JP2015069286A - 監視対象表示装置、監視対象表示方法およびコンピュータ・プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ビデオデータ等の膨大なデータを用いることなく、オブジェクトによって構成された表示画面を用いて監視対象の過去の状態を表示する。【解決手段】監視対象に対応付けられたオブジェクトの状態を規定するプロパティとこのプロパティの値をパラメータの値に基づいて演算するふるまいとを含むオブジェクトを記憶したオブジェクト記憶部(10)と、このオブジェクト記憶部に記憶された前記オブジェクトの前記プロパティの値を前記ふるまいによって演算された値に更新するプロパティ更新部(60)と、このプロパティ更新部による前記プロパティの更新の履歴を記憶するプロパティ更新履歴記憶部(70)と、このプロパティ更新履歴記憶部に記憶された前記プロパティの過去の値を用いて前記オブジェクト記憶部に記憶された前記オブジェクトを表示装置に表示する表示部(50)とを有する。【選択図】 図5
Description
本発明は、監視対象の状態を表示装置に表示する監視対象表示装置および方法に関し、より具体的には、機器監視装置の監視用グラフィック表示に関する。
プラント等を監視制御するDCS(Distributed Control System:分散制御システム)では、そのヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)として、表示画面上にプラント等を構成する複数の機器をグラフィカルに表現し、監視制御対象の測定値や設定値などのプロセスデータをテキスト表示やグラフ表示によって可視化している(例えば、特許文献1。)。中には、パーソナルコンピュータ(PC)上で実行されるアプリケーションでユーザーごとにカスタマイズしたグラフィック画面を表示して、プロセスデータの表示や設定値の変更操作などを行うものも存在する。
一般的に、上述したグラフィック画面は、編集用アプリケーションを用いて作成される。
編集アプリケーションには、例えば、文字列表示用のテキストオブジェクトやバーグラフ表示用のバーオブジェクトなどのグラフィックパーツ(オブジェクト)が用意されている。ここでグラフィックパーツは、それぞれ固有の属性(プロパティ)を持つ。例えば、テキストオブジェクトでは、テキスト、テキストカラー、テキストサイズなどオブジェクトを表示するために必要なプロパティを持つ。
編集アプリケーションには、例えば、文字列表示用のテキストオブジェクトやバーグラフ表示用のバーオブジェクトなどのグラフィックパーツ(オブジェクト)が用意されている。ここでグラフィックパーツは、それぞれ固有の属性(プロパティ)を持つ。例えば、テキストオブジェクトでは、テキスト、テキストカラー、テキストサイズなどオブジェクトを表示するために必要なプロパティを持つ。
例えば、監視対象に対応付けられたグラフィックパーツを編集画面上の任意の場所に配置して、プロパティの初期値を設定すれば、グラフィックパーツを静止画として表示できる。
また、測定値の変化に追従して表示を変化させる場合は、グラフィックパーツに「ふるまい」を設定することで動画として表示させることもできる。
ユーザーは、必要な画面毎に、グラフィックパーツの配置、属性の初期値設定、ふるまいの定義などの編集を行い、HMIとなる表示画面を作成することができる。
また、測定値の変化に追従して表示を変化させる場合は、グラフィックパーツに「ふるまい」を設定することで動画として表示させることもできる。
ユーザーは、必要な画面毎に、グラフィックパーツの配置、属性の初期値設定、ふるまいの定義などの編集を行い、HMIとなる表示画面を作成することができる。
以下に、図11および図12を参照して、上述のグラフィックパーツを配置して作成した表示画面を用いて監視対象を表示する装置の構成および表示方法を説明する。
従来の監視対象表示装置は、監視対象に対応付けられたオブジェクトであって、このオブジェクトの状態を規定するプロパティとこのプロパティの値を監視対象のパラメータの値に基づいて演算するふるまいとを含むオブジェクトを記憶した画面データ100と、監視対象のパラメータの値を収集するデータ収集部20と、パラメータの値の変更を検出するデータ比較部30と、値が更新されたパラメータを参照するオブジェクトにふるまいを実行させ、紐付けられたパラメータの変更された値に基づいてプロパティの値を更新させるオブジェクトデータ更新部40と、画面データ100を参照して表示装置2に画面を表示する表示部50とを備えている。
ここで、画面データ100は、ひとつの画面を構成するグラフィックパーツのリスト(オブジェクトリスト)101’と、その画面の表示中にデータ収集するパラメータのリスト(データコレクションリスト)102と、オブジェクトリスト101’に記憶されたグラフィックパーツとデータコレクションリスト102のパラメータとの参照関係およびオブジェクトリスト101’に記憶されたグラフィックパーツ間の参照関係のリスト(参照オブジェクトリスト)103とを含むデータである。この画面データファイルは、画面ファイルとしてハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置に記憶されている。
