JP2015069867A - 組電池及び組電池製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】組電池の寿命の低下を抑える。【解決手段】直列接続される電池Ba、Bbからなる組電池において、電池Ba、Bbの残充電容量を、満充電容量が大きくなるほど、その満充電容量から残充電容量を差し引いた充電可能容量が小さくなるように調整する。【選択図】図1
Description
開示の技術は、複数の電池からなる組電池及び組電池製造方法に関する。
充電可能な複数の電池を直列に接続して高電圧の組電池を実現する技術が実用化されている。この種の組電池は、近年では、例えば、電動フォークリフト、ハイブリッドカー、又は電気自動車などの車両への実装において注目されている。複数の電池を直列に接続した状態で充電を行うと、各電池の充電状態(電圧や充電容量など)が不均一になることがある。また、上述の組電池が車両に搭載される場合では、走行用モータ駆動時に組電池において放電や充電が繰り返されるので、この充放電の繰り返しによっても各電池の充電状態が不均一になることがある。そして、各電池の充電状態の不均一は、一部の電池の劣化を促進させるおそれがあり、組電池の寿命の低下を引き起こす。なお、各電池の充電状態の不均一は、各電池の製造ばらつきや経年劣化などにより生じる。このため、各電池の充電状態を均等化する技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
ところで、組電池の製造方法として、例えば、図9に示すように、まず、電池Ba、Bbを製造し、次に、電池Ba、Bbの充電状態を均等化するために電池Ba、Bbの現在の充電容量(残充電容量)を調整し、最後に、電池Ba、Bbを互いに直列に接続することにより組電池を組み立てるものがある。
しかしながら、上述のように製造される組電池では、各電池の満充時の充電容量(満充電容量)のばらつきに起因して、組電池の充電時に、満充電容量が小さい電池が過充電となり、その電池が劣化してしまうおそれがある。
例えば、図9に示すように、電池Baの満充電容量が45.0[Ah]、電池Bbの満充電容量が41.0[Ah]であり、電池Ba、BbのSOC(State Of Charge)(満充電容量に対する残充電容量の比率)が50[%]に調整される場合を考える。このような場合、電池Baの残充電容量が満充電容量の半分の22.5[Ah]に調整され、電池Bbの残充電容量が満充電容量の半分の20.5[Ah]に調整される。また、電池Baの満充電容量から残充電容量を差し引いた値である充電可能容量は22.5[Ah]になり、電池Bbの充電可能容量は20.5[Ah]になる。
これら電池Ba、Bbからなる組電池を充電すると、電池Bbの充電可能容量が電池Baの充電可能容量よりも小さいため、電池Bbが電池Baよりも先に満充電になる。そして、電池Bbが満充電になった後、組電池をさらに充電すると、電池Bbが過充電になり劣化してしまう。このように、満充電容量が小さい電池Bbが劣化して、電池Bbの満充電容量がさらに低下してしまうと、電池Ba、Bbの満充電容量の差が大きくなり、電池Ba、Bbの充電状態がさらに不均一になる。すると、上述したように、電池Ba又は電池Bbの劣化が促進され、組電池の寿命が低下してしまう。
そこで、本発明は、寿命の低下を抑えることができる組電池及び組電池製造方法を提供することを目的とする。
実施形態の組電池は、直列接続される複数の電池からなる組電池であって、前記複数の電池は、満充電容量が大きくなるほど、その満充電容量から残充電容量を差し引いた充電可能容量が小さくなるように、前記残充電容量が調整されている。
これにより、組電池を充電すると、満充電容量が大きい電池を満充電容量が小さい電池よりも先に満充電にさせることができる。すなわち、満充電容量が大きい電池を満充電にしても満充電容量が小さい電池が満充電にならない。そのため、満充電容量が小さい電池の劣化を抑えられることができるので、満充電容量が小さい電池の寿命の低下を抑えることができ、組電池の寿命の低下を抑えることができる。
本発明によれば、寿命の低下を抑えることができる組電池を提供することができる。
図1は、実施形態の組電池製造方法を示すフローチャートである。
まず、2つ以上の電池を製造する(S11)。なお、このとき製造される各電池は、例えば、リチウムイオン二次電池などの充電可能な電池とする。
