JP2015074484A - ランプ用包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立てが容易で、かつ、ランプが収納されていない状態であっても、シートの両端を係止している箇所が外れにくいランプ用包装箱を提供する。
【解決手段】ランプ60を収納する筒体20を備え、筒体20は、少なくとも筒体20の周側面を構成する樹脂シート21で構成され、樹脂シート21の両端領域のうちの一方には、二つの係止片(第1係止片24及び第2係止片25)が形成され、両端領域のうちの他方には、二つの係止片が挿入される二つの切り込み線(第1切り込み線26及び第2切り込み線27)が形成され、二つの係止片は二つの係止片の間に位置する線で折り返すと重なり合う形状を有し、二つの係止片のそれぞれは二つの切り込み線のうちの対応する切り込み線に、周回方向と直交する方向で、かつ、他方の係止片から遠ざかる方向に挿入されて係止される。
【選択図】図3

Description

本発明は、ランプを収納するランプ用包装箱に関する。
高信頼性及び長寿命という特徴を有するLED(Light Emitting Diode)ランプの普及に伴い、様々なランプ用包装箱が開発されている。
ランプ用包装箱として利用可能な従来の包装箱として、例えば一枚の樹脂シートを直方体の形状に組み立てたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1の包装箱では、一枚の樹脂シートは、4つの連なった側面を有している。4つの側面のうちの一つの側面の辺には、係止片が二つ設けられている。また、二つの係止片が形成された側面と、組み立て後に隣り合うことになる側面には、当該係止片が挿入されて係止されるように、線状に切り込まれた孔である切り込み線が形成されている(特許文献1の図2参照)。
これら二つの係止片には、根元が内側に切り込まれた形状を有することにより、切り込み線への挿入方向に直交する方向に突出した突起部が形成されている。挿入方向に直交する方向における切り込み線の幅は、係止片の根元部分の幅より大きく、二つの突起部の頂点同士を結ぶ直線の長さよりも短くなっている。そのため、係止片が切り込み線に挿入された後、突起部が切り込み線に係止されることになり、樹脂シートが直方体の形状に組み立てられた後、その形状が維持される。
特開2001−219924号公報
しかしながら、上記従来の包装箱では、一旦切り込み線に挿入された係止片は抜けにくいものの、切り込み線が挿入方向に対して直交する方向に形成されているために、係止片を切り込み線に挿入しにくいという問題がある。
また、別のタイプの従来の包装箱として、切り込み線が略台形形状にくり抜かれた形状を有しており、係止片を挿入し易くしたものも知られている(例えば、特許文献1の図4参照)。このような包装箱では、物品を収納した状態では包装箱が拡径するように拡がるので、係止片は切り込み線に強固に係止される。しかしながら、係止片が切り込み線に挿入し易い分だけ、物品を収納していない状態では係止片が抜け易いという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、組み立てが容易で、かつ、ランプが収納されていない状態であっても、シートの両端を係止している箇所が外れにくいランプ用包装箱を提供することを目的とする。
上記目的と達成するために、本発明に係るランプ用包装箱の一形態は、ランプ用包装箱であって、ランプを収納する筒体を備え、前記筒体は、少なくとも当該筒体の周側面を構成するシートで構成され、前記筒体の周回方向における前記シートの両端領域のうちの一方の領域には、当該両端領域を重ねた状態で係止させるための二つの係止片が、前記周回方向と直交する方向に離間して形成され、前記両端領域のうちの他方の領域には、前記二つの係止片が挿入される二つの切り込み線が形成され、前記二つの係止片は、前記二つの係止片の間に位置する線で折り返すと重なり合う形状を有し、前記二つの係止片のそれぞれは、前記二つの切り込み線のうちの対応する切り込み線に、前記周回方向と直交する方向で、かつ、他方の前記係止片から遠ざかる方向に挿入されて係止される。
