JP2015076956A - ロータコア及び磁石埋込型ロータ - Google Patents

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Abstract

【課題】永久磁石を固定するための押圧力を調整可能であるとともに高い生産性を確保することのできるロータコアを提供する。【解決手段】このロータコアは、複数のコアプレート70が軸方向に積層されて形成される。コアプレート70には、その軸方向に貫通する複数の貫通孔71a〜71hが周方向に等角度間隔で形成されるとともに、そのうちの一つの貫通孔71aの内壁面72には、該貫通孔71aに突出する板ばね部73が形成されている。ロータコアは、このコアプレート70を転積することにより形成される。【選択図】図3

Description

本発明は、ロータコア及び磁石埋込型ロータに関する。
ロータの内部に界磁用の永久磁石を埋め込んだ構造からなるIPMモータ(Interior Permanent Magnet Motor)が知られている。このIPMモータに用いられるロータとしては、特許文献1に記載のロータがある。図16に示すように、特許文献1に記載のロータ8は、円筒状のロータコア80、及びロータコア80に埋め込まれた永久磁石81を備えている。図17に示すように、ロータコア80は、その軸方向に電磁鋼板82が複数積層されて構成されている。図16に示すように、各電磁鋼板82には、その周方向に沿って複数の貫通孔82aが形成されるとともに、貫通孔82aの内壁面に突起82bが形成されている。ロータコア80では、積層された複数の電磁鋼板82のそれぞれの貫通孔82aが軸方向に連通することにより磁石挿入孔83が形成されており、この磁石挿入孔83に永久磁石81が挿入されている。図17に示すように、永久磁石81は、磁石挿入孔83の内部で各電磁鋼板82の突起82bによりロータコア径方向外側に押圧されることにより固定されている。
また特許文献1では、図18に示す構造からなるロータ8も開示されている。図18に示すロータ8では、突起82bがロータコア軸方向に間隔をあけて設けられている。
特開平6−133479号公報
ところで、図17に例示したロータ8のように、全ての電磁鋼板82に突起82bが設けられている場合、永久磁石81を押圧する力が大きくなり過ぎて永久磁石81が損傷するおそれがある。これを回避するためには、図18に例示した構造を採用して永久磁石81に加わる押圧力を調整することが有効である。しかしながら、図18に例示した構造を採用した場合、突起82bが設けられた電磁鋼板82、及び突起82bが設けられていない電磁鋼板82の2種類の電磁鋼板82を製造する必要があるため、生産性の悪化を招くおそれがある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、永久磁石を固定するための押圧力を調整可能なロータコア及び磁石埋込型ロータを高い生産性で提供することにある。
上記課題を解決するために、円板状のコアプレートが軸方向に複数積層されて形成されるロータコアにおいて、前記コアプレートには、その軸方向に貫通する複数の貫通孔を周方向に等角度間隔で形成するとともに、前記複数の貫通孔のうちの一部の貫通孔の内壁面には、該貫通孔内に突出する弾性部を形成し、前記コアプレートを転積することとした。
そして、このロータコアからなる磁石埋込型ロータでは、前記転積された複数のコアプレートのそれぞれの貫通孔を軸方向に連通することにより磁石挿入孔を形成するとともに、前記磁石挿入孔に永久磁石を挿入し、前記永久磁石を、前記磁石挿入孔の内部で前記コアプレートの弾性部により押圧することとした。
これらの構成によれば、コアプレートを複数転積してロータコアを形成した場合、ロータコアの各磁石挿入孔は、各コアプレートにおける弾性部が設けられた貫通孔と、弾性部が設けられていない貫通孔とが軸方向に連通することにより構成される。これによりロータコアの各磁石挿入孔には、ロータコア軸方向に間隔をあけて弾性部が配置されるため、磁石挿入孔に挿入された永久磁石に過度の押圧力が加わることを抑制することができる。また上記構成では、1種類のコアプレートを転積するだけで、弾性部がロータコア軸方向に間隔をあけて配置されたロータコアを製造することができるため、特許文献1に記載のロータコアと比較すると、高い生産性を確保することもできる。
上記ロータコアについて、前記弾性部は、前記コアプレートにおける前記貫通孔の周囲に位置する部位を舌片状に切り込み加工した板ばね部からなることが好ましい。