まず、2つ以上の電池を製造する(S11)。なお、このとき製造される各電池は、例えば、リチウムイオン二次電池などの充電可能な電池とする。
次に、満充電容量が大きくなるほど、その満充電容量から残充電容量を差し引いた充電可能容量が小さくなるように、製造後の各電池の残充電容量を調整する(S12)。
そして、残充電容量調整後の各電池を直列接続して組電池を組み立てる(S13)。なお、製造後の組電池は、例えば、電動フォークリフト、ハイブリッドカー、プラグインハイブリッドカー又は電気自動車などの車両に搭載されてもよい。
そして、残充電容量調整後の各電池を直列接続して組電池を組み立てる(S13)。なお、製造後の組電池は、例えば、電動フォークリフト、ハイブリッドカー、プラグインハイブリッドカー又は電気自動車などの車両に搭載されてもよい。
これにより、製造後の組電池の各電池の充電可能容量は、満充電容量が大きいほど小さくなり、満充電容量が小さいほど大きくなる。
図2は、各電池の残充電容量の調整方法の一例を示すフローチャートである。
図2は、各電池の残充電容量の調整方法の一例を示すフローチャートである。
まず、各電池の満充電容量のうちの最大の満充電容量Xmaxと、残充電容量の調整対象である電池の満充電容量Xと、負の比例定数Fと、最大の満充電容量Xmaxの電池の充電可能容量Ymax(第1の充電可能容量)とを用いて、残充電容量の調整対象である電池の満充電容量Xと充電可能容量Y(第2の充電可能容量)とが、満充電容量Xが大きいほど充電可能容量Yが小さくなり、満充電容量Xが小さいほど充電可能容量Yが大きくなる関係になるように、その充電可能容量Yを求める(S21)。なお、このS21において、最大の満充電容量Xmaxの電池以外の1つ以上の全ての電池に対して充電可能容量Yを求めるものとする。また、比例定数Fは、製造後の組電池の充電時に組電池に流れる電流や組電池にかかる電圧、及び、製造後の組電池の充電時の周辺温度や充電時間などから得られる各電池の劣化度合いにより求めてもよい。
例えば、図3に示すように、Fを傾き、Xを変数、(Ymax−F×Xmax)を切片とする一次関数の直線式:Y=F×X+Ymax−F×Xmaxを解くことにより、充電可能容量Yを求める。すなわち、比例定数Fと満充電容量Xとの乗算結果と、充電可能容量Ymaxとの加算結果から、比例定数Fと満充電容量Xmaxとの乗算結果を差し引くことにより、充電可能容量Yを求める。
そして、図2のフローチャートにおいて、最大の満充電容量Xmaxの電池の充電可能容量が充電可能容量Ymaxになるとともに、最大の満充電容量Xmaxの電池以外の1つ以上の全ての電池の充電可能容量がS21で求めた対応する充電可能容量Yになるまで、各電池を放電させる(S22)。
これにより、満充電容量Xと充電可能容量Yとが、満充電容量Xが大きいほど充電可能容量Yが小さくなり、満充電容量Xが小さいほど充電可能容量Yが大きくなる関係になるように、製造後の各電池の残充電容量を調整することができる。
例えば、図4に示すように、製造後の電池Baの満充電容量が45.0[Ah]になり、製造後の電池Bbの満充電容量が41.0[Ah]になる場合、最大の満充電容量Xmaxが45.0[Ah]になり、残充電容量の調整対象である電池Bbの満充電容量Xが41.0[Ah]になる。このような場合において、電池BaのSOCを50%に調整する場合、すなわち、電池Baの充電可能容量Ymaxが満充電容量の半分の22.5[Ah]になるように電池Baを放電する場合を考える。なお、比例定数Fは、−0.125とする。
まず、上述の一次関数の直線式に基づいて、(−0.125×41.0[Ah])+22.5[Ah]−(−0.125×45.0[Ah])を計算することにより、残充電容量の調整対象である電池Bbの充電可能容量Yとして23.0[Ah]を求める。
次に、電池Baの充電可能容量が22.5[Ah]になるまで電池Baを放電するとともに、電池Bbの充電可能容量が23.0[Ah]になるまで電池Bbを放電し、それら電池Ba、Bbを直列接続して組電池を組み立てる。これにより、満充電容量が大きい電池Baの充電可能容量(22.5[Ah])が、満充電容量が小さい電池Bbの充電可能容量(23.0[Ah])よりも小さくなる。
