JP2015081415A - 電子キーシステム及び不正行為判別方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】中継器を使った不正行為により車両の動作が許可されるのを防止することが可能な電子キーシステムを提供すること。【解決手段】車両からFMCW信号が送出され、その信号が電子キーで受信されると、当該信号が周波数変換されて返信信号が生成され、その信号が電子キーから送出される。車両は、FMCW信号を送出したことに伴い返信信号を受信したとき、当該FMCW信号と当該返信信号との差分であるビート成分を算出する。ビート成分は車両と電子キーの往復距離2dに比例する。車両は、ビート成分が閾値以下のとき、電子キーによる当該車両の動作を許可する一方、ビート成分が閾値を超えたとき、電子キーによる当該車両の動作を制限する。【選択図】図2

Description

本発明は、電子キーの検出を目的に車両から電波を送出し、この電波に対する返信が適正であるとき、前記電子キーによる前記車両の動作を許可する電子キーシステム及び不正行為判別方法に関する。
特許文献1には、車両からLF(Low Frequency )帯の電波を送出し、電子キーは、その電波を受信すると、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を返信し、車両は、その返信が適正であるとき、電子キーによる車両の動作を許可する電子キーシステムが開示されている。電子キーから返信されるUHF帯の電波には、電子キーに固有のID(identification)が含まれる。車両は、UHF帯の電波を受信すると、その電波に含まれたIDを基準IDと照合する。そして、車両は、IDが照合一致すると、LF帯の電波に対する返信が適正であると判定し、上記IDを持つ電子キーによる車両の動作を許可する。例えば、ドアロックの施解錠やエンジンの始動が許可される。電子キーシステムの適用された車両では、IDを用いてキー照合が電気的に行われるため、キー溝の形状を機械的に照合する構成に比べて利便性が向上する。
特開2007−170162号公報(段落[0025])
中継器を使った不正行為により車両の動作が許可される恐れがあった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、中継器を使った不正行為により車両の動作が許可されるのを防止することが可能な電子キーシステムを提供することにある。他の目的は、中継器を使った不正行為の有無を判別することが可能な不正行為判別方法を提供することにある。
上記課題を解決する電子キーシステムは、電子キーの検出を目的に車両から電波を送出し、この電波に対する返信が適正であるとき、前記電子キーによる前記車両の動作を許可する電子キーシステムにおいて、前記車両及び前記電子キーの双方は少なくとも同じ周波数帯で双方向通信するものとし、前記車両から前記電波として送信周波数が時間掃引される周波数変調信号が送出され、その周波数変調信号が前記電子キーで受信されると、当該周波数変調信号が遅滞なく周波数変換或いは逓倍或いは分周されて返信信号が生成され、その返信信号が当該電子キーから送出されることを前提に、前記車両は、前記周波数変調信号を送出したことに伴い前記返信信号を受信したとき、当該周波数変調信号と当該返信信号との差分であるビート成分を算出し、このビート成分が閾値以下のとき、前記電子キーによる当該車両の動作を許可する一方、前記ビート成分が前記閾値を超えたとき、前記電子キーによる当該車両の動作を制限することをその要旨としている。
この構成によれば、周波数変調信号と返信信号との差分であるビート成分は、車両と電子キーとの往復距離に比例する。つまり、車両の近くに電子キーがある場合、距離が小さく、ビート成分も小さい。このため、ビート成分が閾値以下の場合は、電子キーによる車両の動作が許可される。逆に中継器を使った不正行為が行われた場合、距離が大きく、ビート成分も大きい。このため、ビート成分が閾値を超えた場合は、電子キーによる車両の動作が制限される。したがって、中継器を使った不正行為により車両の動作が許可されるのを防止することができる。
上記電子キーシステムについて、前記車両から前記電波として周波数変調信号が送出され、その周波数変調信号が前記電子キーで受信されると、当該周波数変調信号が局部発振器の局部発振周波数とミキシングされて当該局部発振周波数の分だけ周波数が加算或いは減算された返信信号が生成され、その返信信号が当該電子キーから送出されることを前提に、前記車両は、一定の周波数に固定された同期部を含む前記周波数変調信号を送出し、その周波数変調信号を送出したことに伴い前記返信信号を受信したとき、当該周波数変調信号と当該返信信号とをそれぞれの同期部の周波数を一致させて重ね合わせ、当該同期部を除く部分での周波数の差分を前記ビート成分として算出することとしてもよい。
