JP2015072738A - 点灯装置および、これを用いた照明器具 - Google Patents

点灯装置および、これを用いた照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体素子が短絡故障した場合における、固体発光素子の発熱を抑制することができる点灯装置および、これを用いた照明器具を提供する。【解決手段】直流電力を出力する直流電源回路2と、直流電源回路2の出力端間に接続されるスイッチング素子Q1を有し、スイッチング素子Q1の導通状態が制御されることでLED素子71に電力供給する電力変換回路3と、直流電源回路2の出力を制御する第1の制御回路4と、スイッチング素子Q1の導通状態を制御することで、電力変換回路3の出力を制御する第2の制御回路5と、スイッチング素子Q1の短絡を検出する短絡検出回路6とを備え、第1の制御回路4は、短絡検出回路6がスイッチング素子Q1の短絡を検出した場合、直流電源回路2の出力を低減させる。【選択図】図1

Description

本発明は、固体発光素子を点灯させる点灯装置および、これを用いた照明器具に関するものである。
従来、LED素子(発光ダイオード)や有機EL素子等の固体発光素子(半導体発光素子)を点灯させる点灯装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の点灯装置は、力率改善回路,電力変換回路を備える。力率改善回路は、交流電源に接続される。電力変換回路は、力率改善回路の出力を電力変換して固体発光素子に電流を供給することで、固体発光素子を点灯させる。
また、特許文献1の点灯装置は、異常検出回路,制御回路を備える。異常検出回路は、固体発光素子の異常(短絡,開放)を検出する。制御回路は、異常検出回路により固体発光素子の異常が検出されたときに、力率改善回路の動作を停止、または力率改善回路の出力を抑制させる。
特開2012−14879号公報
特許文献1の電力変換回路は、固体発光素子に供給する電流を定電流制御するために、スイッチング素子(半導体素子)を備えた降圧チョッパ回路で構成されている。したがって、スイッチング素子が短絡故障した場合、力率改善回路から固体発光素子に電流が供給され続け、固体発光素子が発熱することとなる。特許文献1の異常検出回路は、固体発光素子の異常を検出するものであり、スイッチング素子の短絡故障には対処することができなかった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、半導体素子が短絡故障した場合における、固体発光素子の発熱を抑制することができる点灯装置および、これを用いた照明器具を提供することにある。
本発明の点灯装置は、直流電力を出力する直流電源回路と、前記直流電源回路の出力端間に接続される半導体素子を有し、前記半導体素子の導通状態が制御されることで固体発光素子に電力供給する電力変換回路と、前記直流電源回路の出力を制御する第1の制御回路と、前記半導体素子の導通状態を制御することで、前記電力変換回路の出力を制御する第2の制御回路と、前記半導体素子の短絡を検出する短絡検出回路とを備え、前記第1の制御回路は、前記短絡検出回路が前記半導体素子の短絡を検出した場合、前記直流電源回路の出力を低減させることを特徴とする。
この点灯装置において、前記半導体素子は、前記第2の制御回路によってスイッチング制御されるスイッチング素子で構成され、前記電力変換回路は、前記スイッチング素子に流れる電流が断続されることで、前記固体発光素子に所望の電力を供給するチョッパ回路で構成されることが好ましい。
この点灯装置において、前記半導体素子の高電位側端子または低電位側端子の電圧を検出する第1の電圧検出回路を備え、前記短絡検出回路は、前記第1の電圧検出回路の検出結果と第1の閾値とを比較し、比較結果に基づいて、前記半導体素子が短絡状態であるか否かを判断することが好ましい。
この点灯装置において、前記スイッチング素子に流れる電流を検出する第1の電流検出回路を備え、前記短絡検出回路は、前記第1の電流検出回路の検出結果と第2の閾値とを比較し、前記第1の電流検出回路の検出結果が第2の閾値以上である期間に基づいて、前記スイッチング素子が短絡状態であるか否かを判断することが好ましい。
この点灯装置において、前記スイッチング素子に流れる電流を検出する第1の電流検出回路と、前記第2の制御回路が、前記スイッチング素子をオンさせるオン信号を出力すると計時を開始し、前記第1の電流検出回路の検出結果が所定値に達すると計時した値をリセットする第1のタイマとを備え、前記短絡検出回路は、前記第1のタイマが計時する値が第3の閾値を上回る場合、前記スイッチング素子が短絡状態であると判断することが好ましい。
この点灯装置において、第2の電流検出回路と、時間を計測する第2のタイマとを備え、前記チョッパ回路は、インダクタを有しており、前記直流電源回路の出力端間に前記固体発光素子と前記インダクタと前記スイッチング素子とが直列接続され、前記第2の電流検出回路は、前記インダクタに流れる電流を検出し、前記第2のタイマは、前記第2の制御回路が、前記スイッチング素子をオンさせるオン信号を出力すると計時を開始し、前記第2の電流検出回路の検出結果が所定値を下回ると計時した値をリセットし、前記短絡検出回路は、前記第2のタイマが計時する値が第4の閾値を上回る場合、前記スイッチング素子が短絡状態であると判断することが好ましい。
この点灯装置において、前記直流電源回路の出力電圧を検出する第2の電圧検出回路を備え、前記チョッパ回路は、インダクタを有しており、前記直流電源回路の出力端間に前記固体発光素子と前記インダクタと前記スイッチング素子とが直列接続され、前記第2の制御回路が前記スイッチング素子をオフさせるオフ信号の出力時において、前記第2の電圧検出回路の検出結果が第5の閾値未満である場合、前記短絡検出回路は、前記スイッチング素子が短絡状態であると判断することが好ましい。
本発明の照明器具は、直流電力を出力する直流電源回路と、前記直流電源回路の出力端間に接続される半導体素子を有し、前記半導体素子の導通状態が制御されることで固体発光素子に電力供給する電力変換回路と、前記直流電源回路の出力を制御する第1の制御回路と、前記半導体素子の導通状態を制御することで、前記電力変換回路の出力を制御する第2の制御回路と、前記半導体素子の短絡を検出する短絡検出回路とを備え、前記第1の制御回路は、前記短絡検出回路が前記半導体素子の短絡を検出した場合、前記直流電源回路の出力を低減させる点灯装置と、前記点灯装置から電力供給される固体発光素子とを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明では、短絡検出回路が半導体素子の短絡を検出すると、第1の制御回路は、直流電源回路の出力を低減させることで、固体発光素子に供給される電流を低減させる。したがって、半導体素子が短絡故障した場合における、固体発光素子の発熱を抑制することができるという効果がある。
