JP2015070319A - 移動検知センサを用いて非移動状態と判定された際に無線リンクを接続する方法、携帯端末及びプログラム - Google Patents
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Description
ユーザインタフェースが起動された時、無線通信部及び移動検知センサの両方を起動する第1のステップと、
無線通信部の周辺スキャンによって所望接続先のアクセスポイントを検知し、且つ、移動検知センサからのデータによって非移動状態にあるか否かを判定する第2のステップと、
第2のステップについて真と判定された際、所定待機時間経過後、再度、無線通信部のスキャンによって先に検知した所望接続先のアクセスポイントを検知し、且つ、移動検知センサからのデータによって非移動状態にあるか否かを判定する第3のステップと、
第3のステップについて真と判定された際、無線通信部が、所望接続先のアクセスポイントに対して無線リンクを接続する第4のステップと
を有することを特徴とする。
ユーザインタフェースは、ユーザによって視認されるディスプレイであって、
第1のステップについて、ユーザインタフェースが起動された時とは、当該携帯端末に対するユーザ操作によってスリープ状態から復帰した時であることも好ましい。
当該携帯端末は、所望接続先のアクセスポイント識別子を予め記憶しており、
第2のステップ及び第3のステップは、
無線通信部によって検知されたアクセスポイントが、予め記憶されたアクセスポイント識別子と一致するか否かを判定し、
所定検知時間の間に移動検知センサから収集したデータによって、非移動状態にあるか否かを判定するものであることも好ましい。
移動検知センサは、加速度センサであり、
当該携帯端末は、加速度データからFFT(Fast Fourier Transform)によって算出された所定次元のモデル特徴ベクトルに、移動確率piを対応付けたモデルデータを予め記憶しており、
第2のステップ及び第3のステップにおける非移動状態の判定について、
加速度センサから出力された加速度データに対して、所定時間窓幅で単位時間毎にFFTを実行することによって所定次元の現ベクトルを算出し、
現ベクトルとの間の距離が最も近いモデル特徴ベクトルを検索し、
モデル特徴ベクトルに対応付けられた移動確率piを取得し、
単位時間毎の移動確率p(t)を所定時間取得し、複数の移動確率p(t)を乗算した移動判定値P(t)=Πp(t)を算出し、
移動判定値P(t)が所定閾値以下である場合に非移動状態にあると判定することも好ましい。
第3のステップの所定検知時間は、第2のステップの所定検知時間よりも短く、且つ、複数回繰り返されるものであり、
第3のステップの非移動状態の判定は、所定検知時間の経過毎に、
過去の複数の移動確率p(t)を乗算した移動判定値P(t)=Πp(t)を算出し、
移動判定値P(t)が所定閾値以下である場合に非移動状態にあると判定すると共に、繰り返し処理を停止することも好ましい。
モデルデータは、
多数の異なる移動状態で予め計測された加速度データから、所定時間窓幅で単位時間毎にFFTを実行することによって所定次元のモデルベクトルを算出し、
複数のモデルベクトルをクラスタリングによって所定個数のクラスタに分類し、
クラスタ毎に、代表となるモデル特徴ベクトルを算出し、
モデル特徴ベクトルに、当該クラスタの移動状態に対応する移動確率piを対応付ける
ことによって作成されたものであることも好ましい。
ユーザインタフェースが起動された時、無線通信部及び移動検知センサの両方を起動する起動開始制御手段と、
無線通信部の周辺スキャンによって所望接続先のアクセスポイントを検知し、且つ、移動検知センサからのデータによって非移動状態にあるか否かを判定する第1の判定手段と、
第1の判定手段について真と判定された際、所定待機時間経過後、再度、無線通信部のスキャンによって先に検知した所望接続先のアクセスポイントを検知し、且つ、移動検知センサからのデータによって非移動状態にあるか否かを判定する第2の判定手段と、
第2の判定手段について真と判定された際、無線通信部を用いて、所望接続先のアクセスポイントに対して無線リンクを接続する無線リンク接続手段と
を有することを特徴とする。
ユーザインタフェースは、ユーザによって視認されるディスプレイであって、
起動開始制御手段について、ユーザインタフェースが起動された時とは、当該携帯端末に対するユーザ操作によってスリープ状態から復帰した時であることも好ましい。
所望接続先のアクセスポイント識別子を予め記憶しており、