この構成によれば、電子キーでの局部発振周波数の公差を相殺することができる。
上記電子キーシステムについて、前記車両は、前記周波数変調信号を送出する度に、振幅及び周波数の少なくとも一方を変更した周波数変調信号を送出し、当該周波数変調信号を送出したことに伴い前記返信信号を受信したとき、その返信信号が当該変更の反映された返信信号であり、且つ前記ビート成分が前記閾値以下であることを条件に、前記電子キーによる当該車両の動作を許可することとしてもよい。
この構成によれば、過去の変調信号をコピーし、ビート成分が閾値以下となるタイミングで返信信号を送出する不正行為に対処できる。
上記電子キーシステムについて、前記車両から前記電波として周波数変調信号が送出され、その周波数変調信号が前記電子キーで受信されると、当該周波数変調信号が局部発振器の局部発振周波数とミキシングされて当該局部発振周波数の分だけ周波数が加算或いは減算された返信信号が生成され、その返信信号が当該電子キーから送出されることを前提に、前記車両は、前記局部発振周波数を指定するセットデータを含む前記周波数変調信号を送出し、当該周波数変調信号を送出したことに伴い前記返信信号を受信したとき、当該周波数変調信号を前記セットデータにより指定した局部発振周波数とミキシングして当該局部発振周波数の分だけ周波数が加算或いは減算された基準信号を生成し、その基準信号と当該返信信号との差分を前記ビート成分として算出することとしてもよい。
この構成によれば、セットデータにより指定された局部発振周波数を反映させられない汎用キーを使った不正行為に対処できる。
上記電子キーシステムについて、前記車両は、前記返信信号を受信する受信アンテナと、その受信アンテナで受信された前記返信信号を増幅するアンプと、そのアンプによる増幅後の信号をミキシングして前記ビート成分を抽出する混合器とを備え、前記アンプは、前記受信アンテナで受信された前記返信信号の強さに関わらず、前記混合器に一定の振幅を出力するよう利得を変えるオートレベルコントローラー機能を持つこととしてもよい。
この構成によれば、ランプ波形による返信信号の周波数(例えば30kHz)がビート周波数(例えば1kHz)よりも高く、それが顕著である程、返信信号の1周期(33μs)の間にビート周波数の1周期(1ms)が収まらない。この場合、サイン波形の最初の部分(0〜数十度)は直線近似できる(rad表記の場合θ≒sinθ)ため、サイン波の波高で周波数を推測しつつ、ビート周波数を正確に算出できる。
上記電子キーシステムについて、前記車両からの信号のうち、前記電子キーを起動させるためのWake信号はLF帯の電波として規定され、Wake信号以外はUHF帯の電波として規定されることとしてもよい。
この構成によれば、LF帯で送出するよりも通信速度が速い点で有利となる。
上記課題を解決する不正行為判別方法は、送信周波数が時間掃引される周波数変調信号を送出したことに伴い、その周波数変調信号が遅滞なく周波数変換或いは逓倍或いは分周された返信信号を受信したとき、前記周波数変調信号と前記返信信号との差分であるビート成分を算出し、このビート成分が閾値以下のとき、中継器を使った不正行為が行われていないと判定する一方、前記ビート成分が前記閾値を超えたとき、中継器を使った不正行為が行われたと判定することをその要旨としている。
この構成によれば、周波数変調信号と返信信号との差分であるビート成分は、周波数変調信号の送信元と返信信号の送信元との往復距離に比例する。つまり、周波数変調信号の送信元の近くに返信信号の送信元がある場合、距離が小さく、ビート成分も小さい。このため、ビート成分が閾値以下の場合は、中継器を使った不正行為が行われていないと判定される。逆に中継器を使った不正行為が行われた場合、距離が大きく、ビート成分も大きい。このため、ビート成分が閾値を超えた場合は、中継器を使った不正行為が行われたと判定される。したがって、中継器を使った不正行為の有無を判別することができる。
本発明によれば、中継器を使った不正行為により車両の動作が許可されるのを防止することができる。
本発明によれば、中継器を使った不正行為の有無を判別することができる。
第1の実施の形態について、電子キーシステムによるスマート通信を示す図。 第1の実施の形態について、電子キーシステムによるRA判別通信を示す図。 第1の実施の形態について、FMCW信号を示す図。 第1の実施の形態について、ビート成分を示す図。 第1の実施の形態について、ビート成分の算出時の計算を示す図。 第2の実施の形態について、ビート成分の算出の過程を示す図。 第3の実施の形態について、AM−FMCW信号を示す図。 第4の実施の形態について、電子キーシステムによる電波のやりとりを示す図。 第4の実施の形態について、フレームa(Fa)とフレームb(Fb)を示す図。
