JP2015080939A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリッジの円滑な動作と、キャリッジの姿勢の安定化と、のこれらを両立することのできる記録装置を提供する。【解決手段】プリンター1は、記録ヘッド25を備えるとともに所定の移動方向に移動可能なキャリッジ26と、キャリッジ26を移動方向に案内するキャリッジガイド軸24と、キャリッジ26と係合してキャリッジ26の姿勢を規制する姿勢規制手段を構成する、キャリッジ26の一部を挟んで配置される第1ガイド部材36および第2ガイド部材38を備える。キャリッジ26は、第1ガイド部材36と接する第1スライダと、付勢手段によって第2ガイド部材38に向けて付勢されて第2ガイド部材38に接する第2スライダと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、被記録媒体に記録を行う記録装置に関し、特に所定方向に往復動するキャリッジを備えた記録装置に関する。
記録装置や液体噴射装置の一例であるインクジェットプリンターは、記録ヘッドを搭載したキャリッジが主走査方向に往復動しつつ記録ヘッドから被記録媒体の一例である記録用紙にインクを吐出して記録を実行するように構成されている。キャリッジはスライド軸受を介してガイド軸(以下「第1ガイド軸」と言う)に案内されて移動方向(主走査方向)に往復移動するようになっている(例えば特許文献1)。
特開2004−17314号公報
キャリッジは自重によって第1ガイド軸まわりに回転しようとするため、第1ガイド軸とは別に、キャリッジの移動方向に沿ってキャリッジの回転を止めて姿勢を規制する手段が必要となる。引用文献1では、第2ガイド軸がそれに相当する。
しかしながらキャリッジの回転は自重によって回転する方向だけに限らない。例えば第1ガイド軸の変形やガタツキに起因して、キャリッジが高速で移動した際に自重によって回転する方向とは反対方向にも回転しようとする(動こうとする)場合もある。
この様な問題を解消する為に、第2ガイド軸についても第1ガイド軸と同様にキャリッジに軸受けを設けるとともに当該軸受けを通す構造にすると、第1ガイド軸と第2ガイド軸との平行度が狂うことで摺動負荷が著しく過大となってしまい、場合によってはキャリッジが移動できなくなる虞もあり、好ましくない。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、キャリッジの円滑な動作と、キャリッジの姿勢の安定化と、のこれらを両立することのできる記録装置を提供することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに所定の移動方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを前記移動方向に案内する、前記移動方向に延設された案内部材と、前記キャリッジと係合して前記キャリッジの姿勢を規制する、前記移動方向に延設された姿勢規制手段と、を備え、前記姿勢規制手段は、前記キャリッジの一部を挟んで配置される第1ガイド部材および第2ガイド部材を備え、前記キャリッジは、前記第1ガイド部材と接する第1スライダと、付勢手段によって前記第2ガイド部材に向けて付勢されて前記第2ガイド部材に接する第2スライダとを備えることを特徴とする。
本態様によれば、記録ヘッドを備えたキャリッジの姿勢を規制する姿勢規制手段は、前記キャリッジの一部を挟んで配置される第1ガイド部材および第2ガイド部材を備え、前記キャリッジは、前記第1ガイド部材と接する第1スライダと、前記第2ガイド部材と接する第2スライダと、前記第2スライダを前記第2ガイド部材に向けて付勢する付勢手段と、を備える。即ち、上記キャリッジの一部が、対向配置された第1ガイド部材と第2ガイド部材との間でサンドイッチされた構造となり、これによりキャリッジの姿勢が規制されるので、キャリッジは第1ガイド部材側および第2ガイド部材側の双方への動きが規制され、キャリッジの姿勢が良好に安定する。
加えて、対向配置された第1ガイド部材と第2ガイド部材との間において付勢手段の付勢力を介して上記第1スライダと第2スライダが各ガイド部材に接した状態となり、即ち第1ガイド部材と第2ガイド部材との間に挟まれたキャリッジの一部が、或る程度の変位の自由度が確保された状態となる為、案内部材と、第1ガイド部材及び第2ガイド部材との平行度が低下した場合でも、キャリッジの円滑な移動を確保することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記第2スライダは、前記キャリッジの移動方向において所定の間隔を置いて複数箇所で前記第2ガイド部材と接することを特徴とする。
