JP2015077808A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明にかかるインクジェット記録装置100は、ヘッド10と、第1光源21と、第2光源22と、第3光源23と、を備え、光硬化型インク組成物の液滴が記録媒体に付着された後、1秒以下の時間を経た後に第1光源21の光が前記液滴に照射され、第1光源21の光が照射された後、0.1秒以上1秒以下の時間を経た後に第2光源22の光が前記液滴に照射され、前記光硬化型インク組成物が、第1光源21の光によって1%以上30%以下の硬化率まで硬化され、第2光源22の光によって30%を超え80%以下の硬化率まで硬化される。
【選択図】図3
Description
本発明にかかるインクジェット記録装置の一態様は、
第1方向に沿って記録媒体に対して相対的に走査されるとともに、光硬化型インク組成物の液滴をノズル孔から吐出して前記記録媒体に前記液滴を付着させるヘッドと、
前記第1方向に沿って、前記ヘッドの走査の方向の下流側に順に配置され、前記記録媒体に付着された液滴に光を照射する第1光源および第2光源と、
を備え、
前記液滴が前記記録媒体に付着された後、1秒以下の時間を経た後に前記第1光源の光を前記液滴に照射し、
前記第1光源の光が照射された後、0.1秒以上1秒以下の時間を経た後に前記第2光源の光を前記液滴に照射し、
前記光硬化型インク組成物が、前記第1光源の光によって1%以上30%以下の硬化率まで硬化され、前記第2光源の光によって30%を超え80%以下の硬化率まで硬化される。
適用例1において、
前記第1光源および前記第2光源は、発光波長が365nm以上410nm以下にピーク波長を有する光源であってもよい。
適用例1または適用例2において、
前記第1光源および前記第2光源による前記照射の後で、前記記録媒体に付着された前記液滴にさらに光を照射して、前記光硬化型インク組成物の硬化率を80%超としてもよい。
適用例3において、
前記第1光源および前記第2光源による前記照射の後で、前記記録媒体に付着された前記液滴にさらに光を照射する第3光源を有してもよい。
適用例1ないし適用例4のいずれか一例において、
前記ヘッドは、前記ノズル孔を複数有し、
前記ノズル孔は、前記第1方向に沿って配置されてもよい。
適用例1ないし適用例5のいずれか一例において、
前記ヘッドの前記記録媒体に対する前記第1方向の相対的な走査の速度は、1m/分以上50m/分以下であってもよい。
本発明にかかるインクジェット記録方法の一態様は、
第1方向に沿って記録媒体に対して相対的に走査されるとともに、光硬化型インク組成物の液滴をヘッドのノズル孔から吐出して前記記録媒体に前記液滴を付着させ、
前記第1方向に沿って、前記ヘッドの走査の方向の下流側に順に配置された第1光源および第2光源によって、前記記録媒体に付着された液滴に光を照射し、
前記液滴が前記記録媒体に付着された後、1秒以下の時間を経た後に前記第1光源の光を前記液滴に照射し、
前記第1光源の光が照射された後、0.1秒以上1秒以下の時間を経た後に前記第2光源の光を前記液滴に照射し、
前記光硬化型インク組成物が、前記第1光源の光によって1%以上30%以下の硬化率まで硬化され、前記第2光源の光によって30%を超え80%以下の硬化率まで硬化される。
図1は、本発明にかかるインクジェット記録装置の一実施形態であるインクジェット記録装置100を模式的に示す斜視図である。図2は、ヘッド10、並びに、第1光源21、第2光源22、および第3光源23の側面を模式的に示す図である。図3は、ヘッド10、並びに、第1光源21、第2光源22、および第3光源23の下面を模式的に示す図である。なお、各図には、記録媒体Pが描かれている。
本実施形態にかかるインクジェット記録ヘッド10は、記録媒体Pに対して相対的に走査されるとともに、光硬化型インク組成物の液滴をノズル孔12から吐出して記録媒体Pに液滴を付着させることができる。本明細書では、インクジェット記録ヘッド10のことを単にヘッド10と称することがある。
に達することができるものである限り特に限定されない。記録媒体Pは、インク滴を吸収しない、または、ほとんど吸収しない印字面を有することが好ましい。このような印字面を有する記録媒体Pとしては、例えば、金属、ガラス、プラスチック等の非吸収性記録媒体などが挙げられる。また、記録媒体Pは、無色透明、半透明、着色透明、有彩色不透明、無彩色不透明等であってもよい。さらに、記録媒体Pは、グロス系、マット系、ダル系のいずれであってもよい。このような記録媒体Pとしては、例えば、コート紙、アート紙、キャストコート紙等の表面加工紙、および塩化ビニルシートやPETフィルム等のプラスチックフィルムなどを挙げることができる。市販の記録媒体としては、光沢塩化ビニルシート(例えば商品名SP−SG−1270C:ローランドディージー株式会社製)、PETフィルム(例えば商品名XEROX FILM<枠無し>:富士ゼロックス株式会社製)などがある。
1.2.1.第1光源
第1光源21は、上述のヘッド10と同様に記録媒体Pに対して相対的に走査される。第1光源21の相対的な走査の内容は、上述したヘッド10の走査の内容と同様であるため説明を省略する。
