JP2015074987A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】騒音の増大を抑制し空燃比の制御への影響を抑制した内燃機関の制御装置を提供することを課題とする。
【解決手段】気筒を開閉する第1及び第2排気弁と、膨張行程、排気行程、吸気行程、及び圧縮行程を含む全行程の期間内で前記第1及び第2排気弁の少なくとも一方を開いた状態とし、全行程の期間内で前記第1及び第2排気弁を少なくとも一度は閉じる開放制御を実行する可変動弁装置と、を備えた内燃機関の制御装置。
【選択図】図9

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
特許文献1には、内燃機関のポンプ損失を低減するために、吸気弁と排気弁で分担して気筒を吸気行程、圧縮行程、膨張行程、排気行程の全行程で開放する技術が開示されている。
特開2004−225662号公報 国際公開第2012/056535号 特開2010−002239号公報 特開平6−346711号公報 特開平7−119502号公報 特開平10−82334号公報 特開2001−90564号公報
全行程での気筒の開放を吸気弁により分担させると、吸気通路側に流れる空気の量が増大して騒音が増大する恐れがある。また、吸気通路の壁面に燃料が付着して、通常運転への復帰時に空燃比の制御に影響を与える恐れがある。
そこで、騒音の増大を抑制し空燃比の制御への影響を抑制した内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的は、気筒を開閉する第1及び第2排気弁と、膨張行程、排気行程、吸気行程、及び圧縮行程の各工程の期間内で前記第1及び第2排気弁の少なくとも一方を開き、全行程の期間内で前記第1及び第2排気弁を少なくとも一度は閉る開放制御を実行する可変動弁装置と、を備えた内燃機関の制御装置によって達成できる。
前記可変動弁装置は、前記開放制御と通常制御とを切替る切替機構を含み、前記通常制御では、前記第1及び第2排気弁は前記排気行程の期間内で開いており、前記吸気行程の後半期間、及び前記圧縮行程の期間で閉じた状態に維持される、構成を採用してもよい。
前記可変動弁装置は、前記排気行程で前記第1及び第2排気弁をそれぞれ開くための第1及び第2主カムと、前記排気行程以外の行程を含む行程で前記第1及び第2排気弁をそれぞれ開くための第1及び第2副カムと、前記第1及び第2主カムのみがそれぞれ前記第1及び第2排気弁を開く通常制御と前記第1及び第2主カムと共に前記第1及び第2副カムがそれぞれ前記第1及び第2排気弁を開く前記開放制御とを切替る切替機構と、を含む、構成を採用してもよい。
前記可変動弁装置は、前記排気行程で前記第1及び第2排気弁をそれぞれ開くための第1及び第2主カムと、前記排気行程以外の行程を含む行程で前記第1及び第2排気弁をそれぞれ開くための第1及び第2副カムと、前記第1及び第2主カムのみがそれぞれ前記第1及び第2排気弁を開く通常制御と前記第1及び第2副カムのみがそれぞれ前記第1及び第2排気弁を開く前記開放制御とを切替る切替機構と、を含む、構成を採用してもよい。
前記気筒を開閉する吸気弁が開いている期間での前記第1排気弁のリフト量又は前記第2排気弁のリフト量の大きい方のリフト量の平均値は、前記膨張行程の期間内での前記第1排気弁のリフト量又は前記第2排気弁のリフト量の大きい方のリフト量の平均値よりも小さい、構成を採用してもよい。
前記吸気弁のリフト量が最大の時には、前記第1及び第2排気弁の一方は開き他方は閉じている、構成を採用してもよい。
前記第1排気弁は、油圧式ラッシュアジャスタに支持されたカムフォロアにより駆動される、構成を採用してもよい。
騒音の増大を抑制し空燃比の制御への影響を抑制した内燃機関の制御装置を提供できる。
図1は、本実施例のエンジンシステムの説明図である。 図2は、可変動弁装置の外観図である。 図3A、3Bは、軸方向からみたカムユニットの断面図である。 図4A、4Bは、軸方向からみたカムユニットの断面図である。 図5A、5Bは、カムユニットの内部構造を示した断面図である。 図6A〜6Cは、副カムのロックの説明図である。 図7A、7Bは、副カムのロックの説明図である。 図8は、通常制御での排気弁及び吸気弁のリフト状態を示したグラフである。 図9は、開放制御での排気弁及び吸気弁のリフト状態を示したグラフである。 図10Aは、燃料カット時での通常制御と開放制御での気筒を通過する空気量を示したグラフである。図10Bは、燃料カット時での通常制御と開放制御とでのエンジンに係る負荷トルクを示したグラフである。
図1は、本実施例に係るエンジンシステムAの模式図である。図1に示すエンジンシステムAは、エンジンENを含み、エンジンENは、4つの気筒42(図1では1つのみ図示)を有している。気筒42は、4つに限定されない。このエンジンENでは、吸気通路43を流れる空気が燃焼室45に充填され、筒内燃料噴射弁44によって燃料が噴射され、空気と燃料との混合気が生成される。この混合気に対し点火プラグ46による点火が行われると、混合気が燃焼してピストン47が往復動し、エンジンENの出力軸であるクランク軸48が回転駆動される。そして、各燃焼室45での燃焼により生じた排気は排気通路49等を通ってエンジンENの外部へ排出される。
エンジンENの出力調整は、吸気通路43に設けられたスロットル弁51をアクチュエータ52等によって駆動して、そのスロットル弁51の開度を調節することによって実現される。スロットル開度の開度調節は、運転者によって操作されるアクセルペダル53の踏込み量に応じてアクチュエータ52が駆動されることにより行われる。
一つの気筒42に対して、2つの吸気弁IV、2つの排気弁EVa、EVbが設けられている。吸気弁IV、排気弁EVa、EVbはそれぞれ、クランク軸48の回転が伝達されて回転する吸気側のカムシャフトIS、排気側のカムシャフトESによって作動する。この作動により、各吸気弁IVは燃焼室45と吸気通路43との連結部分を開閉し、排気弁EVa、EVbは燃焼室45と排気通路49との連結部分を開閉する。
エンジンENには、排気弁EVa、EVbの開いている期間を油圧により変更する可変動弁装置1Eが設けられている。可変動弁装置1Eは、ECU5からの指令に基づいて、供給される油の圧力により、排気弁EVの動作特性を変更する。ここで、動作特性とは、これら弁の位相、及び作用角の少なくとも一つを含む。
