JP2015074374A - コンソールボックスの給電機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンソールボックスを車体に容易に取り付けることができるコンソールボックスの給電機構を提供する。
【解決手段】給電システム1は、車両の車体に設けられた給電装置20と、コンソールボックスに設けられた受電装置30と、を備えている。給電装置20は、高周波電源21と、給電側コイルユニット22と、給電側コンデンサ23と、整合器24と、制御部25と、を備えている。受電装置30は、受電側コイルユニット31と、受電側コンデンサ32と、整流器33と、を備えている。給電側コイルユニット22の給電コイル221は、受電側コイルユニット31の受電コイル311に非接触で給電する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に設けられたコンソールボックスの給電機構に関する。
車両には、例えば、運転席と助手席との間に小物等を収納するコンソールボックスが設けられている。そして、近年、利便性向上のためにコンソールボックスにおいて、その内部を照らす照明を設けたり、電気機器を接続する電源ソケットを設けたり、収納した飲み物などを保温するための調温装置等を設けたりした構成のものがある。
例えば、特許文献1に開示されたコンソールボックスは、図7に示すように、ペルチエ素子830を備えており、このペルチエ素子830を動作させることにより、コンソールボックス820内の温度を調節する。
特開2005−247053号公報
しかしながら、上述したような照明や電源ソケット、調温装置などの電源を要する機能を備えたコンソールボックスは車体側から電源供給が必要となるところ、コンソールボックスを車体に取り付ける際に、コンソールボックス及び車体にそれぞれ設けられたワイヤハーネスからなる給電線のコネクタを互いに接続する作業が必要となり、取り付け作業が繁雑となってしまうという問題があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、コンソールボックスを車体に容易に取り付けることができるコンソールボックスの給電機構を提供することを目的とする。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、車両に設けられたコンソールボックスの給電機構であって、前記コンソールボックスに設けられ、受電コイルを有する受電部と、前記車両の車体に設けられ、前記受電コイルに非接触で給電する給電コイルを有する給電部と、を備えていることを特徴とするコンソールボックスの給電機構である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記コンソールボックスが、前記車体に取り付け及び取り外し可能に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記コンソールボックスが、前記車体の床部にスライド移動可能に設けられていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項3に記載された発明において、前記給電コイルが、前記コンソールボックスのスライド移動可能範囲の全体にわたって配置されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載された発明において、前記コンソールボックスに設けられ、前記給電コイルからの給電により前記受電コイルが発した熱を前記コンソールボックスの収容空間に伝える熱伝導部材をさらに備えていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、コンソールボックスに設けられた受電部の受電コイルに対して、車両の車体に設けられた給電部の給電コイルにより非接触で給電する。このようにしたことから、給電線などの物理的な接続機構を設けることなくコンソールボックスに給電することができ、そのため、コンソールボックスを容易に取り付けることができる。
請求項2に記載された発明によれば、コンソールボックスが、車体に取り付け及び取り外し可能に設けられている。このようにしたことから、給電線のコネクタを接続及び接続解除することなく、必要に応じてコンソールボックスを容易に車体に取り付け及び取り外しすることができ、車両内の空間を容易に有効利用することができる。
請求項3に記載された発明によれば、コンソールボックスが、車体の床部にスライド移動可能に設けられている。このようにしたことから、コンソールボックスのスライド移動に追従して給電線を引き出したり収納したりする機構を設けることなく当該コンソールボックスに給電することができ、そのため、簡易な構成でコンソールボックスを利用しやすい位置にスライド移動させることができる。
