JP2015078219A - 農業上の有効成分を含有する安定化された水中油型エマルション - Google Patents

農業上の有効成分を含有する安定化された水中油型エマルション Download PDF

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Abstract

【課題】オストワルド熟成を抑制して長期的に安定な農業用水中油型エマルションの提供。【解決手段】油相が、エチルセルロース等の油相と適合性のあるポリマー改質剤;クロルピリホス、トリフルラリン、フルロキシピル等の少なくとも1つの農業的に活性な化合物;モノステアリン酸ジグリセロール等の少なくとも1つの非イオン性親油性界面活性剤;ステアリン酸ソルビタン等の少なくとも1つの非イオン性親水性界面活性剤;ステアロイルグルタミン酸二ナトリウム塩等の少なくとも1つのイオン性界面活性剤を含有する、水中油型エマルション組成物。【選択図】なし

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2008年2月4日出願の米国特許仮出願第61/063,492号、及び
2008年3月7日出願の米国特許仮出願第61/068,529号の利益を主張し、い
ずれも明白に参照により本明細書に組み込まれる。
本発明は、安定な農業用水中油型エマルション組成物に関する。
液状有効成分又は溶剤に溶解した有効成分の濃厚な水中油型エマルションは、他の製剤
形態に比べていくつかの利点が提供されるため、農業用組成物において一般的に使用され
る。エマルションは水ベースであり、溶剤をほとんど又は全く含有せず、有効成分の混合
物を1つの製剤に組み入れることを可能にし、広い範囲の包装材料と適合性である。しか
し、そのような農業用エマルションにはいくつかの難点もあり、すなわちそれらはしばし
ば、安定化のために多量の界面活性剤を必要とする複雑な製剤であり、一般に極めて粘稠
性であって、エマルション小球のオストワルド熟成の傾向があり、経時的に分離する。そ
れ故、そのようなエマルション製剤の改善が農業分野において必要とされている。
化粧品及び皮膚科適用のためのいくつかの水中油型エマルション組成物が、そのすべて
が明白に参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第5,658,575号;同第5
,925,364号;同第5,753,241号;同第5,925,341号;同第6,
066,328号;同第6,120,778号;同第6,126,948号;同第6,6
89,371号;同第6,419,946号;同第6,541,018号;同第6,33
5,022号;同第6,274,150号;同第6,375,960号;同第6,464
,990号;同第6,413,527号;同第6,461,625号;及び同第6,90
2,737号に記載されている。しかし、これらのタイプのエマルションはパーソナルケ
ア製品において有利な使用法を見出したが、典型的には化粧品の有効成分よりもはるかに
高いレベルでエマルション中に存在する農業的に活性な化合物に関しては、これらのタイ
プのエマルションはこれまで使用されていなかった。
関連のある貯蔵温度で液状である又は適切な溶剤に可溶性である農薬有効成分のための
適切な農業用水中油型エマルション組成物の一例が、その開示が明白に参照により本明細
書に組み込まれる、米国特許出願第11/495,228号に開示されている。
米国特許第5,658,575号 米国特許第5,925,364号 米国特許第5,753,241号 米国特許第5,925,341号 米国特許第6,066,328号 米国特許第6,120,778号 米国特許第6,126,948号 米国特許第6,689,371号 米国特許第6,419,946号 米国特許第6,541,018号 米国特許第6,335,022号 米国特許第6,274,150号 米国特許第6,375,960号 米国特許第6,464,990号 米国特許第6,413,527号 米国特許第6,461,625号 米国特許第6,902,737号 米国特許出願第11/495,228号
本発明は、水中油型エマルションを含有する農業用組成物であって、水中油型エマルシ
ョン組成物が油相と水相を有し、水中油型エマルション組成物が、800ナノメートル未
満の平均粒径を有する油性小球を形成するように適合された油、油相と適合性であるポリ
マー改質剤、少なくとも1つの農業的に活性な化合物、少なくとも1つの非イオン性親油
性界面活性剤、少なくとも1つの非イオン性親水性界面活性剤、少なくとも1つのイオン
性界面活性剤、及び水を含有する、農業用組成物に関する。
本発明の1つの実施形態は、油相と水相を有する新規水中油型エマルション組成物であ
り、この水中油型エマルション組成物は、
800ナノメートル未満の平均粒径を有する油性小球を形成するように適合された油;
油相と適合性であるポリマー改質剤;
少なくとも1つの農業的に活性な化合物;
少なくとも1つの非イオン性親油性界面活性剤;
少なくとも1つの非イオン性親水性界面活性剤;
少なくとも1つのイオン性界面活性剤、及び

を含有する。
本発明の水中油型エマルションの油相は、油の形態である農業的に活性な化合物、或い
は、油性小球を形成するように油に溶解された又は混合された農業的に活性な化合物のい
ずれかを利用する。油とは、定義により、水と混和性でない液体である。農業的に活性な
化合物と適合性であるいかなる油も、本発明の水中油型エマルションにおいて使用し得る
。「適合性(compatible)」という用語は、油が、農業的に活性な化合物を溶解するか又
はそれと均質に混合して、本発明の水中油型エマルションの油性小球の形成を可能にする
ことを意味する。例示的な油としては、短鎖脂肪酸トリグリセリド、シリコーン油、石油