また、エンジンシステムAには、可変動弁装置1Eを駆動するための作動油を貯留しているオイルパン90が設けられている。オイルポンプPにより、オイルパン90に貯留された油が可変動弁装置1Eに供給される。油の供給量は、オイルコントロールバルブOCVにより制御される。オイルコントロールバルブOCVは、電磁駆動式の流量制御弁であり、ECU5によって制御される。オイルポンプPは、エンジンENのクランク軸48に連動した機械式である。
エンジンENには、クランク軸48が一定角度回転する毎にパルス状の信号を発生するクランク角センサ71が設けられている。また、吸気通路43内のスロットル弁51よりも下流には、吸入空気の圧力を検出するための吸気圧センサ74が設けられている。また、運転者による同アクセルペダル53の踏込み量を検出するアクセルセンサ75、スロットル開度を検出するスロットルセンサ76、エンジンENを冷却するため冷却水の温度を検出する水温センサ77が設けられている。
ECU5は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などから構成され、各センサからの出力に基づいて、エンジンシステムA全体の作動を制御する。また、ECU5は、制御部に相当する。
次に、可変動弁装置1Eについて詳細に説明する。図2は、本実施例の可変動弁装置1Eの外観図である。可変動弁装置1Eは、カムシャフトES、カムシャフトESに設けられたカムユニットCU、を含む。カムシャフトESは、カムユニットCUの一端に接続した部分SA、カムユニットCUの他端に接続した部分SB、を含む。カムシャフトESは、内燃機関からの動力により回転する。カムシャフトESと共にカムユニットCUが回転することにより、後述するロッカーアームRa、Rbを介して排気弁EVa、EVbをリフトさせる。
カムユニットCUは、カムシャフトSよりも径が大きくカムシャフトSの部分SA、SBにそれぞれ連結された主カム10a、10b、主カム10a、10bにそれぞれ連結された副カム20a、20b、を含む。主カム10aは、カムシャフトSの軸方向(以下、軸方向と称する)から見た場合に略半円形のベース円部11a、ベース円部11aから径方向外側に突出したノーズ部11anを有している。主カム10a、10bは、それぞれ同じ形状であり、ベース円部11b、ノーズ部11bnも、それぞれベース円部11a、ノーズ部11anと同じ形状である。主カム10a、10bは軸方向に間隔をあけて並んでいる。
副カム20a、20bは、それぞれ主カム10a、10bに連結されている。主カム10a、10bには、それぞれ副カム20a、20bを収納するためのスリット12a、12bが形成されている。従って、副カム20a、20bも同様に、軸方向に所定の間隔をあけて並んでいる。主カム10a及び副カム20aと、主カム10b及び副カム20bとは、それぞれ2つのロッカーアームRa、Rbを押して2つの排気弁EVa、EVbをリフトさせる。主カム10aの軸方向の厚さは、副カム20aの軸方向の厚さよりも厚い。主カム10b、副カム20bも同様である。
図3A、3B、4A、4Bは、軸方向からみたカムユニットCUの断面図である。図3A、3Bは、主カム10a、副カム20a、を示し、図4A、4Bは、主カム10b、副カム20bを示している。図3A、3Bに示すように、支持シャフト33aは、主カム10a、副カム20aを軸方向に貫通している。副カム20aは、支持シャフト33aを支点として主カム10aに対して揺動する。副カム20aは、主カム10aの外周から部分的に突出した高位置と突出しない低位置間を揺動可能である。副カム20aには、ストッパピン34Paが貫通している。主カム10b、副カム20b、支持シャフト33b、ストッパピン34Pbについても同様である。
主カム10aと副カム20aとの間には、スプリング34saが設けられている。スプリング34saは、副カム20aが主カム10aから突出するように付勢する。スプリング34sbについても同様である。尚、スプリング34sa、34sbは、図3A〜4Bに示した位置以外に設けてもよい。
本実施例では、副カム20aは高位置及び低位置のそれぞれでロック可能である。副カム20aが高位置でロックされている場合には、主カム10a及び副カム20aがロッカーアームRaを駆動して排気弁EVaをリフトさせる。副カム20aが低位置でロックされている場合には、主カム10aによって排気弁EVaがリフトされる。主カム10b、副カム20b、ロッカーアームRb、排気弁EVbについても同様である。主カム10a、10b及び副カム20a、20bによって排気弁EVa、EVbがリフトされる制御を開放制御と称する。主カム10a、10bによって排気弁EVa、EVaがリフトされる制御を通常制御と称する。ECU5は、所定の条件成立時に通常制御から開放制御へと切り替える。
尚、ロッカーアームRaの基端部は油圧式のラッシュアジャスタRAaにより支持され、ロッカーアームRaの先端部は排気弁EVaの軸の先端部に当接している。ラッシュアジャスタRAaにより、ロッカーアームRaの先端部と排気弁EVaの軸の先端部との間にバルブクリアランスが生じることを抑制している。また、排気弁EVaは、バルブスプリングVSaにより閉じる方向に付勢されている。主カム10a、副カム20aは、ロッカーアームRaのローラを押すことにより、バルブスプリングVSaの付勢力に抗してロッカーアームRaを揺動させて排気弁EVaをリフトさせる。ロッカーアームRb、ラッシュアジャスタRAb、バルブスプリングVSb、主カム10b、副カム20bについても同様である。
図3A、4Aは、それぞれ高位置にある副カム20a、20bを示し、図3B、4Bは、それぞれ低位置にある副カム20a、20bを示している。副カム20aは、主カム10aの供給経路Tを回避した略U字状、略L字状、又は略C字状である。副カム20aの基端側は支持シャフト33aが貫通している。図3A〜4Bにおいて、カムシャフトSは時計方向に回転する。これに伴い主カム10a、副カム20aも時計方向に回転する。主カム10aには、ストッパピン34Paが貫通した長孔14aが形成されている。副カム20aの揺動に伴って移動するストッパピン34Paの移動範囲を長孔14aが規制することにより、副カム20aの揺動範囲を規制している。主カム10b、副カム20b、長孔14b、34Pbについても同様である。
