JP2015067378A - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 かご停止用スイッチが意図せずに静止位置に復帰しない調速機を備えるエレベータ装置を提供する。【解決手段】 昇降路を昇降する昇降体3と、主ロープ5と、トラクションシーブ6を有する駆動装置と、調速機ロープ10と、綱車11を有し、調速機ロープ10の動作により回転する綱車11の回転速度に応じて駆動装置の電源を遮断する調速機12とを備えたエレベータ装置において、調速機12は、かご停止用スイッチ20と、ガバナウェイト15A,15Bと、がご停止用スイッチ20を軸周りに回転させるスイッチレバー20Lと、スイッチレバー20Lとガバナウェイト15A,15Bの端部が接触してかご停止用スイッチ20が接点20Sと接触した状態から接点20Sと接触しない状態となると、接点20Sと接触しない状態を保持させるレバー跳ね返り防止体22とをさらに備える。【選択図】 図4

Description

本発明はエレベータ装置、特に調速機を備えるエレベータ装置の改良に関する。
エレベータ装置は、調速機(ガバナ)を備え、乗かごの昇降速度が定格速度より大きい設定値に達すると、調速機のかご停止用スイッチが作動して乗かごを停止させる。例えば、かご停止用スイッチは、スイッチレバーを有し、乗かごの昇降速度が設定値に達するとスイッチレバーが操作されて静止位置(乗かごの昇降速度が正常な状態時に配置される位置、以下同じ)から回動し、乗かごを駆動する駆動装置の電源を遮断して、乗かごを停止させる。
下記特許文献1には、操作されるとエレベータ駆動装置を停止させるスイッチと、振り子レバーに配置された操作装置(操作レバー)と、振り子レバーに配置された支えデバイス(戻しばね)とを有する前停止装置が記載されている。この前停止装置では、操作レバーが、回動してスイッチを切換えてエレベータ駆動装置を停止させ、支えデバイスが、回動して傾いた操作レバーを自動的に静止位置に戻す。
特開昭62−51584号公報
かご停止用スイッチが作動した後では、専門技術者による点検及び復旧措置を講じてからかご停止用スイッチを静止位置に復帰させ、エレベータ装置の再運転を許可しなくてはならない。従って、かご停止用スイッチは、自動的に静止位置に復帰してはならない。
従来の技術では、かご停止用スイッチが静止位置から回動したときに、かご停止用スイッチやスイッチレバーがスイッチカムストッパなどの周囲の部品に衝突し、この衝突の反発によりかご停止用スイッチが静止位置に復帰することを避けるために、かご停止用スイッチやスイッチレバーの周囲の空間を大きく取り、かご停止用スイッチやスイッチレバーが周囲の部品に衝突せずに回動できるようにする必要がある。このため、従来のエレベータ装置では、かご停止用スイッチやスイッチレバーの周囲に大きな空間が必要なために調速機が大型化し、調速機の設置スペースが大きくなるという課題がある。
本発明の目的は、かご停止用スイッチが意図せずに静止位置(乗かごの昇降速度が正常な状態時に配置される位置)に復帰しない調速機を備えるエレベータ装置を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明に係るエレベータ装置は、昇降路を昇降する昇降体と、前記昇降体を吊持する主ロープと、前記主ロープが巻き掛けられたトラクションシーブを有する駆動装置と、前記昇降体に連結されて前記昇降体の昇降に合わせて動作する調速機ロープと、前記調速機ロープが巻き掛けられた綱車を有し、前記調速機ロープの動作により回転する前記綱車の回転速度に応じて前記駆動装置の電源を遮断する調速機とを備えたエレベータ装置において、前記調速機は、軸中心に回転して、接点と接触した状態のときに前記駆動装置に電源を供給し、前記接点と接触しない状態では前記駆動装置への電源を遮断するかご停止用スイッチと、前