(第1の実施の形態)
以下、電子キーシステムの第1の実施の形態について説明する。
図1に示すように、電子キーシステムは、車両1と電子キー2との間で双方向のスマート通信を行い、当該通信によるキー照合を経て車両1の動作を許可する。
スマート通信では、まず車両1からLF帯の電波によるWake信号を送出する。Wake信号はメーカ毎に車種毎に同じものが用いられる。Wake信号は電子キー2を起動させるための信号である。電子キー2は、Wake信号を受信すると、該当する車種のものであるか否かを判定し、肯定判断した場合、UHF帯の電波によるAck信号を送出する。
車両1は、Ack信号を受信すると、LF電波の送信エリアに車種が適合するキーが存在していることを検出し、LF帯の電波による車両コード信号を送出する。車両コード信号には車両に固有のIDが含まれる。電子キー2は、車両コード信号を受信すると、該当する車両のものであるか否かを判定し、肯定判断した場合、UHF帯の電波によるAck信号を送出する。
車両1は、Ack信号を受信すると、LF電波の送信エリアに存在しているキーが当該車両1に適合するキーであることを検出し、LF帯の電波によるチャレンジ信号を送出する。チャレンジ信号にはキーのIDを要求するコードが含まれる。電子キー2は、チャレンジ信号を受信すると、UHF帯の電波によるレスポンス信号を送出する。レスポンス信号にはキーに固有のIDが含まれる。
車両1は、レスポンス信号を受信すると、当該信号に含まれたIDを基準IDと照合し、照合結果を車両1の動作を許可するか否かの判断材料に用いる。
図2に示すように、本例の電子キーシステムは、上記スマート通信に加え、中継器を使った不正行為(以下、リレーアタックを略称してRA)が行われたか否かを判別するRA判別通信を行う。RA判別通信では、車両1からUHF帯の電波によるFMCW(Frequency Modulated Continuous Wave )信号を送出する。車両1は、FMCW信号に対する返信を解析し、解析結果を車両1の動作を許可するか否かの判断材料に用いる。
車両1は、スマート通信に関するLF電波の送信系及びUHF電波の受信系の各構成要素の他、RA判別通信に関するUHF電波の送信系及び受信系の各構成要素を備える。UHF電波に関わる構成要素を兼用してもよい。例えば、スマート通信に関するUHF電波の受信系をRA判別通信に関する受信系としてもよい。
車両1は、FMCW信号の発振器11を備え、この発振器11からのFMCW信号をアンプ12で増幅して送信アンテナ13から送出する。
図3に示すように、FMCW信号は、周期的に周波数が時間により変化するランプ波形を示し、掃引周波数が434.30MHz±250kHzに設定されている。周期毎に33μsの期間を周波数が最小値434.05MHzから最大値434.55MHzまで線形に増加した後、当該最大値から当該最小値まで立ち下がる。周波数の最大値と最小値の差は500kHzである。
図2に戻って、車両1から送出されたFMCW信号は自由空間を伝搬し、車両1と電子キー2との距離dに応じた遅延時間後に電子キー2に到達する。
電子キー2は、受信アンテナ21でFMCW信号を受信すると、当該信号をアンプ22で増幅する。そして、電子キー2は、その増幅後の信号を混合器23により局部発振器24の局部発振周波数とミキシングする。局部発振周波数は720kHzに設定されている。そして、電子キー2は、そのミキシング後の信号をフィルタ25にかけるとともにアンプ26で増幅して送信アンテナ27から送出する。つまり、電子キー2は、車両1からのFMCW信号に対し局部発振周波数の分だけ周波数が加算或いは減算された返信信号を送出する。本例では、局部発振周波数の分だけ周波数が減算された返信信号を送出する。かかる周波数変換に伴い、掃引周波数は433.58MHz±250kHzとなる。周波数変換に時間を要するが、電子回路上の単なる変換であるため、無視できる程度である。
電子キー2から送出された返信信号は再度距離dに応じた遅延時間後に車両1に到達する。つまり、車両1からFMCW信号を送出した後、往復距離2dに応じた遅延時間を有して、電子キー2からの返信信号が車両1に供される。
車両1は、受信アンテナ14で返信信号を受信すると、当該信号をアンプ15で増幅して混合器16に出力する。アンプ15は、受信アンテナ14で受信した電波の強さに関わらず、混合器16に一定の振幅を出力するよう利得を変えるALC(Auto Level Controler)機能を持つものとする。また、車両1は、発振器11からのFMCW信号に対し局部発振器24の局部発振周波数と同じ720kHzを減じた基準信号を生成する。つまり、車両1は、電子キー2で行ったことと同様に周波数変換をする。