ランタイム時には、画面ファイルがロードされ、オブジェクトリスト101’のグラフィックパーツをプロパティの初期値で画面上に配置された表示画面が表示装置2に表示される。その後、次のような手順により、表示画面が更新されていく。
まず、データ収集部20は、データコレクションリスト102を参照し、表示画面を構成するグラフィックパーツ(オブジェクト)と紐付けられたパラメータの値を一定周期毎にデータサーバー4から収集し、その都度、記憶装置の所定の領域に記憶された現在のデータ121を更新する(図12:S1)。この現在のデータ121は、データ比較部30によって前回のデータ122と比較され、パラメータの値に変更のあった場合は、参照オブジェクトリスト103を参照して、値に変更のあったパラメータに紐付けられたオブジェクトのリスト(変更ありオブジェクトリスト123)を作成し、記憶装置の所定の領域に記憶する(S2)。
オブジェクトデータ変更部40は、変更ありオブジェクトリスト123を参照し、値が変更されたパラメータに紐付けられているオブジェクト(Obj1)に、ユーザーにより予め定義されたふるまいを実行させ、そのふるまいに従ってオブジェクト(Obj1)のプロパティの値を変更させる。具体的には、変更ありオブジェクトのリストの先頭オブジェクトを取り出して(S3)、そのオブジェクトのふるまいを実行して(S4)、そのオブジェクトのプロパティを更新し(S6)、変更ありオブジェクトのリストに残りがあれば(S7:YES)、次のオブジェクトを取り出し(S11)、そのオブジェクトのふるまいの実行(S4)とプロパティの更新(S6)とを、変更ありオブジェクトのリストに含まれるすべてのオブジェクトについて実行する。ふるまいの実行(S4)とプロパティの更新(S6)とを変更ありオブジェクトのリストに含まれるすべてのオブジェクトについて行ったら(S7:NO)、表示部50は、更新されたオブジェクトのプロパティの値を用いて画面を更新する(S10)。
上述したような監視対象をグラフィックパーツを用いてグラフィカルに表現した表示画面を有する監視対象表示装置は、監視対象の現在の状態を表示するものであり、過去の状態を確認するためには、パラメータの値の変化を示すトレンド画面など、上述した表示画面とは別の画面を用いている。
これに対し、監視対象となるプラント等を構成する複数の機器をグラフィカルに表現した表示画面を用いて過去の状態を表示する方法として、表示画面をビデオ録画することや、パラメータの値を保存しておき、保存された過去の値(イベント履歴)に基づいて画面表示を行うことが考えられる(特許文献2、特許文献3)。
しかしながら、トレンド画面を用いて監視対象の過去の状態を表示する場合は、グラフィカルに表現した表示画面とは異なる表示画面を用意しなければならず、元のグラフィック表示画面を用いて監視対象の状態の変化を再現表示することができない。さらに、例えば、監視対象をグラフィカルに表現した表示画面に監視対象の現在の状態を表示しているときにアラームが発生した場合に、アラーム発生前後でのパラメータの値を確認するには、数多く存在するパラメータの中からアラームの原因となったパラメータを含むトレンド画面を表示させなければならない。
また、監視対象をグラフィカルに表現した表示画面をビデオ録画する方法も、元のグラフィック表示画面を利用して監視対象の状態の変化を再現表示するものではなく、ビデオデータを記録するために、記録するデータ量が膨大となってしまうという問題があった。
また、パラメータの過去の値(イベント履歴)に基づいて監視対象の状態の変化を再現表示する方法では、元のグラフィック表示画面を利用して監視対象の状態の変化を再現表示することができたとしても、関連するパラメータの過去の値(イベント履歴)を保存しておかなければならないため、保存するデータの量が膨大となってしまう上、パラメータの値に基づいて逐次グラフィックパーツ(オブジェクト)のプロパティの値を演算しなければならないために、演算負荷が大きくなる。また、イベント履歴に基づく画面表示では、過去のイベントを画面表示に反映させるためにはふるまいを通さなければならないため、データコレクションリスト102のパラメータの値を同じにしても、画面の表示が同じになるとは限らず、監視対象の状態の変化を現在から過去に向かって巻き戻すように再生表示することは難しい。
そこで、本発明は、ビデオデータやイベント履歴等の膨大なデータを用いることなく、グラフィックパーツ(オブジェクト)によって構成された表示画面を用いて、監視対象の過去の状態を表示することを第1の目的とする。
また、本発明は、グラフィックパーツ(オブジェクト)によって構成された表示画面上において、現在から過去の状態へ巻き戻したり、過去の状態から現在に至るまでの表示画面を早送りしたり等、監視対象の過去の状態の変化を再生表示することを第2の目的とする。
また、本発明は、グラフィックパーツ(オブジェクト)によって構成された表示画面上において、現在から過去の状態へ巻き戻したり、過去の状態から現在に至るまでの表示画面を早送りしたり等、監視対象の過去の状態の変化を再生表示することを第2の目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る監視対象表示装置は、監視対象に対応付けられたオブジェクトであって、このオブジェクトの状態を規定するプロパティとこのプロパティの値を前記監視対象のパラメータの値に基づいて演算するふるまいとを含むオブジェクトを記憶したオブジェクト記憶部と、このオブジェクト記憶部に記憶された前記オブジェクトの前記プロパティの値を前記ふるまいによって演算された値に更新するプロパティ更新部と、このプロパティ更新部による前記プロパティの更新の履歴を記憶するプロパティ更新履歴記憶部と、このプロパティ更新履歴記憶部に記憶された前記プロパティの過去の値を用いて前記オブジェクト記憶部に記憶された前記オブジェクトを表示装置に表示する表示部とを有する。