請求項4に記載された発明によれば、給電コイルが、コンソールボックスのスライド移動可能範囲の全体にわたって配置されている。このようにしたことから、コンソールボックスをスライド移動させても給電コイルと受電コイルとを常に近接させることができ、給電効率を高めることができる。
請求項5に記載された発明によれば、コンソールボックスに設けられ、給電コイルからの給電により受電コイルが発した熱をコンソールボックスの収容空間に伝える熱伝導部材をさらに備えている。このようにしたことから、熱伝導部材によって、コンソールボックスの収容空間が積極的に温められて保温加熱が可能となり、利便性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態のコンソールボックスの給電機構を備えた給電システムの概略構成を示す図である。 図1の給電システムの給電部が備える給電コイルの配置を説明する図であって、(a)は車両の側方から見た図であり、(b)は車両の上方から見た図である。 図2(a)のX−X線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態のコンソールボックスの給電機構を備えた給電システムの概略構成を示す図である。 図4の給電システムの給電部が備える給電コイルの配置を説明する図であって、(a)は車両の側方から見た図であり、(b)は車両の上方から見た図である。 図5(a)のX−X線に沿う断面図である。 従来のコンソールボックスの構成を説明する断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態のコンソールボックスの給電機構を備えた給電システムについて、図1〜図3を参照して説明する。本実施形態の給電システムは、車両に搭載されており、磁界共鳴方式を用いて非接触で車両の車体からコンソールボックスに電力を供給する。勿論、これ以外にも、電磁誘導方式を用いたものなどであってもよい。
図1は、本発明の第1実施形態のコンソールボックスの給電機構を備えた給電システムの概略構成を示す図である。図2は、図1の給電システムの給電部が備える給電コイルの配置を説明する図であって、(a)は車両の側方から見た図であり、(b)は車両の上方から見た図である。図3は、図2(a)のX−X線に沿う断面図であって、図1のコンソールボックスのスライド機構について説明する断面図である。
図1に示すように、給電システム1は、車両Vの車体5(図2に示す)に配置される給電部としての給電装置20と、コンソールボックス6(図2に示す)に配置される受電部としての受電装置30と、コンソールボックス6に配置された熱伝導部材としての平板状のアルミ板40(図3に示す)と、を備えている。
給電装置20は、高周波電源21と、給電側コイルユニット22と、給電側コンデンサ23と、整合器24と、制御部25と、を備えている。
高周波電源21は、例えば、車両Vに搭載されたバッテリを電源として高周波電力を生成して、給電側コイルユニット22に供給している。この高周波電源21により生成される高周波電力は、後述する給電コイル221及び受電コイル311の共振周波数と等しくなるように設けられている。
給電側コイルユニット22は、高周波電源21から高周波電力が供給される給電コイル221を備えている。この給電コイル221は、平面帯状に巻回され、図2(a)、(b)に示すように、後述する車体5の床部51に設けられた一対のレール52の全長にわたって配設されている。給電側コイルユニット22は、後述する受電側コイルユニット31に非接触で給電する。
給電側コンデンサ23は、給電コイル221と直列に接続され、給電コイル221と共に共振回路を形成している。給電側コンデンサ23は、共振周波数を調整する。本実施形態では、給電側コンデンサ23は、給電コイル221と直列接続されているが、並列接続されていてもよい。
整合器24は、高周波電源21と給電コイル221及び給電側コンデンサ23からなる共振回路との間のインピーダンスを整合させるための回路である。
制御部25は、ROM、RAM、CPUを有する周知のマイクロコンピュータなどで構成され、給電装置20全体の制御を司る。制御部25が行う制御には、高周波電源21のオンオフ制御を含む。
受電装置30は、受電側コイルユニット31と、受電側コンデンサ32と、整流器33と、を備えている。
受電側コイルユニット31は、給電コイル221と磁界共鳴する受電コイル311を備えている。この受電コイル311は、平面状に巻回されており、図3に示すように、コンソールボックス6内に配置されている。受電側コイルユニット31は、給電側コイルユニット22から非接触で受電する。
