JP2015066737A - 画像形成装置 - Google Patents

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Tomoyuki Kitao
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Abstract

【課題】スリープモードにおいて処理対象データを受信した場合、処理対象データを迅速に処理し、且つ、トータルの消費電力を低減する。【解決手段】通信部103は、外部装置200から処理対象データを受信し、省エネコントローラー102に渡す。省エネコントローラー102は、スリープモードにおいて、通信部103が処理対象データを受信した場合、処理対象データのヘッダ部に記載されたヘッダ情報に基づいて、オン対象の処理ユニットを決定し、オン対象の処理ユニットの電源をオンさせる。【選択図】図1

Description

本発明は、スリープモードに切り替え可能な画像形成装置に関するものである。
画像形性装置においては、消費電力低減のためにスリープモードが用意されている。ユーザはスリープモード時にはより消費電力が低くなることを望んでいる。近年では、求められる消費電力が低下しており、画像形成装置を構成するユニット毎に電源をオフし、必要最低限のユニットのみに電源を供給することで、消費電力を低減する試みが行われている。
一方、ユーザはスリープモードから通常電力モードへの復帰の高速化を望んでいる。そこで、スリープモードにおいて、印字データを受信した場合、より高速に通常電力モードに復帰するための様々な仕組みが考えられている。
例えば、特許文献1は、受信したパケットデータの通信プロトコルが所定の種類に該当する場合、受信したパケットデータを受信対象としないフィルタ制御を行い、フィルタ制御の結果、受信したパケットデータが受信対象と判定された場合、通常駆動モードに復帰する情報処理装置を開示する。
特許文献2は、受信したパケットに含まれる拡張ヘッダが予め設定されたヘッダである場合、装置全体を省電力モードから通常電力モードに復帰させる電力制御装置を開示する。
特開2007−052544号公報 特開2010−097452号公報
ところで、画像形成装置は、スリープモードにおいて印字データ以外にも種々のデータを受信することがある。このようなデータとして、画像形成装置を構成するあるユニットのステータス情報を得るためのデータがある。この場合、全てのユニットを起動状態にしなくても、該当するユニットのみを起動状態にすれば、目的は達成できる。
しかしながら、特許文献1、2はいずれも、一部のユニットのみを起動状態にすることは行われていないため、受信データを迅速に処理できないと共に、全てのユニットが起動状態にされるため消費電力が増大するという課題がある。
本発明の目的は、スリープモードにおいて処理対象データを受信した場合、処理対象データを迅速に処理し、且つ、トータルの電力消費量を低減することである。
本発明の一態様による画像形成装置は、スリープモードに切り替え可能な画像形成装置であって、前記スリープモードにおいて電源がオフされる複数の処理ユニットと、前記スリープモード及び通常電力モードにおいて電源がオンされる省エネコントローラーと、前記スリープモードから復帰する際に前記複数の処理ユニットのうちいずれか1又は複数の処理ユニットの電源をオンさせるかを示すヘッダ情報を含む処理対象データを受信する通信部とを備え、前記省エネコントローラーは、前記スリープモードにおいて、前記通信部が処理対象データを受信した場合、前記ヘッダ情報に基づいて電源をオンするオン対象の処理ユニットを決定し、前記オン対象の処理ユニットの電源をオンする。
この構成によれば、処理対象データにどの処理ユニットをオンするべきかを示すヘッダ情報が含まれているため、省エネコントローラーは、オン対象の処理ユニットを迅速にオンすることができる。また、処理対象データが要求する処理に必要な処理ユニットのみの電源がオンされるため、省電力化を図ることができる。
また、前記省エネコントローラーは、前記ヘッダ情報が、前記処理対象データが印字要求であることを示す場合、全ての処理ユニットを前記オン対象の処理ユニットとして決定してもよい。
この構成によれば、印字要求の処理対象データが受信された場合、全ての処理ユニットがオンされるため、迅速に処理対象データを印字できる。