図3A〜4Bに示すように、副カム20a、20bはそれぞれスプリング34sa、34sbにより付勢されている。副カム20aが高位置にある場合、副カム20aは主カム10aのベース円部11aから部分的に突出し、ノーズ部11anからも部分的に突出する。但し、副カム20aは、主カム10aの回転中心から最も離れたノーズ部11anの頂部からは突出しない。即ち、主カム10a、副カム20aによって駆動される排気弁EVaの最大リフト量は、副カム20aの位置によらずに一定である。主カム10b、ベース円部11b、ノーズ部11bn、副カム20b、排気弁EVbについても同様である。詳しくは後述する。
図5A、5Bは、カムユニットCUの内部構造を示した断面図である。図5A、5Bにおいては、副カム20a、20bは共に高位置にある。副カム20a、20bは、構造が類似しているため、以下の説明では副カム20aについて説明する。主カム10aには、副カム20aを収納可能なスリット12aが形成されている。主カム10a内には、カムシャフトSの軸心上で延びた供給経路T、供給経路Tから径方向外側に延びた経路T5、T6が形成されている。経路T5、T6は、それぞれ供給経路Tから径方向外側に延び、次に軸方向に延びて2つのカムロブ部側に延びている。経路T6は第1経路の一例である。経路T5は、第2経路の一例である。
オイルコントロールバルブOCVは、オイルポンプPにより供給経路T内に供給される油圧を、オイルコントロールバルブOCVに印加される電流値に基づいてリニアに調整できる。オイルコントロールバルブOCVは、油圧制御弁の一例である。尚、油圧制御弁は、段階的に供給経路T内に供給される油圧を調整可能なものであってもよい。ECU5は、CPU、ROM、RAMなどから構成され、内燃機関全体の動作を制御する。ROMには、後述する制御を実行するためのプログラムが格納されている。
主カム10aは、副カム20a、20bにそれぞれ作用するピン15P、16P、17Pを保持している。副カム20a、20bはそれぞれピン26Pを保持している。ピン26Pは、ロック部材の一例である。図5Bは、ピン15P等を省略した図である。副カム20aは、支持シャフト33aが貫通した基端部から離れた自由端部を有し、副カム20aの自由端部側にはピン26Pを保持した孔26が形成されている。孔26は、副カム20aを軸方向に貫通している。孔26は、保持孔の一例である。副カム20bについても同様である。
主カム10aには、スリット12aに連通した孔15、16が形成されている。孔15、16は、スリット12aに対して同一側に形成されている。孔15、16は、軸方向に延び、底面を有している。孔15、16には、それぞれピン15P、16Pが収納されている。孔15の底面とピン15Pとの間にはピン15Pに連結されたスプリング15Sが配置されている。孔16の底面とピン16Pとの間にはピン16Pに連結されたスプリング16Sが配置されている。スプリング16Sは、副カム20aに向けてピン16Pを付勢している。スプリング15Sは、ピン15Pが孔15から離脱しない程度の長さに設定されている。スプリング15Sは、第2スプリングの一例である。スプリング16Sは、第1スプリングの一例である。
主カム10aには、スリット12aを介して孔16に対向する孔17が形成されている。孔17には、ピン17Pが収納されている。孔17は、経路T6に連通している。孔17は、孔16と同軸上に位置している。孔17は、軸方向に延びている。
副カム20aが高位置にある場合、孔16、17、26は軸方向に並び、ピン16P、17P、26Pは軸方向に並ぶ。換言すれば、副カム20aが揺動範囲の一端でこのような位置に位置づけられるように、ストッパピン34Paに係合した長孔14により副カム20aの揺動範囲が規定されている。リフト状態においては、スプリング16Sの付勢力により、ピン16Pが孔16、26に共通に挿入され、ピン26Pは孔26、17に共通に挿入される。これにより、副カム20aはリフト状態で主カム10aにロックされる。孔17は、第1ロック孔の一例である。
次に、副カム20aのロックについて詳細に説明する。図6A〜7Bは、副カム20aのロックの説明図である。オイルコントロールバルブOCV及びオイルポンプPにより供給経路Tを介して経路T5、T6内にオイルが供給されると、図6Aに示すように、ピン17Pがスプリング16Sの付勢力に抗して副カム20a側に押される。これにより、ピン16Pは孔26から離脱し、ピン26Pは孔17から離脱する。即ち、ピン16P、17P、26Pは、それぞれ孔16、17、26に収納される。これにより、高位置で副カム20aのロックが解除される。
副カム20aのロックが解除された状態でカムシャフトSが回転することにより、副カム20aはロッカーアームRaから反力を順に受ける。これにより、図6Bに示すように、副カム20aはスプリング34saの付勢力に抗して低位置に移動する。換言すれば、スプリング34saの付勢力は、副カム20aのロックが解除されている状態でロッカーアームRaからの反力のみで副カム20aは低位置に移動可能な程度に設定されている。このようにロッカーアームRaはロックが解除された副カム20aを低位置側に付勢する。副カム20aが低位置にある場合には、孔15、26とは同軸上に並ぶ。換言すれば、副カム20aが揺動範囲の他端でこのような位置に位置づけられるように、ストッパピン34Pに係合した長孔14により副カム20aの揺動範囲が規定されている。ロッカーアームRaは、バブルを駆動するためのカムフォロアの一例である。尚、カムフォロアは、カムに直接駆動されるバルブリフタであってもよい。
ピン26Pは経路T5からのオイルの圧力により、図6Cに示すように、スプリング15Sの付勢力に抗して孔15、26に共通に挿入される。これにより、リフト停止状態で副カム20aはロックされる。このように、オイルが所定の圧力以上で供給経路T内に供給されている間は、副カム20aは低位置でロックされる。孔15は、第2ロック孔の一例である。
次にオイルコントロールバルブOCVにより供給経路Tへのオイルの供給が停止されると、図7Aに示すように、スプリング15Sの付勢力によりピン26Pが孔15から離脱して孔26に収納される。これにより、低位置で副カム20aのロックが解除される。
