JP2015079084A - 弦楽器 - Google Patents
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Abstract
【課題】弦楽器の音響特性を利用者が調整可能とする。
【解決手段】ギターは、内部の音響空間に連通する響孔52および開口部57A〜57Eが形成された本体部50と、本体部50に一端が固定された弦とを具備する。本体部50には、本体部50に装着された状態で開口部57A〜57Eを閉塞して弦の振動とともに振動する調整部材が着脱可能に装着される。本体部50に装着された調整部材を、当該調整部材とは振動特性が相違する他の調整部材に交換することにより、利用者はギターの音響特性(音色)を調整することができる。
【選択図】図2
【解決手段】ギターは、内部の音響空間に連通する響孔52および開口部57A〜57Eが形成された本体部50と、本体部50に一端が固定された弦とを具備する。本体部50には、本体部50に装着された状態で開口部57A〜57Eを閉塞して弦の振動とともに振動する調整部材が着脱可能に装着される。本体部50に装着された調整部材を、当該調整部材とは振動特性が相違する他の調整部材に交換することにより、利用者はギターの音響特性(音色)を調整することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、弦楽器の音響特性を調整する技術に関する。
自然楽器の音響特性(例えば音色や音量)を調整するための技術が従来から提供されている。例えば特許文献1には、アコースティックギター等の弦楽器の音色を調整する技術が開示されている。具体的には、弦楽器の胴体の内壁面に固定される響棒(力木)に透孔を形成し、透孔の大きさや個数を適宜に変更することで弦楽器の音色が調整される。
利用者(演奏者)が意図する演奏表現や利用者の嗜好に応じて弦楽器の音響特性を調整したいという要望がある。特許文献1の技術では、目的の音色に応じた透孔が製造段階で響棒に形成されるから、弦楽器の音響特性を利用者が事後的に調整することは実質的に不可能である。以上の事情を考慮して、本発明は、利用者が弦楽器の音響特性を調整することを可能にすることを目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の弦楽器は、内部の音響空間に連通する響孔および開口部が形成された本体部と、本体部に一端が固定された弦と、本体部に対して着脱可能な部材であって、本体部に装着された状態で開口部を閉塞して前記弦の振動とともに振動する調整部材とを具備する。以上の構成では、本体部に形成された開口部を閉塞することで本体部と協働して音響空間を画定する調整部材が本体部に対して着脱可能である。したがって、本体部に装着された調整部材を、当該調整部材とは振動特性が相違する他の調整部材に交換することにより、利用者は弦楽器の音響特性を調整することができる。
本発明の好適な態様において、本体部は、響孔と開口部とが形成された表板を含み、調整部材は、表板の開口部を閉塞する。以上の態様では、弦と音響空間との間に位置する表板に形成された開口部が調整部材により閉塞される。したがって、例えば弦楽器の側板や裏板に開口部を形成した構成と比較して弦楽器の音響特性を効果的に調整できるという利点がある。なお、表板は、響孔が形成された板材であり、弦楽器の通常の演奏時に受聴者側(演奏者とは反対側)に位置する響板を意味する。
本発明の好適な態様に係る弦楽器は、本体部の内壁面に設置された響棒を具備し、開口部は、響棒に重ならない位置に形成される。以上の態様では、響棒に重ならない位置に開口部が形成されるから、例えば響棒に重なる位置に開口部を形成した構成と比較して、本体部の機械的な強度の低下を抑制できるという利点がある。
本発明の好適な態様の弦楽器は、本体部の表面に設置されて調整部材の周縁部を保持する保持体を具備し、保持体は、平面視で響棒に沿う形状に形成される。以上の態様では、調整部材を保持する保持体が平面視で響棒に沿う形状に形成されるから、響棒とは無関係に保持体を形成した構成と比較して、本体部や響棒の振動が保持体を介して調整部材に伝達され易く、弦楽器の音響特性を効果的に調整できるという利点がある。