にキャリッジ50に搭載されている。シリアル型のインクジェット記録装置100では、第1光源21は、ヘッド10の走査方向(図中矢印MS)の両端側に設けられることが好ましい。
mmであれば、最も遠いノズル孔12から吐出された液滴は記録媒体Pに着弾してから0.24秒後に第1光源21から発生される光が照射されることになる。同様に、例えば、第1光源21に最も近いノズル孔12から第1光源21の光発生部位の間の第1距離G1が140mmであれば、キャリッジ50の走査速度を20m/分とした場合には、当該ノズル孔12から吐出され記録媒体Pに付着してから、0.42秒後に第1光源21から発生される光が照射されることになる。このとき、最も遠いノズル孔12から吐出された液滴は記録媒体に着弾してから0.51秒後に第1光源21から発生される光が照射されることになる。このように、第1方向に沿って並ぶ複数のノズル孔12から吐出される液滴が、それぞれ、0.001秒以上1秒以下の時間間隔で第1光源21から発生される光が照射されるよう、複数のノズル孔の第1方向の距離と距離G1とキャリッジ走査速度を設定する。
第2光源22は、上述のヘッド10と同様に記録媒体Pに対して相対的に走査される。第2光源22の相対的な走査の内容は、上述したヘッド10の走査の内容と同様であるため説明を省略する。
本実施形態のインクジェット記録装置100は、さらに、ヘッド10および記録媒体Pの相対的な走査にともなって、記録媒体Pに付着された液滴に光を照射する第3光源23を備えてもよい。
、記録媒体Pに付着し、第1光源21および第2光源22の光によって、少なくとも2回のピニングを受ける。その後、記録媒体Pが走査方向SSに移動してヘッド10(キャリッジ50)がヘッド10の走査方向MSに移動して当該液滴の位置に到達したときに、第3光源23の光が照射される。そして、記録媒体Pの走査方向SSの搬送量に依存するが、当該液滴の位置に対して、第3光源23の光が複数回照射されることになる。したがって、このような場合には、ピニング後の液滴に対して、第3光源23の光が、複数回にわたって、間欠的に照射されることになる。
本実施形態のインクジェット記録装置100は、以下の構成を有することができる。
以下本実施形態のインクジェット記録装置の変形例として、ヘッド12が固定され記録媒体Pが移動することにより両者の間の位置関係を変化させることによってヘッド12が記録媒体に対して相対的に走査される型式のインクジェット記録装置200(いわゆるライン型のインクジェット記録装置)について述べる。
本実施形態のインクジェット記録装置100のヘッド100によって吐出される光硬化型インク組成物としては、例えば、少なくとも、重合性化合物と、光重合開始剤とを含有するものが挙げられる。
本実施形態の光硬化型インク組成物は、重合性化合物を含有する。このような重合性化合物としては、光カチオン重合性および光ラジカル重合性の少なくとも一方を有するものが挙げられる。光硬化型インク組成物に含有される重合性化合物は、一分子内に光カチオン重合性の官能基と光ラジカル重合性の官能基を有してもよい。重合性化合物は、単量体であるモノマーと二量体から数量体もしくは分子量が数千程度までのオリゴマーを含む。それらの含有量は、インクジェット用インクとして使用可能な粘度範囲になるように調整される。
なるものが挙げられ、例えば、アクリロイル基、メタクリロイル基、アクリルアミド基、メタクリルアミド基、アリル基、ビニルエーテル基、ビニルチオエーテル基、ビニルアミノ基、ビニル基が挙げられ、光ラジカル重合反応性が特に高いという観点から、より好ましくはアクリロイル基、アクリルアミド基、メタクリロイル基、メタクリルアミド基が挙げられ、さらに好ましくはアクリロイル基とアクリルアミド基が挙げられる。
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、トリメトキシシリルプロピル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、トリメトキシシリルプロピル(メタ)アクリレート、トリメチルシリルプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレンオキシドモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、オリゴエチレンオキシドモノメチルエーテル(メタ)アクリレート、ポリエチレンオキシド(メタ)アクリレート、オリゴエチレンオキシド(メタ)アクリレート、オリゴエチレンオキシドモノアルキルエーテル(メタ)アクリレート、ポリエチレンオキシドモノアルキルエーテル(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレンオキシドモノアルキルエーテル(メタ)アクリレート、オリゴプロピレンオキシドモノアルキルエーテル(メタ)アクリレート、2−メタクリロイロキシエチルコハク酸、2−メタクリロイロキシヘキサヒドロフタル酸、2−メタクリロイロキシエチル−2−ヒドロキシプロピルフタレート、ブトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、トリフロロエチル(メタ)アクリレート、パーフロロオクチルエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、EO変性フェノール(メタ)アクリレート、EO変性クレゾール(メタ)アクリレート、EO変性ノニルフェノール(メタ)アクリレート、PO変性ノニルフェノール(メタ)アクリレート、EO変性−2−エチルヘキシル(メタ)アクリレートが挙げられる。
