JP2015077931A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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康弘 高橋
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【課題】排土性を改善し、泥濘地での走行性能を向上することを可能にした空気入りタイヤを提供する。【解決手段】トレッド部1にタイヤ幅方向に延びるラグ溝14を備えた空気入りタイヤにおいて、ラグ溝14の両溝壁14a,14bのうち踏み込み側の溝壁14aに選択的に、トレッド部1の接地面から前記ラグ溝14の溝深さGDの0.1〜0.3倍の範囲で、突起21の突出高さHが前記ラグ溝14の溝幅GWの0.1〜0.3倍であることを特徴とする突起21を設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、泥濘地走行用として好適な空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、排土性を改善し、泥濘地での走行性能を向上することを可能にした空気入りタイヤに関する。
マッドアンドスノーの用途に分類される空気入りタイヤにおいて、泥濘地走行性能は重要な性能のひとつである。この泥濘地走行性能を高めるために、トレッド部に配置されるラグ溝の溝幅を拡大するなどの手法が従来から行われている。しかしながら、ラグ溝の溝幅を大きくしたとしても、ラグ溝内に泥が詰まってしまった場合、所期の泥濘地走行性能を発揮することができない。
このような不都合に鑑みて、ラグ溝の溝底に所定の形状を有する突起を形成し、ラグ溝内に詰まった泥を突起の作用に基づいてラグ溝内から排出するようにし、その排土性を高めることが提案されている(例えば、特許文献1〜2参照)。
上述のようにラグ溝の溝底に突起を設けた場合、ラグ溝内に詰まった泥を排出する作用がある程度得られるものの、例えば、ラグ溝の両溝壁に跨るように密着した泥塊をラグ溝内から排出することは困難である。そのため、ラグ溝の溝底に突起を設けた構造では、その排土性が必ずしも十分ではなく、泥濘地での走行性能も不十分である。
特開2003−276406号公報 特開2008−308013号公報
本発明の目的は、排土性を改善し、泥濘地での走行性能を向上することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部にタイヤ幅方向に延びるラグ溝を備えた空気入りタイヤにおいて、前記ラグ溝の両溝壁のうち踏み込み側の溝壁に選択的に突起を設けたことを特徴とするものである。
本発明では、ラグ溝の踏み込み側の溝壁に選択的に突起を設けているので、泥濘地を走行する際に、ラグ溝の踏み込み側の溝壁に泥が密着し難くなり、しかも泥が突起に当たることでラグ溝内に泥の流れが形成され、泥がラグ溝内から円滑に排出されるようになる。その結果、排土性を改善し、泥濘地での走行性能を従来よりも向上することができる。
本発明において、トレッド部の接地面からラグ溝の溝深さGDの0.1〜0.3倍の範囲に突起を配置することが好ましい。突起の突出高さHはラグ溝の溝幅GWの0.1〜0.3倍であることが好ましい。突起の突出幅Wはラグ溝の溝深さGDの0.1〜0.2倍であることが好ましい。突起の横断面形状は四角形であることが好ましい。更に、突起はラグ溝の長手方向に沿って延在させることが好ましい。これにより、排土性を効果的に改善することができる。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示す子午線断面図である。 図1の空気入りタイヤのトレッドパターンをタイヤ中心線の片側にて示す展開図である。 図2のX−X矢視断面図である。 図3の要部を拡大して示す断面図である。 泥濘地走行時におけるラグ溝内の泥の流れを示す断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1〜図5は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤを示すものである。なお、図1及び図2において、CLはタイヤ中心線である。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤは、タイヤ周方向に延在して環状をなすトレッド部1と、該トレッド部1の両側に配置された一対のサイドウォール部2と、これらサイドウォール部2のタイヤ径方向内側に配置された一対のビード部3とを備えている。
