JP2015067070A - ワイヤハーネスの組付け方法、及び、組付け構造 - Google Patents

ワイヤハーネスの組付け方法、及び、組付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、ワイヤハーネスの組付け方法、及び、組付け構造を提供することにある。【解決手段】ワイヤハーネス3に保護部材4を組み付けるワイヤハーネスの組付け方法であって、保護部材が、加圧されることで圧縮され、加圧を解除することで復元するように内部に気相を含んで構成された第1シート4Aと、第1シートに対向して設けられる第2シート4Bと、第1シートと第2シートとの間に設けられ、加熱により接着力を発揮する接着層4Cと、を備え、第1シートと第2シートとの間に接着層を設ける接着層設置工程と、接着層と、第1シート又は第2シートと、の間にワイヤハーネスを挟むワイヤハーネス設置工程と、第1シートを挟んで第2シートの反対側から、第1シートを加圧して圧縮しつつ接着層を加熱する加圧及び加熱工程と、を順次行う。【選択図】図5

Description

本発明は、ワイヤハーネスに保護部材を組み付けるワイヤハーネスの組付け方法、及び、組付け構造に関する。
移動体としての自動車には、多種多様な電子機器が搭載されている。この電子機器に電力や制御信号などを伝えるためにワイヤハーネスが用いられる。このワイヤハーネスを車両用ドアを構成するドアトリムに組み付ける構造として、車両用ドア102を構成するドアパネル(図示しない)とドアトリム102Bとの間に保持される保持パネル104にワイヤハーネス103を取り付け、この保持パネル104をドアパネルに取り付けることで、ワイヤハーネス103をドアトリム102Bに組み付ける構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、従来の車両用ドアを構成するワイヤハーネスが取り付けられた状態の保持パネルの斜視図である。保持パネル104は、防音シート104Aと、吸音材104Bとを備えている。そして、防音シート104Aの表面に接着剤(図示しない)を塗付しておき、防音シート104Aと吸音材104Bとの間にワイヤハーネス103を挟み、加熱プレスPRにより接着剤を加熱することにより、接着剤を溶融する。これと同時に、防音シート104Aがワイヤハーネス103を介して吸音材104Bに押圧されて、防音シート104Aと吸音材104Bとが接合される。こうして、防音シート104Aと吸音材104Bとが接合され、保持パネル104が製造されて、保持パネル104がワイヤハーネス103に一体に取り付けられる。
しかしながら、特許文献1に開示された方法で、保持パネル104をワイヤハーネス103に取り付ける場合には、加熱プレスPR(以下、「熱源」と記す)が、防音シート104Aを介して接着剤を加熱していたから、熱源からの熱が、接着剤に伝わり難かった。このため、接着剤を溶融するための加熱時間が長時間化し、電力量が増加する問題があった。
そこで、防音シート104Aと接着剤との間に熱源を設けて、直接、接着剤を加熱して、接着剤が溶融した後、熱源を移動させる。この後、プレス機を用いて、防音シート104Aを、ワイヤハーネス103を介して吸音材104Bに押圧する方法を試みていたが、加熱する工程と、加圧する工程を別々に行うために、作業工程数が増加する問題があった。また、設備が大規模になり、コストがかかる問題があった。
特開2006−256566号公報
本発明の目的は、組立作業性の向上を図ったワイヤハーネスの組付け方法、及び、組付け構造を提供することにある。
請求項1に記載の本発明は、ワイヤハーネスに保護部材を組み付けるワイヤハーネスの組付け方法であって、前記保護部材が、加圧されることで圧縮され、加圧を解除することで復元するように内部に気相を含んで構成された第1シートと、前記第1シートに対向して設けられる第2シートと、前記第1シートと前記第2シートとの間に設けられ、加熱により粘着力を生じる接着層と、を備え、前記第1シートと前記第2シートとの間に前記接着層を設ける接着層設置工程と、前記接着層と、前記第1シート又は前記第2シートと、の間に前記ワイヤハーネスを挟むワイヤハーネス設置工程と、前記第1シートを挟んで前記第2シートの反対側から、前記第1シートを加圧して圧縮しつつ前記接着層を加熱する加圧及び加熱工程と、を順次行うことを特徴とするワイヤハーネスの組付け方法である。