本発明の実施形態1の点灯装置の回路構成図である。 実施形態1の点灯装置が備えるスイッチング素子が正常時における、(a)は駆動信号S1の波形図、(b)は第4の電圧V4の波形図、(c)はチョッパ電流I1の波形図である。 実施形態1の点灯装置が備えるスイッチング素子が短絡故障時における、(a)は駆動信号S1の波形図、(b)は第4の電圧V4の波形図、(c)はチョッパ電流I1の波形図である。 実施形態1の変形例1の点灯装置の回路構成図である。 実施形態1の第1の変形例の点灯装置が備えるスイッチング素子が正常時における、(a)は駆動信号S1の波形図、(b)は第5の電圧V5の波形図、(c)はチョッパ電流I1の波形図である。 実施形態1の第1の変形例の点灯装置が備えるスイッチング素子が短絡故障時における、(a)は駆動信号S1の波形図、(b)は第5の電圧V5の波形図、(c)はチョッパ電流I1の波形図である。 実施形態1の第2の変形例の点灯装置の回路構成図である。 実施形態2の点灯装置の回路構成図である。 実施形態2の点灯装置が備えるスイッチング素子が正常時における、(a)は駆動信号S1の波形図、(b)は第7の電圧V7の波形図、(c)は出力信号S2の波形図、(d)はチョッパ電流I1の波形図である。 実施形態2の点灯装置が備えるスイッチング素子が短絡故障時における、(a)は駆動信号S1の波形図、(b)は第7の電圧V7の波形図、(c)は出力信号S2の波形図、(d)はチョッパ電流I1の波形図である。 実施形態3の点灯装置の回路構成図である。 実施形態3の点灯装置が備えるスイッチング素子が正常時における、(a)は駆動信号S1の波形図、(b)は第4の電圧V4の波形図、(c)はチョッパ電流I1の波形図である。 実施形態3の点灯装置が備えるスイッチング素子が短絡故障時における、(a)は駆動信号S1の波形図、(b)は第4の電圧V4の波形図、(c)はチョッパ電流I1の波形図である。 実施形態3の変形例の点灯装置の回路構成図である。 実施形態3の変形例の点灯装置が備えるスイッチング素子が正常時における、(a)は駆動信号S1の波形図、(b)は第4の電圧V4の波形図、(c)はチョッパ電流I1の波形図である。 実施形態3の変形例の点灯装置が備えるスイッチング素子が短絡故障時における、(a)は駆動信号S1の波形図、(b)は第4の電圧V4の波形図、(c)はチョッパ電流I1の波形図である。 実施形態4の点灯装置の回路構成図である。 実施形態5の照明器具の概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態の点灯装置1の回路構成図を図1に示す。本実施形態の点灯装置1は、直流電源回路2,電力変換回路3,第1の制御回路4,第2の制御回路5,短絡検出回路6を主構成とする。そして、点灯装置1は、商用電源E1を入力電源として、LED(Light-Emitting-Diode)素子71(固体発光素子)を点灯させる。以下に、点灯装置1の構成について説明する。
直流電源回路2は、商用電源E1に接続されており、直流電力を出力する。具体的には、直流電源回路2は、商用電源E1から入力される交流の電圧V1(以降、第1の電圧V1とする)を、直流の電圧V2(以降、第2の電圧V2とする)に変換するAC−DCコンバータ回路で構成されている。また、直流電源回路2の出力端間には、コンデンサC1が接続されている。コンデンサC1は、平滑コンデンサとして機能する。また、コンデンサC1の負極は、回路グランドに接地されている。
第1の制御回路4は、直流電源回路2の動作を制御することで、直流電源回路2の出力を制御する。なお、本実施形態では、第1の制御回路4は、第2の電圧V2が所定値となるように定電圧制御している。
電力変換回路3は、直流電源回路2の出力に接続されている。そして、電力変換回路3は、直流電源回路2の出力電力を所望の電力レベルに変換し、LED素子71に電力供給する。具体的には、電力変換回路3は、スイッチング素子Q1(半導体素子),インダクタL1,ダイオードD1,コンデンサC2を備える降圧チョッパ回路で構成されている。コンデンサC2,インダクタL1,スイッチング素子Q1の順に接続された直列回路が、直流電源回路2の出力端間(コンデンサC1の両端間)に接続されている。また、コンデンサC2,インダクタL1の直列回路と並列に、ダイオードD1が接続されている。コンデンサC2は、平滑コンデンサとして機能する。また、ダイオードD1は、回生ダイオードとして機能する。スイッチング素子Q1は、nチャネルMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor-Field-Effect-Transistor)で構成されている。そして、スイッチング素子Q1は、第2の制御回路5によってスイッチング制御される。
また、電力変換回路3の出力端間(コンデンサC2の両端間)に、光源7が接続されている。光源7は、1乃至複数(図1では3つ)のLED素子71の直列回路を備えている。このLED素子71の直列回路は、コンデンサC2に並列接続されている。
そして、電力変換回路3は、スイッチング素子Q1がスイッチング制御されることで、第2の電圧V2を降圧した直流電圧を生成し、この直流電圧を光源7に印加する。光源7に直流電圧が印加されることによって、各LED素子71に直流電流が流れ、各LED素子71が点灯する。なお、各LED素子71による電圧降下の総和を、第3の電圧V3とする。
第2の制御回路5は、駆動信号S1をスイッチング素子Q1に出力することで、スイッチング素子Q1をスイッチング制御する。駆動信号S1は、Highレベル(以降、Hレベルとする)とLowレベル(以降、Lレベルとする)とを交互に繰り返す矩形波で構成される。なお、信号レベルがHレベル時の駆動信号S1が、スイッチング素子Q1をオンさせるオン信号に相当する。また、信号レベルがLレベル時の駆動信号S1が、スイッチング素子Q1をオフさせるオフ信号に相当する。第2の制御回路5は、スイッチング素子Q1に駆動信号S1を出力することで、スイッチング素子Q1をオン・オフさせる。第2の制御回路5は、スイッチング素子Q1をオン・オフさせることで、スイッチング素子Q1の導通状態を制御、すなわちスイッチング素子Q1に流れる電流を断続させる。そして、電力変換回路3は、第2の制御回路5によってスイッチング素子Q1に流れる電流が断続されることで、LED素子71に所望の電力、具体的にはLED素子71に所望の定電流を供給する。なお、本実施形態では、例えば駆動信号S1の周波数およびオフデューティ(またはオンデューティ)は、予め設定された値に固定されている。なお、駆動信号S1の周波数およびオフデューティ(またはオンデューティ)の値は、変動するものであってもよい。
さらに、本実施形態の点灯装置1は、スイッチング素子Q1の高電位側端子の電圧V4、すなわちスイッチング素子Q1のドレイン−ソース間の電圧V4(以降、第4の電圧V4とする)を検出する電圧検出回路81(第1の電圧検出回路)を備えている。電圧検出回路81は、検出結果を短絡検出回路6に出力する。
短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1の短絡を検出する。具体的には、短絡検出回路6は、電圧検出回路81の検出結果(第4の電圧V4)と、閾値Vth1(第1の閾値)とを比較する比較処理を行う。そして、短絡検出回路6は、比較処理の結果に基づいて、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かを判断する。
以下に、短絡検出回路6が行うスイッチング素子Q1の短絡検出について、図2(a)〜(c),図3(a)〜(c)に示す波形図を用いて説明する。図2(a)〜(c)は、スイッチング素子Q1が短絡故障していない正常時の波形図である。図3(a)〜(c)は、スイッチング素子Q1が短絡故障時の波形図である。なお、図2(a),図3(a)は、第2の制御回路5がスイッチング素子Q1に出力する「駆動信号S1」の波形図である。図2(b),図3(b)は、電圧検出回路81が検出する「第4の電圧V4」の波形図である。図2(c),図3(c)は、インダクタL1に流れる「チョッパ電流I1」の波形図である。
まず、スイッチング素子Q1が正常(短絡していない)である場合について説明する。
駆動信号S1の信号レベルがHレベルである場合、スイッチング素子Q1がオンする。スイッチング素子Q1がオンすることによって、第4の電圧V4の値はゼロとなる(図2(b)参照)。また、スイッチング素子Q1がオンすることによって、チョッパ電流I1が直線的に増加する(図2(c)参照)。
