JP2015066388A - 薬剤揮散装置 - Google Patents

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Toshihiko Kaneko
俊彦 金子
伸也 磯崎
Shinya Isozaki
伸也 磯崎
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Abstract

【課題】噴霧する薬剤の効果を維持することができる薬剤揮散装置を提供する。
【解決手段】ケーシング11後面12の吸気穴13と前面14の送出穴15との間に筒部16を設ける。後面12の内側に送風手段21を設け、送風手段21のファンモータ31を作動することで、筒部16内に吸気穴13側から送出穴15側へ向けた空気の流れを形成する。薬剤貯留部41の薬剤2を噴霧手段44に供給し、噴霧手段44で薬剤2を間欠的に噴霧可能とする。噴霧手段44で薬剤2が噴霧される筒部16の部位に木製の揮散手段51を内嵌し、噴霧手段44より噴霧された薬剤2を保持しかつ、揮散できるように構成する。揮散手段51にフィルター61を設け、フィルター61を噴霧手段44の下流側に配置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、薬剤を放出する薬剤揮散装置に関する。
従来、脱臭剤としての薬剤を噴霧するカートリッジ式中和液脱臭機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このカートリッジ式中和液脱臭機は、スプレーカートリッジ式脱臭液噴霧容器を備えており、噴霧ボタンを任意の間隔で間欠押圧制御することで、中和脱臭液を噴霧するものである。
このカートリッジ式中和液脱臭機は、ファンを備えており、フィルターを通過した空気を排出できるように構成されている。
実開昭62−27649号公報
しかしながら、このような従来の装置にあっては、スプレーカートリッジ式脱臭液噴霧容器の噴霧ボタンを押圧操作した際に噴霧される薬剤による効果を発揮するが、噴霧停止中は薬剤の効果を得ることができない。
すなわち、芳香剤を噴霧する芳香器として使用する場合、噴霧ボタンを押圧操作時には、芳香効果が得られるが、噴霧停止中は芳香効果が得られず、芳香効果が間欠的になるという問題が生じてしまう。
一方、揮散体に芳香剤を含浸して継続した芳香効果を得ることが考えられるが、この場合、一定の香りが持続するため、その香りに鼻が慣れてしまい、芳香効果が低下するという問題があった。
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、放出する薬剤の効果を維持することができる薬剤揮散装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために本発明の請求項1の薬剤揮散装置にあっては、薬剤を気化・噴霧する薬剤揮散装置において、空気を送風する送風手段の下流側に、薬剤を気化・噴霧する気化・噴霧手段と、該気化・噴霧手段より気化・噴霧した薬剤を保持するとともに保持した薬剤を揮散する揮散手段とを設けた。
すなわち、薬剤揮散装置を使用する際には、送風手段の下流側に設けられた気化・噴霧手段より薬剤を気化・噴霧する。
すると、その一部の薬剤は、送風手段による送風によって送出される。このため、前記薬剤による効果は、直接的に得られる。
一方、前記気化・噴霧手段より気化・噴霧された他の薬剤は、揮散手段によって保持されるとともに、保持された薬剤は、当該揮散手段より時間を掛けて揮散され、前記送風手段による送風によって送出される。
また、請求項2の薬剤揮散装置においては、前記気化・噴霧手段は、前記薬剤を間欠的に気化・噴霧する。
すなわち、気化・噴霧手段は、薬剤を間欠的に気化・噴霧する。すると、その一部の薬剤は、送風手段による送風によって送出される。このため、前記薬剤による効果は、直接的に得られる。
一方、前記気化・噴霧手段より気化・噴霧された他の薬剤は、揮散手段によって保持されるとともに、保持された薬剤は、当該揮散手段より時間を掛けて揮散され、前記送風手段による送風によって送出される。