ート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、プロピオン酸ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、エトキシ化ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート:以上4官能、ソルビトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート:以上5官能、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ソルビトールヘキサ(メタ)アクリレート、フォスファゼンのアルキレンオキサイド変性ヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート:以上6官能、等が挙げられる。
本実施形態の光硬化型インク組成物は、光重合開始剤を含有する。光重合開始剤としては、光によって、重合性化合物の重合を引き起こす活性種を生じる物質を挙げることができる。
ロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−1−{4−[4−(2−ヒドキシ−2−メチルプロピオニル)ベンジル]フェニル}2−メチルプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタノン−1、2−ジメチルアミノ−2−(4−メチルベンジル)−1−(4−モルフォリン−4−イル−フェニル)ブタン−1−オン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキサイド、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]2−モルフォリノプロパン−1−オン、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、メチルベンゾフィルフォーメート、アゾビスイソブチリロニトリル、ベンゾイルペルオキシド、ジ−tert−ブチルペルオキシド等が挙げられる。
−メチル−プロパン−1−オン)、IRGACURE 907(2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン)、IRGACURE 369(2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1)、IRGACURE 379(2−(ジメチルアミノ)−2−[(4−メチルフェニル)メチル]−1−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ブタノン)、DAROCUR TPO(2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド)、IRGACURE 819(ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド)、IRGACURE 784(ビス(η5−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)−フェニル)チタニウム)、IRGACURE OXE 01(1.2−オクタンジオン,1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)])、IRGACURE OXE 02(エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム))、IRGACURE 754(オキシフェニル酢酸、2−[2−オキソ−2−フェニルアセトキシエトキシ]エチルエステルとオキシフェニル酢酸、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルエステルの混合物)(以上、チバ・ジャパン社(Ciba Japan K.K.)製)、DETX−S(2,4−ジエチルチオキサントン)(日本化薬社(Nippon Kayaku Co., Ltd.)製)、Lucirin TPO、LR8893、LR8970(以上、BASF社製)、及びユベクリルP36(UCB社製)が挙げられる。
られ、アレン−イオン錯体誘導体としてはチバガイギー社製のイルガキュア261等が挙げられる。
1.5.3.1.色材
本実施形態の光硬化型インク組成物は、色材および分散剤を含有することができる。
Monarch 700、Monarch 800、Monarch 880、Monarch 900、Monarch 1000、Monarch 1100、Monarch 1300、又はMonarch 1400等;あるいは、デグッサ社製のColor
