JP2015065912A - 植物成長および運用コストシミュレーションに基づいた植物工場環境制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 目標栽培期間と目標重量の入力に対し、植物育成シミュレーションにより環境パラメータを導出し、栽培期間中の気象予測データを参照し、制御コストを導出することにより、植物育成を期間・コスト両面で計画的に実施する。【解決手段】 植物育成管理サーバが、情報入力表示端末から、植物工場毎の目標栽培期間と目標重量を受信したとき、栽培目標データとして登録する栽培目標データ記憶手段と、栽培目標データを参照して環境設定データを導出し登録する環境設定データ記憶手段と、植物栽培期間の気象予測データを取得し、環境設定データを参照し、コスト予測データを導出し登録するコスト予測データ記憶手段と、情報入力表示端末に表示されるコスト予測データの選択に対し、対応する環境設定データを、育成管理クライアントへ送信する手段を備えることを特徴とする。【選択図】 図2

Description

本発明は、太陽光併用型植物工場の制御システムに係り、特に目標収量および栽培期間の入力に対し植物成長および運用コストシミュレーションに基づき植物工場の施設制御を行うシステムに関するものである。
植物工場は、施設内に植物の育成環境を構築し、植物に対する外界からの影響を抑え、育成環境を機器で制御することで露地育成に比べて安定した植物育成を行うことを目標とする施設である。
植物工場には、外部から隔離した閉鎖環境で制御する「完全閉鎖型植物工場」と、温室等の半閉鎖環境で外部の環境をある程度利用する「太陽光併用型植物工場」などがある。
完全閉鎖型植物工場は、育成コントロールが容易に行える反面、初期投資および工場を運営するコストが高くなる特徴がある。太陽光併用型植物工場は、完全閉鎖型植物工場に比べてコストを抑えることができる反面、日射量や温湿度など、外界の影響を受けやすいという特徴がある。
我が国においては、太陽光併用型植物工場は簡易的・小規模なガラスハウスが一般的であり、このような植物工場では環境制御の自動化の程度は低く、栽培者の手作業による制御のウエイトが大きいことが特徴である。
一方、国の積極的な支援もあり昨今では数haの床面積を持つ大規模な植物工場が稼働し始めている。このような大規模な植物工場の制御は人手で行うには限界があり、ITを活用した施設環境制御システムが導入されている。
このような施設環境制御システムの特徴は次の3点に要約できる。
(1)外環境をセンシングし、目標とする制御設定値(温湿度,CO2濃度など)へ内部環境を近づけるよう施設設備(空調機器,加湿機器など)が自動でコントロールされる。
(2)培養液をセンシングし植物の根に必要十分な栄養素および水分が供給されるよう、濃度・EC値などを調節する。
(3)上記(1)、(2)のセンシングデータをデータベースに格納し、移動型あるいは固定型端末装置を用いて情報解析を行い制御設定値へフィードバックするシステムを備える。
一方、熟練の農作業者が経験と勘で施設制御の設定値を決定している部分が少なからず存在し、素人でも容易に扱えるような制御システムは実現できていない。
特開2011−254722号公報
太陽光併用型植物工場では、完全閉鎖型植物工場に比べて外部環境の影響を受けやすい。そのため、天候や季節を考慮し適切な環境制御を実施しなければ目標とする収量や納期を達成できない可能性がある。これは、積極的にエネルギーを使い各種制御機器を動作させることによって補うことができる。しかし、植物生育に関わる環境パラメータは複雑であり、制御を誤ればエネルギーの無駄遣いばかりか減収量につながりかねない。
本発明の目的は、エネルギーの無駄遣いや収穫量の減少が起こらないように、環境制御コストを把握した上で、栽培を計画的に実施することができる植物工場環境制御システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の植物成長および運用コストシミュレーションに基づいた植物工場環境制御システムは、利用者の情報入力表示端末と通信ネットワークにより接続可能な植物育成管理サーバと、前記植物育成管理サーバと植物工場施設環境制御装置と環境センサと通信ネットワークにより接続可能な植物育成クライアントとを備えた植物成長および運用コストシミュレーションに基づいた植物工場環境制御システムであって、
前記植物育成管理サーバが、
前記情報入力表示端末から、植物工場毎の目標栽培期間と目標重量を受信し、該目標栽培期間と目標重量を栽培目標データとして登録する栽培目標データ記憶手段と、この栽培目標データ記憶手段に記憶された前記栽培目標データを参照し、目標とする光合成速度を導出し、前記栽培目標データ記憶手段に植物工場毎に紐付けて登録する手段と、前記栽培目標データ記憶手段に記憶された前記光合成速度を参照し、環境設定データを導出し、環境設定データとして登録する環境設定データ記憶手段を備えることを特徴とする。
また、前記植物育成管理サーバが、前記栽培目標データ記憶手段に記憶された前記栽培目標データを参照し、植物栽培期間の気象予測データを通信ネットワーク経由で取得し、気象予測データとして登録する気象予測データ記憶手段と、この気象予測データ記憶手段に記憶された前記気象予測データと、前記環境設定データ記憶手段に記憶された前記環境設定データを参照し、植物工場の環境制御コストを導出し、コスト予測データとして登録するコスト予測データ記憶手段と、取得した前記コスト予測データを前記情報入力表示端末に表示する表示手段とをさらに備えることを特徴とする。