さらに、請求項3の薬剤揮散装置では、前記気化・噴霧手段の下流側に、気化・噴霧した薬剤の直接排出を抑制する為のフィルターを設けた。
すなわち、気化・噴霧手段より気化・噴霧された薬剤は、フィルターを通して送出される。
加えて、請求項4の薬剤揮散装置にあっては、前記揮散手段を樹木で構成し、前記薬剤が樹木または樹木の葉から抽出された精油である。
すなわち、噴霧手段より噴霧される薬剤は、樹木で構成された揮散手段に保持された後、揮散される。
このため、揮散される薬剤に木の香りを付けることができる。また、揮散性の高い成分を供給できるので、いつまでも樹木の自然の香りを付与することができる。
また、請求項5の薬剤揮散装置においては、前記精油が空気に触れないような非酸化構造を備えた。
これにより、精油の酸化が防止される。
以上説明したように本発明の請求項1の薬剤揮散装置にあっては、気化・噴霧手段より薬剤が気化・噴霧された際には、薬剤による効果が直接得られるので、比較的強い薬剤効果を得ることができる。
また、薬剤揮散装置から薬剤が気化・噴霧されない気化・噴霧停止時には、揮散手段に保持された薬剤がゆっくりと揮散され送出される。このため、気化・噴霧停止時には、比較的弱い薬剤効果が得られる。
このように、気化・噴霧停止時も薬剤による効果を得つつ、薬剤気化・噴霧時には、比較的強い薬剤効果を得ることができ、薬剤効果に強弱を持たせることができる。
このため、薬剤として芳香剤を使用した場合であっても、芳香剤を単純に揮散体から揮散させる場合のように、一定の香りが持続するため、その香りに鼻がなれてしまいうといった不具合を解消することができる。
また、請求項2の薬剤揮散装置においては、前記気化・噴霧手段は、前記薬剤を間欠的に気化・噴霧する。
このため、前述した作用効果をより効果的に奏することができる。
さらに、請求項3の薬剤揮散装置では、前記気化・噴霧手段の下流側に、気化・噴霧した薬剤の直接排出を抑制する為のフィルターを設けたので、気化・噴霧した薬剤が直接送出されることを防止することができる。
これにより、薬剤が壁面に付着する等の不具合を確実に解消することができる。
加えて、請求項4の薬剤揮散装置にあっては、気化・噴霧される薬剤を、樹木で構成された揮散手段に保持した後、揮散することで、揮散される薬剤に木の香りを移すことができる。
また、揮散性の高い成分を供給できるので、いつまでも樹木の自然の香りを付与することができる。
また、請求項5の薬剤揮散装置においては、前記精油が空気に触れないような非酸化構造を備えているため、精油の酸化を防止することができる。
これにより、樹木の自然の香りを長期にわたって維持することができる。
本発明の第一の実施の形態を示す図である。 同実施の形態のブロック図である。 同実施の形態の動作を示すフローチャートである。 同実施の形態の効果を示す説明図である。 本発明の第二の実施の形態を示す図である。 同形態の接続部分を示す図である。
(第一の実施の形態)
以下、本発明の第一の実施の形態を図に従って説明する。
図1は、本実施の形態にかかる薬剤揮散装置1を示す図であり、該薬剤揮散装置1は、薬剤2を噴霧する装置である。なお、本実施の形態では、薬剤2として芳香剤を用いる場合を例に挙げて説明し、この芳香剤としては、樹木または樹木の葉から抽出された精油が用いられている。
この薬剤揮散装置1は透明で直方体形状のケーシング11を備えており、該ケーシング11の図1中左側に位置する後面12には、図2にも示すように、円形の吸気穴13が設けられている。また、前記ケーシング11の図1中右側に位置する前面14には、円形の送出穴15が設けられており、前記吸気穴13と前記送出穴15との間には、透明で円筒状の筒部16が設けられている。
前記後面12の内側には、送風手段21が設けられており、該送風手段21は、透明で薄肉箱状のボックス22を備えている。該ボックス22には、貫通穴23が開設されており、当該貫通穴23には、前記筒部16が貫通している。該筒部16には、前記ボックス22に連通するスリットが設けられており(図示省略)、該スリットは、前記送出穴15側へ向けて開口している。
