JP2015069274A - 経路演算装置及び経路演算方法 - Google Patents

経路演算装置及び経路演算方法 Download PDF

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Abstract

【課題】車両がカーブに進入する際に、車両前方の見通し状態を適切に判断することができる経路演算装置を提供する。【解決手段】車両前方を撮像する撮像装置2と、車両前方においてカーブ内側の道路境界よりも外側を含む見通し領域を設定し、撮像装置2により撮像された画像に基づいて見通し領域の道路境界よりも外側部分において遮蔽物により遮蔽された領域を特定し、見通し領域のうち遮蔽物により遮蔽された領域の占める割合を見通し状態として演算する見通し状態演算部11と、見通し状態に応じてカーブを通過するための前方経路を演算する経路演算部13とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両がカーブに進入する際の前方経路を演算する経路演算装置及び経路演算方法に関する。
従来、車両がカーブを安全且つ円滑に通過するために、運転者によるカーブ内の見通し状態として、自車からカーブ内側の白線に引いた接線の長さ(視距離)を演算し、視距離に応じた運転支援を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。視距離は自車からカーブ内側の白線に引いた接線の長さであるため、その視界を遮るものはなく常に見通せる状態にある。
特開2000−30199号公報
しかしながら、実際にはカーブ内側の白線よりも外側の領域が更に見通せる場合があり、白線よりも外側の領域の遮蔽物の有無によっても見通し状態が異なってくる。特許文献1に記載された手法では、カーブ内側の白線よりも外側の領域については全く考慮されていないため、見通し状態を適切に判断できない場合がある。
上記問題点を鑑み、本発明は、車両がカーブに進入する際に、車両前方の見通し状態を適切に判断することができる経路演算装置及び経路演算方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、カーブ内側の道路境界よりも外側を含む領域の見通し状態を演算し、見通し状態に応じてカーブを通過するための前方経路を演算することを特徴とする。
本発明によれば、車両がカーブに進入する際に、車両前方の見通し状態を適切に判断することができる経路演算装置及び経路演算方法を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る運転支援装置の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る見通し領域の設定方法の一例を説明するための概略図である。 図3(a)〜図3(c)のそれぞれは、本発明の実施の形態に係る見通し領域の設定方法の一例を説明するための概略図である。 図4(a)〜図4(c)のそれぞれは、本発明の実施の形態に係る車両前方の撮像画像の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る車両前方の撮像画像の他の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る見通し状態の演算方法の一例を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態に係る前方経路の演算方法の一例を説明するための概略図である。 図8(a)及び図8(b)のそれぞれは、本発明の実施の形態に係る見通し状態と評価量との関係を表すグラフである。 本発明の実施の形態に係る前方経路の演算方法の一例を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態に係る運転支援方法の一例を説明するためのフローチャートである。 図11(a)〜図11(c)は、本発明の実施の形態の第1の変形例に係る見通し状態の演算方法の一例を説明するための概略図である。 図12(a)〜図12(c)は、本発明の実施の形態の第2の変形例に係る見通し領域の設定方法の一例を説明するための概略図である。 図13(a)〜図13(c)は、本発明の実施の形態の第2の変形例に係る車両前方の撮像画像の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る見通し状態の演算方法を説明するための概略図である。 図15(a)〜図15(c)は、本発明の実施の形態の第3の変形例に係る見通し領域の設定方法の一例を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態の第3の変形例に係る車速と見通し領域の長径の長さとの関係を表すグラフである。 