JP2015082252A - 買物支援装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】買物支援を改善することができる買物支援装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】買物支援装置は、読取手段と、取得手段と、記憶手段と、表示手段と、を備える。前記読取手段は、商品の価格が示された棚札から当該商品を識別する識別情報を読み取る。前記取得手段は、各商品の識別情報と、当該商品に関する商品情報とを対応付けて記憶したテーブルから、前記読取手段が読み取った前記識別情報に対応する商品情報を取得する。前記記憶手段は、前記読取手段が読み取った前記識別情報と、当該識別情報に基づいて前記取得手段が取得した前記商品情報とを対応付けて記憶する。前記表示手段は、前記記憶手段に記憶された前記商品情報を表示する。
【選択図】図20

Description

従来、POS(Point Of Sales)端末においてレシート等の購入履歴を電子データ化し、この電子化された購入履歴情報を顧客の携帯端末等に提供するシステムが提案されている。また、従来、上記の購入履歴情報に含まれた商品名を用いて買物リストを作成する装置が提案されている。
また、近年、タッチパネルディスプレイや、NFC(Near Field Communication:近距離無線通信)機能などを搭載した携帯端末が普及している。また、係る携帯端末において、買物リストを表示させながら店舗内で買物することが行われている。
しかしながら、従来の技術では、携帯端末は買物リストを表示するだけであるため、ユーザにとって利便性に欠けるものとなっており、買物支援の観点において更なる改善の余地があった。
本発明が解決しようとする課題は、買物支援を改善することができる買物支援装置及びプログラムを提供することである。
実施形態の買物支援装置は、読取手段と、取得手段と、記憶手段と、表示手段と、を備える。前記読取手段は、商品の価格が示された棚札から当該商品を識別する識別情報を読み取る。前記取得手段は、各商品の識別情報と、当該商品に関する商品情報とを対応付けて記憶したテーブルから、前記読取手段が読み取った前記識別情報に対応する商品情報を取得する。前記記憶手段は、前記読取手段が読み取った前記識別情報と、当該識別情報に基づいて前記取得手段が取得した前記商品情報とを対応付けて記憶する。前記表示手段は、前記記憶手段に記憶された前記商品情報を表示する。
図1は、実施形態にかかる買物支援システムの構成を模式的に示す図である。 図2は、顧客端末の構成を示す図である。 図3は、商品参照テーブルのデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図4は、センターサーバの構成を示す図である。 図5は、買物リスト管理テーブルのデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図6は、第1購入履歴管理テーブルのデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図7は、店舗サーバの構成を示す図である。 図8は、商品管理テーブルのデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図9は、購入商品管理テーブルのデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図10は、POS端末の構成を示す図である。 図11は、電子棚札の構成を示す図である。 図12は、商品識別情報のデータ構成の一例を模式的に示す図である。 図13は、第1作成支援処理の手順を示すフローチャートである。 図14は、買物リスト画面の一例を示す図である。 図15は、更新後の買物リスト画面の一例を示す図である。 図16は、買物支援処理の手順を示すフローチャートである。 図17は、特典付与画面の一例を示す図である。 図18は、買物支援画面の一例を示す図である。 図19は、商品選択支援処理の手順を示すフローチャートである。 図20は、商品情報画面の一例を示す図である。 図21は、レシピ一覧画面の一例を示す図である。 図22は、推薦商品が追加された買物支援画面の一例を示す図である。 図23は、履歴一覧画面の一例を示す図である。 図24は、商品販売データ処理の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る買物支援装置及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態にかかる買物支援システム1の構成を模式的に示す図である。図1に示すように、買物支援システム1は、顧客端末2と、センターサーバ3と、店舗サーバ4と、POS端末5と、電子棚札6と、を有する。顧客端末2及び店舗サーバ4の各装置は、公衆回線やインターネット等のネットワークN1を介してセンターサーバ3と通信可能に構成される。また、店舗サーバ4と、POS端末5と、顧客端末2とは、店舗内に設けられるLAN等のネットワークN2を介して通信可能に構成される。また、顧客端末2は、NFCにより電子棚札6と通信可能に構成される。なお、買物支援システム1を構成する顧客端末2、店舗サーバ4、POS端末5及び電子棚札6の個数は、図1の例に限定されないものとする。
買物支援装置である顧客端末2は、ユーザ(顧客)が使用するタブレット端末やスマートフォン等の情報処理装置である。顧客端末2は、センターサーバ3等と協働することで、購入候補の商品(以下、候補商品という)を記録した後述する買物リストの作成を支援する。また、顧客端末2は、店舗サーバ4等と協働することで、買物リストに基づいた候補商品の買物支援を行う。
センターサーバ3は、例えばデータセンター等に設けられるサーバ装置である。センターサーバ3は、顧客及び店舗に係る各種のデータを記憶・管理する。また、センターサーバ3は、顧客端末2と店舗サーバ4との間の情報授受を仲介する。なお、センターサーバ3に接続される店舗(店舗サーバ4)や経営企業の個数は特に問わないものとする。
店舗サーバ4は、各店舗の店舗内に設けられるサーバ装置である。店舗サーバ4は、店舗内で販売される商品の販売管理や販売戦略に係る分析処理を実行する。また、店舗サーバ4は、センターサーバ3等を通じて、電子クーポンや広告等の種々の情報を顧客端末2に提供する。
POS端末5は、各店舗の店舗内に設けられる商品販売データ処理装置である。POS端末5は、顧客が購入する商品の売上登録を行い、その取引内容を含んだ購入履歴情報を出力する。なお、各店舗内に設けられるPOS端末5の個数は特に問わないものとする。
電子棚札6は、商品の名称や商品の価格などを表示した棚札であり、RFID(Radio Frequency Identification:無線周波数識別)タグが備えられている。RFIDタグには、表示した商品の商品情報が記憶されている。
次に、買物支援システム1を構築する各装置の構成について説明する。