前記ボックス22の四隅には、ファンモータ31,・・・が設けられており、ボックス22の四隅に設けられた吸気孔32,・・・より当該ボックス22内に空気を吸入できるように構成されている。これにより、前記各ファンモータ31,・・・を作動することで、前記ボックス22内を加圧するとともに、加圧された空気を前記スリットから送出することで、前記筒部16内に前記吸気穴13側から前記送出穴15側へ向けた空気の流れを形成できるように構成されている。
前記ケーシング11内には、前記薬剤2を収容する有底筒状の薬剤貯留部41が設けられており、該薬剤貯留部41は、上面開口部を閉鎖する蓋体42を備えている。該薬剤貯留部41の底部からはパイプ43が延出しており、該パイプ43は、気化・噴霧手段としての噴霧手段44に接続されている。これにより、前記薬剤貯留部41内の薬剤2を前記噴霧手段44に供給できるように構成されている。
前記噴霧手段44は、特に限定されないが、例えば特許第4144704号や特許第4431268号や特許第4378190号に示された電磁ソレノイドや液体噴出装置が利用でき、供給された薬剤2を間欠的に前記筒部16内へ向けて下向きに噴霧するように構成されている。また、この気化・噴霧手段としては、薬剤2を気化する気化手段も利用することができる。前記噴霧手段44は、図2にも示したように、前記送風手段21の下流に設けられており、前記噴霧した薬剤2を前記送風手段21からの気流に乗せて前記送出穴15側から外部へ送出できるように構成されている。
前記噴霧手段44で前記薬剤2が噴霧される前記筒部16の部位には、図1にも示したように、揮散手段51が内嵌しており、該揮散手段51は、前記送風手段21の下流に設けられている。この揮散手段51は、一部が欠損した円筒状に形成されており、欠損部52が上方を向くようにセットされている。これにより、前記噴霧手段44から噴霧された薬剤2は、前記欠損部52から前記揮散手段51内に噴霧されるように構成されている。
この揮散手段51は、間伐材(樹木)で形成されており、前記噴霧手段44より噴霧された薬剤2を保持できるように構成されている。また、この揮散手段51は、保持した薬剤2を揮散できるように構成されている。
そして、前記揮散手段51には、三次元網目状のフィルター61が収容されている。該フィルター61は、前記噴霧手段44の下流側に配置されており、噴霧した薬剤2の直接排出を抑制できるように構成されている。
図2は、当該薬剤揮散装置1のブロック図であり、当該薬剤揮散装置1は、制御基板上に設けられた制御部71を備えている。該制御部71には、前記ファンモータ31,・・・が接続されており、当該制御部71からの制御信号に従って前記各ファンモータ31,32を駆動するように構成されている。
また、前記制御部71には、前記噴霧手段44が接続されており、当該制御部71からの制御信号に従って前記薬剤2を噴霧できるように構成されている。そして、前記制御部71には、切替スイッチ81が接続されており、該切替スイッチ81によって前記噴霧手段44からの薬剤噴霧間隔を設定できるように構成されている。
図3は、当該薬剤揮散装置1の動作を示すフローチャートであり、前記制御部71に設けられたマイコンがROMに記憶されたプログラムに従って動作することにより、当該薬剤揮散装置1の動作を実現できるように構成されている。
すなわち、当該薬剤揮散装置1の電源がオンされ前記プログラムに従って動作を開始すると、前記制御部71はファンモータ31,・・・に制御信号を出力してファンモータ31,・・・を回転するとともに(S1)、前記噴霧手段44に対して制御信号を出力して薬剤の所定時間の噴霧を行った後(S2)、内臓したタイマーによるカウントを開始する(S3)。
次に、前記切替スイッチ81の状態から設定時間を入力し、何分おきに薬剤2の噴霧を行うかを入力した後(S4)、設定時間が経過するまで設定時間の入力(S4)を繰り返す(S5)。これにより、作動中に前記切替スイッチ81の入力により設定時間が変更された場合でも、これに対応できるように構成されている。