本発明の好適な態様において、本体部には、複数の開口部が形成され、調整部材は、複数の開口部の各々を閉塞する複数の調整体を含む。以上の態様では、本体部に形成された複数の開口部の各々が別個の調整体で閉塞されるから、本体部に開口部が1個だけ形成された構成と比較して弦楽器の音響特性を多様に調整できるという利点がある。例えば、振動特性が相違する複数の調整体を本体部に装着することで、調整体の組合せに応じた多様な音響特性が実現される。
本発明の好適な態様において、複数の調整体は、平面視で弦を挟んで相互に反対側に位置する第1調整体と第2調整体とを含む。以上の態様では、第1調整体と第2調整体とが弦を挟んで相互に反対側に位置する。したがって、弦楽器から弦を取外すことなく第1調整体と第2調整体とを本体部に対して着脱できるという利点がある。
図1は、本発明の好適な形態に係るギター(アコースティックギター)100の外観図である。図1に示すように、ギター100は、ヘッド10とネック20と胴体30と複数の弦40とを具備する弦楽器である。長尺状のネック20の基端部が胴体30に固定され、ネック20の先端部にヘッド10が固定される。ヘッド10は、各弦40の一方の端部が固定されるペグ12を含んで構成される。胴体30は、弦40の振動を共鳴させる音響空間が内部に形成された中空の共鳴胴であり、本体部50と調整部材60とを含んで構成される。
図2は、本体部50から調整部材60を取外した状態の胴体30の外観図である。図2に示すように、本体部50は、表板53と側板54と裏板55とを含んで構成される。表板53と側板54と裏板55とは、木材を所定の形状に裁断した平板材である。例えば、表板53はスプルース材から形成され、側板54および裏板55はローズウッド材から形成される。表板53と裏板55とは外形が概ね共通し、略一定の間隔をあけて相互に対向する。側板54は、表板53および裏板55の外形に沿う形状に成形された帯状の板材であり、表板53および裏板55の各々の周縁を全周にわたり相互に連結して両者間の間隔を閉塞する。ギター100の通常の演奏時には、表板53は受聴者側に位置し、裏板55は演奏者側に位置する。表板53の表面(裏板55とは反対側の表面)にはブリッジ(駒)51が固定される。各弦40のうちヘッド10のペグ12に固定される端部とは反対側の端部がブリッジ51に固定される。すなわち、本体部50のブリッジ51とヘッド10のペグ12とにわたり所定の張力をもって複数の弦40が架設される。
図3は、表板53の裏面(裏板55との対向面)の外観図である。図3に示すように、表板53の裏面には、複数の響棒58(58A,58B)が例えば接着剤で固定される。具体的には、表板53の裏面を4個の領域に仕切るように相互に交差する直棒状の響棒58Aと響棒58Bとが表板53の裏面に固定される。各響棒(力木)58は、表板53を補強する機能と表板53の振動特性(ひいてはギター100の音色)を調整する機能とを実現する。図2および図3に示すように、表板53には、円形状の響孔(サウンドホール)52と複数の開口部57(57A,57B,57C,57D,57E)とが形成される。図3から理解される通り、平面視で(表板53の表面に垂直な方向からみて)各響棒58に重ならない(各開口部57が響棒58で仕切られる)ように各開口部57の位置および形状が選定される。すなわち、平面視で相互に隣合う各開口部57の間に響棒58が位置する。響孔52は、平面視で響棒58Aと響棒58Bとの交点を挟んでブリッジ51とは反対側に形成される。
図2に例示される通り、調整部材60は、表板53の相異なる開口部57に対応する相互に別体の複数の調整体62(62A,62B,62C,62D,62E)を含んで構成される。各調整体62は本体部50に対して着脱される。各調整体62は、当該調整体62に対応する開口部57に略相似な平面形状に成形され、本体部50に装着されることで当該開口部57を閉塞する。図2に示すように、調整体62Aは開口部57Aを閉塞する。同様に、調整体62Bは開口部57Bを閉塞し、調整体62Cは開口部57Cを閉塞し、調整体62Dは開口部57Dを閉塞し、調整体62Eは開口部57Eを閉塞する。本体部50(表板53,側板54,裏板55)と本体部50(表板53)の各開口部57を閉塞する各調整体62とで包囲された空間が、弦40の振動を共鳴させる音響空間として機能する。以上の説明から理解される通り、音響空間に連通する響孔52と各開口部57とが本体部50に形成されて調整部材60で各開口部57が閉塞される。すなわち、本体部50と調整部材60とが協働して共鳴用の音響空間が画定される。以上に説明した通り、ギター100の本体部50に平板状の調整体62が装着されるから、既存のギターと同等の演奏感が維持されるという利点がある。
