JP2015067284A - 包装箱付き照明ランプおよび包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保持部を有する包装箱に収納されて、包装箱の内部に確実に保持されるとともに、輸送時などに外部から加えられる振動や衝撃が緩和される、包装箱付き照明ランプおよび包装箱を提供する。【解決手段】 包装箱付き照明ランプ600は、照明ランプ1と、照明ランプ1が収納される内部空間を形成する筒状の包囲部220と、包囲部200の内周面部に一部が当接する複数の折り曲げ線203/213に囲まれた主板部200/210と折り曲げ線203/213を介して主板部200/210と連接する側板部201/211の少なくともいずれか一方の、複数の折り曲げ線203/213の交点Pを含む領域が切り欠かれ、折り曲げ線203/213に沿って折り曲げられて包囲部220の端部に配置され、内部空間に収納された照明ランプ1を保持する保持部20/21と、を有する包装箱と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、包装箱に収納された照明ランプに関する。
従来、電球形蛍光ランプを包装する包装箱に関する技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、直方体の長手方向の周囲の4面のうち互いに隣接する偶角部を除いた中間領域からなる4つの主面とこの4つの主面の端縁同士を連接する4つの側面から形成された略八角柱形状をなし、少なくとも一端に開口を有し、内部に収容部が形成されるように板状の包装材を折り曲げ、かつ接合して形成された本体部と、本体部の開口の一方の辺縁部から一体的に突出し、開口を閉塞するように折り曲げられた蓋部と、を具備した包装箱と、この包装箱の収容部内に係止され、中央部に挿通孔が形成されたホルダと、このホルダの挿通孔に一部が挿通されて収容部の略中央に中心軸が位置するように保持された管球と、を具備している包装体の先行技術が開示されている。
そして、特許文献1には、ホルダ13は収容部の横断面形状と同じ八角形状の平板部13a、この平板部13aの略中央に形成された挿通孔13bおよび平板部13aの主面1a、1b、2a、2bの内側に対向する各辺縁部から突出した舌片部13cから形成されている。この4つの舌片部13cは辺縁部に沿った折曲げ溝によって同一方向に90°の角度で折り曲げられている、と記載されている。
さらに、特許文献1には、包装箱10に振動や衝撃が加わったときに電球形蛍光ランプLが収容部内で振動して破損することを防ぐために、ホルダ13の挿通孔13bには電球形蛍光ランプLの口金部分L1が挿通されて電球形蛍光ランプLの中心軸が収容部の略中央に位置するように保持されるとき、電球形蛍光ランプLのグローブ部分L2は収容部の内面と当接しているのが望ましい、と記載されている。
ところで、地球環境保護の観点から、従来用いられてきた白熱電球や電球型蛍光ランプから、低消費電力で長寿命である発光ダイオード( 以下、本明細書では「LED」と称する。) を光源として用いた電球形LEDランプの普及が加速している。
ここで、電球形LEDランプは、一般に同等の外径寸法を有する電球形蛍光ランプと比較して製品の質量が大きい。
特開2007−039126号公報
このため、特許文献1に記載された包装体を電球形LEDランプのような照明ランプを用いて構成した場合、すなわち、平板部13aの4つの側面に対向する各辺縁部から舌片部が突出していないホルダ13を用いた場合、包装箱に振動や衝撃が加わった際に照明ランプ確実に保護することが難しい。
本発明は、上記を鑑みてなされたものであり、その目的は、組み立て時に変形や破損を生じにくい保持部を有する包装箱に収納されて、包装箱の内部に確実に保持されるとともに、輸送時などに外部から加えられる振動や衝撃が緩和される、包装箱付き照明ランプおよび包装箱を提供することである。
本発明の一の態様に係る包装箱付き照明ランプは、
照明ランプと、
照明ランプを包囲するように、照明ランプが収納される内部空間を形成する筒状の包囲部と、
包囲部の内周面部に当接する複数の折り曲げ線に囲まれた主板部と、
折り曲げ線を介して主板部と連接する側板部と、
主板部と側板部の少なくともどちらか一方に設けられ、複数の折り曲げ線の交点を含んだ一部の領域が切り欠かれた切り欠き部と、を有し、
折り曲げ線に沿って折り曲げられて包囲部の端部に配置され、
内部空間に収納された照明ランプを保持する、少なくとも1つの保持部と、
からなる包装箱と、
を備える。
本発明によれば、組み立て時に変形や破損を生じにくい保持部を有する包装箱に収納されて、包装箱の内部に確実に保持されるとともに、輸送時などに外部から加えられる振動や衝撃が緩和される、包装箱付き照明ランプおよび包装箱を提供することができる。
実施の形態1の包装箱付き照明ランプの主要構成を示す斜視図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの主要構成を組み立てた状態を示す断面図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの外装箱の展開図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第1保持部の展開図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第2保持部の展開図である。 図5におけるA部を拡大した図ある。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第1保持部の組み立て平面図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第1保持部の組み立て側面図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第2保持部の組み立て平面図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第2保持部の組み立て側面図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの組立て手順を示す図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第2保持部の側板部Bが折り曲げられて、折り曲げ部が形成される過程を示す部分拡大図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第2保持部の側板部Bが折り曲げられて、主板部Bに対して略90度の角度となっている様子を示す部分拡大図である。 図13を主板部B側から見た部分拡大図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第1変形例を示す図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第2変形例を示す図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第3変形例を示す図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第4変形例を示す図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第5変形例を示す図である。 実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第6変形例を示す図である。 実施の形態2の包装箱の主要構成を示す展開図である。 実施の形態2の包装箱付き照明ランプの主要構成の組み立てた状態を示す断面図である。 実施の形態2の包装箱付き照明ランプの組立て手順を示す図である。 実施の形態3の包装箱の主要構成を示す展開図である。 実施の形態3の包装箱付き照明ランプの主要構成の組み立てた状態を示す断面図である。 実施の形態3の包装箱付き照明ランプの組立て手順を示す図である。 実施の形態4の照明装置を示す図である。
本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の包装箱付き照明ランプの主要構成を示す斜視図である。図2は、実施の形態1の包装箱付き照明ランプの主要構成を組み立てた状態を示す断面図である。図3は、実施の形態1の包装箱付き照明ランプの外装箱の展開図である。
図1に示すように、実施の形態1における包装箱付き照明ランプ600は、照明ランプ1とこれを包装する包装箱2とから構成される。
(照明ランプ1について)