そして、設定時間経過した際には、前記噴霧手段44に制御信号を送り該噴霧手段44より薬剤2を所定時間噴霧し(S6)、タイマを「0」にリセットして前記ステップS3へ移行する。
以上の構成にかかる本実施において、この薬剤揮散装置1を使用する際には、切替スイッチ81で薬剤噴霧間隔を設定して電源を投入すると、ファンモータ31,・・・が駆動され送風手段21による送風が開始されるとともに、その下流側に設けられた噴霧手段44より薬剤2が所定時間毎に間欠的に噴霧される。
すると、噴霧された一部の薬剤2は、前記送風手段21による送風によって送出される。このため、前記薬剤2による芳香効果は、直接的に得られる。
一方、前記噴霧手段44より噴霧された他の薬剤2は、樹木で形成された揮散手段51によって保持されるとともに、保持された薬剤2は、当該揮散手段51より時間を掛けて揮散され、前記送風手段21による送風によって送出される。
このように、前記噴霧手段44より薬剤2が噴霧された際には、薬剤2による効果が直接得られるので、比較的強い薬剤効果を得ることができる。
また、前記噴霧装置44から薬剤2が噴霧されない噴霧停止時には、前記揮散手段51に保持された薬剤2がゆっくりと揮散され送出される。このため、噴霧停止時には、比較的弱い薬剤効果が得られる。
このように、本実施の形態の薬剤揮散装置1では、図4中符号101に示すように、噴霧停止時も薬剤2による効果を得つつ、薬剤噴霧時には、比較的強い薬剤効果を得ることができ、薬剤効果に強弱を持たせることができる。
このため、図4中符号102に示すように、薬剤噴霧時のみに薬剤2による芳香効果が得られる場合のように、噴霧停止中は芳香効果が得られないという問題を解消することができる。
また、図4中符号103で示すように、芳香剤を単純に揮散体から揮散させる場合のように、一定の香りが持続し、その香りに鼻がなれてしまいうといった不具合も解消することができる。
また、本実施の形態においては、前記噴霧手段44の下流側に、噴霧した薬剤2の直接排出を抑制する為の三次元網目状のフィルター61が設けられているので、噴霧した薬剤2が直接送出されることを防止することができる。
これにより、薬剤2が壁面に付着する等の不具合を確実に解消することができる。
さらに、本実施の形態では、前記噴霧手段44より噴霧される薬剤2を、樹木で構成された揮散手段51に保持した後に揮散することができる。
これにより、揮散される薬剤2に木の香りを移すことができる。
また、薬剤2として樹木または樹木の葉から抽出された精油を用いたので、揮散性の高い成分を供給できる。このため、いつまでも樹木の自然の香りを付与することができる。
なお、本実施の形態では、図1に示した構造の薬剤揮散装置を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。
(第二の実施の形態)
図5及び図6は、第二の実施の形態を示す図であり、第一の実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
この薬剤揮散装置201は、無色透明の円筒部202を備えており、該円筒部202の基端には、当該円筒部202内に空気を送り込む送風手段としてのファン203が設けられている。前記円筒部202の先端側には、断面円弧状の揮散手段204が設けられており、該揮散手段204は、間伐材(樹木)によって形成されている。これにより、後述する噴霧手段223より噴霧された薬剤205を保持するとともに、保持した薬剤を揮散できるように構成されている。
この揮散手段204の先端側には、三次元網目状のフィルター211が収容されており、後述する噴霧手段223より噴霧された薬剤205の直接排出を抑制できるように構成されている。
前記円筒部202の側部には、薬剤供給部221が設けられており、該薬剤供給部221は、無色透明で矩形状のケーシング222を備えている。該ケーシング222内には、気化・噴霧手段としての噴霧手段223が設けられており、該噴霧手段223は、特に限定されないが、例えば特許第4144704号や特許第4431268号や特許第4378190号に示された電磁ソレノイドや液体噴出装置で構成することができる。