請求項2記載の本発明は、請求項1記載のワイヤハーネスの組付け方法を用いて製造されたことを特徴とするワイヤハーネスの組付け構造である。
請求項3記載の本発明は、請求項2記載の本発明において、前記第1シートが、発泡体、又は、不織布から構成されていることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1又は請求項2記載の本発明において、前記第2シートが、発泡体、又は、中実なシート材から構成されている特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、第1シートが、加圧されることで圧縮され、加圧を解除することで復元するように内部に気相を含んで構成されているから、第1シートが加圧されることで、第1シートが圧縮され、第1シートの圧縮方向の寸法が小さくされるから、熱源から接着層までの距離が縮まることとなり、よって、熱源からの熱を接着層に伝わり易くできる。これにより、加熱時間や、加圧時間を短縮することができる。よって、作業時間の短時間化、及び、電力量を低減することにより、組立作業性の向上を図ったワイヤハーネスの組付け方法を提供することができる。
また、加圧及び加熱工程において、加圧及び加熱を同時に行うことができるから、加熱する工程と加圧する工程とを別々で行う場合よりも、作業工程数を低減することができるとともに、設備を小規模にすることができ、コストを低減することができる。
さらに、熱源が、第1シートと接着層との間に設けられた場合よりも、第2シートが熱源から離間されることとなり、よって、ワイヤハーネスの保護部材への組付け時における第2シートの熱による劣化を低減させることができる。
請求項2記載の本発明によれば、請求項1記載のワイヤハーネスの組付け方法を用いて製造されたワイヤハーネスの組付け構造を提供することができる。
請求項3記載の本発明によれば、第1シートが、発泡体、又は、不織布から構成されている。例えば、保護部材が被取付部材に取り付けられる場合において、第1シートが発泡体から構成されている場合には、被取付部材への追従性を高めることができ、被取付部材への組付け作業性の向上を図ることができる。第1シートが不織布から構成された場合には、不織布により、保護部材自体の剛性を高めることができ、外装材効果を生じさせるから、ワイヤハーネスを確実に保護することができる。
請求項4記載の本発明によれば、第2シートが、発泡体、又は、中実なシート材から構成されている。例えば、保護部材が被取付部材に取り付けられる場合において、第2シートが発泡体から構成されている場合には、被取付部材への追従性を高めることができ、被取付部材への組付け作業性の向上を図ることができる。第2シートが中実なシート材から構成された場合には、シート材により、保護部材自体の剛性を高めることができ、外装材効果を生じさせるから、ワイヤハーネスを確実に保護することができる。また、シート材により防水性の向上を図ることができる。
本発明の一実施の形態にかかるワイヤハーネス保護体を備えた車両用ドアを示す斜視図である。 図1に示された車両用ドアの断面図である。 図1に示されたワイヤハーネス保護体を示す分解斜視図である。 ワイヤハーネス保護体を製造する様子を模式的に示す斜視図である。 ワイヤハーネス保護体を製造する様子を模式的に示す平面図であり(A)は、第1シートと第2シートと、の間にワイヤハーネスを設置した状態を示す図であり、(B)は、第1シートを圧縮しつつ接着層を加熱した状態を示す図であり、(C)は、第1シートへの圧縮が解除されて第1シートが復元した状態を示す図である。 図3に示されたワイヤハーネス保護体をドアトリムに組み付ける様子を示す斜視図である。 従来の車両用ドアの分解斜視図である。
本発明の一実施の形態にかかるワイヤハーネス保護体(ワイヤハーネスの組付け構造)を、図1〜図6を参照して説明する。ワイヤハーネス保護体1は、ワイヤハーネス3に保護部材4を一体的に組み付けたものである。このワイヤハーネス保護体1は、図1、図2にも示すように、車両用ドア2を構成する車両外装部材である金属製のドアパネル2Aと、該ドアパネル2Aと対向する車内内装部品である合成樹脂製のドアトリム2Bと、の間に組み付けられて、車室内への防音性や断熱性を発揮するものである。このドアパネル2Aには、内側にウインドウガラスGが位置するウインドウ枠Sが設けられている。