本態様によれば、前記第2スライダは、前記キャリッジの移動方向において所定の間隔を置いて複数箇所で前記第2ガイド部材と接するので、前記キャリッジの移動に際して当該キャリッジの姿勢をより安定化させることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記案内部材は軸体で構成され、前記姿勢規制手段を構成する前記第1ガイド部材は、前記軸体を中心とした前記キャリッジの自重による回転を止めることにより前記キャリッジの姿勢を規制することを特徴とする。
本態様によれば、第1ガイド部材と第2ガイド部材とを結ぶ方向に変位可能なスライダである第2スライダが接する第2ガイド部材ではなく、第1スライダが接する第1ガイド部材がキャリッジの自重による回転を止めるので、前記キャリッジの姿勢がより良好に安定する。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記キャリッジは、前記付勢手段の付勢力に抗して前記キャリッジが前記軸体を中心に回転する際に前記第2ガイド部材に当接して前記キャリッジの回転を規制する当接部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記キャリッジは、前記付勢手段の付勢力に抗して前記キャリッジが前記軸体を中心に回転する際に前記第2ガイド部材に当接して前記キャリッジの回転を規制する当接部を備えるので、前記キャリッジの回転を所定範囲に確実に規制することができる。
本発明の第4の態様は、第2のまたは第3の態様において、前記第1ガイド部材は、前記第1スライダが接する接触面を構成する第1板状部と、前記接触面と交差する面を形成する第2板状部と、が金属板材の折り曲げによって形成されて成ることを特徴とする。
本態様によれば、前記第1ガイド部材は、前記第1スライダが接する接触面を構成する第1板状部と、前記接触面と交差する面を形成する第2板状部と、が金属板材の折り曲げによって形成されて成るので、前記第1ガイド部材の強度が確保され、前記接触面の平坦性を良好に維持することができ、前記キャリッジを移動させる際の当該キャリッジの回転(案内部材まわりの回転)を抑制して良好な記録結果が得られる。
本発明の第5の態様は、第2から第4の態様のいずれかにおいて、前記第2ガイド部材には、被記録媒体を搬送する搬送手段を構成するローラーを支持する支持部材が設けられることを特徴とする。
本態様によれば、前記第2ガイド部材には、被記録媒体を搬送する搬送手段を構成するローラーを支持する支持部材が設けられる為、前記第2ガイド部材には変形が生じ易いが、前記キャリッジの自重に伴う回転を止めるのは前記第1ガイド部材である為、前記第2ガイド部材の変形に伴う前記キャリッジの姿勢への影響を防止し或いは抑制できる。
本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 キャリッジを前方側から見た斜視図。 図2の分解斜視図。 キャリッジを後方側から見た斜視図。 図4の分解斜視図。 キャリッジの平面図。 第1スライダ及び第2スライダの側面図。 第1スライダ及び第2スライダの側断面図。 第1スライダ及び第2スライダの平面図。 第1スライダ及び第2スライダの横断面図。 ギャップ調整手段の正面図。 ギャップ調整手段およびこれを駆動する駆動機構の斜視図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の一実施形態を説明するものとする。
図1は本発明に係る「記録装置」の一実施形態であるインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の側断面図、図2はキャリッジ26を前方側から見た斜視図、図3は図2の分解斜視図、図4はキャリッジ26を後方側から見た斜視図、図5は図4の分解斜視図、図6はキャリッジ26の平面図、図7は第1スライダ30及び第2スライダ32の側面図、図8は第1スライダ30及び第2スライダ32の側断面図、図9は第1スライダ30及び第2スライダ32の平面図、図10は第1スライダ30及び第2スライダ32の横断面図である。更に図11はギャップ調整手段42の正面図、図12はギャップ調整手段42およびこれを駆動する駆動機構の斜視図である。
尚、各図に示すx−y−z直交座標系は、x方向及びy方向が水平方向であり、このうちx方向は用紙幅方向であり、またキャリッジ26の移動方向(主走査方向)であり、また装置左右方向でもある。またy方向は用紙搬送方向であり、また装置奥行き方向でもある。更に、z方向は重力方向であり、装置高さ方向でもある。