一対のビード部3,3間にはカーカス層4が装架されている。このカーカス層4はタイヤ径方向に延びる複数本の補強コードを含んでいる。カーカス層4は各ビード部3に配置されたビードコア5の廻りにタイヤ内側から外側に巻き上げられている。カーカス層4の補強コードとしては、有機繊維コードが好ましく使用される。ビードコア5の外周上には断面三角形状のゴム組成物からなるビードフィラー6が配置されている。
一方、トレッド部1におけるカーカス層4の外周側には複数層のベルト層7が埋設されている。これらベルト層7はタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補強コードを含み、かつ層間で補強コードが互いに交差するように配置されている。ベルト層7において、補強コードのタイヤ周方向に対する傾斜角度は例えば10°〜40°の範囲に設定されている。ベルト層7の補強コードとしては、スチールコードが好ましく使用される。ベルト層7の外周側には、高速耐久性の向上を目的として、補強コードをタイヤ周方向に対して5°以下の角度で配列してなる少なくとも1層のベルトカバー層8が配置されている。ベルトカバー層8は少なくとも1本の補強コードを引き揃えてゴム被覆してなるストリップ材をタイヤ周方向に連続的に巻回したジョイントレス構造とすることが望ましい。ベルトカバー層8の補強コードとしては、ナイロンやアラミド等の有機繊維コードが好ましく使用される。
なお、上述したタイヤ内部構造は空気入りタイヤにおける代表的な例を示すものであるが、これに限定されるものではない。
図2に示すように、トレッド部1にはタイヤ周方向に延長する主溝11,12とタイヤ幅方向に延長するラグ溝13,14とが形成され、これら主溝11,12及びラグ溝13,14により多数のブロックが区画されている。また、トレッド部1にはラグ溝13,14よりも狭い補助溝15〜18やラグ溝13,14よりも浅い飾り溝19が形成され、これら補助溝15〜18及び飾り溝19がトレッド部1の陸部を更に細分化している。
上記空気入りタイヤにおいて、トレッド部1のショルダー領域に配置されたラグ溝14は回転方向Rに対して踏み込み側となる溝壁14aと、回転方向Rに対して蹴り出し側となる溝壁14bとを有しているが、これら溝壁14a,14bのうち踏み込み側の溝壁14aには選択的に複数本の突起21が形成されている。これら突起21は、図2に示すように、ラグ溝14の長手方向に沿って延在し、図3及び図4に示すように、トレッド部1の接地面Sから離れた位置に配置されている。一方、蹴り出し側の溝壁14bには突起21に対応するものが存在せず、この溝壁14bは平坦な面を形成している。
上述した空気入りタイヤでは、ラグ溝14の踏み込み側の溝壁14aに選択的に突起21を設けているので、泥濘地を走行する際の排土性に優れている。つまり、図5に示すように、泥濘地Gを走行する際に、ラグ溝14の踏み込み側の溝壁14aに泥が密着しようとするが、その泥は突起21により溝壁14aから引き剥がされるため踏み込み側の溝壁14aに対して密着し難くなる。しかも、泥が突起21に当たることでラグ溝14内に泥の流れが形成され、その泥がラグ溝14内から円滑に排出されるようになる。その結果、ラグ溝14における排土性を改善し、泥濘地での走行性能を向上することができる。
上記空気入りタイヤにおいて、突起21はトレッド部1の接地面Sからラグ溝14の溝深さGDの0.1〜0.3倍の範囲に配置すると良い。つまり、この範囲内に突起21の基端部を配置すると良い。これにより、排土性を効果的に改善することができる。突起21の配置位置が上記範囲から外れると泥の流れが悪くなるため排土性の改善効果が低下する。
突起21の突出高さH(図4参照)は、ラグ溝14の接地面Sにおける溝幅GWの0.1〜0.3倍であると良い。これにより、排土性を効果的に改善することができる。突起21の突出高さHが上記範囲から外れると泥の流れが悪くなるため排土性の改善効果が低下する。なお、ラグ溝14の溝幅GWがその長手方向に沿って変化する場合、突起21が配置される部位での溝幅GWに基づいて突起21の突出高さHを設定すれば良い。
突起21の突出幅W(図4参照)は、ラグ溝14の溝深さGDの0.1〜0.2倍であると良い。これにより、排土性を効果的に改善することができる。突起21の突出幅Wが上記範囲から外れると泥の流れが悪くなるため排土性の改善効果が低下する。
突起21の横断面形状は、特に限定されるものではなく、例えば、四角形、三角形、半円形等とすることができるが、特に四角形であることが好ましい。突起21の横断面形状を四角形とした場合、泥の流れをしっかりと形成し、排土性を効果的に改善することができる。
図2に示すように、突起21をラグ溝14の長手方向に沿って延在させた場合、ラグ溝14の広い範囲において良好な排土性を確保することができる。但し、長尺の突起21を配置する替りに、ディンプル状の突起21をラグ溝14の長手方向に沿って間欠的に配置することも可能である。
