
    情報処理装置。
  9. 請求項8に記載の情報処理装置であって、
    前記測定ポイントは、前記対象物の一部分に設定される
    情報処理装置。
  10. 請求項8に記載に情報処理装置であって、
    前記温度制御機構は、前記対象物と熱交換可能な熱媒体と、前記熱媒体の温度を制御するチラーとを有し、
    前記出力部は、前記チラーに前記操作量を出力する
    情報処理装置。
  11. 請求項8に記載の情報処理装置であって、
    前記対象物の動作の開始を制御する開始制御部と、
    前記測定温度が、前記対象物の動作の開始の基準となる開始温度範囲に含まれるか否かを判定する開始判定部と
    をさらに具備し、
    前記開始制御部は、前記測定温度が前記開始温度範囲に含まれると判定された場合に、前記対象物の動作を開始させる
    情報処理装置。
  12. 請求項11に記載の情報処理装置であって、
    前記対象物は、所定の出力で動作することが可能であり、
    前記開始制御部は、前記所定の出力に向けて出力が段階的に大きくなるように、段階的に前記対象物の動作を開始させる
    情報処理装置。
  13. 請求項8に記載の情報処理装置であって、
    前記対象物の動作の停止を制御する停止制御部と、
    前記測定温度が、前記対象物の動作の停止の基準となる停止温度範囲に含まれるか否かを判定する停止判定部と
    をさらに具備し、
    前記停止制御部は、前記測定温度が前記停止温度範囲に含まれると判定された場合に、前記対象物の動作を停止させる
    情報処理装置。
  14. 請求項13に記載の情報処理装置であって、
    前記停止制御部は、出力が段階的に小さくなるように、段階的に前記対象物の動作を停止させる
    情報処理装置。
  15. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記入力部は、所定のサンプリング間隔で測定された前記測定温度を入力する
    情報処理装置。
  16. 測定ポイントの温度を設定温度に制御する温度制御機構に、前記設定温度を制御するための操作量を出力することが可能なコンピュータが、
    前記測定ポイントの温度の測定値である測定温度を入力し、
    前記入力された測定温度の時間的な変化量を判定し、
    前記変化量の判定をもとに、所定の前記操作量を単位とする単位操作量を、前記温度制御機構に出力する
    情報処理方法。
  17. 測定ポイントの温度を設定温度に制御する温度制御機構に、前記設定温度を制御するための操作量を出力することが可能なコンピュータに、
    前記測定ポイントの温度の測定値である測定温度を入力するステップと、
    前記入力された測定温度の時間的な変化量を判定するステップと、
    前記変化量の判定をもとに、所定の前記操作量を単位とする単位操作量を、前記温度制御機構に出力するステップと
    を実行させるプログラム。
  18. レーザ光源を有する画像表示部と、
    前記レーザ光源と熱的に相関関係がある部分に設定された測定ポイントの温度を測定する測定部と、
    前記測定部による測定値である測定温度を入力する入力部と、
    前記測定ポイントの温度を設定温度に制御する温度制御機構に、前記設定温度を制御するための操作量を出力する出力部と、
    前記入力された測定温度の時間的な変化量を判定する判定部と、
    前記判定部による判定をもとに、所定の前記操作量を単位とする単位操作量の出力を前記出力部に指示する指示部と
    を具備する画像表示装置。
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