そして、駆動信号S1の信号レベルがHレベルからLレベルに切り替わると、スイッチング素子Q1がターンオフする。スイッチング素子Q1がオフすることによって、第4の電圧V4の値は、直流電源回路2が出力する第2の電圧V2と同じ値となる(図2(b)参照)。また、スイッチング素子Q1がオフすることによって、チョッパ電流I1が直線的に低減する(図2(c)参照)。
次に、スイッチング素子Q1が短絡故障している場合について説明する。
スイッチング素子Q1が短絡故障している場合、駆動信号S1の信号レベルに関わらず、スイッチング素子Q1は常にオン状態となる。したがって、第4の電圧V4の値は、常にゼロとなる(図3(b)参照)。また、スイッチング素子Q1が短絡故障している場合、LED素子71およびインダクタL1には、直流電源回路2の電力供給能力で決まる直流電流が流れ続ける(図3(c)参照)。そして、直流電源回路2が出力する第2の電圧V2の値は、直流電圧V3(各LED素子71による電圧降下の総和)と略同じ値となるまで低下する(図3(b)参照)。
上述したように、スイッチング素子Q1が正常である場合、第4の電圧V4の値は、第2の電圧V2の値とゼロとを交互に繰り返す(図2(b)参照)。一方、スイッチング素子Q1が短絡故障している場合、第4の電圧V4の値は、常にゼロとなる(図3(b)参照)。
そこで、本実施形態の短絡検出回路6は、第4の電圧V4の平均値を算出する。そして、短絡検出回路6は、第4の電圧V4の平均値と閾値Vth1とを比較することで、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かを判断する。なお、第4の電圧V4の平均値は、第2の電圧V2の値と、駆動信号S1のオフデューティとの積となる。第4の電圧V4の平均値が閾値Vth1以上である場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1は正常状態(短絡していない)であると判断する。一方、第4の電圧V4の平均値が閾値Vth1未満である場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1は短絡状態であると判断する、すなわちスイッチング素子Q1の短絡を検出する。そして、短絡検出回路6がスイッチング素子Q1の短絡を検出した場合、直流電源回路2の出力を制御する第1の制御回路4は、直流電源回路2の出力を低減させる。
このように、本実施形態の点灯装置1は、直流電源回路2,電力変換回路3,第1の制御回路4,第2の制御回路5,短絡検出回路6を備える。直流電源回路2は、直流電力を出力する。電力変換回路3は、直流電源回路2の出力端間に接続されるスイッチング素子Q1(半導体素子)を有し、スイッチング素子Q1の導通状態が制御されることでLED素子71(固体発光素子)に電力供給する。第1の制御回路4は、直流電源回路2の出力を制御する。第2の制御回路5は、スイッチング素子Q1の導通状態を制御することで、電力変換回路3の出力を制御する。短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1の短絡を検出する。そして、第1の制御回路4は、短絡検出回路6がスイッチング素子Q1の短絡を検出した場合、直流電源回路2の出力を低減させる。
直流電源回路2の出力が低減することによって、LED素子71に流れる電流が低減される。したがって、本実施形態の点灯装置1は、スイッチング素子Q1が短絡故障した場合における、LED素子71の発熱を抑制することができ、安全性を向上させることができる。
また、短絡検出回路6がスイッチング素子Q1の短絡を検出した場合、第1の制御回路4は、第2の電圧V2の値が、各LED素子71の順方向電圧の総和以下となるように構成してもよい。第2の電圧V2の値が、各LED素子71の順方向電圧の総和以下となるように制御されることによって、各LED素子71に電流がほとんど流れない消灯状態となる。したがって、LED素子71の発熱がより抑制され、安全性をより向上させることができる。さらに、直流電源回路2の出力は継続される。したがって、直流電源回路2の出力電源を用いて他の回路(第1の制御回路4,第2の制御回路5,短絡検出回路6など)を駆動させることができるので、別途電源回路を設ける必要がない。
また、短絡検出回路6がスイッチング素子Q1の短絡を検出した場合、第1の制御回路4は、直流電源回路2の出力をゼロにするために、直流電源回路2の駆動を停止させるように構成してもよい。このように構成した場合、電力変換回路3,LED素子71に電力が供給されないので、安全性を向上させることができる。
また、駆動信号S1のオンデューティに比較的大きい値を設定する場合、スイッチング素子Q1が正常であっても、第4の電圧V4の平均値が小さくなる。したがって、第4の電圧V4の平均値が閾値Vth1付近の値となり、短絡検出回路6が、スイッチング素子Q1が短絡状態であると誤った判断をするおそれがある。
そこで、駆動信号S1のオンデューティに比較的大きい値を設定する場合、短絡検出回路6が、スイッチング素子Q1が短絡状態であると判断する前に、第2の制御回路5がオフ信号を出力するように構成することが望ましい。具体的には、第4の電圧V4の平均値が閾値Vth1未満になると、短絡検出回路6がスイッチング素子Q1の短絡を検出する前に、第2の制御回路5は、駆動信号S1の信号レベルをLレベルに設定する。スイッチング素子Q1が正常である場合、スイッチング素子Q1がオフされ、第4の電圧V4の値が上昇するので、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が短絡状態であると誤った判断をすることがない。一方、スイッチング素子Q1が短絡故障している場合、第4の電圧V4の値は上昇しないので、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が短絡状態であると判断する。
次に、本実施形態の点灯装置1の第1の変形例について説明する。本変形例の点灯装置1の回路構成図を図4に示す。本変形例の点灯装置1は、上述した電圧検出回路81の代わりに電圧検出回路82を備えている。電圧検出回路82は、インダクタL1とコンデンサC2と光源7との接続中点の電圧V5(以降、第5の電圧V5とする)を検出する。そして、電圧検出回路82は、検出結果を短絡検出回路6に出力する。
短絡検出回路6は、電圧検出回路82の検出結果(第5の電圧V5)と、閾値Vth2とを比較する比較処理を行う。そして、短絡検出回路6は、比較処理の結果に基づいて、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かを判断する。
以下に、短絡検出回路6が行うスイッチング素子Q1の短絡検出について、図5(a)〜(c),図6(a)〜(c)に示す波形図を用いて説明する。図5(a)〜(c)は、スイッチング素子Q1が短絡故障していない正常時の波形図である。図6(a)〜(c)は、スイッチング素子Q1が短絡故障時の波形図である。なお、図5(a),図6(a)は、第2の制御回路5がスイッチング素子Q1に出力する「駆動信号S1」の波形図である。図5(b),図6(b)は、電圧検出回路82が検出する「第5の電圧V5」の波形図である。図5(c),図6(c)は、インダクタL1に流れる「チョッパ電流I1」の波形図である。