まず、顧客端末2の構成を、図2を用いて説明する。図2は、顧客端末2の構成を示す図である。図2に示すように、顧客端末2は、各種演算や顧客端末2の各部を統括的に制御する制御部21を備える。制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、各種プログラムやデータを記憶するROM(Read Only Memory)、主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)、現在の日時を計時するRTC(Real Time Clock)部等によって構成されるコンピュータである。
制御部21は、バス29を介して操作部22及び表示部23に接続される。操作部22は、操作入力を行うための操作キーや操作ボタンを有する。表示部23は、例えば液晶ディスプレイ等であり、購入候補とされた商品の品名等の各種情報を表示する。なお、表示部23をタッチパネル構成としてもよく、この場合、タッチパネルは操作部22として機能する。
また、制御部21は、バス29を介して撮像部24及び音声入力部25に接続される。撮像部24は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等の撮像素子を有し、種々の被写体を撮像する。音声入力部25は、マイクロフォン等の集音装置であって、音声の入力を受け付ける。
また、制御部21は、バス29を介してネットワークN1に接続可能な通信I/F(インターフェース)26に接続される。制御部21は、この通信I/F26を用いてセンターサーバ3等と通信することが可能となっている。また、制御部21は、NFC等の規格に準拠した近距離通信I/F27に接続される。制御部21は、この近距離通信I/F27を用いてPOS端末5等の近距離通信可能な装置と通信することが可能となっている。
また、制御部21は、バス29を介して記憶部28に接続される。記憶部28は、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置である。記憶部28は、制御部21が実行する各種のプログラムや、後述する購入予定情報、付加情報及び表示画面情報等の各種データを記憶する。また、記憶部28は、商品情報を参照した履歴データとして、商品参照テーブルT1を記憶する。
図3は、商品参照テーブルT1のデータ構成の一例を模式的に示す図である。図3に示すように、商品参照テーブルT1は、顧客IDに対応付けて、商品ID、商品情報及び参照情報等を記憶した商品参照情報である。この顧客IDは、会員登録等の手続きを経ることで予め割り当てられている。商品IDは、例えばJANコード等の各商品を識別可能な識別情報である。商品情報とは、商品の名称や値段などの情報である。参照情報は、参照した商品情報の内容ごとに、参照した時間や、時刻や、参照回数などを記憶している。これにより、参照情報は、商品情報の参照履歴を構成している。
また、制御部21は、ROM又は記憶部28に記憶されたプログラムと協働することで、買物リスト作成支援部211、買物支援部212及び履歴作成部213を機能部として備える。なお、各機能部の詳細については後述する。
次に、センターサーバ3の構成を、図4を用いて説明する。図4は、センターサーバ3の構成を示す図である。センターサーバ3は、各種演算やセンターサーバ3の各部を統括的に制御する制御部31を備える。制御部31は、CPU、各種プログラムやデータを記憶するROM、主記憶装置であるRAM、現在の日時を計時するRTC部等によって構成されるコンピュータである。
制御部31は、バス36を介して操作部32、表示部33に接続される。操作部32は、キーボードやポインティングデバイスを有する。表示部33は、例えば液晶ディスプレイ等であり、各種情報を表示する。
また、制御部31は、バス36を介してネットワークN1に接続可能な通信I/F(インターフェース)34に接続される。制御部31は、この通信I/F34を用いて顧客端末2、店舗サーバ4等と通信することが可能となっている。
また、制御部31は、バス36を介して記憶部35に接続される。記憶部35は、例えばHDDやSSD等の補助記憶装置である。記憶部35は、制御部31が実行する各種のプログラムや各種データを記憶する。また、記憶部35は、顧客及び店舗に関するデータとして、買物リスト管理テーブルT2及び第1購入履歴管理テーブルT3を記憶する。
図5は、買物リスト管理テーブルT2のデータ構成の一例を模式的に示す図である。図5に示すように、買物リスト管理テーブルT2は、顧客IDに対応付けて、購入予定情報、付加情報及び表示画面情報等を記憶する。ここで、顧客IDは、各顧客を識別するための識別情報である。この顧客IDは、会員登録等の手続きを経ることで予め割り当てられている。
購入予定情報には、購入候補とされた候補商品の商品名や商品ID等が格納される。ここで、商品名は、特定の商品を指定する具体的な具体名称であってもよいし、特定の商品を指定しない、カテゴリ名等の一般的な普通名称(例えば、牛乳やカレールー)であってもよい。商品IDは、例えばJANコード等の各商品を識別可能な識別情報である。付加情報は、購入予定情報に含まれる商品等に対して付加される情報である。付加情報としては、例えば、値引やポイント付与等の特典を付与することを指示する電子クーポン、特定の店舗や商品を宣伝する広告情報等が挙げられる。なお、付加情報が特定の候補商品に付加されたものである場合には、その候補商品と対応付けて付加情報が記憶されるものとする。
表示画面情報は、顧客端末2の表示部23上に作成された買物リストの表示状態を実現(再現)するための情報である。表示画面情報は、例えば、表示のレイアウトに関する情報や、後述する手書き文字等の画像データを含む。
図6は、第1購入履歴管理テーブルT3のデータ構成の一例を模式的に示す図である。図6に示すように、第1購入履歴管理テーブルT3は、顧客IDに対応付けて、購入履歴情報等を記憶する。購入履歴情報は、顧客IDに対応する顧客が購入した商品の履歴を示す情報である。購入履歴情報は、例えば、購入先の店舗を示す店舗ID、購入が行われた日時(取引日時)、購入された各商品の商品情報(商品名、商品ID、単価等)を含む。
また、第1購入履歴管理テーブルT3は、購入履歴情報に含まれた商品(商品ID)に対応付けてコメント情報を記憶する。ここで、コメント情報は、特定の商品(商品ID)に対し、顧客が入力(登録)した各種の情報である。例えば、第1購入履歴管理テーブルT3は、商品に関するコメントや評価等をコメント情報として記憶する。
また、制御部31は、ROM又は記憶部35に記憶されたプログラムと協働することで、仲介処理部311、コメント付加部312、定番商品付加部313及び消込処理部314を機能部として備える。なお、各機能部の詳細については後述する。
次に、店舗サーバ4の構成を、図7を用いて説明する。図7は、店舗サーバ4の構成を示す図である。店舗サーバ4は、各種演算や店舗サーバ4の各部を統括的に制御する制御部41を備える。制御部41は、CPU、各種プログラムやデータを記憶するROM、主記憶装置であるRAM、現在の日時を計時するRTC部等によって構成されるコンピュータである。
制御部41は、バス46を介して操作部42、表示部43に接続される。操作部42は、キーボードやポインティングデバイスを有する。表示部43は、例えば液晶ディスプレイ等であり、各種情報を表示する。