ここで、前記二つの係止片は、対応する前記切り込み線への挿入方向における先頭側に位置する先端領域と、前記先端領域を除く領域である後端領域とから構成され、前記先端領域は、前記挿入方向における先頭ほど前記挿入方向と直交する方向における幅が小さくなる先細り形状を有し、前記後端領域は、前記挿入方向と直交する方向における幅が、前記先端領域の幅よりも小さくてもよい。
また、前記二つの係止片は、台形と六角形とを、前記台形を構成する一つの斜辺と前記六角形を構成する一辺とが接するように、くっつけた場合に得られる形状の輪郭に等しい外形を有してもよい。
また、前記二つの切り込み線は、対応する前記係止片の挿入方向に対して傾斜する方向に直線状に延びる傾斜部と、前記傾斜部の一端から前記周回方向に直線状に延びる直線部とから構成されてもよい。
また、前記先端領域の前記挿入方向と直交する方向における幅の最大値は、前記挿入方向から見た前記切り込み線の長さと略等しく、前記後端領域の前記挿入方向と直交する方向における幅の最大値は、前記挿入方向から見た前記傾斜部の長さと略等しくてもよい。
本発明により、組み立てが容易で、かつ、ランプが収納されていない状態であっても、シートの両端を係止している箇所が外れにくいランプ用包装箱が実現される。
よって、LEDランプが普及して今日において、本発明の実用的意義は極めて高い。
本発明の実施の形態におけるランプ用包装箱の外観を示す斜視図 図1に示されるランプ用包装箱の分解図 図1に示される筒体の展開図 第1係止片、第2係止片、第1切り込み線及び第2切り込み線の拡大図 第1係止片及び第2係止片を挿入するときの作業を説明する図 本発明の実施の形態の変形例に係るランプ用包装箱の外観を示す斜視図 図6Aに示される筒体の展開図
以下、本発明の実施の形態(変形例を含む)について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、組み立て順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
また、本明細書において、「下(下方)」、「上(上方)」、「右」、「左」とは、特段の断りがない限り、図面に示された物品を図面に示された方向から見た場合における方向と一致する。
図1は、本実施の形態におけるランプ用包装箱10の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示されるランプ用包装箱10の分解図である。なお、図1及び図2には、ランプ用包装箱10に収納されるランプ60も併せて図示されている。ランプ60は、例えば、LEDランプであり、図2に示されるように、LEDを含む発光部61、発光部61を収納するグローブ62、LEDに電力を供給する電気回路を収納する筐体63、及び、口金64を備える。ランプ用包装箱10は、ランプ60を収納する包装箱であり、図2に示されるように、筒体20、ラベル&底部40、及び、ランプ用押さえ部50で構成される。
筒体20は、ランプ60を収納するケースであり、1枚の透明の樹脂シートで組み立てられた四角柱に近い形状を有する。より厳密には、筒体20は、四角柱の側面における4つの角を面取り(下方ほど大きく面取り)して得られるような八角柱に近い形状を有する。そして、筒体20は、底に近づくほど内径(収納幅)が小さくなるような逆角錐体である。
ラベル&底部40は、ランプ60の商品名等が印刷された紙製のラベル41と、ランプ用包装箱10の底面を構成する透明の樹脂製の底部42とから構成される。底部42は、ラベル41に設けられた孔を貫通する1枚の樹脂シートを折り曲げて作製されており、ランプ60の口金64が挿入される円形孔を有する。
ランプ用押さえ部50は、筒体20に収納されたランプ60のグローブ62の頂部を下方に押さえる部材であり、グローブ62の頂部に合わせた円形孔が形成された1枚の樹脂シートを折り曲げて作製される。
なお、本実施の形態では、ランプ用包装箱10は、3つの構成要素(筒体20、ラベル&底部40、ランプ用押さえ部50)から構成されたが、筒体20だけから構成されてもよい。ラベル41は、ランプ60の種類及び用途によっては必ずしも必要でないし、さらに、筒体20に底面が形成されているならば、筒体20と別体のラベル&底部40は不要となる。また、ランプ用押さえ部50に相当するものが筒体20に形成されている場合、及び、ランプ用押さえ部50がなくてもランプ60が安定的に筒体20に固定される場合等には、筒体20と別体のランプ用押さえ部50も不要となる。