このように製造される組電池を充電すると、電池Baが電池Bbよりも先に満充電になる。すなわち、電池BaのSOCが100[%](=45.0[Ah]/45.0[Ah]×100[%])になったとき、電池BbのSOCは99[%](≒40.5[Ah]/41.0[Ah]×100[%])になる。
一方、図9に示すように、製造中の組電池において、電池Ba、BbのSOCがそれぞれ50[%]になるように電池Ba、Bbの残充電容量が調整される場合では、その組電池を充電すると、満充電容量が小さい電池Bbが、満充電容量が大きい電池Baよりも先に満充電になる。すなわち、電池BbのSOCが100[%](=41.0[Ah]/41.0[Ah]×100[%])になったとき、電池BaのSOCは96[%](≒43.0[Ah]/45.0[Ah]×100[%])になる。
このように、本実施形態の組電池製造方法で製造される組電池は、図9に示す既存の組電池製造方法で製造される組電池に比べて、電池Ba、Bbのうち、どちらか一方の電池が満充電になったときの他方の電池のSOCを大きくすることができる。一般に、SOCが大きいほど、電池の電圧は高いため、本実施形態の組電池製造方法で製造される組電池は、図9に示す既存の組電池製造方法で製造される組電池に比べて、電池Ba、Bbのうち、どちらか一方の電池が満充電になったときの他方の電池の電圧を高くすることができる。これにより、本実施形態の組電池製造方法で製造される組電池は、図9に示す既存の組電池製造方法で製造される組電池に比べて、組電池全体の電圧を高くすることができるため、組電池全体の電圧の低下を抑えることができ、電力=電圧×電流の関係から、組電池全体の電力の低下も抑えることができる。 また、上記実施形態の組電池製造方法により製造される組電池では、満充電容量が大きい電池の充電可能容量が、満充電容量が小さい電池の充電可能容量よりも小さくなるため、組電池を充電すると、満充電容量が大きい電池を満充電容量が小さい電池よりも先に満充電にさせることができる。すなわち、満充電容量が大きい電池を満充電しても満充電容量が小さい電池が満充電にならない。そのため、満充電容量が小さい電池の劣化を抑えることができるので、満充電容量が小さい電池の寿命の低下を抑えることができ、組電池の寿命の低下を抑えることができる。
なお、上記実施形態では、満充電容量Xmaxの電池以外の電池の充電可能容量がS21で求めた対応する充電可能容量Yになるまで、満充電容量Xmaxの電池以外の電池を放電させる構成であるが、図5に示すように、S21で求めた充電可能容量Yが閾値Yth以上である場合、その電池の充電可能容量を閾値Ythになるまで、放電させるように構成してもよい。
これにより、満充電容量Xmaxと残充電容量の調整対象である電池の満充電容量Xとの差が大きい場合でも、充電可能容量Ymaxと充電可能容量Yとの差が大きくなることを抑えることができるため、組電池の充電時において、満充電容量Xmaxの電池が過充電により劣化している時間が長くなることを抑えることができる。
また、上記実施形態では、図3や図5に示すように、満充電容量Xと充電可能容量Yとの、満充電容量Xが大きいほど充電可能容量Yが小さくなり、満充電容量Xが小さいほど充電可能容量Yが大きくなる関係が一次関数の直線式により表され、その一次関数の直線式を解くことにより充電可能容量Yを求める構成であるが、図6(a)や図6(b)に示すように、満充電容量Xと充電可能容量Yとの関係が二次関数の曲線式により表され、その二次関数の曲線式を解くことにより充電可能容量Yを求めるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、満充電容量が大きい電池のSOCが100[%]になるまで、組電池を充電しているが、劣化を抑えることが可能なSOCの範囲(例えば、10〜90[%])を実験的に予め求めておき、そのSOCの範囲に製造後の組電池の各電池のSOCが収まるように、組電池を充電してもよい。
また、上記実施形態では、製造中の組電池の各電池の残充電容量を調整する構成であるが、製造後の組電池の各電池の電圧(又はSOC)を均一にした後(セルバランス後)に各電池の残充電容量を調整するように構成してもよい。
図7は、セルバランス後に各電池の残充電容量を調整する機能を有する組電池の一例を示す図である。
図7に示す組電池は、直列接続される電池Ba、Bbと、セルバランス回路70とを備える。
図7に示す組電池は、直列接続される電池Ba、Bbと、セルバランス回路70とを備える。