Black FW1、Color Black FW2、Color Black FW2V、Color Black FW18、Color Black FW200、Color Black S150、Color Black S160、Color Black S170、Printex 35、Printex U、Printex V、Printex 140U、Special Black 6、Special Black 5、Special Black 4A、又はSpecial Black 4等を挙げることができる。
C.I.Pigment Yellow 65, C.I.Pigment Yellow 73, C.I.Pigment Yellow 74, C.I.Pigment Yellow 75, C.I.Pigment Yellow 81, C.I.Pigment Yellow 83, C.I.Pigment Yellow 93, C.I.Pigment Yellow 94, C.I.Pigment Yellow 95, C.I.Pigment Yellow 97, C.I.Pigment Yellow 98, C.I.Pigment Yellow
99, C.I.Pigment Yellow 108, C.I.Pigment Yellow 109, C.I.Pigment Yellow 110, C.I.Pigment Yellow 113, C.I.Pigment Yellow 114, C.I.Pigment
Yellow 117, C.I.Pigment Yellow 120, C.I.Pigment Yellow 124, C.I.Pigment Yellow 128, C.I.Pigment Yellow 129, C.I.Pigment Yellow 133, C.I.Pigment Yellow 138, C.I.Pigment Yellow 139, C.I.Pigment Yellow 147,
C.I.Pigment Yellow 151, C.I.Pigment Yellow 153, C.I.Pigment Yellow 154, C.I.Pigment Yellow 167, C.I.Pigment Yellow 172, C.I.Pigment Yellow 180等が挙げられる。
6, C.I.Pigment Red 7, C.I.Pigment Red 8, C.I.Pigment Red 9, C.I.Pigment Red 10, C.I.Pigment Red 11, C.I.Pigment Red 12, C.I.Pigment
Red 14, C.I.Pigment Red 15, C.I.Pigment Red 16, C.I.Pigment Red 17, C.I.Pigment Red 18, C.I.Pigment Red 19, C.I.Pigment Red 21, C.I.Pigment Red 22, C.I.Pigment Red 23, C.I.Pigment Red 30, C.I.Pigment
Red 31, C.I.Pigment Red 32, C.I.Pigment Red 37, C.I.Pigment Red 38, C.I.Pigment Red 40, C.I.Pigment Red 41, C.I.Pigment Red 42, C.I.Pigment Red 48(Ca), C.I.Pigment Red 48(Mn), C.I.Pigment Red 57(Ca),
C.I.Pigment Red 57:1, C.I.Pigment Red 88, C.I.Pigment Red 112, C.I.Pigment Red 114, C.I.Pigment Red 122, C.I.Pigment Red 123, C.I.Pigment Red 144, C.I.Pigment Red 146, C.I.Pigment Red 149, C.I.Pigment Red 150, C.I.Pigment Red 166, C.I.Pigment Red 168, C.I.Pigment Red 170, C.I.Pigment Red 171, C.I.Pigment Red 175, C.I.Pigment Red 176,
C.I.Pigment Red 177, C.I.Pigment Red 178, C.I.Pigment Red 179, C.I.Pigment Red 184, C.I.Pigment Red 185, C.I.Pigment Red 187, C.I.Pigment Red 202, C.I.Pigment Red 209, C.I.Pigment Red 219, C.I.Pigment Red 224, C.I.Pigment Red 245, 又はC.I.Pigment Violet 19, C.I.Pigment
Violet 23, C.I.Pigment Violet 32, C.I.Pigment Violet 33, C.I.Pigment Violet 36, C.I.Pigment Violet 38, C.I.Pigment Violet 43, C.I.Pigment Violet 50等が挙げられる。
