JP2015075990A - 路車間通信システム及び車載器 - Google Patents

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Abstract

【課題】路車間通信のシステムを車両の位置情報通知サービスに利用することを可能としながらも、車両の乗員のプライバシーの保護を図る。
【解決手段】車載器3の制御部は、車両2の乗員がHMI部を操作して位置情報を通知許可すると、路側装置4,5との路車間通信時に、通知許可信号を車載器3の車載器管理番号と共に送信する。路側装置4,5は、車載器3から通知許可信号を受信すると、通過時刻情報及び車載器独自の識別コード、路側装置設置位置情報を情報センタ6に通知する。情報センタ6のサーバは、路側装置4,5から通知があったときに、車載器独自の識別コード、通過時刻情報、路側装置4,5の位置情報を含む車両通過情報をデータベースに蓄積記憶する。情報センタ6のサーバは、ユーザの通信端末装置9,10からの要求に応じて、資格認証を行った上で、データベースの車両通過情報の参照を許可する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載され通信手段を備える車載器と、道路上の所要位置に設置され前記車載器との間で狭域無線通信を行う路側装置と、多数の前記路側装置を管理する情報センタとを含んで構成される路車間通信システム、及び、この路車間通信システムを構成する車載器に関する。
従来より、例えば地震や台風などの災害発生時においては、災害地域において電話網のインフラが故障する、或いは、電話の集中により基地局のキャパシティがオーバーする等の要因で、携帯電話が繋がりにくくなる(使用できなくなる)ケースがある。そのような場合、被災地にいる人の安否を、家族や友人が確認しようとしても難しく、不安にかられる事態を招く。
ところで、近年では、ITSの分野において、ITSスポットサービスや、光ビーコンを利用したVICS(登録商標)サービス等の、路車間通信のインフラが整備されてきている。そこで、例えば特許文献1では、路車間通信のシステムを、車両の位置情報通知サービスに利用する技術が開示されている。
この特許文献1のシステムでは、ユーザが、車両の位置情報を検索したいとき、携帯電話機からサービス会社に要求信号を送信する。サービス会社のサーバは、車両のテレマティクス端末と通信を試み、GPS信号に基づく位置情報を車両から受取り、ユーザの携帯電話機に送信する。そして、サービス会社と車両のテレマティクス端末との通信が不能である場合には、車両のナンバープレートに装着されたスマートプレートと、地下駐車場に配置された路上機との間で通信を行った履歴を呼び出し、通信があった路上機の設置場所情報を車両の位置情報として、ユーザの携帯電話機に送信するようになっている。
特開2004−252645号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、車両位置情報を知りたい時に、ユーザの携帯電話機を用いて、いつでも情報を得ることができるようになっている。そのため、車両の乗員(運転者)のプライバシーの保護という観点からは、改善の余地が残されていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、路車間通信のシステムを車両の位置情報通知サービスに利用することを可能としながらも、車両の乗員のプライバシーの保護の点で有効な路車間通信システム、及び、その路車間通信システムに用いるに適切な車載器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の路車間通信システムは、車両に搭載され通信手段を備える車載器と、道路上の所要位置に設置され前記車載器との間で狭域無線通信を行う路側装置と、多数の前記路側装置を管理する情報センタとを含んで構成されるものであって、前記車載器は、乗員により位置情報の通知許可の指示操作が行われたときに、前記路側装置との通信時に、通知許可信号を当該車載器独自の管理コードと共に送信するように構成され、前記路側装置は、前記車載器との通信により前記通知許可信号を受信した場合に、当該車載器の通過時刻情報及び前記管理コード、当該路側装置の設置位置情報を前記情報センタに通知するように構成され、前記情報センタは、前記路側装置から通過時刻情報の通知があったときに、前記管理コード、前記通過時刻情報、当該路側装置の位置情報を含む車両通過情報をデータベースに蓄積記憶すると共に、ユーザの通信端末装置からの要求に応じて、資格認証を行った上で、前記データベースの車両通過情報の参照を許可するように構成されているところに特徴を有する(請求項1の発明)。