セルバランス回路70は、負荷71a、71bと、スイッチ72a、72bと、電圧検出部73a、73bと、制御回路74とを備える。
負荷71aは電池Baに並列接続され、負荷71bは電池Bbに並列接続される。なお、負荷71a、71bは、例えば、抵抗などとする。
負荷71aは電池Baに並列接続され、負荷71bは電池Bbに並列接続される。なお、負荷71a、71bは、例えば、抵抗などとする。
スイッチ72aは電池Baと負荷71aとの間に設けられ、スイッチ72aがオフからオンになると、負荷71aにより電池Baが放電する。電池Baが放電すると、電池Baの残充電容量が低下し、電池Baの電圧が低下する。また、スイッチ72bは電池Bbと負荷71bとの間に設けられ、スイッチ72bがオフからオンになると、負荷71bにより電池Bbが放電する。電池Bbが放電すると、電池Bbの残充電容量が低下し、電池Bbの電圧が低下する。なお、スイッチ72a、72bは、例えば、MOSFETやリレーなどとする。
電圧検出部73aは電池Baの電圧を検出し、電圧検出部73bは電池Bbの電圧を検出する。なお、電圧検出部73a、73bは、例えば、電圧計とする。
制御回路74は、電圧検出部73a、73bにより検出される電圧(又は電池Ba、BbのSOC)が均一になるように、スイッチ72a、72bのオン、オフを制御する。また、制御回路74は、セルバランス後、電圧検出部73a、73bにより検出される電圧(又は、不図示の電流検出部により検出される、電池Ba、Bbを流れる電流)に基づいて、スイッチ72a、72bのオン、オフを制御することにより、電池Ba、Bbの残充電容量を調整する。このとき、制御回路74は、満充電容量が大きくなるほど、充電可能容量が小さくなるように、電池Ba、Bbの残充電容量を調整する。なお、制御回路74は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)とする。
制御回路74は、電圧検出部73a、73bにより検出される電圧(又は電池Ba、BbのSOC)が均一になるように、スイッチ72a、72bのオン、オフを制御する。また、制御回路74は、セルバランス後、電圧検出部73a、73bにより検出される電圧(又は、不図示の電流検出部により検出される、電池Ba、Bbを流れる電流)に基づいて、スイッチ72a、72bのオン、オフを制御することにより、電池Ba、Bbの残充電容量を調整する。このとき、制御回路74は、満充電容量が大きくなるほど、充電可能容量が小さくなるように、電池Ba、Bbの残充電容量を調整する。なお、制御回路74は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)とする。
例えば、図8に示すように、セルバランス後の電池Baの残充電容量及び充電可能容量がそれぞれ22.5[Ah]であり、セルバランス後の電池Bbの残充電容量及び充電可能容量がそれぞれ20.5[Ah]である場合、すなわち、セルバランス後の電池Ba、BbのSOCがそれぞれ50[%]である場合を想定する。
このような場合、制御回路74は、まず、図2のS21と同様に、充電可能容量Yとして23.0[Ah]を求め、次に、図2のS22と同様に、残充電容量の調整対象である電池Bbの充電可能容量が23.0[Ah]になるように、電池Bbの残充電容量を調整する。すなわち、電池Bbの残充電容量が20.5[Ah]から18.0[Ah]まで低下するように、スイッチ72bをオンさせて電池Bbを放電させる。なお、電池Baの残充電容量はそのままにする。これにより、満充電容量が大きい電池Baの充電可能容量(22.5[Ah])が、満充電容量が小さい電池Bbの充電可能容量(23.0[Ah])よりも小さくなる。そして、この組電池を充電すると、電池Baが電池Bbよりも先に満充電になる。
なお、制御回路74は、図5に示す残充電容量の調整方法と同様に、残充電容量の調整対象である電池の充電可能容量が閾値Yth以上である場合、その電池の充電可能容量が閾値Ythになるように、その電池の残充電容量を調整するように構成してもよい。また、制御回路74は、図6(a)や図6(b)に示す残充電容量の調整方法と同様に、満充電容量Xと充電可能容量Yとの関係が二次関数の曲線式により表され、その二次関数の曲線式を解くことにより充電可能容量Yを求めて、電池の残充電容量を調整するように構成してもよい。