本発明に係る監視対象表示装置においては、前記プロパティ更新履歴記憶部を、前記プロパティの値が変更された時刻とその変更されたプロパティの値とを関連付けて記憶するプロパティ更新履歴テーブルによって構成してもよい。
また、本発明に係る監視対象表示装置においては、前記プロパティの現在の値を用いて前記オブジェクトを表示する現在モードと、前記プロパティ更新履歴記憶部に記憶された前記プロパティの過去の値を用いて前記オブジェクトを表示する過去モードとを切り替える表示制御部をさらに備え、前記表示部は、前記現在モードでは、前記プロパティの現在の値を用いて前記オブジェクトを前記表示装置に表示し、前記過去モードでは、前記プロパティ更新履歴記憶部に記憶された前記プロパティの過去の値を用いて前記オブジェクトを前記表示装置に表示するようにしてもよい。
また、本発明に係る監視対象表示装置においては、前記表示部は、前記プロパティ更新履歴記憶部に記憶された前記プロパティの複数の過去の値が時系列をなすときは、その時系列に従って前記過去の値を用いて前記オブジェクトを前記表示装置に順次表示するようにしてもよい。
本発明に係る監視対象表示方法は、監視対象に対応付けられたオブジェクトであって、このオブジェクトの状態を規定するプロパティとこのプロパティの値を前記監視対象のパラメータの値に基づいて演算するふるまいとを含むオブジェクトをオブジェクト記憶部に記憶させるステップと、プロパティ更新部が、前記オブジェクト記憶部に記憶された前記オブジェクトの前記プロパティの値を前記ふるまいによって演算された値に更新するステップと、このプロパティ更新部による前記プロパティの更新の履歴をプロパティ更新履歴記憶部に記憶させるステップと、表示部が、前記プロパティ更新履歴記憶部に記憶された前記プロパティの過去の値を用いて前記オブジェクト記憶部に記憶された前記オブジェクトを表示装置に表示するステップとを有する。
本発明に係る監視対象表示用のコンピュータ・プログラムは、コンピュータを、監視対象に対応付けられたオブジェクトであって、このオブジェクトの状態を規定するプロパティとこのプロパティの値を前記監視対象のパラメータの値に基づいて演算するふるまいとを含むオブジェクトを記憶したオブジェクト記憶部と、このオブジェクト記憶部に記憶された前記オブジェクトの前記プロパティの値を前記ふるまいによって演算された値に更新するプロパティ更新部と、このプロパティ更新部による前記プロパティの更新の履歴を記憶するプロパティ更新履歴記憶部と、このプロパティ更新履歴記憶部に記憶された前記プロパティの過去の値を用いて前記オブジェクト記憶部に記憶された前記オブジェクトを表示装置に表示する表示部とを有する監視対象表示装置として機能させる。
本発明によれば、プロパティの更新の履歴をプロパティ更新履歴記憶部に記憶し、このプロパティ更新履歴記憶部に記憶されたプロパティの値を用いてオブジェクトを表示するので、ビデオデータやイベント履歴等の膨大なデータを用いることなく、グラフィックパーツ(オブジェクト)によって構成された表示画面を用いて、監視対象の過去の状態を表示することができる。
また、本発明によれば、プロパティ更新履歴記憶部に記憶されたプロパティの値を用いてオブジェクトを表示することによって、表示画面を現在から過去の状態へ巻き戻す等、監視対象の過去の状態の変化を、グラフィックパーツ(オブジェクト)によって構成された表示画面を用いて再生表示することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
[1.DCSの構成]
図1に、本実施の形態に係る監視対象表示装置を含むDCS(Distributed Control System:分散制御システム)の概要を示す。
ネットワーク3に接続された複数のコントローラ4−1〜4−nは、プラント等に設けられたセンサ5−1〜5−nや、アクチュエータ6−1〜6−nとそれぞれ接続され、それぞれセンサ5−1〜5−nの値に応じてアクチュエータ6−1〜6−nを制御する。
図1に、本実施の形態に係る監視対象表示装置を含むDCS(Distributed Control System:分散制御システム)の概要を示す。
ネットワーク3に接続された複数のコントローラ4−1〜4−nは、プラント等に設けられたセンサ5−1〜5−nや、アクチュエータ6−1〜6−nとそれぞれ接続され、それぞれセンサ5−1〜5−nの値に応じてアクチュエータ6−1〜6−nを制御する。
本実施の形態に係る監視対象表示装置1は、液晶表示装置(LCD)等の表示装置2とともにDCSのヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)を構成する。この監視対象表示装置1は、ネットワーク3を介して複数のコントローラ4−1〜4−nと通信して、プラントの状態、すなわち、センサ5−1〜5−nの出力やアクチュエータ6−1〜6−nの制御量等を監視する。また、監視対象表示装置1は、予め用意された表示画面を用いて、ネットワーク3を介して取得したこれらプラントの状態を示すパラメータの値を表示装置2にグラフィカルに表示する。
