JP2015067225A - ハイブリッドシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】インテグレーテッドスタータジェネレータの発電運転と力行運転との切替時における急激なトルク変動を抑制できる、ハイブリッドシステムを提供する。
【解決手段】ハイブリッドシステム1は、エンジン2を搭載した車両に適用され、ISG(インテグレーテッドスタータジェネレータ)3を走行アシストに使用するシステムである。ISG3の発電運転と力行運転との切替え過程では、ISG3の目標トルク(目標力行トルクおよび目標回生トルク)がゼロに設定されるゼロ期間が設けられる。このゼロ期間が設けられることにより、ゼロ期間中に発電運転と力行運転とが切り替わるので、ISG3の制御系の遅れに起因する制御上の不具合の発生を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ISG(integrated starter generator:インテグレーテッドスタータジェネレータ)を走行アシストに使用するハイブリッドシステムに関する。
エンジンを搭載した車両において、エンジンを始動させるためのスタータ機能(モータ機能)と動力を電力に回生するジェネレータ機能(オルタネータ機能)とを併有したISGを搭載することが提案されている。エンジンの始動時には、ISGがモータとして使用され、ISGの動力がエンジンの出力軸に伝達されることにより、エンジンのクランキングが行われる。また、ISGがオルタネータとして使用されるときには、動力がISGに伝達されて、ISGにより動力が電力に回生され、ISGから出力される電力が補機やバッテリに供給される。
また、比較的簡易かつ低コストのハイブリッドシステムとして、ISGを走行アシストに使用するハイブリッドシステムの開発が進められている。
特開2004−124815号公報 特開2011−507745号公報
かかるハイブリッドシステムでは、車両の走行中に、ISGの制御がISGを発電運転(回生運転)させるための発電制御とISGを力行運転させるための力行制御とに切り替えられる。ISGの発電制御では、ISGを一定電圧で発電させるために、エンジン回転数や負荷に応じて界磁電流が制御される。一方、ISGの力行制御では、ISGの出力電流が目標電流となるように、ISGの回転子の位置に応じたベクトル制御が行われる。
ところが、発電運転と力行運転との切り替わりには、ISGの制御の切替えに対して、ISGの界磁コイルのインダクタンスなどにより決まる時定数に応じた遅れが生じる。この遅れ時間が考慮されずに、ISGの制御が実行されると、遅れ時間中に発電運転と力行運転との切替えの要求が生じた場合に、制御不能な状態に陥り、発電運転と力行運転との切替えがスムーズに行われないおそれがある。発電運転と力行運転との切替えがスムーズに行われないと、急激なトルク変動が生じ、ISGの動力を伝達するためのベルトなどの寿命の低下や車両の乗り心地の悪化を招く。
本発明の目的は、インテグレーテッドスタータジェネレータの発電運転と力行運転との切替時における急激なトルク変動を抑制できる、ハイブリッドシステムを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るハイブリッドシステムは、内燃機関およびインテグレーテッドスタータジェネレータを搭載する車両に適用され、インテグレーテッドスタータジェネレータを走行アシストに使用するハイブリッドシステムであって、内燃機関の出力軸とインテグレーテッドスタータジェネレータの回転軸との間で動力を伝達する動力伝達機構と、インテグレーテッドスタータジェネレータを制御する制御手段とを含み、制御手段は、インテグレーテッドスタータジェネレータの発電運転と力行運転との切替え過程において、インテグレーテッドスタータジェネレータの目標トルクをゼロに設定する期間を設ける。