本発明の実施の形態の第4の変形例に係る見通し領域の設定方法の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態の第4の変形例に係る車両前方の撮像画像の一例を示す概略図である。 図19(a)及び図19(b)は、本発明の実施の形態の第4の変形例に係る見通し状態の演算方法の一例を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態の第4の変形例に係る見通し領域の設定方法の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態の第4の変形例に係る車両前方の撮像画像の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態の第5の変形例に係る見通し状態と前方経路との関係を表すグラフである。 本発明の実施の形態の第5の変形例に係る前方経路の一例を示す概略図である。 本発明の実施の形態の第5の変形例に係る運転支援方法の一例を説明するためのフローチャートである。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
本発明の実施の形態に係る運転支援装置は、自動車等の車両に適用することができる。本発明の実施の形態に係る運転支援装置は、車両がカーブに進入する際(カーブ進入前及びカーブ通過中を含む)の前方経路を演算(生成)する経路演算装置を含み、演算された前方経路に応じて運転を支援するものである。本発明の実施の形態に係る運転支援装置は、図1に示すように、演算処理装置1、撮像装置2、全地球測位システム(GPS)受信装置3、地図データベース4、車速センサ5、減速装置6、転舵装置7及び警報装置8を備える。
撮像装置2は、車両前方を撮像し、撮像された画像を演算処理装置1に出力する。撮像装置2としては、例えば画像を撮像するカメラや、レーザーを射出しその反射波を検出するような装置が使用可能である。GPS受信装置3は、衛星から電波を受信して、車両の現在位置を検出し、演算処理装置1へ出力する。車速センサ5は、現在の車速を検出し、演算処理装置1へ出力する。車速センサ5としては、回転軸の回転を光学的な手法や磁気的な手法で検出するものが使用可能である。
地図データベース4は、通常のナビゲーションに使用可能な2次元の地図データを記憶する。地図データは、少なくとも道幅と道路線形の情報を含んでおり、演算処理装置1により適宜読み出される。地図データベース4としては、例えばハードディスクドライブ(HDD)や半導体メモリ等が使用可能である。
演算処理装置1としては、中央演算処理装置(CPU)、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成された電子制御ユニット(ECU)等が使用可能である。演算処理装置1は、これが実行する処理を機能的に捉えた場合、記憶部10、見通し状態演算部11、経路補正部12、経路演算部13及び車速演算部14を備える。
経路演算部13は、GPS受信装置3により受信された車両の現在位置と、地図データベース4から読み出した地図データに基づいて、図2に示すように、車両20の前方のカーブを通過するための前方経路R0を演算する。経路演算部13は、例えばカーブの最大曲率半径に基づいて、アウト・イン・アウトの前方経路を演算することもできる。車速演算部14は、経路演算部13により演算された前方経路R0における目標車速を演算する。
見通し状態演算部11は、カーブ内側の道路境界よりも外側を含む見通し領域を設定し、撮像装置2により撮像された画像に基づいて見通し領域の道路境界よりも外側部分において遮蔽物により遮蔽された領域を特定し、見通し領域のうち遮蔽された領域が占める割合を見通し状態として演算する。ここで、「道路境界」は、道路の内外を区画する境界であってもよいが、必ずしも道路の内外を区画する境界を意味するものではなく、道路内で車両が走行可能な領域とその外側とを区画する境界であってもよい。道路境界としては、具体的には、道路内の車道と歩道とを分離する車道外側線等の白線や、道路内に白線がない場合には道路の内外を区画する側溝が挙げられる。また、「遮蔽物」とは、建物や壁等の人工物や、崖や木等の自然物を意味する。
本発明の実施の形態では、車両の前方にあるカーブ内側の道路境界上の一点を囲む所定の領域、もしくは、一点を囲む領域のうち白線の外側だけに限定された領域が見通し領域として設定される。見通し領域を設定する際には、まず、図2に示すように、カーブ手前又はカーブ通過中において、カーブ内側の道路境界(白線)L1上に注視点P0が設定される。注視点P0としては、例えば車両20の現在位置を通る接線L1をカーブ内側の道路境界L1上に引き、その接点を用いることができる。