上記空気入りタイヤは、回転方向Rが必ずしも指定されている必要はない。つまり、回転方向Rが指定されていない非方向性トレッドパターンを有する空気入りタイヤであっても、ラグ溝14の踏み込み側の溝壁14aだけに突起21を設けた構造がタイヤ中心線CLの少なくとも片側に存在していれば、その突起21を備えたラグ溝14について排土性を改善することができる。勿論、回転方向Rが指定された方向性トレッドパターンを有する空気入りタイヤ(回転方向Rがサイドウォール部に表示された空気入りタイヤ)において、ラグ溝14の踏み込み側の溝壁14aだけに突起21を設けた構造をタイヤ中心線CLの両側に設けた場合、排土性の改善効果を最大限に享受することができる。
また、上記実施形態では、トレッド部1のショルダー領域に位置するラグ溝14に突起21を付加しているが、突起21をショルダー領域のラグ溝14に加えて他のラグ溝にも付加することができ、或いは、突起21をショルダー領域のラグ溝14の替りに他のラグ溝に付加するようにしても良い。特に、トレッド部1のショルダー領域に位置するラグ溝14に対して突起21を付加した場合、泥濘地での走行性能を効果的に改善することができる。
タイヤサイズ245/70R16で、図2に示すトレッドパターンを備えた空気入りタイヤにおいて、ショルダー領域のラグ溝の両溝壁のうち踏み込み側の溝壁に選択的に突起を設け、ラグ溝の溝幅GWに対する突起の突出高さHの比H/GW、ラグ溝の溝深さGDに対する突起の突出幅Wの比W/GDを表1にように設定した実施例1〜5のタイヤを製作した。いずれの場合も、突起はトレッド部の接地面からラグ溝の溝深さGDの0.1〜0.3倍の範囲に配置した。
比較のため、ショルダー領域のラグ溝内に突起を設けていないこと以外は実施例1〜5と同様の構造を有する従来例のタイヤを用意した。
これら試験タイヤについて、下記の評価方法により、溝詰まり、泥濘地での走行性能を評価し、その結果を表1に示した。
溝詰まり:
各試験タイヤをリムサイズ16×7Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧230kPaとし、泥濘地を速度30km/hで走行した後、タイヤトレッド部のショルダー領域に配置された各ラグ溝について泥による溝詰まりの有無を確認し、タイヤ周上での溝詰まりの発生率(%)を求めた。
泥濘地での走行性能:
各試験タイヤをリムサイズ16×7Jのホイールに組み付けて試験車両に装着し、空気圧230kPaとし、泥濘地においてスラローム走行を実施し、その際の走行タイムを計測した。評価結果は、測定値の逆数を用い、従来例を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほど泥濘地での走行性能が優れていることを意味する。
Figure 2015077931
表1から判るように、実施例1〜5のタイヤは、従来例との対比において、溝詰まりの発生率が低く、泥濘地での走行性能が優れたものであった。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
11,12 主溝
13,14 ラグ溝
14a 踏み込み側の溝壁
14b 蹴り出し側の溝壁
21 突起
R 回転方向

Claims (6)

  1. トレッド部にタイヤ幅方向に延びるラグ溝を備えた空気入りタイヤにおいて、前記ラグ溝の両溝壁のうち踏み込み側の溝壁に選択的に突起を設けたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記トレッド部の接地面から前記ラグ溝の溝深さGDの0.1〜0.3倍の範囲に前記突起を配置したことを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記突起の突出高さHが前記ラグ溝の溝幅GWの0.1〜0.3倍であることを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記突起の突出幅Wが前記ラグ溝の溝深さGDの0.1〜0.2倍であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記突起の横断面形状が四角形であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記突起を前記ラグ溝の長手方向に沿って延在させたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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