図1および図2から理解される通り、調整部材60の調整体62Aと調整体62Bとは、弦40(ギター100の中心線)を挟んで相互に反対側に位置する。同様に、調整体62Cと調整体62Dとは、弦40を挟んで相互に反対側に位置する。また、調整体62Eは、ブリッジ51を挟んでネック20とは反対側に位置する。すなわち、調整部材60の何れの調整体62も、平面視で弦40の両側にわたり連続しない。したがって、弦40をヘッド10のペグ12と本体部50のブリッジ51とに架設した状態を維持したまま(すなわち弦40を取外すことなく)、調整部材60の各調整体62を本体部50に対して着脱できるという利点がある。
ギター100には、複数の調整体62(62A,62B,62C,62D,62E)を各々が含む複数の調整部材60が用意される。各調整体62の振動特性は調整部材60毎に相違する。本実施形態では、各調整体62の材質が調整部材60毎に相違する。利用者は、複数の調整部材60から所望の1組の調整部材60を選択し、当該調整部材60の複数の調整体62を本体部50に装着する。また、複数の調整部材60の各々から利用者の所望の組合せで選択された複数の調整体62を本体部50に装着することも可能である。すなわち、振動特性(材料)が相違する複数の調整体62が本体部50に装着される。以上の説明から理解される通り、本実施形態では、本体部50に装着された調整体62を、振動特性が相違する他の調整体62に交換することが可能である。
図4は、図1におけるIV−IV線の断面図である。図2および図4に示すように、表板53の表面(裏板55とは反対側の表面)には、調整部材60を本体部50(表板53)に固定するための保持体56および固定体59が設置される。図2に示すように、保持体56は、各開口部57の内周縁のうち表板53の外形線(輪郭線)に相当する部分以外の周縁に平面視で沿う形状に形成される。前述の通り各開口部57は響棒58に対応する位置および形状に形成されるから、図2から把握される通り、平面視で響棒58に沿う形状に保持体56が形成されるとも換言される。
図4に示すように、各保持体56は、表板53に固定された基礎部561と、基礎部561から開口部57側に張出す対向部562とを含んで構成される。対向部562は、調整部材60の各調整体62の板厚に相当する間隔をあけて表板53の表面に対向する。図4に示すように、調整体62の周縁部が対向部562と表板53との間に挟持される(対向部562と表板53との間に嵌合する)ことで、表板53の表面に垂直な方向に対する調整体62の移動が規制される。一方、対向部562と表板53との間に周縁部が挟持された調整体62は、基礎部561とは反対側に向けて表板53に平行な方向に移動させることができる。周縁部が平面視で対向部562と重ならない位置まで調整体62を移動させることで、調整体62を保持体56から取外すことができる。
固定体59は、各調整体62が保持体56により保持された状態で、表板53に平行な方向に対する調整体62の移動を規制する。本実施形態の固定体59は、図4に例示されるビスであり、調整体62のうち側板54に重なる周縁部に形成された貫通孔を通過するとともに表板53および側板54に到達して固定される。以上の説明から理解される通り、保持体56と固定体59とが協働することで、表板53に垂直な方向および平行な方向に対する調整体62の移動が制限されて、調整体62が本体部50に装着される。
利用者は、本体部50に保持された各調整体62(62A,62B,62C,62D,62E)を他の種類の調整体62に交換することができる。具体的には、利用者は、第1に、固定体59を取外したうえで、保持体56とは反対側に向けて調整体62を表板53に略平行な方向に移動させることで調整体62を取外す。第2に、利用者は、調整体62の取外しとは逆の要領で他の調整体62を本体部50に取付ける。具体的には、利用者は、本体部50の表板53に略平行な姿勢で各調整体62を移動させることで調整体62の周縁部を保持体56の対向部562と表板53との間に挿入して保持し、以上の状態で調整体62を固定体59により本体部50に固定する。以上に説明した通り、各調整体62は本体部50に対して着脱可能である。