照明ランプ1は、平面視で略円形をなす回転対称の形状をしている。詳しくは、照明ランプ1の側面視において、一端側は、光源(図示せず)がカバー10で覆われた略球状の形状をしており、略球状の最大径部から他端側の口金12に向かって、徐々に外径が縮む形状をしている。
照明ランプ1は、光源(図示せず)として発光ダイオード(図示せず、以下、LED)素子を用いた電球形LEDランプであり、従来市販されているフィラメントを用いた電球や放電管(蛍光管)を用いた電球形蛍光ランプの形状と同じ形状あるいは略同じ形状をなしており、これらの代わりに用いることができる。
照明ランプ1は、カバー10、口金12、および、これらと接続される筐体11によって外郭が形成されている。
カバー10は、光源であるLED素子(いずれも図示せず)から出射した光を透過する素材(例えばガラスや樹脂等)で構成され、LED素子の光の出射側を覆うように金属筐体110(後述)に取り付けられる。カバー10を樹脂で構成した場合は、例えばポリカーボネートやアクリルなどが製品仕様に応じて用いられる。カバー10は、LED素子から出射される光を透過させる機能と、光を拡散、集光、反射させる機能を併せ持つ。
本実施の形態におけるカバー10は、1つの第1カバー(トップカバー)100および4つの第2カバー(サイドカバー)101の5つの部品によって構成されているが、これに限定されるものでなく、1つの部品として構成されたものであってもよい。
筐体11は、金属筐体110と、金属筐体110の内側に配設される樹脂筐体111とから構成されており、樹脂筐体110と金属筐体111とは、樹脂筐体110が有する嵌合爪(図示せず)と金属筐体111が有する嵌合溝(図示せず)とを嵌合させることによって接続されて固定される。
金属筐体110には、LED素子またはLED素子が実装された基板(図示せず)が取り付けられ、LED素子の光の出射側を覆うようにカバー10が取り付けられる。
金属筐体110は、高い熱伝導性能を有する、例えばアルミニウム等の金属材料を用いて形成されており、LED素子などから発せられる熱を照明ランプ1の外部へ効果的に伝達し、照明ランプ1の動作信頼性を保つ。
樹脂筐体111は、絶縁性を有する、例えばポリエチレンテレフタレート等の樹脂材料を用いて筒状に成形される。樹脂筐体111の外部には、一端に口金12(後述)が接続されるとともに、外周部の一部と他端を覆うように金属筐体110が配設されている。樹脂筐体111の内部には、LED素子(図示せず)を点灯させる点灯装置(図示せず)が収納されている。換言すると、樹脂筐体111は、金属筐体110と点灯装置(図示せず)との間に配設されて、金属筐体110と点灯装置(図示せず)とを電気的に絶縁する機能を有する。
点灯装置(図示せず)は、口金12を経由して商用電源である交流電力の供給を受けるとともに、光源(図示せず)であるLED素子を点灯させる直流電力に変換してLED素子に供給する。
口金12は、樹脂筐体111の一端に取り付けられる。口金部12は、照明器具700(後述)が有するソケットに螺合されて、外部の商用電源などに電気接続されるとともに、樹脂筐体111に収納された点灯装置(図示せず)に電気接続され、点灯装置(図示せず)に交流電力を供給する。
なお、本実施の形態における照明ランプ1は、E17タイプの口金を有するミニクリプトン形LED電球を例示して説明しているが、これに限定されるものではない。
また、照明ランプ1は、光源としてLED素子以外の素子が用いられてもよい。光源として用いられるLED素子以外の素子としては、例えば、レーザーダイオード、有機ELなどがある。
(包装箱2について)
包装箱2は、板紙やダンボールなどの包装材を用いて形成され、照明ランプ1が収納される容器である。
図1乃至3に示すように、本実施の形態における包装箱2は、第1保持部(ホルダA)20、第2保持部(ホルダB)21、および、これらと照明ランプ1が収納される外装箱22を有する。
外装箱22は、第1側面部220a、第2側面部220b、第3側面部220c、第4側面部220d、および、貼合翼部(グルーフラップ)220eが折り曲げ線を介して連接されてなる包囲部220を有している。
第1側面部220aの、第2側面部220bと対向する辺縁領域には貼合面部220fが設けられている。貼合翼部(グルーフラップ)220eと貼合面部220fとが、接着剤や接着テープ(いずれも図示せず)などの接着部材を用いて貼合されることによって、包囲部220は筒状に形成される。
包囲部220の内部空間には、照明ランプ1と、照明ランプ1を保持する第1保持部(ホルダA)20、第2保持部(ホルダB)21とが収納される。
なお、本実施の形態において、筒状の包囲部220は4つの側面部が連接して四角形の開口形状を有するように形成されているが、これに限定されるものではない。
すなわち、包囲部220は2以上の複数の側面部が連接して杼形や多角形の開口形状を有するように形成されてもよく、あるいは、包囲部220は円筒や楕円筒状で円形や楕円形の開口形状を有するように形成されてもよい。
外装箱22には、筒状の包囲部220の一端側と連接して、蓋部221、第1翼部(フラップA)223、第2翼部(フラップB)224、およびフック用孔形成部(ハンガー)226が形成される。
詳しくは、蓋部221は包囲部220の第2側面部220bと折り曲げ線を介して連接し、第1翼部(フラップA)223は包囲部220の第3側面部220cと折り曲げ線を介して連接し、第2翼部(フラップB)224は包囲部220の第1側面部220aと折り曲げ線を介して連接し、フック用孔形成部(ハンガー)226は包囲部220の第4側面部220bと折り曲げ線を介して連接している。
蓋部221には、包囲部220と反対側の辺縁部と折り曲げ線を介して連接して、差し込み翼部(差し込みフラップ)225が形成される。
図3に示すように、蓋部221と差し込み翼部(差し込みフラップ)225との間の辺縁領域には、切り込み部228が形成される。
第1翼部(フラップA)223と第2翼部(フラップB)224とは、筒状の包囲部220の一端側の開口部に向かって折り曲げられる。そして、折り曲げられた第1翼部(フラップA)223と第2翼部(フラップB)224とに重なるように、蓋部221が筒状の包囲部220の一端側の開口部に向かって折り曲げられ、差し込み翼部(差し込みフラップ)225を包囲部220の内部空間へ折り込んで差し込むことによって、筒状の包囲部220の一端側の開口部が閉塞される。
差し込み翼部(差し込みフラップ)225が包囲部220の内部空間へ差し込まれると、差し込み翼部(差し込みフラップ)225の切り込み部228側の辺縁部が、第1翼部(フラップA)223と第2翼部(フラップB)224とに引っ掛かり、差し込み翼部(差し込みフラップ)225が抜けにくくなる。すなわち、筒状の包囲部220の一端側の開口部が閉塞された状態を確実に維持できるので、輸送時などに照明ランプ1が外装箱22の外側へ飛び出すことがない。
フック用孔形成部(ハンガー)226には、フック用孔形成部(ハンガー)226に設けられた折り曲げ線から等距離の位置に2つのフック用孔227が形成されている。
フック用孔形成部(ハンガー)226が折り曲げられると、2つのフック用孔227は、重なり貫通する。
フック用孔形成部(ハンガー)226は、2つのフック用孔227が貫通するように折り曲げられ、筒状の包囲部220の一端側の開口部が閉塞される前に、包囲部220と反対側の辺縁部が包囲部220の内部空間へ差し込まれる。
貫通したフック用孔227は、例えば、包装箱付き照明ランプ600を店舗などに陳列する際に、陳列棚が備えるフックを挿通するために用いられる。
このように、包囲部220の一端側の開口部は、蓋部221、第1翼部(フラップA)223、第2翼部(フラップB)224によって閉塞され、閉塞された状態が維持される。
なお、本実施の形態において、筒状の包囲部220の一端側の開口部を閉塞する構成として、差し込み式(サック式、またはキャラメル式とも呼ぶ)を基本とする態様を例示したが、これに限定されるものではない。
外装箱22には、筒状の包囲部220の他端側と連接して、底部222を構成する底翼部(底フラップA)222aと底蓋部222bとが1対ずつ形成される。また、底翼部(底フラップA)222aの少なくとも一部の領域と貼合される底蓋貼合部222cが、底蓋部222bと連接して形成される。
詳しくは、底翼部(底フラップA)222aは、包囲部220の第1側面部220aおよび第3側面部220cと折り曲げ線を介して連接し、底蓋部222bは、包囲部220の第2側面部220bおよび第4側面部220dと折り曲げ線を介して連接している。
