JP2015074079A - ボールねじの熱変位補正装置 - Google Patents
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Abstract
Description
基準温度時と言う)における位置関係を実線で、ボールねじ送り装置の稼働により温度が上昇した状態における位置関係を破線で示している。図1と図2を用いて、解決すべき課題を明らかにし、その課題を解決する手段について、以下に説明する。ボールねじ送り装置は、ベース26と、前記ベースに摺動可能に支持された移動体3と、前記移動体に固定されたナット11と、前記ナットに係合したボールねじ12と、前記ボールねじの一端を回転可能かつ軸方向移動不能に支持する固定ベアリング13と、他端を回転可能かつ軸方向移動可能に支持する自由ベアリング20と、前記ボールねじに連結されたサーボモータ18と、前記サーボモータを回転駆動するサーボモータ駆動装置4から構成される。
となる。
ボールねじ送り装置の稼働により温度が上昇して、ボールねじ固定端からボールねじ自由端までの長さがA+ΔAとなり、ベースの温度がΔTだけ上昇して、ベースの長さがB+ΔBになり、ボールねじ自由端から変位検出器24の検出面までの距離がX+ΔXになった場合を考える(この状態を、図1と図2中の破線で示す)。この場合、
が成立する。式(1)を式(2)に代入すると、
となる。一方、ベースの熱膨張係数をβとすれば、
の関係式が成り立つ。式(4)を式(3)に代入すれば、
が得られる。式(5)がボールねじの真の熱変位量を与える。
この発明の第1の実施の形態を、図を参照して説明する。図3は、この発明の一実施の形態に係るボールねじ送り装置の概略図とボールねじ熱変位補正のブロック図である。図3において、移動体3はナット11を固定している。ナット11は、ボールねじ12を係合している。ボールねじ12の一端は、一対のベアリング13が挿入され、リングナット14にて、軸方向移動できないように規制されている。またベアリング13は、その外輪に当接するリング15にてスラスト支持ブロック16に固定され、これにより、ボールねじ12は回転可能かつ軸方向の移動が規制されている。ボールねじ12はカップリング17にてサーボモータ18と連結されている。サーボモータ18には、ロータリエンコーダ19が連結されている。
「第2の実施の形態」
「第3の実施の形態」
「第4の実施の形態」
「第5の実施の形態」
「第6の実施の形態」
「第7の実施の形態」
「第8実施の形態」
「第9実施の形態」
7・・・数値制御装置、11・・・ナット、
12・・・ボールネジ、
13・・・固定ベアリング、14・・・リングナット、15・・・リング、16・・・スラスト支持ブロック、17・・・カップリング、18・・・サーボモータ、19・・・ロータリエンコーダ、20・・・自由ベアリング、21・・・サークリップ、
22・・・支持ブロック
、23・・・プレート、24・・・変位検出器、 26・・・ベース、27・・・温度検出器
Claims (10)
- ベースと、前記ベースに摺動可能に支持された移動体と、前記移動体に固定されたナットと、前記ナットに係合したボールねじと、前記ボールねじの一端を回転可能かつ軸方向移動不能に支持すると共に、他端を回転可能かつ軸方向移動可能に支持する手段と、前記ボールねじに連結されたサーボモータと、前記サーボモータを回転駆動するサーボモータ駆動装置からなるボールねじ送り装置において、前記ボールねじのみかけ長さの変化を測定する変位検出器と、前記ベースの温度を測定する温度検出器と、前記変位検出器および前記温度検出器の出力に基づいて、前記ボールねじの真の熱変位量を算出するボールねじ熱変位算出手段と、前記熱変位算出手段の出力に基づいて、前記ボールねじを回転駆動して位置制御する位置制御手段と、からなることを特徴とするボールねじの熱変位補正装置。