なお、制御回路74は、図5に示す残充電容量の調整方法と同様に、残充電容量の調整対象である電池の充電可能容量が閾値Yth以上である場合、その電池の充電可能容量が閾値Ythになるように、その電池の残充電容量を調整するように構成してもよい。また、制御回路74は、図6(a)や図6(b)に示す残充電容量の調整方法と同様に、満充電容量Xと充電可能容量Yとの関係が二次関数の曲線式により表され、その二次関数の曲線式を解くことにより充電可能容量Yを求めて、電池の残充電容量を調整するように構成してもよい。
このように、図7に示す実施形態の組電池は、セルバランス後、満充電容量が大きい電池の充電可能容量が、満充電容量が小さい電池の充電可能容量よりも小さくなるように、各電池の残充電容量を調整する。そのため、組電池を充電すると、満充電容量が大きい電池を満充電容量が小さい電池よりも先に満充電にさせることができる。すなわち、満充電容量が大きい電池を満充電しても満充電容量が小さい電池が満充電にならない。そのため、満充電容量が小さい電池の劣化を抑えることができるので、満充電容量が小さい電池の寿命の低下を抑えることができ、組電池の寿命の低下を抑えることができる。 なお、図7に示す実施形態の組電池は、電池を放電させて、電池の残充電容量を調整する構成であるが、組電池の各電池のエネルギーをインダクタを介して授受させて、各電池の残充電容量を調整するように構成してもよい。
Ba 電池
Bb 電池
70 セルバランス回路
71a、71b 負荷
72a、72b スイッチ
73a、73b 電圧検出部
74 制御回路
Bb 電池
70 セルバランス回路
71a、71b 負荷
72a、72b スイッチ
73a、73b 電圧検出部
74 制御回路
Claims (4)
- 直列接続される複数の電池からなる組電池であって、
前記複数の電池は、満充電容量が大きくなるほど、その満充電容量から残充電容量を差し引いた充電可能容量が小さくなるように、前記残充電容量が調整されている
ことを特徴とする組電池。 - 請求項1に記載の組電池であって、
比例定数と残充電容量の調整対象である電池の満充電容量との乗算結果と、最大の満充電容量の電池の第1の充電可能容量との加算結果から、前記比例定数と前記最大の満充電容量との乗算結果を差し引くことにより、前記残充電容量の調整対象である電池の第2の充電可能容量を求め、
前記最大の満充電容量の電池の充電可能容量が前記第1の充電可能容量になるとともに、前記残充電容量の調整対象である電池の充電可能容量が前記第2の充電可能容量になるように、前記複数の電池の残充電容量が調整されている
ことを特徴とする組電池。 - 請求項2に記載の組電池であって、
前記第2の充電可能容量が閾値以上である場合、前記残充電容量の調整対象である電池の充電可能容量が前記閾値になるように、その電池の残充電容量が調整されている
ことを特徴とする組電池。 - 複数の電池を製造し、
満充電容量が大きくなるほど、その満充電容量から残充電容量を差し引いた充電可能容量が小さくなるように、前記複数の電池の残充電容量を調整し、
前記複数の電池を直列接続して組電池を組み立てる
ことを特徴とする組電池製造方法。
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---|---|---|---|
JP2013203702A JP2015069867A (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 組電池及び組電池製造方法 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017170683A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 株式会社カネカ | 組電池の製造方法、蓄電装置の製造方法 |
JP2018165080A (ja) * | 2017-03-28 | 2018-10-25 | 株式会社豊田自動織機 | 車両電源装置 |
WO2023035599A1 (zh) * | 2021-09-09 | 2023-03-16 | 蜂巢能源科技股份有限公司 | 磷酸铁锂锂离子电池调荷方法 |
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2013
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