この構成によれば、舌片状に切り込み加工された板ばね部の長さを調整することにより板ばね部の弾性力を任意に変更することができる。すなわち板ばね部から永久磁石に付与される押圧力を任意に変更することができる。
また上記ロータコアについて、前記コアプレートにおける前記板ばね部が設けられた貫通孔を除く貫通孔には、前記板ばね部に対応した形状及び位置であって前記コアプレートを軸方向に貫通するとともに該貫通孔に連通する連通孔が設けられたものが含まれており、前記コアプレートが転積される際に前記板ばね部に前記連通孔が重ねて配置されることが好ましい。
この構成によれば、ロータコアの磁石挿入孔に永久磁石を挿入する際にコアプレートの板ばね部が永久磁石により軸方向に押圧されたとき、コアプレートの板ばね部が他のコアプレートの連通孔内に撓むことができる。そのため永久磁石を磁石挿入孔に挿入し易くなる。
さらに上記ロータコアについて、前記コアプレートには、前記連通孔が設けられた貫通孔が周方向に複数並べて配置されていることが好ましい。
この構成によれば、複数のコアプレートを転積したとき、コアプレートの板ばね部に隣接して他の複数のコアプレートの連通孔が位置する。そのためコアプレートの板ばね部がより大きく撓むことができるため、永久磁石を磁石挿入孔に更に挿入し易くなる。
これらロータコア及び磁石埋込型ロータによれば、永久磁石を固定するための押圧力が調整可能であるとともに高い生産性を確保することができる。
磁石埋込型ロータの一実施形態について同ロータを用いたIPMモータの断面構造を示す断面図。 図1のA−A線に沿った磁石埋込型ロータの断面構造を示す断面図。 実施形態の磁石埋込型ロータについてそのロータコアを構成するコアプレートの平面構造を示す平面図。 (a)〜(h)は、実施形態のロータコアの上端部から下端部に向けてロータコアを構成するコアプレートの一部を順に並べて示した平面図。 実施形態のロータコアについてその平面構造を示す平面図。 図5のB−B線に沿った断面構造を示す断面図。 図5のC−C線に沿った断面構造を平面上に展開した展開図。 コアプレートの変形例についてその平面構造を示す平面図。 同変形例のコアプレートを転積することにより成形されるロータコアの断面構造を示す断面図。 コアプレートの他の変形例についてその平面構造を示す平面図。 同他の変形例のコアプレートを転積することにより成形されるロータコアの断面構造を示す断面図。 コアプレートの他の変形例についてその平面構造を示す平面図。 コアプレートの他の変形例についてその平面構造を示す平面図。 コアプレートの他の変形例についてその平面構造を示す平面図。 コアプレートの他の変形例についてその平面構造を示す平面図。 従来の磁石埋込型ロータの平面構造を示す平面図。 従来の磁石埋込型ロータの断面構造を示す断面図。 従来の他の磁石埋込型ロータの断面構造を示す断面図。
以下、ロータコア及び磁石埋込型ロータの一実施形態について説明する。はじめに本実施形態の磁石埋込型ロータを用いたIPMモータの構造について説明する。
図1に示すように、このIPMモータ1は、ハウジング2の内周面に固定されたステータ3、図示しない軸受を介してハウジング2により軸線mを中心に回転可能に支持されたモータシャフト4、及びステータ3の内側に配置されてモータシャフト4の外周に一体的に取り付けられたロータ5を備えている。
ステータ3は軸線mを中心に円筒状に形成されている。ステータ3は、その軸方向に複数の電磁鋼板が積層されることにより構成されている。ステータ3の内周面には、その径方向内側に向かって延びる12個のティース30が形成されている。各ティース30にはステータコイル31が巻回されている。
ロータ5は、軸線mを中心に円筒状に形成されたロータコア50、及びロータコア50の内部に埋め込まれた8個の永久磁石60を備えている。ロータコア50には、その軸方向に貫通する8個の磁石挿入孔51が周方向に等角度(45°)間隔で形成されている。各磁石挿入孔51のロータコア軸方向に直交する断面形状は矩形状をなしている。これらの磁石挿入孔51に永久磁石60が挿入されている。永久磁石60は焼結磁石からなり、ロータコア径方向の内側の部分及び外側の部分に異なる磁極を有している。ロータコア50には、径方向外側の部分にN極を有する永久磁石60と、径方向外側の部分にS極を有する永久磁石60とが周方向に交互に配置されている。これによりロータ5は、その外周部分に周方向に沿ってN極及びS極を交互に有する8極構造をなしている。