監視対象表示装置1は、ハードウェア的には、図2に示すように、中央演算処理装置(CPU)11、記憶装置(MEMORY)12、各種入出力装置(I/O)14、これらを互いに通信可能に接続するバス13を備えたコンピュータである。記憶装置12にインストールされたコンピュータ・プログラムによって、後述するような監視対象表示装置として動作する。
[2.表示画面とその作成方法]
次に、監視対象表示装置1の表示画面について説明する。
本実施の形態に係る監視対象表示装置における表示画面は、監視対象の測定値や設定値などのプロセスデータをテキスト表示やグラフ表示によって可視化するものである。このような表示画面は、編集用アプリケーションを用いて作成される。上述したように、編集アプリケーションには、例えば、文字列表示用のテキストオブジェクトやバーグラフ表示用のバーオブジェクトなどのグラフィックパーツ(オブジェクト)が用意されている。ユーザは、編集アプリケーションを用いて、監視対象に対応するグラフィックパーツ(以下、「オブジェクト」という。)を、図3に示すように、編集画面200上の任意の場所に配置してHMIとなる表示画面を作成する。
次に、監視対象表示装置1の表示画面について説明する。
本実施の形態に係る監視対象表示装置における表示画面は、監視対象の測定値や設定値などのプロセスデータをテキスト表示やグラフ表示によって可視化するものである。このような表示画面は、編集用アプリケーションを用いて作成される。上述したように、編集アプリケーションには、例えば、文字列表示用のテキストオブジェクトやバーグラフ表示用のバーオブジェクトなどのグラフィックパーツ(オブジェクト)が用意されている。ユーザは、編集アプリケーションを用いて、監視対象に対応するグラフィックパーツ(以下、「オブジェクト」という。)を、図3に示すように、編集画面200上の任意の場所に配置してHMIとなる表示画面を作成する。
図3に示すように、オブジェクトは、それぞれ固有の名前(オブジェクト名)と属性(プロパティ)とを持つ。プロパティは、そのオブジェクトの状態を規定する。テキストオブジェクトの場合、オブジェクトの状態としては、例えば、テキスト、テキストカラー、テキストサイズなど、そのオブジェクトを表示するために必要なプロパティを持つ。
ユーザーは、監視対象に対応付けられたグラフィックパーツ(オブジェクト)を編集画面上の任意の場所に配置して、プロパティの初期値を設定すれば、そのオブジェクトを静止画として表示することができる。
ユーザーは、監視対象に対応付けられたグラフィックパーツ(オブジェクト)を編集画面上の任意の場所に配置して、プロパティの初期値を設定すれば、そのオブジェクトを静止画として表示することができる。
例えば、図3においては、ひとつの画面Aを構成する部品として、編集画面200上にオブジェクト名「Rect1」、「Text1」、「Text2」、「Text3」を有するオブジェクトが配置され、これらのオブジェクトには、プロパティの初期値として、それぞれ、「黄」、「_」、「_」、「画面A」が設定されている。
また、ユーザは、オブジェクトに紐付けられたパラメータとプロパティとの関係を記述した「ふるまい」を設定することによって、そのオブジェクトを、監視対象のパラメータの値(例えば、測定値)の変化に追従して表示が変化する動画として表示させることもできる。
このような「ふるまい」は、パラメータとオブジェクトとを紐付け、測定値などのパラメータが変化することによってオブジェクトの値がどのように変化するのか、すなわち、そのオブジェクトに紐付けられたパラメータの値とそのオブジェクトのプロパティとの関係をスクリプト等で定義したものである。
例えば、図3は、オブジェクト名「Rect1」のオブジェクトには、その「ふるまい」として、「パラメータParam 1が100を超えたら、Colorプロパティを赤に変更する」ことが規定されていることを示している。
例えば、図3は、オブジェクト名「Rect1」のオブジェクトには、その「ふるまい」として、「パラメータParam 1が100を超えたら、Colorプロパティを赤に変更する」ことが規定されていることを示している。
なお、本実施の形態に係る監視対象表示装置1において、オブジェクトの「ふるまい」は、プロパティの値を更新するときには、そのオブジェクトのオブジェクト名と、更新するプロパティのプロパティ名と、更新するプロパティの値とを組にして後述するプロパティ更新部60に送信する。
ユーザーは、画面毎に、オブジェクトの配置、プロパティの初期値設定、ふるまいの定義などの編集を行い、HMIとなる表示画面を作成することができる。
編集用アプリケーションは、このようにして作成された表示画面から、画面毎に、オブジェクトリスト101、データコレクションリスト102、参照オブジェクトリスト103を含む画面データ10を生成し、これを画面ファイルとしてハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置に記憶する。
オブジェクトリスト101は、ひとつの画面(例えば、画面A)を構成するオブジェクトのリストであって、各オブジェクトは、このオブジェクトの状態を規定するプロパティとこのプロパティの値を監視対象のパラメータの値に基づいて演算するふるまいとを含む。