また、前記省エネコントローラーは、前記ヘッダ情報が、複数の処理ユニットのうち1又は複数の処理ユニットのステータス情報を取得することを示す場合、該当する処理ユニットを前記オン対象の処理ユニットとして決定してもよい。
この構成によれば、ステータス情報の取得対象となる処理ユニットのみ電源がオンされるため、省電力化を図ることができる。
また、前記複数の処理ユニットは、印字制御を行うエンジンユニットと、前記エンジンユニットを介して前記省エネコントローラーに接続されたオプションユニットとを含み、前記省エネコントローラーは、前記エンジンユニット及び前記オプションユニットを前記オン状態にする場合、前記エンジンユニットに第1状態の割込信号を出力し、前記エンジンユニットのみを前記オン状態にする場合、前記エンジンユニットに第2状態の割込信号を出力してもよい。
この構成によれば、割込信号を出力することで、オプションユニットのオン、オフを迅速に行うことができる。
本発明によれば、処理対象データにどの処理ユニットをオンするべきかを示すヘッダ情報が含まれているため、省エネコントローラーは、オン対象の処理ユニットを迅速にオンすることができる。また、処理対象データが要求する処理に必要な処理ユニットのみの電源がオンされるため、トータルの電力消費量を低減できる。
本発明の実施の形態による画像形成装置のブロック図である。 本発明の実施の形態による画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。 ヘッダ情報の種類を列記したテーブルの一例を説明する表である。 ヘッダ情報に応じた省エネコントローラーの制御を示した図である。
図1は、本発明の実施の形態による画像形成装置100のブロック図である。画像形成装置100は、省エネ動作部101、メインコントローラー104、エンジンユニット105、オプションユニット106、印字ユニット107、駆動ユニット108、電源部109及びスキャンユニット110を備える。なお、図1においては、太線の結線は電力を供給する電力線を示し、細線の結線はデータ線を示す。
画像形成装置100としては、例えば、MFP(Multifunction Peripheral)、コピー機、ファクシミリ装置等の外部装置200との通信機能を備える画像形成装置が採用できる。
省エネ動作部101は、スリープモードにおいても電源部109から電源が供給され、通常電力モード及びスリープモードの両モードにて電源がオフされない。省エネ動作部101は、省エネコントローラー102及び通信部103を備える。
省エネコントローラー102は、例えば、ソフトウェアを実行するCPU或いは専用のハードウェア回路により構成され、スリープモードにおいて、画像形成装置100の全体の制御を行う。また、省エネコントローラー102は、画像形成装置100を構成する各処理ユニットの電源のオン、オフを管理する。本実施の形態では、処理ユニットとしては、メインコントローラー104、エンジンユニット105、オプションユニット106、印字ユニット107、駆動ユニット108、及びスキャンユニット110が該当し、画像形成に関する所定の処理を実行する。
具体的には、省エネコントローラー102は、メインコントローラー104からスリープモードへの移行指示を受け付けると、全ての処理ユニットの電源をオフし、画像形成装置100を通常電力モードからスリープモードに移行させる。ここで、メインコントローラー104は、例えば、一定期間、印字処理を行わなかった場合、画像形成装置100をスリープモードに設定すればよい。
また、省エネコントローラー102は、メインコントローラー104から通常電力モードへの移行指示を受け付けた場合、全ての処理ユニットへの電源をオンし、画像形成装置100を通常電力モードに移行させる。ここで、通常電力モードは、全ての処理ユニットへの電源がオンされるモードである。
また、省エネコントローラー102は、スリープモードにおいて、通信部103が処理対象データを受信した場合、処理対象データのヘッダ部に記載されたヘッダ情報に基づいて、オン対象の処理ユニットを決定し、オン対象の処理ユニットの電源をオンさせる。
通信部103は、画像形成装置100及び外部装置200間を通信させる通信モジュールにより構成され、外部装置200から処理対象データを受信し、省エネコントローラー102に渡す。ここで、画像形成装置100及び外部装置200間を接続するネットワークとしては、インターネットやローカルネットワークや公衆電話通信網が採用される。