これによれば、車載器において乗員により位置情報の通知許可の指示操作が行われている場合には、車両が道路を走行し車載器と路側装置との通信が行われる際に、路側装置に対し、通知許可信号が管理コードと共に送信される。すると、路側装置において、当該車載器の通過時刻情報及び管理コード、当該路側装置の設置位置情報が、情報センタに通知され、車両通過情報がデータベースに蓄積記憶される。そして、情報センタにおいては、ユーザの通信端末装置からの要求に応じて、資格認証を行った上で、データベースの車両通過情報の参照が許可される。これにより、ユーザが通信端末装置を用いて車両通過情報を参照することにより、車両の路側装置との通信履歴、つまり道路の通過履歴(車両がいつどこを走行していたか)を知ることができる。
従って、例えば災害発生時に、電話網における繋がりにくい等のトラブルがあった場合でも、路車間通信のシステムを車両の位置情報を通知するサービスに利用することが可能となり、安否確認などに利用することができる。このとき、車載器において、ユーザにより、通知許可の指示操作が行われることを条件に、車両通過情報の情報センタへの通知が許可される。しかも、車両通過情報を参照する場合には、資格認証が行われる。これによって、車両の乗員が許可している限られたタイミングで、参照の資格を有するユーザにだけ車両通過情報の参照が可能となるので、車両の乗員のプライバシーの保護を図ることができる。
本発明の一実施例を示すもので、路車間通信システムの全体構成を概略的に示す図 車載器の電気的構成を概略的に示すブロック図 車両の道路の走行の履歴の一例を示す図 車載器、路側装置、情報センタ、通信端末装置間の通信処理の手順を示すシーケンス図
以下、本発明を具体化した一実施例について、図面を参照しながら説明する。尚、本実施例では、本発明を、高速道路におけるITSスポットサービス(ETC対応)、及び、一般道路におけるVICSサービスの双方に対応可能なシステム及び車載器に適用している。
図1は、本実施例に係る路車間通信システム1の全体構成を概略的に示している。この路車間通信システム1は、車両(自動車)2に搭載された車載器3、この車載器3と路車間通信を行う路側装置4,5、多数の路側装置4,5を管理する情報センタ6を備えている。この場合、前記路側装置4,5として、高速道路上の所要位置に設置されるITSスポットサービス用のITSスポット路側装置4と、一般道路上の所要位置に設置されるVICSサービス用の光ビーコン路側装置5とが含まれている。これらITSスポット路側装置4及び光ビーコン路側装置5は、夫々前記情報センタ6と有線(又は無線)で接続されている。詳しく図示はしないが、前記情報センタ6は、サーバやデータベースを備えて構成されている。
尚、本実施例では、前記情報センタ6に対し、後述する車両通過情報をユーザが参照するために、ユーザの所持する通信端末装置を、携帯電話の基地局7(携帯電話網)やプロバイダ8(インターネット)を介して情報センタ6のサーバに接続させることが可能に構成されている。図1では、通信端末装置として、周知のスマートフォン9及びパソコン10を例示している。図示はしないが、通信端末装置としては、他にも携帯電話機やタブレット端末、固定電話機など様々なものを採用することができる。
前記車載器3は、例えば光VICS通信機能付きのITSスポット対応DSRC車載器が採用され、詳細には、図2に示す構成を備える。即ち、この車載器3は、制御部11を備えると共に、この制御部11に接続された、HMI(Human Machine Interface)部12、メモリ13、外部I/F(インターフェース)14、DSRC無線部15、光アンテナ16、電源部17等を備えている。前記DSRC無線部15には、DSRCアンテナ18が接続されている。また、前記電源部17には、車両バッテリ19、及び、ACC(アクセサリ)スイッチ20が接続されている。前記外部I/F14には、車載ナビゲーション装置21が接続されている。