ワイヤハーネス保護体1は、図2に示すように、ワイヤハーネス3と、このワイヤハーネス3に一体的に組み付けられた保護部材4と、を備えている。ワイヤハーネス3は、互いに平行な複数の芯線31と、各芯線31を被覆する絶縁性の被覆部32と、互いに隣り合う被覆部32を連結する絶縁性の連結部33と、を備えている。ワイヤハーネス3は、その幅寸法(複数の芯線31が並ぶ方向の寸法)が、厚さ寸法よりも大きく形成された帯板状に形成されている。なお、本実施形態では、ワイヤハーネス3の厚さ方向を、図3、図4、図6中の矢印Yで示す。
ワイヤハーネス3は、図3に示すように、ドアパネル2Aとドアトリム2Bとの間に設けられて、その厚さ方向(矢印Y方向)が、ドアパネル2Aとドアトリム2Bとの対向方向に沿うように配置されている。芯線31は複数の素線が撚られて構成されている。被覆部32と連結部33とは、合成樹脂から構成されて互いに一体に成形されている。各ワイヤハーネス3の両端部にはそれぞれにコネクタ34が取り付けられている。一方のコネクタ34は電源側の回路に接続され、他方のコネクタ34は負荷側の回路に接続されている。このワイヤハーネス3は、その中間部(コネクタ34以外の部分)が保護部材4の内部に保持され、コネクタ34が保護部材4の外部に露出した状態で、ドアパネル2Aとドアトリム2Bとの間に設けられている。
保護部材4は、加圧されることで圧縮され、加圧を解除することで復元するように内部に気相を含んで構成された第1シート4Aと、この第1シート4Aに対向して設けられる第2シート4Bと、第2シート4Bの第1シート4A側の表面に塗布された熱可塑性樹脂から構成された接着剤から成る接着層4Cと、を備えて構成されている。
第1シート4Aと第2シート4Bとは、その平面視が略同一形状に形成されている。接着層4Cは、第2シート4Bの第1シート4A側の面に一体に設けられている。第1シート4Aと第2シート4Bの接着層4Cが設けられた側の面と、の間には、ワイヤハーネス3が設けられ、この状態で、接着層4Cにより、第1、第2シート4A、4Bが接着されることで、第1、第2シート4A、4B、即ち保護部材4が、ワイヤハーネス3に、一体に組み付けられている。
第1シート4Aは、弾性を有する熱硬化性の連続気泡発泡体(例えば、ウレタンフォーム等)から構成されている。第2シート4Bは、熱可塑性の独立気泡発泡体(例えば、ポリエチレン、ポリプロレン、ポリスチレン、エラストマー等)から構成されている。接着層4Cは、加熱することで溶融されて、再び常温に戻され硬化されて第2シート4Bに一体に設けられている。
このような保護部材4は、所定の発泡率で発泡された第1、第2シート4A、4B(発泡体)を有して構成されているから、所定の周波数帯域の音を遮断(遮音)するとともに、断熱性を有する。よって、ドアトリム2Bとドアパネル2Aとの間に設けられて、車室内への防音性や断熱性を発揮する。
次に、ワイヤハーネス保護体1を製造する手順について、図4、図5を参照して説明する。まず、第2シート4Bの上面(第1シート4A側の面)に、接着層4Cを第2シート4Bと一体に設けておく。
図4(A)に示すように、第2シート4Bを、その接着層4Cが設けられた側の面が、図4中の紙面方向の上方側を向くように、プレス台(図示しない)に配置する。次に、第2シート4Bの接着層4Cが設けられた側の面上に、ワイヤハーネス3を配置する。この際、ワイヤハーネス3は、配索形状に形作られた状態で設けられ、コネクタは、第2シート4Bから、その平面視における面方向外側に露出して設けられている。この後、第1シート4Aを、第2シート4Bに対向するように近付け、第2シート4Bの上方側に重ねて配置する。こうして、ワイヤハーネス3が、第1シート4Aと第2シート4Bの接着層4Cが設けられた側の面との間に挟まれた状態で配置される。