処理対象データは、ヘッダ部にヘッダ情報が記載されている。ヘッダ情報は、スリープモードにおいて処理対象データを受信した場合に、電源をオンするべきオン対象の処理ユニットを省エネコントローラー102が決定するための情報である。
メインコントローラー104は、例えば、ソフトウェアを実行するCPU或いは専用のハードウェア回路により構成され、通常電力モード時に画像形成装置100の全体制御を司る。例えば、メインコントローラー104は、通信部103により受信された処理対象データが省エネコントローラー102から渡されると、この処理対象データが印字要求であれば、処理対象データをビットマップ展開して印字データを生成し、エンジンユニット105に渡す。
エンジンユニット105は、配下に、オプションユニット106、印字ユニット107、駆動ユニット108、及びスキャンユニット110が接続され、印字制御等を司る。そして、エンジンユニット105は、配下に接続された各処理ユニット及びメインコントローラー104間の通信や、配下に接続された各処理ユニット及び省エネコントローラー102間の通信を管理すると共に、配下に接続された各処理ユニットの電源のオン、オフを管理する。具体的には、エンジンユニット105は、メインコントローラー104又は省エネコントローラー102からデータを受信すると、このデータをデコードして送信先となる配下の処理ユニットを特定し、特定した処理ユニットにデータを送信する。また、エンジンユニット105は、配下の処理ユニットからデータを受信すると、このデータをデコードして、このデータの送信先がメインコントローラー104又は省エネコントローラー102であるかを特定し、特定した送信先にこのデータを送信する。
また、エンジンユニット105は、通常電力モードにおいて、省エネコントローラー102からスリープモードへの移行指示が出力されると、配下に接続された全ての処理ユニットの電源をオフする。また、エンジンユニット105は、スリープモードにおいて、省エネコントローラー102から特定の処理ユニットの電源をオンする指示を受け付けた場合、該当する処理ユニットの電源をオンする。なお、オプションユニット106の電源のオン、オフの制御は、省エネコントローラー102及びエンジンユニット105間を繋ぐ割込信号線IRQに出力される割込信号を用いて行われてもよい。
割込信号はディスエーブル(第1状態)とイネーブル(第2状態)との2つの状態がある。省エネコントローラー102は、スリープモードにおいて、エンジンユニット105及びオプションユニット106の電源をオンする場合、エンジンユニット105にディスエーブルの割込信号を出力する。この場合、エンジンユニット105は、省エネコントローラー102により電源がオンされた後、オプションユニット106の電源をオンする。
一方、省エネコントローラー102は、スリープモードにおいて、エンジンユニット105のみ電源をオンする場合、イネーブルの割込信号を出力する。この場合、エンジンユニット105は、省エネコントローラーにより電源がオンされた後、オプションユニット106の電源をオンしない。なお、割込信号において、ディスエーブルとイネーブルとの上記の関係は逆であってもよい。
また、省エネコントローラー102は、スリープモードにおいて、エンジンユニット105の配下の全ての処理ユニットの電源をオンする場合、ディスエーブルの割込信号を割込信号線IRQを介してエンジンユニット105に出力すると共に、印字ユニット107、駆動ユニット108、及びスキャンユニット110の電源をオンする指示をエンジンユニット105に出力すればよい。
また、割込信号を多値化し、省エネコントローラー102がオン対象のエンジンユニット105の配下の処理ユニットを個別に指定できるようにしてもよい。例えば、割込信号として3ビットのデータを採用すると、「001」の割込信号は印字ユニット106の電源をオン、「002」の割込信号は駆動ユニット108の電源のオン、「000」はエンジンユニット105の配下の全ての処理ユニットの電源のオンというように、割込信号のビットパターンとオンする処理ユニットとを予め対応付け、この割込信号を用いて省エネコントローラー102はエンジンユニット105の配下の処理ユニットの電源をオンすればよい。
オプションユニット106は、例えば、給紙カセットにより構成され、記録紙を収容する給紙カセット、記録紙が積層される給紙トレイをリフトアップするモータ、及びオプションユニット106の全体制御を司るマイクロコントローラー等により構成される。