外装箱22は、貼合翼部(グルーフラップ)220eと貼合面部220fとが、接着剤や接着テープ(いずれも図示せず)などの接着部材を用いて貼合される。そして、底翼部(底フラップA)222aの少なくとも一部の領域と底蓋貼合部222cとが、接着剤や接着テープ(いずれも図示せず)などの接着部材を用いて貼合される。
外装箱22は、畳まれた状態から組み上げると、底部222を底面にした有底筒状の形状となる。このとき、1対の底蓋部222bは、筒状の包囲部220の他端側の開口部に向かって折り曲げられ、先端部が互いに係合する。
底部222は、底翼部(底フラップA)222aの少なくとも一部の領域と底蓋貼合部222cとが貼合されることによって強度が増す。すなわち、外装箱22は、耐荷重性能が増すため、照明ランプ1として例示した比較的質量の大きい電球形LEDランプなどの包装に好適である。
なお、本実施の形態において、筒状の包囲部220の他端側の開口部を閉塞する構成として、底ロック式(ワンタッチ式とも呼ぶ)を基本とする態様を例示したが、これに限定されるものではない。
図1、2に示すように、包囲部220の内部空間には、照明ランプ1と、照明ランプ1を保持する第1保持部(ホルダA)20、第2保持部(ホルダB)21とが収納される。
詳しくは、照明ランプ1のカバー10側に第1保持部(ホルダA)20が、照明ランプ1の口金12側に第2保持部(ホルダB)21が配設され、照明ランプ1を挟持する。この状態で、蓋部220と底部222とによって開口部が閉塞された包囲部220の内部空間に、照明ランプ1、第1保持部(ホルダA)20、および第2保持部(ホルダB)21が収納される。
換言すると、第1保持部(ホルダA)20は、折り曲げられた4つの側板部A(201)の折り曲げ線と対向する辺縁部が、蓋部221、第1翼部(フラップA)223、第2翼部(フラップB)224のいずれかに当接するように、筒状の包囲部220の蓋部221側の端部に配設される。ここで、蓋部221側の端部は、蓋部221を基点とした照明ランプ1の最大径部までの任意の領域である。
そして、第2保持部(ホルダB)21は、折り曲げられた4つの側板部B(211)の折り曲げ線と対向する辺縁部が、底部222に当接するように、筒状の包囲部220の底部222側の端部に配設される。ここで、底部222側の端部は、底部222を基点とした照明ランプ1の最大径部までの任意の領域である。
本実施の形態において、照明ランプ1は、包囲部220の内部空間で、第1保持部(ホルダA)20の主板部A(200)に第1カバー(トップカバー)100が当接し、第2保持部(ホルダB)20の主板部B(210)に樹脂ケース111の口金12側端部が当接して、保持される。
包囲部220の内部空間で、照明ランプ1が第1保持部(ホルダA)20と第2保持部(ホルダB)21とに挟持された状態で、トップカバー100が挿通孔A(202)によって保持され、口金12または樹脂筐体111の錘状部が挿通孔B(212)によって保持される。
そして、包囲部220の内部空間において、照明ランプ1は、照明ランプ1の外周面部が、外装箱22の内面部と当接しない位置に保持される。
ここで、照明ランプ1の外周面部は、外郭を構成する、カバー10、筐体11、口金12の外周面部である。
また、外装箱22の内面部は、包囲部220、底部222、蓋部221、第1翼部(フラップA)223、第2翼部(フラップB)224、および包囲部220の内部空間へ差し込まれたフック用孔形成部(ハンガー)226の、包囲部220の内部空間側の各面部である。
次に、図4乃至6を参照して、本実施の形態における2つの保持部について詳述する。
図4は、実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第1保持部(ホルダA)20の展開図である。図5は、実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第2保持部(ホルダB)21の展開図である。図6は、図5におけるA部を拡大した図ある。
図7は、実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第1保持部(ホルダA)20の組み立て平面図である。図8は、実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第1保持部(ホルダA)20の組み立て側面図(第3側板部201c側から見た側面図)である。
図9は、実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第2保持部(ホルダB)21の組み立て平面図である。図10は、第2保持部(ホルダB)21の組み立て側面図(第3側板部211c側から見た側面図)である。
図4に示すように、第1保持部(ホルダA)20は、主板部A(200)と側板部A(201)を有する。
主板部A(200)は、外装箱22の筒状の包囲部220の4つの側面部(220a〜220d)が連接して形成される開口形状と同じ、四角形の形状をしている。
四角形の主板部A(220)の各辺から外側に、主板部A(220)と連接するように4つの側板部201(201a〜201d)形成されている。
主板部A(200)の4つの辺には、それぞれ折り曲げ線A(203)が設けられる。詳しくは、主板部A(200)と第1側板部201aとの間に第1折り曲げ線203aが、主板部A(200)と第2側板部201bとの間に第2折り曲げ線203bが、主板部A(200)と第3側板部201cとの間に第3折り曲げ線203cが、主板部A(220)と第4側板部201dとの間に第4折り曲げ線203dが、それぞれ設けられる。
図4において、主板部A(200)の横寸法はXaで縦寸法はYaである。主板部A(200)の横寸法Xaおよび縦寸法Yaは、外装箱22の筒状の包囲部220の4つの側面部が連接して形成する開口部の内寸法と略同じ寸法に設定される。
なお、外装箱22の筒状の包囲部220の4つの側面部が連接して形成する開口形状が正方形の場合は、主板部A(200)の形状も正方形とし、横寸法はXaと縦寸法はYaとは同じ寸法に設定される。
主板部A(200)の略中央部には、挿通孔A(202)が形成される。
本実施の形態における挿通孔A(202)の形状は、照明ランプ1の外郭を構成するトップカバー100の部分を保持できるように、直径Raの円形の形状をしている。
直径Raは、挿通孔A(202)に対するトップカバー100の挿通量を勘案して、トップカバー100の最大径よりも小さい値に設定される。
つまり、直径Raは後述する側板部A(201)の寸法とともに、包囲部220の内部空間に保持されるトップカバー100の筒方向の位置を決定する要素となる。
挿通孔A(202)は、挿通孔A(202)に挿通されて主板部A(200)に当接する、照明ランプ1の断面外周形状と略同じ形状で形成されていればよく、円形に限定されるものではない。
図4において、第1側板部201a、第2側板部201b、第3側板部201c、および第1側板部201dは、それぞれ第1乃至4折り曲げ線(203a〜203d)を介して主板部A(200)と連接し、主板部A(200)の外側に向かって突設されている。
第1側板部201aおよび第3側板部201cの幅寸法は、主板部A(200)の横寸法と同じXaである。主板部A(200)の外側に向かって突設する長さ寸法は、第1折り曲げ線203aまたは第3折り曲げ線203cを基準にして、それぞれLfyaである。
第2側板部201bおよび第4側板部201dの幅寸法は、主板部A(200)の縦寸法と同じYaである。主板部A(200)の外側に向かって突設する長さ寸法は、第2折り曲げ線203bまたは第4折り曲げ線203dを基準にして、それぞれLfxaである。
第1保持部(ホルダA)20は、第1乃至4側板部(201a〜201d)が第1乃至4折り曲げ線(203a〜203d)によって折り曲げられて、外装箱22の蓋部221側に配設される。このとき、折り曲げられた第1乃至4側板部(201a〜201d)の、それぞれ第1乃至4折り曲げ線(203a〜203d)と対向する辺縁部を蓋部221側に向けて配設される。
第1側板部201aおよび第3側板部201cの長さ寸法Lfya、または、第2側板部201bおよび第4側板部201dの長さ寸法Lfxaのいずれかと、上述した挿通孔A(202)の直径Raとによって、包囲部220の内部空間に保持されるトップカバー100の筒方向の位置が決定される。
そして、第1保持部(ホルダA)20の、隣接する2つの折り曲げ線Aが交差する4つの領域に、隣接する2つの折り曲げ線Aの交点を含むように、それぞれ円弧状に切り欠かれた切り欠き部A(204)が形成される。
本実施の形態において、第1保持部(ホルダA)20に形成される4つの切り欠き部A(204)は、全て同じ形状で形成されている。