編集用アプリケーションは、このようにして作成された表示画面から、画面毎に、オブジェクトリスト101、データコレクションリスト102、参照オブジェクトリスト103を含む画面データ10を生成し、これを画面ファイルとしてハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置に記憶する。
オブジェクトリスト101は、ひとつの画面(例えば、画面A)を構成するオブジェクトのリストであって、各オブジェクトは、このオブジェクトの状態を規定するプロパティとこのプロパティの値を監視対象のパラメータの値に基づいて演算するふるまいとを含む。
また、データコレクションリスト102は、その画面内で参照されているパラメータ、すなわち、画面表示中に表示されるオブジェクトと紐付けられているパラメータを抜き出し、データ収集するパラメータのリストである。もし、同一画面内に同一パラメータが複数のオブジェクトと紐付けられている場合は、重複するリストの要素は削除する。
また、参照オブジェクトリスト103は、パラメータ毎にそのパラメータを参照するオブジェクトのリストである。一般的には、データコレクションリストの要素であるパラメータは、複数のオブジェクトと紐付けられている。この参照オブジェクトリスト103は、オブジェクトリスト101に記憶されたオブジェクトとデータコレクションリスト102のパラメータとの参照関係に加え、オブジェクトリスト101に記憶されたオブジェクト間の参照関係を含んでいてもよい。
[3.表示画面の構成例]
図4は、表示装置2に表示された表示画面の一例を示している。画面上には、プラントを構成する機器が、各種センサが出力する値やアクチュエータの設定値とともにグラフィックに表示される。
図4は、表示装置2に表示された表示画面の一例を示している。画面上には、プラントを構成する機器が、各種センサが出力する値やアクチュエータの設定値とともにグラフィックに表示される。
また、表示画面の一部には、表示コントロールプレーヤ90が表示されている。この表示コントロールプレーヤ90は、表示画面を構成するオブジェクトの一つである。本実施の形態においては、表示コントロールプレーヤ90には、ユーザが画面の表示を現在の状態から過去の状態の表示へと操作ができるように、巻き戻しボタンや再生ボタン、早送りボタン、さらには、コントロールバーが設けられている。また、表示コントロールプレーヤ90の一部に、表示画面に表示されている監視対象の表示の時刻、すなわち各オブジェクトのプロパティの値が更新された時刻を表示するように構成してもよい。
本実施の形態では、このような表示コントロールプレーヤ90を、監視対象をグラフィカルに表示した画面と並行して表示装置2の画面上に表示しておき、これをユーザーに操作してもらうことによって、監視対象の現在の状態を表示する現在モードと過去の状態を表示する過去モードとを切り換えたり、再生表示する範囲を指定したりすることができる。
本実施の形態では、このような表示コントロールプレーヤ90を、監視対象をグラフィカルに表示した画面と並行して表示装置2の画面上に表示しておき、これをユーザーに操作してもらうことによって、監視対象の現在の状態を表示する現在モードと過去の状態を表示する過去モードとを切り換えたり、再生表示する範囲を指定したりすることができる。
[4.監視対象表示装置の構成]
次に、本実施の形態に係る監視対象表示装置の構成について図5を参照して説明する。
次に、本実施の形態に係る監視対象表示装置の構成について図5を参照して説明する。
監視対象表示装置は、図5に示すように、上述した画面ファイルを記憶装置12にロードした画面データ10と、この画面データ10に記憶されたオブジェクトのプロパティの値を「ふるまい」によって演算された値に更新するプロパティ更新部60と、このプロパティ更新部60によるプロパティの更新の履歴を記憶するプロパティ更新履歴記憶部70と、このプロパティ更新履歴記憶部70に記憶されたプロパティの過去の値を用いてオブジェクト記憶部10に記憶されたオブジェクトを表示装置2に表示する表示部50とを備えている。
ここで、記憶装置12にロードされた画面データ10は、オブジェクトリスト101を有することによって、監視対象に対応付けられたオブジェクトの状態を規定するプロパティと、このプロパティの値を監視対象のパラメータの値に基づいて演算するふるまいとを含むオブジェクトを記憶したオブジェクト記憶部として作用する。
また、プロパティ更新履歴記憶部70は、図6に示すように、プロパティの値が変更された時刻とその変更されたプロパティの値とを関連付けて記憶するテーブルである。図6に示したプロパティ更新履歴テーブルの例では、プロパティの値が更新された時刻と、そのときにプロパティの値が更新されたオブジェクトのオブジェクト名、プロパティ名および値が関連付けられてひとつのレコードを構成している。以下、このレコードを「プロパティ更新レコード」ということがある。
本実施の形態に係る監視対象表示装置1は、さらに、監視対象のデータを収集するデータ収集部20と、パラメータの値に変更があったか否かを検出するデータ比較部30と、値に変更があったパラメータと紐付けられたオブジェクトに変更されたパラメータの値を与えるオブジェクトデータ更新部40とを備えている。
