JP2015080868A - 空気入りタイヤの製造方法およびポストキュアインフレーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ポストキュアインフレーション工程においてカーカスコードの全領域に渡ってテンションを付与することで、操縦安定性を一段と向上させた空気入りタイヤを製造できる空気入りタイヤの製造方法およびポストキュアインフレーション装置を提供する。【解決手段】有機繊維コードからなるカーカス層TCと、カーカス層TCの外周側に配置されたベルト層TBとを備えたグリーンタイヤを加硫モールド内で加硫した後に、加硫モールドから取り出した加硫済タイヤTのクラウン部Cの外周側に円筒状の規制体8を配置し、この規制体8によりクラウン部Cの膨張を規制するとともに、加硫済タイヤTの他の部分の膨張は許容しつつインフレーションさせながら加硫済タイヤTを冷却する。【選択図】図4
Description
本発明は、空気入りタイヤの製造方法およびポストキュアインフレーション装置に関し、さらに詳しくは、ポストキュアインフレーション工程においてカーカスコードの全領域に渡ってテンションを付与することにより、操縦安定性を一段と向上させた空気入りタイヤを製造できる空気入りタイヤの製造方法およびポストキュアインフレーション装置に関するものである。
有機繊維コードが補強材料として用いられている空気入りタイヤを製造する際に、加硫モールドから取り出した加硫済タイヤをそのまま自然冷却すると、有機繊維コードが過度に収縮して不適切なタイヤ形状に変形することがある。このような不具合を防止するために、加硫直後のタイヤをポストキュアインフレーション装置に装着し、加硫済タイヤをインフレーションさせながら冷却するポストキュアインフレーション工程(以下、PCI工程という)を行なうことがある(例えば、特許文献1、2参照)。
図6に例示するように、PCI工程では、加硫済タイヤTをインフレーションさせることで内圧pを負荷し、ショルダ部Shやサイド部Sdにおけるカーカス層TCのコードやベルト層TBなどのコードにテンションftを付与させた状態で冷却できるので、これらコードの中間伸度が低くなる。即ち、コードの弾性率が高くなる。これにより、走行時のタイヤの外周側への拡大(成長)が抑制されるとともに、操縦安定性の改善が期待できる。一方で、従来のPCI工程では、ベルト層TBの周長が伸ばされるとともにベルト幅が縮められるので、ベルト層TBとオーバラップした領域のカーカスコードには圧縮力fcが作用して弛緩した状態になり易い。これにより、クラウン部Cでは、カーカスコードの中間伸度が高くなり(即ち、カーカスコードの弾性率が低くなり)、タイヤのスリップ限界領域での操縦安定性に悪影響が生じるという問題が懸念される。
本発明の目的は、ポストキュアインフレーション工程においてカーカスコードの全領域に渡ってテンションを付与することにより、操縦安定性を一段と向上させた空気入りタイヤを製造できる空気入りタイヤの製造方法およびポストキュアインフレーション装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の空気入りタイヤの製造方法は、有機繊維コードからなるカーカス層と、このカーカス層の外周側に配置されたベルト層とを備えたグリーンタイヤを加硫モールド内で加硫した後に、加硫モールドから取り出した加硫済タイヤをインフレーションさせながら冷却する空気入りタイヤの製造方法において、前記加硫済タイヤのクラウン部の外周側に円筒状の規制体を配置し、この規制体により前記クラウン部の膨張を規制するとともに、この加硫済タイヤの他の部分の膨張は許容しつつインフレーションさせることを特徴とする。
本発明のポストキュアインフレーション装置は、加硫済タイヤをインフレーションさせる加圧手段を備えたポストキュアインフレーション装置において、前記加硫済タイヤのクラウン部の外周側に配置されて、前記加硫済タイヤをインフレーションさせた際に、前記クラウン部の膨張を規制する円筒状の規制体を有するとともに、前記加硫済タイヤをインフレーションさせた際に、この加硫済タイヤの他の部分の膨張を許容する構成にしたことを特徴とする。
本発明によれば、加硫済タイヤをインフレーションさせた際に、加硫済タイヤのクラウン部の外周側に配置された円筒状の規制体がクラウン部の膨張を規制し、また、加硫済タイヤの他の部分はこの規制体によって規制されることなく膨張が許容される。そのため、加硫済タイヤは、カーカスコードが概ね全領域に渡ってテンションが付与された状態で冷却されることになる。その結果、ほぼ全領域においてカーカスコードの中間伸度が低くなり(即ち、コードの弾性率が高くなり)、操縦安定性を一段と向上させることが可能になる。