記綱車が回転する遠心力に応じて前記綱車の径方向外側に向かって端部が変位するように前記綱車に設けられたガバナウェイトと、前記ガバナウェイトの径方向外側への変位が所定量に達すると前記ガバナウェイトの端部と接触して前記がご停止用スイッチを前記軸周りに回転させる前記がご停止用スイッチ端部に備えられたスイッチレバーと、前記スイッチレバーと前記ガバナウェイトの端部が接触して前記かご停止用スイッチが前記接点と接触した状態から前記接点と接触しない状態となると、前記接点と接触しない状態を保持させるレバー跳ね返り防止体と、をさらに備えたことを特徴とする。
本発明によれば、かご停止用スイッチが意図せずに静止位置に復帰しない調速機を備えるエレベータ装置を提供することができる。
本発明の一実施形態例によるエレベータ装置の概略図である。 本発明の跳ね返り防止体を備える調速機の正面図である。 かご停止用スイッチ、スイッチカムストッパ、及びレバー跳ね返り防止体を右側面から見た図であり、図2の矢印A、Aに沿って見た調速機の断面図である。 調速機の正面図であり、かご停止用スイッチがスイッチカムストッパまで動いた状態で、かご停止用スイッチの軌道内にレバー跳ね返り防止体が突出している状態を示す図である。 かご停止用スイッチ、スイッチカムストッパ、及びレバー跳ね返り防止体を図4の矢印A、Aに沿って見た調速機の断面図である。 本発明の別構造の跳ね返り防止体を備える調速機の正面図である。 かご停止用スイッチ、スイッチカムストッパ、及びレバー跳ね返り防止体を上方から見た図であり、図6の矢印A、Aに沿って見た調速機の断面図である。 調速機の正面図であり、かご停止用スイッチがスイッチカムストッパまで動いた状態で、かご停止用スイッチの軌道内にレバー跳ね返り防止体が突出している状態を示す図である。 かご停止用スイッチ、スイッチカムストッパ、及びレバー跳ね返り防止体を図8の矢印A、Aに沿って見た調速機の断面図である。
以下、実施例を挙げながら本発明のエレベータ装置について詳しく説明する。
以下、実施例1に係るエレベータ装置を、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、本実施形態によるエレベータ装置の概略図である。エレベータ装置は、昇降路2、乗かご3、釣合いおもり4、主ロープ5、トラクションシーブ6、ガイドレール7、非常止め装置8、作動レバー9、調速機ロープ10、及び調速機12を備える。本実施形態において乗かご3、釣合いおもり4が昇降体に該当する。
昇降路2は、建築物1に設けられる。乗かご3は、昇降路2の内部を昇降する。主ロープ5は、一端に乗かご3が、他端に釣合いおもり4がそれぞれ連結され、乗かご3と釣合いおもり4を吊る。トラクションシーブ6は、昇降路2の頂部に設けられ、主ロープ5が巻掛けられ、制動装置を備えた駆動装置(図示せず)に駆動される。乗かご3は、トラクションシーブ6の駆動により主ロープ5を介して駆動され、昇降路2の内部を昇降する。ガイドレール7は、昇降路2の内部に設けられ、乗かご3の昇降を案内する。非常止め装置8は、乗かご3に設けられ、非常停止時にガイドレール7を把持して乗かご3の昇降を停止させる。この非常停止時は、乗かご3の昇降速度が予め定めた設定値、例えば、定格速度の1.4倍の速度に達したときと定めることができる。作動レバー9は、乗かご3に設けられ、非常止め装置8を駆動する。調速機ロープ10は、無端状であり、作動レバー9に連結され、昇降路2内の乗かご3の昇降行程の全域にわたって張られている。即ち調速機ロープ10は作動レバー9を介して昇降体である乗かご3に連結されている。調速機12は、昇降路2の頂部に設けられ、調速機ロープ10が巻掛けられた綱車11を備える。綱車11は、調速機ロープ10により、乗かご3の昇降とともに回転する。