また、本実施の形態に係る監視対象表示装置1は、表示画面に表示された表示コントロールプレーヤ90(図4参照。)を監視する表示制御部80を備えており、表示コントロールプレーヤ90に対するユーザの操作を検出し、プロパティの現在の値を用いて監視対象の現在の状態を表示する「現在モード」と、プロパティ更新履歴記憶部70に記憶されたプロパティの過去の値を用いて監視対象の過去の状態を表示する「過去モード」とを切り替える。
[5.監視対象表示装置の動作]
次に監視対象表示装置の動作について図5乃至図10を参照して説明する。
監視対象表示装置1は、ランタイム時に、上述した画面ファイルを記憶装置12にロードして、オブジェクトリスト101の各オブジェクトをプロパティの初期値で画面上に配置する。
次に監視対象表示装置の動作について図5乃至図10を参照して説明する。
監視対象表示装置1は、ランタイム時に、上述した画面ファイルを記憶装置12にロードして、オブジェクトリスト101の各オブジェクトをプロパティの初期値で画面上に配置する。
[5.1 プロパティの値の更新履歴の記録]
本実施の形態に係る監視対象表示装置1は、「現在モード」では、各オブジェクトをプロパティの現在の値を用いて表示する一方、プロパティの値の更新履歴をプロパティ更新履歴記憶部70に記録する。
本実施の形態に係る監視対象表示装置1は、「現在モード」では、各オブジェクトをプロパティの現在の値を用いて表示する一方、プロパティの値の更新履歴をプロパティ更新履歴記憶部70に記録する。
まず、データ収集部20は、データサーバ4等からデータコレクションリスト102を参照して、表示画面を構成するオブジェクトに紐付けられたパラメータの値を一定周期でデータ収集し、表示画面を構成するオブジェクトに紐付けられたパラメータの現在の値(現在データ)を記憶する記憶装置12の所定の領域121の値を更新する(図7:S1)。
データ比較部30は、パラメータの新たな値が所定の領域121に書き込まれる際に、前回書き込まれた値(前回データ)を記憶装置12の所定の他の領域122に書き込み、現在データと前回データとを比較してパラメータの値に変更があったか否かを検出する。また、データ比較部30は、参照オブジェクトリスト103を参照し、値に変更が生じたパラメータと紐付けられたオブジェクトのリスト(変更ありオブジェクトリスト)123を作成して記憶装置の所定の領域に記憶する(S2)。
オブジェクトデータ更新部40は、値に変更が生じたパラメータと紐付けられたオブジェクトのリストである変更ありオブジェクトリスト123を参照して、リストの先頭オブジェクトを取り出し(S3)、値に変更があったパラメータと紐付けられたオブジェクトにパラメータの変更された新たな値を与える。パラメータの新たな値が与えられたオブジェクトは、その「ふるまい」を実行し(S4)、新たな値に基づくプロパティの値を算出する。
変更されたパラメータの新たな値に基づいてプロパティの新たな値が算出されると、そのオブジェクトの「ふるまい」は、そのオブジェクトのオブジェクト名と、更新するプロパティのプロパティ名と、更新するプロパティの値とを組にして後述するプロパティ更新部60に送信する。
プロパティ更新部60は、オブジェクト名と、更新するプロパティのプロパティ名と、更新するプロパティの値との組を受け取り、それらをプロパティ更新履歴記憶部70に更新の時刻等とともに記録するとともに(S5)、オブジェクト名とプロパティ名により特定される、オブジェクトリスト101に記憶されたオブジェクトのプロパティの値を更新する(S6)。
このように、従来は、各オブジェクトのプロパティの値を「ふるまい」から直接変更していたのに対し、本実施の形態に係る監視対象表示装置1では、プロパティ更新部60を経由して間接的にプロパティの値を変更し、その際に、プロパティ更新部60は、その更新内容をプロパティ更新履歴記憶部70に記録しておく。
再び変更ありオブジェクトリスト123を参照し、変更ありオブジェクトリスト123に未処理のオブジェクトがあれば(S7:YES)、次のオブジェクトを取り出し(S11)、そのオブジェクトのふるまいの実行(S4)、プロパティの値の更新履歴の記録(S5)、およびそのオブジェクトのプロパティの値の更新(S6)を行い、これらのステップを、変更ありオブジェクトリスト123に含まれるすべてのオブジェクトについて繰り返す。
上述したふるまいの実行(S4)、プロパティの値の更新履歴の記録(S5)、およびオブジェクトのプロパティの値の更新(S6)を変更ありオブジェクトリスト123に含まれるすべてのオブジェクトについて行ったら(S7:NO)、表示制御部80は、表示コントロールプレーヤ90から情報を取得し(S8)、表示モードとして現在モードと過去モードのいずれが指定されているのかを表示部50に通知する(S9)。表示部50は、通知された表示モードによって各オブジェクトのプロパティの参照先をオブジェクトリスト101の現在値かプロパティ更新履歴記憶部70に記憶された過去の値を使うのかを切り替えて表示画面の更新を行う(S10、S12)。
[5.2 監視対象表示装置の動作(その1):現在モード]
表示制御部80から通知された表示モードが現在モードである場合、表示部50は、オブジェクトリスト101を参照して、オブジェクトリスト101に記憶されたオブジェクトのプロパティの値にしたがって表示装置2に表示画面を表示する。