そのうち制御部11は、コンピュータ(CPU)を主体として構成され、制御プログラムの実行により、車載器3全体を制御する。前記メモリ13には、制御プログラムや必要なデータなどが記憶されている。前記HMI部12は、詳しく図示はしないが、運転者等の乗員が操作可能な操作スイッチ等からなる操作部(操作手段)を備えると共に、スピーカからなる音声案内装置、LEDからなるインジケータ等を備えて構成されている。これにて、HMI部12の操作部の操作信号が前記CPU11に入力されると共に、CPU11が音声案内装置の音声出力及びインジケータの表示を制御し、例えば音声案内装置にて道路交通情報をユーザに通知できるようになっている。
前記DSRC無線部15は、前記制御部11により制御され、車両2の高速道路の走行時に、前記DSRCアンテナ18を介して前記ITSスポット路側装置4との間で狭域無線通信を行い、道路交通情報の取得や、有料道路における料金決済処理が行われる。また、前記光アンテナ16は、車両2の一般道路の走行時に、光ビーコン路側装置5との間で光通信を行い、道路交通情報の取得等が行われる。これらDSRC無線部15、光アンテナ16等から通信手段が構成される。
前記電源部17は、車載器3の各部に対し、前記車載バッテリ19から必要な動作電力を供給する。また、この電源部17には、ACC(アクセサリ)スイッチ20のオン・オフ信号が入力される。尚、この車載器3には、車両2毎に固有の車載器管理番号が付与されており、本実施例では、この車載器管理番号が管理コードとして用いられるようになっている。
図示及び詳しい説明は省略するが、前記車載ナビゲーション装置21は、周知のように、GPSユニット等により自車位置を検出し、道路地図と共に前記道路交通情報等を表示および音声案内させる機能や、ユーザが指定した目的地までの適切なルートを探索し、案内するルートガイダンス機能などのナビゲーション処理を実行する。このとき、前記車載器3が取得した道路交通情報が車載ナビゲーション装置21に入力され、経路探索や到着時刻予想等に用いられたり、渋滞情報等の表示が行われたりする。
さて、後の作用説明でも述べるように、本実施例の路車間通信システム1では、前記車載器3の制御部11は、通常時においては、上記のように、DSRC無線部15、光アンテナ16を制御し、ITSスポット路側装置4、光ビーコン路側装置5と夫々通信を行って道路交通情報等を取得する。そして、制御部11は、例えば地震や台風などの災害発生時において、車両2の乗員がHMI部12の操作部を操作することにより、位置情報の通知許可が指示されたときに、上記路側装置4,5との通信時に、通知許可信号を当該車載器3独自の管理コード(車載器管理番号)と共に送信する。従って、車載器3の制御部11が通信制御手段として機能する。
また、前記路側装置4,5は、前記車載器3との通信時において、車載器3から前記通知許可信号を受信した場合に、当該車載器3の通過時刻情報及び前記車載器管理番号、当該路側装置の設置位置情報を、前記情報センタ6に通知するように構成されている。そして、前記情報センタ6(サーバ)は、前記路側装置4,5から通過時刻情報の通知があったときに、前記車載器管理番号、通過時刻情報、路側装置4,5の位置情報を含む車両通過情報をデータベースに蓄積記憶する。
これと共に、前記情報センタ6のサーバは、予めユーザ(車両2の所有者、使用者等)による登録があった場合には、当該ユーザの所持する特定の通信端末装置9,10に対し、前記路側装置4,5から通過時刻情報の通知があったときに、車両通過情報の更新を自動で通知する。従って、情報センタ6のサーバが、自動通知手段として機能する。そして、情報センタ6(サーバ)は、ユーザの通信端末装置9,10からの要求に応じて、資格認証を行った上で、前記データベースの車両通過情報の参照を許可するように構成されている。
これにより、通信端末装置(スマートフォン9、パソコン10)のユーザは、例えば車両2に乗っている家族や友人が、災害に巻き込まれている虞があるような場合に、スマートフォン9或いはパソコン10を用いて、情報センタ6のサーバに接続して車両通過情報の参照を要求することができる。尚、このときの資格認証には、例えば、車載器3の車載器管理番号と共に、その車載器管理番号に紐付けて予め設定されたパスワードによる認証等を採用することができる。
特に本実施例では、車載器3において、乗員が位置情報の通知許可を指示した後、やはりHMI部12の操作部を操作することにより、通知許可の解除を行うことができるようになっている。従って、HMI部12の操作部が通知許可解除手段として機能する。更には、位置情報の通知許可が指示された後、例えばACCスイッチ20がオフされた後、再びオンされたときに、制御部11が通知許可の解除を自動で行うようにしても良く、これにより、ユーザが無意識に車両通過情報を通知し続けることを防止でき、ユーザのプライバシー保護を向上させることができる。この場合、制御部11が自動解除手段として機能する。前記ACCスイッチ20に代えて、イグニッションスイッチを用いるようにしても良い。