注視点P0を設定後、注視点P0を囲む領域を見通し領域A0として設定する。例えば、図3(a)に示すように、注視点P0を中心とする円の内側の領域が見通し領域A0として設定される。見通し領域A0の半径r0は適宜設定可能であり、例えば人間の視野領域等に基づいて0.3m〜1.5m程度に設定される。また、図3(b)に示すように、注視点P0を中心とする楕円の内側の領域を見通し領域A0として設定してもよい。見通し領域A0を楕円形状とする場合、人間の視野領域と同様の形状であるため好ましい。また、楕円の長径は、車両20の位置と接点P0を結ぶ接線L0に並行であると好適である。また、図3(c)に示すように、注視点P0を中心とする円又は楕円の内側の領域のうち、道路境界L1よりも外側の領域のみを見通し領域A0として設定してもよい。なお、見通し領域A0の形状は図3(a)〜図3(c)で示した形状に特に限定されるものではなく、例えば矩形であってもよい。
図1に示した撮像装置2は、図4(a)〜図4(c)に示すような車両20の前方の画像を撮像する。図4(a)において、カーブ内側の道路境界(白線)L1よりも外側に遮蔽物21が存在している。遮蔽物21としては、例えば家の壁や崖が想定される。図4(b)は、図4(a)に対して遮蔽物21の高さH1が低い場合を示す。このような遮蔽物21としては、例えばガードレールや植え込みが想定される。図4(c)は、複数の遮蔽物21a,21bが存在する場合を示す。遮蔽物21aとしては例えば家の壁が想定され、細い柱状の遮蔽物21bとしては例えば立て看板や電柱が想定される。
また、図4(a)〜図4(c)に示すように、見通し領域A0は、所定の高さH0を有する立体形状であってもよい。見通し領域A0の高さH0も適宜設定可能であり、例えば見通し領域A0の半径r0と同じであり全体として半球形であってもよい。また、図4(a)〜図4(c)では見通し領域A0は半球形を有するが、特にこれに限定されるものではなく、三角錐や円柱形状であってもよい。また、図5に示すように、見通し領域A0は立体形状ではなく、2次元の平面形状であってもよい。
見通し状態演算部11は、撮像装置2により撮像された画像に基づいて、遮蔽物21により遮蔽されて見通せない領域(以下、「遮蔽領域」という。)を特定する。図4(a)に示すように遮蔽物21が存在すると、遮蔽物21の高さH1が見通し領域A0の高さH0よりも高く、遮蔽物21により視界が遮られて、遮蔽物21の後方(奥側)が全く見通せなくなる。見通し状態演算部11は、図4(a)に示した画像に基づいて、図6で斜線のハッチングで示すように遮蔽物21の後方の領域を遮蔽領域A1として特定する。また、図4(b)に示すように、遮蔽物21の高さH1が見通し領域A0の高さH0よりも低い場合や、遮蔽物21の高さH1が所定の高さ未満の場合等であって、遮蔽物21越しに見通し領域A0の一部が見通せる場合には、見通せない部分に相当する領域が遮蔽領域A1として特定される。
見通し状態演算部11は、例えば見通し領域A0全体に対する遮蔽領域A1の面積比を見通し状態として演算する。この場合、見通し状態の値が0(0%)に近いほど見通し状態が良いものとし、見通し状態の値が1(100%)に近いほど見通し状態が悪いものとする。なお、見通し状態演算部11は、見通し領域A0全体に対する遮蔽領域A1を除いた領域(以下、「非遮蔽領域」という。)A2の面積比を見通し状態として演算してもよい。この場合、見通し状態の値が1(100%)に近いほど見通し状態が良いものとし、見通し状態の値が0(0%)に近いほど見通し状態が悪いものとする。
経路補正部12は、見通し状態演算部11により演算された見通し状態に応じて、経路演算部13により予め演算された前方経路R0を補正し、図7に示すように、補正された前方経路R1を演算する。例えば、経路補正部12は、見通し状態を所定の閾値と比較して、所定の閾値以上に見通し状態が良い場合には前方経路R0を補正せずに維持したり、又は更に乗り心地を良くするためにカーブ内側に近づくように前方経路R0を補正したりする。一方、所定の閾値よりも見通し状態が悪い場合には、経路補正部12は、見通し状態が悪いほど安全のためにカーブ外側に近づくように前方経路R0を補正する。なお、経路演算部13により予め演算された前方経路R0を経路補正部12が補正する代わりに、見通し状態演算部11により演算された見通し状態に応じて経路演算部13が新たな前方経路R1を演算してもよい。
ここで、経路演算部13が、前方経路の良さを評価する複数の評価項(評価量)を用いて前方経路を演算する方法を説明する。評価項としては、例えば、カーブ外側の道路境界L2からの距離、カーブ入り口から出口までの移動距離、及びカーブの曲率又は曲率変化率等が挙げられる。例えば、乗り心地のよいアウト・イン・アウトの前方経路は、カーブ外側の道路境界L2からの距離を大きく、カーブ入り口から出口までの移動距離を短く、カーブの曲率又は曲率変化率を小さくすることにより演算される。一方、見通し状態が悪く安全に走行する際のようなアウト・アウト・アウトの前方経路は、カーブ外側の道路境界L2からの距離を小さく、カーブ入り口から出口までの移動距離を長く、カーブの曲率又は曲率変化率を大きくすることにより演算される。各評価項については、その値に応じた評価量が演算されている。