また、筒体20、底部42、及び、ランプ用押さえ部50は、必ずしも透明の樹脂シートで構成されていなくてもよく、例えば、紙シートで構成されてもよい。
図3は、図1に示される筒体20の展開図である。上述したように、筒体20は、1枚の樹脂シート21を折り曲げて作製される構造物であり、図3には、折り曲げる前の樹脂シート21の平面図が示されている。なお、図3における破線は、組み立て時に樹脂シート21を折り曲げる箇所(折れ線)を示している。
この樹脂シート21は、筒体20の少なくとも周側面を構成するシートの一例であり、左側面22a、前側面22b、右側面22c、後側面22d、重ね片22e、左後側面23a、左前側面23b、右前側面23c、右後側面23d、第1係止片24、第2係止片25、第1切り込み線26、第2切り込み線27、頂面28、吊り下げ片29、第1折り返し片30、及び、第2折り返し片31で構成される。このような樹脂シート21は、矩形の樹脂シートを裁断することで得られる。
この樹脂シート21のうち、左後側面23a、左側面22a、左前側面23b、前側面22b、右前側面23c、右側面22c、右後側面23d、後側面22d、及び、重ね片22eは、この順で連接され、筒体20の周側面を構成している。これらのうち、左側面22a、前側面22b、右側面22c、及び、後側面22dは、主要な4つの側面(つまり、筒体20を四角柱とみたときの4つの側面)である。また、左後側面23a、左前側面23b、右前側面23c、及び、右後側面23dは、上述の面取り(筒体20を四角柱とみたときの四角柱の側面における角の面取り)に対応する面である。
第1係止片24及び第2係止片25は、筒体20の周回方向における樹脂シート21の両端領域のうちの一方の領域(ここでは、左後側面23a)に、周回方向と直交する方向に離間して形成され、両端領域を重ねた状態で係止させるための差し込み片である。ここで、筒体20の周回方向における樹脂シート21の両端領域とは、例えば、左後側面23a及び左側面22aに相当する領域(一方の領域)と、後側面22d及び重ね片22eに相当する領域(他方の領域)である。また、両端領域を重ねた状態とは、本実施の形態では、重ね片22eが左後側面23a及び左側面22aと重なり合う(これらの内側に位置する)状態をいう。また、「直交」とは、90度の交差だけでなく、90度に近い交差、例えば、70〜110度の交差を含んでもよい。
本実施の形態では、第1係止片24及び第2係止片25は、左後側面23aの辺に、外方に突出する舌片として形成されている。また、第1係止片24及び第2係止片25は、これらの間に位置する線で折り返すと重なり合う形状を有する。つまり、第1係止片24及び第2係止片25は、これらの並びが左右の位置となるように見たときに、お互いに左右対称となる形状を有する。
第1切り込み線26及び第2切り込み線27は、筒体20の周回方向における樹脂シート21の両端領域のうちの他方の領域(ここでは、後側面22d)に形成され、それぞれ、挿入された第1係止片24及び第2係止片25を係止するための線状の孔である。このような第1切り込み線26及び第2切り込み線27は、樹脂シート21にカッターナイフで切り込みを入れることで得られる。第1切り込み線26には、対応する第1係止片24が、筒体20の周回方向と直交する方向で、かつ、第2係止片25から遠ざかる方向に挿入されて係止される。一方、第2切り込み線27には、対応する第2係止片25が、筒体20の周回方向と直交する方向で、かつ、第1係止片24から遠ざかる方向に挿入されて係止される。
頂面28は、前側面22bと接続され、筒体20の蓋となる四角形の片であり、4つのフラップを有する。頂面28には、筒体20を組み立てたときに吊り下げ片29の先端部分が下方から上方に貫通する孔である吊り下げ片用孔28aが形成されている。
吊り下げ片29は、後側面22dと接続され、筒体20を組み立てた状態で筒体20を展示用壁面に設けられたフック等に吊り下げるためのフック用孔29aを提供するための片である。筒体20の組み立て時に吊り下げ片29の先端部(吊り下げ片29の先端側の半分)が頂面28に設けられた吊り下げ片用孔28aを下方から上方に貫通することで、筒体20の上面から上方に向けて、フック用孔29aが形成された吊り下げ片29が突き出る。