尚、本実施例では、車載器3の制御部11は、通知許可信号の送信が許可されている状態(位置情報の通知許可を指示し、その後、解除されるまでの間)において、位置情報の通知が許可されている旨を、HMI部12のインジケータに表示させるようになっている。また、本実施例の路車間通信システム1では、前記情報センタ6のデータベースに蓄積された車両通過情報を、前記通信端末装置9,10からの指示或いは自動で削除することができ、データ削除手段の機能を備えている。この場合、設定された保持時間(例えば48時間)が経過したときに車両通過情報を自動で削除することができる。
次に、上記構成の作用について、図3及び図4も参照しながら説明する。図4は、走行している車両2において、乗員(運転者)が車載器3のHMI部12の操作部を操作することにより、位置情報の通知許可を指示した場合の、車載器3、路側装置4,5、情報センタ6、ユーザの通信端末装置9,10間における通信の手順を示すシーケンス図である。また、図3は、車両2が走行している道路及び時刻の一例を示しており、この図3を具体例としながら、図4のシーケンス図について説明する。
今、例えば、2013年7月9日の10時頃に、乗員が車両2の走行(運転)中において、家族や友人と離れた場所で、地震等の災害に見舞われた(災害場所或いはその近傍にいた)と仮定する。図3に矢印で示すように、車両2は、第1の高速道路R1を北西方面に走行し、ジャンクションJで、第1の高速道路R1と交差している第2の高速道路R2に乗換えてほぼ西向きに進み、インターチェンジIで高速を降りて一般道路(国道)R3に進んでいる。図3中、P1〜P5は、その間に車載器3と路車間通信を行った路側装置4,5の設置された位置を示している。
ここで、車両2の乗員が、第1の高速道路R1上の位置P1に存在するITSスポット路側装置4の手前の位置で、家族等による安否確認に対応するために、HMI部12の操作部を操作することにより、位置情報の通知許可を指示したとする。すると、図4のステップA1にて、位置情報の通知が開始される。車両2の走行に伴い、まず、車載器3は、位置P1に存在するITSスポット路側装置4との通信範囲に進入し、ITSスポット路側装置4との路車間通信が行われる。この際には、車載器3からITSスポット路側装置4に対し、通知C1が行われ、車載器3は、通常の路車間通信により道路交通情報等を受信すると共に、通知許可信号及び車載器管理番号を送信する。
位置P1のITSスポット路側装置4は、通知C1により、車載器3から通知許可信号及び車載器管理番号を受信すると、情報センタ6に対し通知C2を行う。この通知C2では、ITSスポット路側装置4の位置情報(位置P1の位置情報)、車載器3の車載器管理番号、並びに車両2との通過時刻情報(例えば2013/7/9の10:10)が情報センタ6に送信される。これを受け、情報センタ6(サーバ)では、ステップB1にて、データベースの情報更新の処理が実行され、当該車載器3の車載器管理番号、通過時刻情報、位置P1の位置情報が、車両通過情報としてデータベースに蓄積記憶される。
そして、情報センタ6のサーバは、車両通過情報が更新されたときに、予め該当する車載器3のユーザ(車両2の乗員、つまり所有者、使用者等)による登録があった場合には、通知C3を実行する。この通知C3では、予め登録されている特定の通信端末装置9,10(例えば乗員の家族や友人が所持しているもの)に対し、例えばメール等で車両通過情報が自動で通知される。通信端末装置9,10のユーザ(乗員の家族や友人)は、車両通過情報が更新されたことの通知を自動的に受けることをトリガとして、通信端末装置9,10により情報センタ6のサーバに接続して参照を要求し、許可された場合にデータベースに蓄積されている車両通過情報を知ることができ、乗員が無事でいることを確認することができる。
また、ユーザ(車両2の乗員の家族や友人)においては、上記車両通過情報の更新通知の有無にかかわらず、通信端末装置9,10により情報センタ6のサーバに接続して参照を要求し(図4の通知C4)、許可された場合に、データベースに蓄積記憶された車両通過情報の参照することも可能となっている。