留分又は炭化水素、例えば重質芳香族ナフサ溶剤、軽質芳香族ナフサ溶剤、水素処理軽質
石油蒸留物、パラフィン系溶剤、鉱油、アルキルベンゼン、パラフィン系油等;植物油、
例えばダイズ油、菜種油、ヤシ油、綿実油、パーム油、ダイズ油等;アルキル化植物油及
び脂肪酸のアルキルエステル、例えばオレイン酸メチル等を含むが、これらに限定されな
い。
農業的に活性な化合物は、本明細書において、何らかの農薬活性又は殺菌活性を示す任
意の油溶性化合物、疎水性化合物、又は約95℃若しくはそれ以下の融点を有する固体化
合物と定義される。それ自体が油である場合は活性化合物そのものを指し、或いは、適切
なポリマー改質剤の油に溶解した活性化合物を指すことが理解される。そのような化合物
又は農薬は、殺真菌剤、殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺蟻剤、殺そ剤、殺節足動物剤、
除草剤、殺生物剤等を含む。そのような農薬有効成分の例は、The Pesticide Manual, 12
th Editionに認められる。本発明の水中油型エマルションにおいて使用できる例示的な農
薬としては、ベンゾフラニルメチルカルバメート殺虫剤、例えばベンフラカルブ及びカル
ボスルファン;オキシムカルバメート殺虫剤、例えばアルジカルブ;くん蒸殺虫剤、例え
ばクロロピクリン、1,3−ジクロロプロペン及び臭化メチル;幼若ホルモン様作用物質
、例えばフェノキシカルブ;有機リン酸系殺虫剤、例えばジクロルボス;脂肪族有機チオ
リン酸系殺虫剤、例えばマラチオン及びテルブホス;脂肪族アミド有機チオリン酸系殺虫
剤、例えばジメトエート;ベンゾトリアジン有機チオリン酸系殺虫剤、例えばアジンホス
−エチル及びアジンホス−メチル;ピリジン有機チオリン酸系殺虫剤、例えばクロルピリ
ホス及びクロルピリホス−メチル;ピリミジン有機チオリン酸系殺虫剤、例えばダイアジ
ノン;フェニル有機チオリン酸系殺虫剤、例えばパラチオン及びパラチオン−メチル;ピ
レスロイドエステル系殺虫剤、例えばビフェントリン、シフルトリン、β−シフルトリン
、シハロトリン、γ−シハロトリン、λ−シハロトリン、シペルメトリン、α−シペルメ
トリン、β−シペルメトリン、フェンバレレート及びペルメトリン等を含むが、これらに
限定されない。
本発明の水中油型エマルションにおいて使用できる例示的な除草剤としては、アミド系
除草剤、例えばジメテナミド及びジメテナミド−P;アニリド系除草剤、例えばプロパニ
ル;クロロアセトアニリド系除草剤、例えばアセトクロール、アラクロール、ブタクロー
ル、メトラクロール及びS−メトラクロール;シクロヘキセンオキシム系除草剤、例えば
セトキシジム;ジニトロアニリン系除草剤、例えばベンフルラリン、エタルフルラリン、
ペンジメタリン及びトリフルラリン;ニトリル系除草剤、例えばブロモキシニルオクタノ
エート;フェノキシ酢酸系除草剤、例えば4−CPA、2,4−D、3,4−DA、MC
PA及びMCPA−チオエチル;フェノキシ酪酸系除草剤、例えば4−CPB、2,4−
DB、3,4−DB及びMCPB;フェノキシプロピオン酸系除草剤、例えばクロプロッ
プ、4−CPP、ジクロルプロップ、ジクロルプロップ−P、3,4−DP、フェノプロ
ップ、メコプロップ及びメコプロップ−P;アリールオキシフェノキシプロピオン酸系除
草剤、例えばシハロホップ、フルアジホップ、フルアジホップ−P、ハロキシホップ、ハ
ロキシホップ−R;ピリジン系除草剤、例えばアミノピラリド、クロピラリド、フルロキ
シピル、ピクロラム及びトリクロピル;トリアゾール系除草剤、例えばカルフェントラゾ
ンエチル等を含むが、これらに限定されない。
除草剤はまた、一般に、公知の除草剤薬害軽減剤、例えばベノキサコール、クロキント
セット、シオメトリニル、ダイムロン、ジクロルミド、ジシクロノン、ジエトレート、フ
ェンクロラゾール、フェンクロラゾール−エチル、フェンクロリム、フルラゾール、フル
キソフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン、イソキサジフェン−エチル、メフェン
ピル、メフェンピル−ジエチル、MG191、MON4660、R29148、メフェナ
ート、ナフタル酸無水物、N−フェニルスルホニル安息香酸アミド及びオキサベトリニル
と組み合わせて使用することもできる。
本発明の水中油型エマルションにおいて使用できる例示的な殺真菌剤としては、ジフェ
ノコナゾール、ジメトモルフ、ジノカップ、ジフェニルアミン、ドデモルフ、エジフェン
ホス、フェナリモール、フェンブコナゾール、フェンプロピモルフ、ミクロブタニル、オ
レイン酸(脂肪酸)、プロピコナゾール、テブコナゾール等を含むが、これらに限定され
ない。
農業的に活性な化合物の任意の組合せも、安定で有効なエマルションが依然として得ら
れる限り、本発明の水中油型エマルションにおいて使用され得ることは当業者に理解され
る。
水中油型エマルション内の農薬有効成分の量は、実際の有効成分、農薬有効成分の適用
、及び当業者に周知の適切な施用レベルに依存して異なる。典型的には、水中油型エマル
ション内の農薬有効成分の総量は、水中油型エマルションの総重量に基づき、約1から、
一般には約5から、好ましくは約10から、より好ましくは約15から、最も好ましくは
約20から約45重量%まで、一般には約40重量%まで、好ましくは約35重量%まで
、最も好ましくは約30重量%までである。
農薬有効成分の結晶化を遅延させるためにポリマー改質剤を油相に含めてもよい。ポリ
マー改質剤は、約95℃未満の融点を有する農薬有効成分の使用を可能にする。本開示の
水中油型エマルション組成物において使用し得るそのような農薬有効成分の例としては、
フルロキシピルメプチル、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、トリフルラリン、シ