受電側コンデンサ32は、受電コイル311と直列に接続され、受電コイル311と共に共振回路を形成している。受電側コンデンサ32は、共振周波数を調整する。本実施形態では、受電側コンデンサ32は、受電コイル311と直列接続されているが、並列接続されていてもよい。
整流器33は、受電側コイルユニット31が受電した高周波電力を直流電力に変換する。この整流器33には、例えば、コンソールボックス6に設けられた図示しないLED照明などの負荷Lが接続される。これ以外にも、整流器33には、USB機器などに電力を供給するためのUSBソケットなどの電源ソケットなどが接続されていてもよい。
本実施形態において、図2(a)、(b)に示すように、車両Vの車体5の床部51には、互いに独立した左右のシートSが3列に並べられて合計6つのシートSが配設されている。また、車体5の床部51の表面には、左右のシートSの間を通り、車両Vの前後方向(図2の左右方向)に延在して設けられた互いに平行な一対のレール52が設けられている。そして、床部51の裏面における一対のレール52の間の部分には、上述した給電装置20の給電コイル221が一対のレール52の全長にわたって配設されている。換言すると、給電コイル221は、コンソールボックス6のスライド移動可能範囲の全体にわたって配設されている。
また、図3に示すように、コンソールボックス6は、本体部61と蓋部62とを有している。
本体部61の底壁61a内側には、上述した受電装置30の受電コイル311が当該底壁61a全体に重ねて配置されており、そして、アルミ板40が、この受電コイル311の全体に重ねて配置されている。アルミ板40は、受電コイル311が発する熱を、コンソールボックス6内に伝導させる。
本体部61の底壁61aの外側には、コンソールボックス6を上記一対のレール52に取り付ける、断面L字状の複数の脚部63が設けられている。コンソールボックス6は、複数の脚部63の先端が一対のレール52の凹溝52aに嵌まることにより、一対のレール52から上方に向けて脱落することを防止し、かつ、一対のレール52の全長方向にスライド移動可能に取り付けられる。
また、一対のレール52の両端には、凹溝52aをふさぐ図示しないキャップが設けられており、このキャップによって、コンソールボックス6が一対のレール52の両端から意図せず脱落することを防止している。そして、必要に応じて上記キャップを取り外すことで、コンソールボックス6を一対のレール52の両端から取り付け及び取り外しすることができる。
上述した給電システム1では、車体5の床部51に設けられた一対のレール52にコンソールボックス6が取り付けられると、車体5の給電装置20にコンソールボックス6の受電装置30が近づいて、給電コイル221と受電コイル311とが対向する。そして、車両Vのイグニッションオン状態において、給電装置20の制御部25が、高周波電源21に高周波電力を生成させ、当該高周波電力が給電コイル221に供給されると、給電コイル221と受電コイル311とが磁界共鳴して、受電コイル311が高周波電力を受電する。受電コイル311で受電された高周波電力は整流器33で直流電力に変換されて、コンソールボックス6に設けられた負荷Lに供給される。
本実施形態の給電システム1は、コンソールボックス6に設けられ、受電コイル311を有する受電装置30と、車両Vの車体5に設けられ、受電コイル311に非接触で給電する給電コイル221を有する給電装置20と、を備えている。
また、コンソールボックス6が、車体5に取り付け及び取り外し可能に設けられている。
また、コンソールボックス6が、車体5の床部51にスライド移動可能に設けられている。
また、給電コイル221が、コンソールボックス6のスライド移動可能範囲の全体にわたって配置されている。
また、コンソールボックス6に設けられ、給電コイル221からの給電により受電コイル311が発した熱をコンソールボックス6の収容空間に伝えるアルミ板40をさらに備えている。
以上より、本実施形態によれば、コンソールボックス6に設けられた受電装置30の受電コイル311に対して、車両Vの車体5に設けられた給電装置20の給電コイル221により非接触で給電する。このようにしたことから、給電線などの物理的な接続機構を設けることなくコンソールボックス6に給電することができ、そのため、簡易な構成でコンソールボックス6を容易に取り付けることができる。
また、コンソールボックス6が、車体5に取り付け及び取り外し可能に設けられている。このようにしたことから、給電線のコネクタを接続及び接続解除することなく、必要に応じてコンソールボックス6を容易に車体5に取り付け及び取り外しすることができ、車両V内の空間を容易に有効利用することができる。