図3において、次に、車両2がジャンクションJ部分を通過する際に、車載器3は、位置P2に設置されたITSスポット路側装置4と路車間通信が行われ、この際に、車載器3から位置P2のITSスポット路側装置4に対し、通知C5が行われる。図4に示すように、この通知C5では、上記通知C1と同様に、車載器3は、通常の路車間通信により道路交通情報等を受信すると共に、通知許可信号及び車載器管理番号を送信する。
すると、位置P2のITSスポット路側装置4は、情報センタ6に対し、通知C6を行い、位置P2の位置情報、車載器3の車載器管理番号、並びに車両2の通過時刻情報(例えば2013/7/9の10:20)を送信する。情報センタ6は、ステップB2において、当該車載器3の車載器管理番号、通過時刻情報、位置P2の位置情報からなる車両通過情報を更新(データベースに蓄積記憶)する。但しこの場合、前回の車両通過情報の自動通知から、予め設定された所定時間(例えば1時間)が経過していなければ、車両通過情報の自動通知は行われない。
図3において、以下同様に、車両2の走行に伴い、車載器3が、位置P3、位置P4、位置P5に夫々設置されたITSスポット路側装置4又は光ビーコン路側装置5と路車間通信を順に行う。これにより、図4での図示は省略しているが、情報センタ6のデータベースには、当該車載器3の車載器管理番号、通過時刻情報、各路側装置4,5の位置情報からなる車両通過情報が、順次蓄積記憶される。この間、ユーザは、通信端末装置9,10を用いた、車両通過情報の自動通知或いは参照によって、家族や友人である乗員の安否を確認することができる。
この後、図4にステップA2で示すように、車両2(車載器3)において、ACCスイッチ20がオフ状態からオン状態に変動されたたとき(或いは乗員がHMI部12の操作部で解除の操作をしたとき)には、通知許可が解除される。それ以降は、車載器3と路側装置4,5との路車間通信時において、通常の路車間通信(道路交通情報の配信など)が行われるようになり、車載器3からの通知許可信号等の通知は行われなくなる。また、図4に示してはいないが、情報センタ6のデータベースに蓄積された車両通過情報は、通信端末装置9,10からの指示があったとき、或いは、設定された保持時間(例えば48時間)が経過したときに削除される。
このような本実施例の路車間通信システム1によれば、車載器3において位置情報の通知許可が行われることにより、車載器3と路側装置4,5との通信に基づき、車両通過情報つまり車両2がいつどこを走行していたかの情報が情報センタ6のデータベースに蓄積記憶され、ユーザがその車両通過情報を参照することができる。従って、例えば災害発生時に、電話網における繋がりにくい等のトラブルがあった場合でも、元々存在している路車間通信のインフラを利用して、車両2の位置情報を通知するサービスに利用することが可能となり、安否確認などに利用することができる。
このとき、車載器3において、ユーザにより、通知許可の指示操作が行われることを条件に、車両通過情報の参照が許可される。しかも、車両通過情報を参照する場合には、資格認証が行われる。これによって、車両2の乗員が許可している限られたタイミングで、参照の資格を有するユーザにだけ車両通過情報の参照が可能となるので、車両2の乗員のプライバシーの保護を図ることができる。
また、本実施例では、車両2の乗員が位置情報の通知許可の必要がなくなったと判断したときには、車載器3におけるHMI部12の操作により、位置情報の通知許可の解除を行うことでき、プライバシーを守ることができる。このとき、ACCスイッチ20のオン・オフ動作に基づいて自動で解除が行われるので、車両2の乗員が解除を忘れてしまった場合をカバーすることができる。
情報センタ6のデータベースに蓄積された車両通過情報についても、他人に知られたくない個人情報ということができるので、使用済みになった場合に、通信端末装置9,10からの指示で削除したり、或いは所定時間の経過により自動で削除したりすることができる。
特に本実施例では、情報センタ6が、路側装置4,5から通過時刻情報の通知があったときに、車両通過情報が更新されたことを、予め登録された特定の通信端末装置9,10に対し、自動で通知するように構成した。これにより、例えば家族や友人等の登録されたユーザに対し、確実に車両通過情報を知らせることができる。このとき、前回の自動通知から所定時間が経過していなければ、次の車両通過情報の自動通知は行われないので、自動通知が繰返されることにより、ユーザが煩わしく感じることを未然に防止することができる。