このように構成されたIPMモータ1では、ステータコイル31に三相の交流電力が供給されると回転磁界が形成される。この回転磁界と、永久磁石60が形成する磁界とが作用することによりロータ5にトルクが付与され、モータシャフト4が回転する。
次にロータコア50の構造について詳述する。図2は、図1のA−A線に沿った断面構造を示したものである。なお図2では、便宜上、ステータ3及びモータシャフト4の図示を省略している。
図2に示すように、ロータコア50は、その軸方向にコアプレート70が複数積層されることにより構成されている。コアプレート70は単数の電磁鋼板により構成されるか、あるいは複数の電磁鋼板が軸方向に積層されることにより構成されている。
図3に示すように、コアプレート70は円板状の部材からなる。コアプレート70は、その軸方向に貫通する8個の矩形状の貫通孔71a〜71hが周方向に等角度間隔で形成されている。またコアプレート70には、弾性部として、貫通孔71aの内壁面72から突出する板ばね部73が形成されている。板ばね部73は、貫通孔71aに対してコアプレート70の径方向内側に形成されている。板ばね部73は、コアプレート70の対応する部位を舌片状に切り込み加工することにより形成されている。なお切り込み加工とは、全周を打ち抜かずに一部のみを打ち抜くことが特徴の加工方法である。そして舌片状部の長さLを調整することにより板ばね部73の弾性力を任意に変更することが可能となっている。またコアプレート70の周方向において貫通孔71aに隣接する貫通孔71bには、板ばね部73に対応した形状及び位置であってコアプレート70を軸方向に貫通するとともに貫通孔71bに連通する連通孔74bが形成されている。さらにコアプレート70の周方向において貫通孔71bに隣接する貫通孔71cにも同様に連通孔74cが形成されている。すなわちコアプレート70には、板ばね部73が設けられた貫通孔71a、連通孔74b,74cがそれぞれ設けられた貫通孔71b,71c、並びに板ばね部及び連通孔が設けられていない貫通孔71d〜71hが周方向に等角度間隔で順に配置されている。このコアプレート70が複数転積されることによりロータコア50が構成されている。図4(a)〜(h)は、図2に示すロータコア50の上端部52から下端部53に向けてロータコア50を構成するコアプレート70の一部を順に並べて示したものである。
図4(a)〜(h)に示すように、各コアプレート70は、上側に隣接するコアプレート70に対して時計回りの方向(図中に矢印aで示す方向)に「45°」だけ回転させた状態で積層されている。ロータコア50は、図4(a)〜(h)にそれぞれ示す8枚のコアプレート70が上から順に積層された構造を基本構造として、この基本構造が軸方向に3組積層された構造からなる。すなわちロータコア50は、合計24枚のコアプレート70が時計回りの方向に「45°」ずつ回転させて転積されることにより構成されている。図5は、このように構成されたロータコア50の平面構造を示したものである。また図6は、図5のB−B線に沿った断面構造を示したものである。更に図7は、図5のC−C線に沿った断面構造を平面上に展開したものである。
図5〜図7に示すように、ロータコア50では、転積されたコアプレート70の貫通孔71a〜71hが軸方向に連通することにより磁石挿入孔51が構成される。これにより各磁石挿入孔51には、各コアプレート70の貫通孔71aが設けられる位置に対応して板ばね部73が配置されている。また磁石挿入孔51の内壁面には、板ばね部73及び2つの連通孔74b,74cが軸方向に並んで配置されている。そして2つの連通孔74b,74cが連通することにより磁石挿入孔51の内壁面72に凹部54が形成されている。
図6に示すように、ロータ5は、ロータコア50の各磁石挿入孔51に永久磁石60を挿入することにより成形される。磁石挿入孔51に永久磁石60を挿入する際、板ばね部73が永久磁石60に接触して押圧されると、板ばね部73はロータコア軸方向に凹部54内に撓むように弾性変形する。これにより永久磁石60を磁石挿入孔51に挿入し易くなっている。そして図2に示すように磁石挿入孔51への永久磁石60の挿入が完了すると、永久磁石60には板ばね部73の撓み量に応じた押圧力が付与される。この押圧力により永久磁石60が板ばね部73と磁石挿入孔51の内壁面との間で挟持され、永久磁石60が磁石挿入孔51の内部で固定される。
