JP2015076467A - 中赤外レーザ光源 - Google Patents

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好毅 西田
勉 柳川
Tsutomu Yanagawa
勉 柳川
宮澤 弘
Hiroshi Miyazawa
弘 宮澤
都巳 草薙
Kunimi Kusanagi
都巳 草薙
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Abstract

【課題】発振周波数安定性に優れた無変調の中赤外光源を提供する。
【解決手段】本発明の中赤外交レーザ光源は、励起光源と、信号光源と、励起光源の出力光と信号光源の出力光とを合波する合波手段と、合波手段の出力に接続された光導波路を用いた差周波発生手段とを有し、差周波発生手段の出力光からレーザ光源を得て、励起光源の出力光の一部、及び/又は信号光源の出力光の一部を取り出す第1の分波手段と、第1の分波手段からの出力光を入力するエタロンと、エタロンからの出力光の光強度それぞれを検出する第1の光検出手段と、第1の分波手段が励起光源の出力光の一部を取り出す場合は、第1の光検出手段により検出された光強度を用いて励起光源の光波長をフィードバック制御により安定化し、第1の分波手段が信号光源の出力光の一部を取り出す場合は、光検出手段により検出された光強度を用いて信号光源の光波長をフィードバック制御により安定化する安定化手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、差周波発生を利用した中赤外光レーザ光源の構成に関し、より詳細には、周波数を安定させる中赤外光レーザ光源の構成に関する。
中赤外光(波長がおよそ2.5〜4μmの光)を発生する光源として、二次非線形現象の一種である差周波発生を利用する波長変換光源が知られている。図1は、差周波発生を利用する従来の波長変換光源100の構成を示す図である。
図1において、励起光源101から出力される波長λ1の光と、信号光源102から出力される波長λ2の光とが、合波器103において同一光軸光線に合波される。合波された光は、非線形結晶104に入力される。非線形結晶104内部では、二次非線形効果である差周波発生によって、波長λ3の中赤外光が発生する。
このとき、励起光波長λ1と、信号光波長λ2と、差周波光波長λ3とは、以下の関係式(式1)を満足することが知られている。
1/λ3=1/λ1−1/λ2 (式1)
仮に、励起光λ1を1.064μm、信号光波長λ2を1.56μmとした場合には、λ3=3.3μmの中赤外光を発生させることが可能である。
従来、このような差周波を利用した中赤外光を発生させるためには、大型のレーザを用いてワットクラスの大出力光を非線形結晶に入力させる必要があった(例えば、ロッキードマーチン社のArgos Model 2400等(http://www.lockheedmartin.com/us/products/aculight/argos.html))。これは、非線形結晶におけるバルク結晶の波長変換効率が非常に小さいので、観測可能な中赤外光を発生させるために、大きな励起光量が必要とするからである。
近年、周期分極反転ニオブ酸リチウム導波路(PPLN(Periodically Poled LiNbO3)導波路)を用いた高効率波長変換技術が進展し、小型、低出力の励起レーザ、例えば半導体レーザ(光出力100mW程度)を励起光源とする小型の中赤外光源を作成することが可能となった(特許文献1参照)。PPLN導波路において、非線形結晶に周期分極反転構造を人工的に作成し、擬似位相整合条件を満足させることができ、また、導波路構造を用いて光パワー密度を高め、かつ、三つの光の相互作用長を長くすることができる。
図2は、励起光源と信号光源に半導体レーザを用い、導波路型波長変換素子を用いた中赤外光源200の構成を示す図である。実線矢印は光信号、破線矢印は電気信号を示す。さらに、中赤外光源の出力側に任意ガスが充填されているガスセルを配置し、ガスセルを透過した光を光検出器によって検波して任意のガスの中赤外領域における吸収スペクトルを計測するシステムを図示している。
励起光コントローラ202からの電気信号により励起光を発生する半導体レーザ(以下、励起光LDとする)201から出力される励起光と、信号光コントローラ204からの電気信号により信号光を発生する半導体レーザ(以下、信号光LDとする)203から出力される信号光は、励起光LD201および信号光LD203に光学的に接続されている光ファイバを導波して、合波器205に導かれる。合波器205の内部で合波された励起光と信号光は、合波器205に光学的に接続されている光ファイバを導波して波長変換モジュール(以下、DFGモジュールとする)206に導かれる。合波された光は、DFGモジュール206の内部において、2枚のレンズを介してPPLN光導波路に入射し、中赤外光に波長変換される。DFGモジュール206から出力される中赤外光は、任意ガスが充填されているガスセル207を透過する。その後、ガスセル207を透過した中赤外光は、光検出器208によって強度が計測される。
このとき、信号光LD203としてDFB−LD(分布帰還型レーザダイオード)を用いると、その発振周波数(発振波長)が駆動電流によって変化するので、図3に示すように鋸歯状波的に駆動電流を掃引し、ガスセル207を透過した光強度を光検出器208で測定すると、オシロスコープ209の画面上にガスの吸引スペクトルを表示させることが可能となる。
ガスセル207を透過した光が固定波長のまま変化しない場合は、光検出器208によって受光される受光量の表示電圧値は、一定値を示したままである。しかし、中赤外光の波長が変化して吸収線の波長に一致すると、ガスの光吸収を受けるために透過光量が減少するので表示電圧値が減少する。したがって、DFB−LDに周期的な変調信号を印加して発振波長を周期的に掃引すると、オシロスコープ209の画面上には、吸収を伴うディップを持った電圧波形、すなわちガス吸収スペクトルを表示させることが可能となる。この方法は、近赤外線波長(波長1μm〜2μm)においては、TDLS(Tunable Diode Laser Spectroscopy)法として知られている方法である。
ここで、製造プロセスコントロール、燃焼制御、あるいは環境ガスモニタリングなどの実用上の観点からすると、オシロスコープ画面上に計測された波形が、中赤外波長域に多数存在するガス吸収線のどれに対応するかを判別することが重要である。
これは、ガス吸収線の1本1本が分子の振動回転モードに対応しており、HITRAN(高分解能分子吸収)などのデータベースを利用することによって、モニタリングしたガスの種類の道程、ガス濃度だけでなく、温度情報、圧力情報を解析することが可能となり、効率的なプロセス制御が行えるなどの産業上の利点があるためである。
特許第4463842号明細書
O. Tadanaga, T. Yanagawa, Y. Nishida, H. Miyazawa, K. Magari, and H.Suzuki: "Efficient 3-μm difference frequency generation using a direct-bonded quasi-phase-matched liNbO3 ridge waveguide", Appl. Phys. Lett., 2006, 88, P.061101 T. Yanagawa, S. Saito, and Y. Yamamoto, "Frequency stabilization of 1.5 μm InGaAsP distributed feedback laser to NH3 absorption lines, "Appl. Phys. Lett. 45, 826 (1984).