この構成によれば、内燃機関の始動時には、インテグレーテッドスタータジェネレータを力行運転させ、インテグレーテッドスタータジェネレータのトルクを内燃機関の出力軸に伝達することにより、内燃機関のクランキングを行うことができる。また、インテグレーテッドスタータジェネレータを発電運転させることにより、動力を電力に回生することができる。さらに、車両の走行中に、インテグレーテッドスタータジェネレータを力行運転させて、インテグレーテッドスタータジェネレータのトルクを内燃機関の出力軸に伝達することにより、走行をアシストすることができる。走行アシストにより、燃費の向上および走行性能の向上を図ることができる。
そして、インテグレーテッドスタータジェネレータの発電運転と力行運転との切替え過程では、インテグレーテッドスタータジェネレータの目標トルクがゼロに設定されるゼロ期間が設けられる。このゼロ期間が設けられることにより、ゼロ期間中に発電運転と力行運転とが切り替わるので、インテグレーテッドスタータジェネレータの制御系の遅れに起因する制御上の不具合の発生を抑制できる。よって、インテグレーテッドスタータジェネレータの発電運転と力行運転とをスムーズに切り替えることができ、急激なトルク変動を抑制することができる。その結果、動力伝達機構の寿命の低下や車両の乗り心地の悪化を抑制することができる。
インテグレーテッドスタータジェネレータの急激なトルク変動が抑えられるので、動力伝達機構がベルトまたはチェーンを含む構成である場合には、ベルトがプーリから外れることを防止できる。また、ベルトおよびチェーンの強度を下げることができ、コストの低減を図ることができる。動力伝達機構がギヤトレインを含む構成である場合には、ギヤの歯打ち音を低減することができる。また、ギヤの強度を下げることができ、コストの低減を図ることができる。
また、インテグレーテッドスタータジェネレータのトルクの急変が抑えられるので、動力伝達機構がベルトおよび振り子式ベルトテンショナを含む構成である場合、インテグレーテッドスタータジェネレータの発電運転と力行運転との切替時に、振り子式ベルトテンショナが大きく動くことを抑制できる。そのため、振り子式ベルトテンショナが振り子式ベルトテンショナの変位を制限するためのストッパに強く衝突することを防止できる。その結果、その衝突により発生する騒音や振動を低減することができ、振り子式ベルトテンショナの劣化を抑制することができる。また、振り子式ベルトテンショナが大きく動くことによるベルト外れを防止できる。さらに、振り子式ベルトテンショナの採用により、ベルトのテンションを適正に保つことができるので、ベルトのテンションを低くすることができる。その結果、インテグレーテッドスタータジェネレータによる引き摺り損失を低減することができ、燃費を向上させることができる。
インテグレーテッドスタータジェネレータの発電運転と力行運転との切替え過程において、インテグレーテッドスタータジェネレータのトルクがゼロに近づくにつれてその変化速度が徐々に小さくなり、および/または、インテグレーテッドスタータジェネレータのトルクがゼロから離れるにつれてその変化速度が徐々に大きくなるように、インテグレーテッドスタータジェネレータの目標トルクが設定されることが好ましい。
これにより、インテグレーテッドスタータジェネレータのトルクがゼロになるゼロ期間への移行時および/またはゼロ期間からの移行時に、インテグレーテッドスタータジェネレータのトルクを一層スムーズかつ緩やかに変動させることができる。その結果、動力伝達機構の寿命の低下の抑制や車両の乗り心地の悪化の抑制などの効果をより良好に発揮することができる。
本発明によれば、インテグレーテッドスタータジェネレータを走行アシストに使用することによる燃費および走行性能の向上を図ることができながら、インテグレーテッドスタータジェネレータの発電運転と力行運転との切替え時における急激なトルク変動を抑制できる。
本発明の一実施形態に係るハイブリッドシステムの構成を図解的に示す図である。 振り子式ベルトテンショナの機能を説明するための図である。 車両の走行中に実行される処理の流れを示すフローチャートである。 エンジンの出力トルクとISGの出力トルクとの時間変化の一例を示すグラフである。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るハイブリッドシステム1の構成を図解的に示す図である。
ハイブリッドシステム1は、エンジン2を搭載した車両に適用され、ISG(integrated