印字ユニット107は、像担持体を露光する露光装置、像担持体にトナー像を現像する現像装置、トナー像を記録紙に定着させる定着装置、及びこれらを制御するマイクロコントローラー等を含み、エンジンユニット105及びメインコントローラー104の制御の下、記録紙に画像を印字する。
駆動ユニット108は、オプションユニット106から記録紙をピックアップし、印字ユニット107に搬送する搬送ローラ及びそれを制御するコントローラー等により構成され、メインコントローラー104の制御の下、記録紙を搬送する。
電源部109は、商用電力を、画像形成装置100が要求する動作レベルの直流電圧に変換する電源回路により構成され、画像形成装置100に電力を供給する。図1の例では、電源部109から供給される電力はまず、省エネ動作部101に供給され、省エネ動作部101を介してメインコントローラー104及びエンジンユニット105に供給される。また、エンジンユニット105の配下の処理ユニットは、エンジンユニット105を介して電力が供給される。
ここで、図1に示す省エネコントローラー102及びメインコントローラー104間を繋ぐ電力線と、省エネコントローラー102及びエンジンユニット105間を繋ぐ電力線にはスイッチング素子(例えば、FET)が配置されており、省エネコントローラー102はスイッチング素子をオン、オフすることで、エンジンユニット105及びメインコントローラー104の電源をオン、オフする。
また、エンジンユニット105とエンジンユニット105の配下に接続された処理ユニットとのそれぞれを繋ぐ電力線上にもスイッチング素子が配置されており、エンジンユニット105は、スイッチング素子をオン、オフすることで、配下の処理ユニットの電源を個別にオン、オフする。
スキャンユニット110は、CCDセンサ等のイメージセンサ及びそれを制御するマイクロコントローラー等を含み、メインコントローラー104の制御の下、原稿を読み取って画像データを生成し、エンジンユニット105を介してメインコントローラー104に出力する。
外部装置200は、画像形成装置100と外部接続された例えば、コンピュータにより構成され、処理対象データを画像形成装置100に送信する。ここで、外部装置200は、処理対象データにヘッダ情報を含めて画像形成装置100に送信する。
図1の例は、省エネコントローラー102及び通信部103はスリープモードでも電源がオンされているが、その他の処理ユニットはスリープモード時には電源がオフされている。
次に、画像形成装置100の動作の概要を説明する。スリープモードにおいて、通信部103が印字要求の処理対象データを受信した場合、省エネコントローラー102は、全ての処理ユニットをオン対象の処理ユニットと決定し、メインコントローラー104及びエンジンユニット105の電源をオンする。このとき、省エネコントローラー102は、印字ユニット107、駆動ユニット108、及びスキャンユニット110の電源をオンする指示信号をエンジンユニット105に出力し、かつ、ディスエーブルの割込信号をエンジンユニット105に出力し、全ての処理ユニットの電源をオンし、画像形成装置100を印字可能状態にする。
一方、スリープモードにおいて、通信部103が受信した処理対象データが省エネコントローラー102のステータス情報の取得要求であれば、省エネコントローラー102は、スリープモードを維持した状態で応答可能であるので、全ての処理ユニットへの電源はオフのままとする。
一方、スリープモードにおいて、通信部103が受信した処理対象データが省エネコントローラー102以外の処理ユニットへのステータス情報の取得要求であれば、省エネコントローラー102は、該当する処理ユニットをオンする。
ここで、課題となるのは、受信した処理対象データによって省エネコントローラー102がオンするべき処理ユニットが異なり、且つ、その判断を迅速に行うおこなう必要があるということである。一般的には受信した処理対象データの内容を解析して、どの処理ユニットの電源をオンさせるべきかを判断することが考えられる。しかしながら、これでは、例えば、印字要求の処理対象データを受信した場合、その判断に要した時間だけ印字が遅延するという問題が発生する。
そこで、本実施の形態では、受信対象データのヘッダ部にどの処理ユニットを復帰させるべきかを示すヘッダ情報を記載し、そのヘッダ情報に基づいて、省エネコントローラー102は、オン対象の処理ユニットを決定する。
図3は、ヘッダ情報の種類を列記したテーブルの一例を説明する表である。図3の例では、ヘッダ情報として「0」〜「4」の5種類のヘッダ情報がある。ヘッダ情報が「0」には、要求内容として「印字要求」が対応づけられており、受信後に電源をオンする処理ユニットとして「全ての処理ユニット」が対応付けられている。この場合、省エネコントローラー102は、全ての処理ユニットの電源をオンにする。