なお、切り欠き部A(204)の詳細は後段で詳述する。
図5に示すように、第2保持部(ホルダB)21は、主板部B(210)と側板部B(211)を有する。
主板部B(210)は、外装箱22の筒状の包囲部220の4つの側面部が連接して形成する開口形状と同じ、四角形の形状をしている。
四角形の主板部B(210)の各辺から外側に、主板部B(210)と連接するように4つの側板部211(211a〜211d)形成されている。
主板部B(210)の4つの辺にはそれぞれ折り曲げ線B(213)が設けられる。詳しくは、主板部B(210)と第1側板部211aとの間に第1折り曲げ線213aが、主板部B(210)と第2側板部211bとの間に第2折り曲げ線213bが、主板部B(210)と第3側板部211cとの間に第3折り曲げ線213cが、主板部B(210)と第4側板部211dとの間に第4折り曲げ線213dが、それぞれ設けられる。
図5において、主板部B(210)の横寸法はXbで縦寸法はYbである。主板部B(210)の横寸法Xbおよび縦寸法Ybは、外装箱22の筒状の包囲部220の4つの側面部が連接して形成する開口部の内寸法と略同じ寸法に設定される。
なお、外装箱22の筒状の包囲部220の4つの側面部が連接して形成する開口形状が正方形の場合は、主板部B(210)の形状も正方形とし、横寸法はXbと縦寸法はYbとは同じ寸法に設定される。
主板部B(210)の略中央部には、挿通孔B(212)が形成される。
本実施の形態における挿通孔B(212)の形状は、照明ランプ1の外郭を形成する樹脂ケース111の口金12側端部を保持できるように、直径Rbの円形の形状をしている。
挿通孔B(212)は、挿通孔B(212)に挿通されて主板部B(210)に当接する、照明ランプ1の断面外周形状と略同じ形状で形成されていればよく、円形に限定されるものではない。
図5において、第1側板部211a、第2側板部211b、第3側板部211c、および第4側板部211dは、それぞれ第1乃至4折り曲げ線(213a〜213d)を介して主板部B(210)と連接し、主板部B(210)の外側に向かって突設されている。
第1側板部211aおよび第3側板部211cの幅寸法は、主板部B(210)の横寸法と同じXbである。主板部B(210)の外側に向かって突設する長さ寸法は、第1折り曲げ線213aまたは第3折り曲げ線213cを基準にして、それぞれLfybである。
第2側板部211bおよび第4側板部211dの幅寸法は、主板部B(210)の縦寸法と同じYbである。主板部B(210)の外側に向かって突設する長さ寸法は、第2折り曲げ線213bまたは第4折り曲げ線213dを基準にして、それぞれLfxbである。
第2保持部(ホルダB)21は、第1乃至4側板部(211a〜211d)が第1乃至4折り曲げ線(213a〜213d)によって折り曲げられて、外装箱22の底部222側に配設される。このとき、折り曲げられた第1乃至4側板部(211a〜211d)の、それぞれ第1乃至4折り曲げ線(203a〜203d)と対向する辺縁部を底部222側に向けて配設される。
第1側板部211aおよび第3側板部211cの長さ寸法Lfyb、または、第2側板部211bおよび第4側板部211dの長さ寸法Lfxbのいずれかによって、包囲部220の内部空間に保持される樹脂ケース111の口金12側端部の筒方向の位置が決定される。
そして、第2保持部(ホルダB)21の、隣接する2つの折り曲げ線Bが交差する4つの領域には、隣接する2つの折り曲げ線Bの交点を含むように、それぞれ円弧状に切り欠かれた切り欠き部B(214)が形成される。
本実施の形態において、第2保持部(ホルダB)21に形成される4つの切り欠き部B(214)は、全て同じ形状で形成されている。
また、上述した第1保持部(ホルダA)20に形成される4つの切り欠き部A(204)は、第2保持部(ホルダB)21に形成される4つの切り欠き部B(214)と同じ形状で形成されている。
図6を参照して、切り欠き部214について説明する。
図6は、図5におけるA部を拡大した図であり、切り欠き部B(214)を説明するものである。
図6に示すように、第2保持部(ホルダB)21の第2折り曲げ線213bと第3折り曲げ線213cとは、交点Pで約90度の角度で交差している。切り欠き部B(214)は、この交点Pを中心とした円弧に沿って切り欠かれた領域である。
すなわち、切り欠き部B(214)は、交点Pを含むように切り欠かれた主板部B(210)の扇状の領域、交点Pを含むように切り欠かれた第2側板部211bの扇状の領域、および交点Pを含むように切り欠かれた第3側板部211cの扇状の領域が連接して形成されている。
切り欠き部B(214)の半径は、折り曲げたときに形成されるしわ部215c(後述)の高さ寸法Lcより大きな寸法に設定される。この条件を満たした上で、切り欠き部B(214)の半径は、第2保持部(ホルダB)21の強度を維持するために、切り欠き部B(214)の半径は極力小さな値とすることが好ましい。
なお、第1保持部(ホルダA)20における主板部A(200)の横寸法をXa、縦寸法をYa、第2保持部(ホルダB)21における主板部B(210)の横寸法をXb、縦寸法をYbと、それぞれ別々の寸法に設定するものとして説明したが、Xa=Xb、Ya=Ybとして、第1保持部(ホルダA)20における主板部A(200)と、第2保持部(ホルダB)21における主板部B(210)とは、横寸法と縦寸法を同一に設定してもよい。
図7は、第1保持部(ホルダA)20を組み立てて、主板部A(200)側から見た平面図であり、図8は、第1保持部(ホルダA)20を組み立てて、第3側板部201c側から見た側面図である。
図7および図8に示すように、第1乃至4側板部(201a〜201d)は、主板部A(200)に対して略90度の角度となるように、第1乃至4折り曲げ線(203a〜203d)から同一の方向に折り曲げられる。
第1乃至4折り曲げ線(203a〜203d)から同一の方向に折り曲げられた、第1乃至4折り曲げ線(203a〜203d)を含む第1乃至4側板部(201a〜201d)の山折り側の各面(4つの面)は、外装箱22を形成する筒状の包囲部220の内面部に当接する。
図9は、第2保持部(ホルダB)21を組み立てて、主板部B(210)側から見た平面図であり、図10は、第2保持部(ホルダB)21を組み立てて、第3側板部211c側から見た側面図である。
図9および図10に示すように、第1乃至4側板部(211a〜211d)は、主板部B(210)に対して略90度の角度となるように、第1乃至4折り曲げ線(213a〜213d)から同一の方向に折り曲げられる。
第1乃至4折り曲げ線(213a〜213d)から同一の方向に折り曲げられた、第1乃至4折り曲げ線(213a〜213d)を含む第1乃至4側板部(211a〜211d)の山折り側の各面(4つの面)は、外装箱22を形成する筒状の包囲部220の内面部に当接する。
このように、第1保持部(ホルダA)20および第2保持部(ホルダB)21の、折り曲げられた側板部A(201)および側板部B(211)の山折り側の各面(4つの面)と、外装箱22を形成する筒状の包囲部220の内面部とは当接しているので、面どうしの摩擦力が発生する。このため、第1保持部(ホルダA)20および第2保持部(ホルダB)21は、筒状の包囲部220の内部空間における筒方向の移動が抑制される。
すなわち、第1保持部(ホルダA)20、第2保持部(ホルダB)21、および、第1保持部(ホルダA)20と第2保持部(ホルダB)21とに挟持された照明ランプ1は、外装箱22の内部空間に安定的に保持される。
面どうしの摩擦力は、主板部A(200)の横寸法Xaと縦寸法Ya、および主板部B(210)の横寸法Xbおよび縦寸法Ybに依存する。これらの寸法を大きく設定すれば、包囲部220の内面部に対する押圧力が増し、第1保持部(ホルダA)20と第2保持部(ホルダB)21とに挟持された照明ランプ1は、外装箱22の内部空間に安定的に保持される。
なお、これらの寸法は、照明ランプ1の質量、折り曲げられた側板部A(201)および側板部B(211)の山折り側の各面(4つの面)と包囲部220の内面部とが当接する面積や、外装箱、第1保持部(ホルダA)20および第2保持部(ホルダB)21に用いられる、板紙やダンボールなどの包装材の表面粗さなどを考慮して、外装箱22の筒状の包囲部220の4つの側面部が連接して形成する開口部の内寸法と略同じ寸法に設定される。
(組立て手順について)
次に、図3乃至7を参照して、実施の形態1の包装箱付き照明ランプの組立て手順について説明する。
なお、実施の形態1の包装箱付き照明ランプの組立て手順を示す図である。