ハロホップブチル、エタルフルラリン、ベンフルラリン、ミクロブタニル、アセキノシル
、α−シペルメトリン、アミトラズ、ベンスルタップ、β−シフルトリン、β−シペルメ
トリン、ビフェノックス、ビフェントリン、ビオレスメトリン、ブロモキシニルオクタノ
エート、ブトラリン、シフルフェナミド、シフルトリン、シペルメトリン、ジクロホップ
−メチル、ジコホル、エスフェンバレレート、エタルフルラリン、エトフェンプロクス、
フェナザキン、フェノキサプロップ−P−エチル、フェンプロパトリン、フェンバレレー
ト、フルミクロラック−ペンチル、フルオログリコフェン−エチル、フルラゾール、ハロ
キシホップ−エトチル、インドキサカルブ、λ−シハロトリン、メタミホップ、メトキシ
クロル、オキシフルオロフェン、ペンジメタリン、ペルメトリン、プロパキザホップ、ピ
リブチカルブ、キザロホップ−P−エチル、トリフロキシストロビン、ブロモホス、フェ
ノキサプロップ−エチル、フルアゾレート、ニトロフェン及びプロフルラリンを含む。
油相に添加するために適切なポリマー改質剤は、非常に低い水溶解度、及び付加的な溶
剤の存在下又は不在下で溶融状態の有効成分の混合物において良好な溶解度を有する。適
切なポリマー改質剤の例としては、エチルセルロース、例えばエトセル10 Std F
P、エトセルStd 4、エトセルStd 7、エトセル45、エトセル100FP及び
エトセル300;ポリアクリレート、ラテックス、ポリカーボネート、ポリビニルアセテ
ートホモポリマー及びコポリマー、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリイソブチレン、
ポリブテン、ビニルポリマー、ポリエステル、ポリエーテル並びにポリアクリロニトリル
を含み得る。
水中油型エマルションの成分は、ラメラ液晶コーティングを有する油性小球を生成する
ために以下で述べる工程を用いて組み合わされる。ラメラ液晶コーティングは、極めて微
細なモノラメラ層又はオリゴラメラ層である。オリゴラメラ層は、2〜5の脂質ラメラを
含む層を指すと理解される。このラメラ液晶コーティングは、凍結割断若しくはネガティ
ブ染色後の透過型電子顕微鏡検査、X線回折又は偏光下での光学顕微鏡検査によって検出
できる。ラメラ液晶相の用語及び構造は、「The Colloidal Domain」 second edition, b
y D. Fennell Evans and H. Wennerstrom, Wiley-VCH (1999), pages 295-296 and 306-3
07において詳細に定義されている。オリゴラメラ層は、先に述べたような、非イオン性親
油性界面活性剤、非イオン性親水性界面活性剤及びイオン性界面活性剤界面活性剤からな
る。好ましくは、親油性界面活性剤及び親水性界面活性剤は、各々、12を超える炭素原
子、好ましくは16〜22個の炭素原子を有する、少なくとも1つの場合により飽和した
及び/又は枝分かれした脂肪炭化水素鎖を含有する。
好ましくは、親油性界面活性剤は約2〜約5のHLBを有する。HLBは、当業者に公
知の標準的な用語であり、水中又は油中での乳化剤の溶解度を特定する親水性親油性バラ
ンス(Hydrophilic Lipophilic Balance)を指す。
親油性とは、物質が脂肪様溶剤又は脂質に溶解する能力を表す。親油性界面活性剤は、
典型的には、グリセロール又はポリグリセロールの場合によりエトキシル化されたモノ又
はポリアルキルエーテル又はエステル、ソルビタンの(場合によりエトキシル化された)
モノ又はポリアルキルエーテル又はエステル、ペンタエリトリトールのモノ又はポリアル
キルエーテル又はエステル、ポリオキシエチレンのモノ又はポリアルキルエーテル又はエ
ステル、及び糖類のモノ又はポリアルキルエーテル又はエステルから選択される。親油性
界面活性剤の例としては、ジステアリン酸スクロース、ジステアリン酸ジグリセリル、ト
リステアリン酸テトラグリセリル、デカステアリン酸デカグリセリル、モノステアリン酸
ジグリセリル、トリステアリン酸ヘキサグリセリル、ペンタステアリン酸デカグリセリル
、モノステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノステアリン酸ジエチ
レングリコール、グリセロールとパルミチン酸及びステアリン酸のエステル、モノステア
リン酸ポリオキシエチレン2EO(2個のエチレンオキシド単位を含有する)、モノ及び
ジベヘン酸グリセリル、並びにテトラステアリン酸ペンタエリトリトールを含むが、これ
らに限定されない。
親水性とは、物質が水と会合する親和性を表す。親水性界面活性剤は、典型的には約8
〜約12のHLBを有し、且つ典型的には、ポリエトキシル化ソルビタンのモノ又はポリ
アルキルエーテル又はエステル、ポリオキシエチレンのモノ又はポリアルキルエーテル又
はエステル、ポリグリセロールのモノ又はポリアルキルエーテル又はエステル、ポリオキ
シエチレンとポリオキシプロピレン又はポリオキシブチレンとのブロックコポリマー、及
び場合によりエトキシル化された糖類のモノ又はポリアルキルエーテル又はエステルから
選択される。親水性界面活性剤の例としては、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソル
ビタン4EO、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン20EO、トリステアリ
ン酸ポリオキシエチレンソルビタン20EO、モノステアリン酸ポリオキシエチレン8E
O、モノステアリン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸ポリオキシエチレン10EO
、ジステアリン酸ポリオキシエチレン12EO及びジステアリン酸ポリオキシエチレンメ