この噴霧手段223は、供給された薬剤205を間欠的に前記円筒部202内へ向けて横向きに噴霧するように構成されており、前記ファン203と前記フィルター211の間であって前記揮散手段204上に薬剤205を噴霧できるように構成されている。これにより、前記噴霧した薬剤205を前記ファン203からの気流に乗せて外部へ送出できるように構成されている。
前記噴霧手段223からは、パイプ231が延出しており、該パイプ231は、前記ケーシング222内に交換可能にセットされたパウチ232に接続されるように構成され、当該パウチ232から薬剤205の供給を受けられるように構成されている。このパウチ232には薬剤205が充填されており、当該薬剤205に空気が触れないように構成されている。
この薬剤205としては、樹木または樹木の葉から抽出された精油が用いられているが、これに限定されるものではない。
図6は、前記パウチ232との接続部分を示す図であり、その接続部分の一方は、前記パイプ231が構成している。このパイプ231の先端側には、リング溝241が設けられており、該リング溝241には、Oリング242が装着されている。前記リング溝241の先端側には、中径部243が設けられており、該中径部243には、当該パイプ231内に連通する連通穴244,・・・が開設されている。
前記中径部243の先端側には、小径部251が形成されており、該小径部251には、括れ部252が形成されている。
前記パウチ232には、前記パイプ231と接続されるコネクタ261が設けられている。該コネクタ261は、前記パウチ232に固定され貫通孔262を有したボス部263と、該ボス部263に係合して前記貫通孔262を閉鎖する蓋部264とを備えており、該蓋部264は弾性変形する連設部265,265を介して前記ボス部263に連結されている。
前記蓋部264の基端には、蓋側環状部271が一体形成されており、該蓋側環状部271には、蓋側フック部272が形成されている。この蓋側フック部272は、当該蓋部264で前記貫通孔262を閉鎖した状態で、前記貫通孔262の延長上に設けられたボス側環状部273に内嵌するように構成されており、この内嵌状態で、前記ボス側環状部273の先端部に設けられたボス側フック部274が前記蓋側環状部271と係合するように構成されている。
また、図6の(a)から(b)に示すように、前記パイプ231を前記貫通孔262に挿入し、前記小径部251を前記蓋部264に挿入した状態で、前記パイプ231のOリング242が前記貫通孔262の内側面に密着するように構成されており、空気の進入を防止するとともに、薬剤205が漏れないように構成されている。この小径部251は、前記蓋部264に内嵌するように構成されており、さらに前記パイプ231の先端部を前記パウチ232内に挿入することで、前記中径部243が前記パウチ232内に位置し、前記パイプ231とパウチ232内とが前記連通穴244,・・・を介して連通するように構成されている。
これにより、パウチ262内の薬剤205が空気に触れることなく、前記パイプ231を介して前記噴霧手段223に供給されるように構成されており、薬剤205すなわち前記精油が空気に触れないような非酸化構造が構成されている。
そして、図6の(b)から(c)に示したように、前記コネクタ261から前記パイプ231を引き抜くと、前記蓋部264に設けられた前記蓋側フック部272が、前記ボス側環状部273に内嵌するように構成されているとともに、この内嵌状態で前記ボス側環状部273の先端部に設けられたボス側フック部273が前記蓋側環状部271と係合するように構成されており、前記蓋部264で前記貫通穴262を閉鎖できるように構成されている。
以上の構成にかかる本実施において、ファン203による送風を開始するとともに、その下流側に設けられた噴霧手段223より薬剤205を所定時間毎に間欠的に噴霧する。