図7に示すように、本実施の形態における包装箱付き照明ランプ600の組立て手順の概略は、外装箱製造工程S1、第1保持部製造工程S2、第2保持部製造工程S3、照明ランプ製造工程S4、および、照明ランプ包装工程S5の工程からなる。
詳しくは、外装箱製造工程S1は、外装箱印刷工程S10、外装箱断裁工程S11、外装箱折り曲げ線形成工程S12、外装箱折り曲げ工程S13、外装箱貼合工程S14、および、外装箱折り畳み工程S15の工程を有する。
以下、外装箱製造工程S1の各工程について、順を追って説明する。
外装箱22は、基材となる板紙やダンボールなどの包装材の一面に、オフセット印刷機などを用いて、商品名や商品外観などの情報が印刷される(外装箱印刷工程S10)。印刷された一面には、適宜プレスコートやフィルムコートなどの特殊な表面処理が施されてもよい。
なお、外装箱印刷工程S10は、印刷されない包装材の一面に、商品名や商品外観などの情報が印刷された化粧紙を貼合する方法でもよい。
一面に印刷された包装材は、組立てられる外装箱22の形状に合せて断裁される(外装箱断裁工程S11)。本実施の形態において、断裁される形状は図3の展開図に示す実線に沿った形状である。包装材の断裁は、木型などの抜き型、プラテン型打抜き機、プラテンダイカッタ、ロータリーダイカッタなどを用いて行われる。
断裁された包装材には、包装材を箱型に折り曲げるための折り曲げ線(罫線ともいう)が形成される(外装箱折り曲げ線形成工程S12)。本実施の形態において、折り曲げ線は図3の展開図に示す破線に沿って形成される。本実施の形態における折り曲げ線は、外装箱22の強度が低下しにくい、切れ目がない「押罫」によって形成される。「押罫」は専用の押型を用いて成形される。
なお、折り曲げ線は、外装箱22の強度や外観上に影響がない場合は、これに限らず「切罫」、「ミシン罫」、「リード罫」などによって形成されてもよい。「切罫」、「ミシン罫」、「リード罫」は、「押罫」と比較して折り曲げやすいという特徴を有しており、包装箱22の組立て工数が軽減できる。また、外装箱断裁工程S11で形成することもできるため、外装箱製造工程の簡素化にも繋がる。
折り曲げ線が形成された包装材は、折り曲げ線に沿って所定の折り曲げ方向に折り曲げられ(外装箱折り曲げ工程S13)、貼合翼部(グルーフラップ)220eと貼合面部220fとが、接着剤や接着テープ(いずれも図示せず)などの接着部材を用いて貼合されるとともに、底翼部(底フラップA)222aの少なくとも一部の領域と底蓋貼合部222cとが、接着剤や接着テープ(いずれも図示せず)などの接着部材を用いて貼合され(外装箱貼合工程S14)、最後に折り畳まれて(外装箱折り畳み工程S15)、照明ランプ包装工程S5へ供給される。
なお、外装箱折り曲げ工程S13、外装箱貼合工程S14、および、外装箱折り畳み工程S15の各工程は、製箱機などを用いた一連の工程としてもよい。
第1保持部製造工程S2は、第1保持部印刷工程S20、第1保持部断裁工程S21、および、第1保持部折り曲げ線形成工程S22を有する。以下、第1保持部製造工程S2の各工程について説明する。
第1保持部(ホルダA)20は、基材となる板紙やダンボールなどの包装材の一面に、オフセット印刷機などを用いて、組み立て手順などが印刷される(第1保持部印刷工程S20)。印刷された一面には、適宜プレスコートやフィルムコートなどの特殊な表面処理が施されてもよい。
一面に印刷された包装材は、図4の展開図に示す実線に沿った形状に合せて断裁される(第1保持部断裁工程S21)。包装材の断裁は、木型などの抜き型、プラテン型打抜き機、プラテンダイカッタ、ロータリーダイカッタなどを用いて行われる。
ここで、実線に沿った形状は、第1乃至4側板部(201a〜201d)および4つの切り欠き部A(204)を含む形状である。
断裁された包装材には、包装材を折り曲げるための折り曲げ線(罫線ともいう)が形成され(第1保持部折り曲げ線形成工程S22)、照明ランプ包装工程S5へ供給される。本実施の形態において、折り曲げ線Aは図4の展開図に示す破線に沿って形成される。本実施の形態における折り曲げ線Aは、第1保持部(ホルダA)20の強度が低下しにくい、切れ目がない「押罫」によって形成される。「押罫」は専用の押型を用いて成形される。
なお、折り曲げ線Aは、第1保持部(ホルダA)20の強度に影響がない場合は、これに限らず「切罫」、「ミシン罫」、「リード罫」などによって形成されてもよい。「切罫」、「ミシン罫」、「リード罫」は、「押罫」と比較して折り曲げやすいという特徴を有しており、第1保持部(ホルダA)20の組立て(折り曲げ)工数が軽減できる。
第2保持部製造工程S3は、第2保持部印刷工程S30、第2保持部断裁工程S31、および、第2保持部折り曲げ線形成工程S32を有する。第2保持部製造工程S3の各工程は、第1保持部製造工程S2の各工程と同様の工程であるので説明を省略する。
なお、第2保持部断裁工程S31において、断裁される包装材の実線に沿った形状は、第1乃至4側板部(211a〜211d)および4つの切り欠き部B(214)を含む形状である。
照明ランプ製造工程S4は、照明ランプ1が組み立てられる工程である。
詳述はしないが、基板にLED素子が実装されてLED基板(図示せず)が製造される工程、基板に複数の電子部品(図示せず)が実装されて点灯装置(図示せず)が製造される工程、点灯装置(図示せず)が筐体11の内部に収容されるとともに、LED基板(図示せず)が筐体11の外面部に取り付けられる工程、電気的に接続(配線)される工程、および、カバー10、口金12、および、これらを連接する筐体11によって外郭が形成される工程などが含まれる。
照明ランプ包装工程S5は、外装箱22の内部空間に、第1保持部(ホルダA)20と第2保持部(ホルダB)21とに挟持された状態で、照明ランプ1を保持する工程である。
詳しくは、照明ランプ包装工程S5は、外装箱組み上げ工程S50、第2保持部挿入工程S51、照明ランプ挿入工程S52、第1保持部挿入工程S53、外装箱閉塞工程S54、第1保持部折り曲げ工程S55、第2保持部折り曲げ工程S56の工程を有する。以下、照明ランプ包装工程S5の各工程について、順を追って説明する。
外装箱製造工程S1において折り畳まれた(外装箱折り畳み工程S15)外装箱22は、第1保持部(ホルダA)20、第2保持部(ホルダB)21、および、照明ランプ1が挿入される内部空間を形成するように、有底筒状の形状に組み上げられる(外装箱組み上げ工程S50)。
本実施の形態において、底部222は、底ロック式(ワンタッチ式とも呼ぶ)の構成としているため、外装箱22を畳まれた状態から組み上げると、おのずと底部222が形成されるので、外装箱22の組み上げに要する工程が簡素化できる。
次に、第1保持部折り曲げ工程S55、および、第2保持部折り曲げ工程S56について説明する。
第1保持部製造工程S2において製造された第1保持部(ホルダA)20は、第1乃至4側板部(201a〜201d)が、主板部A(200)に対して略90度の角度となるように、第1乃至4折り曲げ線(203a〜203d)から同一の方向に折り曲げられる(第1保持部折り曲げ工程S55)。
第2保持部製造工程S3において製造された第2保持部(ホルダB)21は、第1乃至4側板部(211a〜211d)が、主板部B(210)に対して略90度の角度となるように、第1乃至4折り曲げ線(213a〜213d)から同一の方向に折り曲げられる(第2保持部折り曲げ工程S56)。
ここで、同一の方向とは、折り曲げ線(「押罫」)の形状に基づいて決定される、「山折り」と「谷折り」の向きをさす。
外装箱組み上げ工程S50において有底筒状の形状に組み上げられた外装箱22の内部空間に、第2保持部(ホルダB)21が挿入される(第2保持部挿入工程S51)。
第2保持部(ホルダB)21は、折り曲げられた第1乃至4側板部(211a〜211d)の、第1乃至4折り曲げ線(213a〜213d)と対向する辺縁部を底部222側に向けて、第1乃至4側板部(201a〜201d)の山折り側の各面(4つの面)を、外装箱22を形成する筒状の包囲部220の内面部に当接するように挿入される。
第2保持部(ホルダB)21は、折り曲げられた第1乃至4側板部(211a〜211d)の、それぞれ第1乃至4折り曲げ線(213a〜213d)と対向する辺縁部が、底部222に当接する位置まで挿入されて配設される。
ここで、第2保持部(ホルダB)21の、隣接する2つの折り曲げ線Bが交差する4つの領域には、隣接する2つの折り曲げ線Bの交点を含むように、それぞれ円弧状に切り欠かれた切り欠き部B(214)が形成されているので、第2保持部(ホルダB)21を外装箱22に挿入する際に、外装箱22を形成する筒状の包囲部220の内面角部に折り曲げ線Bの交点が当接しない。このため、第2保持部(ホルダB)21に変形や破損といったダメージを与えることがなく、第2保持部(ホルダB)21を外装箱22にスムーズに挿入することができる。