図4に示すように、車両1より送信したFMCW信号に同期する上記基準信号をTxと規定し、車両1にて受信した返信信号に同期する信号であって、アンプ15による増幅後のものをRxと規定する。信号Txと信号Rxとの差分であるビート成分は往復距離2dに比例する。
図2に戻って、車両1は、信号Txと信号Rxとの差分を示す信号を混合器16から出力し、当該信号をフィルタ17にかける。そして、車両1は、フィルタ17を通過した信号を解析して、ビート成分を算出する。
図5に示すように、信号Txについて、三角波の1周期の時間の逆数をfc[Hz]と規定し、周期毎の周波数の変化量をfs[Hz]と規定する。すると、三角波の単位時間当たりの変化量は、fs[Hz]/(1/fc)[s]=fs・fc[Hz/s]となる。
一方、信号Txと信号Rxとの間には往復距離2dに応じた遅延時間Ts[s]が生じる。信号Txと信号Rxとの差分であるビート周波数を△f[Hz]と規定すると、△f[Hz]=fs・fc[Hz/s]×Ts[s]となる。Ts[s]=2d[m]/(3×10の8乗)[m/s]であるので、△f[Hz]=fs・fc[Hz/s]×〔2d/(3×10の8乗)〕[s]となる。
本例では、fs[Hz]が500[kHz]であり、fc[Hz]が33[μs]の逆数である30[kHz]である。車両1は、往復距離2d[m]が10[m]のときの△f[Hz]を閾値とする。各値をあてはめると本例の閾値は500[Hz]となる。そして、車両1は、FMCW信号を送出したことに伴い返信信号を受信したとき、信号Txと信号Rxとの差分であるビート周波数△f[Hz]を算出して上記閾値と比較し、比較結果を車両1の動作を許可するか否かの判断材料に用いる。
尚、本例のように、ランプ波形の周波数(30kHz)がビート周波数△f(500Hz)よりも高く、それが顕著である程、返信信号の1周期(33μs)の間にビート周波数の1周期(1ms)が収まらない。この場合、サイン波形の最初の部分(0〜数十度)は直線近似できる(rad表記の場合θ≒sinθ)ため、サイン波の波高で周波数を推測しつつ、ビート周波数△fを正確に算出できる。
次に、電子キーシステムの作用について説明する。
車両1は、スマート通信によるレスポンス信号に含まれたIDが基準IDと照合一致し、且つRA判別通信によるビート周波数△fが閾値以下のとき、電子キー2による当該車両1の動作を許可する。
一方、車両1は、スマート通信によるレスポンス信号に含まれたIDが基準IDと照合一致しないときの他、IDが照合一致した場合でも、ビート周波数△fが閾値を超えたときには、電子キー2による当該車両1の動作を禁止することを含めて当該動作を制限する。つまり、ビート周波数△fが閾値を超えた場合、車両1と電子キー2との距離d[m]が5[m]を超えていることになって、RAが行われた可能性を否定できないため、車両1の動作が制限される。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ビート周波数△fは、車両1と電子キー2との往復距離2dに比例する。つまり、車両1の近くに電子キー2がある場合、距離dが小さく、ビート周波数△fも小さい。このため、ビート周波数△fが閾値以下の場合は、電子キー2による車両1の動作が許可される。逆にRAが行われた場合、距離dが大きく、ビート周波数△fも大きい。このため、ビート周波数△fが閾値を超えた場合は、電子キー2による車両1の動作が制限される。したがって、RAにより車両1の動作が許可されるのを防止することができる。
(第2の実施の形態)
次に、電子キーシステムの第2の実施の形態について説明する。構成については図2を援用する。
図6に示すように、車両1から電子キー2に送出するFMCW信号には、一定の周波数に固定された同期部が含まれる。同期部の周波数は434.05MHzに設定されている。
電子キー2は、FMCW信号を受信すると、当該信号を周波数変換して返信信号を送出する。車両1からFMCW信号を送出した後、往復距離2dに応じた遅延時間後に返信信号が車両1に到達する。周波数変換に伴い、返信信号の同期部の周波数は433.33MHz(=434.05MHz−720kHz)となる。
車両1は、FMCW信号を送出したことに伴い返信信号を受信したとき、当該FMCW信号と当該返信信号とをそれぞれの同期部の周波数を一致させて重ね合わせ、当該同期部を除く部分での周波数の差分をビート成分として算出する。
電子キー2での局部発振周波数(720kHz)の公差を考慮しない場合、FMCW信号から720kHzを減じる或いは返信信号に720kHzを加える周波数変換を車両1で行うことで、各信号の同期部の周波数が一致する。一方、電子キー2での局部発振周波数(720kHz)の公差を考慮する場合、例えば、公差が+100Hzの場合、FMCW信号から720.1kHzを減じる或いは返信信号に720.1kHzを加える周波数変換を車両1で行うことで、各信号の同期部の周波数が一致する。