以下、本発明の空気入りタイヤの製造方法およびポストキュアインフレーション装置を図に示した実施形態に基づいて説明する。
本発明では、グリーンタイヤを加硫モールド内で加硫した後に、加硫モールドから取り出した加硫済タイヤTをインフレーションさせながら冷却する。この加硫済タイヤTをインフレーションさせながら冷却するPCI工程において、図1、図2に例示する本発明のポストキュアインフレーション装置1(以下、PCI装置1という)を使用する。
この加硫済タイヤTでは、左右一対のビード部間に少なくとも1層のカーカス層TCが装架され、カーカス層TCは各ビード部に配置されたビードコアの廻りにタイヤ内側から外側へ折り返されている。カーカス層TCは図3に例示するように、有機繊維コードからなるカーカスコードTdで形成されている。クラウン部Cにおけるカーカス層TCの外周側には複数のベルト層TBが配置されている。ベルト層TBの外周側にはトレッドゴムが配置されている。カーカス層TCの内周側にはインナーライナが配置されている。この実施形態では、加硫済タイヤTに埋設されている最も狭いベルト層TBの幅がWbになっている。加硫済タイヤTは、この実施形態で例示した内部構造に限らず、例えば、その他の部材が適宜埋設される。図3の一点鎖線CLはタイヤ幅方向中心位置を示している。
図1、2に例示するPCI装置1の実施形態は、加硫済タイヤTをインフレーションさせる加圧手段となるコンプレッサ5と、円筒状の規制体8とを備えている。さらに、コンプレッサ5に接続された給気路6が内設された中心軸3と、上下一対の円盤状の支持板4a、4bと、下側の支持板4bおよび規制体8が載置される載置台2とを備えている。上側の支持板4aは上下移動可能に設置されている。中心軸3には排気路7も内設されていて、中心軸3には給気口6aおよび排気口7aが形成されている。
規制体8は、加硫済タイヤTのクラウン部Cの外周側に配置される。この規制体8、例えば、一般炭素鋼等からなる金属製であり、加硫済タイヤTに後述する内圧pを負荷した場合にも、実質的に拡径しない剛性を有している。即ち、規制体8は、不伸張性の円筒形状であることが望ましい。この実施形態の規制体8は、2つの同形状の円弧状の分割部8a、8aを組み付けることにより、円筒状に形成されている。分割部8aの数は任意であり、例えば3〜8個にすることもできる。
このPCI装置1を用いてPCI工程を行うには、横置き状態にした加硫済タイヤTの上下ビード部をそれぞれ支持板4a、4bにより支持する。次いで、この加硫済タイヤTの外周側に規制体8を配置する。この実施形態では、それぞれの分割体8a、8aを近接させて円筒状に形成し、ロック部材により互いを強固に連結する。
次いで、コンプレッサ5を稼働させて、給気路6を経て気体を給気口6aから供給して加硫済タイヤTの内部に気体(例えば、空気など)を充填する。排気路7は閉鎖した状態にしておく。これにより、加硫済タイヤTをインフレーションさせて内圧pを負荷する。内圧pは例えば、30kPa〜200kPaである。
ここで、加硫済タイヤTの外周側に規制体8が配置されているので、加硫済タイヤTをインフレーションさせた際に、規制体8がクラウン部Cに当接して膨張を規制する。加硫済タイヤTの他の部分(ショルダ部Sh、サイド部Sd)の外周側には、膨張を規制する規制体8のような部材が配置されていないので、膨張が許容される構成になっている。
加硫済タイヤTを所定時間冷却した後は、排気路7の閉鎖を解除して、加硫済タイヤTの内部と外部とを連通させて、充填した気体を排気路7を通じて外部に排出する。加硫済タイヤTの冷却はそのまま放置するだけでなく、規制体8の内部に冷媒を流通させて冷却させることもできる。次いで、規制体8を加硫済タイヤTから引き離すとともに、加硫済タイヤTを支持板4a、4bから取り外す。
本発明によるPCI工程では、インフレーションさせた加硫済タイヤTのクラウン部Cは、規制体8に内周面に当接してそれ以上は膨張できない。一方、ショルダ部Sh、サイド部Sdは規制なく自由に膨張できる。そのため、図4に例示するように、加硫済タイヤTにおいてはカーカス層TCを構成するカーカスコードTdは、概ね全領域(クラウン部、ショルダ部Shおよびサイド部Sd)に渡ってテンションftが付与された状態で冷却されることになる。