そして、図4(B)に示すように、プレス部(図示しない)をプレス台(図示しない)に近付けて、第1、第2シート4A、4B及び、これらの間のワイヤハーネス3と、を加圧Fする。すると、プレス部とプレス台との間で、第1シート4Aが矢印Y方向に圧縮される。この状態で、プレス部を発熱させる。第1シート4Aを介して、接着層4Cが加熱される。接着層4Cが、溶融して粘着力を生じる。この後、プレス部をプレス台から離隔する。図4(C)に示すように、第1シート4Aが圧縮される前の状態に復元される。接着層4Cが常温に戻って、第1、第2シート4A、4Bが、ワイヤハーネス3を互いの間に挟んだ状態で接着される。こうして、ワイヤハーネス保護体1が完成する。
このように製造されたワイヤハーネス保護体1を、図6に示すように、その第1シート4A側をドアトリム2B側、第2シート4B側をドアパネル2A側となるように、ドアトリム2Bとドアパネル2Aとの間に、ワイヤハーネス保護体1を組み付ける。これにより、ドアトリム2Bとドアパネル2Aとの間に、保護部材4が設けられていることとなり、保護部材4は、所定の発泡率で発泡された第1、第2シート4A、4B(発泡体)を有して構成されているから、車室内への防音性や断熱性を発揮することができる。
上述した実施形態によれば、第1シート4Aが、加圧されることで圧縮され、加圧を解除することで復元するように内部に気相を含んで構成されているから、第1シート4Aが加圧されることで、第1シート4Aが圧縮され、第1シート4Aの圧縮方向(矢印Y方向)の寸法が小さくされ、プレス部から接着層4Cまでの距離が縮まることとなり、よって、プレス部からの熱を接着層4Cに伝わり易くできる。これにより、加熱時間や、加圧時間を短縮することができる。よって、作業時間の短時間化、及び、電力量を低減することにより、組立作業性の向上を図ることができる。
さらに、プレス部(熱源)が、第1シート4Aと接着層4Cとの間に設けられた場合よりも、第2シート4Bがプレス部から離間されることとなり、よって、ワイヤハーネス保護体1の製造時における第2シート4Bの熱による劣化を低減させることができる。
上述した実施形態では、接着層4Cは、第2シート4Bと一体に設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。接着層4Cは、第1シート4Aの第2シート4B側の面に設けられて該第1シート4Aと一体に設けられていてもよい。また、接着層4Cは、シート状に設けられ、かつ、第1、第2シート4A、4Bと別体に設けられていて、第1シート4Aとワイヤハーネス3との間、又は、第2シート4Bとワイヤハーネス3との間に設けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、第1シート4Aは、熱硬化性の連続気泡発泡体から構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。第1シート4Aは、熱可塑性の発泡体から構成されていてもよく、独立気泡発泡体から構成されていてもよい。即ち、第1シート4Aは、加圧されることで圧縮され、加圧を解除することで復元するように内部に気相を含んで構成されていればよい。また、第2シート4Bは、熱可塑性の独立気泡発泡体から構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。第2シート4Bは、熱硬化性の発泡体から構成されていてもよく、連続気泡発泡体から構成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、第1シート4Aとして発泡体が用いられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。第1シート4Aは、不織布から構成されていてもよい。不織布は、ポリプロピレン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、又は、ポリエステル系繊維から構成されている。不織布として用いられる材質や構成は、要求される遮音、断熱性能などの各種の設計条件に応じて適宜変更することができる。また、上述した実施形態では、第2シート4Bとして発泡体が用いられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。第2シート4Bは、中実なシート材から構成されていてもよく、不織布から構成されていてもよい。シート材は、耐摩耗性が高く、ワイヤハーネス3の外装機能を有している、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン等のフィルムから構成されていてもよい。