つまり、車両1での周波数変換に際し、固定された周波数(720kHz)を加算或いは減算に用いる代わりに、各信号の同期部の周波数の差分に応じて異なる周波数(差分が720kHzのとき720kHz、差分が720.1kHzのとき720.1kHz)を選択する。このため、往復距離2dが一定である限り、車両1で算出されるビート周波数は、電子キー2での局部発振周波数の公差によらず一定となる。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態による(1)の効果と同様の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(2)電子キー2での局部発振周波数の公差を相殺することができる。
(第3の実施の形態)
次に、電子キーシステムの第3の実施の形態について説明する。
図7に示すように、車両1は、FMCW信号を送出する度に、振幅を変更したFMCW信号を送出する。つまり、AM(Amplitude Modulation)−FMCW信号を送出する。振幅は通信符号に応じて変化する。
そして、車両1は、AM−FMCW信号を送出したことに伴い返信信号を受信したとき、その返信信号が当該変更の反映された返信信号であり、且つビート周波数が閾値以下であることを条件に、電子キー2による当該車両1の動作を許可する。
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、上記各実施の形態による(1)〜(2)の効果と同様の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(3)過去のFMCW信号をコピーし、ビート周波数が閾値以下となるタイミングで返信信号を送出するRAに対処できる。
尚、上記第3の実施の形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・振幅を変更することに代えて又は加えて、掃引周波数を通信毎或いは周期毎に変更してもよいし、通信毎或いは周期毎に同じ掃引周波数を用いつつ周期を変更してもよい。つまり、FMCW信号を送出する度に、振幅及び周波数の少なくとも一方を変更したFMCW信号を送出してもよい。
(第4の実施の形態)
次に、電子キーシステムの第4の実施の形態について説明する。
図8に示すように、車両1は、Wake信号に対するAck信号を受信すると、フレームa(Fa)を送出し、電子キー2は、当該フレームa(Fa)を受信すると、フレームb(Fb)を送出する。そして、車両1は、フレームb(Fb)を受信すると、チャレンジ信号を送出し、電子キー2は、当該信号を受信すると、レスポンス信号を送出する。
図9に示すように、フレームa(Fa)は、車両コード部とRA判別用データ部とを含む。車両コード部には車両に固有のIDが含まれる。車両コード部はLF帯の電波或いはUHF帯の電波として規定される。RA判別用データ部は、fLセットデータとFMCWデータ(要求)とを含む。fLセットデータは、電子キー2の局部発振周波数を指定するための情報を含む。fLセットデータは暗号化される。FMCWデータ(要求)はランプ波形(三角波)そのものである。RA判別用データ部のうちfLセットデータは、LF帯の電波或いはUHF帯の電波として規定され、FMCWデータ(要求)はUHF帯の電波として規定される。
フレームb(Fb)は、Ack部とRA判別用データ部とを含む。電子キー2は、フレームa(Fa)を受信すると、車両コード部に含まれたIDが該当する車両のものであるか否かを判定し、肯定判断した場合、当該肯定判断したことを示唆する情報を含むAck部を送出する。Ack部はUHF帯の電波として規定される。また、電子キー2は、フレームa(Fa)を受信すると、FMCWデータ(要求)に含まれたfLセットデータを解読する。そして、電子キー2は、当該セットデータにて指定された局部発振周波数を選択し、その周波数を用いてFMCWデータ(要求)を周波数変換する。電子キー2は、その周波数変換後のデータであるFMCWデータ(応答)を含むRA判別用データ部を送出する。RA判別用データ部はUHF帯の電波として規定される。
上記fLセットデータによって、周期毎に局部発振周波数が個別に指定される。本例では、周期t1での局部発振周波数がfL1に指定され、周期t2での局部発振周波数がfL2に指定され、周期t3での局部発振周波数がfL3に指定される。また、周期t1〜t3の各時間が個別に設定される。