starter generator:インテグレーテッドスタータジェネレータ)3を走行アシストに使用するシステムである。
ISG3は、電力の供給により動力を発生するモータ機能と動力を電力に回生するジェネレータ機能とを併有している。ISG3は、回転軸(以下、「ISG回転軸」という。)31がエンジン2の出力軸(以下、「E/G出力軸」という。)21と平行をなすように設けられている。E/G出力軸21およびISG回転軸31には、それぞれクランクプーリ4およびISGプーリ5が保持されている。クランクプーリ4およびISGプーリ5には、ベルト6が巻き掛けられている。
ISG3には、インバータ(INV)7が接続されている。インバータ7には、車両に搭載されたバッテリ(BATT)8が接続されている。ISG3がモータとして運転(力行運転)されるときには、バッテリ8からインバータ7に直流電力が供給され、その直流電力がインバータ7で交流電力に変換されて、交流電力がインバータ7からISG3に供給される。一方、ISG3がジェネレータ(発電機)として運転(発電運転)されるときには、ISG3から交流電力が出力され、その交流電力がインバータ7で直流電力に変換され、インバータ7から出力される直流電力でバッテリ8が充電される。
ベルト6のテンションを調整するために、振り子式ベルトテンショナ9が設けられている。振り子式ベルトテンショナ9は、たとえば、図2に示されるように、ISGプーリ5と同一の回転軸線を中心に揺動可能に設けられ、ベルト6におけるクランクプーリ4およびISGプーリ5の一方側を延びる一方側部分61および他方側を延びる他方側部分62をベルト6の外側から押圧している。
クランクプーリ4およびISGプーリ5の回転状態の変動により、ベルト6の一方側部分61または他方側部分62のテンションが変動する。一方側部分61のテンションが高くなると、振り子式ベルトテンショナ9が回動して、振り子式ベルトテンショナ9による一方側部分61の押圧力が下がり、振り子式ベルトテンショナ9による他方側部分62の押圧力が上がることにより、一方側部分61のテンションが低くなり、他方側部分62のテンションが高くなる。また、他方側部分62のテンションが高くなると、振り子式ベルトテンショナ9が回動して、振り子式ベルトテンショナ9による他方側部分62の押圧力が下がり、振り子式ベルトテンショナ9による一方側部分61の押圧力が上がることにより、他方側部分62のテンションが低くなり、一方側部分61のテンションが高くなる。これにより、ベルト6の一方側部分61および他方側部分62のテンションが適正に保たれる。よって、振り子式ベルトテンショナ9が設けられていない構成と比較して、ベルト6のテンションを低く設定しても、クランクプーリ4とISGプーリ5との間で動力を良好に伝達することができる。
また、ハイブリッドシステム1は、CPUおよびメモリを含む構成のECU(電子制御ユニット)10を備えている。ECU10には、車両に設けられた各種センサが接続されており、各種センサの検出信号が入力される。各種センサには、車速を検出する車速センサ、エンジン2の回転数を検出するエンジン回転数センサ、ISG3の回転子の位置(モータ角度)を検出する回転位置センサ、バッテリ8に入出力される電流を検出する電流センサなどが含まれる。ECU10は、各種センサから入力される検出信号に基づいて、エンジン2およびISG3(インバータ7)を制御する。
エンジン2の始動の際には、ISG3がエンジン2のスタータとして使用すべく、ECU10により、ISG3を力行運転させるための力行制御が実行される。力行制御では、ECU10により、ISG3の目標力行トルク(力行トルクの目標値)が設定される。このとき、ISG3からエンジン2のクランキングに必要な動力が目標力行トルクに設定される。そして、目標力行トルクおよびISG3の回転子の位置に基づいて、目標力行トルクに応じた目標電流値が設定され、目標電流値に基づいて、インバータ7が制御される。これにより、インバータ7からISG3に目標電流値の電流が供給され、ISG3から目標力行トルクに一致する力行トルクが発生する。そして、その力行トルクがE/G出力軸21に伝達されることにより、エンジン2のクランキングが行われ、クランキングを経て、エンジン2が始動する。