更に、各評価項について、重み付けされた評価量が演算される。各評価項の重みは、見通し状態演算部11により演算された見通し状態が悪くなるほど、前方経路がカーブ外側の道路境界L2に近づくように変化する。各評価項の重みが変化する範囲はそれぞれ個別に設定可能である。例えば、カーブ外側の道路境界L2からの距離の重みの範囲は1〜100、カーブ入り口から出口までの移動距離の重みの範囲は0.1〜10、及びカーブの曲率又は曲率変化率の重みの範囲は10〜1000に設定される。
評価量は、図8(a)に実線及び破線で示すように見通し状態に対して線形的に増減するように重み付けされていてもよく、図8(b)に実線及び破線で示すように見通し状態に対して非線形的に、所定の値よりも悪くなると増減するように重み付けされていてもよい。各評価量のうち、カーブ外側の道路境界L2からの距離についての評価量は、図8(a)及び図8(b)に点線で示すように、見通し状態が悪くなるほど大きくなるように重み付けされる。一方、カーブ入り口から出口までの移動距離、及び曲率又は曲率変化率についての評価量は、図8(a)及び図8(b)に実線で示すように見通し状態が悪くなるほど小さくなるように重み付けされる。
ここで、各評価量をCi(iは正の整数)、各評価項の重みをwi(iは正の整数)とすると、N個の重み付けされた評価量の総和Ctotalが以下の式(1)で求められる。
Figure 2015069274
経路演算部13は、見通し状態に応じて評価項の重みをそれぞれ増減し、重み付けされた評価量の総和Ctotalが小さくなるように(評価が高くなるように)前方経路を演算する。また、例えば図9に示すような前方経路R11,R12,R13が予め演算されている場合には、各前方経路R11,R12,R13について重み付けされた評価量の総和Ctotalを求め、重み付けされた評価量の総和Ctotalが最小となる(評価が高い)前方経路を選択してもよい。前方経路R11は、見通し状態が最も良い場合に、カーブを円滑に通過できるように選択される。前方経路R13は、見通し状態が最も悪い場合に、カーブ外側に近づいて見通し状態を改善させることによりカーブを安全に通過できるように選択される。前方経路R12は、前方経路R11,R13の中間の安全性及び乗り心地の経路である。
図1に示した記憶部10は、GPS受信装置3により受信された車両情報、地図データベース4から読み出された地図情報、撮像装置2により撮像された画像データ、見通し状態演算部11により演算された見通し状態、経路演算部13による演算で使用する評価項、種々の判定で使用される所定の閾値等を記憶する。更に、記憶部10は、演算処理装置1で実行される処理を制御するプログラムを記憶していてもよい。
図1に示した減速装置6は、車速演算部14からの指令値等に基づいて減速に関するアクチュエータを制御することにより車速を減速させる。転舵装置7は、経路演算部13又は経路補正部12からの指令値等に基づいて、転舵に関するアクチュエータを制御することにより、車両20の走行を制御する。警報装置8は、音声出力用のスピーカや発光ダイオード(LED)等からなり、見通し状態が悪いことや制御限界であることを知らせる警報を出力する。
次に、本発明の実施の形態に係る経路演算方法を含む運転支援方法の一例を、図10のフローチャートを参照しながら説明する。なお、この一連の処理は、例えば車両20の運転中に連続的又は所定時間、所定走行距離毎に繰り返すことができる。
ステップS100において、車両20の走行状態が、本発明の実施の形態に係る運転支援方法が適用可能な状態か判定する。例えば、カーブの曲率半径が5m〜150mであるか、幅員が3m以上あるか、車速が10km/h以上であるか、車速は法定速度を超えていないか、車両20の横位置は幅員以内であるか等が判定される。
ステップS101において、GPS受信装置3が、車両20の現在位置を取得する。経路演算部13が、GPS受信装置3に取得された車両20の現在位置から一定距離(例えば500m)先の道路までの地図データを地図データベース4から読み出す。
ステップS102において、経路演算部13が、地図データに基づいて車両20の前方におけるカーブの有無を判定する。カーブが有ると判定された場合は、経路演算部13が、地図データベース4から、カーブの入り口から出口までの道幅や道路線形、道路境界L1,L2の情報を読み出す。
ステップS103において、見通し状態演算部11が、記憶部10から、見通し領域A0の設定条件を読み出す。ステップS104において、見通し状態演算部11が、設定条件に基づいて、例えば図2に示すように、車両20の現在位置と接線L0をなす道路境界L1上の接点P0を演算する。更に、見通し状態演算部11が、図3(a)に示すように、接点P0を中心とする円の内側を見通し領域A0として設定し、見通し領域A0の面積を演算する。