その結果、加硫済タイヤTのほぼ全領域においてカーカスコードTdの中間伸度が低くなる。これに伴って、カーカスコードTdの弾性率が高くなり、加硫済タイヤTの操縦安定性を一段と向上させることが可能になる。
図5に加硫済タイヤTのカーカスコードTdの中間伸度とタイヤ幅方向位置との関係を例示すると、本発明を適用した加硫済タイヤTは太線a、従来のPCI工程を行った加硫済タイヤTは細線b、PCI工程を行っていない加硫済タイヤTは破線cになる。
即ち、本発明(太線a)によれば、従来のPCI工程を行った場合(細線b)に比して、クラウン部CにおけるカーカスコードTdの中間伸度が低くなる(カーカスコードTdの弾性率が高くなる)ので、タイヤのスリップ限界領域での操縦安定性を損なうことを防止できる。そして、本発明によれば、タイヤ幅方向位置の違いによるカーカスコードTdの中間伸度(弾性率)のばらつきが小さくなり、かつ、弾性率が低下するので、加硫済タイヤTの操縦安定性のより一層の向上が可能になる。
即ち、本発明(太線a)によれば、従来のPCI工程を行った場合(細線b)に比して、クラウン部CにおけるカーカスコードTdの中間伸度が低くなる(カーカスコードTdの弾性率が高くなる)ので、タイヤのスリップ限界領域での操縦安定性を損なうことを防止できる。そして、本発明によれば、タイヤ幅方向位置の違いによるカーカスコードTdの中間伸度(弾性率)のばらつきが小さくなり、かつ、弾性率が低下するので、加硫済タイヤTの操縦安定性のより一層の向上が可能になる。
クラウン部Cの膨張を規制している際の規制体8の最大内周長を、グリーンタイヤを加硫した加硫モールドのタイヤ成型面の最大外周長の100%以下にするとよい。これにより、PCI工程においてクラウン部CのカーカスコードTdに確実にテンションftを付与することができる。そのために、無負荷時の規制体8の最大内周長を例えば、グリーンタイヤを加硫した加硫モールドのタイヤ成型面の最大外周長の97%以上100%以下、より好ましくは、98%以上99%以下に設定する。尚、クラウン部Cの膨張を規制している際の規制体8の最大内周長、加硫モールドのタイヤ成型面の最大外周長はそれぞれ、タイヤ幅方向中心位置CLにおける周長と見なすことができる。
規制体8は例えば、無負荷時の内周長が円筒軸方向全範囲で一定になっている仕様にする。即ち、規制体8の内径が円筒軸方向位置によらず一定の形状にすることもできる。この仕様によれば規制体8を製造し易くなるので、製造コスト、工数を低減できる。
或いは、規制体8は無負荷時の内周長が円筒軸方向中央部から両端部に向うほど短くなっている仕様にすることもできる。即ち、規制体8の内周面が円筒軸方向中央部から両端部に向かって縮径した形状にすることもできる。この仕様によれば、クラウン部CのカーカスコードTdにより適切にテンションftを付与することができ、これに伴い、加硫済タイヤTの操縦安定性を一段と向上させ易くなる。
PCI工程においては、ベルト層TBのベルト幅の縮小が最も顕著であるのはタイヤ幅方向中央部なので、無負荷時の規制体8の円筒軸方向長さWを、例えば、加硫済タイヤTに埋設されている最も狭いベルト層TBのベルト幅Wbの85%以下にして、最も効果的な領域に規定体8を配置することもできる。尚、規制体8による効果が過小になることを回避するために、無負荷時の規制体8の円筒軸方向長さWは、例えば、加硫済タイヤTに埋設されている最も狭いベルト層TBのベルト幅Wbの65%以上にする。
タイヤサイズ205/55R16の空気入りタイヤを製造するに際して、PCI工程の有無およびPCI工程の内容を表1に示すように8種類(従来例1、2、実施例1〜6)に異ならせ、それぞれの加硫済タイヤの操縦安定性を評価した。その評価結果を表1に示す。それぞれのタイヤは、2層のベルト層の外周側に1層のベルトカバー層を有する仕様であった。実施例1〜6では、図1、2に例示した構造と同様の不伸張性の円筒状の規制体を用いた。この規制体の内周長は円筒軸方向によらず一定であり、その円筒軸方向長さはタイヤに埋設されている最も狭いベルト層のベルト幅の85%であった。表1の無負荷時の規制体の内周長とは、この加硫済タイヤを加硫した加硫モールドのタイヤ成型面の最大外周長に対する割合である。また、表1の中間伸度とは、そのコードに67N負荷した時の伸度である。
[操縦安定性の評価]
それぞれのタイヤをホイールに組み付けて試験車両に装着し、所定の空気圧にて、操縦安定性についてテストドライバーによる官能評価を行った。評価結果は、従来例1を基準の3とした官能評価である。数値が大きいほど性能が優れることを示す。表1の「応答性」とは、操舵に対する車両のレスポンスの機敏性である。表1の「滑り始めからの挙動」とは、タイヤが滑り始めた時点からの操縦安定性である。