図3は、車両の走行中に実行される処理の流れを示すフローチャートである。図4は、E/Gトルク(エンジン2のトルク)およびISGトルク(ISG3のトルク)の時間変化の一例を示すグラフである。
車両の走行中、ECU10により、図3に示される処理が繰り返し実行される。
図3に示される処理では、まず、バッテリ8の充電率を表すSOC(State Of
Charge)が所定値以上であるか否かが判定される(ステップS1)。
SOCが所定値以上である場合(ステップS1のYES)、次に、車速が所定値以上であるか否かが判定される(ステップS2)。また、車両にオートマチックトランスミッションが搭載されている場合には、トルクコンバータのロックアップクラッチが継合したロックアップ状態であるか否かが判定される(ステップS2)。
なお、以下の説明では、車両にオートマチックトランスミッションが搭載されているものとする。
車速が所定値以上であり、ロックアップ状態である場合(ステップS2のYES)、つづいて、エンジン2の回転数がISG3の力行運転を高効率で行うことができる範囲(高効率力行領域)内であるか否かが判定される(ステップS3)。
エンジン2の回転数が高効率力行領域内である場合(ステップS3のYES)、E/GトルクとISG3の力行トルクとの協調制御中であるか否かが判定される(ステップS4)。
協調制御では、E/GトルクとISG3の力行トルクとの和がアクセルペダルの操作量および操作速度などに応じて設定される要求トルク(車両の走行に必要なトルク)と一致するように、E/GトルクおよびISG3の力行トルクが設定される。そして、ECU10により、その設定されたE/Gトルクをエンジン2の目標トルクとして、エンジン2が制御されるとともに、その設定された力行トルクをISG3の目標力行トルクとして、ISG3(インバータ7)が力行制御される。
協調制御中であれば(ステップS4のYES)、協調制御の継続が決定され(ステップS5)、E/GトルクにISG3の力行トルクが加えられることによる走行アシストが継続される。その後、図3に示される処理が終了される。
一方、E/GトルクとISGトルクとの協調制御中でない場合には(ステップS5のNO)、協調制御を開始するため協調制御開始処理が実行されて(ステップS6)、図3に示される処理が終了される。
E/GトルクとISGトルクとの協調制御が開始される前は、ISG3が発電運転されている。ISG3を発電運転させるための発電制御では、ECU10により、車速などに基づいて、ISG3の目標回生トルク(回生トルクの目標値)が設定される。そして、目標回生トルクにISG3の回転子(ISG回転軸31)の回転数(回転角速度)が乗じられ、その乗算値が一定電圧で除されることにより、目標電流値が設定され、目標電流値に基づいて、インバータ7が制御される。これにより、インバータ7からISG3に目標電流値の電流が供給され、ISG3から目標回生トルクに一致する回生トルク(負のトルク)が発生するとともに、ISG3から一定電圧が出力される。
協調制御開始処理では、ECU10により、ISG3の発電制御が続けられながら、図4に示されるように、ISG3の目標回生トルクがゼロに向けて下げられる。このとき、目標回生トルクがゼロに近づくにつれて、その変化速度が小さくなるように、目標回生トルクが設定される。また、目標回生トルクの低下に伴い、エンジン2の目標トルクが下げられる。
そして、ISG3の目標回生トルクがゼロまで低下すると、所定のゼロ期間、目標力行トルクおよび目標回生トルクがゼロに維持される。ゼロ期間は、ISG3の界磁コイルのインダクタンスなどにより決まる時定数(ISG3の制御系の時定数)に応じた時間に設定される。また、ゼロ期間では、目標回生トルクがゼロで一定に維持されるので、エンジン2の目標トルクが一定に維持される。
ゼロ期間が終了すると、ECU10により、ISGの力行制御が開始される。力行制御の開始時は、ISG3の目標力行トルクがゼロから徐々に上げられる。このとき、目標力行トルクがゼロから上昇するにつれて、その変化速度が大きくなるように、目標力行トルクが設定される。また、目標力行トルクの上昇に伴い、エンジン2の目標トルクが徐々に下げられる。