また、制御部41は、バス46を介してネットワークN1及びネットワークN2に接続可能な通信I/F(インターフェース)34に接続される。制御部41は、この通信I/F44を用いてセンターサーバ3及びPOS端末5等と通信することが可能となっている。
また、制御部41は、バス46を介して記憶部45に接続される。記憶部45は、例えばHDDやSSD等の補助記憶装置である。記憶部45は、制御部41が実行する各種のプログラムや各種のデータを記憶する。また、記憶部45は、商品管理テーブルT4、購入商品管理テーブルT5及び第2購入履歴管理テーブルT6を記憶する。
図8は、商品管理テーブルT4のデータ構成の一例を模式的に示す図である。図8に示すように、商品管理テーブルT4は、店舗内で販売される各商品の商品IDに対応付けて、その商品に関する商品情報等を記憶する。ここで、商品情報には、対応する商品の商品名や単価、当該商品を表す写真やイラスト等の画像データが含まれる。なお、商品名には、対応する商品の具体名称の他、当該商品が所属する分類名やカテゴリ名等の普通名称等が含まれる。その他、商品情報には、トレーサビリティに関する情報や、その商品が店舗の何処に置かれているかといった情報や、その商品を使用した料理のレシピ等も含まれる。
図9は、購入商品管理テーブルT5のデータ構成の一例を模式的に示す図である。図9に示すように、購入商品管理テーブルT5は、顧客IDに対応付けて、来店日時、購入予定情報等を記憶する。ここで、来店日時には、顧客IDに対応する顧客が来店した日時が格納される。また、購入商品管理テーブルT5は、購入予定情報に含まれた各候補商品に対応付けて購入済情報を記憶する。ここで、購入済情報は、対応する候補商品が、実際に購入されたか否かを示すフラグ情報等である。
第2購入履歴管理テーブルT6は、例えば、上述した第1購入履歴管理テーブルT3から、コメント情報欄を取り除いたデータ構成を有する。なお、第1購入履歴管理テーブルT3が、複数の店舗の購入履歴情報を一括して記憶・管理するのに用いられるのに対し、第2購入履歴管理テーブルT6は、自店舗内での購入履歴情報を記憶・管理するために用いられる。
また、制御部41は、ROM又は記憶部45に記憶されたプログラムと協働することで、商品抽出部411、特典付与部412、付加情報提供部413、顧客ID取得部414、購入予定取得部415、店舗内情報提供部416、購入履歴管理部417、購入済設定部418及び分析処理部419を機能部として備える。なお、各機能部の詳細については後述する。
次に、POS端末5の構成を、図10を用いて説明する。図10は、POS端末5の構成を示す図である。図10に示すように、POS端末5は、各種演算やPOS端末5の各部を統括的に制御する制御部51を備える。制御部51は、CPU、各種プログラムやデータを記憶するROM、主記憶装置であるRAM、現在の日時を計時するRTC部等によって構成されるコンピュータである。
制御部51は、バス59を介して操作部52、表示部53、プリンタ54及びコードスキャナ55に接続される。
操作部52は、オペレータが操作入力を行うための各種の操作キーを有する。操作キーとしては、例えば、数値を入力するための置数キー、所定の項目を選択するためのカーソルキーや選択決定キー、売上登録が行われる商品の合計出力を指示する小計キー、一取引の締め処理を行って代金を決済することを宣言する締めキー等が設けられている。
表示部53は、例えば液晶ディスプレイ等であり、販売登録された商品の品名、価格、決済が宣言された一取引の合計金額、釣銭額等の各種情報を表示する。表示部53は、キャッシャ向けに各種情報を表示する第1表示部53aと、顧客向けに各種情報を表示する第2表示部53bとを備える。なお、表示部53をタッチパネル構成としてもよく、この場合、タッチパネルは操作部52として機能する。
プリンタ54は、レシートやジャーナル等の印字を行うプリンタ装置である。コードスキャナ55は、バーコードや二次元コード等のコードシンボルを光学的に読み取るスキャナ装置である。コードスキャナ55は、例えば、商品に付されたコードシンボルや、顧客端末2に表示されたコードシンボルを読み取り、当該コードシンボルに保持された情報を制御部51に出力する。なお、商品に付されたコードシンボルには、その商品を識別可能な商品ID等が保持されているものとする。
また、制御部51は、バス59を介してネットワークN2に接続可能な通信I/F56に接続される。制御部51は、この通信I/F56を用いて店舗内の店舗サーバ4等と通信することが可能となっている。また、制御部51は、NFC等の規格に準拠した近距離通信I/F57に接続される。制御部51は、この近距離通信I/F57を介して顧客端末2等の近距離通信可能な装置と通信することが可能となっている。
また、制御部51は、バス59を介して記憶部58に接続される。記憶部58は、例えばHDDやSSD等の補助記憶装置である。記憶部58は、後述する商品販売データ処理を含む各種のPOS業務を実行するためのプログラムや各種データを記憶する。また、記憶部58は、自店舗の店舗ID等を予め記憶する。
また、制御部51は、ROM又は記憶部58に記憶されたプログラムと協働することで、端末情報取得部511、商品情報取得部512、売上登録部513、購入履歴生成部514及び購入履歴出力部515を機能部として備える。なお、各機能部の詳細については後述する。
次に、電子棚札6の構成を図11を用いて説明する。図11は、電子棚札6の構成を示す図である。電子棚札6は、情報通信を制御する制御部61と、情報通信の電波を送受信するアンテナ部64と、を備える。制御部61とアンテナ部64とは、協働することにより顧客端末2との通信を可能とする。
また、制御部61は、バス67を介して接続された表示部63を制御する。表示部63は、記憶部66に記憶された商品識別情報66aのうち商品情報を表示する。ここで、表示部53が表示する商品情報は、その商品の名称や価格などである。
記憶部66は、商品識別情報66aを記憶する。図12は、商品識別情報66aのデータ構成の一例を模式的に示す図である。図12に示すように、商品識別情報66aは、商品IDと商品情報とを記憶する。ここで、商品IDは、表示部が表示している商品を識別する識別情報である。商品情報は、商品名称や、商品価格などの情報である。
以下、買物支援システム1の各装置が実行する処理を説明しながら、上述した各装置の機能部について説明する。まず、買物リストの作成に係る第1作成支援処理について説明する。この第1作成支援処理は、顧客端末2で入力された商品を、候補商品として買物リストに追加するためのものである。
図13は、第1作成支援処理の手順を示すフローチャートである。まず、顧客端末2の買物リスト作成支援部211は、顧客端末2の操作者に対し、種々のGUI(Graphical User Interface)を提供する。
具体的に、買物リスト作成支援部211は、本処理において、購入の候補となる候補商品を入力するための買物リスト画面を表示部23に表示する(ステップS11)。ここで、操作者の顧客IDは、顧客端末2へのログイン時や買物リスト画面の表示時等に入力されるものとする。また、顧客IDの入力に伴い、自装置にアクセスするための情報(例えばIPアドレス等)が、顧客IDとともにセンターサーバ3に通知されるものとする。