ステップS105において、撮像装置2が、図4(a)に示すような車両20の前方の画像を撮像する。ステップS106において、見通し状態演算部11が、撮像装置2により撮像された画像に含まれる遮蔽物21の輪郭を検出する。遮蔽物21の輪郭は、建物や崖などの遮蔽物として意味をもつ物体の形状や色情報を蓄えたデータベースと照合するなどして検出可能である。
ステップS107において、見通し状態演算部11が、遮蔽物21の輪郭情報に基づいて、カーブ内側の道路境界L1の外側に遮蔽物21が存在するか否かを判定する。遮蔽物21が存在しないと判定された場合、見通し領域A0の全てを見通せるため、予め演算されている前方経路R0を維持すればよく、処理を完了する。一方、遮蔽物21が存在すると判定された場合、ステップS108に進む。
ステップS108において、見通し状態演算部11が、遮蔽物21の高さ及び位置の情報を2次元の地図に投影することにより、図6に示すように、見通し領域A0における遮蔽領域A1を特定し、遮蔽領域A1の面積を演算する。ステップS109において、見通し状態演算部11が、全体の見通し領域A0に対する遮蔽領域A1の面積比(0〜1)を見通し状態として演算する。なお、見通し状態演算部11が、全体の見通し領域A0に対する非遮蔽領域A2の面積比(0〜1)を見通し状態として演算してもよい。
ステップS110において、経路演算部13が、見通し状態に基づいて評価項の重みを決定する。ステップS111において、経路演算部13が、評価項として、カーブ外側の道路境界L2からの距離、カーブの入り口から出口までの移動距離、及びカーブの曲率(又は曲率変化率)を読み込んだのち、カーブの入り口から出口までの積分値を求める。ステップS112において、経路演算部13が、評価量の積分値と重み付けの値を乗算し、その総和Ctotalが最小となる(評価が高い)前方経路を演算する。
ステップS113において、車速演算部14が、前後加速度の許容値及び横加速度の許容値を演算する。例えば、Meisterの感覚領域レベル4やJanewayの限界曲線から許容値を演算してもよい。ステップS114において、車速演算部14が、横加速度の許容値以下で、現在位置から前方経路に移動するための移動軌跡を演算する。ステップS115において、車速演算部14が、前方経路のうち最小半径位置を演算する。ステップS116において、横加速度の許容値と最小半径位置までの経路から目標車速を演算する。なお、目標車速の演算には他の手法を用いてもよい。
ステップS117において、車速演算部14が、現在の車速が目標車速以上か否かを判定する。現在の車速が目標車速未満と判定された場合、処理を完了する。一方、現在の車速が目標車速以上と判定された場合、ステップS118に進む。
ステップS118において、減速装置6が前後加速度の許容値以下で減速を開始する。また、警報装置8が必要に応じて警報を出力する。ステップS119において、転舵装置7が、前方経路に向けて転舵制御を行い、前方経路に沿った走行制御(自動運転)を行う。
本発明の実施の形態によれば、カーブ内側の道路境界L1よりも外側を含む見通し領域A0を設定し、撮像装置2により撮像された画像に基づいて見通し領域A0の道路境界L1よりも外側部分において遮蔽領域A1を特定し、見通し領域A0のうち遮蔽領域A1が占める割合を見通し状態として演算し、見通し状態に応じてカーブを通過するための前方経路R1を演算することにより、カーブに進入する際の車両20の前方の見通し状態を適切に判断することができる。したがって、安全かつ円滑にカーブを通過することができる前方経路を演算することができる。
また、カーブ内側の道路境界L1上の注視点P0を囲む領域、又は注視点を囲む領域のうち道路境界L1よりも外側のみの領域を見通し領域A0として設定することにより、見通し状態を線でなく、面による領域で評価できる。このため、白線L1よりも外側にある遮蔽物21の大きさを正しく検出できる。
また、見通し状態が悪くなるほど前方経路がカーブ外側の道路境界L2に近づくように、複数の評価量の重みをそれぞれ変化させ、変化させた重みでそれぞれ重み付けした複数の評価量の総和Ctotalが小さくなるように、複数の評価項をそれぞれ変化させて前方経路R11,R12,R13を演算することにより、見通し状態に応じた安全且つ円滑な前方経路を演算することができる。更に、評価量とその重み付けに応じて前方経路を自由に設計できるので、カーブの形状によらずに自由度の高い演算を行うことができる。
(第1の変形例)
本発明の実施の形態の第1の変形例として、見通し状態演算部11による見通し領域の設定方法の他の一例を説明する。本発明の実施の形態では1つの見通し領域A0の見通し状態を演算したが、カーブの入り口からカーブの曲率が最小となる地点までにおける複数の見通し領域の見通し状態を演算してもよい。