以下、主として図1を参照しつつプリンター1の全体構成について概説する。プリンター1は、被記録媒体の一例としての記録用紙Pにインクジェット記録を行う装置本体2に対し、複数枚の記録用紙Pを収容する用紙カセット4が着脱可能に(スライド可能に)構成され、この用紙カセット4から、記録用紙Pを1枚ずつ給送する。
装置本体2には、不図示のモーターによって回転駆動される第1給送ローラー10と第2給送ローラー12とが設けられており、用紙カセット4が装着された状態において、当該用紙カセット4の先端(図1において左側)の上方に、第1給送ローラー10と第2給送ローラー12とが位置する様に構成されている。
用紙カセット4の底部には、揺動軸6aを中心に揺動することにより、収容された記録用紙Pを押し上げるホッパー6が設けられており、このホッパー6が記録用紙Pを押し上げることで、収容された記録用紙Pのうち最上位のものが第1給送ローラー10に接触できる様になっている。従ってこの状態で第1給送ローラー10が回転(正転)することにより、用紙カセット4から記録用紙Pが送り出される。
尚、図1において破線は、用紙カセット4から送り出される記録用紙Pの通過軌跡を示している。
用紙カセット4において用紙送り出し方向の端部には、分離ローラー8が設けられており、用紙カセット4が装着されると、分離ローラー8が第2給送ローラー12と接触する。これにより、第1給送ローラー10によって送り出された記録用紙Pは、分離ローラー8と第2給送ローラー12との間でニップされ、分離される。
第2給送ローラー12の下流側には、記録用紙Pを搬送する搬送ローラーとしての第1中間ローラー14と、第2中間ローラー16とが設けられており、用紙カセット4から送り出された記録用紙Pは、第1中間ローラー14及び第2中間ローラー16から搬送力を受けて、下流側へ搬送される。
尚、符号17a、17bは、第1中間ローラー14との間で記録用紙Pをニップして従動回転する従動ローラーであり、符号17c、17dは、第2中間ローラー16との間で記録用紙Pをニップして従動回転する従動ローラーである。
第2中間ローラー16の下流側には、回転駆動される搬送駆動ローラー18と、当該搬送駆動ローラー18に対向配置される、従動回転可能な搬送従動ローラー19と、が設けられており、これらローラーにより、記録用紙Pが記録領域に送られる。尚、搬送従動ローラー19はローラー支持部材20によって回転可能に支持されている。ローラー支持部材20は後述する第2ガイド部材38に揺動可能に取り付けられているとともに、不図示の付勢手段(コイルばね)によって、搬送従動ローラー19を搬送駆動ローラー18に圧接させる方向に付勢された状態となっている。
搬送駆動ローラー18の下流側には、記録用紙Pにインクを吐出する記録ヘッド25と、記録用紙Pを支持する支持部材21とが設けられている。記録ヘッド25は、用紙幅方向(主走査方向)に駆動されるキャリッジ26の底部に設けられている。
キャリッジ26は、主走査方向に延設された案内部材としてのキャリッジガイド軸24によって主走査方向に案内される。そしてキャリッジ26は、不図示のモーターから駆動力を受けて、主走査方向に移動する。
支持部材21と記録ヘッド26とが対向する領域(記録領域)の下流には、第1排出ローラー対22と第2排出ローラー対23とが設けられており、記録の行われた記録用紙Pは、これら排出ローラー対によって排出される。
尚、本実施形態に係るプリンター1は、図11及び図12に示すギャップ調整手段40を備える。ギャップ調整手段40は、キャリッジガイド軸24の高さ(z方向位置)を調整することにより、記録ヘッド26と支持部材21との間のギャップPGを調整する手段であり、キャリッジガイド軸24の軸端(両側)に設けられたギャップ調整カム44と、当該ギャップ調整カム44を支持するカム支持軸45と、を備えて成る。
ギャップ調整カム44はカム歯車43に一体的に形成されており、カム歯車43の回転に伴い、カム支持軸45との接触状態を切り換える。カム歯車43は、モーター21を動力源とし、モーター21の動力を歯車群47を介して受ける。
ギャップ調整カム44は、本実施例では図11に示す様にカム面44a、44b、44c、44d、44e、44f、のこれら6つのカム面を備えている。各カム面は、カム歯車43の回転中心Cからの距離(符号a1〜a6でそれぞれ示す)が異なる様に形成されており、本実施例ではカム面44aからカム面44fに従って、前記距離が長くなる様に形成されている。