第1折り返し片30及び第2折り返し片31は、それぞれ、前側面22b及び後側面22dに接続された四角形の片であり、筒体20の組み立て時に、筒体20の内側に折り曲げられる。第1折り返し片30と前側面22bとの接続箇所(筒体20の底辺となる箇所)、及び、第2折り返し片31と後側面22dとの接続箇所(筒体20の底辺となる箇所)には、孔が形成されている。これらの孔にラベル&底部40の底部42に形成された片が上方から下方に貫通した後、貫通した部分が内側に折り曲げられることで、ラベル&底部40が筒体20に固定される。
図4は、本実施の形態におけるランプ用包装箱10に特徴的な第1係止片24、第2係止片25、第1切り込み線26及び第2切り込み線27の拡大図である。図4の(a)は、第1係止片24及び第2係止片25を第1切り込み線26及び第2切り込み線27に挿入する前の状態を示し、図4の(b)は、挿入後の状態を示す。
図4の(a)に示されるように、第1係止片24は、対応する第1切り込み線26への挿入方向における先頭側に位置する第1先端領域24aと、第1先端領域24aを除く領域である第1後端領域24bとから構成される。なお、第1係止片24の挿入方向は、筒体20の周回方向と直交する方向で、かつ、第2係止片25から遠ざかる方向である。同様に、第2係止片25は、対応する第2切り込み線27への挿入方向における先頭側に位置する第2先端領域25aと、第2先端領域25aを除く領域である第2後端領域25bとから構成される。なお、第2係止片25の挿入方向は、筒体20の周回方向と直交する方向で、かつ、第1係止片24から遠ざかる方向である。
第1先端領域24a及び第2先端領域25aは、挿入方向における先頭ほど挿入方向と直交する方向における幅が小さくなる先細り形状を有する。第1後端領域24b及び第2後端領域25bは、挿入方向と直交する方向における幅が、それぞれ、第1先端領域24a及び第2先端領域25aの幅よりも小さい。具体的には、第1係止片24及び第2係止片25は、台形と六角形とを、台形を構成する一つの斜辺と六角形を構成する一辺とが接するように、くっつけた場合に得られる形状の輪郭に等しい外形を有する。
第1切り込み線26は、挿入方向に対して傾斜する方向(約45度)に直線状に延びる孔である第1傾斜部26aと、第1傾斜部26aの一端から周回方向に直線状に延びる孔である第1直線部26bとから構成される。同様に、第2切り込み線27は、挿入方向に対して傾斜する方向(約45度)に直線状に延びる孔である第2傾斜部27aと、第2傾斜部27aの一端から周回方向に直線状に延びる孔である第2直線部27bとから構成される。
ここで、第1先端領域24aの挿入方向と直交する方向における幅の最大値Waは、挿入方向から見た第1切り込み線26の長さLaと略等しい(より正確には、実質的に等しいか、あるいは、わずかに大きいのが好ましい)。同様に、第2先端領域25aの挿入方向と直交する方向における幅の最大値は、挿入方向から見た第2切り込み線27の長さと略等しい(より正確には、実質的に等しいか、あるいは、わずかに大きいのが好ましい)。
また、第1後端領域24bの挿入方向と直交する方向における幅の最大値Wbは、挿入方向から見た第1傾斜部26aの長さLbと略等しい。同様に、第2後端領域25bの挿入方向と直交する方向における幅の最大値は、挿入方向から見た第2傾斜部27aの長さと略等しい。
以上のような特徴により、図4の(b)に示されるように、第1係止片24及び第2係止片25を、それぞれ、第1切り込み線26及び第2切り込み線27に容易に挿入することができる。しかも、挿入された第1係止片24及び第2係止片25は、それぞれ、第1切り込み線26及び第2切り込み線27から抜けにくい。これは、以下の理由による。
(1)容易に挿入できる理由
第1切り込み線26は、挿入方向に対して傾斜する方向(約45度)に直線状に延びる第1傾斜部26aを有する。つまり、第1切り込み線26は、挿入方向に対して傾斜する切り込み箇所(テーパ状の切り込み箇所)を有する。これにより、第1係止片24の挿入に対する第1切り込み線26による抵抗が小さくなり、このような傾斜部をもたない切り込み線に比べ、第1係止片24は挿入され易い。第2切り込み線27についても同様である。