第1の判定手段及び第2の判定手段は、
無線通信部によって検知されたアクセスポイントが、予め記憶されたアクセスポイント識別子と一致するか否かを判定し、
所定検知時間の間に移動検知センサから収集したデータによって、非移動状態にあるか否かを判定するものであることも好ましい。
移動検知センサは、加速度センサであり、
加速度データからFFTによって算出された所定次元のモデル特徴ベクトルに、移動確率piを対応付けたモデルデータを予め記憶したモデルデータ記憶手段を更に有し、
第1の判定手段及び第2の判定手段における非移動状態の判定について、
加速度センサから出力された加速度データに対して、所定時間窓幅で単位時間毎にFFTを実行することによって所定次元の現ベクトルを算出し、
現ベクトルとの間の距離が最も近いモデル特徴ベクトルを検索し、
モデル特徴ベクトルに対応付けられた移動確率piを算出し、
単位時間毎の移動確率p(t)を所定時間取得し、複数の移動確率p(t)を乗算した移動判定値P(t)=Πp(t)を算出し、
移動判定値P(t)が所定閾値以下である場合に非移動状態にあると判定することも好ましい。
第2の判定手段の所定検知時間は、第1の判定手段の所定検知時間よりも短く、且つ、複数回繰り返されるものであり、
第2の判定手段の非移動状態の判定は、所定検知時間の経過毎に、
過去の複数の移動確率p(t)を乗算した移動判定値P(t)=Πp(t)を算出し、
移動判定値P(t)が所定閾値以下である場合に非移動状態にあると判定すると共に、繰り返し処理を停止することも好ましい。
モデルデータは、
多数の異なる移動状態で予め計測された加速度データから、所定時間窓幅で単位時間毎にFFTを実行することによって所定次元のモデルベクトルを算出し、
複数のモデルベクトルをクラスタリングによって所定個数のクラスタを分類し、
クラスタ毎に、代表となるモデル特徴ベクトルを算出し、
モデル特徴ベクトルに、当該クラスタの移動状態に対応する移動確率piを対応付ける
ことによって作成されたものであることも好ましい。
ユーザインタフェースが起動された時、無線通信部及び移動検知センサの両方を起動する起動開始制御手段と、
無線通信部の周辺スキャンによって所望接続先のアクセスポイントを検知し、且つ、移動検知センサからのデータによって非移動状態にあるか否かを判定する第1の判定手段と、
第1の判定手段について真と判定された際、所定待機時間経過後、再度、無線通信部のスキャンによって先に検知した所望接続先のアクセスポイントを検知し、且つ、移動検知センサからのデータによって非移動状態にあるか否かを判定する第2の判定手段と、
第2の判定手段について真と判定された際、無線通信部を用いて、所望接続先のアクセスポイントに対して無線リンクを接続する無線リンク接続手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
(1)第1の無線ネットワーク:無線WAN(Wide Area Network)(例えば携帯電話網やWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)網)
(2)第2の無線ネットワーク:無線LAN(Local Area Network)
尚、以下では、無線WANは携帯電話網であるとして説明する。
(1)無線WANに接続する第1の無線通信部
(2)無線LANに接続する第2の無線通信部
(3)ディスプレイのようなユーザインタフェース
(4)加速度センサのような移動検知センサ
ユーザに所持された携帯端末1は、当該ユーザと共に移動する。また、携帯端末1は、いずれに移動しても、無線WANに常時接続されている。
(S11)ユーザの移動に伴って、携帯端末1は、所望接続先のアクセスポイントの無線LANエリアに入ったとする。そして、ユーザが、携帯端末1のスイッチを押下して、スリープ状態から復帰させ、ディスプレイのバックライトがオンになったとする。このとき、携帯端末1は、移動検知センサ及び第2の無線通信部の電源を起動する。
次に、ユーザが立ち止まった際、携帯端末1の移動検知センサからのデータによって「非移動状態」が検知される。
また、携帯端末1の第2の無線通信部は、無線LANのアクセスポイントをサーチする。図1によれば、所望接続先のアクセスポイントが発見されたとする。そうすると、携帯端末1は、その後のデータ通信についてデータオフロードを実行するべく、携帯電話網に接続された第1の無線通信部から、無線LANに接続された第2の無線通信部へ切り替える。携帯端末1は、その無線LANエリアに入っている限り、データオフロードを継続する。