スイッチング素子Q1が正常である場合、スイッチングQ1のオン・オフに関わらず、第5の電圧V5は、第2の電圧V2(直流電源回路2の出力電圧)から直流電圧V3(各LED素子71による電圧降下の総和)分だけ降下した値となる(図5(b)参照)。なお、閾値Vth2は、スイッチング素子Q1の正常時における第5の電圧V5の値よりも小さい値に設定されている。一方、スイッチング素子Q1が短絡故障している場合、第5の電圧V5の値は、常にゼロとなる(図6(b)参照)。
上述したように、スイッチング素子Q1が正常である場合、第5の電圧V5の値は、ゼロより大きい所定値となるのに対し、スイッチング素子Q1が短絡故障している場合、第5の電圧V5の値は、ゼロとなる(図5(b),図6(b)参照)。
そこで、本変形例の短絡検出回路6は、第5の電圧V5の平均値を算出する。そして、短絡検出回路6は、第5の電圧V5の平均値と閾値Vth2とを比較することで、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かを判断する。第5の電圧V5の平均値が閾値Vth2以上である場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1は正常状態(短絡していない)であると判断する。一方、第5の電圧V5の平均値が閾値Vth2未満である場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1は短絡状態であると判断する。
そして、短絡検出回路6がスイッチング素子Q1の短絡を検出した場合、第1の制御回路4は、直流電源回路2の出力を低減させる。直流電源回路2の出力が低減することによって、LED素子71に流れる電流が低減される。したがって、本実施形態の点灯装置1は、スイッチング素子Q1が短絡故障した場合における、LED素子71の発熱を抑制することができ、安全性を向上させることができる。
次に、本実施形態の点灯装置1の第2の変形例について説明する。本変形例の点灯装置1の回路構成図を図7に示す。本変形例の点灯装置1は、上述した電力変換回路3の代わりに電力変換回路30を備えている。
電力変換回路3は、降圧チョッパ回路で構成されていたのに対し、電力変換回路30は、スイッチング素子Q2(半導体素子),抵抗R1を備えるエミッタフォロワ回路で構成されている。光源7(LED素子71),スイッチング素子Q2,抵抗R1の順に接続された直列回路が、直流電源回路2の出力端間(コンデンサC1の両端間)に接続されている。スイッチング素子Q2は、NPN型のバイポーラトランジスタで構成されている。第2の制御回路5は、スイッチング素子Q2のベース電圧を制御することで、スイッチング素子Q2の導通状態を制御し、LED素子71に流れる電流を定電流制御する。
さらに、本変形例の点灯装置1は、スイッチング素子Q2の高電位側端子の電圧V6(以降、第6の電圧V6とする)を検出する電圧検出回路83を備えている。電圧検出回路83は、検出結果を短絡検出回路6に出力する。
短絡検出回路6は、電圧検出回路83の検出結果(第6の電圧V6)と、閾値Vth3とを比較する比較処理を行う。そして、短絡検出回路6は、比較処理の結果に基づいて、スイッチング素子Q2が短絡状態であるか否かを判断する。スイッチング素子Q2が短絡故障している場合、スイッチング素子Q2が正常である場合に比べて、光源7(LED素子71),スイッチング素子Q2,抵抗R1の直列回路に流れる電流が大きくなる。光源7(LED素子71)に流れる電流が増加すると、LED素子71の順方向電圧が上昇する。そのため、第6の電圧V6は、正常である場合よりも低下する。さらに、直流電源回路2の出力電力が電力供給能力をを超えた時点で、直流電源回路2が出力する第2の電圧V2の値は低下するので、第6の電圧V6がさらに低下することになる。
そこで、本変形例の短絡検出回路6は、第6の電圧V6の平均値を算出する。そして、短絡検出回路6は、第6の電圧V6の平均値と閾値Vth3とを比較することで、スイッチング素子Q2が短絡状態であるか否かを判断する。第6の電圧V6の平均値が閾値Vth3以上である場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q2が正常状態(短絡していない)であると判断する。一方、第6の電圧V6の平均値が閾値Vth3未満である場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q2が短絡状態であると判断する。
そして、短絡検出回路6がスイッチング素子Q2の短絡を検出した場合、第1の制御回路4は、直流電源回路2の出力を低減させる。直流電源回路2の出力が低減することによって、LED素子71に流れる電流が低減される。したがって、本変形例の点灯装置1は、スイッチング素子Q2が短絡故障した場合における、LED素子71の発熱を抑制することができ、安全性を向上させることができる。
なお、電圧検出回路83は、スイッチング素子Q2の低電位側端子の電圧を検出し、短絡検出回路6は、電圧検出回路83の検出結果と閾値との比較結果に基づいて、スイッチング素子Q2が短絡状態であるか否かを判断するように構成してもよい。
(実施形態2)
本実施形態の点灯装置1の回路構成図を図8に示す。本実施形態の点灯装置1は、実施形態1の電圧検出回路81の代わりに電流検出回路84(第1の電流検出回路)を備え、短絡検出回路6はコンパレータ61を備えている。他の構成は、実施形態1と同一であり、実施形態1と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。
電流検出回路84は、抵抗R2で構成されており、スイッチング素子Q1に流れる電流を検出する。電流検出回路84は、スイッチング素子Q1のソースと回路グランドとの間に接続されている。そして、電流検出回路84は、抵抗R2の両端電圧V7(以降、第7の電圧V7とする)を、スイッチング素子Q1に流れる電流の検出値として、短絡検出回路6に出力する。
短絡検出回路6は、電流検出回路84の検出結果(第7の電圧V7)と、閾値Vth4(第2の閾値)とを比較するコンパレータ61を備えている。コンパレータ61は、第7の電圧V7と閾値Vth4との比較結果に基づいて信号レベルを設定した出力信号S2を出力する。具体的には、コンパレータ61は、第7の電圧V7が閾値Vth4以上である場合、出力信号S2の信号レベルをHighレベル(以降、Hレベルとする)に設定する。また、コンパレータ61は、第7の電圧V7が閾値Vth4未満である場合、出力信号S2の信号レベルをLowレベル(以降、Lレベルとする)に設定する。
そして、短絡検出回路6は、第7の電圧V7が閾値Vth4以上である期間、すなわち出力信号S2がHレベルである期間T1(以降、Hレベル期間T1とする)に基づいて、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かを判断する。
以下に、短絡検出回路6が行うスイッチング素子Q1の短絡検出について、図9(a)〜(d),図10(a)〜(d)に示す波形図を用いて説明する。図9(a)〜(d)は、スイッチング素子Q1が短絡故障していない正常時の波形図である。図10(a)〜(d)は、スイッチング素子Q1が短絡故障時の波形図である。なお、図9(a),図10(a)は、第2の制御回路5がスイッチング素子Q1に出力する「駆動信号S1」の波形図である。図9(b),図10(b)は、電流検出回路84が検出する「第7の電圧V7」の波形図である。図9(c),図10(c)は、コンパレータ61が出力する「出力信号S2」の波形図である。図9(d),図10(d)は、インダクタL1に流れる「チョッパ電流I1」の波形図である。
まず、スイッチング素子Q1が正常(短絡していない)である場合について説明する。