ヘッダ情報が「1」には、要求内容として「ステータス要求(省エネコントローラーで保持しているデータ)」が対応付けられ、受信後に電源をオンにする処理ユニットとして「無し」が対応付けられている。この場合、省エネコントローラー102のみで応答可能なため、省エネコントローラー102は、いずれの処理ユニットも電源をオンすることなくスリープモードを維持する。
ヘッダ情報が「2」には、要求内容として「ステータス要求(メインコントローラーで保持しているデータ)」が対応付けられ、受信後に電源をオンする処理ユニットとして「メインコントローラー」が対応付けられている。この場合、省エネコントローラー102は、メインコントローラー104の電源をオンし、メインコントローラー104が保持するステータス情報を取得し、通信部103を介して外部装置200に送信する。
ヘッダ情報が「3」には、要求内容として「ステータス要求(オプションユニットで保持しているデータ)」が対応付けられ、受信後に電源をオンする処理ユニットとし、「オプションユニット」が対応付けられている。この場合、省エネコントローラー102は、エンジンユニット105及びオプションユニット106の電源をオンし、オプションユニット106が保持するステータス情報をエンジンユニット105を介して取得し、通信部103を介して外部装置200に送信する。
ヘッダ情報が「4」には、要求内容として「ステータス要求(エンジンユニットで保持しているデータ)」が対応付けられ、受信後に電源をオンする処理ユニットとし、「エンジンユニット」が対応付けられている。この場合、省エネコントローラー102は、エンジンユニット105の電源をオンし、エンジンユニット105が保持するステータス情報を取得し、取得したステータス情報を、通信部103を介して外部装置200に送信する。
なお、省エネコントローラー102は、図3に示すテーブルを不揮発性のメモリに記憶しておき、このテーブルを参照して、オンする処理ユニットを決定すればよい。
省エネコントローラー102は図3のテーブルを参照することで、処理対象データの全ての内容をデコードすることなく、ヘッダ情報のみデコードして、どのような要件内容に対しても迅速に対応できる。
なお、省エネコントローラー102は、ヘッダ情報をデコードし、オンするべき処理ユニットを決定して、決定した処理ユニットの電源をオンする制御を行う。この制御は省エネコントローラー102にソフトウェアを実行させることで実現させてもよいが、省エネコントローラー102を専用のハードウェアにより構成して実現させることが好ましい。
この制御をハードウェアで実行することによって、処理対象データを処理するあるソフトウェアがある処理ユニットにアクセスする必要がある場合、このソフトウェアが起動が完了した時に、必ず該当する処理ユニットがオンされている。そのため、このソフトウェアは、処理対象データの内容を判断した後、該当する処理ユニットがスリープモードから復帰していることを考慮せずに、あたかも通常動作時と同じように該当する処理ユニットにアクセスできる。
例えば、オプションユニット106からステータス情報を省エネコントローラー102が取得する場合において、エンジンユニット105がソフトウェアを起動させる必要がある場合、エンジンユニット105はこのソフトウェアの起動を開始させると同時にオプションユニット106の電源をオンさせるとする。この場合、エンジンユニット105は、電力線に設けられたスイッチング素子をオンするだけで、オプションユニット106の電源をオンできるため、このソフトウェアの起動が完了した時点においてオプションユニット106の電源はオンされている。よって、このソフトウェアは、オプションユニット106の電源のオン、オフを確認せずに、オプションユニット106にアクセスできる。
図4は、ヘッダ情報に応じた省エネコントローラー102の制御を示した図である。省エネコントローラー102は、スリープモードにおいて、ヘッダ情報が「0」の処理対象データを受信した場合、ヘッダ情報のデコードが完了すると直ぐに、全ての処理ユニットの電源をオンにする。