また、第2保持部(ホルダB)21の、隣接する2つの折り曲げ線Bが交差する4つの領域には、隣接する2つの折り曲げ線Bの交点を含むように、それぞれ円弧状に切り欠かれた切り欠き部B(214)が形成されているので、折り曲げ線Bの交点が外装箱22の筒状の包囲部220の一端側の開口部に引っ掛かることがなく、外装箱22に変形や破損といったダメージを与えることがない。
第2保持部挿入工程S51において第2保持部(ホルダB)21が挿入されて配設された外装箱22の内部空間に、照明ランプ1が挿入される(照明ランプ挿入工程S52)。
照明ランプ1は、第2保持部(ホルダB)21の主板部Bに形成された挿通孔B(212)に、口金12が挿通する向きに挿入される。
照明ランプ1は、樹脂筐体111の錘状部が挿通孔B(212)に当接する位置まで挿入されて第2保持部(ホルダB)21よって保持される。
照明ランプ挿入工程S52において照明ランプ1が挿入された外装箱22の内部空間に、第1保持部(ホルダA)20が挿入される(第1保持部挿入工程S53)。
第1保持部(ホルダA)20は、折り曲げられた第1乃至4側板部(201a〜201d)の、第1乃至4折り曲げ線(203a〜203d)と対向する辺縁部を外装箱22の包囲部220の一端側の開口部側(蓋部221側)に向けて、第1乃至4側板部(201a〜201d)の山折り側の各面(4つの面)を、外装箱22を形成する筒状の包囲部220の内面部に当接するように挿入される。
第1保持部(ホルダA)20は、挿通孔A202が照明ランプ1のトップカバー100に当接する位置まで挿入されて配設される。
ここで、第1保持部(ホルダA)20の、隣接する2つの折り曲げ線Aが交差する4つの領域には、隣接する2つの折り曲げ線Aの交点を含むように、それぞれ円弧状に切り欠かれた切り欠き部A(204)が形成されているので、第1保持部(ホルダA)20を外装箱22に挿入する際に、外装箱22を形成する筒状の包囲部220の内面角部に折り曲げ線Aの交点が当接しない。このため、第1保持部(ホルダA)20に変形や破損といったダメージを与えることがなく、第1保持部(ホルダA)20を外装箱22にスムーズに挿入することができる。
また、第1保持部(ホルダA)20の、隣接する2つの折り曲げ線Aが交差する4つの領域には、隣接する2つの折り曲げ線Aの交点を含むように、それぞれ円弧状に切り欠かれた切り欠き部A(204)が形成されているので、折り曲げ線Aの交点が外装箱22の筒状の包囲部220の一端側の開口部に引っ掛かることがなく、外装箱22に変形や破損といったダメージを与えることがない。
外装箱22の内部空間に、第1保持部(ホルダA)20と第2保持部(ホルダB)21とに挟持された状態で、外装箱22が閉塞される(外装箱閉塞工程S54)。
本実施形態において、フック用孔形成部(ハンガー)226は、2つのフック用孔227が貫通するように折り曲げられ、包囲部220と反対側の辺縁部は包囲部220の内部空間へ差し込まれる。次に、第1翼部(フラップA)223と第2翼部(フラップB)224とが、筒状の包囲部220の一端側の開口部に向かって折り曲げられる。そして、折り曲げられた第1翼部(フラップA)223と第2翼部(フラップB)224とに重なるように、蓋部221が筒状の包囲部220の一端側の開口部に向かって折り曲げられ、差し込み翼部(差し込みフラップ)225を包囲部220の内部空間へ折り込んで差し込むことによって、筒状の包囲部220の一端側の開口部が閉塞される。
(実施の形態1の作用効果)
本実施の形態における包装箱付き照明ランプ600は、このように構成されて、組立てられており、包囲部220の内部空間において、照明ランプ1が保持される位置は、第1保持部(ホルダA)20に形成される側板部A(201)および挿通孔A(202)の寸法と、第2保持部(ホルダB)21に形成される側板部B(211)および挿通孔B(212)の寸法とによって決定される。
すなわち、照明ランプ1は、照明ランプ1の外周面部が、いずれも外装箱22の内面部と当接しない位置に保持される。このため、輸送時などに包装箱付き照明ランプ600の外部から加えられる振動や衝撃が第1保持部(ホルダA)20および第2保持部(ホルダB)21によって緩和され、照明ランプ1に伝わる振動や衝撃を抑制することができる。
ここで、図8を参照して、第1保持部(ホルダA)20に形成された切り欠き部A(204)、および、第2保持部(ホルダB)21に形成された切り欠き部B(214)の作用効果について説明する。
図12乃至14は、実施の形態1の包装箱付き照明ランプの効果を説明する図である。図12は、第2保持部(ホルダB)21の側板部Bが、折り曲げ線B(213)から折り曲げられて折り曲げ部215が形成される過程を示す部分拡大図であり、図13は、第2保持部(ホルダB)21の側板部Bが、折り曲げ線B(213)から折り曲げられて、主板部B(210)に対して略90度の角度となっている様子を示す部分拡大図である。そして、図14は、図13を主板部B(210)側から見た部分拡大図である。
図12に示すように、板紙やダンボールなどの包装材を用いて形成される第2保持部(ホルダB)21、所定の厚み寸法を有している。
このため、折り曲げ線B(213)から折り曲げると、折り曲げ部215の「山折り」側215mの面は矢印Sの向きに伸張し、折り曲げ部215の「谷折り」側215vの面は矢印Cの向きに収縮する。
主板部B(210)に対して略90度の角度に折り曲げられると、折り曲げ線B(213)の「谷折り」側215vには、皺部215cが形成される。
皺部215cは4つの折り曲げ線B(213)の「谷折り」側215vに形成され、皺部215cの高さ寸法Lcは、包装材の厚み寸法や硬さ、折り曲げ線の仕様(本実施の形態では「押罫」)などによって決まる寸法である。
ここで、図4乃至6を再び参照すると、本実施の形態において、第2保持部(ホルダB)21の、隣接する2つの折り曲げ線B(213)が交差する4つの領域に、隣接する2つの折り曲げ線B(213)の交点を含むように、それぞれ円弧状に切り欠かれた切り欠き部B(214)が形成されている。
図14を参照して、切り欠き部B(214)を詳述すれば、折り曲げられた側板部B(211)の「山折り」側の面を基点として皺部215cの高さ寸法はLcであり、同じ面を基点として切り欠き部B(214)の周縁部までの距離はLrである。そして、切り欠き部B(214)は、2つの寸法が、Lr>Lcの関係となるように形成される。
このため、隣接する2つの折り曲げ線B(213)の「谷折り」側215vに形成される2つの皺部215cどうしが、隣接する2つの折り曲げ線A(203)の交点で互いに干渉しないので、隣接する2つの折り曲げ線B(213)の交点付近で、隣接する側版部B(211)どうしが外側に押し広げられることがない。
また、本実施の形態において、同様の構成を有する第1保持部(ホルダA)20についても、同様の作用効果を得ることができる。
つまり、第1保持部(ホルダA)20に形成された切り欠き部A(204)、および、第2保持部(ホルダB)21に形成された切り欠き部B(214)によって、第1保持部(ホルダA)20、および、第2保持部(ホルダB)21を、外装箱22に挿入する際に、第1保持部(ホルダA)20、第2保持部(ホルダB)21、および、外装箱22に変形や破損といったダメージを与えることがなく、第1保持部(ホルダA)20、および、第2保持部(ホルダB)21を外装箱22にスムーズに挿入することができる。
さらに、第1保持部(ホルダA)20の4つの折り曲げ線A(203)の交点、および、第2保持部(ホルダB)21の4つの折り曲げ線B(213)の交点は、が外装箱22の筒状の包囲部220の一端側の開口部に引っ掛かることがなく、外装箱22に変形や破損といったダメージを与えることがない。
(実施の形態1の変形例)
図15乃至20を参照して、実施の形態1における変形例を説明する。
図15乃至20は、実施の形態1の包装箱付き照明ランプの第1乃至6変形例を示す図である。
図15乃至20は、図6、すなわち第2保持部(ホルダB)21のA部を引用して、切り欠き部B(214)の変形例について説明する図である。
図15に示すように、切り欠き部B(214a)は、第2折り曲げ線213bと第3折り曲げ線213cとの交点Pを含むように切り欠かれた、主板部B(210)の扇状の領域から形成されている(第1変形例)。
切り欠き部B(214a)の半径は、折り曲げたときに形成される皺部215cの高さ寸法Lcより大きな寸法に設定される。この条件を満たした上で、切り欠き部B(214a)の半径は、第2保持部(ホルダB)21の強度を維持するために、切り欠き部B(214a)の半径は極力小さな値とすることが好ましい。