駆動信号S1の信号レベルがHレベルである場合、スイッチング素子Q1がオンする。スイッチング素子Q1がオンすることによって、第7の電圧V7(スイッチング素子Q1に流れる電流)およびチョッパ電流I1が直線的に増加する(図9(b),図9(d)参照)。そして、第7の電圧V7が閾値Vth4以上になると、コンパレータ61が出力する出力信号S2の信号レベルがLレベルからHレベルに切り替わる(図9(c)参照)。
そして、駆動信号S1の信号レベルがHレベルからLレベルに切り替わると、スイッチング素子Q1がターンオフする。スイッチング素子Q1がオフすることによって、第7の電圧V7(スイッチング素子Q1に流れる電流)は、ゼロとなる(図9(b)参照)。また、また、スイッチング素子Q1がオフすることによって、チョッパ電流I1が直線的に低減する(図9(d)参照)。
次に、スイッチング素子Q1が短絡故障している場合について説明する。
スイッチング素子Q1が短絡故障している場合、駆動信号S1の信号レベルに関わらず、スイッチング素子Q1は常にオン状態となる。この場合、LED素子71,インダクタL1,スイッチング素子Q1には、直流電源回路2の電力供給能力で決まる直流電流が流れ続け、第7の電圧V7が閾値Vth4よりも常に高い状態となる(図10(b),図10(d)参照)。したがって、コンパレータ61が出力する出力信号S2の信号レベルは、常にHレベルとなる(図10(c)参照)。
上述したように、スイッチング素子Q1が正常である場合、出力信号S2の信号レベルは、HレベルとLレベルとを交互に繰り返す(図9(c)参照)。一方、スイッチング素子Q1が短絡故障している場合、出力信号S2の信号レベルは、常にHレベルとなる(図10(c)参照)。
そこで、本実施形態の短絡検出回路6は、出力信号S2の信号レベルがHレベルである期間T1(Hレベル期間T1)の時間長さに基づいて、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かを判断する。Hレベル期間T1の時間長さが閾値Tth1未満である場合、すなわちHレベル期間T1が所定期間経過する前に、出力信号S2の信号レベルがLレベルに切り替わった場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1は正常状態であると判断する。一方、Hレベル期間T1の時間長さが閾値Tth1以上である場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1は短絡状態であると判断する。
そして、短絡検出回路6がスイッチング素子Q1の短絡を検出した場合、第1の制御回路4は、直流電源回路2の出力を低減させる。直流電源回路2の出力が低減することによって、LED素子71に流れる電流が低減される。したがって、本変形例の点灯装置1は、スイッチング素子Q2が短絡故障した場合における、LED素子71の発熱を抑制することができ、安全性を向上させることができる。
なお、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かの判断方法は、上記に限定しない。
例えば、短絡検出回路6は、出力信号S2の信号レベルを平均化し、出力信号S2の平均値と閾値との比較結果に基づいて、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かを判断するように構成してもよい。出力信号S2の平均値が閾値未満である場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が正常状態であると判断する。一方、出力信号S2の平均値が閾値以上である場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が短絡状態であると判断する。
また、短絡検出回路6は、出力信号S2の信号レベルが切り替わる間隔に基づいて、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かを判断するように構成してもよい。所定期間以内に、出力信号S2の信号レベルが「Hレベル→Lレベル」または、「Lレベル→Hレベル」に切り替わった場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が正常状態であると判断する。一方、所定期間経過したにも関わらず、出力信号S2の信号レベルが「Hレベル→Lレベル」または、「Lレベル→Hレベル」に切り換わらない場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が短絡状態であると判断する。
また、短絡検出回路6は、駆動信号S1の信号レベルがLレベルからHレベルに切り換わった時点における、出力信号S2の信号レベルに基づいて、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かを判断するように構成してもよい。駆動信号S1の信号レベルがLレベルからHレベルに切り替わった時点における、出力信号S2の信号レベルがLレベルである場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が正常状態であると判断する(図9(a)(c)参照)。一方、駆動信号S1の信号レベルがLレベルからHレベルに切り替わった時点における、出力信号S2の信号レベルがHレベルである場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が短絡状態であると判断する(図10(a)(c)参照)。
(実施形態3)
本実施形態の点灯装置1の回路構成図を図11に示す。本実施形態の点灯装置1は、実施形態2の点灯装置1の構成に加えて、電流検出回路85(第2の電流検出回路),タイマ91(第1のタイマ)を備えている。さらに、本実施形態の点灯装置1は、第2の制御回路5によるスイッチング素子Q1のスイッチング制御方法および、短絡検出回路6によるスイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かの判断方法が、実施形態2の点灯装置1と異なる。他の構成は、実施形態2と同一であり、実施形態2と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。
電流検出回路85は、インダクタL1に流れるチョッパ電流I1を検出する。具体的には、電流検出回路85は、インダクタL1の両端間の電圧V8(以降、第8の電圧V8とする)を検出することで、インダクタL1に電流が流れているか否かを検出する。
そして、第2の制御回路5は、電流検出回路84の検出結果(第7の電圧V7)および電流検出回路85の検出結果(第8の電圧V8)に基づいて、スイッチング素子Q1をスイッチング制御する。以下に、スイッチング素子Q1のスイッチング制御について、図12(a)〜(c)に示す波形図を用いて説明する。なお、図12(a)は、第2の制御回路5がスイッチング素子Q1に出力する「駆動信号S1」の波形図である。図12(b)は、「第4の電圧V4」の波形図である。図12(c)は、インダクタL1に流れる「チョッパ電流I1」の波形図である。
第2の制御回路5は、電流検出回路84の検出結果(第7の電圧V7)に基づいて、スイッチング素子Q1をターンオフさせるタイミングを決定する。また、第2の制御回路5は、電流検出回路85の検出結果(第8の電圧V8)に基づいて、スイッチング素子Q1をターンオンさせるタイミングを決定する。具体的には、第2の制御回路5は、第7の電圧V7が所定値に達するとスイッチング素子Q1をターンオフさせる。すなわち、第2の制御回路5は、スイッチング素子Q1に流れる電流(=スイッチング素子Q1のオン時におけるチョッパ電流I1)が閾値Ith1に達すると、スイッチング素子Q1をターンオフさせる(図12(a)(c)参照)。スイッチング素子Q1がオフすることによって、チョッパ電流I1が直線的に低減し、チョッパ電流I1がゼロを下回ると、第8の電圧V8の極性が反転して所定値を下回る。第2の制御回路5は、第8の電圧V8の値が所定値を下回る、すなわちチョッパ電流I1がゼロになると、スイッチング素子Q1をターンオンさせる(図12(a),(c)参照)。このように、第2の制御回路5は、スイッチング素子Q1を臨界モードでスイッチング制御しており、チョッパ電流I1は三角波となる(図12(c)参照)。