カム支持軸45は各カム面を支持し、これによりギャップPGが規定される。カム歯車43の回転に伴いカム支持軸45が支持するカム面が切り換わることで、ギャップPGが切り換わる様になっている。本実施例では、ギャップPGは、6段階に調整される。
続いて図2〜図10を参照しつつ、キャリッジ26について詳説する。キャリッジ26は本体27により全体が構成されており、本体27の底部に記録ヘッド25が設けられている。尚、プリンター1はキャリッジ26にインクカートリッジを搭載しない所謂オフキャリッジタイプであり、インクカートリッジは装置本体2の筐体(不図示)に設けられている。そして不図示のインクチューブを介して記録ヘッド25にインクが供給される構成であり、本実施形態の各図においては当該インクチューブや、インクチューブを接続する接続部などの構成要素は図示を省略している。
符号27aは軸受け部であり、キャリッジガイド軸24が軸受け部27aを挿通した状態となることで、キャリッジ26がキャリッジガイド軸24によって主走査方向にガイドされる。
キャリッジ26は自重によってキャリッジガイド軸24まわりに回転しようとするため、キャリッジ26と係合することにより前記回転を止めて、キャリッジ26の姿勢を規制する姿勢規制手段35が設けられている。ここでの、キャリッジ26の自重による回転とは、図1では反時計回り方向の回転である。
姿勢規制手段35は、キャリッジ26の一部である被規制部27bを挟んで配置される第1ガイド部材36および第2ガイド部材38を備えて成る。
第1ガイド部材36および第2ガイド部材38は本実施形態では金属板材の折り曲げ加工によって形成されており、第2ガイド部材38はプリンター1の基体を構成し、上述した様にローラー支持部材38を支持する。
キャリッジ26において第1ガイド部材36と第2ガイド部材38とに挟まれる被規制部27bには、第1ガイド部材36と接する第1スライダ30と、第2ガイド部材38と接する第2スライダ32とが設けられている。このうち第2スライダ32は、第1ガイド部材36と第2ガイド部材38とを結ぶ方向(y方向)に変位可能に設けられるとともに付勢手段としてのコイルばね34(図5、図8、図10)によって第2ガイド部材38に向けて付勢されて第2ガイド部材38に接する様に設けられている。
より詳しくは、図1、図6、図7、図8に示す様に第1スライダ30と第2スライダ32は、被規制部27bを挟む様に設けられる。第1スライダ30には、図5、図10に示す様に係止フック30b、30bが設けられていて、特に図10に示す様に係止フック30b、30bが被規制部27bに形成された穴27e、27eに入り込んで反対側に係止することで、第1スライダ30が被規制部27に取り付けられる。尚、第1スライダ30が取り付けられた状態では、当該第1スライダ30は、被規制部27bに対し僅かにy方向にガタを有し、y方向に僅かに動ける状態となる。
第2スライダ32には、図3、図5、図9、図10に示す様に第1スライダ30と同様な係止フック32c、32cが設けられていて、特に図10に示す様に係止フック32c、32cが被規制部27bに形成された穴27c、27cに入り込んで反対側に係止することで、第2スライダ32が被規制部27に取り付けられる。
一方、第2スライダ32には図3、図5、図8、図10に示す様に突起32b、32bが設けられていて、特に図10に示す様に突起32b、32bが被規制部27bに形成された穴27f、27fに入り込み、y方向に案内される様になっている。即ち第2スライダ32は、第1スライダ30とは異なり被規制部27bにおいてy方向にスライド変位することを前提に設けられる。
突起32b、32bには付勢手段としてのコイルばね34が設けられ、このコイルばね37が被規制部27bと第2スライダ32との間で付勢力を発揮し、第2スライダ32を第2ガイド部材38に向けて付勢する。
従ってコイルばね34が第1ガイド部材36と第2ガイド部材38との間で突っ張る様な状態となり、第2スライダ32が第2ガイド部材38によって弾性的に接するのに加え、第1ガイド部材36に対しても第1スライダ30が弾性的に接することとなる。これにより、キャリッジ26の移動に伴い当該キャリッジ26の姿勢は安定する。尚、コイルばね34が第2スライダ32を第2ガイド部材38に向けて付勢する構成に代えて、第1スライダ30を第1ガイド部材36に向けて付勢する構成を採用しても良い。