また、第1係止片24の第1先端領域24aは、挿入方向における先頭ほど挿入方向と直交する方向における幅が小さくなる先細り形状を有する。つまり、第1係止片24は、挿入方向に対して傾斜する辺(テーパ状の外形)を有する。これにより、第1係止片24は、先端先細り形状をもたない係止片に比べ、容易に第1切り込み線26に挿入される。第2係止片25についても同様である。
(2)抜けにくい理由
第1係止片24は、第1切り込み線26に対して、筒体20の周回方向と直交する方向で、かつ、第2係止片25から遠ざかる方向に挿入されて係止される。一方、第2係止片25は、第2切り込み線27に対して、筒体20の周回方向と直交する方向で、かつ、第1係止片24から遠ざかる方向に挿入されて係止される。つまり、第1係止片24と第2係止片25とは、お互いに、反対方向に挿入される。よって、一方の係止片の抜ける方向が他方の係止片を挿入する方向となるので(二つの挿入方向が逆であるので)、筒体20にランプ60が収納されていない状態であっても、第1係止片24及び第2係止片25は抜けにくい。
また、第1係止片24において、第1先端領域24aの挿入方向と直交する方向における幅の最大値は、挿入方向から見た第1切り込み線26の長さと略等しい。さらに、第1後端領域24bの挿入方向と直交する方向における幅の最大値は、挿入方向から見た第1傾斜部26aの長さと略等しい。つまり、第1係止片24は、全体として、挿入方向に対して、先端先太り形状を有する(挿入方向と直交する方向に突起した突起部を有する)。よって、一旦、第1切り込み線26に挿入された後は、より幅の大きい先端部(第1先端領域24a)が第1切り込み線26に引っ掛かり、抜けにくい。第2係止片25についても同様である。
さらに、第1切り込み線26は、挿入方向に対して傾斜する方向に直線状に延びる第1傾斜部26aだけでなく、第1傾斜部26aの一端から周回方向に直線状に延びる第1直線部26bを有する。これにより、一旦、第1切り込み線26に挿入された第1係止片24が引き抜かれる方向に引っ張られたとしても、第1係止片24の第1先端領域24aのうち、筒体20の周回方向に突出した部分(突起部)が、第1切り込み線26の第1直線部26bに引っ掛かる。よって、第1切り込み線26に挿入された第1係止片24は抜けにくい。第2切り込み線27と第2係止片25との関係についても同様である。
図5は、本実施の形態におけるランプ用包装箱10の組み立てにおいて、第1係止片24及び第2係止片25を、それぞれ、第1切り込み線26及び第2切り込み線27に挿入するときの作業を説明する図である。
まず、図5の(a)に示されるように、樹脂シート21を折り目で折り曲げて湾曲させることで、第1係止片24及び第2係止片25を第1切り込み線26及び第2切り込み線27の近くもってくる。
次に、図5の(b)に示されるように、一方の係止片(ここでは、第1係止片24)を対応する切り込み線(ここでは、第1切り込み線26)に挿入する。挿入方向は、基本的には、筒体20の周回方向に直交する方向で、かつ、他方の係止片(ここでは、第2係止片25)から遠ざかっていく方向である。挿入の前半では、図5の(b)に示されるように、挿入方向に対して、少しだけ(例えば、20〜45度)、重ね片22eから後側面22dに向かうように傾斜した方向で第1係止片24を挿入するのが好ましい。
第1係止片24の第1先端領域24aが完全に挿入されると、図5の(c)に示されるように、第1後端領域24bが第1切り込み線26に当接するために、それ以上奥に挿入できない状態となる。その後、第1係止片24をわずかに後退させることで、第1係止片24の第1先端領域24aのうち、筒体20の周回方向に突出した部分(突起部)が、第1切り込み線26の第1直線部26bに引っ掛かる。これにより、第1係止片24が抜けない状態となっていることを確認できる(図5の(d))。
続いて、図5の(e)に示されるように、他方の係止片(ここでは、第2係止片25)を対応する切り込み線(ここでは、第2切り込み線27)に挿入する。挿入方向は、筒体20の周回方向に直交する方向で、かつ、他方の係止片(ここでは、第1係止片24)から遠ざかっていく方向である。第2係止片25についても、それ以上奥に挿入できない状態となるまで挿入する。その後、第2係止片25をわずかに後退させることで、第2係止片25の第2先端領域25aのうち、筒体20の周回方向に突出した部分(突起部)が、第2切り込み線27の第2直線部27bに引っ掛かる。これにより、第2係止片25が抜けない状態となっていることを確認できる。