次に、スプリング34saの付勢力に従って、図7Bに示すように、副カム20aが低位置から高位置へ移動する。実際には、副カム20aがロッカーアームRaに接触していない間に、スプリング34saの付勢力に従って副カム20aは高位置へと移行する。副カム20aが高位置にある状態では、前述したようにピン16P、26P、17Pが軸方向に並ぶ。
この状態で、図5Aに示すように、スプリング16Sの付勢力に従って、ピン16Pが孔16、26に共通に挿入され、同様にピン26Pは孔26、17に共通に挿入される。これにより、高位置で副カム20aがロックされる。以上のようにして副カム20aが高位置及び低位置でロックされる。孔26、ピン26P、スプリング15S、16S、孔15、17等は、ロック機構の一例である。このように副カム20aが低位置でもロックされるので、副カム20aを安定した状態で保持でき、信頼性や耐久性が確保されている。
図5A、5Bに示したように、主カム10a、10bは、カムシャフトSに連結されており、カムシャフトSは主カム10a、10bを貫通していない。このため、主カム10a、10bの軸方向の断面積を確保することができ、主カム10a、10bの強度を確保することができる。カムシャフトSは主カム10a、10bを貫通していないためカムシャフトSの径を細くする必要はない。このためカムシャフトSの強度も確保されている。主カム10aに形成された孔15、16、17、副カム20aに形成された孔26などは、全て軸方向に延びている。このため、例えば、軸方向と交差する方向に延びた孔を設けこの孔内を摺動するピンを配置した場合と比較して、主カム10aの軸方向での断面積を確保することができる。主カム10bについても同様である。これにより、カムユニットCUの強度が確保されている。
図3A、3Bに示したように、副カム20aの自由端は、副カム20aの基端側からカムシャフトSの回転方向から逆方向に離れている。ここで、副カム20aの基端側は、支持シャフト33aにより揺動の支点となっている。このため、ロッカーアームRの反力により、副カム20aがカムシャフトSの回転方向と逆方向に揺動するのが容易となる。これによって、ロックが解除された状態で、副カム20aの低位置から高位置へ移動が容易となっている。また、低位置へ移動する際の副カム20aが受けるロッカーアームRaからの反力による負荷が低減され、副カム20aの耐久性が確保されている。
また、図5Aに示したように、スプリング15S、16Sは、副カム20aに対して軸方向に配置されている。例えばこのようなスプリング34S等を副カム20aに対して径方向に重なる位置に配置する場合と比較して、副カム20aの軸方向での断面積を確保できる。これにより副カム20aの強度を確保することができる。副カム20bについても同様である。
図3Aに示したように、経路T5の出口はスリット12aに開口するように形成され、この出口はリフト状態の副カム20aから離れた位置に形成されている。このため、リフト状態の場合において、供給経路Tにオイルを供給することにより、経路T5の出口からスリット12aを介してロッカーアームRa等にオイルを供給できる。図4Aに示すように、もう一つの経路T5の出口も同様にスリット12bに形成されている。これにより、ロッカーアームRa、RbとカムユニットCU等の潤滑を確保することができる。また、従来のカムシャワー機構を廃止したとしても、本実施例の可変動弁装置1Eにより、潤滑を促進することができる。
次に、排気弁EVa、EVbのリフト状態について説明する。図8は、通常制御での排気弁EVa、EVb、吸気弁IVのリフト状態を示したグラフである。縦軸はリフト量、横軸はクランク角度を示している。曲線EVCは、排気弁EVa、EVbのリフト状態を示し、曲線IVCは吸気弁IVのリフト状態を示している。エンジンENの状態は、膨張行程、排気行程、吸気行程、圧縮行程の順に移行してこれらの行程を繰り返す。排気弁EVa、EVbは排気行程の期間内で開いており、膨張行程の前半期間、吸気行程の後半期間、及び圧縮行程の期間で閉じた状態に維持される。通常制御では、副カム20a、20bは低位置でロックされているので、主カム10a、10bのみによってそれぞれロッカーアームRa、Rbが揺動されて排気弁EVa、EVbがリフトする。
尚、通常制御では、図8に示した排気弁EVa、EVbの作用角、最大リフト量は曲線EVCに示したものに限られない。図8に示した曲線EVCが示す作用角よりも大きくても小さくてもよく、曲線EVCが示す最大リフト量よりも大きくても小さくてもよい。また、排気行程中に排気弁EVa、EVbが開き始めてもよいし、排気行程中に閉じてもよい。従って、通常制御においては、排気弁EVa、Evbは、排気行程の期間内で開いており、吸気行程の後半期間、圧縮行程の期間で閉じた状態が維持されていればよい。
ここで、膨張行程とは、クランク角度が0度から180度までの期間に対応している。排気行程とは、クランク角度が180度から360度までの期間に対応する。吸気行程とは、クランク角度が360度から540度までの期間に対応する。圧縮行程とは、クランク角度が540度から720度までの期間に対応する。尚、クランク角度が0度、360度、720度の場合、ピストンは上死点に位置する。クランク角度が180度、540度の場合、ピストンは下死点に位置する。
図9は、開放制御での排気弁EVa、EVb、吸気弁IVのリフト状態を示したグラフである。曲線Caは、主カム10a、副カム20aによって駆動される排気弁EVaのリフト状態を示している。曲線Cbは、主カム10b、副カム20bによって駆動される排気弁EVbのリフト状態を示している。曲線Ca、Cbに示すように、全行程の期間内で、排気弁EVa、EVbの少なくとも一方が開いている。
排気弁EVaは、主カム10a、副カム20aによって、主に、圧縮行程の後半、膨張行程、排気行程の期間で開いている。図3Aに示すように、高位置でロックされている副カム20aは、主カム10aの回転方向がノーズ部11anの頂点からベース円部11aに向かう側となる主カム10aの側面から突出している。また、副カム20aの先端部は、ノーズ部11anの頂部からは突出せずに、ノーズ部11anの外側面に連続するように突出している。このため、曲線Caに示すように、副カム20aにより膨張行程の前に実行される圧縮行程から副カム20aがロッカーアームRaのローラを押して排気弁EVaが開き始める。また、その後の排気行程では副カム20aに続いて主カム10aのノーズ部11anがロッカーアームRaのローラを押して、排気弁EVaを最大リフト量までリフトさせる。その後の排気行程では、主カム10aのベース円部11aがロッカーアームRaに接触して排気弁EVaは閉じる。