尚、符号30aは第1スライダ30において第1ガイド部材36と接する面を示し、符号36aは第1ガイド部材36において第1スライダ30が接する面を示している。また符号32aは第2スライダ32において第2ガイド部材38と接する面を示し、符号38aは第2ガイド部材38において第2スライダ32が接する面を示している。尚、面36a、38aは、本実施形態ではx−z平面に平行な面であり、より具体的には垂直面である。
第2スライダ32において第2ガイド部材38と接する面32aは、図5、図6、図9、図10に示す様にキャリッジ26の移動方向(x方向)に沿って所定の間隔を開けて2つ設けられており、これら2つの面32aが連結された様な状態となっている。但し、第2スライダ32は樹脂材料により形成されており、2つの面32aの間は弾性変形可能であり、即ち2つの面32aは或る程度相対的な動きの自由度が確保された状態となっている。これにより2つの面32aは、平坦な面である第2ガイド部材38の面38aに対して、良好に接触できる。
尚、第1スライダ30及びキャリッジ26の本体27も、本実施形態では樹脂材料により形成されている。このうち第1スライダ30及び第2スライダ32は、特に摺動負荷が小さくなる材料が選定されることが好ましい。
以上説明した様に、記録ヘッド25を備えたキャリッジ26の姿勢を規制する姿勢規制手段35は、キャリッジ26の一部を挟んで配置される第1ガイド部材36および第2ガイド部材38を備えている。キャリッジ26は、第1ガイド部材36と接する第1スライダ30と、第2ガイド部材38と接する第2スライダ32と、第2スライダ32を第2ガイド部材38に向けて付勢する付勢手段としてのコイルばね34と、を備える。
即ち、キャリッジ26の一部である被規制部27bが、対向配置された第1ガイド部材36と第2ガイド部材38との間でサンドイッチされた構造となり、これによりキャリッジ26の姿勢が規制されるので、被規制部27bは第1ガイド部材36側および第2ガイド部材38側の双方への動きが規制され、キャリッジ26の姿勢が良好に安定する。
加えて、対向配置された第1ガイド部材36と第2ガイド部材38との間においてコイルばね34の付勢力を介して第1スライダ30と第2スライダ32が各ガイド部材に接した状態となり、即ち第1ガイド部材36と第2ガイド部材38との間に挟まれたキャリッジ26の一部である被規制部27bが、或る程度の変位の自由度が確保された状態となる。これによりキャリッジガイド軸24と、第1ガイド部材36及び第2ガイド部材38との平行度が低下した場合でも、キャリッジ26の円滑な移動を確保することができる。
また本実施形態では、上述したギャップ調整手段40によってキャリッジ26が上下動(z方向に沿って移動)するが、姿勢規制手段35において被規制部27bはz方向への移動が許容されており、且つ被規制部27bの上下動可能範囲はギャップ調整手段40によって調整可能なギャップ範囲の全範囲に対応する様に設定されているので、ギャップ調整手段40によるキャリッジ26の上下動作に対して姿勢規制手段35が悪影響を与えない。
また、本実施形態では、第2スライダ32は、キャリッジ26の移動方向において所定の間隔を置いて複数箇所(面32a、32a)で第2ガイド部材38と接するので、キャリッジ26の移動に際して当該キャリッジ26の姿勢をより安定化させることができる。
尚、本実施形態ではキャリッジ26の移動方向において所定の間隔を有して設けられる2つの突起32bのそれぞれにコイルばね34を設けることにより、1つの突起32bにかける付勢力を下げることができ、即ち1つの面32aと第2ガイド部材38との間の接触圧を下げることができる。その結果、キャリッジ26が移動する際の摺動負荷を抑えつつ、キャリッジ26のキャリッジガイド軸24の回りの回転を良好に抑えることができる。
尚、本実施形態では、第1ガイド部材36は、軸体であるキャリッジガイド軸24を中心としたキャリッジ26の自重による回転(図1において反時計まわり方向の回転)を止める側に設けられている。即ち、変位可能な第2スライダ32が接する第2ガイド部材38ではなく、第1スライダ30が接する第1ガイド部材36がキャリッジ26の自重による回転を止めるので、キャリッジ26の姿勢がより良好に安定する。
また、本実施形態では、第2ガイド部材38には、用紙を搬送する搬送手段を構成する搬送従動ローラー19を支持するローラー支持部材20が設けられる為、第2ガイド部材38には変形が生じ易い。しかしながらキャリッジ26の自重に伴う回転を止めるのは上述の通り第1ガイド部材36である為、第2ガイド部材38の変形に伴うキャリッジ26の姿勢への影響を防止し或いは抑制できる。