図2は、調速機12の正面図である。調速機12は、ガイドレール7の頂上部に固定された基台13を有する。基台13は、側面から見た形状がコの字形であり、乗かご3の昇降方向に平行な垂直部13Vと、垂直部13Vの上部に垂直部13Vと垂直に接続された水平上部と、垂直部13Vの下部に垂直部13Vと垂直に接続された水平下部という3つの面を有する。基台13の垂直部13Vには、綱車11を回転可能に支持する支軸14が固定されている。
綱車11の側部には、一対のガバナウェイト15A、15Bが、それぞれ支持ピン16A、16Bを軸として回動可能に取付けられる。支持ピン16A、16Bは、それぞれ、ガバナウェイト15A、15Bの中心部ではなく一端に近い位置で、ガバナウェイト15A、15Bを取付けている。ガバナウェイト15A、15Bは、連結桿17で互いに連結されている。ガバナウェイト15Aには、支持ピン16Aに近い方の端部に連結桿17が連結され、支持ピン16Aから遠い方の端部に爪部18Aが形成されている。ガバナウェイト15Bには、支持ピン16Bに近い方の端部にばね19の一端が連結され、支持ピン16Bから遠い方の端部に爪部18Bが形成されている。ばね19の他端は、綱車11のボス部に固定されている。ばね19の弾性力により、ガバナウェイト15A、15Bは、定位置に保持される。
綱車11が乗かご3の昇降とともに回転すると、ガバナウェイト15A、15Bは、支持ピン16A、16Bをそれぞれ軸として回転し、ガバナウェイト15A、15Bの端部である爪部18A、18Bが遠心力により綱車11の径方向の外側に変位する。このとき、ガバナウェイト15A、15Bは連結桿17で互いに連結されており動きが規制されているため、爪部18A、18Bは、同じ距離だけ綱車11の径方向の外側に変位する。この変位により、爪部18A、18Bは、綱車11の径方向の外側に、綱車11から突出する。
基台13の垂直部13Vには、綱車11の上方に、かご停止用スイッチ20が設けられている。かご停止用スイッチ20は、垂直部13Vに平行な面を有する板状部材であり、垂直部13Vに平行な面の中央部が回転軸24に支持され、垂直部13Vに沿って回動可能である。回転軸24は、垂直部13Vに固定される。また、かご停止用スイッチ20は、垂直部13Vに平行な面の下部にスイッチレバー20Lを有する。スイッチレバー20Lは、エレベータ装置の運転時には、図2に示すように、綱車11に向けて下方向へ突出している。本実施形態では、乗かごの昇降速度が正常な状態時に位置スイッチレバー20Lが綱車11に向けて下方向へ突出している。従ってこの状態のときのかご停止用スイッチ20の状態を「静止状態」と呼び、静止状態でのかご停止用スイッチ20の回動方向における位置(かご停止用スイッチ20の向き)を「静止位置」と呼ぶ。静止状態では、乗かご3を駆動する駆動装置(図示せず)へ電源が供給されている。図2では、かご停止用スイッチ20は、静止状態である。
また、基台13の垂直部13Vには、かご停止用スイッチ20の上方に、乗かご3を駆動する駆動装置(図示せず)への電源を断続するためのスイッチ接点20Sが設けられる。スイッチ接点20Sは、かご停止用スイッチ20が静止位置にあるとき、すなわち、エレベータ装置の運転時(乗かご3の昇降時)には、かご停止用スイッチ20と接触しており、乗かご3を駆動する駆動装置に電源を供給させることができる。スイッチ接点20Sがかご停止用スイッチ20と接触しなくなると、乗かご3を駆動する駆動装置への電源が遮断される。
また、2つのスイッチカムストッパ21は、かご停止用スイッチ20の回動を止めるためのものであり、回動したかご停止用スイッチ20が接触可能な位置に配置される。かご停止用スイッチ20は、回転軸24を中心に垂直部13Vに沿って回動していくと、スイッチカムストッパ21に接触して回動が止まる。かご停止用スイッチ20の回動方向が時計周りでも反時計回りでも、小さい回動角で回動を止められるように、回転軸24よりも上方の位置と下方の位置にそれぞれスイッチカムストッパ21を配置する。