排気弁EVbは、主カム10b、副カム20bによって、膨張行程の後半、排気行程、吸気行程、圧縮行程の前半で開いている。図4Aに示すように、高位置でロックされている副カム20bは、主カム10bの回転方向がベース円部11bからノーズ部11bnの頂点に向かう側の主カム10aの側面から突出している。即ち、副カム20bは副カム20aとは逆側に突出している。また、副カム20bの先端部は、ノーズ部11anの頂部からは突出せずに、ノーズ部11anの外側面に連続するように突出している。このため、曲線Cbに示すように、膨張行程から主カム10bのノーズ部11bnがロッカーアームRbのローラを押して排気弁EVbが開き始める。また、その後の排気行程の後半では主カム10bのノーズ部11bnに続いて副カム20bがロッカーアームRbのローラを押し、吸気行程期間では、排気弁EVbを略一定のリフト量で開いた状態に維持する。その後の圧縮行程では、主カム10bのベース円部11bがロッカーアームRbに接触して排気弁EVbは閉じる。
このように、排気弁EVa、EVbの少なくとも一方が各行程の期間内で開いている開放制御を実行可能である。例えば、燃料カット時に通常制御から開放制御に切替えると、気筒を通過する空気流量や負荷トルクは以下のように変化する。
図10Aは、燃料カット時での通常制御と開放制御での気筒を通過する空気量を示したグラフである。縦軸は気筒が通過する空気流量を示し、横軸はエンジンENの回転数を示している。図10Bは、燃料カット時での通常制御と開放制御とでのエンジンENに係る負荷トルクを示したグラフである。縦軸はエンジンENに対する負荷トルクを示している。横軸はエンジンENの回転数を示している。図10A、10Bにおいて、開放制御を実行した場合を実線で示し、通常制御を実行した場合を点線で示している。
図10Aに示すように、燃料カット時では通常制御よりも開放制御の方が気筒を通過する空気量を低減できる。このため、燃料カット時に触媒の温度低下することを抑制できる。また、リーン雰囲気の空気が触媒に大量に流れることによって燃料復帰時に触媒が正常に機能しなくなることも抑制できる。また、図10Bに示すように、燃料カット時では通常制御よりも開放制御の方がポンプ損失を低減でき負荷トルクを低減できる。これにより、燃料カット時でのエンジンENが惰性で回転することを確保でき、燃費を向上させることができる。また、燃料カット時でのエンジンENの回転を確保することにより、そのエンジンENの回転を回生エネルギとして蓄電することもできる。
本実施例では2つの排気弁EVa、EVbにより気筒42が開いている期間を拡大させている。即ち、本実施例の場合、吸気弁IVは開放制御時でも通常制御と同様の作用角で開く。このため、吸気弁及び排気弁で分担して気筒を開いた状態に維持する場合と比較して、開放制御時での吸気通路43側に流れる空気量の増大を抑制している。これにより、吸気通路43側に空気が多く流れることに起因する騒音の増大が抑制される。また、開放制御時に吸気通路43の壁面に燃料が付着して、通常制御への復帰時に、壁面に付着した燃料が気筒42内に流入して空燃比の制御に影響を与えることを抑制している。
尚、通常制御と開放制御の切替えは、エンジンENの始動時に実行してもよい。即ち、クランキング実行時に開放制御を実行することにより、クランキング字での負荷トルクを低減でき電力消費量を抑制できる。従って、通常制御と開放制御との切替えのタイミングについては本実施例では問わない。
図9に示すように、排気弁EVaは、吸気行程の期間内で閉じ、排気弁EVbは、圧縮行程の一部の期間、膨張行程の一部の期間で閉じている。このように、開放制御においては、排気弁EVa、EVbは全行程のうち少なくとも一度は閉じる。これにより、複数のサイクルにわたって排気弁EVa、EVbの一方が継続して開いている状態に起こり得る問題を抑制できる。
図3A〜4Bに示したように、ロッカーアームRaはラッシュアジャスタRAaにより支持されている。排気弁EVaが長期間開いた状態に維持されると次のような問題が生じうる。ラッシュアジャスタRAaは、タペットクリアランスをゼロとすべく伸縮する機能を有している。排気弁EVaが1サイクルの期間内で開閉する場合には、ラッシュアジャスタRAaは内部での油圧の流動とバネの付勢力とにより、ロッカーアームRaに追従するように伸縮を繰り返す。しかしながら、EVaが長期間開いた状態に維持されると、ラッシュアジャスタRAaは長期間縮んだ状態に維持される。このため、排気弁EVaが長期間開いた後に、排気弁EVaが1サイクルの期間内で開閉する通常制御に復帰した直後には、ラッシュアジャスタRAの伸縮の追従性が低下する恐れがある。ラッシュアジャスタRAbについても同様である。
本実施例では、開放制御においても排気弁EVa、EVbは全行程のうち少なくとも一度は閉じる。これにより、ラッシュアジャスタRAa、RAbの追従性の低下を抑制できる。尚、ラッシュアジャスタRAa、RAbは、外部から油が供給される供給型であるが、これに限定されず、油が密閉された密閉型であってもよい。
尚、本実施例では、開放制御においては、全行程の期間中に排気弁EVa、EVbの少なくとも一方が開いているがこれに限定されない。例えば、各行程の一部の期間で、排気弁EVa、EVbの少なくとも一方が開いていればよい。例えば、開放制御において、吸気行程の一部の期間で排気弁EVa、EVbが閉じているが、吸気行程の他の期間で排気弁EVa、EVbの少なくとも一方が開いていればよい。吸気行程以外の行程においても同様である。
本実施例では、開放制御において、圧縮行程の期間内で排気弁EVaが開きはじめ排気弁EVbが閉じる。しかしながら、このような構成に限定されない。例えば、排気弁EVaは膨張行程の前半期間で開きはじめ、排気弁EVbは圧縮行程の期間内で閉じてもよい。排気弁EVaは圧縮行程の期間内で開き始め、排気弁EVbは吸気行程の期間内に閉じてもよい。また、吸気行程の期間内で排気弁EVaが開きはじめ排気弁EVbが閉じてもよい。膨張行程の期間内で排気弁EVaが開きはじめ排気弁EVbが閉じてもよい。