また、コンソールボックス6が、車体5の床部51にスライド移動可能に設けられている。このようにしたことから、コンソールボックス6のスライド移動に追従して給電線を引き出したり収納したりする機構を設けることなく当該コンソールボックス6に給電することができ、そのため、簡易な構成でコンソールボックス6を利用しやすい位置にスライド移動させることができる。
また、給電コイル221が、コンソールボックス6のスライド移動可能範囲の全体にわたって配置されている。このようにしたことから、コンソールボックス6をスライド移動させても給電コイル221と受電コイル311とを常に近接させることができ、給電効率を高めることができる。
また、コンソールボックス6に設けられ、給電コイル221からの給電により受電コイル311が発した熱をコンソールボックス6の収容空間に伝えるアルミ板40をさらに備えている。このようにしたことから、アルミ板40によって、コンソールボックス6の収容空間が積極的に温められて保温加熱が可能となり、利便性を向上させることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態のコンソールボックスの給電機構を備えた給電システムについて、図4〜図6を参照して説明する。本実施形態の給電システムは、第1実施形態と同様に、車両に搭載されており、磁界共鳴方式を用いて非接触で車両の車体からコンソールボックスに電力を供給する。勿論、これ以外にも、電磁誘導方式を用いたものであってもよい。
図4は、本発明の第2実施形態のコンソールボックスの給電機構を備えた給電システムの概略構成を示す図である。図5は、図4の給電システムの給電部が備える給電コイルの配置を説明する図であって、(a)は車両の側方から見た図であり、(b)は車両の上方から見た図である。図6は、図5(a)のX−X線に沿う断面図であって、図4のコンソールボックスの取り付け機構について説明する断面図である。
図4に示すように、給電システム2は、車両Vの車体7(図5に示す)に配置される給電部としての給電装置20Aと、コンソールボックス8(図5に示す)に配置される受電部としての受電装置30と、コンソールボックス8に配置された熱伝導部材としての平板状のアルミ板40(図6に示す)と、を備えている。
給電装置20Aは、高周波電源21と、複数の給電側コイルユニット22A、22B、22Cと、複数の給電側コンデンサ23A、23B、23Cと、整合器24と、制御部25Aと、複数の取付検出部26A、26B、26Cと、接続切換部27と、を備えている。
高周波電源21は、上述した第1実施形態と同様に、例えば、車両Vに搭載されたバッテリを電源として高周波電力を生成して、複数の給電側コイルユニット22A、22B、22Cのいずれかに供給する。この高周波電源21により生成される高周波電力は、後述する給電コイル221A、221B、221C及び受電コイル311の共振周波数と等しくなるように設けられている。
給電側コイルユニット22Aは、高周波電源21から高周波電力が供給される給電コイル221Aを備えている。この給電コイル221Aは、平面帯状に巻回され、図2(a)、(b)に示すように、後述する車体7の床部71における第1列目の左右のシートSの間の部分に配設されている。給電側コイルユニット22Aは、後述する受電側コイルユニット31に非接触で給電する。
給電側コイルユニット22B、22Cは、上述した給電側コイルユニット22Aと同一の構成を有し、それぞれ、床部71における第2列目及び第3列目の左右のシートSの間の部分に配設されている。
給電側コンデンサ23Aは、給電コイル221Aと直列に接続され、給電コイル221Aと共に共振回路を形成している。給電側コンデンサ23Aは、共振周波数を調整する。本実施形態では、給電側コンデンサ23Aは、給電コイル221Aと直列接続されているが、並列接続されていてもよい。
給電側コンデンサ23B、23Cは、上述した給電側コンデンサ23Aと同様に、給電コイル221B、221Cとそれぞれ直列に接続され、給電コイル221B、221Cと共に共振回路を形成している。給電側コンデンサ23B、23Cは、共振周波数を調整する。本実施形態では、給電側コンデンサ23B、23Cは、給電コイル221B、221Cと直列接続されているが、並列接続されていてもよい。
整合器24は、高周波電源21と給電コイル221A、221B、221C及び給電側コンデンサ23A、23B、23Cのそれぞれからなる各共振回路と、の間のインピーダンスを整合させるための回路である。
制御部25Aは、ROM、RAM、CPUを有する周知のマイクロコンピュータなどで構成され、給電装置20A全体の制御を司る。制御部25Aが行う制御には、高周波電源21のオンオフ制御、複数の取付検出部26A、26B、26Cからの信号に基づくコンソールボックス8の取付位置の検知、及び、コンソールボックス8の取付位置の検知結果に基づく接続切換部27の制御、を含む。