図14は、買物リスト画面G1の一例を示す図である。同図に示すように、買物リスト作成支援部211は、表示モードを切り替えるための操作子が設けられる第1領域A1と、買物リスト画面G1等の各種画面が表示される第2領域A2とを表示部23に表示する。
第1領域A1には、表示モードを切り替えるための操作子として、ボタンB1及び店内ナビボタンB2等が設けられる。ボタンB1は、買物リストの表示に切り替えるための操作子である。店内ナビボタンB2は、後述する買物支援画面の表示に切り替えるための操作子である。
買物リスト作成支援部211は、ボタンB1の選択を受け付けると、図14に示すように、第2領域A2に買物リスト画面G1を表示する。ここで、買物リスト画面G1には、入力モードを切り替えるための操作子である切替メニューCMが設けられる。顧客端末2の操作者は、切替メニューCMを介して所望の入力モードを選択すると、その入力モードに応じた方法で候補商品の入力を第2領域A2内に行う。
入力モードは、図14に示すように手書き文字による入力モード(手書入力モード)の他、音声による入力モード(音声入力モード)、キータイピングによる入力モード(キー入力モード)、コードシンボル(バーコード等)の読み取りによる入力モード(コード入力モード)、画像認識による入力モード(画像入力モード)等が挙げられる。
買物リスト作成支援部211は、選択された入力モードに応じた方法で候補商品の入力を受け付け(ステップS12)、その候補商品を買物リスト画面G1内に表示する(ステップS13)。なお、入力される候補商品は、具体名称であってもよいし、普通名称であってもよい。
ここで、手書入力モードが選択された場合、買物リスト作成支援部211は、公知の手書き文字認識技術を用いることで、入力(手書き)データから候補商品を表す文字列(商品名)を認識する。例えば、図14に示すように、買物リスト画面G1内に手書き文字が入力されると、買物リスト作成支援部211は、文字列「牛乳」、「カレールー」等を、候補商品の商品名(普通名称)として認識する。なお、買物リスト画面G1内での手書き文字の表示は認識後も保持してもよいし、認識した文字列に所定の書体で表示し直してもよい。
また、音声入力モードが選択された場合、買物リスト作成支援部211は、公知の音声認識技術を用いることで、入力(音声)データから候補商品を表す文字列(商品名)を認識する。キー入力モードが選択された場合、買物リスト作成支援部211は、入力された文字列(商品名)を、候補商品を表す文字列として受け付ける。
また、コード入力モードが選択された場合、買物リスト作成支援部211は、撮像部24で撮像されたコードシンボルを、公知の読取技術を用いてデコードする。買物リスト作成支援部211は、このデコードで得られた文字列(商品コード)を、候補商品を表す文字列として受け付ける。なお、商品コードから商品名を特定可能な場合には、商品コードに対応する商品名を候補商品としてもよい。
また、画像入力モードが選択された場合、買物リスト作成支援部211は、公知のオブジェクト認識技術を用いることで、撮像部24で撮像された候補商品の画像から、その候補商品(商品名)を認識する。
そして、顧客端末2の買物リスト作成支援部211は、入力を受け付けた候補商品(商品名、商品ID)を購入予定情報とし、操作者の顧客IDとともに、センターサーバ3へ送信する(ステップS14)。なお、センターサーバ3への送信は、候補商品が入力される毎に行う形態としてもよいし、所定の操作等に応じて複数の候補商品を一度に行う形態としてもよい。
センターサーバ3の仲介処理部311は、顧客端末2から顧客ID及び購入予定情報を受け付けると、これらのデータを買物リスト管理テーブルT2に格納する(ステップS15)。また、仲介処理部311は、受け付けた顧客ID及び購入予定情報を、店舗サーバ4に送信する(ステップS16)。
ここで、送信先となる店舗サーバ4は特に問わず、例えば、センターサーバ3に接続された全ての店舗サーバ4に送信する形態としてもよい。また、第1購入履歴管理テーブルT3に記憶された購買履歴情報に基づき、送信先となる店舗サーバ4を選定する形態としてもよい。この形態を採用する場合、仲介処理部311は、顧客端末2から受け付けた顧客IDに対応するレコードを、第1購入履歴管理テーブルT3から抽出する。そして、仲介処理部311は、抽出したレコードに含まれる店舗(店舗ID)の店舗サーバ4を送信先に選定する。ここで、抽出したレコードに含まれる店舗の全てを送信先としてもよいし、抽出件数が所定値以上等、所定の条件を満たす店舗を送信先としてもよい。また、抽出したレコードに含まれる店舗のうち、購入予定情報に含まれる候補商品が購入された実績のある店舗を送信先としてもよい。
店舗サーバ4の商品抽出部411は、センターサーバ3から顧客ID及び購入予定情報を受け付けると、購入予定情報に含まれた候補商品に対応する商品のレコードを、商品管理テーブルT4から抽出する(ステップS17)。
ここで、候補商品が具体名称で表されている場合、商品抽出部411は、その具体名称に対応する商品のレコードを商品管理テーブルT4から抽出する。候補商品が普通名称で表されている場合、商品抽出部411は、その普通名称に対応するカテゴリ等に属する商品のレコードを商品管理テーブルT4から抽出する。候補商品が商品コードで表されている場合、商品抽出部411は、その商品コードに対応する商品のレコードを商品管理テーブルT4から抽出する。
店舗サーバ4の特典付与部412は、商品抽出部411が抽出した商品に対し、値引やポイント付加等の特典を付与することを指示した電子クーポンを発行し、対応する商品のレコードに付加する(ステップS18)。
ここで、特典付与の対象となる商品は、特に問わないものとする。例えば、商品抽出部411が抽出した商品のうち、特定の商品に対して特典を付与することが予め定められている場合、その商品のレコードに電子クーポンを付加する。
また、購入履歴に応じて、特典を付与する商品や特典内容を動的に決定してもよい。この場合、例えば、購入商品管理テーブルT5や第2購入履歴管理テーブルT6から、センターサーバ3から受け付けた顧客IDのレコードを参照し、当該レコードから得られる後述する購入率や購入実績等に基づき、特典を付与する商品や特典内容を決定してもよい。なお、特典付与の対象は、商品単位に限らず、商品全体や自店舗への来店を対象とするものであってもよい。また、電子クーポンに有効期限等を定める形態としてもよい。
店舗サーバ4の付加情報提供部413は、商品抽出部411が抽出した各商品のレコード、付加情報提供部413が発行した電子クーポン及び自店舗の店舗IDを付加情報とし、商品抽出部411が受け付けた顧客IDとともに、センターサーバ3に送信する(ステップS19)。
なお、付加情報に含める情報は、上記に限らず、他の情報を含めて送信してもよい。例えば、自店舗や特定の商品等を広告するための広告情報を付加情報に含める形態としてもよい。この場合、広告情報は、予め用意されたものであってもよいし、商品抽出部411が抽出した商品等に基づき、付加情報提供部413等が動的に生成したものであってもよい。