車両1は、FMCWデータ(要求)を送出したことに伴いFMCWデータ(応答)を受信したとき、当該FMCWデータ(要求)をfLセットデータにより指定した局部発振周波数とミキシングして当該局部発振周波数の分だけ周波数が加算或いは減算された基準信号を生成し、その基準信号と当該FMCWデータ(応答)との差分をビート周波数として算出する。
以上説明したように、第4の実施の形態によれば、上記各実施の形態による(1)〜(3)の効果と同様の効果に加え、以下の効果を奏することができる。
(4)fLセットデータにより指定された局部発振周波数を反映させられない汎用キーを使ったRAに対処できる。
尚、上記第4の実施の形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・fLセットデータを車両コード部の直後に送出することに限定されない。fLセットデータは、FMCWデータ(要求)よりも前に送出されればよい。例えば、車両コード部の直前にfLセットデータ及びFMCWデータ(要求)の順に送出してもよい。或いは、チャレンジ信号の直前又は直後にfLセットデータ及びFMCWデータ(要求)の順に送出してもよい。
・フレームa(Fa)について、車両コード部をLF帯で送出するとともに、RA判別用データ部をUHF帯で送出することを前提に、各部を同じ時間帯に並行して送出してもよい。周波数帯が異なるので重ねて送出できるとともに、RA判別用データ部を通信レートの速いUHF帯で送出するので通信時間を短縮できる。
・車両1からの信号のうち、Wake信号以外はUHF帯の電波が許容される。車両1からUHF帯で送出すれば、LF帯で送出するよりも通信速度が速い点で有利となるが、LF帯で送出することも勿論許容される。
・フレームb(Fb)について、FMCWデータ(応答)は、他のUHF帯の電波を阻害しないタイミングで送出されることを前提に、Ack部の直後でなくてもよい。例えば、Ack部の直前或いはレスポンス信号の直前又は直後であってもよい。
尚、上記各実施の形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・電子キー2で周波数変調信号を周波数変換することに代えて、周波数変調信号を逓倍してもよい。この場合、車両1から周波数変調信号が送出され、その周波数変調信号が電子キー2で受信されると、当該周波数変調信号が逓倍された返信信号が生成され、その返信信号が当該電子キー2から送出される。車両1は、一定の周波数に固定された同期部を含む周波数変調信号を送出し、その周波数変調信号を送出したことに伴い返信信号を受信したとき、当該周波数変調信号の同期部と当該返信信号の同期部の周波数が一致する数で当該返信信号を除して補正信号を生成する。そして、車両1は、当該周波数変調信号と当該補正信号とをそれぞれの同期部の周波数を一致させて重ね合わせ、当該同期部を除く部分での周波数の差分をビート成分として算出する。或いは、当該周波数変調信号の同期部と当該返信信号の同期部の周波数が一致する数を当該周波数変調信号に乗じて補正信号を生成し、当該補正信号と当該返信信号とをそれぞれの同期部の周波数を一致させて重ね合わせ、当該同期部を除く部分での周波数の差分をビート成分として算出する。この構成によれば、電子キー2での逓倍の公差を相殺することができる。
・上記構成を前提に、車両1は、逓倍の大きさを指定するセットデータを含む周波数変調信号を送出してもよい。この場合、車両1は、当該周波数変調信号を送出したことに伴い返信信号を受信したとき、当該周波数変調信号をセットデータにより指定した大きさで逓倍して基準信号を生成し、その基準信号と当該返信信号との差分をビート成分として算出する。この構成によれば、セットデータにより指定された大きさでの逓倍を反映させられない汎用キーを使ったRAに対処できる。
・電子キー2で周波数変調信号を周波数変換することに代えて、周波数変調信号を分周してもよい。この場合、車両1から周波数変調信号が送出され、その周波数変調信号が電子キー2で受信されると、当該周波数変調信号が分周された返信信号が生成され、その返信信号が当該電子キー2から送出される。車両1は、一定の周波数に固定された同期部を含む周波数変調信号を送出し、その周波数変調信号を送出したことに伴い返信信号を受信したとき、当該周波数変調信号の同期部と当該返信信号の同期部の周波数が一致する数を当該返信信号に乗じて補正信号を生成する。そして、車両1は、当該周波数変調信号と当該補正信号とをそれぞれの同期部の周波数を一致させて重ね合わせ、当該同期部を除く部分での周波数の差分をビート成分として算出する。或いは、当該周波数変調信号の同期部と当該返信信号の同期部の周波数が一致する数で当該周波数変調信号を除して補正信号を生成し、当該補正信号と当該返信信号とをそれぞれの同期部の周波数を一致させて重ね合わせ、当該同期部を除く部分での周波数の差分をビート成分として算出する。この構成によれば、電子キー2での分周の公差を相殺することができる。