加えて本実施形態では、第1ガイド部材36は、図7、図8に示す様に第1スライダ30が接する接触面36aを構成する第1板状部36bと、接触面36aと交差する面を形成する第2板状部36c、36dと、が金属板材の折り曲げによって形成されて成る。従って第1ガイド部材36の強度が確保され、接触面36aの平坦性を良好に維持することができ、キャリッジ26を移動させる際の当該キャリッジ26の回転(キャリッジガイド軸24まわりの回転)を抑制して良好な記録結果が得られる。
また本実施形態では、コイルばね34の付勢力に抗してキャリッジ26がキャリッジガイド軸24を中心に回転する際に(図1における時計回り方向の回転)、第2ガイド部材38に当接してキャリッジ26の回転を規制する当接部27dを備える。当接部27dは、キャリッジ26の停止状態において、第2ガイド部材38との間に僅かな間隔を形成する突起として形成されている。
即ち、第2スライダ32の変位可能範囲の全範囲において被規制部27bが変位可能であると、キャリッジ26の回転量が大きくなり、記録品質に悪影響が生じるが、上記の通り当接部27dを備えるので、被規制部27dの変位量が抑えられ、キャリッジ26の回転を所定範囲に確実に規制することができ、良好な記録結果が得られる。
1 インクジェットプリンター、2 装置本体、4 用紙カセット、6 ホッパー、6a 揺動軸、8 分離ローラー、10 第1給送ローラー、12 第2給送ローラー、14 第1中間ローラー、16 第2中間ローラー、17a〜17d 従動ローラー、18 搬送駆動ローラー、19 搬送従動ローラー、20 ローラー支持部材、21 支持部材、22 第1排出ローラー対、23 第2排出ローラー対、24 キャリッジガイド軸、25 記録ヘッド、26 キャリッジ、27 本体、27a 軸受け部、27b 被規制部、27c 穴、27d 突起、27e 穴、27f 穴、30 第1スライダ、30a 摺動面、30b 係止フック、32 第2スライダ、32a 摺動面、32b 突起、32c係止フック、34 コイルばね、35 姿勢規制手段、36 第1ガイド部材
36a ガイド面、38 第2ガイド部材、38a ガイド面、40 ギャップ調整手段、41 モーター、43 カム歯車、44 ギャップ調整カム、44a〜44f カム面、
45 カム支持軸、47 伝達歯車群、P 記録用紙

Claims (6)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに所定の移動方向に移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジを前記移動方向に案内する、前記移動方向に延設された案内部材と、
    前記キャリッジと係合して前記キャリッジの姿勢を規制する、前記移動方向に延設された姿勢規制手段と、を備え、
    前記姿勢規制手段は、前記キャリッジ一部を挟んで配置される第1ガイド部材および第2ガイド部材を備え、
    前記キャリッジは、前記第1ガイド部材と接する第1スライダと、
    付勢手段によって前記第2ガイド部材に向けて付勢されて前記第2ガイド部材に接する第2スライダと、を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記第2スライダは、前記キャリッジの移動方向において所定の間隔を置いて複数箇所で前記第2ガイド部材と接する、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、前記案内部材は軸体で構成され、
    前記姿勢規制手段を構成する前記第1ガイド部材は、前記軸体を中心とした前記キャリッジの自重による回転を止めることにより前記キャリッジの姿勢を規制する、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置において、前記キャリッジは、前記付勢手段の付勢力に抗して前記キャリッジが前記軸体を中心に回転する際に前記第2ガイド部材に当接して前記キャリッジの回転を規制する当接部を備える、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の記録装置において、前記第1ガイド部材は、前記第スライダが接する接触面を構成する第1板状部と、前記接触面と交差する面を形成する第2板状部と、が金属板材の折り曲げによって形成されて成る、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、前記第2ガイド部材には、被記録媒体を搬送する搬送手段を構成するローラーを支持する支持部材が設けられる、
    ことを特徴とする記録装置。
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