以上の構成において、利用者の撥弦により発生した弦40の振動は、ブリッジ51を介して表板53と各調整体62とに伝播し、表板53と各調整体62との振動に応じた音響が胴体30の前方(表板53を挟んで裏板55とは反対側の空間)に放射される。また、表板53と各調整体62との振動は、胴体30の内部の音響空間の空気に伝播し、音響空間内の共鳴により増幅されたうえで表板53や各調整体62や響孔52を介して胴体30の前方に放射される。以上の説明から理解される通り、ギター100からの放射音は各調整体62の振動に起因するから、放射音の音色(周波数特性)は調整部材60の振動特性に依存する。
以上に説明した通り、本実施形態では、本体部50と協働して音響空間を画定する調整部材60が、本体部50に対して着脱可能である。したがって、利用者(演奏者)は、調整部材60を振動特性が相違する他の調整部材60に変更することで、以下に詳述する通り、ギター100の音響特性(例えば音色や音量)を調整することができる。
調整部材60の材料を相違させた各場合におけるギター100の放射音の時間波形が図5から図8に図示され、各場合における放射音の周波数特性が図9から図12に図示されている。具体的には、図5および図9は、調整部材60をスプルース材で形成した場合の特性であり、図6および図10は、調整部材60をローズウッド材で形成した場合の特性である。また、図7および図11は、調整部材60を塩化ビニル樹脂で形成した場合の特性であり、図8および図12は、調整部材60を発泡塩化ビニル樹脂で形成した場合の特性である。演奏条件(演奏した音高や撥弦の強度)は各場合で共通する。図5ないし図12から理解される通り、ギター100の放射音の時間波形や周波数特性(包絡線の形状)は、調整部材60の材料に応じて変化する。すなわち、調整部材60を交換することでギター100の音色を調整できることが図5ないし図12から理解される。
<変形例>
前述の形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は適宜に併合され得る。
前述の形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は適宜に併合され得る。
(1)調整部材60を本体部50に固定するための固定体59の形態は前述の例示(ビス)に限定されない。例えば、図13に例示されるクリップ(板バネ)が固定体59として採用される。図13の固定体59は、例えば金属板を屈曲させて形成され、所定の間隔をあけて相互に対向する挟持部591および挟持部592と、挟持部591および挟持部592を連結する連結部593とを含んで構成される。図13に示すように、固定体59の挟持部591が側板54の貫通孔に挿入されるとともに挟持部592が調整体62の表面に当接する。すなわち、挟持部591と挟持部592とにより調整体62と表板53とが挟持されることで、調整部材60と本体部50とが固定される。また、例えば反復的に着脱可能な接着剤を利用して調整部材60を本体部50に固定する構成や、本体部50および調整体62の一方に形成された溝と他方に形成された突起とを係合させて両者を相互に固定する構成(蟻溝構造)も採用される。すなわち、本体部50とは別体の固定体59は省略され得る。
(2)表板53の形態(開口部57の位置や形状)および響棒58の形態(位置や形状)は前述の形態での例示に限定されない。例えば、図14に例示される通り、弦40(ギター100の中心線)に略平行または略垂直な方向に響棒58を配置することも可能である。図14の構成では、響棒58が中心線に対して傾斜する構成(図3)と比較すると、製造工程において響棒58の位置や方向の調整が容易である(したがって製造効率が高い)という利点がある。また、図15に例示される通り、3本以上の響棒58を適宜に組合せて表板53に固定することも可能である。図15の構成によれば、表板53に2本の響棒58を固定した前述の形態と比較して表板53の強度が向上するという利点がある。また、図15の例示のように本体部50(表板53)に多数の開口部57が形成されて各々に調整体62が装着される構成によれば、開口部57の総数が少ない構成と比較して、ギター100の音色の微調整が可能であるという利点もある。