・上記構成を前提に、車両1は、分周の大きさを指定するセットデータを含む周波数変調信号を送出してもよい。この場合、車両1は、当該周波数変調信号を送出したことに伴い返信信号を受信したとき、当該周波数変調信号をセットデータにより指定した大きさで分周して基準信号を生成し、その基準信号と当該返信信号との差分をビート成分として算出する。この構成によれば、セットデータにより指定された大きさでの分周を反映させられない汎用キーを使ったRAに対処できる。
・NFC(Near Field Communication)等の他の双方向無線システムにも応用可能である。NFCでのRAの有無を判別することができる。
次に、上記各実施の形態及び別例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)電子キーシステムにおいて、前記車両から前記電波として周波数変調信号が送出され、その周波数変調信号が前記電子キーで受信されると、当該周波数変調信号が逓倍された返信信号が生成され、その返信信号が当該電子キーから送出されることを前提に、
前記車両は、一定の周波数に固定された同期部を含む前記周波数変調信号を送出し、その周波数変調信号を送出したことに伴い前記返信信号を受信したとき、当該周波数変調信号の同期部と当該返信信号の同期部の周波数が一致する数で当該返信信号を除して補正信号を生成し、当該周波数変調信号と当該補正信号とをそれぞれの同期部の周波数を一致させて重ね合わせ、当該同期部を除く部分での周波数の差分を前記ビート成分として算出する、或いは、当該周波数変調信号の同期部と当該返信信号の同期部の周波数が一致する数を当該周波数変調信号に乗じて補正信号を生成し、当該補正信号と当該返信信号とをそれぞれの同期部の周波数を一致させて重ね合わせ、当該同期部を除く部分での周波数の差分を前記ビート成分として算出すること。
この構成によれば、電子キーでの逓倍の公差を相殺することができる。
(ロ)電子キーシステムにおいて、前記車両は、前記逓倍の大きさを指定するセットデータを含む前記周波数変調信号を送出し、当該周波数変調信号を送出したことに伴い前記返信信号を受信したとき、当該周波数変調信号を前記セットデータにより指定した大きさで逓倍して基準信号を生成し、その基準信号と当該返信信号との差分を前記ビート成分として算出すること。
この構成によれば、セットデータにより指定された大きさでの逓倍を反映させられない汎用キーを使った不正行為に対処できる。
(ハ)電子キーシステムにおいて、前記車両から前記電波として周波数変調信号が送出され、その周波数変調信号が前記電子キーで受信されると、当該周波数変調信号が分周された返信信号が生成され、その返信信号が当該電子キーから送出されることを前提に、
前記車両は、一定の周波数に固定された同期部を含む前記周波数変調信号を送出し、その周波数変調信号を送出したことに伴い前記返信信号を受信したとき、当該周波数変調信号の同期部と当該返信信号の同期部の周波数が一致する数を当該返信信号に乗じて補正信号を生成し、当該周波数変調信号と当該補正信号とをそれぞれの同期部の周波数を一致させて重ね合わせ、当該同期部を除く部分での周波数の差分を前記ビート成分として算出する、或いは、当該周波数変調信号の同期部と当該返信信号の同期部の周波数が一致する数で当該周波数変調信号を除して補正信号を生成し、当該補正信号と当該返信信号とをそれぞれの同期部の周波数を一致させて重ね合わせ、当該同期部を除く部分での周波数の差分を前記ビート成分として算出すること。
この構成によれば、電子キーでの分周の公差を相殺することができる。
(ニ)電子キーシステムにおいて、前記車両は、前記分周の大きさを指定するセットデータを含む前記周波数変調信号を送出し、当該周波数変調信号を送出したことに伴い前記返信信号を受信したとき、当該周波数変調信号を前記セットデータにより指定した大きさで分周して基準信号を生成し、その基準信号と当該返信信号との差分を前記ビート成分として算出すること。
この構成によれば、セットデータにより指定された大きさでの分周を反映させられない汎用キーを使った不正行為に対処できる。
1…車両、2…電子キー、11…発振器、12…アンプ、13…送信アンテナ、14…受信アンテナ、15…アンプ、16…混合器、17…フィルタ、21…受信アンテナ、22…アンプ、23…混合器、24…局部発振器、25…フィルタ、26…アンプ、27…送信アンテナ。

Claims (7)

  1. 電子キーの検出を目的に車両から電波を送出し、この電波に対する返信が適正であるとき、前記電子キーによる前記車両の動作を許可する電子キーシステムにおいて、