HITRANのデータベースを構築するような分光学への応用を考えると、出力される中赤外光の波長、すなわち光周波数が時間的に安定である(揺るがない)ことが求められる。しかし、図2の構成による中赤外レーザ200は、LD駆動電流の安定度、あるいはLD制御温度の安定度の程度、すなわち周波数にして±500MHz程度の周波数安定性しか得ることができなかった。したがって、細かいスペクトル構造を観測する分光学の用途には、その安定性が不十分であるという問題があった。
この、光周波数を安定する方法として、1.5μm帯などの近赤外線波長域では、半導体レーザの駆動電流に周波数fの変調信号を印加することによって発振波長を周波数変調し、半導体レーザから出力する光を石英系ガラスに反射させて光サンプリングするビームサンプラにより分波した光を、1.5μm帯に吸収が存在するアンモニアやアセチレンガスを充填してあるガスセルに透過させてモニタPD(光検出器)で検出し、微分検波した出力信号を駆動電流にフィードバックするような安定化の方法が知られている(非特許文献2参照)。
しかしながら、近赤外線用途のビームサンプラに多数用いられる石英製ガラスは、中赤外波長域では多格子振動による吸収により不透明であるため、使用できないという問題がある。また、半導体レーザに変調信号を直接印加するために、半導体レーザの光出力に強調変調がかかることになり、分光学の用途からは望ましくないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、発振周波数安定性に優れた無変調の中赤外光源を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、励起光源と、信号光源と、前記励起光源の出力光と前記信号光源の出力光とを合波する合波手段と、前記合波手段の出力に接続された光導波路を用いた差周波発生手段とを有し、前記差周波発生手段の出力光からレーザ光源を得る中赤外レーザ光源であって、前記励起光源の出力光の一部、又は前記信号光源の出力光の一部を取り出す第1の分波手段と、前記第1の分波手段からの出力光を入力するエタロンと、前記エタロンからの出力光の光強度を検出する第1の光検出手段と、前記第1の分波手段が前記励起光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記第1の光検出手段により検出された光強度を用いて前記励起光源の光波長をフィードバック制御により安定化し、前記第1の分波手段が前記信号光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記第1の光検出手段により検出された光強度を用いて前記信号光源の光波長をフィードバック制御により安定化する安定化手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の中赤外レーザ光源であって、前記エタロンは、正弦波の周波数変調信号により駆動され、ミラー間隔を変更するピエゾ素子を備え、前記安定化手段は、前記第1の光検出手段の出力が入力され、前記第1の光検出手段の出力を、前記ピエゾ素子に印加した正弦波の周波数又は前記周波数の奇数倍で微分検波して、前記第1の分波手段が前記励起光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記第1の光検出手段の出力の値が極大となるように前記励起光源の光波長を制御し、前記第1の分波手段が前記信号光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記第1の光検出手段の出力の値が極大となるように前記信号光源の光波長を制御することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の中赤外レーザ光源であって、前記第1の分波手段と前記エタロンとの間に挿入された第2の分波手段と、前記第2の分波手段からの出力光を検出する第2の光検出手段とをさらに備え、前記安定化手段は、前記第1の分波手段が前記励起光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記第1の光検出手段の出力と前記第2の光検出手段の出力の比が一定となるように前記励起光源の光波長を制御し、前記第1の分波手段が前記信号光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記第1の光検出手段の出力と前記第2の光検出手段の出力の比が一定となるように前記信号光源の光波長を制御することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の中赤外レーザ光源であって、前記第1の分波手段が前記励起光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記信号光源の光波長を掃引し、前記第1の分波手段が前記信号光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記励起光源の光波長を掃引する手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、励起光源と、信号光源と、前記励起光源の出力光と前記信号光源の出力光とを合波する合波手段と、前記合波手段の出力に接続された光導波路を用いた差周波発生手段とを有し、前記差周波発生手段の出力光からレーザ光源を得る中赤外レーザ光源であって、前記励起光源の出力光の一部を取り出す第1の分波手段と、前記信号光源の出力光の一部を取り出す第2の分波手段と、前記第1の分波手段からの出力光を入力する第1のエタロンと、前記第2の分波手段からの出力光を入力する第2のエタロンと、前記第1のエタロンからの出力光の光強度を検出する第1の光検出手段と、前記第2のエタロンからの出力光の光強度を検出する第2の光検出手段と、前記第1の光検出手段により検出された光強度を用いて前記励起光源の光波長をフィードバック制御により安定化する第1の安定化手段と、前記第2の光検出手段により検出された光強度を用いて前記信号光源の光波長をフィードバック制御により安定化する第2の安定化手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の中赤外レーザ光源であって、前記第1のエタロンおよび前記第2のエタロンは、それぞれ正弦波の周波数変調信号により駆動され、ミラー間隔を変更する第1のピエゾ素子および第2のピエゾ素子を備え、前記第1の安定化手段は、前記第1の光検出手段の出力が入力され、前記第1の光検出手段の出力を、前記第1のピエゾ素子に印加した正弦波の周波数又は前記周波数の奇数倍で微分検波して、前記第1の光検出手段の出力の値が極大となるように前記励起光源の光波長を制御し、前記第2の安定化手段は、前記第2の光検出手段の出力