また、図9に示すように、吸気弁IVが開いている期間での排気弁EVbのリフト量CBは、膨張行程及び圧縮行程の期間内での排気弁EVaのリフト量の最大値CAより小さい。吸気弁IVが開いている間は、排気弁EVbのリフト量CBが比較的小さくても、気筒内を流れる空気量を低下させることができる。また、吸気弁IVが開いている期間内での排気弁EVbのリフト量CBを小さく設定することにより、排気弁EVbを開いた状態に維持するために費やされるエネルギの消費を抑制できる。
ここで、一般的に、排気弁のリフト量が大きいほど、排気弁EVbのバルブスプリングVSbの付勢力が増大する。このため、大きいリフト量で排気弁EVbを開いた状態に維持するためには、増大したバルブスプリングVSbの付勢力に抗して主カム10b、副カム20bが回転する必要がある。このため、カムシャフトSの回転への負荷が大きくなるおそれがある。本実施例では、吸気弁IVが開いている期間では、他の期間で開いている排気弁EVaのリフト量に比較して排気弁EVbのリフト量を低下させている。これにより、排気弁EVbを開いた状態に維持するために必要なエネルギの消費を抑制している。また、吸気弁IVが開いている期間で排気弁EVbのリフト量が小さく設定されているので、ポンプ損失も低減できる。
尚、吸気弁IVが開いている期間での排気弁EVbのリフト量の平均値が、膨張行程及び圧縮行程の期間内での排気弁EVa又は排気弁EVbのリフト量の最大値よりも小さければよい。従って、吸気弁IVが開いている期間での排気弁EVbのリフト量が、一時的に膨張行程及び圧縮行程の期間内での排気弁EVaのリフト量の最大値よりも大きくてもよい。また、図9に示すように、吸気弁IVが開いている期間においては、排気弁EVaも吸気行程前半で僅かに開いている。従って、吸気弁IVが開いている期間内で排気弁EVa、EVbの双方が開いている期間があるが、吸気弁IVが開いている期間において排気弁EVa、EVbのリフト量の大きい方の平均値が、膨張行程及び圧縮行程の期間内での排気弁EVa又は排気弁EVbのリフト量の最大値よりも小さければよい。
尚、本実施例は吸気弁IVが開いている期間で開いている排気弁EVbと、圧縮行程及び膨張行程で開いている排気弁EVaとは異なっているが、単一の排気弁によってこれらの行程の期間内に開くように制御してもよい。この場合も、吸気弁IVが開いている期間での排気弁のリフト量を、膨張行程及び圧縮行程の期間内でのリフト量の最大値よりも小さく設定することにより、排気弁を開いた状態に維持するために必要なエネルギの消費を抑制できる。
尚、本実施例の可変動弁装置IEは、油圧式であるがこれに限定されない。例えば、アクチュエータを用いた電磁駆動式の可変動弁装置であってもよい。電磁駆動式の可変動弁装置であっても、排気弁を大きいリフト量で開いた状態に維持するためには電力消費量が大きくなる。このため、吸気弁が開いている期間での排気弁のリフト量を比較的小さく設定することにより、電力消費量を抑制できる。
また、図9に示すように、吸気弁IVのリフト量が最大の時には、排気弁EVbは開き排気弁EVaは閉じている。このため、排気弁EVa、EVbの双方を開いた状態に維持する場合よりも、排気弁EVbのみを開いた状態に維持する方がエネルギの消費を抑制できる。
また、図9に示すように、排気行程以外の行程での排気弁EVa、EVbの各最大リフト量は、排気行程での排気弁EVa、EVbの最大リフト量よりも小さい。このように、排気行程以外でのリフト量を抑制することにより、排気弁EVa、EVbを開いた状態に維持するために必要なエネルギの消費を抑制している。
本実施例では油圧により多段で揺動する副カム20a、20bを採用した可変動弁装置1Eについて説明した。しかしながら、例えば、特開平6−212925号公報や特開2009−264200号公報に開示されているような可変動弁装置であってもよい。例えば、可変動弁装置は以下のように構成してもよい。外形が異なる主カム及び副カムをカムシャフトの軸方向に並ぶように設ける。主カムによって主カムフォロアが駆動して排気弁がリフトさせる。副カムによって駆動する副カムフォロアが主カムフォロアに対してロストモーション可能な非連結状態から主カムフォロアと共に駆動する連結状態に切替る切替機構を設ける。この場合も、主カムによって排気弁が排気行程で開き、副カムによって排気行程以外の膨張行程や圧縮行程等で排気弁を開くような形状に設計する。従って、通常制御では排気弁は主カムのみによって駆動し、開放制御では主カム及び副カムによって排気弁が駆動する。また、同一の気筒に設けられた複数の排気弁毎に、主カム及び副カムを設ける。
また、特開2013−060823号公報に開示されているような可変動弁装置であってもよい。例えば、可変動弁装置は以下のように構成してもよい。外形が異なる主カム及び副カムをカムシャフトの軸方向に並ぶように設ける。カムシャフトの軸方向の位置に応じて主カム又は副カムが選択的にカムフォロアに当接する、又は主カムのみが当接した状態から主カム及び副カムの双方がカムフォロアに当接する。従って、通常制御では主カムのみによって排気弁が駆動し、開放制御では、副カムのみによって排気弁が駆動する。尚、カムシャフトの軸方向の位置に応じて主カムのみがカムフォロアに当接する状態から主カム及び副カムがカムフォロアに当接するように構成してもよい。この場合、通常制御では排気弁は主カムのみによって駆動し、開放制御では主カム及び副カムによって排気弁が駆動する。
尚、本実施例では、ロッカーアームRa、Rbを利用した可変動弁装置1Eを例に説明したが、ロッカーアームを利用しない直動式の可変動弁装置であってもよい。この場合、ラッシュアジャスタは排気弁とバルブリフタとの間に設けられる。バルブリフタはカムユニットCUによって駆動されるカムフォロアに相当する。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
ロック機構は、高位置でのみ副カム20aをロックし、低位置ではロックしないものであってもよい。即ち、主カム10aは、経路T5や、孔15、ピン15P、スプリング15Sを備えていなくてもよい。この場合、ロックが解除された状態で副カム20aは、スプリング34saの付勢力とロッカーアームRaからの力により低位置及び高位置間を往復しながら主カム10aとともに回転する。主カム10b、副カム20bについても同様である。