センターサーバ3の仲介処理部311は、店舗サーバ4から顧客ID及び付加情報を受け付けると、この顧客IDに対応する買物リスト管理テーブルT2のレコードに、付加情報を格納する(ステップS20)。
センターサーバ3のコメント付加部312は、店舗サーバ4から受け付けた顧客IDに対応する第1購入履歴管理テーブルT3のレコードを参照し、付加情報に含まれた商品に対応付けられているコメント情報を読み出す。続いて、センターサーバ3のコメント付加部312は、読み出したコメント情報を、付加情報に含まれた対応する商品のレコードに付加する(ステップS21)。
センターサーバ3の定番商品付加部313は、店舗サーバ4から受け付けた顧客IDに対応する第1購入履歴管理テーブルT3のレコードを参照し、付加情報に含まれた同一カテゴリ(例えば普通名称)の商品群毎に、購入件数が所定値以上となる定番商品を特定する。ここで定番商品付加部313は、購入件数が最も高い商品を定番商品として特定してもよい。そして、定番商品付加部313は、定番商品を指示する定番品情報を、付加情報に含まれた対応する商品のレコードに付加する(ステップS22)。
そして、センターサーバ3の仲介処理部311は、コメント情報及び定番品情報が付加された付加情報を、店舗サーバ4から受け付けた顧客IDの顧客端末2宛に送信する(ステップS23)。
一方、顧客端末2の買物リスト作成支援部211は、センターサーバ3から付加情報を受け付けると、その付加情報を用いることで、買物リスト画面G1の表示を更新する(ステップS24)。
図15は、更新後の買物リスト画面G1の一例を示す図である。図15の買物リスト画面G1において、アイコン画像G11は、電子クーポンが提供されたことを示す識別子であり、該当する候補商品に対応付けて表示される。図15では、候補商品「牛乳」について、店舗Aと店舗Bとから電子クーポンが提供された商品が存在することを示している。また、候補商品「ドレッシング」について、店舗Aから電子クーポンが提供された商品が存在することを示している。
また、図15の買物リスト画面G1において、アイコン画像G12は、コメント情報が付加された商品が存在することを示す識別子である。ここでは、候補商品「カレールー」について、コメント情報が付加された商品が存在することを示している。ここで、例えば、アイコン画像G12が選択されると、買物リスト作成支援部211は、対応する候補商品についてコメント情報が付加された商品のレコード(カレールーC1)を、コメント情報とともに表示する。
このように、顧客端末2の操作者は、自身が入力した候補商品に対し、付加情報に含まれた商品(具体名称)の中から所望の商品を設定することができる。これにより、顧客端末2の操作者は、各店舗から提供された商品のレコードや電子クーポンを確認しながら、候補商品を選定することができるため、商品選定に係る利便性を向上させることができる。なお、全ての候補商品について具体名を設定することは必須ではなく、普通名称のまま保持する候補商品があってもよい。
次いで、顧客端末2の買物リスト作成支援部211は、買物リスト画面G1に表示(入力)された買物リストの表示状態を実現(再現)するためのデータセットを表示画面情報とし、操作者の顧客IDとともにセンターサーバ3に送信する(ステップS25)。
そして、センターサーバ3の仲介処理部311は、顧客端末2から顧客ID及び表示画面情報を受け付けると、当該顧客IDに対応する買物リスト管理テーブルT2のレコードに表示画面情報を格納する(ステップS26)。
以降、顧客端末2及びセンターサーバ3では、買物リスト作成支援部211と仲介処理部311とが協働することで、購入予定情報、付加情報及び表示画面情報の同期が行われる。例えば、顧客端末2及びセンターサーバ3の一方の装置において、購入予定情報、付加情報及び表示画面情報の何れかが更新された場合には、その更新内容が他方の装置に反映される。
また、センターサーバ3の仲介処理部311は、顧客端末2の起動時等において当該顧客端末2から顧客IDの通知を受け付けると、この顧客IDに対応する購入予定情報、付加情報及び表示画面情報を買物リスト管理テーブルT2から読み出し、顧客端末2に提供する。そして、顧客端末2の買物リスト作成支援部211は、センターサーバ3から提供された各情報(購入予定情報、付加情報及び表示画面情報)と、ローカルに記憶された各情報とを比較し、更新日時がより新しいものに更新する。
これにより、顧客は同一の顧客IDを入力することで、当該顧客が作成した買物リストを、任意の顧客端末2上で表示させることができる。そのため、例えば、タブレット等の大型の顧客端末2で買物リストを作成し、その買物リストを携帯可能な小型の顧客端末2で表示させることができ、買物リストの利用に係る利便性を向上させることができる。
次に、店舗にて行われる買物支援処理について説明する。図16は、買物支援処理の手順を示すフローチャートである。なお、本処理の前提として、来店する顧客は、自己の顧客IDが保持された顧客端末2を持参するものとする。
まず、店舗サーバ4の顧客ID取得部414は、店舗サーバ4に接続された店舗内の通信装置(図示せず)を介して、来店した顧客の顧客端末2から顧客IDを取得する(ステップS41)。ここで、通信装置の種別や設置位置は特に問わないものとする。例えば、店舗の入り口や駐車場の入り口等の設けられるNFC等の近距離通信装置を介して、顧客端末2から顧客IDを取得する形態としてもよい。また、店舗内に公衆無線LANサービス等を提供するアクセスポイントを介して、顧客端末2から顧客IDを取得する形態としてもよい。
店舗サーバ4の購入予定取得部415は、顧客ID取得部414が取得した顧客IDに係る購入予定情報を取得する(ステップS42)。ここで、購入予定情報の取得先は、顧客端末2としてもよいし、センターサーバ3としてもよい。例えば、顧客端末2から取得する場合には、顧客ID取得部414と同様の通信装置を介して、顧客端末2から取得することができる。また、センターサーバ3から取得する場合には、センターサーバ3の買物リスト管理テーブルT2から、顧客ID取得部414が取得した顧客IDに対応する購入予定情報を取得する。
次いで、店舗サーバ4の購入予定取得部415は、取得した購入予定情報を、顧客ID取得部414が取得した顧客IDと、現在日時(来店日時)と対応付けて、購入商品管理テーブルT5に格納する(ステップS43)。
店舗サーバ4の店舗内情報提供部416は、特定の商品を広告する広告情報や買物支援のための買物支援情報等を含んだ店舗内情報を生成する(ステップS44)。そして、店舗内情報提供部416は、生成した店舗内情報を、顧客ID取得部414が取得した顧客IDの顧客端末2に提供する(ステップS45)。具体的に、店舗内情報は、店舗サーバ4に接続された店舗内の通信装置を介して顧客端末2に提供(送信)される。