その後、ISG3の目標力行トルクが所定トルクに近づくと、目標力行トルクが所定トルクに近づくにつれて、その変化速度が小さくなるように、目標回生トルクが設定される。また、目標力行トルクの上昇に伴い、エンジン2の目標トルクが徐々に下げられる。
そして、ISG3の目標力行トルクが所定トルクまで上昇すると、目標回生トルクがその所定トルクに固定される。また、目標回生トルクが固定の所定トルクに維持されるので、要求トルクが一定であれば、エンジン2の目標トルクが一定に維持される。
SOCが所定値未満である場合(ステップS1のNO)、車速が所定値未満である場合(ステップS2のNO)、ロックアップ状態でない場合(ステップS2のNO)またはエンジン2の回転数が高効率力行領域内でない場合(ステップS3のNO)にも、E/GトルクとISGトルクとの協調制御中であるか否かが判定される(ステップS7)。
協調制御中であれば(ステップS7のYES)、協調制御を終了させるための協調制御終了処理が実行されて(ステップS8)、図3に示される処理が終了される。
協調制御終了処理では、ECU10により、ISG3の力行制御が続けられながら、図4に示されるように、ISG3の目標力行トルクが所定トルクからゼロに向けて徐々に下げられる。このとき、目標力行トルクが所定トルクから低下するにつれて、その変化速度が大きくなるように、目標力行トルクが設定される。また、目標トルクの低下に伴い、エンジン2の目標トルクが上げられる。
その後、ISG3の目標力行トルクがゼロに近づくと、目標力行トルクがゼロに近づくにつれて、その変化速度が小さくなるように、目標力行トルクが設定される。また、目標力行トルクの低下に伴い、エンジン2の目標トルクが上げられる。
そして、ISG3の目標力行トルクがゼロまで低下すると、所定のゼロ期間、目標力行トルクおよび目標回生トルクがゼロに維持される。また、ゼロ期間では、目標力行トルクがゼロで一定に維持されるので、エンジン2の目標トルクが一定に維持される。
ゼロ期間が終了すると、ECU10により、ISG3の発電制御が開始される。発電制御の開始時は、ISG3の目標回生トルクがゼロから徐々に上げられる。このとき、目標回生トルクがゼロから上昇するにつれて、その変化速度が大きくなるように、目標回生トルクが設定される。また、目標回生トルクの上昇に伴い、エンジン2の目標トルクが上げられる。
その後、ISG3の目標回生トルクが所定トルクに近づくと、目標回生トルクが所定トルクに近づくにつれて、その変化速度が小さくなるように、目標回生トルクが設定される。また、目標回生トルクの上昇に伴い、エンジン2の目標トルクが上げられる。
そして、ISG3の目標回生トルクが所定トルクまで上昇すると、目標回生トルクがその所定トルクに固定される。また、目標回生トルクが固定の所定トルクに維持されるので、要求トルクが一定であれば、エンジン2の目標トルクが一定に維持される。
E/GトルクとISGトルクとの協調制御中でない場合には(ステップS7のNO)、ISG3が発電運転されており、その発電運転のための発電制御が続けられ(ステップS9)、図3に示される処理が終了される。
以上のように、エンジン2の始動時には、ISG3を力行運転させ、ISG3のトルクをE/G出力軸21に伝達することにより、エンジン2のクランキングを行うことができる。また、ISG3を発電運転させることにより、動力を電力に回生することができる。さらに、車両の走行中に、ISG3を力行運転させて、ISG3のトルクをE/G出力軸21に伝達することにより、走行をアシストすることができる。走行アシストにより、燃費の向上および走行性能の向上を図ることができる。
そして、ISG3の発電運転と力行運転との切替え過程では、ISG3の目標トルク(目標力行トルクおよび目標回生トルク)がゼロに設定されるゼロ期間が設けられる。このゼロ期間が設けられることにより、ゼロ期間中に発電運転と力行運転とが切り替わるので、ISG3の制御系の遅れに起因する制御上の不具合の発生を抑制できる。よって、ISG3の発電運転と力行運転とをスムーズに切り替えることができ、急激なトルク変動を抑制することができる。その結果、クランクプーリ4、ISGプーリ5およびベルト6を含む動力伝達機構の寿命の低下や車両の乗り心地の悪化を抑制することができる。