が入力され、前記第2の光検出手段の出力を、前記第2のピエゾ素子に印加した正弦波の周波数又は前記周波数の奇数倍で微分検波して、前記第2の光検出手段の出力の値が極大となるように前記信号光源の光波長を制御することを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の中赤外レーザ光源であって、前記第1の分波手段と前記第1のエタロンとの間に挿入された第3の分波手段と、前記第2の分波手段と前記第2のエタロンとの間に挿入された第4の分波手段と、前記第3の分波手段からの出力光を検出する第3の光検出手段と、前記第4の分波手段からの出力光を検出する第4の光検出手段とをさらに備え、前記第1の安定化手段は、前記第1の光検出手段の出力と前記第3の光検出手段の出力の比が一定となるように前記励起光源の光波長を制御し、前記第2の安定化手段は、前記第2の光検出手段の出力と前記第4の光検出手段の出力の比が一定となるように前記信号光源の光波長を制御することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の中赤外レーザ光源であって、前記第1の分波手段と前記第1のエタロンとの間に挿入された第3の分波手段と、前記第3の分波手段からの出力光を検出する第3の光検出手段とをさらに備え、前記第2のエタロンは、正弦波の周波数変調信号により駆動され、ミラー間隔を変更するピエゾ素子を備え、前記第1の安定化手段は、前記第1の光検出手段の出力と前記第3の光検出手段の出力の比が一定となるように前記励起光源の光波長を制御し、前記第2の安定化手段は、前記第2の光検出手段の出力が入力され、前記第2の光検出手段の出力を、前記ピエゾ素子に印加した正弦波の周波数又は前記周波数の奇数倍で微分検波して、前記第2の光検出手段の出力の値が極大となるように前記信号光源の光波長を制御することを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項5に記載の中赤外レーザ光源であって、前記第2の分波手段と前記第2のエタロンとの間に挿入された第4の分波手段と、前記第4の分波手段からの出力光を検出する第4の光検出手段とをさらに備え、前記第1のエタロンは、正弦波の周波数変調信号により駆動され、ミラー間隔を変更するピエゾ素子を備え、前記第1の安定化手段は、前記第1の光検出手段の出力が入力され、前記第1の光検出手段の出力を、前記ピエゾ素子に印加した正弦波の周波数又は前記周波数の奇数倍で微分検波して、前記第1の光検出手段の出力の値が極大となるように前記励起光源の光波長を制御し、前記第2の安定化手段は、前記第2の光検出手段の出力と前記第4の光検出手段の出力の比が一定となるように前記信号光源の光波長を制御することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の中赤外レーザ光源であって、前記励起光源と、前記信号光源と、前記分波手段と、前記合波手段と、前記差周波発生手段と、前記エタロンと前記光検出手段とが光ファイバを用いて光学的に接続されていることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の中赤外レーザ光源であって、前記差周波発生手段が周期分局反転構造を有するリッジ型ニオブ酸リチウム導波路であることを特徴とする。
本発明の中赤外光源によれば、光周波数安定化された無変調の中赤外光を得ることができるので、吸収スペクトルの超微細構造を探求するような分光学上の応用に使用可能な光源を実現できる。
差周波発生を利用する従来の波長変換光源の構成を示す図である。 励起光源と信号光源に半導体レーザを用い、導波路型波長変換素子を用いた中赤外光源の構成を示す図である。 信号光LDの駆動電流を示す鋸歯状波である。 波長を表示するための手段を備える中赤外光源の構成を示す図である。 本発明の実施例1にかかる中赤外光源の構成を示す図である。 信号光LDの駆動電流の変化に対する光検出器の出力PD1/PD2を示す図表である。 本発明の実施例2にかかる中赤外光源の構成を示す図である。 図7に記載の中赤外光源において使用される周波数掃引エタロンの構造を示す図である。 エタロンのミラー間隔の変化に対する励起光LDの光検出器の出力PD3を示す図表である。 図9に記載の中赤外光源において使用される周波数掃引エタロンの構造を示す図である。本発明の実施例3にかかる中赤外光源の構成を示す図である。 本発明の実施例5にかかる中赤外光源の構成を示す図である。 波長3392nmに存在するメタンの吸収線群(P7ブランチ)を示す図表である。
まず、本発明の各実施例を説明する前に、中赤外光源から出力された波長を、外部の波長計により計測するための手段を備える中赤外光源の構成を説明する。
図4は、波長を外部の波長計により計測するための手段を備える中赤外光源400の構成を示す図である。図4の中赤外光源400は、励起光源となる励起光LD401と、励起光LD401を制御する励起光コントローラ402と、信号光源となる信号光LD403と、信号光LD403を制御する信号光コントローラ404とを備える。また、中赤外光源400は、励起光LD401から出力された励起光と、信号光LD403から出力された信号光とを合波する合波手段となる合波器405と、合波器405により合波された光を入力し、差周波発生により中赤外光を出力する差周波発生手段となるDFGモジュール406とを備える。さらに、中赤外光源400は、励起光LD401から出力された励起光及び信号光LD403から出力された信号光を分波する分波手段となる分波器411、412と、分波器411、412から分波された光を外部の波長計に出力するためのコネクタ413、414とを備える。
本構成においては、信号光LD403として1.5μm帯DFB−LD、励起光LD401として1064nmDFB−LD、また合波器405として誘電体多層膜1550/1064(ダイクロイックミラーあるいは二波長ミラー、波長選択ミラーを用いた)WDMフィルタ(カップラ)を用いた。さらにそれぞれの光部品から出力されるファイバピグテイルを融着接続することによって、各光部品を光学的に接続した。
なお、各光部品のファイバピグテイルは偏波保持ファイバであることが望ましい。DFGモジュール406内部の波長変換素子(PPLN導波路)は偏波依存性を有するため、光ファイバ中を導波する励起光、信号光の偏波を固定する必要があるからである。