次に、ユーザが立ち止まった際、携帯端末1の移動検知センサからのデータによって「非移動状態」が検知される。
また、携帯端末1の第2の無線通信部は、無線LANのアクセスポイントをサーチするが、所望接続先のアクセスポイントが発見されなかったとする。そうすると、携帯端末1は、データオフロードを実行することなく、携帯電話網とのデータ通信を継続する。
図3は、本発明における携帯端末の処理を表すフローチャートである。
図4は、本発明における移動に応じた携帯端末の処理を表す説明図である。
(S311)起動開始制御部111は、ユーザインタフェース103が起動された時、無線LANインタフェースの第2の無線通信部102を起動する。
(S321)また、起動開始制御部111は、加速度センサ104も同時に起動する。
(S312)第1の判定部112は、第2の無線通信部102の周辺スキャンによって所望接続先のアクセスポイントを検知する。所望接続先のアクセスポイントの識別子は、携帯端末1に予めリスト化して記憶されている。アクセスポイントの識別子は、具体的にはSSID(Service Set IDentifier)であり、勿論、BSSID(Basic SSID)であってもよい。例えば携帯電話網の通信事業者が、自ら設置するアクセスポイントの全てに、同一文字列を含むSSIDを設定することも好ましい。この場合、自社の携帯電話網におけるデータ通信を、自社の無線LANにデータオフロードすることができる。
モデル特徴ベクトルx <-> 移動確率p
x1 <-> p1
x2 <-> p2
・・・ <-> ・・・
x16 <-> p16
(ステップ1)加速度センサから出力された加速度データに対して、所定時間窓幅で単位時間毎にFFTを実行することによって所定次元の現ベクトルを算出する。例えば以下のような数値例で実現することできる。
加速度センサから出力される加速度データのサンプリングレート: 16Hz
FFTの所定時間窓幅: 2秒
FFTの実行時間間隔: 1秒
これによって、16次元の現ベクトルが算出される。
現ベクトル及び複数のモデル特徴ベクトルも、16次元ベクトルであって、両ベクトル間の距離を算出することができる。FFTの実行時間毎(1秒毎)に、現ベクトルに最も近いモデル特徴ベクトルが検索される(パターンマッチング)。
P(t)=p(t-4)×p(t-3)×p(t-2)×p(t-1)×p(t)
t:現在時刻
前述の例では、5秒間の積算値を算出する必要がある。但し、例えばp(t-2)=0となった場合、その時点で積算処理を終了させることもできる。この場合、3秒間分のみで処理を終了させることができる。
(S33)第2の判定部113は、第1の判定部112について真と判定された際、所定時間だけ待機する。図4のS33によれば、5秒程度、待機する。
(S342)第2の判定部113は、第2の無線通信部102によって検知されたアクセスポイント識別子が、先のS313で検知した所望接続先と同一のアクセスポイント識別子と一致するか否かを判定する。先に検知した所望接続先のアクセスポイント識別子と一致しなかった場合、その処理を終了する。
(ステップ1)第2の判定部113は、過去の複数の移動確率p(t)を乗算した移動判定値P(t)=Πp(t)を算出する。
(S36)無線リンク接続部114は、第2の判定部113について真と判定された際、無線LANの第2の無線通信部102を用いて、所望接続先のアクセスポイントに対して無線リンクの接続シーケンスを開始する。図4のS36によれば、無線LANの接続シーケンスの実行に、約10秒程度を要する。
モデルデータ記憶部115は、加速度データからFFTによって算出された所定次元のモデル特徴ベクトルに、移動判定値を対応付けたモデルデータを予め記憶したものである。
(S61)多数の異なる移動状態(例えば徒歩、走行、自転車、停止、自動車、バス、電車の7つの移動状態)で計測された加速度データを入力する。このとき、加速度データ毎に、移動状態のラベルが付与されていていることも好ましい。そして、その加速度データから、所定時間窓幅(例えば2秒)で単位時間(例えば1秒)毎にFFTを実行することによって所定次元(例えば16次元)のモデルベクトルを算出する。所定時間窓幅を2秒とすることによって、1個の16次元のモデルベクトルが導出される。
例えば、クラスタ1に、徒歩100個、走行150個、自転車10個、停止0個、自動車1個、バス2個、電車3個のベクトルを含む場合、以下のように移動確率piを算出する。
p1=(100+150+10)/(100+150+10+0+1+2+3)