例えば図11(a)に示すように、所定の時間間隔毎に、車両20の位置からカーブ内側の道路境界L1に接線L11,L12,L13を引いた場合の接点P11,P12,P13を演算する。更に、図11(b)に示すように、各接点P11,P12,P13を中心とした所定の半径の円を見通し領域A11,A12,A13として設定してもよい。なお、各接点P11,P12,P13を中心とした所定の半径の円のうち、道路境界L1の外側だけを見通し領域A11,A12,A13としてもよい。更に、図11(c)に示すように、撮像装置2により所定の時間間隔毎に撮像された画像に基づいて、非遮蔽領域A21,A22,A23(又は遮蔽領域)をそれぞれ特定する。更に、見通し領域A11,A12,A13に対する非遮蔽領域A21,A22,A23(又は遮蔽領域)の面積比をそれぞれ算出し、算出した面積比の和を見通し状態として演算する。なお、見通し領域A11,A12,A13について、過去に遡るほど合計値への影響を少なくするため、その面積比に減衰率をかけてから合計してもよい。
第1の変形例によれば、カーブ内側の道路境界L1よりも外側を含む複数の見通し領域A11,A12,A13の見通し状態を演算し、複数の見通し領域A11,A12,A13の見通し状態に応じて前方経路を演算することにより、見通し状態の変化の傾向に応じて前方経路を適切に演算することができる。なお、第1の変形例では、3つの見通し領域A11,A12,A13を設定する場合を説明したが、2つ又は4つ以上の見通し領域を設定してもよい。
(第2の変形例)
本発明の実施の形態の第2の変形例として、見通し状態演算部11による見通し領域の設定方法の他の一例を説明する。見通し状態演算部11は、車両の位置を中心として、カーブ内側の道路境界よりも外側を含む所定の角度(センサ角)の範囲のうち、車両からカーブ内側の道路境界上の所定の位置までの第1の領域と、所定の位置からカーブ外側の道路境界までの第2の領域と、第1及び第2の領域を合わせた第3の領域のいずれかを見通し領域として設定してもよい。
見通し状態演算部11は、図12(a)に示すように、車両20の位置を中心として、カーブがある方向を向いた所定の角度θ1の範囲を設定する。所定の角度θ1は、人間の視野角等に応じて適宜設定可能であり、例えば15°〜40°程度である。例えば、車両20の位置から道路境界L1に接線L0を引き、その接線L0を挟んで左右に所定の角度θ1/2までの範囲が設定される。
見通し状態演算部11は、図12(a)に太い一点鎖線で示すように、車両20の位置を中心とした所定の角度θ1の範囲のうち、車両20からカーブ外側の道路境界L2までの領域(第3の領域)を見通し領域A0として設定する。また、図12(b)に示すように、車両20の直近の情報のみ用いる場合には、所定の位置(例えば注視点P1の位置)から車両20までの領域(第1の領域)を見通し領域A0として設定してもよい。また、図12(c)に示すように、車両20から遠い情報のみ用いる場合には、所定の位置(例えば注視点P1の位置)からカーブ外側の道路境界L2までの領域(第2の領域)を見通し領域A0として設定してもよい。
撮像装置2は、図13(a)〜図13(c)に示すような車両20の前方の画像を撮像する。図13(a)〜図13(c)に示した遮蔽物21,21a,21bは、図4(a)〜図4(c)に示したものと同様である。また、図13(a)〜図13(c)に示した見通し領域A0は、図12(a)に対応するものである。図13(a)〜図13(c)において、カーブ内側の道路境界L1よりも外側に存在する遮蔽物21,21a,21bにより見通し領域A0の一部が見通せなくなっている。
見通し状態演算部11は、撮像装置2により撮像された画像に基づいて、図14に斜線のハッチングで示すように、見通し領域A0における遮蔽領域A1を特定する。更に、見通し領域A0に対する遮蔽領域A1の面積比を見通し状態として演算する。なお、見通し領域A0における非遮蔽領域の面積比を見通し状態として演算してもよい。
第2の変形例によれば、車両20の位置を中心として、カーブ内側の道路境界L1よりも外側を含む所定の角度θ1の範囲のうち、車両20からカーブ内側の道路境界L1上の所定の位置までの第1の領域と、所定の位置からカーブ外側の道路境界L2までの第2の領域と、第1及び第2の領域を合わせた第3の領域のいずれかを見通し領域A0として設定することにより、見通し状態を線でなく、面による領域で評価できるので、白線の外側にある遮蔽物21の大きさを正しく検出することができる。更に、車両20からカーブの奥までの広い範囲の見通し状態を検出することができる。
(第3の変形例)
本発明の実施の形態の第3の変形例として、見通し状態演算部11による見通し領域の設定方法の他の一例を説明する。見通し状態演算部11は、車速演算部14により演算された車速に応じて、車両20が見通し領域A0を向く方向における見通し領域A0の長さを変化させてもよい。すなわち、車速が高くなるほど見通し領域A0の長さを長くし、車速が低くなるほど見通し領域A0の長さを短くする。