ここで、顧客端末2に提供される広告情報や買物支援情報は、購入予定取得部415が取得した購入予定に基づいて生成してもよい。例えば、購入予定に含まれた候補商品の各々を広告する広告情報を生成する形態としてもよい。また、購入予定に含まれた候補商品の各々が、店舗内のどの場所で販売されているかを示した買物支援情報を生成する形態としてもよい。係る買物支援情報を生成する場合、店舗内情報提供部416は、例えば、店舗内で販売する各商品の販売位置を記録したマップ情報に基づき、購入予定に含まれた各候補商品の販売位置を特定する。そして、店舗内情報提供部416は、候補商品の販売位置を記録したマップ情報を買物支援情報として生成する。
なお、店舗内情報に含める情報は上記の例に限らないものとする。例えば、来店を条件にポイント付与等の特典を付与する場合には、その特定内容を示す電子クーポンを店舗内情報に含めて送信してもよい。
顧客端末2の買物支援部212は、店舗サーバ4から店舗内情報を受け付けると、操作者の操作等に応じて、この店舗内情報を表示部23に表示する(ステップS46)。例えば、ポイント付与等の特典を来店時に付与する電子クーポンが買物支援情報に含まれる場合、顧客端末2の買物支援部212は、その電子クーポンの内容に応じた特典付与画面を表示する。ここで、図17は、特典付与画面の一例を示す図である。この特典付与画面G3では、来店により10ポイント分のポイントが付与されたことを示している。
また、店舗内情報に買物支援情報(マップ情報)が含まれる場合、顧客端末2の買物支援部212は、所定の操作に応じて、図18に示すような候補商品の販売位置を示した買物支援画面を表示する。ここで、所定の操作とは、例えば、第1領域A1に設けられた、店内ナビボタンB2の操作等である。
図18は、買物支援画面G4の一例を示す図である。図18に示すように、買物支援画面G4は、買物リスト画面G1に代えて第2領域A2に表示した買物支援画面G4において、店舗内を表したマップ画像上に、各候補商品の商品名を、その販売位置を指示するアイコン画像G41とともに表示している。
また、店舗内に設けられた位置特定システム等により、顧客端末2の存在位置や向きを特定することが可能な場合には、アイコン画像G42に示すように、店舗内における自装置の存在位置とその向きとを、買物支援画面G4内に表示する形態としてもよい。
このように、買物支援処理によれば、買物リスト(購入予定情報)に含まれた候補商品の店舗内での販売位置を、顧客端末2を介して顧客に提示することができる。これにより、自店舗での候補商品の購入を支援することができるため、顧客の利便性を向上させることができるとともに、自店舗への来店促進を図ることができる。
なお、本買物支援処理では、顧客の来店時に顧客端末2から購入予定情報を取得する形態としたが、付加情報についても取得する形態としてもよい。この場合、購入商品管理テーブルT5に付加情報を格納するデータ領域を追加することで、容易に対応することができる。
次に、商品の購入時に顧客端末2が行う商品選択支援処理について説明する。図19は、商品選択支援処理の手順を示すフローチャートである。
まず、顧客端末2の買物支援部212は、電子棚札6にかざされNFC等の通信規格により電子棚札6から商品識別情報66aが読取可能か否かを判定する(ステップS51)。
商品識別情報66aが読取不可の場合(ステップS51;No)、顧客端末2の買物支援部212は、既に読取済みの商品識別情報66aの有無を判定する(ステップS52)。読取済みの商品識別情報66aが無い場合(ステップS52;No)、顧客端末2の買物支援部212は、ステップS51に移行する。一方、読取済みの商品識別情報66aが有る場合(ステップS52;Yes)、顧客端末2の買物支援部212は、既存の商品情報を表示した画面を維持してステップS56に移行する。
一方、商品識別情報66aが読取可能の場合(ステップS51;Yes)、顧客端末2の買物支援部212は、商品IDを含む商品識別情報66aを店舗サーバ4に送信する(ステップS53)。次いで、顧客端末2の買物支援部212は、店舗サーバ4が商品管理テーブルT4で商品IDに対応付けて記憶している商品情報を受信して、受信した商品情報を商品識別情報66aと対応付けて記憶部28に記憶させる(ステップS54)。次いで、顧客端末2の買物支援部212は、受信した商品情報を用いて商品情報画面G5を表示する。その際、顧客端末2の履歴作成部213は、商品情報画面G5を表示したことを商品参照情報に記憶する(ステップS55)。なお、表示する商品情報は、商品識別情報66aに記憶された商品情報であってもよい。
図20は、商品情報画面G5の一例を示す図である。同図に示すように、買物支援部212は、表示モードを切り替えるための操作子が設けられる第1領域A1と、商品情報画面G5等の各種画面が表示される第2領域A2とを表示部23に表示する。
第1領域A1は、商品情報ボタンB3と、レシピボタンB4と、履歴ボタンB5と、前述の店内ナビボタンB2とが備えられる。レシピボタンB4は、商品情報を表示した商品を使用した料理のレシピ情報を表示したレシピ一覧画面G6(図21参照)を表示させる場合に押下するボタンである。履歴ボタンB5は、買物中に読み取った商品情報を並べて表示させた画面である履歴一覧画面G7(図23参照)を表示させる場合に押下するボタンである。店内ナビボタンB2は、前述のマップ画像を表示させる場合に押下するボタンである。商品情報ボタンB3と、上述の画面を表示した場合に、商品情報画面G5を表示させる場合に押下するボタンである。
第2領域A2は、商品識別情報66aに記憶された商品IDを有する商品の商品情報が表示される。図20に示すように、商品情報は、商品名称や、商品価格や、生産者情報や、栄養素情報や、トレーサビリティ情報などである。商品名称は、商品の名称を表示する。商品価格は、商品の価格を表示する。生産者情報は、生産者の名前や、顔写真や、生産者のメッセージなどを表示する。栄養素情報は、商品の栄養素を表示する。トレーサビリティ情報は、商品が収穫された場所や時間などの情報や、放射線検査の有無などの情報である。顧客は、商品情報画面G5を参照することで、顧客の希望に合致した商品であるか否かを検討することができる。なお、図20は、キャベツの商品情報を表示した場合の表示例である。
よって、顧客端末2の買物支援部212は、レシピボタンB4が押下されるか否かを判定する(ステップS56)。レシピボタンB4が押下された場合(ステップS56;Yes)、顧客端末2の買物支援部212は、レシピ一覧画面G6を表示させる。その際、顧客端末2の履歴作成部213は、レシピ一覧画面G6を表示したことを商品参照情報に記憶する(ステップS59)。
図21は、レシピ一覧画面G6の一例を示す図である。同図に示すように、レシピ一覧画面G6は、商品情報画面G5と同様の第1領域A1と、レシピに関する情報が表示された第2領域A2とを備える。第2領域A2は、レシピ集選択画面G61とレシピ選択画面G62とを備える。レシピ集選択画面G61は、複数のレシピが記憶されたレシピ集を選択する画面である。レシピ集としては、店舗が推薦しているレシピが記憶されたレシピ集や、顧客自身のお気に入りのレシピが記憶されたレシピ集や、料理サイトに掲載されているレシピが記憶されたレシピ集などがある。よって、顧客は、レシピ集選択画面G61から所望のレシピ集を選択する。レシピ選択画面G62は、レシピ集選択画面G61で選択されたレシピ集に掲載されているレシピが表示される画面である。