具体的には、省エネコントローラー102は、メインコントローラー104への電力線上に配置されたスイッチング素子をオンし、メインコントローラー104の電源をオンする(S401)。同時に、省エネコントローラー102は、エンジンユニット105への電力線上に配置されたスイッチング素子をオンにし、エンジンユニット105の電源をオンにし、ディスエーブルの割込信号を出力する(S402)。この割込信号を受けたエンジンユニット105は、オプションユニット106への電力線に配置されたスイッチング素子をオンして、オプションユニット106の電源をオンする。
なお、ヘッダ情報が「0」の場合、省エネコントローラー102は、エンジンユニット105に対して、印字ユニット107、駆動ユニット108、及びスキャンユニット110の電源をオンする指示信号も出力し、エンジンユニット105に、印字ユニット107、駆動ユニット108、及びスキャンユニット110の電源をオンさせる。これにより、「0」のヘッダ情報を含む処理対象データが受信された場合、全ての処理ユニットの電源がオンされる。
また、省エネコントローラー102は、スリープモードにおいて、「1」のヘッダ情報を含む処理対象データを受信した場合、いずれの処理ユニットも電源をオンしない。
また、省エネコントローラー102は、スリープモードにおいて、「2」のヘッダ情報を含む処理対象データを受信した場合、メインコントローラー104の電源のみをオンにする(S401)。
また、省エネコントローラー102は、スリープモードにおいて、「3」のヘッダ情報を含む処理対象データを受信した場合、エンジンユニット105の電源をオンにし、同時にディスエーブルの割込信号IRQ1をエンジンユニット105に出力する(S402)。この場合、エンジンユニット105は、オプションユニット106の電源をオンにする。
また、省エネコントローラー102は、スリープモードにおいて、「4」のヘッダ情報を含む処理対象データを受信した場合、エンジンユニット105の電源をオンすると同時に、イネーブルの割込信号IRQ1をエンジンユニット105に出力する(S403)。この場合、エンジンユニット105は、オプションユニット106の電源をオンにしない。
このように、割込信号IRQ1を用いてオプションユニット106の電源をオン、オフさせることで、省エネコントローラー102はオプションユニット106を迅速にスリープモードから復帰させることができる。
図2は、本発明の実施の形態による画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、スリープモードにおいて、実行されるものとする。
まず、通信部103は、外部装置200から処理対象データを受信し(S201)、省エネコントローラー102に渡す。次に、省エネコントローラー102は、受信した処理対象データに含まれるヘッダ情報を取り出し(S202)、メモリに保存する(S203)。
次に、省エネコントローラー102は、取り出したヘッダ情報をデコードし、オンする処理ユニットを決定する(S204)。この場合、省エネコントローラー102は、図3に示すテーブルを参照し、オンするべき処理ユニットを決定する。
次に、省エネコントローラー102は、決定した処理ユニットの電源をオンする(S205)。次に、省エネコントローラー102は、処理対象データを処理する(S206)。
例えば、ヘッダ情報が「0」の場合、省エネコントローラー102は、メインコントローラー104に処理対象データを渡し、メインコントローラー104に印字データを生成させる。印字データを生成したメインコントローラー104は、エンジンユニット105にエンジンユニット105を渡し、エンジンユニット105は、印字データを印字ユニット107に渡し、記録紙に画像を印字させる。
また、ヘッダ情報が「1」の場合、省エネコントローラー102は、自身のステータス情報を通信部103を介して外部装置200に送信する。
また、ヘッダ情報が「2」の場合、省エネコントローラー102は、メインコントローラー104からステータス情報を読み出し、通信部103を介して外部装置200に送信する。
また、ヘッダ情報が「3」の場合、省エネコントローラー102は、オプションユニット106からステータス情報を読み出し、通信部103を介して外部装置200に送信する。
また、ヘッダ情報が「4」の場合、省エネコントローラー102は、エンジンユニット105からステータス情報を読み出し、通信部103を介して外部装置200に送信する。
S207において、ヘッダ情報が「0」以外であって、ステータス情報の外部装置200への応答が完了した場合(S207でY)、省エネコントローラー102は、オンした処理ユニットの電源をオフし、スリープモードに戻る。