すると、噴霧された一部の薬剤205は、前記ファン203による送風によって送出される。このため、前記薬剤205による芳香効果は、直接的に得られる。
一方、前記噴霧手段223より噴霧された他の薬剤205は、樹木で形成された揮散手段204によって保持されるとともに、保持された薬剤205は、当該揮散手段204より時間を掛けて揮散され、前記ファン203による送風によって送出される。
このように、前記噴霧手段223より薬剤205が噴霧された際には、薬剤205による効果が直接得られるので、比較的強い薬剤効果を得ることができる。
また、前記噴霧装置223から薬剤205が噴霧されない噴霧停止時には、前記揮散手段204に保持された薬剤205がゆっくりと揮散され送出される。このため、噴霧停止時には、比較的弱い薬剤効果が得られる。
このように、本実施の形態の薬剤揮散装置201でも、図4中符号101に示すように、噴霧停止時であっても薬剤205による効果を得つつ、薬剤噴霧時には、比較的強い薬剤効果を得ることができ、薬剤効果に強弱を持たせることができる。
このため、図4中符号102に示すように、薬剤噴霧時のみに薬剤205による芳香効果が得られる場合のように、噴霧停止中は芳香効果が得られないという問題を解消することができる。
また、図4中符号103で示すように、芳香剤を単純に揮散体から揮散させる場合のように、一定の香りが持続し、その香りに鼻がなれてしまいうといった不具合も解消することができる。
また、本実施の形態においては、前記噴霧手段223の下流側に、噴霧した薬剤205の直接排出を抑制する為の三次元網目状のフィルター211が設けられているので、噴霧した薬剤205が直接送出されることを防止することができる。
これにより、薬剤205が壁面に付着する等の不具合を確実に解消することができる。
さらに、本実施の形態では、前記噴霧手段223より噴霧される薬剤205を、樹木で構成された揮散手段204に保持した後に揮散することができる。
これにより、揮散される薬剤204に木の香りを移すことができる。
さらに、本実施の形態では、前記噴霧手段223より噴霧される薬剤205を、樹木で構成された揮散手段204に保持した後に揮散することができる。
これにより、揮散される薬剤205に木の香りを移すことができる。
また、薬剤205として樹木または樹木の葉から抽出された精油を用いたので、揮散性の高い成分を供給できる。このため、いつまでも樹木の自然の香りを付与することができる。
そして、本実施の形態では、前記薬剤205すなわち精油が空気に触れないような非酸化構造を備えているため、前記精油の酸化を防止することができる。
これにより、樹木の自然の香りを長期にわたって維持することができる。
1 薬剤揮散装置
2 薬剤
21 送風手段
44 噴霧手段
51 揮散手段
61 フィルター
71 制御部
201 薬剤揮散装置
203 ファン
204 揮散手段
205 薬剤
223 噴霧手段
261 コネクタ

Claims (5)

  1. 薬剤を気化・噴霧する薬剤揮散装置において、
    空気を送風する送風手段の下流側に、薬剤を気化・噴霧する気化・噴霧手段と、該気化・噴霧手段より気化・噴霧した薬剤を保持するとともに保持した薬剤を揮散する揮散手段とを設けたことを特徴とする薬剤揮散装置。
  2. 前記気化・噴霧手段は、前記薬剤を間欠的に気化・噴霧することを特徴とする請求項1記載の薬剤揮散装置。
  3. 前記気化・噴霧手段の下流側に、気化・噴霧した薬剤の直接排出を抑制する為のフィルターを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の薬剤揮散装置。
  4. 前記揮散手段を樹木で構成し、前記薬剤が樹木または樹木の葉から抽出された精油であることを特徴とした請求項1、2又は3記載の薬剤揮散装置。
  5. 前記精油が空気に触れないような非酸化構造を備えたことを特徴とする請求項4記載の薬剤揮散装置。
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