図15(a)に示すように、見通し領域A0が接点P1を中心とし、車両20の位置と接点P1とを結ぶ方向を長径とする楕円である場合、車速が増加したときに、図15(b)に実線で示すように接点P1に対して均等に楕円の長径の長さL11を長くする。また、図15(c)に実線で示すように、接点P1の奥側だけを長くするように楕円の長径の長さL11を長くしても良い。また、例えば図16に示すように、車速に応じて見通し領域A0の径の長さL11を線形的に変化させてもよいし、非線形的に変化させてもよい。
第3の変形例によれば、車速が高くなるほど、車両20が見通し領域A0を向く方向における見通し領域A0の長さL11を長くすることにより、車速に応じて検出範囲を増やすことができ、より確実に安全な見通し状態の演算を可能にする。特に高速道路では、車両20の安全に影響を与えうる遮蔽物21の数が増えるため有効である。
(第4の変形例)
本発明の実施の形態の第4の変形例として、見通し状態演算部11による見通し状態の演算方法の他の一例を説明する。図17に示すように、接点P1を中心とする半径D21の円形の見通し領域A0を設定する。更に、図18に示すように、接線L1の垂線方向において、接点P1から見通し領域A0の外周までの第1の距離(ここでは見通し領域A0の半径)D21を演算する。更に、接線L1の垂線方向において遮蔽物21により遮蔽される第2の距離D22を演算し、第1の距離D21に対する第2の距離D22の比を見通し状態として演算してもよい。
また、図19(a)に示すように、複数の見通し領域A11,A12,A13を設定した場合には、各見通し領域A11,A12,A13において遮蔽物21がない場合に見通せる第1の距離D11,D12,D13が演算される。更に、図19(b)に示すように、各見通し領域A11,A12,A13において遮蔽物21により遮蔽される第2の距離D21,D22,D23が演算される。更に、第1の距離D11,D12,D13と第2の距離D21,D22,D23との比がそれぞれ演算され、それらの合計値が見通し状態として演算される。
また、図20及び図21に示すように、車両20の位置を中心として所定の角度θ1の範囲内の領域を見通し領域A0とした場合には、接線L0の垂線方向において、見通し領域A0における一点(ここでは接点P1)から見通し領域A0の端部までの第1の距離D21が演算される。更に、図21に示すように、接線L0の垂線方向において遮蔽物21により遮蔽される第2の距離D22が演算される。更に、第1の距離D21に対する第2の距離D22の比が見通し状態として演算される。
第4の変形例によれば、見通し領域A0全体に対する遮蔽領域A1又は非遮蔽領域の面積比を見通し状態とする代わりに、見通し領域A0の遮蔽物21がなければ見通せる第1の距離D1と、遮蔽物21により遮蔽されて見通せない第2の距離D2の比を見通し状態として演算することにより、適切に見通し状態を判断することができ、安全且つ円滑な前方経路を演算することができる。
(第5の変形例)
本発明の実施の形態の第5の変形例として、見通し状態に応じた前方経路の演算又は補正方法の他の一例を説明する。単一の円弧半径のカーブなどを対象として、評価量に応じた前方経路の演算は行わずに、見通し状態に応じて旋回半径を変化させた前方経路を演算又は補正する方法を説明する。
経路補正部12は、記憶部10から予め決定された道路の刻み幅を取得する。図22の横軸は見通し状態を示し、縦軸は前方経路の演算可能な位置を示す。図22に示すプロットP21,P22,P23は、道幅を刻み幅で割った位置に対応しており、図23に示すような前方経路R21,R22,R23に対応するものである。前方経路R21,R22,R23は、O21,O22,O23をそれぞれ中心とする旋回半径r1,r2,r3の円弧をなす。図22に示すように、見通し状態演算部11により演算された見通し状態がプロットP20である場合、プロットP20に最も近いプロットP21を抽出し、その刻み位置を補正量として演算する。そして、カーブの最大曲率半径から補正量を減算した値を新たな旋回半径r2とし、カーブの入り口から出口までを位相とする円弧を演算し、新たな前方経路R22とする。
次に、第5の変形例に係る経路演算方法を含む運転支援方法の一例を、図24のフローチャートを参照しながら説明する。ステップS200〜S202の手順は、図10のステップS100〜S102の手順と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。ステップS203において、経路演算部13が、カーブの曲率に基づいてカーブが最小の曲率半径となる位置(目標点)を演算する。ステップS204において、経路演算部13が、カーブが最小の曲率半径となる位置の直近を通過する最大半径となる前方経路を演算する。