励起光LD401は励起光コントローラ402により駆動電流を制御され、励起光を出力する。また、信号光LD403は信号光コントローラ404により駆動電流を制御され、信号光を出力する。励起光LD401から出力され、分波器411を通過する99/100の励起光は、出力光ファイバを通って、融着接続されている合波器405に導かれる。同様に信号光LDから出力され、分波器412を通過する99/100の信号光についても、出力光ファイバを通って、融着接続されている合波器405に導かれる。合波器405の内部で信号光と励起光は光フィルタによって合波されて出力側の光ファイバピグテイルから出力される。さらに、合波器405から出力された励起光と信号光とは、DFGモジュール406に入力され、DFGモジュール406内部に位置する2枚のレンズを介してPPLN導波路において光学的に結合され、中赤外光に波長変換される。
励起光LD401からの出力光は、分波器411により1/100の励起光として分波器411の内部で光ファイバに入力されて取り出され、モニタポートにおいてコネクタ413を介して出力光をモニタするための外部装置の波長計に入力される。同様に、信号光LD403からの出力光は、分波器412により1/100の励起光として取り出され、モニタポートにおいてコネクタ414を介して出力光をモニタするための外部装置に接続される。
図2に示されているような従来の中赤外光源においては、周波数安定性に優れた中赤外レーザ光源が得られないという問題のほかに、出力された中赤外光の波長を計測する手段がないという別の問題点があった。これは、中赤外波長領域においては実用上有効な波長計あるいは分光計が製品として存在しない、あるいは存在しても非常に高価であるということが理由に挙げられている。このため、従来の中赤外光において、その中赤外光の波長を同定する作業は、計測されたガス吸収スペクトルの形状をデータベースに照合しデータベース上の吸収線位置から波長を判別することが必要であった。この問題を解決するために、励起光LD401及び信号光LD403と、合波器405との中間位置に、1:99分波器411、412を配置し、モニタポートにおいてコネクタ接続によって励起光及び信号光の出力を装置外部に取り出すことが可能な構造とした。
本構成においては、励起光LD401の駆動電流200mA(光出力60mW)、信号光LD403の駆動電流を150mA(光出力20mW)として、120μWの波長3μmの中赤外光出力を得ることができた。
さらに、モニタポートからの光出力を図示しない光波長計にコネクタ接続して、信号光波長、励起光波長を測定したところ、それぞれ1560.3nm、1064.2nmであり、出力された中赤外波長が3347.0nmであることが分かった。
[実施例1]
図5は、本発明の実施例1にかかる中赤外光源500の構成を示す図である。図5の中赤外光源500は、励起光源となる励起光LD501と、励起光LD501を制御して励起光LDの出力光波長を掃引する励起光コントローラ502と、信号光源となる信号光LD503と、信号光LD503をフィードバック制御して信号光LDの出力を安定化させる安定化手段となる信号光コントローラ504とを備える。また、中赤外光源500は、励起光LD501から出力された励起光及び信号光LD503から出力された信号光を合波する合波手段となる合波器505と、合波器505により合波された光を入力し、差周波発生により中赤外光を出力する差周波発生手段となるDFGモジュール506とを備える。さらに、中赤外光源500は、励起光LD501から出力された励起光及び信号光LD503から出力された信号光を分波する分波手段となる分波器511、512と、分波器511、512から分波された光をそれぞれ外部に出力するためのコネクタ513、514とを備える。
さらに、中赤外光源500は、信号光側において、分波器512からの光をさらに分波する分波器515と、分波器512からの光を入力するエタロン516と、エタロン516からの光の光強度を検出する光検出手段となる光検出器517と、分波器512からの光の光強度を検出する光検出手段となる光検出器518と、信号光コントローラ504に外部変調信号を入力する外部変調信号発生器522とを備え、励起光側において、励起光コントローラ502に波長掃引信号を入力する波長掃引信号発生器521を備える。
図5の中赤外光源500は、図4に記載の中赤外光源400の構成において、信号光の分波器512の後段にエタロン516を配置し、エタロンを透過した光を受光する光検出器517、エタロン516に入力する光を受光する光検出器518を分波器515の後段に配置したものである。エタロン516を配置することにより、信号光周波数特性の測定を可能とし、コントローラ504によりフィードバック制御することにより信号光の周波数安定化を図ることができる。信号光のコネクタ514は、光検出器518ないしはエタロン516からの反射光を利用して、波長計により信号光波長の測定ができるように設置した。
分波器515は、分波器512からの光を、光検出器518及びエタロン516にそれぞれ分波する。光検出器517はエタロン516から出力する光の光強度をモニタし、光検出器518はエタロン516に入力する光の光強度をモニタする。光検出器517及び光検出器518は、モニタした光強度を電気信号に変換し、信号光コントローラ504に入力して、フィードバック制御を行う。
エタロンは、高精度に並行度が管理された石英などの光学ガラス板の両面に反射コーティングを施したものである。入射する光と反射面から折り返す光の干渉効果によって、エタロンを透過した光の強度が一定の周波数間隔(c/2nd(cは光速、nはガラス板の屈折率、dは板厚))で周期的に変化するようなデバイスであって、市販されている製品、例えば京セラ(http://www.kyocera.co.jp/news/2012/1203_etyd.html)を使うことができる。
本実施例においては、信号光LD503として発信波長1550nmのDFB−LDを用い、駆動電流150mA(光出力20mW)の条件で動作させた。コネクタ514から出力された信号光の光波長を波長計で測定したところ、1550.29〜1550.30nmの±5pmの範囲で時間的に揺らいでいることを確認した。出力された信号光は分波器512によって分波された後、光検出器518によってエタロン516への入射強度が測定される。一方、エタロン516の透過光は光検出器517によって受光されるが、先に述べた干渉の効果を受けるので、信号光LD503の駆動(ACC)電流を変化させると、信号光の周波数が変化し、光検出器517の受光強度が周期的に変動する特徴を有する。
図6は、信号光LD503の駆動電流の変化に対する光検出器517のモニタ電流値(電圧値)PD1の変化(図6(a))、及び光検出器518のモニタ電流値(電圧値)PD2の変化(図6(b))、信号光LD503からの出力光の光周波数の変化(図6(c)、(e))、PD1/PD2の変化(図6(d))を示す図である。
信号光LD503の駆動電流を変化させると、図6(a)に見られるようにPD1は変化するが、PD1とPD2の比をとると、LDのパワー増大に起因するPD1、PD2の出力増大が相殺されるため、エタロン516の周波数間隔で光強度が周期的に変化する図6(d)のような出力特性が得ることができる。