これによれば、保護部材4がドアトリム2B(被取付部材)に取り付けられる場合において、第1シート4Aが発泡体から構成されている場合には、ドアトリム2B(被取付部材)への追従性を高めることができ、ドアトリム2B(被取付部材)への組付け作業性の向上を図ることができる。第1シート4Aが不織布から構成された場合には、不織布により、保護部材4自体の剛性を高めることができ、外装材効果を生じさせるから、ワイヤハーネス3を確実に保護することができる。
また、保護部材4がドアトリム2B(被取付部材)に取り付けられる場合において、第2シート4Bが発泡体から構成されている場合にはドアトリム2B(被取付部材)への追従性を高めることができ、ドアトリム2B(被取付部材)への組付け作業性の向上を図ることができる。第2シート4Bが中実なシート材から構成された場合には、シート材により、保護部材4自体の剛性を高めることができ、外装材効果を生じさせるから、ワイヤハーネス3を確実に保護することができる。また、シート材により防水性の向上を図ることができる。
上述した実施形態では、ワイヤハーネス保護体1が、ドアトリム2Bとドアパネル2Aとの間に設けられた例を一例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。ワイヤハーネス保護体1が、ドアトリム2Bとドアパネル2Aとの間に設けられていなくともよく、例えば、ワイヤハーネス保護体1が、ドアパネル2A以外の車体パネルに取り付けられていてもよく、エンジンルーム内に設けられていてもよい。その場合には、第1、第2シート4A、4Bとして用いられる材質や構成は、要求される各種の設計条件に応じて適宜変更してもよい。
また、前述した実施形態では、芯線31は複数の素線が撚られて構成された撚り線が用いられていたが、本発明はこれに限定されたものではなく、芯線31は1本の素線からなる単芯線であってもよい。
また、前述した実施形態では、互いに平行な複数の芯線31と、各芯線31を被覆する絶縁性の被覆部32と、互いに隣り合う被覆部32を連結する絶縁性の連結部33と、で構成されたワイヤハーネス3が用いられていたが、連結部33を有さずに、互いに隣り合う被覆部32同士が連結されたリボン線が用いられてもよい。また、扁平な断面を有する1つの導体を合成樹脂で被覆した平型電線を用いてもよく、FPC(Flexible Printed Circuits)を用いてもよく、断面丸形の組電線をフラット状に並べて用いてもよい。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 ワイヤハーネス保護体(ワイヤハーネス組付け構造)
3 ワイヤハーネス
4 保護部材
4A 第1シート
4B 第2シート
4C 接着層

Claims (4)

  1. ワイヤハーネスに保護部材を組み付けるワイヤハーネスの組付け方法であって、
    前記保護部材が、加圧されることで圧縮され、加圧を解除することで復元するように内部に気相を含んで構成された第1シートと、
    前記第1シートに対向して設けられる第2シートと、
    前記第1シートと前記第2シートとの間に設けられ、加熱により粘着力を生じる接着層と、を備え、
    前記第1シートと前記第2シートとの間に前記接着層を設ける接着層設置工程と、
    前記接着層と、前記第1シート又は前記第2シートと、の間に前記ワイヤハーネスを挟むワイヤハーネス設置工程と、
    前記第1シートを挟んで前記第2シートの反対側から、前記第1シートを加圧して圧縮しつつ前記接着層を加熱する加圧及び加熱工程と、を順次行うことを特徴とするワイヤハーネスの組付け方法。
  2. 請求項1記載のワイヤハーネスの組付け方法を用いて製造されたことを特徴とするワイヤハーネスの組付け構造。
  3. 前記第1シートが、発泡体、又は、不織布から構成されていることを特徴とする請求項2記載のワイヤハーネスの組付け構造。
  4. 前記第2シートが、発泡体、又は、中実なシート材から構成されている特徴とする請求項2又は請求項3記載のワイヤハーネスの組付け構造。
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