また、タイマ91は、第2の制御回路5が、スイッチング素子Q1をオンさせるオン信号(信号レベルがHレベル時の駆動信号S1)を出力すると計時を開始する。そして、タイマ91は、電流検出回路84の検出結果(第7の電圧V7)が所定値に達すると計時した値をリセットする。すなわち、タイマ91は、第2の制御回路5が、スイッチング素子Q1をオフさせるオフ信号(信号レベルがLレベル時の駆動信号S1)を出力すると計時した値をリセットする。このように、タイマ91は、駆動信号S1の信号レベルがHレベルに設定された期間T2(以降、Hレベル期間T2とする)を計測する。
ここで、第2の制御回路5は、駆動信号S1の信号レベルをHレベルに設定するHレベル期間T2に、上限値T20(第3の閾値)が設定されている。また、第2の制御回路5は、駆動信号S1の信号レベルをLレベルに設定するLレベル期間T3に、上限値T30が設定されている。そして、第2の制御回路5は、Hレベル期間T2が上限値T20を上回ると、駆動信号S1の信号レベルを強制的にLレベルに切り替える。また、第2の制御回路5は、Lレベル期間T3が上限値T30を上回ると、駆動信号S1の信号レベルを強制的にHレベルに切り替える。
例えば、光源7への供給電力に過渡的な変化が発生して、直流電源回路2が出力する第2の電圧V2に瞬時降下が生じた場合、チョッパ電流I1が閾値Ith1に達しないおそれがある。このような場合、第2の制御回路5は、Hレベル期間T2が上限値T20を上回ると、駆動信号S1の信号レベルを強制的にLレベルに切り替えることで、スイッチング素子Q1を強制的にオフし、出力電流を低減させる。
次に、スイッチング素子Q1が短絡故障した場合について、図13(a)〜(c)に示す波形図を用いて説明する。なお、図13(a)は、第2の制御回路5がスイッチング素子Q1に出力する「駆動信号S1」の波形図である。図13(b)は、「第4の電圧V4」の波形図である。図13(c)は、インダクタL1に流れる「チョッパ電流I1」の波形図である。
スイッチング素子Q1が短絡することによって、直流電源回路2が出力する第2の電圧V2の値は、直流電圧V3(各LED素子71による電圧降下の総和)と略同じ値となるまで低下する(図13(b)参照)。そして、インダクタL1には、直流電源回路2の電力供給能力で決まる直流電流が流れ続け、チョッパ電流I1の値は、閾値Ith1よりも低い値で略一定となる。そのため、第2の制御回路5は、Hレベル期間T2が上限値T20を上回ると駆動信号S1の信号レベルをLレベルに切り替え、Lレベル期間T3が上限値T30を上回ると駆動信号S1の信号レベルをHレベルに切り替える動作を繰り返す(図13(a)参照)。
次に、短絡検出回路6によるスイッチング素子Q1の短絡検出について説明する。
上述したように、タイマ91は、第2の制御回路5が、スイッチング素子Q1をオンさせるオン信号(信号レベルがHレベル時の駆動信号S1)を出力すると計時を開始する。また、タイマ91は、第2の制御回路5が、スイッチング素子Q1をオフさせるオフ信号(信号レベルがLレベル時の駆動信号S1)を出力すると計時した値をリセットする。
短絡検出回路6には、電流検出回路84の検出結果(第7の電圧V7)と、タイマ91が計時する値とが入力される。そして、短絡検出回路6は、電流検出回路84の検出結果とタイマ91が計時する値とに基づいて、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かを判断する。具体的には、タイマ91が計時中に、第7の電圧V7が所定値に達した場合(チョッパ電流I1が閾値Ith1に達した場合)、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が正常状態であると判断する。一方、タイマ91が計時中に、第7の電圧V7が所定値に達しない場合(チョッパ電流I1が閾値Ith1に達しない場合)、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が短絡状態であると判断する。
すなわち、タイマ91が計時する値が、Hレベル期間T2の上限値T20(第3の閾値)を上回る場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が短絡状態であると判断する。
なお、本実施形態では、短絡検出回路6は、タイマ91が計時する値が上限値T20を複数回上回った場合に、スイッチング素子Q1が短絡状態であると判断する。これにより、例えば第2の電圧V2に瞬時降下が発生した場合における、短絡検出回路6の誤判断を防止することができる。
そして、短絡検出回路6がスイッチング素子Q1の短絡を検出した場合、第1の制御回路4は、直流電源回路2の出力を低減させる。直流電源回路2の出力が低減することによって、LED素子71に流れる電流が低減される。したがって、本変形例の点灯装置1は、スイッチング素子Q2が短絡故障した場合における、LED素子71の発熱を抑制することができ、安全性を向上させることができる。
次に、本実施形態の点灯装置1の変形例について説明する。本変形例の点灯装置1の回路構成図を図14に示す。本変形例の点灯装置1は、タイマ91の代わりに、タイマ92(第2のタイマ)を備えており、短絡検出回路6によるスイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かの判断方法が上記とは異なる。
タイマ92は、第2の制御回路5が、スイッチング素子Q1をオンさせるオン信号(信号レベルがHレベル時の駆動信号S1)を出力すると計時を開始する。また、タイマ92は、電流検出回路85の検出結果(第8の電圧V8)が所定値を下回る、すなわち第2の制御回路5が、スイッチング素子Q1を再びオンさせるオン信号を出力すると、計時した値をリセットする。つまり、タイマ92は、駆動信号S1の周期T4を計測する。
次に、本変形例におけるスイッチング素子Q1のスイッチング制御について、図15(a)〜(c)を用いて説明する。なお、図15(a)は、第2の制御回路5がスイッチング素子Q1に出力する「駆動信号S1」の波形図である。図15(b)は、「第4の電圧V4」の波形図である。図15(c)は、インダクタL1に流れる「チョッパ電流I1」の波形図である。
上記同様に、本変形例の第2の制御回路5は、スイッチング素子Q1を臨界モードでスイッチング制御している。また、本変形例の第2の制御回路5は、Lレベル期間T3の上限値T30の代わりに、駆動信号S1の周期T4の上限値T40(第4の閾値)が設定されている。そして、第2の制御回路5は、Hレベル期間T2が上限値T20を上回ると、駆動信号S1の信号レベルを強制的にLレベルに切り替える。また、第2の制御回路5は、駆動信号S1の周期T4が上限値T40を上回ると、駆動信号S1の信号レベルを強制的にHレベルに切り替える。
例えば、電力変換回路3の起動時において、コンデンサC2の両端電圧が低い場合、第8の電圧V8の変化が小さく、第2の制御回路5は、チョッパ電流I1がゼロになったことを検出できないおそれがある。このような場合、第2の制御回路5は、駆動信号S1の周期T4が上限値T40を上回ると、駆動信号S1の信号レベルを強制的にHレベルに切り替えることで、スイッチング素子Q1のスイッチング動作を継続させることができる。