次に本実施形態の磁石埋込型ロータ5及びロータコア50の作用効果について説明する。
(1)図2に示すように、本実施形態のロータ5では、ロータコア50の磁石挿入孔51にロータコア軸方向に間隔をあけて板ばね部73が配置されるため、磁石挿入孔51に挿入された永久磁石60に過度の押圧力が加わることを抑制することができる。また本実施形態のロータ5では、図3に例示した一種類のコアプレート70を転積するだけで、板ばね部73がロータコア軸方向に間隔をあけて配置されたロータコア50を製造することができるため、特許文献1に記載のロータコアと比較すると、高い生産性を確保することもできる。
(2)コアプレート70には、貫通孔71aに対してコアプレート径方向内側に位置する部位を舌片状に切り込み加工することにより板ばね部73を形成することとした。これにより舌片状に切り込み加工された部分の長さを調整することにより板ばね部73の押圧力を任意に変更することができる。
(3)コアプレート70の周方向において貫通孔71aに隣接する貫通孔71bには、板ばね部73に対応した形状及び位置であってコアプレート70を軸方向に貫通するとともに貫通孔71bに連通する連通孔74bを形成することとした。またコアプレート70の周方向において貫通孔71bに隣接する貫通孔71cにも同様に連通孔74cを形成することとした。これによりコアプレート70を転積した際に2つの連通孔74b,74cが連通することで磁石挿入孔51の内壁面に凹部54が形成されるため、磁石挿入孔51に永久磁石60を挿入する際に板ばね部73が凹部54内に撓むことができる。そのため永久磁石60を磁石挿入孔51に挿入し易くなる。
(4)板ばね部73が撓むことができるようにロータコア50に凹部54を設けた場合、ロータコア50は凹部54の部分に空隙を有することになる。こうした空隙は、ロータ5において永久磁石60により形成される磁気回路にとって磁気抵抗となるため、ロータ5の外周部分における磁束密度の低下を招くおそれがある。これによりステータコイル31に鎖交する有効磁束量が減少すると、IPMモータ1の出力トルクが低下するおそれがある。また空隙はロータコア50を構成する電磁鋼板に比べて熱抵抗が大きい。そのため渦電流により発熱する永久磁石60の放熱性を考慮すると、ロータ5における永久磁石60からの熱伝達経路には空隙が少ない方が好ましい。
この点、図7に示すように、本実施形態のロータコア50では、板ばね部73が撓むことが可能な領域にのみ凹部54が形成されているため、ロータ5における凹部54が占める割合を最小限に抑えることができる。そのためロータ5の磁気回路にとって磁気抵抗となる部分が少なくなる。これによりロータ5の外周部分における磁束密度を増加させることができるため、IPMモータ1の出力トルクを向上させることができる。またロータ5における永久磁石60からの熱伝達経路に熱抵抗となる部分が少なくなるため、ロータ5の放熱性を向上させることもできる。
なお、上記実施形態は以下の形態にて実施することもできる。
・上記実施形態では、一枚のコアプレート70に1つの板ばね部73及び2つの連通孔74b,74cを形成したが、板ばね部及び連通孔のそれぞれの数は適宜変更可能である。例えば図8に示すように、コアプレート70の貫通孔71eに、貫通孔71aに形成された板ばね部73aと同様の板ばね部73eを形成する。またコアプレート70の貫通孔71d,71f〜71hに、貫通孔71b,71cに形成された連通孔74b,74cと同様の連通孔74d,74f〜74hをそれぞれ形成する。このようなコアプレート70が転積されて形成されたロータコア50の断面構造は図9に示すようになる。図2と図9とを比較して明らかなように、本変形例のロータコア50では、一つの磁石挿入孔51内に配置される板ばね部73の数を増やすことができるため、永久磁石60の固定力を高めることができる。
・上記実施形態では、コアプレート70に連通孔74b,74cを形成したが、例えば図10に示すようにコアプレート70から連通孔74b,74cを省略してもよい。このようなコアプレート70が転積されて形成されたロータコア50の断面構造は図11に示すようになる。図11に示すように、このような構造からなるロータコア50でも、磁石挿入孔51の内部でコアプレート70の板ばね部73により永久磁石60が押圧されることで永久磁石60を固定することが可能である。