- 請求項1において、前記ボールねじ熱変位算出手段は、前記変位検出器により出力されたみかけの熱変位の測定値(△Xとする)と、前記温度検出器により出力されたベースの温度の変化量(△Tとする)と、ベースの長さ(Bとする)と、ベースの熱膨張係数(βとする)と、ベースの幾何補正係数(αとする)と、から前記ボールねじの長さ(Aとする)の真の熱変位量(△Aとする)を、以下の式により、算出することを特徴とするボールねじの熱変位補正装置。
- 請求項1又は2において、前記位置制御手段は、前記ボールねじ熱変位算出手段によって算出されるボールねじの真の熱変位量に対応して、前記サーボモータのロータリエンコーダから出力される回転パルス信号を補正し、補正した回転パルス信号により前記サーボモータ駆動装置を制御するようにしたことを特徴とするボールねじの熱変位補正装置
。 - 請求項1又は2において、前記位置制御手段は、数値制御プログラムによって前記サーボモータを回転制御する数値制御装置であって、該数値制御装置が、前記ボールねじ熱変位算出手段の機能を有し、ボールねじの真の熱変位量に基づいて、リード及びピッチ誤差補正値のうち少なくも一方の補正対象を演算する演算手段と、この演算手段により算出された前記補正対象の情報を前記数値制御装置に登録する登録手段と、からなることを特徴とするボールねじの熱変位補正装置。
- 請求項4において、前記演算手段は、前記補正対象として前記リード及び前記ピッチ誤差値の両方を演算するようにしたことを特徴とするボールねじの熱変位補正装置。
- 請求項4又は5において、前記補正対象に対応する閾値を前記数値制御装置に予め登録する登録手段をさらに含み、前記登録手段は前記補正対象とこれに対応する前記閾値とを比較してその差が予め決められた値より大きい場合のみ、前記数値制御装置に既に登録されている補正対象情報に代えて、前記演算後の補正対象情報を前記数値制御装置に登録することを特徴とするボールねじの熱変位補正装置。
- 請求項4又は5において、前記変位検出器と前記温度検出器により得られたボールねじの真の熱変位量に対応する閾値を前記数値制御装置に予め登録する手段と前記ボールねじの真の熱変位量とこれに対応する前記閾値とを比較する比較手段とを、さらに有し、この比較手段により演算された値が予め決められた値より大きい場合のみ、前記演算手段により算出される前記補正対象の情報を前記数値制御装置に登録することを特徴とするボールねじの熱変位補正装置。
- 請求項4から7のいずれか1項において、前記ボールねじの全長を複数に区分し、前記演算手段が区分された範囲で前記補正対象をそれぞれ演算することを特徴とするボールねじの熱変位補正装置。
- 請求項4において、前記ピッチ誤差補正値(Pn)に対応する閾値を前記数値制御装置に登録する手段をさらに含み、前記登録手段は、前記ボールねじの全長を複数に区分した各区分の前記数値制御装置に既に登録されている前記ピッチ誤差補正値(Pn)と前記ボールねじの真の熱変位量が加算された前記ボールねじの前記ピッチ誤差補正値(Pn')との差(Pn−Pn')が前記閾値を超えた場合のみ、前記数値制御装置に既に登録されている前記各ピッチ誤差補正値(Pn)に代えて、前記ボールねじの真の熱変位量が加算された前記ボールねじの前記各ピッチ誤差補正値(Pn')を前記数値制御装置に登録することを特徴とするボールねじの熱変位補正装置。
- 請求項4に記載のボールねじの熱変位補正装置において、前記変位検出器と前記温度検出器により得られたボールねじの真の熱変位量(ΔA)に対応する閾値を前記数値制御装置に予め登録する登録手段をさらに含み、前記登録手段は、前記ボールねじの真の熱変位量(ΔA)が前記閾値を超えた場合のみ、前記数値制御装置に既に登録されている前記各ピッチ誤差補正値(Pn)に代えて、前記ボールねじの真の熱変位量が加算された前記ボールねじの前記各ピッチ誤差補正値(Pn')を前記数値制御装置に登録することを特徴とするボールねじの熱変位補正装置。
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