表示制御部80から通知された表示モードが現在モードである場合、表示部50は、オブジェクトリスト101を参照して、オブジェクトリスト101に記憶されたオブジェクトのプロパティの値にしたがって表示装置2に表示画面を表示する。
具体的には、図8に示すように、表示部50は、まずオブジェクトリスト101の先頭オブジェクトを取り出し(S101)、現在のプロパティの値を用いてオブジェクトを描画する(S102)。その後、再びオブジェクトリスト101を参照して、他に未処理のオブジェクトがあれば(S103:YES)、次のオブジェクトを取り出して(S104)、現在のプロパティの値を用いて描画する(S102)。オブジェクトリスト101のすべてのオブジェクトについて描画したら(S103:NO)、現在モードでの画面更新処理を完了する。
[5.3 監視対象表示装置の動作(その2):過去モード]
表示モードが過去モードである場合、表示部50は、オブジェクトリスト101とプロパティ変更履歴記憶部70とを参照して、プロパティ変更履歴記憶部70に記憶されたオブジェクトのプロパティの値にしたがってオブジェクトリスト101のオブジェクトを表示装置2に表示画面を表示する。
表示モードが過去モードである場合、表示部50は、オブジェクトリスト101とプロパティ変更履歴記憶部70とを参照して、プロパティ変更履歴記憶部70に記憶されたオブジェクトのプロパティの値にしたがってオブジェクトリスト101のオブジェクトを表示装置2に表示画面を表示する。
本実施の形態に係る監視対象表示装置1では、過去モードが選択されると、図9および図10に示す手順によって、表示コントロールプレーヤ90に対するユーザの操作に応じて、監視対象の状態を、現在のプロパティの値に基づく表示からユーザによって指定される過去のプロパティの値に基づく表示まで順次遡って表示したり、その過去の表示から現在に至るまでの変化を再生表示することができる。
具体的には、まず、ユーザは、表示コントロールプレーヤ90を操作することによって、再生する範囲を指定する(S121)。再生範囲が指定されると、表示制御部80は、表示部50に対し、その再生範囲とともに過去モードでの画面更新を通知する。
過去モードでの画面更新を通知された表示部50は、オブジェクトリスト101とプロパティ更新履歴記憶部70の直近のプロパティ更新レコードとを参照し、このプロパティ更新レコードを参照した画面表示を行う(S123)。
過去モードでの画面更新を通知された表示部50は、オブジェクトリスト101とプロパティ更新履歴記憶部70の直近のプロパティ更新レコードとを参照し、このプロパティ更新レコードを参照した画面表示を行う(S123)。
図10に示すように、プロパティ更新レコードを参照した画面表示においては、表示部50は、まず、オブジェクトリスト101の先頭のオブジェクトを取り出して(S1231)、参照しているプロパティ更新レコードにこのオブジェクトのプロパティの値があれば(S1232:YES)、プロパティ更新レコードに記録されたプロパティの値を用いてこのオブジェクトを描画する(S1233)。逆に、参照しているプロパティ更新レコードにオブジェクトリスト101から取り出したオブジェクトのプロパティの値がなければ、表示部50はそのオブジェクトを再描画せず、それまでの表示を維持する。
そして、オブジェクトリスト101に未処理のオブジェクトがあれば(S1234:YES)、次のオブジェクトを取り出し(S1235)、参照しているプロパティ更新レコードに記録されたプロパティの値を用いたオブジェクトの描画を行い(S1232、S1233)、オブジェクトリスト101のすべてのオブジェクトについて、参照しているプロパティ更新レコードに基づく処理がなされれば(S1234:NO)、参照しているプロパティ更新レコードに基づく画面表示を完了する。
以上のようにして、直近の時刻のプロパティ更新レコードを参照した画面表示(S123)が完了すると、ユーザによって指定された再生範囲に他のプロパティ更新レコードがあれば(S124:YES)、そのひとつ前の時刻のプロパティ更新レコードを参照し、上述したプロパティ更新レコードを参照した画面表示を行う。
このようにして、監視対象を、現在のプロパティの値に基づく表示から、ユーザによって指定された過去のプロパティの値に基づく表示まで、順次遡って表示することができる。
このようにして、監視対象を、現在のプロパティの値に基づく表示から、ユーザによって指定された過去のプロパティの値に基づく表示まで、順次遡って表示することができる。
ユーザによって指定された再生範囲に属するすべてのプロパティ更新レコードに基づく表示が完了すると(S124:NO)、表示部50は、最も古い時刻のプロパティ更新レコードから現在に向かう順で、各プロパティ更新レコードを参照した画面表示を行う(S125、S126、S127、S129)。この処理によって、ユーザが指定した範囲の過去の表示画面を再生表示することができる。
[6.本実施の形態に係る監視対象表示装置の効果]
本実施の形態に係る監視対象表示装置および表示方法は、表示画面の更新に直接的に関わるのがオブジェクトのプロパティの変更である点に着目して、プロパティの変更履歴をプロパティ変更履歴記憶部70に記録することで、過去の状態を再生するのに必要な情報を記憶している。表示部50は、プロパティ変更履歴記憶部70に記憶されたプロパティの値を参照してオブジェクトを描画して過去の状態を表示するので、通常のビデオ録画をするよりも、記録するデータの量は少なくなる。