Green 7, C.I.Pigment Green 10, C.I.Pigment Brawn 3, C.I.Pigment Brawn 5, C.I.Pigment Brawn 25, C.I.Pigment Brawn 26, C.I.Pigment Orange 1, C.I.Pigment Orange 2, C.I.Pigment Orange 5, C.I.Pigment Orange
7, C.I.Pigment Orange 13, C.I.Pigment Orange 14, C.I.Pigment Or ange 15, C.I.Pigment Orange 16, C.I.Pigment Orange 24, C.I.Pigment Orange 34, C.I.Pigment Orange 36, C.I.Pigment Orange 38, C.I.Pigment Orange 40, C.I.Pigment Orange 43, C.I.Pigment Orange 63, 等が挙げられる。
0、34000、35200、36000(ルーブリゾール株式会社製)、disperbyk−161、162、163、164、166、180、190、191、192(ビック・ケミー社製)、フローレンDOPA−17、22、33、G−700(共栄社化学株式会社製)、アジスパーPB821、PB711(味の素株式会社製)、LP4010、LP4050、LP4055、POLYMER400、401、402、403、450、451、453(EFKAケミカルズ社製)の単独、または混合したものを挙げることができる。
本実施形態の光ラジカル重合性化合物からなる光硬化型インク組成物には重合促進剤を含有させても良い。光ラジカル重合の場合には、重合促進剤としては、特に限定されないが、Darocur EHA、EDB(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製)、EBECRYL 7100(ダイセル・サイテック社製)等が挙げられる。
本実施形態の光硬化型インク組成物は、少なくとも上記重合性化合物および上記重合開始剤を含有する。そのため光硬化型インク組成物は、第1光源21、および第2光源22等からの光を照射することにより硬化されることができる。
本実施形態のインクジェット記録装置によれば、第1光源21および第2光源22を備えることにより、光硬化型インク組成物に対して、本硬化前に2段階の予備硬化(ピニング)を行うことができる。そのため、記録媒体に形成される画像の混色、精細度および光沢を容易に制御することができる。そのため、例えば、光硬化型インク組成物を用いて、混色が少なく、精細度および光沢度が良好な画像を、記録媒体に対して形成することができる。また、本実施形態のインクジェット記録装置によれば、第1光源21および第2光源22が、ヘッド10から特定の間隔を有して配置されるため、各光源の光を点灯させたまま、上記2回のピニングを行うことができる。すなわち、各光源の光を明滅させる等の制御を行うことなく良好なピニングを行うことができる。
本実施形態のインクジェット記録方法は、上述のインクジェット記録装置を用いて、上述の光硬化型インク組成物を吐出させ、記録媒体に付着させることを含む。さらに具体的には、本実施形態のインクジェット記録方法では、第1方向に沿って記録媒体Pに対して相対的に走査されるとともに、光硬化型インク組成物の液滴Iをヘッドのノズル孔から吐出して記録媒体Pに液滴を付着させ、ヘッド10の第1方向の一方の側の端に位置するノズル孔12から、第1距離G1の間隔を隔てて配置された第1光源21から、記録媒体Pに付着された液滴Iに光を照射し、第1光源21のヘッド10とは反対側の端から第2距離G2の間隔を隔てて配置された第2光源22から、記録媒体Pに付着された液滴Iに光を照射し、液滴Iが記録媒体Pに付着された後、0.001秒以上1秒以下の時間を経た後に第1光源21の光を液滴Iに照射し、第1光源21の光が照射された後、0.1秒以上1秒以下の時間を経た後に第2光源22の光を前記液滴に照射し、光硬化型インク組成物が、第1光源21の光によって1%以上30%以下の硬化率まで硬化され、第2光源22の光によって30%を超え80%以下の硬化率まで硬化される。
本工程は、インクジェット記録装置100のヘッド10から、光硬化型インク組成物を液滴として吐出させ、当該液滴を記録媒体P上に付着させる工程である。
範囲内であることによって、吐出安定性が良好であり、より高画質の画像を得ることができる。図2には、本工程によって記録媒体Pに付着された液滴Iが描かれている。
2.2.1.第1照射工程
本工程は、光を第1光源21によって、記録媒体Pに付着された液滴に照射する工程である。以下では、図2に示す、ヘッド10の走査方向MSの矢印Aの方向に、ヘッド10が移動する場合を例にとって、本工程を説明する。
本工程は、光を第2光源22によって、記録媒体Pに付着された液滴に照射する工程である。以下では、図2に示す、ヘッド10の走査方向MSの矢印Aの方向に、ヘッド10が移動する場合を例にとって、本工程を説明する。
(第3照射工程)