それぞれのタイヤをホイールに組み付けて試験車両に装着し、所定の空気圧にて、操縦安定性についてテストドライバーによる官能評価を行った。評価結果は、従来例1を基準の3とした官能評価である。数値が大きいほど性能が優れることを示す。表1の「応答性」とは、操舵に対する車両のレスポンスの機敏性である。表1の「滑り始めからの挙動」とは、タイヤが滑り始めた時点からの操縦安定性である。
表1の結果から、応答性については実施例1〜6は従来例1と同等以上の性能を有し、従来例2に比して優れていることが分かる。滑り始めからの挙動については実施例1〜6は従来例1に比して優れていることが分かる。
1 ポストキュアインフレーション装置(PCI装置)
2 載置台
3 中心軸
4a、4b 支持板
5 コンプレッサ(加圧手段)
6 給気路
6a 給気口
7 排気路
7a 排気口
8 規制体
8a、8b 分割部
T 加硫済タイヤ
C クラウン部
Sd サイド部
Sh ショルダ部
TB ベルト層
TCカーカス層
Td カーカスコード
2 載置台
3 中心軸
4a、4b 支持板
5 コンプレッサ(加圧手段)
6 給気路
6a 給気口
7 排気路
7a 排気口
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8a、8b 分割部
T 加硫済タイヤ
C クラウン部
Sd サイド部
Sh ショルダ部
TB ベルト層
TCカーカス層
Td カーカスコード
Claims (9)
- 有機繊維コードからなるカーカス層と、このカーカス層の外周側に配置されたベルト層とを備えたグリーンタイヤを加硫モールド内で加硫した後に、加硫モールドから取り出した加硫済タイヤをインフレーションさせながら冷却する空気入りタイヤの製造方法において、前記加硫済タイヤのクラウン部の外周側に円筒状の規制体を配置し、この規制体により前記クラウン部の膨張を規制するとともに、この加硫済タイヤの他の部分の膨張は許容しつつインフレーションさせることを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。
- 前記クラウン部の膨張を規制している際の前記規制体の最大内周長を、前記グリーンタイヤを加硫した加硫モールドのタイヤ成型面の最大外周長の100%以下にする請求項1に記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 無負荷時の前記規制体の円筒軸方向長さを、前記加硫済タイヤに埋設されている最も狭いベルト層のベルト幅の65%以上85%以下にする請求項1または2のいずれかに記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 加硫済タイヤをインフレーションさせる加圧手段を備えたポストキュアインフレーション装置において、前記加硫済タイヤのクラウン部の外周側に配置されて、前記加硫済タイヤをインフレーションさせた際に、前記クラウン部の膨張を規制する円筒状の規制体を有するとともに、前記加硫済タイヤをインフレーションさせた際に、この加硫済タイヤの他の部分の膨張を許容する構成にしたことを特徴とするポストキュアインフレーション装置。
- 無負荷時の前記規制体の最大内周長が、前記グリーンタイヤを加硫した加硫モールドのタイヤ成型面の最大外周長の97%以上100%以下に設定された請求項4に記載のポストキュアインフレーション装置。
- 無負荷時の前記規制体の最大内周長が、前記グリーンタイヤを加硫した加硫モールドのタイヤ成型面の最大外周長の98%以上99%以下に設定された請求項4に記載のポストキュアインフレーション装置。
- 無負荷時の前記規制体の内周長が、円筒軸方向全範囲で一定になっている請求項4〜6のいずれかに記載のポストキュアインフレーション装置。
- 無負荷時の前記規制体の内周長が、円筒軸方向中央部から両端部に向うほど短くなっている請求項4〜6のいずれかに記載のポストキュアインフレーション装置。
- 無負荷時の前記規制体の円筒軸方向長さが、前記加硫済タイヤに埋設されている最も狭いベルト層のベルト幅の65%以上85%以下に設定されている請求項4〜8のいずれかに記載のポストキュアインフレーション装置。
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