本実施の形態に係る監視対象表示装置および表示方法は、表示画面の更新に直接的に関わるのがオブジェクトのプロパティの変更である点に着目して、プロパティの変更履歴をプロパティ変更履歴記憶部70に記録することで、過去の状態を再生するのに必要な情報を記憶している。表示部50は、プロパティ変更履歴記憶部70に記憶されたプロパティの値を参照してオブジェクトを描画して過去の状態を表示するので、通常のビデオ録画をするよりも、記録するデータの量は少なくなる。
また、従来の監視対象表示装置には、プロセスデータの履歴を収集する機能を備えているものもあるが、プロセスデータの履歴を画面の表示に反映させるためには各オブジェクトの「ふるまい」を通さなくてはならないため、データコレクションリストのパラメータの値を同じにしても、画面の表示が同じになるとは限らない。これに対し、本実施の形態に係る監視対象表示装置および表示方法ではでは、画面の表示に直接関わるデータ、すなわちプロパティの値の履歴を記録しているため、画面の状態を過去に戻すことが可能となる。
さらに、巻き戻しや再生ボタンを持つ表示コントロールプレーヤ90を画面と並行して表示画面上に表示しておき、過去の表示を再生したい場合にはこれをユーザに操作してもらうことによって、画面の表示を現在の状態から過去の状態の表示へと操作ができるようにした。
本発明は、DCSのHMIのように、オブジェクトを用いた表示画面に利用することができる。
10…画面データ、101…オブジェクトリスト、50…表示部、60…プロパティ変更部、70…プロパティ更新履歴、80…表示制御部、90…表示コントロールプレーヤ。
Claims (6)
- 監視対象に対応付けられたオブジェクトであって、このオブジェクトの状態を規定するプロパティとこのプロパティの値を前記監視対象のパラメータの値に基づいて演算するふるまいとを含むオブジェクトを記憶したオブジェクト記憶部と、
このオブジェクト記憶部に記憶された前記オブジェクトの前記プロパティの値を前記ふるまいによって演算された値に更新するプロパティ更新部と、
このプロパティ更新部による前記プロパティの更新の履歴を記憶するプロパティ更新履歴記憶部と、
このプロパティ更新履歴記憶部に記憶された前記プロパティの過去の値を用いて前記オブジェクト記憶部に記憶された前記オブジェクトを表示装置に表示する表示部と
を有する監視対象表示装置。 - 請求項1記載の監視対象表示装置において、
前記プロパティ更新履歴記憶部は、前記プロパティの値が変更された時刻とその変更されたプロパティの値とを関連付けて記憶するプロパティ更新履歴テーブルである
ことを特徴とする監視対象表示装置。 - 請求項1または2記載の監視システムにおいて、
前記プロパティの現在の値を用いて前記オブジェクトを表示する現在モードと、前記プロパティ更新履歴記憶部に記憶された前記プロパティの過去の値を用いて前記オブジェクトを表示する過去モードとを切り替える表示制御部をさらに備え、
前記表示部は、前記現在モードでは、前記プロパティの現在の値を用いて前記オブジェクトを前記表示装置に表示し、前記過去モードでは、前記プロパティ更新履歴記憶部に記憶された前記プロパティの過去の値を用いて前記オブジェクトを前記表示装置に表示する
ことを特徴とする監視対象表示装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載された監視対象表示装置において、
前記表示部は、前記プロパティ更新履歴記憶部に記憶された前記プロパティの複数の過去の値が時系列をなすときは、その時系列に従って前記過去の値を用いて前記オブジェクトを前記表示装置に順次表示する
ことを特徴とする監視対象表示装置。 - 監視対象に対応付けられたオブジェクトであって、このオブジェクトの状態を規定するプロパティとこのプロパティの値を前記監視対象のパラメータの値に基づいて演算するふるまいとを含むオブジェクトをオブジェクト記憶部に記憶させるステップと、
プロパティ更新部が、前記オブジェクト記憶部に記憶された前記オブジェクトの前記プロパティの値を前記ふるまいによって演算された値に更新するステップと、
このプロパティ更新部による前記プロパティの更新の履歴をプロパティ更新履歴記憶部に記憶させるステップと、
表示部が、前記プロパティ更新履歴記憶部に記憶された前記プロパティの過去の値を用いて前記オブジェクト記憶部に記憶された前記オブジェクトを表示装置に表示するステップと
を有する監視対象表示方法。 - コンピュータを、
監視対象に対応付けられたオブジェクトであって、このオブジェクトの状態を規定するプロパティとこのプロパティの値を前記監視対象のパラメータの値に基づいて演算するふるまいとを含むオブジェクトを記憶したオブジェクト記憶部と、
このオブジェクト記憶部に記憶された前記オブジェクトの前記プロパティの値を前記ふるまいによって演算された値に更新するプロパティ更新部と、
このプロパティ更新部による前記プロパティの更新の履歴を記憶するプロパティ更新履歴記憶部と、
このプロパティ更新履歴記憶部に記憶された前記プロパティの過去の値を用いて前記オブジェクト記憶部に記憶された前記オブジェクトを表示装置に表示する表示部と
を有する監視対象表示装置として機能させるコンピュータ・プログラム。
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