本実施形態のインクジェット記録方法は、第3照射工程を有してもよい。第3照射工程は、光を第3光源23によって、記録媒体Pに付着された液滴に照射する工程である。
以下、いくつかの実験例を示し、本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
各実験例に共通する光硬化型インク組成物のセットを調製した。
TPO(チバ・スペシャルティケミカルズ社製)を4質量%、DETX(日本化薬株式会社製)を1質量%、重合促進剤として、EBECRYL 7100(ダイセルサイテック株式会社製)を3質量%、スリップ剤として、BYK−UV3500(ビックケミー・ジャパン株式会社製)を0.2質量%、顔料分散剤として、solsperse36000(ルーブリゾール社製)を0.1質量%、および、顔料を2質量%となるように、配合し、混合かつ溶解させ、さらに常温・常圧下30分間マグネチックスターラーにて混合撹拌した。
ゼンタ顔料:ピグメントレッド122を用いたもの、イエロー顔料:ピグメントイエロー180を用いたもの、およびカーボンブラックを用いたものセットとした。
各実験例の評価試料は、インクジェット記録装置として、シリアル型のインクジェットプリンターPX−G920(セイコーエプソン株式会社製)を改造したものを用いて作成した。該プリンターの各色のインクカートリッジに、上述の光硬化型インク組成物のセットを導入した。該プリンターは、改造により波長395nmのLEDで構成された第1光源、第2光源、および第3光源を備えている。これにより、上記実施形態で説明したインクジェット記録装置100と同様に、第1光源および第2光源がヘッドの走査方向MSの両側に設けられている。
各実験例の試料は、記録媒体として、A4サイズにカットした塩化ビニルシートを用い、これに、表1に示す硬化率となるように、各光源の光量を設定して作製した。
得られた各実験例の試料につき、ブリード、線幅、および光沢を評価した。
表1をみると、各実験例において、第1照射および第2照射における硬化率を変化させることにより、ブリード、線幅、および光沢を有意に変化させることが可能であることが判明した。すなわち、実験例で使用したインクジェット記録装置を用いれば、記録媒体に付着される光硬化型インク組成物の液滴の濡れ広がり方、および表面形状を広い範囲で変化させることができることが判明した。
Claims (7)
- 第1方向に沿って記録媒体に対して相対的に走査されるとともに、光硬化型インク組成物の液滴をノズル孔から吐出して前記記録媒体に前記液滴を付着させるヘッドと、
前記第1方向に沿って、前記ヘッドの走査の方向の下流側に順に配置され、前記記録媒体に付着された液滴に光を照射する第1光源および第2光源と、
を備え、
前記液滴が前記記録媒体に付着された後、1秒以下の時間を経た後に前記第1光源の光を前記液滴に照射し、
前記第1光源の光が照射された後、0.1秒以上1秒以下の時間を経た後に前記第2光源の光を前記液滴に照射し、
前記光硬化型インク組成物が、前記第1光源の光によって1%以上30%以下の硬化率まで硬化され、前記第2光源の光によって30%を超え80%以下の硬化率まで硬化される、インクジェット記録装置。 - 請求項1において、
前記第1光源および前記第2光源は、発光波長が365nm以上410nm以下にピーク波長を有する光源である、インクジェット記録装置。 - 請求項1または請求項2において、
前記第1光源および前記第2光源による前記照射の後で、前記記録媒体に付着された前記液滴にさらに光を照射して、前記光硬化型インク組成物の硬化率を80%超とする、インクジェット記録装置。 - 請求項3において、
前記第1光源および前記第2光源による前記照射の後で、前記記録媒体に付着された前記液滴にさらに光を照射する第3光源を有する、インクジェット記録装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか一項において、
前記ヘッドは、前記ノズル孔を複数有し、
前記ノズル孔は、前記第1方向に沿って配置された、インクジェット記録装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか一項において、
前記ヘッドの前記記録媒体に対する前記第1方向の相対的な走査の速度は、1m/分以上50m/分以下である、インクジェット記録装置。 - 第1方向に沿って記録媒体に対して相対的に走査されるとともに、光硬化型インク組成物の液滴をヘッドのノズル孔から吐出して前記記録媒体に前記液滴を付着させ、
前記第1方向に沿って、前記ヘッドの走査の方向の下流側に順に配置された第1光源および第2光源によって、前記記録媒体に付着された液滴に光を照射し、
前記液滴が前記記録媒体に付着された後、1秒以下の時間を経た後に前記第1光源の光を前記液滴に照射し、
前記第1光源の光が照射された後、0.1秒以上1秒以下の時間を経た後に前記第2光源の光を前記液滴に照射し、
前記光硬化型インク組成物が、前記第1光源の光によって1%以上30%以下の硬化率まで硬化され、前記第2光源の光によって30%を超え80%以下の硬化率まで硬化される、インクジェット記録方法。
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