    前記車両及び前記電子キーの双方は少なくとも同じ周波数帯で双方向通信するものとし、前記車両から前記電波として送信周波数が時間掃引される周波数変調信号が送出され、その周波数変調信号が前記電子キーで受信されると、当該周波数変調信号が遅滞なく周波数変換或いは逓倍或いは分周されて返信信号が生成され、その返信信号が当該電子キーから送出されることを前提に、
    前記車両は、前記周波数変調信号を送出したことに伴い前記返信信号を受信したとき、当該周波数変調信号と当該返信信号との差分であるビート成分を算出し、このビート成分が閾値以下のとき、前記電子キーによる当該車両の動作を許可する一方、前記ビート成分が前記閾値を超えたとき、前記電子キーによる当該車両の動作を制限する
    ことを特徴とする電子キーシステム。
  2. 前記車両から前記電波として周波数変調信号が送出され、その周波数変調信号が前記電子キーで受信されると、当該周波数変調信号が局部発振器の局部発振周波数とミキシングされて当該局部発振周波数の分だけ周波数が加算或いは減算された返信信号が生成され、その返信信号が当該電子キーから送出されることを前提に、
    前記車両は、一定の周波数に固定された同期部を含む前記周波数変調信号を送出し、その周波数変調信号を送出したことに伴い前記返信信号を受信したとき、当該周波数変調信号と当該返信信号とをそれぞれの同期部の周波数を一致させて重ね合わせ、当該同期部を除く部分での周波数の差分を前記ビート成分として算出する
    請求項1に記載の電子キーシステム。
  3. 前記車両は、前記周波数変調信号を送出する度に、振幅及び周波数の少なくとも一方を変更した周波数変調信号を送出し、当該周波数変調信号を送出したことに伴い前記返信信号を受信したとき、その返信信号が当該変更の反映された返信信号であり、且つ前記ビート成分が前記閾値以下であることを条件に、前記電子キーによる当該車両の動作を許可する
    請求項1又は2に記載の電子キーシステム。
  4. 前記車両から前記電波として周波数変調信号が送出され、その周波数変調信号が前記電子キーで受信されると、当該周波数変調信号が局部発振器の局部発振周波数とミキシングされて当該局部発振周波数の分だけ周波数が加算或いは減算された返信信号が生成され、その返信信号が当該電子キーから送出されることを前提に、
    前記車両は、前記局部発振周波数を指定するセットデータを含む前記周波数変調信号を送出し、当該周波数変調信号を送出したことに伴い前記返信信号を受信したとき、当該周波数変調信号を前記セットデータにより指定した局部発振周波数とミキシングして当該局部発振周波数の分だけ周波数が加算或いは減算された基準信号を生成し、その基準信号と当該返信信号との差分を前記ビート成分として算出する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子キーシステム。
  5. 前記車両は、前記返信信号を受信する受信アンテナと、その受信アンテナで受信された前記返信信号を増幅するアンプと、そのアンプによる増幅後の信号をミキシングして前記ビート成分を抽出する混合器とを備え、前記アンプは、前記受信アンテナで受信された前記返信信号の強さに関わらず、前記混合器に一定の振幅を出力するよう利得を変えるオートレベルコントローラー機能を持つ
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子キーシステム。
  6. 前記車両からの信号のうち、前記電子キーを起動させるためのWake信号はLF帯の電波として規定され、Wake信号以外はUHF帯の電波として規定される
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子キーシステム。
  7. 送信周波数が時間掃引される周波数変調信号を送出したことに伴い、その周波数変調信号が遅滞なく周波数変換或いは逓倍或いは分周された返信信号を受信したとき、前記周波数変調信号と前記返信信号との差分であるビート成分を算出し、このビート成分が閾値以下のとき、中継器を使った不正行為が行われていないと判定する一方、前記ビート成分が前記閾値を超えたとき、中継器を使った不正行為が行われたと判定する
    ことを特徴とする不正行為判別方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017218723A (ja) * 2016-06-02 2017-12-14 株式会社東海理化電機製作所 通信不正成立防止システム
JP2021505801A (ja) * 2017-10-11 2021-02-18 ゾ、ウォンキCHO, Wonki モバイル装置を活用してrsaを防御する車両のスマート制御方法および装置

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