図14や図15の例示からも理解される通り、開口部57の総数(調整体62の総数)や響棒58の総数は本発明において任意である。例えば、本体部50に1個の開口部57を形成して1個の調整体62で閉塞することも可能である。ただし、複数の開口部57を形成して各々を別体の調整体62で閉塞する構成によれば、本体部50に装着する複数の調整体62の組合せを適宜に変更することで、開口部57が1個である構成と比較してギター100の音響特性を多様に調整できるという利点がある。
(3)前述の形態では、本体部50のうち響棒58に重ならない位置に開口部57を形成したが、響棒58と開口部57との関係は以上の例示に限定されない。例えば、図16に例示される通り、響棒58に重なるように開口部57を形成した構成(開口部57の内側に響棒58が露出する構成)も採用され得る。
(4)前述の形態では、表板53に開口部57を形成して調整部材60を装着したが、調整部材60の装着対象(開口部57の形成位置)は表板53に限定されない。例えば、側板54に開口部57を形成して調整部材60で閉塞する構成や、裏板55に開口部57を形成して調整部材60で閉塞する構成も採用され得る。もっとも、ギター100の音色(放射音の周波数特性)に対する影響は、本体部50の側板54や裏板55と比較して表板53のほうが大きい。したがって、前述の形態のように表板53に開口部57を形成して調整部材60を装着する構成によれば、側板54や裏板55に調整部材60を装着する構成と比較して、ギター100の音色の調整幅を充分に確保できるという利点がある。
(5)前述の形態では、表板53に複数の響棒58を形成したが、響棒58が形成される位置は表板53に限定されない。例えば、表板53に響棒58を形成した構成とともに(またはこの構成に代えて)、裏板55のうち表板53との対向面に響棒58を形成した構成も採用される。裏板55のうち平面視で響棒58に重ならない位置に開口部57を形成することも可能である。以上の例示から理解される通り、響棒58は、本体部50の内壁面(典型的には、表板53のうち裏板55との対向面や裏板55のうち表板53との対向面)に設置された要素として包括的に表現される。
(6)前述の各形態では、ギター100を例示したが、本発明を適用可能な弦楽器はギター100に限定されない。例えば、バイオリン等の他の弦楽器にも本発明を適用することが可能である。
100……ギター、10……ヘッド、12……ペグ、20……ネック、30……胴体、40……弦、50……本体部、51……ブリッジ、52……響孔、53……表板、54……側板、55……裏板、56……保持体、57(57A,57B,57C,57D,57E)……開口部、58……響棒、59……固定体、60……調整部材、62(62A,62B,62C,62D,62E)……調整体。
Claims (4)
- 内部の音響空間に連通する響孔および開口部が形成された本体部と、
前記本体部に一端が固定された弦と、
前記本体部に対して着脱可能な部材であって、前記本体部に装着された状態で前記開口部を閉塞して前記弦の振動とともに振動する調整部材と
を具備する弦楽器。 - 前記本体部は、前記響孔と前記開口部とが形成された表板を含み、
前記調整部材は、前記表板の前記開口部を閉塞する
請求項1の弦楽器。 - 前記本体部の内壁面に設置された響棒と、
前記本体部の表面に設置されて前記調整部材の周縁部を保持する保持体とを具備し、
前記保持体は、平面視で前記響棒に沿う形状に形成される
請求項1または請求項2の弦楽器。 - 前記本体部には、複数の開口部が形成され、
前記調整部材は、前記複数の開口部の各々を閉塞する複数の調整体を含む
請求項1から請求項3の何れかの弦楽器。
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Legal Events
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