レシピ選択画面G62は、1以上のレシピ画面G63を表示している。レシピ画面G63は、押下されると表示している料理のレシピを表示する画面である。また、レシピ画面G63は、オススメ商品画面G63aを備えている。オススメ商品画面G63aは、レシピ画面G63に表示された料理を作る際に、レシピで使用する商品であって店舗が使用を推薦している商品を表示する画面である。
レシピ画面G63は、レシピ選択画面G62の左右に動かすことが可能であり、他のレシピ画面G63を前面に表示させることが可能である。これにより、顧客は、1以上のレシピから所望のレシピを選択することが可能である。さらに、オススメ商品画面G63aは、押下されるとオススメ商品画面G63aに表示されている推薦商品が置かれている場所を通知する買物支援画面G4を表示させる。図22は、推薦商品が追加された買物支援画面G4の一例を示す図である。具体的には、買物支援画面G4に推薦商品が置かれている場所を示すオススメアイコン画像G43を追加して表示する。これにより、顧客を推薦商品まで案内する。
よって、顧客端末2の買物支援部212は、オススメ商品画面G63aが押下されるか否かを判定する(ステップS61)。オススメ商品画面G63aが押下された場合(ステップS61;Yes)、顧客端末2の買物支援部212は、推薦商品が追加された買物支援画面G4を表示させる。その際、顧客端末2の履歴作成部213は、買物支援画面G4を表示したことを商品参照情報に記憶する(ステップS62)。その後、顧客端末2の買物支援部212は、ステップS56に戻る。一方、オススメ商品画面G63aが押下されない場合(ステップS61;No)、顧客端末2の買物支援部212は、推薦商品が追加された買物支援画面G4を表示させずにステップS56に戻る。
次いで、レシピボタンB4が押下されない場合(ステップS56;No)、顧客端末2の買物支援部212は、履歴ボタンB5が押下されるか否かを判定する(ステップS57)。履歴ボタンB5が押下された場合に(ステップS57;Yes)、顧客端末2の買物支援部212は、履歴一覧画面G7を表示させる。その際、顧客端末2の履歴作成部213は、履歴一覧画面G7を表示したことを商品参照情報に記憶する(ステップS60)。その後、顧客端末2の買物支援部212は、ステップS56に戻る。
図23は、履歴一覧画面G7の一例を示す図である。同図に示すように、履歴一覧画面G7は、商品情報画面G5と同様の第1領域A1と、入店後に記憶部28に記憶された商品情報が表示された第2領域A2とを備える。第2領域A2は、入店後に記憶部28に記憶された1以上の商品情報を並べて表示することで商品情報を参照した履歴を構成している。
よって、第2領域A2は、入店してから記憶した商品情報を示す商品参照画面G71を1個以上並べて表示する。履歴一覧画面G7は、商品参照画面G71を表示する際に商品情報を読み取った順番で表示する。また、第2領域A2は、商品参照画面G71の左右に動かすことが可能であり、他の商品参照画面G71を前面に表示させることが可能である。これにより、顧客は、全ての履歴を見ることが可能となる。
商品参照画面G71は、図23に示すように、商品名称や商品価格を表示する。なお、商品参照画面G71は、商品名称や商品価格以外の商品情報を表示させてもよい。例えば、前述の商品情報画面G5を商品参照画面G71として表示してもよい。なお、商品参照画面G71を表示する順番は、任意の順番に並び替えられるものであってもよい。例えば、表示の並びは、商品名称の五十音順、商品価格の昇順や降順、または商品分類ごとに並べて表示してもよい。このように、任意の順番に並びかえられることにより、顧客は、商品を並べて比較することが可能となる。なお、図23は、牛乳について商品分類ごと並べて表示した場合を示している。
履歴ボタンB5が押下されない場合(ステップS57;No)、顧客端末2の買物支援部212は、商品情報ボタンB3が押下されるか否かを判定する(ステップS58)。商品情報ボタンB3が押下された場合(ステップS58;Yes)、顧客端末2の買物支援部212は、ステップS55に移行して商品情報画面G5を表示させる。一方、商品情報ボタンB3が押下された場合(ステップS58;No)、顧客端末2の買物支援部212は、ステップS51に移行させる。
上述の手順により顧客端末2は、商品選択を支援する。さらに、表示した画面について商品参照情報を記憶することにより履歴を作成する。
次に、商品の購入時にPOS端末5が行う商品販売データ処理について説明する。図24は、商品販売データ処理の手順を示すフローチャートである。
まず、POS端末5の端末情報取得部511は、顧客端末2に保持された顧客ID、購入予定情報及び付加情報を取得する(ステップS71)。ここで、顧客ID、商品参照情報、購入予定情報及び付加情報の取得方法は特に問わないものとする。例えば、近距離通信I/F57を用いて、顧客端末2から直接取得する形態としてもよい。また、顧客端末2から取得した顧客IDを検索キーとし、購入商品管理テーブルT5から購入予定情報や付加情報を取得する形態としてもよい。
POS端末5の商品情報取得部512は、コードスキャナ55により読み取られた、実際に購入される購入商品の商品IDに基づき、この商品IDに対応する商品情報(商品名、単価等)を、商品管理テーブルT4から取得する(ステップS72)。
POS端末5の売上登録部513は、商品情報取得部512が取得した購入商品の商品名と、買物リストに含まれた候補商品の各々との一致判定を行うことで、候補商品が購入されたか否かを判定する(ステップS73)。なお、候補商品以外の商品が購入された場合(ステップS73;No)、売上登録部513は、商品情報取得部512が取得した商品情報に基づき、購入商品の売り上げ登録を行う(ステップS76)。
また、候補商品が購入されたと判定した場合(ステップS73;Yes)、POS端末5の売上登録部513は、その候補商品に付加情報として、自店舗から提供された電子クーポンが付加されているか否かを判定する(ステップS74)。ここで、電子クーポンが付加されていると判定した場合(ステップS74;Yes)、POS端末5の売上登録部513は、その電子クーポンを適用した単価で購入商品の売り上げ登録を行う(ステップS75)。一方、電子クーポンが付加されていない場合(ステップS74;No)、POS端末5の売上登録部513は、商品情報に含まれた通常の単価で購入商品の売り上げ登録を行う(ステップS76)。
POS端末5の制御部51は、オペレータにより締めキーが操作されるまで(ステップS77;No)、ステップS72〜S76を繰り返し実行する。締めキーが操作されると(ステップS77;Yes)、POS端末5の購入履歴生成部514は、この取引の内訳を示した購入履歴情報を生成する(ステップS78)。なお、購入履歴情報には、購入商品の商品名、商品ID及び単価等が含まれるものとする。
そして、POS端末5の購入履歴出力部515は、購入履歴生成部514が生成した購入履歴情報と商品参照情報とを、店舗サーバ4に送信(出力)する。その際、POS端末5の購入履歴出力部515は、購入履歴情報をレシートとしてプリンタ54から印字出力する(ステップS79)。なお、店舗サーバ4に購入履歴情報を送信する際には、対応する顧客IDを付加して送信する。また、レシートの印字出力に代えて、顧客端末2宛に購入履歴情報を送信(出力)する形態としてもよい。