可変動弁装置1Eでは、油圧が供給されることにより副カム20a、20bが低位置でロックされるが、油圧の供給により副カム20a、20bが高位置でロックされるものであってもよい。例えば油圧が作用していない状態でピン26Pが副カム20aの孔26に挿入された状態で副カム20aが低位置及び高位置間を往復しながら回転し、ピン26Pに油圧が作用することにより、ピン26Pが主カム10aの孔16に係合するように構成してもよい。
リフト状態において、ピン17Pを介さずに直接ピン26Pにオイルの圧力を作用させてもよい。また、ピン15P、16Pを介さずにスプリング15S、16Sが直接ピン26Pを付勢してもよい。
主カム10a、10bは、カムシャフトESと一体に成型されていてもよいし、本実施例のように別体で成型した後に接合してもよい。
1E 可変動弁装置
IV 吸気弁
EVa、EVb 排気弁
Ra、Rb ロッカーアーム(カムフォロア)
RAa、RAb ラッシュアジャスタ
OCV オイルコントロールバルブ
5 ECU
10a、10b 主カム
11a、11b ベース円部
11an、11bn ノーズ部
20a、20b 副カム
特開2004−225662号公報 国際公開第2012/056535号 特開平10−002239号公報 特開平6−346711号公報 特開平7−119502号公報 特開平10−82334号公報 特開2001−90564号公報
上記目的は、気筒を開閉する第1及び第2排気弁と、膨張行程、排気行程、吸気行程、及び圧縮行程を含む全行程の期間内で前記第1及び第2排気弁の少なくとも一方を開いた状態とし、全行程の期間内で前記第1及び第2排気弁を少なくとも一度は閉じる開放制御を実行する可変動弁装置と、を備えた内燃機関の制御装置によって達成できる。
カムユニットCUは、カムシャフトSよりも径が大きくカムシャフトSの部分SA、SBにそれぞれ連結された主カム10a、10b、主カム10a、10bにそれぞれ連結された副カム20a、20b、を含む。主カム10aは、カムシャフトSの軸方向(以下、軸方向と称する)から見た場合に略半円形のベース円部11a、ベース円部11aから径方向外側に突出したノーズ部11anを有している。主カム10a、10bは、それぞれ同じ形状であり、ベース円部11b、ノーズ部11bnも、それぞれベース円部11a、ノーズ部11anと同じ形状である。主カム10a、10bは軸方向に間隔をあけて並んでいる。
図3A、4Aは、それぞれ高位置にある副カム20a、20bを示し、図3B、4Bは、それぞれ低位置にある副カム20a、20bを示している。副カム20aは、主カム10aの供給経路Tを回避した略U字状、略L字状、又は略C字状である。副カム20aの基端側は支持シャフト33aが貫通している。図3A〜4Bにおいて、カムシャフトSは時計方向に回転する。これに伴い主カム10a、副カム20aも時計方向に回転する。主カム10aには、ストッパピン34Paが貫通した長孔14aが形成されている。副カム20aの揺動に伴って移動するストッパピン34Paの移動範囲を長孔14aが規制することにより、副カム20aの揺動範囲を規制している。主カム10b、副カム20b、長孔14b、ストッパピン34Pbについても同様である。
図5A、5Bは、カムユニットCUの内部構造を示した断面図である。図5A、5Bにおいては、副カム20a、20bは共に高位置にある。副カム20a、20bは、構造が類似しているため、以下の説明では副カム20aについて説明する。主カム10aには、副カム20aを収納可能なスリット12aが形成されている。主カム10a内には、カムシャフトSの軸心上で延びた供給経路T、供給経路Tから径方向外側に延びた経路T5、T6が形成されている。経路T5、T6は、それぞれ供給経路Tから径方向外側に延び、次に軸方向に延びて2つのカムロブ部側に延びている。経路T6は第1経路の一例である。経路T5は、第2経路の一例である。
副カム20aが高位置にある場合、孔16、17、26は軸方向に並び、ピン16P、17P、26Pは軸方向に並ぶ。換言すれば、副カム20aが揺動範囲の一端でこのような位置に位置づけられるように、ストッパピン34Paに係合した長孔14により副カム20aの揺動範囲が規定されている。リフト状態においては、スプリング16Sの付勢力により、ピン16Pが孔16、26に共通に挿入され、ピン26Pは孔26、17に共通に挿入される。これにより、副カム20aはリフト状態で主カム10aにロックされる。孔17は、第1ロック孔の一例である。
副カム20aのロックが解除された状態でカムシャフトSが回転することにより、副カム20aはロッカーアームRaから反力を順に受ける。これにより、図6Bに示すように、副カム20aはスプリング34saの付勢力に抗して低位置に移動する。換言すれば、スプリング34saの付勢力は、副カム20aのロックが解除されている状態でロッカーアームRaからの反力のみで副カム20aは低位置に移動可能な程度に設定されている。このようにロッカーアームRaはロックが解除された副カム20aを低位置側に付勢する。副カム20aが低位置にある場合には、孔15、26とは同軸上に並ぶ。換言すれば、副カム20aが揺動範囲の他端でこのような位置に位置づけられるように、ストッパピン34Pに係合した長孔14により副カム20aの揺動範囲が規定されている。ロッカーアームRaは、バルブを駆動するためのカムフォロアの一例である。尚、カムフォロアは、カムに直接駆動されるバルブリフタであってもよい。
2、5A、5Bに示したように、主カム10a、10bは、カムシャフトSに連結されており、カムシャフトSは主カム10a、10bを貫通していない。このため、主カム10a、10bの軸方向の断面積を確保することができ、主カム10a、10bの強度を確保することができる。カムシャフトSは主カム10a、10bを貫通していないためカムシャフトSの径を細くする必要はない。このためカムシャフトSの強度も確保されている。主カム10aに形成された孔15、16、17、副カム20aに形成された孔26などは、全て軸方向に延びている。このため、例えば、軸方向と交差する方向に延びた孔を設けこの孔内を摺動するピンを配置した場合と比較して、主カム10aの軸方向での断面積を確保することができる。主カム10bについても同様である。これにより、カムユニットCUの強度が確保されている。