複数の取付検出部26A、26B、26Cは、例えば、押下片を有するメカニカルスイッチ(押しボタンスイッチ)などで構成され、車体7の床部71における各給電コイル221A、221B、221Cの近傍に配設されている。これら複数の取付検出部26A、26B、26Cは、コンソールボックス8が床部71の左右のシートSの間の所定の取付位置に取付けられたときのみ押下片が押下されるように設けられている。
これら複数の取付検出部26A、26B、26Cは、制御部25Aに接続されており、制御部25Aでは、各取付検出部26A、26B、26Cの押下の有無により、コンソールボックス8が取付けられた位置を検出する。勿論、この構成に限定されるものではなく、複数の取付検出部26A、26B、26Cは、例えば、ホール素子などで構成されて、コンソールボックス8に設けられた磁石により生じる磁界を検出するなど、本発明の目的に反しない限り、複数の取付検出部26A、26B、26Cの構成は任意である。
接続切換部27は、例えば、アナログスイッチやリレー装置などで構成されている。接続切換部27は、制御部25Aに接続されていると共に、当該制御部25Aからの制御信号に基づいて、整合器24と、複数の給電側コイルユニット22A、22B、22C及び複数の給電側コンデンサ23A、23B、23Cで形成される各共振回路のうちの1つと、を排他的に接続する。
受電装置30は、受電側コイルユニット31と、受電側コンデンサ32と、整流器33と、を備えている。受電装置30は、上述した第1実施形態と同一の構成であるので、説明を省略する。
本実施形態において、図5(a)、(b)に示すように、車両Vの車体7の床部71には、互いに独立した左右のシートSが3列に並べられて合計6つのシートSが配設されている。また、車体7の床部71における左右のシートSの間のそれぞれには、コンソールボックス8を取り付けるための複数の取付孔72が設けられている。本実施形態において、複数の取付孔72は4つ設けられ、それぞれがコンソールボックス8の四隅近傍に配置されている。そして、床部71の裏面における各取付孔72で囲われた部分には、上述した給電装置20Aの給電コイル221A、221B、221Cが配設されている。
また、図6に示すように、コンソールボックス8は、本体部81と蓋部82とを有している。
本体部81の底壁81a内側には、上述した受電装置30の受電コイル311が当該底壁81a全体に重ねて配置されており、そして、アルミ板40が、この受電コイル311の全体に重ねて配置されている。アルミ板40は、受電コイル311が発する熱を、コンソールボックス8内に伝導させる。
本体部81の側壁81bの下端近傍には、複数の可動爪部83が設けられている。本実施形態において、可動爪部83はコンソールボックス8の四隅近傍に4つ設けられている。複数の可動爪部83は、図示しないヒンジを介して揺動可能に本体部81に取り付けられている。複数の可動爪部83は、側壁81bと平行を保つように図示しないばねにより押圧されている。複数の可動爪部83は、車体7の取付孔72に挿入されることにより、当該取付孔72に掛止して、本体部81を車体7の床部71に固定して取り付ける。また、複数の可動爪部83は、揺動されることにより取付孔72との掛止が解除されて、本体部81が車体7の床部71から外れるようになる。
上述した給電システム2では、車体7の床部71に設けられた取付孔72に各可動爪部83が掛止してコンソールボックス8が取り付けられると、車体7の給電装置20Aにコンソールボックス8の受電装置30が近づいて、給電コイル221A、221B、221Cのいずれか1つと受電コイル311とが対向する。そして、車両Vのイグニッションオン状態において、給電装置20Aの制御部25Aは、取付検出部26A、26B、26Cによりコンソールボックス8の取付位置を検知する。制御部25Aは、接続切換部27を制御して当該取付位置に対応する給電コイル(即ち、給電コイル221A、221B、221Cうちの受電コイル311と対向する1つ)と整合器24とを接続し、高周波電源21に高周波電力を生成させる。これにより、当該高周波電力が受電コイル311と対向する1つの給電コイルに供給され、当該1つの給電コイルと受電コイル311とが磁界共鳴して、受電コイル311が高周波電力を受電する。受電コイル311で受電された高周波電力は整流器33で直流電力に変換されて、コンソールボックス8に設けられた負荷Lに供給される。
本実施形態の給電システム2は、コンソールボックス8に設けられ、受電コイル311を有する受電装置30と、車両Vの車体7に設けられ、受電コイル311に非接触で給電する給電コイル221A、221B、221Cを有する給電装置20Aと、を備えている。
また、コンソールボックス8が、車体7に取り付け及び取り外し可能に設けられている。