次に、本変形例の短絡検出回路6によるスイッチング素子Q1の短絡検出について説明する。
図16(a)〜(c)に、スイッチング素子Q1が短絡故障した場合における波形図を示す。なお、図16(a)は、第2の制御回路5がスイッチング素子Q1に出力する「駆動信号S1」の波形図である。図16(b)は、「第4の電圧V4」の波形図である。図16(c)は、インダクタL1に流れる「チョッパ電流I1」の波形図である。
図16(c)に示すように、スイッチング素子Q1が短絡故障した際に、チョッパ電流I1が閾値Ith1の近傍の値となった場合、Hレベル期間T2が上限値T20を上回る前に、第2の制御回路5からオフ信号が出力されるおそれがある。このような場合、Hレベル期間T2を計測するタイマ91を用いて、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かを判断すると、スイッチング素子Q1が短絡しているにも関わらず、スイッチング素子Q1が正常状態であると誤って判断するおそれがある。
そこで、本変形例の短絡検出回路6には、電流検出回路85の検出結果(第8の電圧V8)と、タイマ92が計時する値とが入力される。そして、短絡検出回路6は、電流検出回路85の検出結果とタイマ92が計時する値とに基づいて、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かを判断する。具体的には、タイマ92の計時中に、第8の電圧V8がゼロになった場合(チョッパ電流I1がゼロになった場合)、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が正常状態であると判断する。一方、タイマ92が計時中に、第8の電圧V8がゼロにならない場合(チョッパ電流I1がゼロにならない場合)、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が短絡状態であると判断する。
すなわち、タイマ92が計時する値が、駆動信号S1の周期T4の上限値T40(第4の閾値)を上回る場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が短絡状態であると判断する。
そして、短絡検出回路6がスイッチング素子Q1の短絡を検出した場合、第1の制御回路4は、直流電源回路2の出力を低減させる。直流電源回路2の出力が低減することによって、LED素子71に流れる電流が低減される。したがって、本変形例の点灯装置1は、スイッチング素子Q2が短絡故障した場合における、LED素子71の発熱を抑制することができ、安全性を向上させることができる。
このように、本変形例では、駆動信号S1の周期T4を計測するタイマ92を用いて、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かを判断している。したがって、スイッチング素子Q1が短絡故障し、チョッパ電流I1が閾値Ithの近傍の値となった場合に、スイッチング素子Q1が短絡しているにも関わらず、スイッチング素子Q1が正常状態であると誤って判断することを防止することができる。
なお、上述したように、電力変換回路3の起動直後は、コンデンサC2の両端電圧が低く、駆動信号S1の周期T4が上限値T40を上回るおそれがある。そのため、電力変換回路3が起動してから、コンデンサC2の両端電圧が上昇するのに十分な時間が経過するまでの期間中は、短絡検出回路6がスイッチング素子Q1の短絡検出を行わないように構成することが望ましい。
(実施形態4)
本実施形態の点灯装置1の回路構成図を図17に示す。本実施形態の点灯装置1は、実施形態1の電圧検出回路81の代わりに、電圧検出回路86(第2の電圧検出回路),電圧検出回路87を備えている。さらに、本実施形態の点灯装置1は、第2の制御回路5によるスイッチング素子Q1のスイッチング制御方法および、短絡検出回路6によるスイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かの判断方法が、実施形態1の点灯装置1と異なる。他の構成は、実施形態1と同一であり、実施形態1と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。
電圧検出回路86は、直流電源回路2の出力電圧(第2の電圧V2)を検出し、検出結果を第2の制御回路5および短絡検出回路6に出力する。また、電圧検出回路87は、直流電源回路2の入力電圧(第1の電圧V1)を検出し、検出結果を短絡検出回路6に出力する。
電圧検出回路86の検出結果(第2の電圧V2)が所定値以上である場合、第2の制御回路5は、HレベルとLレベルとを交互に繰り返す駆動信号S1をスイッチング素子Q1に出力することで、スイッチング素子Q1をオン・オフ駆動させる。一方、電圧検出回路86の検出結果(第2の電圧V2)が所定値未満である場合、第2の制御回路5は、スイッチング素子Q1に出力する駆動信号S1の信号レベルを所定期間Lレベルに設定、すなわち所定期間オフ信号を出力し、スイッチング素子Q1のオン・オフ駆動を一時停止させる。つまり、第2の制御回路5は、第2の電圧V2が低下した際に、スイッチング素子Q1を強制的にオフ状態に維持させる。
例えば、光源7への出力電力の過渡的な変化による第2の電圧V2が低減した場合、スイッチング素子Q1が強制的にオフされることによって、光源7への供給電流が低減し、第2の電圧V2が復帰する。そして、所定期間以内に、第2の電圧V2が復帰して所定値以上となった場合、第2の制御回路5は、スイッチング素子Q1のオン・オフ駆動を再開させる。
しかし、スイッチング素子Q1が短絡故障した場合、第2の電圧V2の値は、直流電圧V3(各LED素子71による電圧降下の総和)と略同じ値となるまで低下した状態となり、第2の電圧V2は復帰しない(図3(b)参照)。
そこで、短絡検出回路6は、第2の制御回路5がスイッチング素子Q1を強制的にオフ状態に維持させている際における第2の電圧V2に基づいて、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かを判断する。具体的には、短絡検出回路6は、第2の制御回路5がオフ信号を所定期間出力している際における、電圧検出回路86の検出結果(第2の電圧V2)と閾値Vth5(第5の閾値)とを比較する。そして、電圧検出回路86の検出結果(第2の電圧V2)が閾値Vth5以上となった場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が正常状態であると判断する。一方、電圧検出回路86の検出結果(第2の電圧V2)が閾値Vth5未満である場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が短絡状態であると判断する。
そして、短絡検出回路6がスイッチング素子Q1の短絡を検出した場合、第1の制御回路4は、直流電源回路2の出力を低減させる。直流電源回路2の出力が低減することによって、LED素子71に流れる電流が低減される。したがって、本変形例の点灯装置1は、スイッチング素子Q2が短絡故障した場合における、LED素子71の発熱を抑制することができ、安全性を向上させることができる。