分子は常に、徒歩、走行、自転車の和となる。
101 第1の無線通信部
102 第2の無線通信部
103 ユーザインタフェース
104 加速度センサ
110 通信切替部
111 起動開始制御部
112 第1の判定部
113 第2の判定部
114 無線リンク接続部
115 モデルデータ記憶部
2 無線LANのアクセスポイント
3 無線WANの基地局
Claims (13)
- アクセスポイントと通信する無線通信部と、移動検知センサと、ユーザインタフェースとを備えた携帯端末の無線リンク接続方法において、
前記ユーザインタフェースが起動された時、前記無線通信部及び前記移動検知センサの両方を起動する第1のステップと、
前記無線通信部の周辺スキャンによって所望接続先のアクセスポイントを検知し、且つ、前記移動検知センサからのデータによって非移動状態にあるか否かを判定する第2のステップと、
第2のステップについて真と判定された際、所定待機時間経過後、再度、前記無線通信部のスキャンによって先に検知した所望接続先の前記アクセスポイントを検知し、且つ、前記移動検知センサからのデータによって非移動状態にあるか否かを判定する第3のステップと、
第3のステップについて真と判定された際、前記無線通信部が、所望接続先のアクセスポイントに対して無線リンクを接続する第4のステップと
を有することを特徴とする無線リンク接続方法。 - 前記ユーザインタフェースは、ユーザによって視認されるディスプレイであって、
第1のステップについて、前記ユーザインタフェースが起動された時とは、当該携帯端末に対するユーザ操作によってスリープ状態から復帰した時である
ことを特徴とする請求項1に記載の無線リンク接続方法。 - 当該携帯端末は、所望接続先のアクセスポイント識別子を予め記憶しており、
第2のステップ及び第3のステップは、
前記無線通信部によって検知されたアクセスポイントが、予め記憶された前記アクセスポイント識別子と一致するか否かを判定し、
所定検知時間の間に前記移動検知センサから収集したデータによって、非移動状態にあるか否かを判定するものである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線リンク接続方法。 - 前記移動検知センサは、加速度センサであり、
当該携帯端末は、加速度データからFFT(Fast Fourier Transform)によって算出された所定次元のモデル特徴ベクトルに、移動確率piを対応付けたモデルデータを予め記憶しており、
第2のステップ及び第3のステップにおける非移動状態の判定について、
加速度センサから出力された加速度データに対して、所定時間窓幅で単位時間毎にFFTを実行することによって所定次元の現ベクトルを算出し、
前記現ベクトルとの間の距離が最も近いモデル特徴ベクトルを検索し、
前記モデル特徴ベクトルに対応付けられた移動確率piを取得し、
単位時間毎の移動確率p(t)を所定時間取得し、複数の移動確率p(t)を乗算した移動判定値P(t)=Πp(t)を算出し、
前記移動判定値P(t)が所定閾値以下である場合に非移動状態にあると判定する
ことを特徴とする請求項3に記載の無線リンク接続方法。 - 第3のステップの所定検知時間は、第2のステップの所定検知時間よりも短く、且つ、複数回繰り返されるものであり、
第3のステップの非移動状態の判定は、所定検知時間の経過毎に、
過去の複数の移動確率p(t)を乗算した移動判定値P(t)=Πp(t)を算出し、
前記移動判定値P(t)が所定閾値以下である場合に非移動状態にあると判定すると共に、繰り返し処理を停止する
ことを特徴とする請求項4に記載の無線リンク接続方法。 - 前記モデルデータは、
多数の異なる移動状態で予め計測された加速度データから、所定時間窓幅で単位時間毎にFFTを実行することによって所定次元のモデルベクトルを算出し、
複数のモデルベクトルをクラスタリングによって所定個数のクラスタに分類し、
クラスタ毎に、代表となるモデル特徴ベクトルを算出し、
前記モデル特徴ベクトルに、当該クラスタの移動状態に対応する移動確率piを対応付ける
ことによって作成されたものであることを特徴とする請求項4又は5に記載の無線リンク接続方法。 - アクセスポイントと通信する無線通信部と、移動検知センサと、ユーザインタフェースとを備えた携帯端末において、
前記ユーザインタフェースが起動された時、前記無線通信部及び前記移動検知センサの両方を起動する起動開始制御手段と、