一方、ヘッダ情報が「0」以外であって、ステータス情報の外部装置200への応答が完了していない場合(S207でN且つS209でN)、省エネコントローラー102は、処理をS206に戻す。
S209において、ヘッダ情報が「0」の場合(S209でY)、印字が終了していれば(S210でYES)、全ての処理ユニットの電源をオフし(S208)、スリープモードに戻る。一方、印字が終了していない場合(S210でN)、処理がS206に戻される。
このように本実施の形態によれば、処理対象データにどの処理ユニットをオンするべきかを示すヘッダ情報が含まれているため、省エネコントローラー102は、オン対象の処理ユニットを迅速にオンすることができる。また、処理対象データが要求する処理に必要な処理ユニットのみの電源がオンされるため、省電力化を図ることができる。
なお、図4の例では、ヘッダ情報は5種類であったが、本発明はこれに限定されず、4種以下であってもよいし、6種類以上であってもよい。スリープモードにおいてオン対象となる処理ユニットの個数に応じて、それらの処理ユニットを個別にオンできるようにヘッダ情報の種類は設定されればよい。
また、図1に示した処理ユニットは一例であり、例示した処理ユニット以外の処理ユニットが含まれてもよいし、例示した処理ユニットの一部が省かれてもよい。
また、図1では、エンジンユニット105の配下に、オプションユニット106、印字ユニット107、駆動ユニット108、及びスキャンユニット110を設けたが、これらの処理ユニットは省エネコントローラー102の配下に設けられてもよい。
また、図1では、各処理ユニットは省エネコントローラー102を介して電力が供給されているが、各処理ユニットを電力線を介して個別に電源部109に接続させてもよい。
また、通信部103はネットワークを介して接続された外部装置から処理対象データを受信するものとしたが、これに限定されず、USBケーブル等の通信ケーブルを介して接続された外部装置から処理対象データを受信してもよい。
IRQ 割込信号線
IRQ1 割込信号
100 画像形成装置
101 省エネ動作部
102 省エネコントローラー
103 通信部
104 メインコントローラー
105 エンジンユニット
106 オプションユニット
107 印字ユニット
108 駆動ユニット
109 電源部
110 スキャンユニット
200 外部装置

Claims (4)

  1. スリープモードに切り替え可能な画像形成装置であって、
    前記スリープモードにおいて電源がオフされる複数の処理ユニットと、
    前記スリープモード及び通常電力モードにおいて電源がオンされる省エネコントローラーと、
    前記スリープモードから復帰する際に前記複数の処理ユニットのうちいずれか1又は複数の処理ユニットの電源をオンさせるかを示すヘッダ情報を含む処理対象データを受信する通信部とを備え、
    前記省エネコントローラーは、前記スリープモードにおいて、前記通信部が処理対象データを受信した場合、前記ヘッダ情報に基づいて電源をオンするオン対象の処理ユニットを決定し、前記オン対象の処理ユニットの電源をオンする画像形成装置。
  2. 前記省エネコントローラーは、前記ヘッダ情報が、前記処理対象データが印字要求であることを示す場合、全ての処理ユニットを前記オン対象の処理ユニットとして決定する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記省エネコントローラーは、前記ヘッダ情報が、複数の処理ユニットのうち1又は複数の処理ユニットのステータス情報を取得することを示す場合、該当する処理ユニットを前記オン対象の処理ユニットとして決定する請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の処理ユニットは、印字制御を行うエンジンユニットと、前記エンジンユニットを介して前記省エネコントローラーに接続されたオプションユニットとを含み、
    前記省エネコントローラーは、前記エンジンユニット及び前記オプションユニットを前記オン状態にする場合、前記エンジンユニットに第1状態の割込信号を出力し、前記エンジンユニットのみを前記オン状態にする場合、前記エンジンユニットに第2状態の割込信号を出力する請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
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