さらに、本実施例の車載器3にあっては、HMI部12に、通知許可信号の送信が許可されている状態で、その旨を乗員に報知するインジケータを設けたので、乗員がインジケータを見て、通知許可がなされているかどうかを容易に理解することができるといったメリットを得ることができる。
尚、上記した実施例では、車載器3から路側装置4,5に送信する管理コードとして、車載器管理番号を用いるようにしたが、車載器管理番号以外のユニークなコード(WCN、ASL−ID等)を使っても良い。但し、それらユニークコードを使う場合、ユーザが把握可能な別のユニークコードと紐付けして情報を扱う必要がある。その他、車載器の具体的な構成などについても、様々な変更が可能である等、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で、適宜変更して実施し得るものである。
図面中、1は路車間通信システム、2は車両、3は車載器、4はITSスポット路側装置、5は光ビーコン路側装置、6は情報センタ、9はスマートフォン(通信端末装置)、10はパソコン(通信端末装置)、11は制御部(通信制御手段、自動解除手段)、12はHMI部(操作手段、解除手段)、15はDSRC無線部(通信手段)、16は光アンテナ(通信手段)、20はACCスイッチを示す。

Claims (8)

  1. 車両に搭載され通信手段を備える車載器と、道路上の所要位置に設置され前記車載器との間で狭域無線通信を行う路側装置と、多数の前記路側装置を管理する情報センタとを含んで構成される路車間通信システムであって、
    前記車載器は、乗員により位置情報の通知許可の指示操作が行われたときに、前記路側装置との通信時に、通知許可信号を当該車載器独自の管理コードと共に送信するように構成され、
    前記路側装置は、前記車載器との通信により前記通知許可信号を受信した場合に、当該車載器の通過時刻情報及び前記管理コード、前記路側装置の設置位置情報を前記情報センタに通知するように構成され、
    前記情報センタは、前記路側装置から通過時刻情報の通知があったときに、前記管理コード、前記通過時刻情報、当該路側装置の位置情報を含む車両通過情報をデータベースに蓄積記憶すると共に、ユーザの通信端末装置からの要求に応じて、資格認証を行った上で、前記データベースの車両通過情報の参照を許可するように構成されていることを特徴とする路車間通信システム。
  2. 前記車載器における位置情報の通知許可の解除を、乗員による操作或いは自動で行う通知許可解除手段を備えることを特徴とする請求項1記載の路車間通信システム。
  3. 前記情報センタのデータベースに蓄積された車両通過情報を、前記通信端末装置からの指示或いは自動で削除するデータ削除手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の路車間通信システム。
  4. 前記情報センタは、前記路側装置から通過時刻情報の通知があったときに、前記車両通過情報が更新されたことを、予め登録された特定の通信端末装置に対し、自動で通知する自動通知手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の路車間通信システム。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の路車間通信システムを構成する(ものであって、車両に搭載され、道路上の所要位置に設置され路側装置との間で狭域無線通信を行う通信手段を備える)車載器において、
    乗員により位置情報の通知許可の指示操作が可能な操作手段と、
    この操作手段により、通知許可の指示操作がなされたときに、前記通信手段による前記路側装置との通信時に、通知許可信号を当該車載器独自の管理コードと共に送信する通信制御手段とを備えることを特徴とする車載器。
  6. 前記通知許可信号の送信が許可されている状態で、その旨を乗員に報知するインジケータを備えることを特徴とする請求項5記載の車載器。
  7. 乗員の操作により前記位置情報の通知許可を解除するための解除手段を備えることを特徴とする請求項5又は6記載の車載器。
  8. 前記操作手段により通知許可の指示操作がなされた後に、ACCスイッチがオフされた後、再びオンされたときに、前記位置情報の通知許可を自動で解除する自動解除手段を備えることを特徴とする請求5又は6記載の車載器。
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