以上の作業により、図5の(f)に示されるように、第1係止片24及び第2係止片25は、それぞれ、第1切り込み線26及び第2切り込み線27に挿入されて係止される。
なお、以上の作業によって樹脂シート21の両端領域を係合させて筒体20を形成した後は、第1折り返し片30及び第2折り返し片31を内側に折り返し、その筒体20の中に、ラベル&底部40を筒体20に挿入して固定する。続いて、筒体20にランプ60を挿入し、ランプ60の口金64を、ラベル&底部40の底部42に形成された円形孔に挿入する。さらに、筒体20にランプ用押さえ部50を挿入し、ランプ60のグローブ62の上に置く。最後に、樹脂シート21の吊り下げ片29が頂面28の吊り下げ片用孔28aの下方から上方に貫通するように、吊り下げ片29及び頂面28を折り曲げるように蓋をする。これにより、ランプ60が収納されたランプ用包装箱10が完成する。このようなランプ用包装箱10は、フック用孔29aに、展示用壁面に設けられたフック等を貫通させることで、吊り下げて展示することができる。
以上のように、本実施の形態におけるランプ用包装箱10によれば、二つの切り込み線が、挿入方向に対して傾斜した方向に走る孔を有するので、二つの係止片を切り込み線に挿入し易い。さらに、二つの係止片の挿入方向がお互いに遠ざかる方向になっているので、二つの係止片が切り込み線から抜けにくくなる。
なお、本発明のランプ用包装箱を構成する筒体の構造は、上記実施の形態で説明したような側面の角を面取りしたような四角柱だけに限られず、図6A及び図6Bに示されるような、側面を面取りしていない通常の四角柱(直方体)であってもよい。
図6Aは、上記実施の形態の変形例に係るランプ用包装箱110の外観を示す斜視図である。本図に示されるように、ランプ用包装箱110は、筒体120、及び、ラベル&底部140で構成される。筒体120は、1枚の透明の樹脂シートで組み立てられた四角柱の構造を有し、より正確には、逆角錐体である。ラベル&底部140は、商品名等が印刷された紙又は樹脂のシートで構成される。
図6Bは、図6Aに示される筒体120の展開図である。ここには、筒体120を構成する樹脂シート121(折り曲げる前の樹脂シート121)の平面図が示されている。上記実施の形態と異なる点は、筒体120の周側面は、4つの四角形(より正確には、逆台形)の側面(左側面122a、前側面122b、右側面122c、後側面122d)と重ね片122eとから構成されていることである。二つの係止片(第1係止片124及び第2係止片125)は、左側面122aの辺から突起するように形成され、二つの切り込み線(第1切り込み線126及び第2切り込み線127)は、後側面122dに形成されている。
なお、本変形例の樹脂シート121には、上記実施の形態のランプ用押さえ部50に相当する二つの内側フラップ135及び136が形成されている。内側フラップ135及び136には、それぞれ、ランプ60のグローブ62の外形に沿って切り欠かれた切り欠き孔135a及び136aが形成されている。二つの切り欠き孔135a及び136aは、内側フラップ135及び136が2箇所で内側に折り込まれた状態でランプ用包装箱110の上面を覆うように曲げられたときに、それぞれ、ランプ60のグローブ62の左上表面及び右上表面と接する形状を有する。具体的には、二つの切り欠き孔135a及び136aは、二つの円弧で囲まれた孔として形成されている。
また、本変形例の樹脂シート121には、上記実施の形態と似た吊り下げ片129が形成されているが、本変形例における吊り下げ片129には、二つのフック用孔129a及び129bが形成され、吊り下げ片129は、折り曲げて用いられる。
このような構造を有する本変形例に係るランプ用包装箱110であっても、上記実施の形態におけるランプ用包装箱10と同様に、樹脂シート121に特徴的な二つの係止片と二つの切り込み線とが設けられている。よって、二つの係止片を二つの切り込み線に挿入することは容易であり、かつ、一旦挿入された二つの係止片は抜けにくく、非常に強固に係止状態が維持される。