さらに、基台13の垂直部13Vには、かご停止用スイッチ20の側方に、2つのスイッチカムストッパ21と、かご停止用スイッチ20の背面にレバー跳ね返り防止体22とが設けられる。レバー跳ね返り防止体22は、板ばねで構成され、レバー跳ね返り防止体の接触部23が、静止状態でのかご停止用スイッチ20の位置で覆われるようにして、垂直部13Vに固定される。
図3は、かご停止用スイッチ20、及びレバー跳ね返り防止体22を右側面から見た図であり、図2において矢印A、Aに沿って見た調速機12の断面図に相当する。図3において、図2と同一の符号は図2と同一の要素を示しており、これらの要素については説明を省略する。図3では、図2と同様に、かご停止用スイッチ20は静止状態である。上述したように、レバー跳ね返り防止体22は、垂直部13Vに設けられた突起部である。
板ばねで構成されたレバー跳ね返り防止体22は、一方を基台13の垂直部13Vに固定し、もう一方をかご停止用スイッチ20に接するように配置する。レバー跳ね返り防止体22はその弾性力をかご停止用スイッチ20を基台13の垂直部13Vと反対方向に押す力を生じるように設置する。
何らかの要因により、乗かご3の昇降速度が予め定めた設定値(前述した、非常止め装置8がガイドレール7を把持するときの設定値よりも小さい値)、例えば、定格速度の1.3倍の速度に達すると、ガバナウェイト15A、15Bは、綱車11の回転の遠心力により支持ピン16A、16Bをそれぞれ軸として回転し、爪部18A、18Bは、ばね19の弾性力に逆らって、支持ピン16A、16Bをそれぞれ支点として綱車11の径方向の外側に向けて変位し、綱車11から突出する。綱車11から突出した爪部18A、18Bは、スイッチレバー20Lを押動してかご停止用スイッチ20を回動させる。かご停止用スイッチ20は、回動すると、スイッチ接点20Sから離れてスイッチ接点20Sを切り、乗かご3を駆動する駆動装置(図示せず)への電源を遮断するとともに制動装置を作動させて、乗かご3の昇降を電気的に停止させる。
レバー跳ね返り防止体22はその弾性力をかご停止用スイッチ20を基台13の垂直部13Vと反対方向に押す力を生じる用に設置しているが、かご停止用スイッチ20の接触面はスイッチの回転方向に対して段差等はなく、かご停止用スイッチ20の回動は妨げない。
回動したかご停止用スイッチ20は、スイッチカムストッパ21に接触して回動が止まり、再びレバー跳ね返り防止体から離れ、前記電源が供給されているときの状態のスイッチの位置に戻る方向に回転する。
図4は、調速機の正面図であり、かご停止用スイッチ20が、スイッチカムストッパ21に接触するまで回動した状態を示す。静止状態でのかご停止用スイッチ20により覆われていたレバー跳ね返り防止体22の接触部23は、かご停止用スイッチ20の移動により覆いがなくなる。
図5は、図3と同様に、かご停止用スイッチ20、及びレバー跳ね返り防止体22を右側面から見た図であり、図4において矢印A、Aに沿って見た調速機12の断面図に相当する。図5において、図3と同一の符号は図3と同一の要素を示している。レバー跳ね返り防止体22の接触部は、覆いがなくなることで変位し、その先端23がかご停止用スイッチ20の軌道面内に突出する。これにより、電源が供給されているときの状態のスイッチの位置に戻ることを妨げ、スイッチ接点20Sを切った状態を維持することができる。
このように本実施形態におけるエレベータ装置によれば、かご停止用スイッチが意図せずに静止位置に復帰しない調速機を簡易な構成で実現できるので、調速機の小型化を図ることができる。