チルグルコース20EOを含むが、これらに限定されない。
親油性及び親水性界面活性剤に加えて、イオン性界面活性剤もラメラ液晶コーティング
のオリゴラメラ層を含有する。
本発明の水中油型エマルションにおいて使用できるイオン性界面活性剤は、(a)中和
された陰イオン性界面活性剤、(b)両性界面活性剤、(c)アルキルスルホン酸誘導体
及び(d)陽イオン性界面活性剤を含む。
中和された陰イオン性界面活性剤(a)としては、例えば:
リン酸ジセチル及びリン酸ジミリスチルのアルカリ金属塩、特にナトリウム塩及びカリ
ウム塩;
硫酸コレステリル及びリン酸コレステリルのアルカリ金属塩、特にナトリウム塩;
リポアミノ酸及びそれらの塩、例えばアシルグルタミン酸一ナトリウム及び二ナトリウ
ム、例えばN−ステアロイル−L−グルタミン酸の二ナトリウム塩、ホスファチジン酸の
ナトリウム塩;
リン脂質;並びに
アシルグルタミン酸、特にN−ステアロイルグルタミン酸の一ナトリウム塩及び二ナト
リウム塩
を含むが、これらに限定されない。
本発明の水中油型エマルションにおいて使用できるクエン酸アルキルエーテル及びその
混合物から選択される陰イオン性界面活性剤は、参照により本明細書に組み込まれる、米
国特許第6,413,527号に開示されている。クエン酸アルキルエーテルは、8〜2
2個の炭素原子を有し、3〜9個のオキシエチレン基を含む飽和又は不飽和の、直鎖状又
は分枝アルキル鎖を含む、クエン酸と少なくとも1つのオキシエチレン化脂肪アルコール
によって形成されるモノエステル又はジエステル、及びそれらの混合物を含む。これらの
クエン酸エステルは、例えば、3〜9個のオキシエチレン基を含むクエン酸とエトキシル
化ラウリルアルコールのモノ及びジエステルから選択され得る。クエン酸アルキルエーテ
ルは、好ましくは約7のpHで中和形態にて使用される。中和剤は、無機塩基、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム又はアンモニア、及び有機塩基、例えばモノ、ジ及びト
リエタノールアミン、アミノメチル−1,3−プロパンジオール、N−メチルグルカミン
、塩基性アミノ酸、例えばアルギニン及びリシン並びにそれらの混合物から選択され得る
両性界面活性剤(b)としては、リン脂質、特に純粋なダイズからのホスファチジルエ
タノールアミンを含むが、これらに限定されない。
アルキルスルホン酸誘導体(c)としては、式:

[式中、Rは、混合物として又は別々に選択される、C1633及びC1837ラジ
カルを表し、そしてMは、アルカリ金属、好ましくはナトリウムである]
の化合物を含むが、これらに限定されない。
陽イオン性界面活性剤(d)としては、参照により本明細書に組み込まれる、米国特許
第6,464,990号に開示されている界面活性剤を含むが、これらに限定されない。
それらは、典型的には第四級アンモニウム塩、脂肪族アミン及びそれらの塩の群から選択
される。第四級アンモニウム塩としては、例えば、以下の式:

[式中、R1〜R4のラジカルは、同一であるか又は異なってもよく、1〜30個の炭素
原子を含む直鎖状若しくは分枝脂肪族基、又は芳香族基、例えばアリール若しくはアルキ
ルアリールを表す。脂肪族基は、ヘテロ原子、例えば酸素、窒素、硫黄及びハロゲンを含
有してもよい。脂肪族基としては、アルキル、アルコキシ、ポリオキシ(C−C)ア
ルキレン、アルキルアミド、(C12−C22)アルキルアミド(C−C)アルキル
、(C12−C22)アルキルアセテート及び約1〜30個の炭素原子を含むヒドロキシ
アルキル基を含む;Xは、ハロゲン化物、リン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、(C−C)ア
ルキル硫酸塩、及びアルキル又はアルキルアリールスルホン酸塩から選択される陰イオン
である]
を示すものを含む。第四級アンモニウム塩としては、塩化テトラアルキルアンモニウム、
例えば、アルキル基が約12〜22個の炭素原子を含む塩化ジアルキルジメチルアンモニ
ウム及び塩化アルキルトリメチルアンモニウムが好ましく、特に塩化ベヘニルトリメチル
アンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニ
ウム及び塩化ベンジルジメチルステアリルアンモニウム、或いは塩化ステアラミドプロピ
ルジメチル(ミリスチルアセテート)アンモニウム;イミダゾリニウム第四級アンモニウ
ム塩、例えば式:

[式中、R5は、例えば獣脂脂肪酸から誘導される、8〜30個の炭素原子を含むアルケ
ニル又はアルキル基を表し;R6は、水素原子、1〜4個の炭素原子を含むアルキル基、
又は8〜30個の炭素原子を含むアルケニル若しくはアルキル基を表し;R7は、1〜4
個の炭素原子を含むアルキル基を表し;R8は、水素原子又は1〜4個の炭素原子を含む
アルキル基を表し;そしてXは、ハロゲン化物、リン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、アルキル硫
酸塩、又はアルキル及びアルキルアリールスルホン酸塩の群から選択される陰イオンであ
る。R5及びR6は、好ましくは、例えば獣脂脂肪酸から誘導される12〜21個の炭素
原子を含むアルケニル又はアルキル基の混合物を表し、R7は、好ましくはメチル基を表
し、そしてR8は、好ましくは水素を表す]
のものが好ましい。第四級ジアンモニウム塩、例えばプロパンタロウジアンモニウムジク
ロライドも考慮される。
脂肪族アミンとしては、式:
R9(CONH)(CHN(R11)R10
[式中、R9は、8〜30個の炭素原子、好ましくは10〜24個の炭素原子を有する、
場合により飽和した及び/又は枝分かれした炭化水素鎖であり;R10及びR11は、H
、並びに1〜10個の炭素原子、好ましくは1〜4個の炭素原子を有する、場合により飽