このように、商品販売データ処理によれば、候補商品の購入時に、買物リストの作成時に店舗から提供された電子クーポンを適用することができる。これにより、候補商品を購入する顧客は、買物リストの作成時に通知されていた特典を意識することなく享受することができるため、電子クーポンの使い忘れを防ぐことができ、候補商品の購入に係る利便性を向上させることができる。
さらに、商品参照情報を送信された店舗サーバ4は、商品参照情報と購入履歴情報とを比較することにより、商品情報は参照されたが購入には至らなかった商品を把握することが可能となる。これにより、トレーサビリティ情報に問題があったのか、または、店舗の商品配置に問題があったのかなどを分析することによって、商品開発や店舗運営に役立てることが可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、電子棚札6から商品を識別する識別情報を読み取り、店舗サーバ4に識別情報を送信する。そして、店舗サーバ4は、送信された識別情報と同じ識別情報を有する商品情報を顧客端末2に送信する。顧客端末2は、店舗サーバ4から送信された商品情報を記憶部28に記憶し、表示させる。よって、商品を購入するか否かを判断する際に、顧客は、顧客の携帯端末に表示された商品情報が閲覧することができるので、携帯端末を用いた買物支援が改善される。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
また、上記実施形態では、商品情報を参照した履歴である商品参照情報を店舗サーバに送信すると説明している。しかし、商品参照情報の送信先は、これに限らない。例えば、センターサーバ3であってもよい。または、顧客端末2に送信してもよい。顧客端末2に送信することにより、顧客も商品情報の参照履歴を閲覧することが可能となる。よって、顧客は、商品参照情報を次回の買物の計画を立てる資料などに利用することが可能となる。
また、上記実施形態では、電子棚札6から識別情報を読み取ると説明しているが、識別情報を読み取る対象は、これに限らない。例えば、商品に付されたRFIDタグや、商品を表示したサイネージ端末などから識別情報を読み取ってもよい。
また、上記実施形態では、商品情報を用いて商品情報画面G5を表示している。しかし、商品情報画面G5は、商品情報以外の事前に登録された情報を表示してもよい。例えば、顧客端末2が購入予定情報に適合する商品の商品識別情報66aを読み取った場合には、購入予定情報に適合する商品である旨を識別可能な態様で表示してもよい。具体的には、購入予定情報として記憶された商品IDや、商品名や、カテゴリ名等の一般的な普通名称などの情報と、顧客端末2が読み取った商品識別情報66aとを比較して購入予定情報に適合する商品であるか否かを判定する。購入予定情報に適合する商品である場合には、「購入予定の商品です」などのメッセージが付加されたアイコンを表示する。これにより、顧客は、購入予定の商品であるとの情報を加味して、購入するか否かを判断することが可能となる。
または、顧客端末2が購入予定情報に適合する商品の商品識別情報66aを読み取った場合には、買物リスト管理テーブルT2で対応付けられて記憶された付加情報を識別可能な態様で表示してもよい。この場合には、値引される旨や、特典を付与することを指示する電子クーポンがある旨や、特定の店舗や商品を宣伝する広告情報を表示する。よって、顧客は、付加情報を加味して、購入するか否かを判断することが可能となる。
また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムは、各装置が備える記憶媒体(ROM又は記憶部)に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らず、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよく、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
1 買物支援システム
2 顧客端末
211 買物リスト作成支援部
212 買物支援部
213 履歴作成部
3 センターサーバ
311 仲介処理部
312 コメント付加部
313 定番商品付加部
314 消込処理部
4 店舗サーバ
411 商品抽出部
412 特典付与部
413 付加情報提供部
414 顧客ID取得部
415 購入予定取得部
416 店舗内情報提供部
417 購入履歴管理部
418 購入済設定部
419 分析処理部
5 POS端末
511 端末情報取得部
512 商品情報取得部
513 売上登録部
514 購入履歴生成部
515 購入履歴出力部
6 電子棚札
特開2009−59173号公報

Claims (6)

  1. 商品の価格が示された棚札から当該商品を識別する識別情報を読み取る読取手段と、
    各商品の識別情報と、当該商品に関する商品情報とを対応付けて記憶したテーブルから、前記読取手段が読み取った前記識別情報に対応する商品情報を取得する取得手段と、
    前記読取手段が読み取った前記識別情報と、当該識別情報に基づいて前記取得手段が取得した前記商品情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記商品情報を表示する表示手段と、
    を備える買物支援装置。
  2. 前記表示手段が前記商品情報を表示したことを履歴情報として記憶する履歴作成手段を更に備える、
    請求項1に記載の買物支援装置。
  3. 前記表示手段は、前記商品情報として商品のトレーサビリティ情報を表示させる、
    請求項1または2に記載の買物支援装置。
  4. 前記表示手段は、前記商品情報として、当該商品情報の商品を使用した料理のレシピを表示させる操作子と、当該レシピで使用する商品であって店舗が推薦する商品とを表示させる、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の買物支援装置。
  5. 前記表示手段は、前記取得手段が事前に登録された購入候補の候補商品について記憶した情報に適合する識別情報を読み取った場合に、前記候補商品である旨を識別可能な態様で表示させる、
    請求項1〜4の何れか一項に記載の買物支援装置。
  6. コンピュータを、
    商品の価格が示された棚札から当該商品を識別する識別情報を読み取る読取手段と、
    各商品の識別情報と、当該商品に関する商品情報とを対応付けて記憶したテーブルから、前記読取手段が読み取った前記識別情報に対応する商品情報を取得する取得手段と、
    前記読取手段が読み取った前記識別情報と、当該識別情報に基づいて前記取得手段が取得した前記商品情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記商品情報を表示する表示手段と
    して機能させるためのプログラム。
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