また、本実施形態ではレバー跳ね返り防止体22は板ばねにより構成され、かご停止用スイッチ20がスイッチ接点20Sと接触した状態においては、レバー跳ね返り防止体22はかご停止用スイッチ20押圧して接触状態となっており、かご停止用スイッチ20がスイッチ接点20Sと接触しない状態においては、レバー跳ね返り防止体22がかご停止用スイッチの回転軸24周りの回転軌道に入り、かご停止用スイッチ20がスイッチ接点20Sと接触可能な位置に戻ることを阻止するという、簡易な構成でかご停止用スイッチが意図せずに静止位置に復帰しない構成を実現できるため、コストを抑えることが可能としながら高い汎用性を実現できる。
また、別の実施例を図6〜図9に示す。なお、本実施例において、前提となるエレベータ装置の概要等は実施例1と共通するものである。また本実施例において実施例1と共通する構成においては同一の符号を用いて詳しい説明を省略する。
図6に示すようにレバー跳ね返り防止体22は、板ばねで構成され、レバー跳ね返り防止体の接触部23が、静止状態でのかご停止用スイッチ20の位置で覆われないようにして、垂直部13Vに固定される。
図7は、かご停止用スイッチ20、及びレバー跳ね返り防止体22を上面から見た図であり、図6において矢印A、Aに沿って見た調速機12の断面図に相当する。図7において、図6と同一の符号は図6と同一の要素を示している。図7では、図6と同様に、かご停止用スイッチ20は静止状態である。上述したように、レバー跳ね返り防止体22は、垂直部13Vに設けられた突起部である。
板ばねで構成されたレバー跳ね返り防止体22は、一方を基台13の垂直部13Vに固定し、もう一方をかご停止用スイッチ20の軌道内に突出するように配置する。
レバー跳ね返り防止体22はかご停止用スイッチ20の軌道内に突出しているが、その弾性力によりをかご停止用スイッチ20が正常位置からスイッチカムストッパ21に接触するまで回動は妨げない。
即ち、レバー跳ね返り防止体22はかご停止用スイッチ20の回転軸24周り回転軌道上であり、且つ、スイッチ接点20Sと接触した状態のかご停止用スイッチ20の回転軸24周りへの回転可能方向両側に配置されている。そしてレバー跳ね返り防止体22の形状は、かご停止用スイッチ20がスイッチ接点20Sと接触した状態からスイッチ接点20Sと接触しない状態に回転軸24周りに回転することを許容する斜面を有している。
図8は、調速機の正面図であり、かご停止用スイッチ20が、スイッチカムストッパ21に接触するまで回動した状態を示す。図9は、図8と同様に、かご停止用スイッチ20、及びレバー跳ね返り防止体22を上面から見た図であり、図8において矢印A、Aに沿って見た調速機12の断面図に相当する。図9において、図8と同一の符号は図8と同一の要素を示している。レバー跳ね返り防止体22は、その先端23がかご停止用スイッチ20の軌道面内に突出する。これにより、電源が供給されているときの状態のスイッチの位置に戻ることを妨げられ、自動的に静止位置に復帰せず、スイッチ接点20Sを切った状態を維持することができる。
このようにレバー跳ね返り防止体22の形状は、かご停止用スイッチ20がスイッチ接点20Sと接触しない状態からスイッチ接点20Sと接触可能な位置に戻ることを阻止する段差部とを有している。
このような構成においても、かご停止用スイッチが意図せずに静止位置に復帰しない調速機を簡易な構成で実現できるので、調速機の小型化を図ることができる。また、簡易な構成でかご停止用スイッチが意図せずに静止位置に復帰しない構成を実現できるため、コストを抑えることが可能としながら高い汎用性を実現できる。
以上説明したように、本実施例1及び実施例2のエレベータ装置では、電源を遮断して乗かご3の昇降を電気的に停止させたかご停止用スイッチ20が、自動的に静止位置に復帰することがない。また、かご停止用スイッチ20やスイッチレバー20Lがスイッチカムストッパ21などの周囲の部品に衝突して、かご停止用スイッチ20が静止位置に復帰することを避けることができる。このため、かご停止用スイッチ20やスイッチレバー20Lの周囲の空間を大きく取る必要がなく、調速機を小型化することができ、省スペース化を図ることができる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形例を含む。例えば、上記の実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備える態様に限定されるものではない。