和した及び/又は枝分かれした炭化水素鎖であり;mは1〜10の整数、好ましくは1〜
5の整数であり;そしてnは0又は1のいずれかである]
のものを含むが、これらに限定されない。
脂肪族アミンの例としては、ステアリルアミン、ステアリン酸アミノエチル−エタノー
ルアミド、ステアリン酸ジエチレントリアミン、パルミタミドプロピルジメチル−アミン
、パルミタミドプロピルジエチルアミン,パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタ
ミドエチルジメチルアミンを含むが、これらに限定されない。市販の脂肪族アミンは、C
rodaからのIncromine(商標)BB、NikkolからのAmidoami
ne(商標)MSP、及びInolexからのLexamine(商標)シリーズ、Ka
o CorpからのAcetamineシリーズ;Akzo NobelからのBerol
380、390、453及び455、並びにEthomeen(商標)シリーズ、そし
てCondea ChemieからのMarlazin(商標)L10、OL2、OL2
0、T15/2、T50を含むが、これらに限定されない。
前述したように、界面活性剤は、本発明の水中油型エマルションの水相内に懸濁した油
性小球のラメラ液晶コーティングを形成する。本発明の水中油型エマルションにおいて使
用される3つの界面活性剤の量は、典型的には、界面活性剤を合わせた合計総重量に基づ
き、約20から、好ましくは約35から約65重量%まで、好ましくは約55重量%まで
の非イオン性親油性界面活性剤、約15から、好ましくは約25から約50重量%まで、
好ましくは約40重量%までの非イオン性親水性界面活性剤、そして約5から、好ましく
は約10から約45重量%まで、好ましくは約35重量%までのイオン性界面活性剤であ
る。油性小球のコーティングは、水中油型エマルションの総重量に基づき、親水性界面活
性剤、親油性界面活性剤及びイオン性界面活性剤の総量を約2〜約20重量%であるよう
に含む。好ましくは、この総量は、水中油型エマルションの総重量に基づき、約2.5か
ら、より好ましくは約3から10重量%まで、より好ましくは約6重量%までである。
界面活性化合物の総重量対油の総重量の比は、典型的には1:2.5〜1:25である
本開示の水中油型エマルションにおいて使用されるポリマー改質剤の量は、水中油型エ
マルションの総重量に基づき、典型的には約0.2から、好ましくは約2から約40重量
%まで、好ましくは約20重量%までである。
水相は、典型的には水、例えば脱イオン水である。水相はまた、他の添加剤、例えば凝
固点を低下させる化合物、例えばアルコール類、例えばイソプロピルアルコール及びプロ
ピレングリコール;pH緩衝化剤、例えばリン酸アルカリ、例えばリン酸ナトリウム一塩
基性一水和物、リン酸ナトリウム二塩基性;殺生物剤、例えばProxel GXL;及
び消泡剤、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサン(Dow Corningからの
Antifoam A)を含有してもよい。他の添加剤及び/又は補助剤も、水中油型エ
マルションの安定性が依然として維持される限り、水相中に存在してもよい。他の添加剤
はまた、水溶性の農業的に活性な化合物を含む。
油相又はコーティングされた油性小球は、水中油型エマルション組成物の総重量に基づ
き、5から、好ましくは8から、より好ましくは10から50重量%まで、好ましくは4
5重量%まで、最も好ましくは40重量%までである。この油/水比は、典型的には、1
又はそれ以下である。
他の添加剤及び/又は補助剤も、本発明の水中油型エマルションの安定性及び活性が依
然として得られる限り、本発明の水中油型エマルション内に存在してもよい。本発明の水
中油型エマルションは、標的部位、例えば作物、雑草又は生物体への農薬有効成分の沈着
、湿潤化及び浸透を増強するために補助界面活性剤を付加的に含有してもよい。これらの
補助界面活性剤は、場合により、油相若しくは水相のいずれかにおけるエマルションの成
分として、又はタンクミックス成分として使用され得る;所望される用途及び量は当業者
に周知である。適切な補助界面活性剤としては、エトキシル化ノニルフェノール、エトキ
シル化合成又は天然アルコール、エステル又はスルホコハク酸の塩、エトキシル化有機ケ
イ素、エトキシル化脂肪族アミン及び鉱油又は植物油と界面活性剤の混合物を含むが、こ
れらに限定されない。
本発明の水中油型エマルションは、その教示が参照により本明細書に組み込まれる、米
国特許第5,925,364号に記載の工程に従って調製され得る。農薬有効成分又は農
薬有効成分の組合せを、最初にポリマー改質剤に溶融又は溶解し、所望する場合は溶剤を
添加して、その後非イオン性界面活性剤を混合物に溶解する。次にこの混合物を、高圧ホ
モジナイザーを用いたキャビテーションによって均質化し、小さな粒径の油性小球を提供
する。コーティングされた油性小球の平均粒径は、レーザー回折粒径分析及び走査型電子
顕微鏡検査を用いて測定した場合、典型的には800ナノメートル未満、好ましくは50
0ナノメートル未満、最も好ましくは約200ナノメートルである。
1つの実施形態では、水中油型エマルションは、
1)農薬有効成分をポリマー改質剤及び場合により適切な溶剤に溶融又は溶解すること

2)親油性界面活性剤、溶解した農薬有効成分を含むポリマー改質剤、親水性界面活性
剤、イオン性界面活性剤、農業的に活性な化合物及び場合により適切な溶剤を含有する油
相と、(B)水相を混合して、混合物を得ること;並びに
3)混合物をキャビテーションに供することによって混合物を均質化すること
によって調製される。
最初の工程では、混合物を従来の撹拌によって、例えば約2000〜7000rpmの