・上記実施形態では、コアプレート70における貫通孔71aに対してコアプレート径方向内側に位置する部位を舌片状に切り込み加工することにより板ばね部73を形成した。これに代えて、例えば貫通孔71aに対してコアプレート径方向外側に位置する部位を舌片状に切り込み加工することにより板ばね部73を形成してもよい。要は、板ばね部73は、コアプレート70における貫通孔71aの周囲に位置する部位を舌片状に切り込み加工した部分であればよい。なお、板ばね部73の位置や形状を変更した場合、貫通孔71b,71cに形成された連通孔74b,74cの位置や形状も変更する。
・上記実施形態では、板ばね部73を弾性部として用いたが、例えば図12に示すように、貫通孔71aの内壁面72に凸部75を形成し、この凸部75を弾性部として用いてもよい。弾性部をこのように形成すれば、コアプレート70から連通孔74b,74cを省略することが可能である。
・上記実施形態では、貫通孔71aに一つの板ばね部73を配置したが、貫通孔71aに配置される板ばね部73の数は適宜変更可能である。例えば図13に示すように、貫通孔71aに2つの板ばね部73を配置してもよい。この場合、図中に示すように、貫通孔71b,71cにそれぞれ配置される連通孔74b,74cの数も変更する。
・コアプレート70の貫通孔71a〜71hの形状は適宜変更可能である。例えば図14に示すように、コアプレート70に貫通孔71a〜71hを放射状に形成してもよい。また例えば図15に示すように、貫通孔71a〜71hの形状を、2つの貫通孔をV字状に配置した形状に変更してもよい。
・上記実施形態では、板ばね部73を平板状に形成したが、押圧力や永久磁石60の組み付け性を考慮した曲げ形状としてもよい。
・上記実施形態では、ロータコア50を24枚のコアプレート70により構成したが、ロータコア50を構成するコアプレート70の数は変更可能である。
・上記実施形態では、ロータ5の磁極数を8極に設定したが、ロータ5の磁極数には限定はなく、適宜変更してもよい。またロータ5の磁極数の変更に併せてコアプレート70に形成される貫通孔の数を変更したり、コアプレート70における貫通孔間の角度間隔を変更する。またコアプレート70における貫通孔間の角度間隔を変更した場合には、コアプレート70を転積する際の回転角度を変更する必要があることは言うまでもない。
・上記実施形態では、コアプレート70が電磁鋼板からなるものであったが、コアプレート70の材質として例えば電磁軟鉄などを用いてもよい。
5…磁石埋込型ロータ、50…ロータコア、51…磁石挿入孔、60…永久磁石、70…コアプレート、71a〜71h…貫通孔、72…内壁面、73,73a,73e…板ばね部、74b〜74d,74f〜74h…連通孔。

Claims (5)

  1. 円板状のコアプレートが軸方向に複数積層されて形成されるロータコアであって、
    前記コアプレートには、その軸方向に貫通する複数の貫通孔が周方向に等角度間隔で形成され、
    前記複数の貫通孔のうちの一部の貫通孔の内壁面には、該貫通孔内に突出する弾性部が形成され、
    前記コアプレートが転積されてなることを特徴とするロータコア。
  2. 請求項1に記載のロータコアにおいて、
    前記弾性部は、前記コアプレートにおける前記貫通孔の周囲に位置する部位を舌片状に切り込み加工した板ばね部からなることを特徴とするロータコア。
  3. 請求項2に記載のロータコアにおいて、
    前記コアプレートにおける前記板ばね部が設けられた貫通孔を除く貫通孔には、前記板ばね部に対応した形状及び位置であって前記コアプレートを軸方向に貫通するとともに該貫通孔に連通する連通孔が設けられたものが含まれており、
    前記コアプレートが転積される際に前記板ばね部に前記連通孔が重ねて配置されることを特徴とするロータコア。
  4. 請求項3に記載のロータコアにおいて、
    前記コアプレートには、前記連通孔が設けられた貫通孔が周方向に複数並べて配置されていることを特徴とするロータコア。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のロータコアを備え、
    前記転積された複数のコアプレートのそれぞれの貫通孔が軸方向に連通することにより磁石挿入孔が形成されるとともに、
    前記磁石挿入孔に永久磁石が挿入され、
    前記永久磁石が、前記磁石挿入孔の内部で前記コアプレートの弾性部により押圧されていることを特徴とする磁石埋込型ロータ。
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