ステップS205〜S211の手順は、図10のステップS103〜S109の手順と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。ステップS212において、経路補正部12が、予め決められた道路の刻み幅を取得する。ステップS213において、経路補正部12が、図22に示すように見通し状態演算部11により演算された見通し状態のプロットP20に最も近いプロットP22の刻み位置を抽出し、その刻み位置を補正量として演算する。ステップS214において、カーブの最大曲率半径から補正量を減算したものを旋回半径とし、且つカーブの入り口から出口までを位相とする円弧を新たな前方経路R22として演算する。ステップS215〜S221の手順は、図10に示したステップS113〜S119の手順と実質的に同様であるので、重複した説明を省略する。
第5の変形例によれば、見通し状態が悪くなるほど前方経路R21,R22,R23がカーブ外側に近づき、且つカーブを通過するときの旋回半径r1,r2,r3が小さくなるように刻み幅を徐々に変えて前方経路R21,R22,R23を演算することにより、円滑且つ安全にカーブを通過することができる。更に、単一の曲率半径のカーブである場合などに、前方経路R21,R22,R23を簡単な数式を用いて迅速且つ確実に定めることができる。
なお、前方経路を演算する際に、カーブを通過するときの旋回半径は変化させずに、一定の旋回半径の円弧を、見通し状態が悪くなるほどカーブ外側の道路境界L2に近づくように移動した前方経路を演算してもよい。
上記のように、本発明は実施の形態及び第1〜第5の変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1…演算処理装置
2…撮像装置
3…GPS受信装置
4…地図データベース
5…車速センサ
6…減速装置
7…転舵装置
8…警報装置
10…記憶部
11…状態演算部
12…経路補正部
13…経路演算部
14…車速演算部
20…車両
21,21a,21b…遮蔽物

Claims (7)

  1. 車両前方を撮像する撮像装置と、
    前記車両前方において前記カーブ内側の道路境界よりも外側を含む見通し領域を設定し、前記撮像装置により撮像された画像に基づいて前記見通し領域の前記道路境界よりも外側部分において遮蔽物により遮蔽された領域を特定し、前記見通し領域のうち前記遮蔽物により遮蔽された領域の占める割合を見通し状態として演算する見通し状態演算部と、
    前記見通し状態に応じて前記カーブを通過するための前方経路を演算する経路演算部
    とを備えることを特徴とする経路演算装置。
  2. 前記見通し状態演算部が、
    前記見通し領域を複数設定し、
    前記見通し領域が遮蔽物により遮蔽された領域を前記見通し領域毎に特定し、
    前記見通し領域のうち前記遮蔽された領域の占める割合を前記見通し領域毎に演算し、
    前記見通し領域毎の演算結果の和を前記見通し状態として演算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の経路演算装置。
  3. 前記見通し状態演算部が、前記車両の位置を中心とした、前記カーブ内側の道路境界よりも外側を含む所定の角度の範囲のうち、前記車両から前記カーブ内側の道路境界上の所定の位置までの第1の領域と、前記所定の位置から前記カーブ外側の道路境界までの第2の領域と、前記第1及び第2の領域を合わせた第3の領域のいずれかを前記見通し領域として設定することを特徴とする請求項1に記載の経路演算装置。
  4. 前記見通し状態演算部が、車速が高くなるほど、前記車両の位置と前記カーブ内側の道路境界上の一点とを結ぶ方向における前記見通し領域の長さを長くすることを特徴とする請求項1に記載の経路演算装置。
  5. 前記経路演算部が、
    前記前方経路を演算するために用いる複数の評価量の重みを、前記見通し状態が悪いほど前記前方経路が前記カーブ外側の道路境界に近づくようにそれぞれ変化させ、
    前記変化させた重みにより重み付けされた前記複数の評価量を用いて前記前方経路を演算する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の経路演算装置。
  6. 前記経路演算部が、前記見通し状態が悪くなるほど前記カーブ外側の道路境界に近づき、且つ前記カーブを通過するときの旋回半径が小さくなるように前記前方経路を演算することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の経路演算装置。
  7. 車両前方を撮像するステップと、
    前記カーブ内側の道路境界よりも外側を含む見通し領域を設定するステップと、
    前記撮像された画像に基づいて前記見通し領域の前記道路境界よりも外側部分において遮蔽物により遮蔽された領域を特定するステップと、
    前記見通し領域のうち前記遮蔽物により遮蔽された領域の占める割合を見通し状態として演算するステップと、
    前記見通し状態に応じて前記カーブを通過するための前方経路を演算するステップ
    とを含むことを特徴とする経路演算方法。
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