速度で約5〜60分間、約20℃〜95℃の温度で高速剪断ホモジナイザー回転を用いて
形成し得る。
均質化は、当業者に周知のように、約200〜1000バールの圧力で作動する高圧ホ
モジナイザーを使用することによって実施できる。この工程は、選択された圧力での連続
的な通過、一般に2〜12回の通過によって実施される;混合物は、各々の通過の間は常
圧に戻される。2番目の工程の均質化はまた、超音波の作用下で、或いは、ローター・ス
ターター型ヘッドを装備したホモジナイザーの使用によっても実施され得る。
本発明のもう1つの実施形態は、望ましくない生物体、例えば真菌、雑草、昆虫、細菌
又は他の微生物及び他の害虫を防除、予防又は排除するための農業上の適用における水中
油型エマルションの使用である。これは、水中油型エマルション組成物を、病害を抑制し
且つ植物学的に許容される量で、土壌、植物、植物の一部、茎葉、花、果実及び/又は種
子に施用することを含む、植物病原体による攻撃からの植物の保護、又は既に植物病原体
が発生している植物の処置のためのその使用を包含する。「病害を抑制し且つ植物学的に
許容される量(disease inhibiting and phytologically acceptable amount)」という
用語は、防除が望ましい植物病害を殺傷又は抑制するが、植物に対しては有意に毒性でな
い化合物の量を指す。必要とされる活性化合物の正確な濃度は、当分野で周知のように、
防除されるべき真菌病害、使用される製剤のタイプ、施用の方法、特定の植物種、気候条
件等によって異なる。
加えて、本発明の水中油型エマルションは、昆虫又は他の害虫、例えばげっ歯動物の防
除のために有用である。それ故、本発明はまた、昆虫又は害虫を抑制するための方法を対
象とし、その方法は、そのような使用のための農業的に活性な化合物の昆虫抑制量を含有
する水中油型エマルションを昆虫又は害虫の所在場所に施用することを含む。昆虫又は害
虫の「所在場所(locus)」とは、昆虫又は害虫が生息する又はそれらの卵が存在する環
境であって、それらを取り囲む空気、それらが摂取する食物、又はそれらが接触する対象
物を含む環境を指すために本明細書で使用される用語である。例えば、食用又は観賞植物
を摂取する又はそれに接触する昆虫は、植物の一部、例えば種子、実生若しくは植栽され
た挿し木、葉、茎、果実、穀粒若しくは根に対して、又は根が生育している土壌に対して
活性化合物を施用することによって防除され得る。農業的に活性な化合物及びそれを含有
する水中油型エマルションはまた、そのような対象物又はその付近に活性化合物を施用す
ることにより、繊維、紙、貯蔵穀物、種子、家畜、建造物又はヒトを保護するために有用
であり得ると考えられる。「昆虫又は害虫を抑制すること」という用語は、生きている昆
虫若しくは害虫の数の減少、又は成育可能な昆虫卵の数の減少を指す。化合物によって達
成される減少の程度は、言うまでもなく、化合物の施用量、使用される特定化合物、及び
標的昆虫又は害虫の種に依存する。少なくとも不活性化量が使用されるべきである。「昆
虫又は害虫不活性化量」という用語は、当分野で周知のように、処置される昆虫又は害虫
集団の測定可能な減少を生じさせるのに十分な量を表すために使用される。
化合物又は組成物を施用する所在場所は、昆虫、ダニ又は害虫が生息するいかなる所在
場所であってもよく、例えば野菜作物、果実及び堅果の成る木、ブドウの木、観賞植物、
家畜、建物の内面又は外面、並びに建物の周囲の土壌であり得る。
昆虫の卵が毒物の作用に抵抗する固有の能力のゆえに、他の公知の殺虫剤及び殺ダニ剤
についても当てはまるように、新たに発生した幼虫を防除するために反復施用が望ましい
と考えられる。
加えて、本発明は、除草剤である農業的に活性な化合物を含有する水中油型エマルショ
ンの使用に関する。除草剤という用語は、植物を殺傷する、防除する又はさもなければ植
物の成長を有害に変化させる有効成分を意味するために本明細書で使用される。除草有効
量又は植生防除量は、有害に変化させる作用を生じさせる有効成分の量であり、自然の生
育からの逸脱、殺傷、調節、乾燥、遅延等を含む。植物及び植生という用語は、出芽実生
及び定着植生を包含する。
除草活性は、望ましくない植物の所在場所に、雑草の生育段階のいずれか又は発生前に
直接施用される場合に発揮される。認められる効果は、防除されるべき植物の種、植物の
生育の段階、固体成分の粒径、使用時の環境条件、使用される特定の補助剤及び担体、土
壌の種類等、並びに施用される化学物質の量に依存する。選択的除草作用を促進するため
にこれら及び他の因子を当分野で公知のように調節することができる。一般に、そのよう
な除草剤は、雑草の最大防除を達成するために発生後から比較的未成熟な望ましくない植
生に施用することが好ましい。
本発明のもう1つの特定態様は、害虫、例えば線虫、ダニ、節足動物、げっ歯動物、シ
ロアリ、細菌又は他の微生物を予防する又は防除する方法であって、予防又は防除が望ま
しい所在場所に、適切な活性化合物、例えば殺線虫薬、殺ダニ剤、殺節足動物剤、殺そ剤
、殺蟻剤又は殺生物剤を含有する本発明の組成物を施用することを含む方法である。
病害、昆虫及びダニ、雑草又は他の害虫の所在場所に施用される農業的に活性な化合物
の実際の量は当分野において周知であり、上記の教示を考慮して当業者によって容易に決
定され得る。
本発明の組成物は、驚くべきことに、低い粘度及び長期的な貯蔵期間を有する安定な農
業用水中油型エマルションを提供する。加えて、本発明の安定な農業用水中油型エマルシ
ョンは、他の驚くべき改善、例えば効果を提供し得る。
以下の実施例は本発明を説明するために提供される。実施例は、本発明の範囲を限定す
ることを意図してはなく、そのように解釈されるべきではない。量は、特に指定のない限
り、重量部分又は重量パーセンテージである。