図3A、3Bに示したように、副カム20aの自由端は、副カム20aの基端側からカムシャフトSの回転方向から逆方向に離れている。ここで、副カム20aの基端側は、支持シャフト33aにより揺動の支点となっている。このため、ロッカーアームRの反力により、副カム20aがカムシャフトSの回転方向と逆方向に揺動するのが容易となる。これによって、ロックが解除された状態で、副カム20aの低位置から高位置へ移動が容易となっている。また、低位置へ移動する際の副カム20aが受けるロッカーアームRaからの反力による負荷が低減され、副カム20aの耐久性が確保されている。
また、図5Aに示したように、スプリング15S、16Sは、副カム20aに対して軸方向に配置されている。例えばこのようなスプリング15S、16Sを副カム20aに対して径方向に重なる位置に配置する場合と比較して、副カム20aの軸方向での断面積を確保できる。これにより副カム20aの強度を確保することができる。副カム20bについても同様である。
排気弁EVbは、主カム10b、副カム20bによって、膨張行程の後半、排気行程、吸気行程、圧縮行程の前半で開いている。図4Aに示すように、高位置でロックされている副カム20bは、主カム10bの回転方向がベース円部11bからノーズ部11bnの頂点に向かう側の主カム10の側面から突出している。即ち、副カム20bは副カム20aとは逆側に突出している。また、副カム20bの先端部は、ノーズ部11nの頂部からは突出せずに、ノーズ部11nの外側面に連続するように突出している。このため、曲線Cbに示すように、膨張行程から主カム10bのノーズ部11bnがロッカーアームRbのローラを押して排気弁EVbが開き始める。また、その後の排気行程の後半では主カム10bのノーズ部11bnに続いて副カム20bがロッカーアームRbのローラを押し、吸気行程期間では、排気弁EVbを略一定のリフト量で開いた状態に維持する。その後の圧縮行程では、主カム10bのベース円部11bがロッカーアームRbに接触して排気弁EVbは閉じる。
尚、通常制御と開放制御の切替えは、エンジンENの始動時に実行してもよい。即ち、クランキング実行時に開放制御を実行することにより、クランキングでの負荷トルクを低減でき電力消費量を抑制できる。従って、通常制御と開放制御との切替えのタイミングについては本実施例では問わない。
図3A〜4Bに示したように、ロッカーアームRaはラッシュアジャスタRAaにより支持されている。排気弁EVaが長期間開いた状態に維持されると次のような問題が生じうる。ラッシュアジャスタRAaは、タペットクリアランスをゼロとすべく伸縮する機能を有している。排気弁EVaが1サイクルの期間内で開閉する場合には、ラッシュアジャスタRAaは内部での油圧の流動とバネの付勢力とにより、ロッカーアームRaに追従するように伸縮を繰り返す。しかしながら、排気弁EVaが長期間開いた状態に維持されると、ラッシュアジャスタRAaは長期間縮んだ状態に維持される。このため、排気弁EVaが長期間開いた後に、排気弁EVaが1サイクルの期間内で開閉する通常制御に復帰した直後には、ラッシュアジャスタRAの伸縮の追従性が低下する恐れがある。ラッシュアジャスタRAbについても同様である。
ここで、一般的に、排気弁のリフト量が大きいほど、排気弁EVbのバルブスプリングVSbの付勢力が増大する。このため、大きいリフト量で排気弁EVbを開いた状態に維持するためには、増大したバルブスプリングVSbの付勢力に抗して主カム10b、副カム20bが回転する必要がある。このため、カムシャフトSの回転への負荷が大きくなるおそれがある。本実施例では、吸気弁IVが開いている期間では、他の期間で開いている排気弁EVaのリフト量に比較して排気弁EVbのリフト量を低下させている。これにより、排気弁EVbを開いた状態に維持するために必要なエネルギの消費を抑制している。また、吸気弁IVが開いている期間で排気弁EVbのリフト量が小さく設定されているので、ポンプ損失も低減できる。

Claims (7)

  1. 気筒を開閉する第1及び第2排気弁と、
    膨張行程、排気行程、吸気行程、及び圧縮行程の各工程の期間内で前記第1及び第2排気弁の少なくとも一方を開き、全行程の期間内で前記第1及び第2排気弁を少なくとも一度は閉る開放制御を実行する可変動弁装置と、を備えた内燃機関の制御装置。
  2. 前記可変動弁装置は、前記開放制御と通常制御とを切替る切替機構を含み、
    前記通常制御では、前記第1及び第2排気弁は前記排気行程の期間内で開いており、前記吸気行程の後半期間、及び前記圧縮行程の期間で閉じた状態に維持される、請求項1の内燃機関の制御装置。
  3. 前記可変動弁装置は、前記排気行程で前記第1及び第2排気弁をそれぞれ開くための第1及び第2主カムと、前記排気行程以外の行程を含む行程で前記第1及び第2排気弁をそれぞれ開くための第1及び第2副カムと、前記第1及び第2主カムのみがそれぞれ前記第1及び第2排気弁を開く通常制御と前記第1及び第2主カムと共に前記第1及び第2副カムがそれぞれ前記第1及び第2排気弁を開く前記開放制御とを切替る切替機構と、を含む、請求項1の内燃機関の制御装置。
  4. 前記可変動弁装置は、前記排気行程で前記第1及び第2排気弁をそれぞれ開くための第1及び第2主カムと、前記排気行程以外の行程を含む行程で前記第1及び第2排気弁をそれぞれ開くための第1及び第2副カムと、前記第1及び第2主カムのみがそれぞれ前記第1及び第2排気弁を開く通常制御と前記第1及び第2副カムのみがそれぞれ前記第1及び第2排気弁を開く前記開放制御とを切替る切替機構と、を含む、請求項1の内燃機関の制御装置。
  5. 前記気筒を開閉する吸気弁が開いている期間での前記第1排気弁のリフト量又は前記第2排気弁のリフト量の大きい方のリフト量の平均値は、前記膨張行程の期間内での前記第1排気弁のリフト量又は前記第2排気弁のリフト量の大きい方のリフト量の平均値よりも小さい、請求項1乃至4の何れかの内燃機関の制御装置。
  6. 前記吸気弁のリフト量が最大の時には、前記第1及び第2排気弁の一方は開き他方は閉じている、請求項5の内燃機関の制御装置。
  7. 前記第1排気弁は、油圧式ラッシュアジャスタに支持されたカムフォロアにより駆動される、請求項1乃至6の何れかの内燃機関の制御装置。
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