また、コンソールボックス8に設けられ、給電コイル221A、221B、221Cからの給電により受電コイル311が発した熱をコンソールボックス8の収容空間に伝えるアルミ板40をさらに備えている。
以上より、本実施形態によれば、コンソールボックス8に設けられた受電装置30の受電コイル311に対して、車両Vの車体7に設けられた給電装置20Aの給電コイル221A、221B、221Cのいずれか1つにより非接触で給電する。このようにしたことから、給電線などの物理的な接続機構を設けることなくコンソールボックス8に給電することができ、そのため、簡易な構成でコンソールボックス8を容易に取り付けることができる。
また、コンソールボックス8が、車体7に取り付け及び取り外し可能に設けられている。このようにしたことから、給電線のコネクタを接続及び接続解除することなく、必要に応じてコンソールボックス8を容易に車体7に取り付け及び取り外しすることができ、車両V内の空間を容易に有効利用することができる。
また、コンソールボックス8に設けられ、給電コイル221A、221B、221Cからの給電により受電コイル311が発した熱をコンソールボックス8の収容空間に伝えるアルミ板40をさらに備えている。このようにしたことから、アルミ板40によって、コンソールボックス8の収容空間が積極的に温められて保温加熱が可能となり、利便性を向上させることができる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明のコンソールボックスの給電機構は上記実施形態の構成に限定されるものではない。
例えば、上述した第1実施形態において、一対のレール52の全体にわたって1つの給電コイル221が延在して配設される構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、このような1つの給電コイル221に代えて、上述した第2実施形態のように複数の給電コイルを、一対のレール52の全体にわたって並べて配置した構成としてもよい。また、この構成において、コンソールボックス6の位置を検出して、当該検出した位置に対応する給電コイルのみ高周波電力を供給するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態において、熱伝導部材としてのアルミ板40を備えた構成であったが、これに限定されるものではなく、アルミ板40を省略した構成としてもよい。
上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明のコンソールボックスの給電機構の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1、2 給電システム(コンソールボックスの給電機構)
5、7 車体
6、8 コンソールボックス
20、20A 給電装置(給電部)
21 高周波電源
22、22A〜22C 給電側コイルユニット
23、23A〜23C 給電側コンデンサ
24 整合器
25、25A 制御部
26A 取付検出部
27 接続切換部
30 受電装置(受電部)
31 受電側コイルユニット
32 受電側コンデンサ
33 整流器
40 アルミ板(熱伝導部材)
221、221A〜221C 給電コイル
311 受電コイル

Claims (5)

  1. 車両に設けられたコンソールボックスの給電機構であって、
    前記コンソールボックスに設けられ、受電コイルを有する受電部と、
    前記車両の車体に設けられ、前記受電コイルに非接触で給電する給電コイルを有する給電部と、を備えていることを特徴とするコンソールボックスの給電機構。
  2. 前記コンソールボックスが、前記車体に取り付け及び取り外し可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコンソールボックスの給電機構。
  3. 前記コンソールボックスが、前記車体の床部にスライド移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンソールボックスの給電機構。
  4. 前記給電コイルが、前記コンソールボックスのスライド移動可能範囲の全体にわたって配置されていることを特徴とする請求項3に記載のコンソールボックスの給電機構。
  5. 前記コンソールボックスに設けられ、前記給電コイルからの給電により前記受電コイルが発した熱を前記コンソールボックスの収容空間に伝える熱伝導部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンソールボックスの給電機構。
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