これらの実施例は、本発明をさらに説明するために提供されるものであり、限定と解釈
されることを意図してはいない。
本明細書において開示される場合、特に指定のない限りすべての温度は摂氏で示され、
すべての割合は重量パーセンテージである。すべての実施例における有効成分は過飽和で
ある。
これらの実施例では、工程は以下の手順を用いて実施される:
固体の農薬有効成分をポリマー改質剤に溶融又は溶解する。次にポリマー改質剤を油相
Aに混合する。油相Aと水相Bを別々に所望温度まで加熱する。角穴高剪断スクリーンを
備えたSilverson L4RT高剪断ホモジナイザーによって提供される4000
〜8000rpmの撹拌下で、相Bを相Aに注ぎ入れる。撹拌と温度条件を10分間維持
する。
次に混合物を、2〜12回の連続通過について1000バールの圧力に調節された、P
anda 2K型のNiro Soavi高圧2段階ホモジナイザーに導入する。
このようにして、その油性小球が典型的には約200nmの平均直径を有する、安定化
された水中油型エマルションを得る。
実施例1
フルロキシピルMHE水中油型エマルション
試料は、0℃及び室温で10週間後に結晶形成、クリーム分離又は沈殿の兆候を示さな
かった。Malvern Zetasizerによって測定した水中油型エマルションの
油性小球の大きさは242nmであった。水中油型エマルションは、凍結/融解で(毎日
−10℃〜40℃に温度を循環させた)及び54℃で10週間の加速貯蔵試験条件下で安
定であり、油性小球の大きさに変化はなく、沈降もシネレシスも起こらなかった。
実施例2
フルロキシピルMHE水中油型エマルション
Malvern Zetasizerによって測定した水中油型エマルションの油性小
球の大きさは410nmであった。試料は、0℃及び室温で10週間後に結晶形成、クリ
ーム分離又は沈殿の兆候を示さなかった。水中油型エマルションは、凍結/融解で(毎日
−10℃〜40℃に温度を循環させた)及び54℃で10週間の加速貯蔵試験条件下で安
定であり、油性小球の大きさに変化はなく、沈降もシネレシスも起こらなかった。
実施例3
フルロキシピルMHE水中油型エマルション
試料は、室温で2週間後に結晶形成、クリーム分離又は沈殿の兆候を示さなかった。M
alvern Zetasizerによって測定した水中油型エマルションの油性小球の
大きさは190nmであった。水中油型エマルションは、室温、40℃及び54℃で2週
間の加速貯蔵試験条件下で安定であり、油性小球の大きさに変化はなく、沈降もシネレシ
スも起こらなかった。
実施例4
トリフルラリン水中油型エマルション
試料は、室温で2週間後に結晶形成、クリーム分離又は沈殿の兆候を示さなかった。M
alvern Mastersizerによって測定した水中油型エマルションの油性小
球の大きさは185nmであった。水中油型エマルションは、40℃及び54℃で2週間
の加速貯蔵試験条件下で安定であり、油性小球の大きさに変化はなく、沈降もシネレシス
も起こらなかった。
実施例5
クロルピリホス水中油型エマルション
試料は、室温で2週間後に結晶形成、クリーム分離又は沈殿の兆候を示さなかった。M
alvern Mastersizerによって測定した水中油型エマルションの油性小
球の大きさは190nmであった。水中油型エマルションは、40℃及び54℃で2週間
の加速貯蔵試験条件下で安定であり、油性小球の大きさに変化はなく、沈降もシネレシス
も起こらなかった。
実施例6
クロルピリホス水中油型エマルション
試料は、室温で2週間後に結晶形成、クリーム分離又は沈殿の兆候を示さなかった。M
alvern Mastersizerによって測定した水中油型エマルションの油性小
球の大きさは190nmであった。40℃で2週間の加速貯蔵試験条件により、油性小球
の大きさが200nmへとわずかに増大した。

Claims (24)

  1. 油相と水相を有する水中油型エマルションであって、油相が、
    前記油相と適合性であるポリマー改質剤;
    少なくとも1つの農業的に活性な化合物;
    少なくとも1つの非イオン性親油性界面活性剤;
    少なくとも1つの非イオン性親水性界面活性剤;
    少なくとも1つのイオン性界面活性剤
    を含有する組成物。
  2. 前記非イオン性親油性界面活性剤が2〜5の親水性親油性バランスを有する、請求項1
    に記載の組成物。
  3. 前記非イオン性親油性界面活性剤が、グリセロール又はポリグリセロールの場合により
    エトキシル化されたモノ又はポリアルキルエーテル又はエステル、ソルビタンの場合によ
    りエトキシル化されたモノ又はポリアルキルエーテル又はエステル、ペンタエリトリトー
    ルのモノ又はポリアルキルエーテル又はエステル、ポリオキシエチレンのモノ又はポリア
    ルキルエーテル又はエステル、及び糖類のモノ又はポリアルキルエーテル又はエステルか
    らなる群より選択される、請求項2に記載の組成物。
  4. 前記非イオン性親油性界面活性剤が、ジステアリン酸スクロース、ジステアリン酸ジグ
    リセリル、トリステアリン酸テトラグリセリル、デカステアリン酸デカグリセリル、モノ
    ステアリン酸ジグリセリル、トリステアリン酸ヘキサグリセリル、ペンタステアリン酸デ
    カグリセリル、モノステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノステア
    リン酸ジエチレングリコール、グリセロールとパルミチン酸及びステアリン酸のエステル
    、モノステアリン酸ポリオキシエチレン2EO(2個のエチレンオキシド単位を含有する
    )、モノ及びジベヘン酸グリセリル、並びにテトラステアリン酸ペンタエリトリトールか
    らなる群より選択される、請求項3に記載の組成物。