また、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が短絡状態であるか否かの判断条件に、電圧検出回路87の検出結果が所定値以上であるか否かも付け加えてもよい。例えば、何らかの理由によって第1の電圧V1が大きく低減した場合、第2の電圧V2も低減することとなる。この場合、スイッチング素子Q1が正常であったとしても、第2の電圧V2は復帰しない。したがって、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が短絡状態であると誤った判断をするおそれがある。そこで、第2の制御回路5がオフ信号の出力時における、電圧検出回路86の検出結果が閾値Vth5未満かつ、電圧検出回路87の検出結果が所定値以上である場合、短絡検出回路6は、スイッチング素子Q1が短絡状態であると判断するように構成してもよい。このように構成することによって、第1の電圧V1の低減時における短絡検出回路6の誤判断を防止することができる。
なお、実施形態1〜4において、降圧チョッパ回路で構成された電力変換回路3を用いて説明したが、電力変換回路3は他の構成のチョッパ回路(例えば昇圧チョッパ回路,昇降圧チョッパ回路など)または、チョッパ回路以外の構成でもよい。また、電力変換回路3は、複数のチョッパ回路が組み合わされた構成(例えば、昇圧チョッパ回路の後段に降圧チョッパ回路を備える構成)でもよい。
また、実施形態1〜4において、直流電源回路2は、商用電源E1を入力電源としたAC−DCコンバータ回路で構成されているが、直流電源を入力電源としたDC−DCコンバータ回路で構成されていてもよい。
また、実施形態1〜4において、光源7は、LED素子71(発光ダイオード)を備えているが、他の固体発光素子(例えば、有機EL(Electro-Luminescence)素子)を備えた構成であってもよい。
また、実施形態1〜4の点灯装置1の構成,制御,機能を組み合わせて、点灯装置1を構成してもよい。
(実施形態5)
本実施形態の照明器具10の概略構成図を図18に示す。本実施形態の照明器具10は、実施形態1〜4のうちいずれかの点灯装置1と、点灯装置1から電力供給される光源7とを備える電源別置型LED照明器具である。
点灯装置1の筐体11と、光源7の筐体72とが別体に構成されている。筐体11は、天井100の裏面に設置されている。筐体72は、下端が開口した円筒状に形成されており、天井100に形成された孔101に埋め込まれるように設けられている。筐体72内の底面(上面)には、基板73が設けられており、この基板73の下面に複数(図18では3つ)のLED素子71が実装されている。また、筐体72の開口を塞ぐように、光拡散板74が設けられている。光拡散板74は、LED素子71から照射される光を拡散させる。
筐体11から導電線111が導出されており、この導電線111の先端にコネクタ112が設けられている。また、筐体72から導電線721が導出されており、この導電線721の先端にコネクタ722が設けられている。そして、コネクタ112とコネクタ722とが接続されることで、点灯装置1とLED素子71とが電気的に接続される。
本実施形態の照明器具10は、実施形態1〜4のうちいずれかの点灯装置1を備えているので、電力変換回路3を構成するスイッチング素子Q1(半導体素子)の短絡を検出することができる。そして、スイッチング素子Q1が短絡故障した場合、LED素子71に流れる電流が低減されるので、LED素子71の発熱を抑制することができ、安全性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、照明器具10は、点灯装置1と光源7とが別体に設けられた電源別置型LED照明器具で構成されているが、点灯装置1と光源7とが一体に設けられた電源一体型LED照明器具で構成されていてもよい。
1 点灯装置
2 直流電源回路
3 電力変換回路
4 第1の制御回路
5 第2の制御回路
6 短絡検出回路
7 光源
71 LED素子(固体発光素子)
81 電圧検出回路(第1の電圧検出回路)




Claims (8)

  1. 直流電力を出力する直流電源回路と、
    前記直流電源回路の出力端間に接続される半導体素子を有し、前記半導体素子の導通状態が制御されることで固体発光素子に電力供給する電力変換回路と、
    前記直流電源回路の出力を制御する第1の制御回路と、
    前記半導体素子の導通状態を制御することで、前記電力変換回路の出力を制御する第2の制御回路と、
    前記半導体素子の短絡を検出する短絡検出回路とを備え、
    前記第1の制御回路は、前記短絡検出回路が前記半導体素子の短絡を検出した場合、前記直流電源回路の出力を低減させる
    ことを特徴とする点灯装置。
  2. 前記半導体素子は、前記第2の制御回路によってスイッチング制御されるスイッチング素子で構成され、
    前記電力変換回路は、前記スイッチング素子に流れる電流が断続されることで、前記固体発光素子に所望の電力を供給するチョッパ回路で構成される
    ことを特徴とする請求項1記載の点灯装置。
  3. 前記半導体素子の高電位側端子または低電位側端子の電圧を検出する第1の電圧検出回路を備え、
    前記短絡検出回路は、前記第1の電圧検出回路の検出結果と第1の閾値とを比較し、比較結果に基づいて、前記半導体素子が短絡状態であるか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の点灯装置。
  4. 前記スイッチング素子に流れる電流を検出する第1の電流検出回路を備え、
    前記短絡検出回路は、前記第1の電流検出回路の検出結果と第2の閾値とを比較し、前記第1の電流検出回路の検出結果が第2の閾値以上である期間に基づいて、前記スイッチング素子が短絡状態であるか否かを判断する
    ことを特徴とする請求項2記載の点灯装置。
  5. 前記スイッチング素子に流れる電流を検出する第1の電流検出回路と、
    前記第2の制御回路が、前記スイッチング素子をオンさせるオン信号を出力すると計時を開始し、前記第1の電流検出回路の検出結果が所定値に達すると計時した値をリセットする第1のタイマとを備え、
    前記短絡検出回路は、前記第1のタイマが計時する値が第3の閾値を上回る場合、前記スイッチング素子が短絡状態であると判断する
    ことを特徴とする請求項2記載の点灯装置。
  6. 第2の電流検出回路と、
    時間を計測する第2のタイマとを備え、
    前記チョッパ回路は、インダクタを有しており、前記直流電源回路の出力端間に前記固体発光素子と前記インダクタと前記スイッチング素子とが直列接続され、
    前記第2の電流検出回路は、前記インダクタに流れる電流を検出し、
    前記第2のタイマは、前記第2の制御回路が、前記スイッチング素子をオンさせるオン信号を出力すると計時を開始し、前記第2の電流検出回路の検出結果が所定値を下回ると計時した値をリセットし、
    前記短絡検出回路は、前記第2のタイマが計時する値が第4の閾値を上回る場合、前記スイッチング素子が短絡状態であると判断する
    ことを特徴とする請求項2記載の点灯装置。
  7. 前記直流電源回路の出力電圧を検出する第2の電圧検出回路を備え、
    前記チョッパ回路は、インダクタを有しており、前記直流電源回路の出力端間に前記固体発光素子と前記インダクタと前記スイッチング素子とが直列接続され、
    前記第2の制御回路が前記スイッチング素子をオフさせるオフ信号の出力時において、前記第2の電圧検出回路の検出結果が第5の閾値未満である場合、前記短絡検出回路は、前記スイッチング素子が短絡状態であると判断する
    ことを特徴とする請求項2記載の点灯装置。
  8. 請求項1乃至7のうち、いずれか1項に記載の点灯装置と、
    前記点灯装置から電力供給される固体発光素子とを備える
    ことを特徴とする照明器具。



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