ここで、波長が安定化するように制御するために、図6(d)において、PD1/PD2の変化の傾きが最大となる点を動作点として設定する。次に、信号光コントローラ504に光検出器517および518からの電気信号を入力して、PD1/PD2が設定した動作点の値で安定するように、信号光コントローラ504により信号光の駆動電流を増減させるフィードバック制御を実行する。コネクタ514から出力される信号光の光波長を波長計で測定したところ、このフィードバック制御により、1550.295〜1550.296nmの±0.5pm(光周波数では±65MHz)の精度で波長が安定化することを確認した。図6では2周期程度の変化を示したが、実際の駆動には、エタロンの透過特性の高々1/2周期程度の変化しか与えず、上記一定値を制御することが容易にできる。
一方、本実施例において、励起光LD501については中赤外光源400における励起光LD401と同様の1064nmDFB−LDを用いた。分波器511からモニタされる励起光波長を測定したところ、1064.01nmであった。式1を用いた計算によって、DFGモジュール506から出力される中赤外光波長は3329.1nmであることが明らかとなった。この中赤外出力光は、分光測定などの使用用途によって、信号光を図6において示したように波長をロックした場合に、励起光の周波数を掃引ないし変調することによって、自由に周波数(波長)を変えることができるのは言うまでもない。
[実施例2]
図7は、本発明の実施例2にかかる中赤外光源700の構成を示す図である。図7の中赤外光源700は、励起光源となる励起光LD701と、励起光LD701をフィードバック制御して励起光LDの出力を安定化させる安定化手段となる励起光コントローラ702と、信号光源となる信号光LD703と、信号光LD703を制御して信号光LDの出力光波長を掃引する信号光コントローラ704とを備える。また、中赤外光源700は、励起光LD701から出力された励起光及び信号光LD703から出力された信号光を合波する合波手段となる合波器705と、合波器705により合波された光を入力し、差周波発生により中赤外光を出力する差周波発生手段となるDFGモジュール706と、励起光LD701から出力された励起光及び信号光LD703から出力された信号光を分波する分波手段となる分波器711、712と、分波器711、712から分波された光をそれぞれ外部に出力するためのコネクタ713、714とを備える。
さらに、中赤外光源700は、励起光側において、分波器711からの光をさらに分波する分波器715と、分波器711からの光を入力するエタロン716と、エタロン716からの光の光強度を検出する光検出手段となる光検出器717と、励起光コントローラ702及びエタロン716に外部変調信号を入力する外部変調信号発生器721とを備え、信号光側において、信号光コントローラ704に波長掃引信号を入力する波長掃引信号発生器722を備える。本実施例においては、励起光LD701からの出力を分波器711に入力し、分波された光出力を、ピエゾ素子が実装されたエタロン(周波数掃引エタロン)716に入力するように構成されている。
図8は、図7に記載の中赤外光源700において使用される周波数掃引エタロン716の2つの例となる構造を示す図である。図8(a)の周波数掃引エタロン810は、光軸方向にそれぞれ垂直に配置されたミラー812及び光学ガラス813と、ミラー812に装着されたピエゾ素子811とを備える。
周波数掃引エタロン810は、ピエゾ素子811に印加される電圧により、ピエゾ素子が装着されたミラー812を光軸方向に振動させる。ミラー821の振動により光学ガラス813とミラー812との間の距離(光学ガラスの右側とミラーの左側の間の反射距離)を変化させて、エタロンにおける周波数の透過特性を変化させている。ここで、ピエゾ素子811は円筒形の構成であり、円筒の空洞の空間を光が透過する。
図8(b)の周波数掃引エタロン820は、光軸に対して斜めに配置された光学ガラス823と、光学ガラス823の両面に取り付けられた誘電体多層膜などのミラー面822と、光学ガラス823のミラー面822端部に取り付けられたピエゾ素子821と、光学ガラス823の反対側のミラー面822端部(ピエゾ素子取り付け位置と対角上)に設けられた回転中心とを備える。
周波数掃引エタロン820は、ピエゾ素子821に電圧を印加して光学ガラスを振動させる。光学ガラス823は振動により回転中心を軸として回転するためミラー面822の光軸に対する角度を変更しながら、光学ガラス823内を通過する光の実行距離を変化させて、周波数の透過特性を変化させている。
周波数掃引エタロン716においては、ピエゾ素子に、外部変調信号発生器721からの外部変調信号により変調電圧を印加することによって、エタロンのキャビティ長を変化させることができる。エタロンにおいて前記したようにその共振周波数(c/2nd(cは光速、nはガラス板の屈折率、dは板厚))に一致する光は共振器内部に取り込まれるが、一致しない光は反射されるので、外部変調信号を印加することにより、光検出器717のモニタ電流値PD3がエタロン716の共振周波数間隔で周期的に変化する、図9のような出力特性が得ることができる。
ここで、光検出器717の受光信号をロックインアンプに入力し、ピエゾ素子に印加した正弦波の周波数又は3倍の周波数で検波することにより微分検波を行い、図9に示すようにエタロン716の透過光の極大値を求め、フィードバック制御により、その極大値を示す波長の周波数において光検出器717のモニタ電流値PD3を安定化するように制御する。すなわち、エタロン透過光の極大値を示す波長を中心周波数として、その中心周波数の周囲で周波数の正負のズレを符合が異なる電流として励起光LD701の駆動電流にフィードバック制御すると、励起光の発振周波数を、エタロン716の透過スペクトル極大周波数を中心とする周波数に安定化することが可能となる。このとき、励起光LD701の出力光は連続波(CW)のままであり、変調信号はのっていない。 周波数掃引エタロン716に対して、外部変調信号721により外部から周波数50Hz変調信号を印加し、前記したようなフィードバック制御をかけることによって励起光LD701の出力光の光波長安定化を行ったところ、波長1064.000〜1064.001nmと測定され、±0.5pmの波長精度で安定化できることがわかった。一方、信号光LD703から出力される信号光を分波器712からコネクタ714を介してモニタ光を波長計で測定したところ、1550.30nmであった。式1を用いた計算によって、DFGモジュール706から出力される中赤外光波長は3391.97nmであることがわかった。
[実施例3]