前記無線通信部の周辺スキャンによって所望接続先のアクセスポイントを検知し、且つ、前記移動検知センサからのデータによって非移動状態にあるか否かを判定する第1の判定手段と、
第1の判定手段について真と判定された際、所定待機時間経過後、再度、前記無線通信部のスキャンによって先に検知した所望接続先の前記アクセスポイントを検知し、且つ、前記移動検知センサからのデータによって非移動状態にあるか否かを判定する第2の判定手段と、
第2の判定手段について真と判定された際、前記無線通信部を用いて、所望接続先のアクセスポイントに対して無線リンクを接続する無線リンク接続手段と
を有することを特徴とする携帯端末。 - 前記ユーザインタフェースは、ユーザによって視認されるディスプレイであって、
前記起動開始制御手段について、前記ユーザインタフェースが起動された時とは、当該携帯端末に対するユーザ操作によってスリープ状態から復帰した時である
ことを特徴とする請求項7に記載の携帯端末。 - 所望接続先のアクセスポイント識別子を予め記憶しており、
第1の判定手段及び第2の判定手段は、
前記無線通信部によって検知されたアクセスポイントが、予め記憶された前記アクセスポイント識別子と一致するか否かを判定し、
所定検知時間の間に前記移動検知センサから収集したデータによって、非移動状態にあるか否かを判定するものである
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の携帯端末。 - 前記移動検知センサは、加速度センサであり、
加速度データからFFTによって算出された所定次元のモデル特徴ベクトルに、移動確率piを対応付けたモデルデータを予め記憶したモデルデータ記憶手段を更に有し、
第1の判定手段及び第2の判定手段における非移動状態の判定について、
加速度センサから出力された加速度データに対して、所定時間窓幅で単位時間毎にFFTを実行することによって所定次元の現ベクトルを算出し、
前記現ベクトルとの間の距離が最も近いモデル特徴ベクトルを検索し、
前記モデル特徴ベクトルに対応付けられた移動確率piを算出し、
単位時間毎の移動確率p(t)を所定時間取得し、複数の移動確率p(t)を乗算した移動判定値P(t)=Πp(t)を算出し、
前記移動判定値P(t)が所定閾値以下である場合に非移動状態にあると判定する
ことを特徴とする請求項9に記載の携帯端末。 - 第2の判定手段の所定検知時間は、第1の判定手段の所定検知時間よりも短く、且つ、複数回繰り返されるものであり、
第2の判定手段の非移動状態の判定は、所定検知時間の経過毎に、
過去の複数の移動確率p(t)を乗算した移動判定値P(t)=Πp(t)を算出し、
前記移動判定値P(t)が所定閾値以下である場合に非移動状態にあると判定すると共に、繰り返し処理を停止する
ことを特徴とする請求項10に記載の携帯端末。 - 前記モデルデータは、
多数の異なる移動状態で予め計測された加速度データから、所定時間窓幅で単位時間毎にFFTを実行することによって所定次元のモデルベクトルを算出し、
複数のモデルベクトルをクラスタリングによって所定個数のクラスタを分類し、
クラスタ毎に、代表となるモデル特徴ベクトルを算出し、
前記モデル特徴ベクトルに、当該クラスタの移動状態に対応する移動確率piを対応付ける
ことによって作成されたものであることを特徴とする請求項10又は11に記載の携帯端末。 - アクセスポイントと通信する無線通信部と、移動検知センサと、ユーザインタフェースとを備えた携帯端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
前記ユーザインタフェースが起動された時、前記無線通信部及び前記移動検知センサの両方を起動する起動開始制御手段と、
前記無線通信部の周辺スキャンによって所望接続先のアクセスポイントを検知し、且つ、前記移動検知センサからのデータによって非移動状態にあるか否かを判定する第1の判定手段と、
第1の判定手段について真と判定された際、所定待機時間経過後、再度、前記無線通信部のスキャンによって先に検知した所望接続先の前記アクセスポイントを検知し、且つ、前記移動検知センサからのデータによって非移動状態にあるか否かを判定する第2の判定手段と、
第2の判定手段について真と判定された際、前記無線通信部を用いて、所望接続先のアクセスポイントに対して無線リンクを接続する無線リンク接続手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする携帯端末用のプログラム。
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