図16に示すように、切り欠き部B(214b)は、第2折り曲げ線213bと第3折り曲げ線213cとの交点Pを含むように切り欠かれた第2側板部211bの扇状の領域、および交点Pを含むように切り欠かれた第3側板部211cの扇状の領域から形成されている(第2変形例)。
切り欠き部B(214b)の半径は、前述した寸法に設定される。
図17に示すように、切り欠き部B(214c)は、第2折り曲げ線213bと第3折り曲げ線213cとの交点Pを含むように切り欠かれた、第3側板部211cの扇状の領域から形成されている(第3変形例)。
切り欠き部B(214c)の半径は、前述した寸法に設定される。
第2折り曲げ線213bと第3折り曲げ線213cとの交点Pを含むように、主板部B(210)、第2側板部211b、第3側板部211cのいずれかの領域が扇状に切り欠かれることによって、隣接する2つの折り曲げ線B(213)の「谷折り」側215vに形成される2つの皺部215cどうしが、隣接する2つの折り曲げ線A(203)の交点で互いに干渉しないので、隣接する2つの折り曲げ線B(213)の交点付近で、隣接する側版部B(211)どうしが外側に押し広げられることがない。
図18および図19に示すように、切り欠き部B(214d)および切り欠き部B(214e)は、切り欠き部B(214)の形状を変更したものである。
切り欠き部B(214d)は、第2折り曲げ線213bと第3折り曲げ線213cとの交点Pを含むように切り欠かれた主板部B(210)の四角形の領域、交点Pを含むように切り欠かれた第2側板部211bの四角形の領域、および交点Pを含むように切り欠かれた第3側板部211cの四角形の領域が連接して形成されている(第4変形例)。
そして、切り欠き部B(214e)は、第2折り曲げ線213bと第3折り曲げ線213cとの交点Pを含むように切り欠かれた主板部B(210)の三角形の領域、交点Pを含むように切り欠かれた第2側板部211bの三角形の領域、および交点Pを含むように切り欠かれた第3側板部211cの三角形の領域が連接して形成されている(第5変形例)。
図20は、切り欠き部B(214)に代えて、切り込み部B(216)を用いた第2保持部(ホルダB)21を示す図である。
第2折り曲げ線213bと第3折り曲げ線213cとの交点を一端として折り曲げ線上に形成される第1切り込み部216aと、第1切り込み部216aの他端から主板部210 側に向かって形成される第2切り込み部216bとが連接して形成されている(第6変形例)。
切り欠き部B(214)と同様に、隣接する2つの折り曲げ線B(213)の「谷折り」側215vに形成される2つの皺部215cどうしが、隣接する2つの折り曲げ線A(203)の交点で互いに干渉しないので、隣接する2つの折り曲げ線B(213)の交点付近で、隣接する側版部B(211)どうしが外側に押し広げられることがない。
以上、第2保持部(ホルダB)21のA部を引用して説明したが、上述した各変形例は、第2保持部(ホルダB)21の他の切り欠き部B(214)や、第1保持部(ホルダA)20の切り欠き部A(204)の変形例として用いることができる。
以下、本発明の別の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。実施の形態1と異なる部分を中心に説明し、共通する部分については説明を省略する。なお、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではない。
実施の形態2.
図21は、実施の形態2の包装箱の主要構成を示す展開図である。
図22は、実施の形態2の包装箱付き照明ランプの主要構成の組み立てた状態を示す断面図である。
図21に示すように、外装箱22aが、第1保持部(ホルダC)23を一体に形成している点が、実施の形態1と異なる。
図22に示すように、包囲部220の内部空間で、照明ランプ1が第1保持部(ホルダC)23と第2保持部(ホルダB)21とに挟持された状態で、トップカバー100が挿通孔C(232)によって保持され、口金12または樹脂筐体111の錘状部が挿通孔B(212)によって保持される。
図23は、実施の形態2の包装箱付き照明ランプの組立て手順を示す図である。
図23に示すように、実施の形態2における包装箱付き照明ランプ600aの組立て手順の概略は、外装箱製造工程S6、第2保持部製造工程S3、照明ランプ製造工程S4、および、照明ランプ包装工程S7の工程からなる。
すなわち、第1保持部(ホルダC)23は、独立した製造工程を備えず、外装箱22aと一体に形成され(外装箱製造工程S6)、外装箱22aと一体に形成された状態で折り曲げられる(照明ランプ包装工程S7)点が、実施の形態1と異なる。
詳しくは、外装箱断裁工程S61において、第1保持部(ホルダC)23の外形、挿通孔C(232)、および、切り欠き部C(234)が形成され、外装箱折り曲げ線形成工程S62において、折り曲げ線A(233)が形成される。
(実施の形態2の作用効果)
実施の形態2における包装箱付き照明ランプ600aは、第1保持部(ホルダC)23が外装箱22aと一体に形成されて、組立てられており、包囲部220の内部空間において、照明ランプ1は、照明ランプ1の外周面部が、第1保持部(ホルダC)23を除く外装箱22aの内面部と当接しない位置に、より安定に保持される。このため、輸送時などに包装箱付き照明ランプ600aの外部から加えられる振動や衝撃が、第1保持部(ホルダC)23および第2保持部(ホルダB)21によって緩和され、照明ランプ1に伝わる振動や衝撃をさらに抑制することができる。
また、第1保持部(ホルダC)23が外装箱22aと一体に形成されたので、包装材の利用効率が改善され、部材の輸送や管理、組み立て工程などが簡素になるので、製造コストの削減ができる。
なお、実施の形態2の変形例として、用途に応じて、蓋部221側に配設される第1保持部(ホルダC)23が外装箱22aと分離して形成されて、底部222側に配設される第2保持部(図示せず)が外装箱22aと一体に形成されてもよい。
実施の形態3.
図24は、実施の形態3の包装箱の主要構成を示す展開図である。
図25は、実施の形態3の包装箱付き照明ランプの主要構成の組み立てた状態を示す断面図である。
図24に示すように、外装箱22bが、第1保持部(ホルダC)23とともに第2保持部(ホルダD)24を一体に形成している点が、実施の形態1とさらに異なる。
図25に示すように、包囲部220の内部空間で、照明ランプ1が第1保持部(ホルダC)23と第2保持部(ホルダD)24とに挟持された状態で、トップカバー100が挿通孔C(232)によって保持され、口金12または樹脂筐体111の錘状部が挿通孔D(242)によって保持される。
図26は、実施の形態3の包装箱付き照明ランプの組立て手順を示す図である。
図26に示すように、実施の形態3における包装箱付き照明ランプ600bの組立て手順の概略は、外装箱製造工程S8、照明ランプ製造工程S4、および、照明ランプ包装工程S9の工程からなる。
すなわち、第1保持部(ホルダC)23と第2保持部(ホルダD)24とは、独立した製造工程を備えず、外装箱22bと一体に形成され(外装箱製造工程S8)、外装箱22bと一体に形成された状態で折り曲げられる(照明ランプ包装工程S9)点が、実施の形態1とさらに異なる。
詳しくは、外装箱断裁工程S81において、第1保持部(ホルダC)23の外形、挿通孔C(232)、切り欠き部C(234)、および、第2保持部(ホルダD)24の外形、挿通孔D(242)、切り欠き部D(244)が形成され、外装箱折り曲げ線形成工程S82において、折り曲げ線C(233)と折り曲げ線D(243)とが形成される。
(実施の形態3の作用効果)
実施の形態3における包装箱付き照明ランプ600bは、第1保持部(ホルダC)23と第2保持部(ホルダD)24とが外装箱22bと一体に形成されて、組立てられており、包囲部220の内部空間において、照明ランプ1は、照明ランプ1の外周面部が、第1保持部(ホルダC)23と第2保持部(ホルダD)24とを除く外装箱22bの内面部と当接しない位置に、より安定に保持される。このため、輸送時などに包装箱付き照明ランプ600bの外部から加えられる振動や衝撃が、第1保持部(ホルダC)23および第2保持部(ホルダD)24によって緩和され、照明ランプ1に伝わる振動や衝撃をさらに抑制することができる。
また、第1保持部(ホルダC)23と第2保持部(ホルダD)24とが外装箱22bと一体に形成されたので、包装材の利用効率がさらに改善され、部材の輸送や管理、組み立て工程などがさらに簡素になるので、製造コストの削減ができる。
実施の形態4.