図10は、本発明の実施例4にかかる中赤外光源1000の構成を示す図である。図10の中赤外光源1000は、励起光源となる励起光LD1001と、励起光LD1001をフィードバック制御して励起光LDの出力を安定化させる安定化手段となる励起光コントローラ1002と、信号光源となる信号光LD1003と、信号光LD1003をフィードバック制御して信号光LDの出力を安定化させる安定化手段となる信号光コントローラ1004とを備える。また、中赤外光源1000は、励起光LD1001から出力された励起光及び信号光LD1003から出力された信号光を合波する合波手段となる合波器1005と、合波器1005により合波された光を入力し、差周波発生により中赤外光を出力する差周波発生手段となるDFGモジュール1006と、励起光LD1001から出力された励起光及び信号光LD1003から出力された信号光を分波する分波手段となる分波器1011、1012と、分波器1011、1012から分波された光をそれぞれ外部に出力するためのコネクタ1013、1014とを備える。
さらに、中赤外光源1000は、励起光側において、分波器1011からの光をさらに分波する分波器1015と、分波器1011からの光を入力するエタロン1017と、エタロン1017からの光の光強度を検出する光検出手段となる光検出器1019と、励起光コントローラ1002及びエタロン1017に外部変調信号を入力する外部変調信号発生器1023とを備える。一方で、中赤外線光源1000は、信号光側において、分波器1012からの光をさらに分波する分波器1016と、分波器1012からの光を入力するエタロン1018と、エタロン1018からの光の光強度を検出する光検出手段となる光検出器1020と、分波器1016からの光の光強度を検出する光検出手段となる光検出器1022と、信号光コントローラ1004に外部変調信号を入力する外部変調信号発生器1024とを備える。
本実施例においては、信号光LD1003については実施例1で実施した、分波器1012の後段にエタロン1018を実装する構成とし、PD1/PD2の値を一定値とするようなフィードバック制御を行って波長安定化する一方、励起光LD1001については実施例2で実施した、分波器1011の後段に周波数掃引エタロン1017を実装する構成として、正弦波の外部変調信号fに対する光検出器1019の出力PD3を微分検波することによって波長安定化する構成とした。本構成とすることによって、信号光波長、励起光波長ともに高精度に安定化することが可能となる。モニタポートからの出力を図示していない波長計に入力することにより、それぞれの発振波長が、1550.301nm、1064.001nmであり、時間的に安定していることを確認した。式1によって計算される中赤外光波長としては、3391.984nmを得ることができた。引き続き、波長の時間安定性を調べたところ、2時間の測定において1pmのズレもあらわれず、本構成による中赤外光源の波長安定性が優れていることが明らかになった。
また、本実施例においては、信号光側のエタロン1018の温度を変化させることによって中赤外光の波長掃引を行った。すなわち、エタロン1018に用いられる石英ガラスの屈折率はおよそ、10pm/℃の温度依存を有するため、エタロン1018の温度を±25℃変化させることによって0.4nm(およそ50GHz)の波長掃引を実行することが可能となる。
[実施例4]
本発明において、上述した実施例の他に、下記のように変形した実施例とすることもできる。
第1に、実施例1(図5)において、信号光LD503ではなく、励起光LD501においてフィードバック制御を行う構成とすることもできる。すなわち、励起光側の分波器511の後段に、分波器515と、エタロン516と、光検出器517及び518とを設け、エタロンの入出力光の比(PD1/PD2)を一定値とするようなフィードバック制御を行って波長安定化するように構成することもできる。
第2に、実施例2(図7)において、励起光LD701ではなく、信号光LD703においてフィードバック制御を行う構成とすることもできる。すなわち、信号光側の分波器712の後段に、分波器715と、エタロン716(波長掃引エタロン)と、光検出器717とを設け、正弦波の外部変調信号fに対する光検出器717の出力PD3を微分検波することによって波長安定化するように構成することもできる。
第3に、実施例3(図10)において、励起光LDを、信号光LDと同一の方法によりフィードバック制御する構成とすることもできる。つまり、実施例1に示すフィードバック制御を信号光側及び励起光側のそれぞれにおいて行う構成とすることもできる。
第4に、実施例3(図10)において、信号光LDを、励起光LDと同一の方法によりフィードバック制御する構成とすることもできる。つまり、実施例2に示すフィードバック制御を信号光側及び励起光側のそれぞれにおいて行う構成とすることもできる。
第5に、実施例3(図10)において、信号光LDのフィードバック制御を実施例2に示す方法で行い、励起光LDのフィードバック制御を実施例1に示す方法で行うように構成することもできる。
[実施例5]
図11は、本発明の実施例5にかかる中赤外光源1100の構成を示す図である。図11の中赤外光源1100は、励起光源となる励起光LD1101と、励起光LD1101をフィードバック制御して励起光LDの出力を安定化させる安定化手段となる励起光コントローラ1102と、信号光源となる信号光LD1103と、信号光LD1103をフィードバック制御して信号光LDの出力を安定化させる安定化手段となる信号光コントローラ1104とを備える。また、中赤外光源1100は、励起光LD1101から出力された励起光及び信号光LD1103から出力された信号光を合波する合波手段となる合波器1105と、合波器1105により合波された光を入力し、差周波発生により中赤外光を出力する差周波発生手段となるDFGモジュール1106と、励起光LD1101から出力された励起光及び信号光LD1103から出力された信号光を分波する分波手段となる分波器1111、1112と、分波器1111、1112から分波された光をそれぞれ外部に出力するためのコネクタ1113、1114とを備える。
さらに、中赤外光源1100は、信号光側において、分波器1112からの光をさらに分波する分波器1115と、分波器1115からの光を入力するエタロン1116と、エタロン1116からの光の光強度を検出する光検出手段となる光検出器1117と、分波器1112からの光の光強度を検出する光検出手段となる光検出器1118と、信号光コントローラ1104に外部変調信号を入力する外部変調信号発生器1126とを備える。一方で、中赤外光源1100は、励起光側において、分波器1111からの励起光を分波する分波器1121と、分波器1121を介した励起光を変調する外部変調器1122と、外部変調器1122からの励起光を透過する周波数基準1123と、周波数基準1123からの励起光の光強度を検出する光検出手段となる光検出器1124と、励起光コントローラ1102及び外部変調器1122に外部変調信号を入力する外部変調信号発生器1125とを備えている。