ISGトルクの急変が抑えられるので、ベルト6がクランクプーリ4およびISGプーリ5から外れたり、ベルト6が劣化したりすることを防止できる。そのため、ベルト6の強度を下げることができ、コストの低減を図ることができる。
また、ISGトルクの零付近での急変が抑えられるので、ISG3発電運転と力行運転とが切り換えられるときに、振り子式ベルトテンショナ9が大きく動くことを抑制できる。そのため、振り子式ベルトテンショナ9が振り子式ベルトテンショナ9の変位を制限するためのストッパ(図示せず)に強く衝突することを防止できる。その結果、その衝突により発生する騒音や振動を低減することができ、振り子式ベルトテンショナ9の劣化を抑制することができる。また、振り子式ベルトテンショナ9が大きく動くことによるベルト6の外れを防止できる。さらに、振り子式ベルトテンショナ9の採用により、ベルト6のテンションを適正に保つことができるので、ベルト6のテンションを低くすることができる。その結果、ISG3による引き摺り損失を低減することができ、燃費を向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、E/G出力軸21とISG回転軸31との間で動力を伝達する機構の一例として、クランクプーリ4、ISGプーリ5およびベルト6を含むベルト伝達機構を取り上げたが、ベルト6に代えて、チェーンが採用されてもよい。また、E/G出力軸21とISG回転軸31との間で動力を伝達する機構として、ギヤトレインからなるギヤ伝達機構が採用されてもよい。
また、車両のアクセルペダルの操作速度が所定速度以下のときには、その操作速度が遅いほど、ISG3の目標トルクを所定トルクからゼロまで変更するために費やされる時間および目標トルクをゼロから所定トルクまで変更するために費やされる時間が長くされてもよい。これにより、ISGトルク(力行トルクおよび回生トルク)をアクセルペダルの操作に応じた速度で変動させることができ、トルク変動による乗り心地の悪化を一層抑制できる。また、アクセルペダルの操作速度が所定速度を超えるときには、ISG3の目標トルクを所定トルクからゼロまで変更するために費やされる時間および目標トルクをゼロから所定トルクまで変更するために費やされる時間が一定時間に固定されるとよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 ハイブリッドシステム
2 エンジン(内燃機関)
3 ISG
4 クランクプーリ(動力伝達機構)
5 ISGプーリ(動力伝達機構)
6 ベルト(動力伝達機構)
10 ECU(制御手段)
21 E/G出力軸(内燃機関の出力軸)
31 ISG回転軸(インテグレーテッドスタータジェネレータの回転軸)

Claims (2)

  1. 内燃機関およびインテグレーテッドスタータジェネレータを搭載する車両に適用され、前記インテグレーテッドスタータジェネレータを走行アシストに使用するハイブリッドシステムであって、
    前記内燃機関の出力軸と前記インテグレーテッドスタータジェネレータの回転軸との間で動力を伝達する動力伝達機構と、
    前記インテグレーテッドスタータジェネレータを制御する制御手段とを含み、
    前記制御手段は、前記インテグレーテッドスタータジェネレータの発電運転と力行運転との切替え過程において、前記インテグレーテッドスタータジェネレータの目標トルクをゼロに設定するゼロ期間を設ける、ハイブリッドシステム。
  2. 前記制御手段は、前記インテグレーテッドスタータジェネレータの発電運転と力行運転との切替え過程において、前記インテグレーテッドスタータジェネレータのトルクがゼロに近づくにつれてその変化速度が徐々に小さくなり、および/または、前記インテグレーテッドスタータジェネレータのトルクがゼロから離れるにつれてその変化速度が徐々に大きくなるように、前記インテグレーテッドスタータジェネレータの目標トルクを設定する、請求項1に記載のハイブリッドシステム。
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