また本実施例においては、昇降体として乗かご3に調速機ロープ10を連結する例を挙げて説明したが、昇降体として釣合いおもり4に連結した構成であっても適用できる。
1…建築物、2…昇降路、3…乗かご、4…釣合いおもり、5…主ロープ、6…トラクションシーブ、7…ガイドレール、8…非常止め装置、9…作動レバー、10…調速機ロープ、11…綱車、12…調速機、13…基台、13V…垂直部、14…支軸、15A、15B…ガバナウェイト、16A、16B…支持ピン、17…連結桿、18A、18B…爪部、19…ばね、20…かご停止用スイッチ、20L…スイッチレバー、20S…スイッチ接点、21…スイッチカムストッパ、22…レバー跳ね返り防止体、23…レバー跳ね返り防止体接触部、24…回転軸、25…ピン

Claims (3)

  1. 昇降路を昇降する昇降体と、前記昇降体を吊持する主ロープと、前記主ロープが巻き掛けられたトラクションシーブを有する駆動装置と、前記昇降体に連結されて前記昇降体の昇降に合わせて動作する調速機ロープと、前記調速機ロープが巻き掛けられた綱車を有し、前記調速機ロープの動作により回転する前記綱車の回転速度に応じて前記駆動装置の電源を遮断する調速機とを備えたエレベータ装置において、
    前記調速機は、
    軸中心に回転して、接点と接触した状態のときに前記駆動装置に電源を供給し、前記接点と接触しない状態では前記駆動装置への電源を遮断するかご停止用スイッチと、
    前記綱車が回転する遠心力に応じて前記綱車の径方向外側に向かって端部が変位するように前記綱車に設けられたガバナウェイトと、
    前記ガバナウェイトの径方向外側への変位が所定量に達すると前記ガバナウェイトの端部と接触して前記がご停止用スイッチを前記軸周りに回転させる前記がご停止用スイッチ端部に備えられたスイッチレバーと、
    前記スイッチレバーと前記ガバナウェイトの端部が接触して前記かご停止用スイッチが前記接点と接触した状態から前記接点と接触しない状態となると、前記接点と接触しない状態を保持させるレバー跳ね返り防止体と、
    をさらに備えたことを特徴とするエレベータ装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータ装置において、前記レバー跳ね返り防止体は板ばねから構成されており、前記かご停止用スイッチが前記接点と接触した状態においては前記かご停止用スイッチと接触状態となっており、前記かご停止用スイッチが前記接点と接触しない状態においては前記かご停止用スイッチの軸周りの回転軌道に入り、前記かご停止用スイッチが前記接点と接触可能な位置に戻ることを阻止することを特徴とするエレベータ装置。
  3. 請求項1に記載のエレベータ装置において、
    前記レバー跳ね返り防止体は板ばねから構成されていると共に、
    前記レバー跳ね返り防止体は前記かご停止用スイッチの軸周り回転軌道上であり、且つ、前記接点と接触した状態の前記かご停止用スイッチの軸周りへの回転可能方向両側に配置されており、
    前記レバー跳ね返り防止体の形状は、前記かご停止用スイッチが前記接点と接触した状態から前記接点と接触しない状態に軸周りに回転することを許容する斜面と、前記かご停止用スイッチが前記接点と接触しない状態から前記接点と接触可能な位置に戻ることを阻止する段差部とを有することを特徴とするエレベータ装置。
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