本実施例においては、信号光LD1103については実施例1で実施したような、分波器1112の後段にエタロン1116を実装する構成とし、PD1/PD2の値を一定にするようなフィードバック制御を行って波長安定化する。一方、励起光LD1101については、分波器1111からの出力をコネクタ1113を介してモニタポートから外部に取り出し、外部変調器1122(例えばLN変調器)を介して位相変調した励起光出力を、同じく外部に用意した周波数基準1123(本実施例においてはヨウ素ガスセル)に透過して検出器1124で受光する構成とする。ここで、外部変調器1122に印加する変調周波数fを参照信号として、光検出器1124の受光信号をロックインアンプに入力し、微分検波した信号を励起光LD1201の駆動電流にフィードバック制御することによって波長安定化を実行する構成とする。
本構成とすることによって実施例4と同様の、波長安定性に優れた中赤外光源を実現することができた。
また、本実施例の変形として、信号光LDについては実施例2で実施したような、分波器の後段に周波数掃引エタロンを実装する構成として、正弦波の外部変調信号に対する光検出器の出力を微分検波することによって波長安定化する構成とすることもできる。
さらに、本実施例は、信号光LDのフィードバック制御を、外部変調器1222及び周波数基準1223により行い、励起光については、実施例1又は2に示した方法によりフィードバック制御を行う構成に変形することもできる。
[実施例6]
本実施例においては、実施例1の中赤外光源の構成(図5)を用い、励起光LD501を駆動する励起光コントローラ502に対して、外部変調信号発生器521から図3に示したような鋸歯状波の信号を入力して波長掃引を行った。すなわち、周期100Hzの0.2―0.8V鋸波状外部信号を印加して、励起光LDの駆動電流を60〜240mA掃引することによって、1064nm励起光波長の波長掃引を実行した。なお、本実施例で使用した励起光コントローラ502においては、外部信号0〜1V入力に対して、LD駆動電流が0〜300mAまでアナログ掃引できるように調整されている。
図2に示したような構成を用いて、メタン(CH4)ガスが9Torr充填されてあるガスセル(205)を透過した中赤外光を、光検出器(208)を用いて測定したところ、波長3392nmに存在するメタンの吸収線群(P7ブランチ)(図8に示す)をリアルタイム観察することができた。ここで、中赤外光をモニタする検出器としてはPbSe、HgCdTeなどの3μm帯に感度のあるフォトディテクタを使用することができた。
また、実施例3の中赤外光源の構成(図10)を用いて、図2の構成のように、光源からの出力光をメタンガスセルに透過して検出器で受光し、温度変化(波長掃引)に対する検出器出力をモニタしたところ、2948.1cm−1に存在するメタンガスP(7)遷移のF2ラインを詳細に観測することができた。
以上説明したように、本発明によれば波長安定性に優れた中赤外光源を用意できるので、ガスの濃度測定の精度が向上する効果がある。さらに、光源から出力される中赤外光源波長を即時モニタすることが可能となる構成にできるので、ガス吸収線の同定作業が簡易となる。
100、200、400、500、700、1000、1100 中赤外光源
101 励起光源
102 信号光源
103、205、405、505、705、1005、1105 合波器
104 非線形結晶
201、401、501、701、1001、1101 励起光LD
203、403、503、703、1003、1103 信号光LD
202、402、502、702、1002、1102 励起光コントローラ
204、404、504、704、1004、1104 信号光コントローラ
206、406、506、706、1006、1106 DFGモジュール
207 ガスセル
208、517、518、717、718、1019〜1022、1117、1118、1124 光検出器
209 オシロスコープ
411、412、511、512、515、711、712、715、1011、1012、1015、1016、1111、1112、1115、1121 分波器
413、414、513、514、713、714、1013、1014、1113、1114 コネクタ
516、716、1017、1018、1116 エタロン
521、722 波長掃引信号発生器
522、721、1023、1024、1125 外部変調信号発生器
810、820 周波数掃引エタロン
811、821 ピエゾ素子
812 ミラー
822 ミラー面
824 回転中心
光学ガラス 813、823
外部変調器 1122
周波数基準 1123

Claims (11)

  1. 励起光源と、
    信号光源と、
    前記励起光源の出力光と前記信号光源の出力光とを合波する合波手段と、
    前記合波手段の出力に接続された光導波路を用いた差周波発生手段とを有し、
    前記差周波発生手段の出力光からレーザ光源を得る中赤外レーザ光源において、
    前記励起光源の出力光の一部、又は前記信号光源の出力光の一部を取り出す第1の分波手段と、
    前記第1の分波手段からの出力光を入力するエタロンと、
    前記エタロンからの出力光の光強度を検出する第1の光検出手段と、
    前記第1の分波手段が前記励起光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記第1の光検出手段により検出された光強度を用いて前記励起光源の光波長をフィードバック制御により安定化し、前記第1の分波手段が前記信号光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記第1の光検出手段により検出された光強度を用いて前記信号光源の光波長をフィードバック制御により安定化する安定化手段と
    を備えることを特徴とする中赤外レーザ光源。
  2. 前記エタロンは、正弦波の周波数変調信号により駆動され、ミラー間隔を変更するピエゾ素子を備え、
    前記安定化手段は、前記第1の光検出手段の出力が入力され、前記第1の光検出手段の出力を、前記ピエゾ素子に印加した正弦波の周波数又は前記周波数の奇数倍で微分検波して、
    前記第1の分波手段が前記励起光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記第1の光検出手段の出力の値が極大となるように前記励起光源の光波長を制御し、
    前記第1の分波手段が前記信号光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記第1の光検出手段の出力の値が極大となるように前記信号光源の光波長を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の中赤外レーザ光源。