上述した、実施の形態1乃至3に係る、包装箱付き照明ランプ600乃至600bは、照明ランプを包装箱から取り出して、照明ランプの口金部に嵌合するソケットおよび1つあるいは複数の照明ランプを収容する筐体と組み合わされて、照明装置を構成することができる。
図27は、実施の形態1乃至3に係る、包装箱付き照明ランプ600乃至600bから取り出した照明ランプ1が適用された照明装置800の主要な構成を示す断面図である。
図27に示すように、照明装置800は、照明ランプ1と、照明ランプ1を内包する器具本体770と、照明ランプ1の口金12が取り付けられるソケット760と、器具本体770内に設けられ照明ランプ1から出射される光を反射するリフレクタ780とを有する照明器具700と備える。
図27に例示する照明装置800は、天井など形成された、器具取付け部900である開口部に挿入され、器具取付け部900側から室内に光を照射する照明装置である。照明ランプ1は、このような天井取り付け型の照明装置の他に、例えば、壁に設置される照明装置や卓上に載置される照明装置などに、適用することができる。
以上、説明した包装箱付き照明ランプは、E17タイプの口金を有するミニクリプトン形LED電球によって構成された例であるが、これに限定されるものではない。すなわち、包装箱付き照明ランプは、従来から使用されているフィラメントを用いた電球や放電管(蛍光管)を用いた電球形蛍光ランプなどによって構成されても良い。
また、包装される照明ランプの大きさ、材質、質量、光源に用いられる素子なども限定されず、これらを考慮して、上述した包装箱の要素を任意に組み合せて、最適な包装箱付き照明ランプを構成することができる。
すなわち、包装箱を構成する外装箱や保持部はその典型例を示したが、包装箱の各部の形状や寸法は、包装される照明ランプの仕様や包装材の経済性を勘案して変形が可能である。
1 照明ランプ、10 カバー、100 第1カバー(トップカバー)、101 第2カバー(サイドカバー)、11 筐体、110 金属筐体、111 樹脂筐体、12 口金、2 包装箱、20 第1保持部(ホルダA)、200 主板部A、201 側板部A、202 挿通孔A、203 折り曲げ線A(折り曲げ罫線A)、204 切り欠き部A、21 第2保持部(ホルダB)、211 側板部B、212 挿通孔B、213 折り曲げ線B(折り曲げ罫線B)、214 切り欠き部B、215 折り曲げ部、215c 皺部、22 外装箱(個装箱)、220 包囲部、220f 糊しろ(グルーフラップ)、221 蓋部、222 底部、223 第1翼部(フラップA)、224 第2翼部(フラップB)、225 差し込み翼部(差し込みフラップ)、226 フック用孔形成部(ハンガー)、227 フック用孔、228 切り込み部、23 第1保持部、230 主板部C、231 側板部C、232 挿通孔C、233 折り曲げ線C(折り曲げ罫線C)、234 切り欠き部C、24 第2保持部、240 主板部D、241 側板部D、242 挿通孔D、243 折り曲げ線D(折り曲げ罫線D)、244 切り欠き部D、600 包装箱付き照明ランプ、700 照明器具、800 照明装置、900 器具取付け部。

Claims (9)

  1. 照明ランプと、
    前記照明ランプを包囲するように、前記照明ランプが収納される内部空間を形成する筒状の包囲部と、
    前記包囲部の内周面部に一部が当接する複数の折り曲げ線に囲まれた主板部と前記折り曲げ線を介して前記主板部と連接する側板部とを有し、前記主板部と前記側板部のいずれかの前記複数の折り曲げ線の交点を含む領域が切り欠かれ、
    前記折り曲げ線に沿って折り曲げられて前記包囲部の端部に配置され、
    前記内部空間に収納された前記照明ランプを保持する保持部と、
    を有する包装箱と、
    を備えたことを特徴とする包装箱付き照明ランプ。
  2. 前記照明ランプは、カバー、口金、およびこれらと接続される筐体を有し、
    前記保持部は、前記カバーを保持する第1保持部と前記口金または前記筐体を保持する第2保持部とを有し、
    前記照明ランプは、前記第1保持部および前記第2保持部に保持されて、
    前記第1保持部および前記第2保持部とともに、前記内部空間に収納されること、
    を特徴とする請求項1に記載の包装箱付き照明ランプ。
  3. 前記包装箱は、前記端部の開口部を閉塞する蓋部と底部とをさらに有し、
    前記照明ランプは、前記包囲部、前記蓋部、および前記底部の内面部から離れて保持されていること、
    を特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の包装箱付き照明ランプ。
  4. 前記保持部は、
    前記側板部が前記折り曲げ線から同一の方向に折り曲げられて、前記側板部の山折り側の面を前記内周面部に当接させて前記内部空間に収納されること、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の包装箱付き照明ランプ。
  5. 前記保持部は、
    前記主板部と前記側板部の、少なくともどちらか一方の、前記交点を含む領域が切り欠かれるとともに、
    前記交点から、切り欠かれる前記領域の周縁部まで距離は、
    前記側板部が前記折り曲げ線から同一の方向に折り曲げられて、前記側板部の谷折り側に形成される皺部の高さより大きいこと、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の包装箱付き照明ランプ。
  6. 前記包装箱は、
    前記包囲部、前記蓋部、および前記底部が連接して外装箱を形成するとともに、
    前記第1保持部および前記第2保持部は、前記外装箱と分離して形成されること、
    を特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の包装箱付き照明ランプ。
  7. 前記包装箱は、
    前記包囲部、前記蓋部、および前記底部が連接して前記外装箱を形成するとともに、
    前記第1保持部と前記第2保持部の、少なくともいずれか一方が前記外装箱と連接して形成されること、
    を特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の包装箱付き照明ランプ。
  8. 照明対象空間を照明する位置に設置され、商用電力に接続される照明器具本体と、
    前記照明器具本体に取り付けられるランプソケットと、
    前記ランプソケットに取り付けられるとともに前記照明器具本体からの商用電力が供給される、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の包装箱付き照明ランプが有する照明ランプと、を備えたこと、
    を特徴とする照明装置。
  9. 照明ランプが収納される照明ランプ用の包装箱であって、
    前記照明ランプを包囲するように、前記照明ランプが収納される内部空間を形成する筒状の包囲部と、
    前記包囲部の開口部を閉塞する蓋部および底部と、
    を有する外装箱と、
    前記包囲部の内周面部に一部が当接する複数の折り曲げ線に囲まれた主板部と前記折り曲げ線を介して前記主板部と連接する側板部とを有し、前記主板部と前記側板部のいずれかの前記複数の折り曲げ線の交点を含む領域が切り欠かれ、
    前記主板部を前記照明ランプに当接させて前記照明ランプを保持するとともに、前記折り曲げ線に沿って折り曲げられて前記照明ランプとともに前記内部空間に収納される保持部と、
    を備えたことを特徴とする照明ランプ用の包装箱。
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