  5. 前記非イオン性親水性界面活性剤が8〜12の親水性親油性バランスを有する、請求項
    1に記載の組成物。
  6. 前記非イオン性親水性界面活性剤が、ポリエトキシル化ソルビタンのモノ又はポリアル
    キルエーテル又はエステル、ポリオキシエチレンのモノ又はポリアルキルエーテル又はエ
    ステル、ポリグリセロールのモノ又はポリアルキルエーテル又はエステル、ポリオキシエ
    チレンとポリオキシプロピレン又はポリオキシブチレンとのブロックコポリマー、及び場
    合によりエトキシル化された糖類のモノ又はポリアルキルエーテル又はエステルからなる
    群より選択される、請求項5に記載の組成物。
  7. 前記非イオン性親水性界面活性剤が、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン
    4EO、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン20EO、トリステアリン酸ポ
    リオキシエチレンソルビタン20EO、モノステアリン酸ポリオキシエチレン8EO、モ
    ノステアリン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸ポリオキシエチレン10EO、ジス
    テアリン酸ポリオキシエチレン12EO及びジステアリン酸ポリオキシエチレンメチルグ
    ルコース20EOからなる群より選択される、請求項6に記載の組成物。
  8. 前記イオン性界面活性剤が、(a)中和された陰イオン性界面活性剤、(b)両性界面
    活性剤、(c)アルキルスルホン酸誘導体及び(d)陽イオン性界面活性剤からなる群よ
    り選択される、請求項1に記載の組成物。
  9. 前記イオン性界面活性剤が、
    リン酸ジセチル及びリン酸ジミリスチルのアルカリ金属塩、特にナトリウム塩及びカリ
    ウム塩;
    硫酸コレステリル及びリン酸コレステリルのアルカリ金属塩、特に前記ナトリウム塩;
    リポアミノ酸及びそれらの塩、例えばアシルグルタミン酸一ナトリウム及び二ナトリウ
    ム、例えばN−ステアロイル−L−グルタミン酸の二ナトリウム塩、ホスファチジン酸の
    ナトリウム塩;
    リン脂質;
    アシルグルタミン酸、特にN−ステアロイルグルタミン酸の一ナトリウム塩及び二ナト
    リウム塩;並びに
    クエン酸アルキルエーテル
    からなる群より選択される、請求項8に記載の組成物。
  10. 前記イオン性界面活性剤がリン脂質である、請求項8に記載の組成物。
  11. 前記イオン性界面活性剤がアルキルスルホン酸誘導体である、請求項8に記載の組成物
  12. 前記イオン性界面活性剤が、第四級アンモニウム塩、脂肪族アミン及びそれらの塩から
    なる群より選択される、請求項8に記載の組成物。
  13. 前記農業的に活性な化合物が、殺真菌剤、殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺生物剤、殺
    蟻剤、殺そ剤、殺節足動物剤及び除草剤からなる群より選択される、請求項1に記載の組
    成物。
  14. 菌類の攻撃を防除する又は予防する方法であって、請求項13に記載の組成物を、発生
    を予防又は防除すべき真菌、土壌、植物、根、茎葉、種子又は所在場所に施用することを
    含む方法。
  15. 防除又は予防が望ましい所在場所に請求項13に記載の組成物を施用することを含む、
    昆虫を抑制する方法。
  16. 防除又は予防が望ましい所在場所に請求項13に記載の組成物を施用することを含む、
    望ましくない植生を予防する又は防除する方法。
  17. 防除又は予防が望ましい所在場所に請求項13に記載の組成物を施用することを含む、
    線虫を予防する又は防除する方法。
  18. 防除又は予防が望ましい所在場所に請求項13に記載の組成物を施用することを含む、
    ダニを予防する又は防除する方法。
  19. 防除又は予防が望ましい所在場所に請求項13に記載の組成物を施用することを含む、
    節足動物を予防する又は防除する方法。
  20. 防除又は予防が望ましい所在場所に請求項13に記載の組成物を施用することを含む、
    細菌及び他の微接物を予防する又は防除する方法。
  21. 防除又は予防が望ましい所在場所に請求項13に記載の組成物を施用することを含む、
    げっ歯動物を予防する又は防除する方法。
  22. 防除又は予防が望ましい所在場所に請求項13に記載の組成物を施用することを含む、
    シロアリを予防する又は防除する方法。
  23. 前記ポリマー改質剤が、エチルセルロース、エトセル10 Std FP、エトセルS
    td 4、エトセルStd 7、エトセル45、エトセル100FP及びエトセル300
    ;ポリアクリレート、ラテックス、ポリカーボネート、ポリビニルアセテートホモポリマ
    ー及びコポリマー、ポリオレフィン、ポリウレタン、ポリイソブチレン、ポリブテン、ビ
    ニルポリマー、ポリエステル、ポリエーテル並びにポリアクリロニトリルからなる群より
    選択される、請求項1に記載の組成物。
  24. 前記水中油型エマルション組成物が、前記水中油型エマルション組成物の総重量に基づ
    き、約1〜約60重量%の総油相、約0.2〜約40重量%のポリマー改質剤、約1〜約
    45重量%の農業的に活性な化合物、約0.4〜約13重量%の非イオン性親油性界面活
    性剤、約0.3〜約10重量%の非イオン性親水性界面活性剤、約0.1〜約9重量%の
    イオン性界面活性剤である、請求項1に記載の組成物。
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