  3. 前記第1の分波手段と前記エタロンとの間に挿入された第2の分波手段と、
    前記第2の分波手段からの出力光を検出する第2の光検出手段とをさらに備え、
    前記安定化手段は、
    前記第1の分波手段が前記励起光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記第1の光検出手段の出力と前記第2の光検出手段の出力の比が一定となるように前記励起光源の光波長を制御し、
    前記第1の分波手段が前記信号光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記第1の光検出手段の出力と前記第2の光検出手段の出力の比が一定となるように前記信号光源の光波長を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の中赤外レーザ光源。
  4. 前記第1の分波手段が前記励起光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記信号光源の光波長を掃引し、
    前記第1の分波手段が前記信号光源の出力光の一部を取り出す場合は、前記励起光源の光波長を掃引する
    手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の中赤外レーザ光源。
  5. 励起光源と、
    信号光源と、
    前記励起光源の出力光と前記信号光源の出力光とを合波する合波手段と、
    前記合波手段の出力に接続された光導波路を用いた差周波発生手段とを有し、
    前記差周波発生手段の出力光からレーザ光源を得る中赤外レーザ光源において、
    前記励起光源の出力光の一部を取り出す第1の分波手段と、
    前記信号光源の出力光の一部を取り出す第2の分波手段と、
    前記第1の分波手段からの出力光を入力する第1のエタロンと、
    前記第2の分波手段からの出力光を入力する第2のエタロンと、
    前記第1のエタロンからの出力光の光強度を検出する第1の光検出手段と、
    前記第2のエタロンからの出力光の光強度を検出する第2の光検出手段と、
    前記第1の光検出手段により検出された光強度を用いて前記励起光源の光波長をフィードバック制御により安定化する第1の安定化手段と、
    前記第2の光検出手段により検出された光強度を用いて前記信号光源の光波長をフィードバック制御により安定化する第2の安定化手段と
    を備えることを特徴とする中赤外レーザ光源。
  6. 前記第1のエタロンおよび前記第2のエタロンは、それぞれ正弦波の周波数変調信号により駆動され、ミラー間隔を変更する第1のピエゾ素子および第2のピエゾ素子を備え、
    前記第1の安定化手段は、前記第1の光検出手段の出力が入力され、前記第1の光検出手段の出力を、前記第1のピエゾ素子に印加した正弦波の周波数又は前記周波数の奇数倍で微分検波して、前記第1の光検出手段の出力の値が極大となるように前記励起光源の光波長を制御し、
    前記第2の安定化手段は、前記第2の光検出手段の出力が入力され、前記第2の光検出手段の出力を、前記第2のピエゾ素子に印加した正弦波の周波数又は前記周波数の奇数倍で微分検波して、前記第2の光検出手段の出力の値が極大となるように前記信号光源の光波長を制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の中赤外レーザ光源。
  7. 前記第1の分波手段と前記第1のエタロンとの間に挿入された第3の分波手段と、
    前記第2の分波手段と前記第2のエタロンとの間に挿入された第4の分波手段と、
    前記第3の分波手段からの出力光を検出する第3の光検出手段と、
    前記第4の分波手段からの出力光を検出する第4の光検出手段とをさらに備え、
    前記第1の安定化手段は、前記第1の光検出手段の出力と前記第3の光検出手段の出力の比が一定となるように前記励起光源の光波長を制御し、
    前記第2の安定化手段は、前記第2の光検出手段の出力と前記第4の光検出手段の出力の比が一定となるように前記信号光源の光波長を制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の中赤外レーザ光源。
  8. 前記第1の分波手段と前記第1のエタロンとの間に挿入された第3の分波手段と、
    前記第3の分波手段からの出力光を検出する第3の光検出手段とをさらに備え、
    前記第2のエタロンは、正弦波の周波数変調信号により駆動され、ミラー間隔を変更するピエゾ素子を備え、
    前記第1の安定化手段は、前記第1の光検出手段の出力と前記第3の光検出手段の出力の比が一定となるように前記励起光源の光波長を制御し、
    前記第2の安定化手段は、前記第2の光検出手段の出力が入力され、前記第2の光検出手段の出力を、前記ピエゾ素子に印加した正弦波の周波数又は前記周波数の奇数倍で微分検波して、前記第2の光検出手段の出力の値が極大となるように前記信号光源の光波長を制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の中赤外レーザ光源。
  9. 前記第2の分波手段と前記第2のエタロンとの間に挿入された第4の分波手段と、
    前記第4の分波手段からの出力光を検出する第4の光検出手段とをさらに備え、
    前記第1のエタロンは、正弦波の周波数変調信号により駆動され、ミラー間隔を変更するピエゾ素子を備え、
    前記第1の安定化手段は、前記第1の光検出手段の出力が入力され、前記第1の光検出手段の出力を、前記ピエゾ素子に印加した正弦波の周波数又は前記周波数の奇数倍で微分検波して、前記第1の光検出手段の出力の値が極大となるように前記励起光源の光波長を制御し、
    前記第2の安定化手段は、前記第2の光検出手段の出力と前記第4の光検出手段の出力の比が一定となるように前記信号光源の光波長を制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の中赤外レーザ光源。
  10. 前記励起光源と、前記信号光源と、前記分波手段と、前記合波手段と、前記差周波発生手段と、前記エタロンと前記光検出手段とが光ファイバを用いて光学的に接続されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の中赤外レーザ光源。
  11. 前記差周波発生手段が周期分局反転構造を有するリッジ型ニオブ酸リチウム導波路であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の中赤外レーザ光源。
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