以上、本発明に係るランプ用包装箱について、実施の形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態及び変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記実施の形態及び変形例に施したものや、上記実施の形態及び変形例における構成要素を組み合わせて構築される別の形態も、本発明の範囲内に含まれる。
たとえば、上記実施の形態では、ランプ用包装箱に収納されるランプはLEDランプであったが、白熱ランプであってもよい。さらに、ランプに似た形状の物品であれば、ランプ以外の物品がランプ用包装箱に収納されてもよい。
また、上記実施の形態では、筒体は、角柱であったが、円柱であってもよい。特徴的な係止片と切り込み線とを利用できることに変わりはないからである。
10、110 ランプ用包装箱
20、120 筒体
21、121 樹脂シート(筒体を構成するシート)
22a、122a 左側面
22b、122b 前側面
22c、122c 右側面
22d、122d 後側面(両端領域の他方)
22e、122e 重ね片
23a 左後側面(両端領域の一方)
23b 左前側面
23c 右前側面
23d 右後側面
24、124 第1係止片
24a 第1先端領域
24b 第1後端領域
25、125 第2係止片
25a 第2先端領域
25b 第2後端領域
26、126 第1切り込み線
26a 第1傾斜部
26b 第1直線部
27、127 第2切り込み線
27a 第2傾斜部
27b 第2直線部
28 頂面
28a 吊り下げ片用孔
29、129 吊り下げ片
29a、129a、129b フック用孔
30 第1折り返し片
31 第2折り返し片
40、140 ラベル&底部
41 ラベル
42 底部
50 ランプ用押さえ部
60 ランプ
61 発光部
62 グローブ
63 筐体
64 口金
135、136 内側フラップ
135a、136a 切り欠き孔

Claims (5)

  1. ランプ用包装箱であって、
    ランプを収納する筒体を備え、
    前記筒体は、少なくとも当該筒体の周側面を構成するシートで構成され、
    前記筒体の周回方向における前記シートの両端領域のうちの一方の領域には、当該両端領域を重ねた状態で係止させるための二つの係止片が、前記周回方向と直交する方向に離間して形成され、
    前記両端領域のうちの他方の領域には、前記二つの係止片が挿入される二つの切り込み線が形成され、
    前記二つの係止片は、前記二つの係止片の間に位置する線で折り返すと重なり合う形状を有し、
    前記二つの係止片のそれぞれは、前記二つの切り込み線のうちの対応する切り込み線に、前記周回方向と直交する方向で、かつ、他方の前記係止片から遠ざかる方向に挿入されて係止される
    ランプ用包装箱。
  2. 前記二つの係止片は、対応する前記切り込み線への挿入方向における先頭側に位置する先端領域と、前記先端領域を除く領域である後端領域とから構成され、
    前記先端領域は、前記挿入方向における先頭ほど前記挿入方向と直交する方向における幅が小さくなる先細り形状を有し、
    前記後端領域は、前記挿入方向と直交する方向における幅が、前記先端領域の幅よりも小さい
    請求項1記載のランプ用包装箱。
  3. 前記二つの係止片は、台形と六角形とを、前記台形を構成する一つの斜辺と前記六角形を構成する一辺とが接するように、くっつけた場合に得られる形状の輪郭に等しい外形を有する
    請求項1又は2記載のランプ用包装箱。
  4. 前記二つの切り込み線は、対応する前記係止片の挿入方向に対して傾斜する方向に直線状に延びる傾斜部と、前記傾斜部の一端から前記周回方向に直線状に延びる直線部とから構成される
    請求項2又は3記載のランプ用包装箱。
  5. 前記先端領域の前記挿入方向と直交する方向における幅の最大値は、前記挿入方向から見た前記切り込み線の長さと略等しく、
    前記後端領域の前記挿入方向と直交する方向における幅の最大値は、前記挿入方向から見た前記傾斜部の長さと略等しい
    請求項4記載のランプ用包装箱。
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