また、前記植物育成管理サーバが、前記情報入力表示端末に表示された前記コスト予測データのうちいずれかの選択に対し、対応する前記環境設定データ記憶手段に記憶された前記環境設定データを、前記育成管理クライアントへ送信する手段をさらに備えることを特徴とする。
また、前記植物育成管理クライアントが、前記植物育成管理サーバより送信される前記環境設定データを受信し、前記植物工場施設環境制御装置へ前記環境設定データを送信する手段をさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、入力される栽培期間と目標重量に基づき、生育およびコストシミュレーションを実施することで、環境制御コストを把握した上で、栽培を計画的に実施することができる。
本発明に係る植物成長および運用コストシミュレーションに基づいた植物工場環境制御システムの実施形態を示す全体構成図である。 植物育成管理サーバの構成の一例を示す機能ブロック図である。 植物育成管理クライアントの構成の一例を示す機能ブロック図である。 植物工場施設部の構成の一例を示す機能ブロック図である。 環境センサ部の構成の一例を示す機能ブロック図である。 栽培目標データに登録されているデータ構成の一例を示す図である。 環境設定データに登録されているデータ構成の一例を示す図である。 気象予測データに登録されているデータ構成の一例を示す図である。 コスト予測データに登録されているデータ構成の一例を示す図である。 環境センサデータに登録されているデータ構成の一例を示す図である。 生育シミュレーション部の処理の概要を示すフローチャートである。 コストシミュレーション部の処理の概要を示すフローチャートである。 生育およびコストシミュレーション処理における入出力データを説明する図である。
以下、本発明に係る植物成長および運用コストシミュレーションに基づいた植物工場環境制御システムの実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る植物成長および運用コストシミュレーションに基づいた環境制植物成長および運用コストシミュレーションに基づいた植物工場環境制御システムの実施の形態を示す全体構成図である。
図1に示すように、本実施形態の植物工場環境制御システムは、植物育成管理サーバ101と、植物工場106と植物工場の環境を制御する植物工場施設部104と、植物工場内外に配置される各種環境センサ群の環境センサ部105と、環境センサ部105から環境データを取得し植物育成サーバ101に送信したり、植物育成管理サーバ102から制御設定値を取得し植物工場施設部104を制御したりする植物育成管理クライアント102と、植物育成サーバ101における施設制御コスト計算に必要となる、気象庁や民間気象予測機関が提供する気象予測データ103からなる。
ここで、植物育成管理サーバ101および植物管理クライアント102は、コンピュータを利用することで実現するものであり、各処理又は手段は、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)が必要なプログラムをメモリに読み込んで実行することにより実現される処理又は手段である。
なお、植物育成管理サーバ101と、植物育成管理サーバ102と、気象予測データ103と、植物工場施設部104と環境センサ部105とはインターネットなどの通信ネットワークを介して通信可能に接続されている。
図2は、植物育成管理サーバ101の構成の一例を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、植物育成管理サーバ101は、通信部201と、気象予測データ103から気象データを取得する気象データ取得部202と、記憶部208のデータを表示したり、栽培目標のデータ入力を受け付ける表示入力端末214と、表示入力端末の情報入出力を管理する情報表示処理部204と、データベース(DB)への情報入出力を管理するDBデータ入出力部205、入力される栽培目標値を用いて植物の育成シミュレーションを実施する育成シミュレーション部206(詳細は後述する)と、育成シミュレーション結果および気象予測データを用いて施設制御コストを算出するコスト計算部207(詳細は後述する)と、各種情報のデータを格納する記憶部208(詳細は後述する)と、植物工場運営者が植物工場の環境センサデータ213を閲覧したり、栽培目標データ210の設定を行ったりする情報表示入力端末214から構成されている。なお、情報入力表示端末214は、携帯電話機やスマートフォンなどの携帯情報端末、パソコンなどの固定情報端末である。
利用者による情報入力表示端末214の操作は、情報入力表示端末214の本体に付属する入力手段であるキーボード、タッチパネル、ボタンやリモコンなど、任意の入力手段を用いて行われる。
ここで、記憶部208は、各種情報のデータとして、植物工場毎の栽培目標データおよび栽培目標を実現するための光合成速度を登録する栽培目標データ209と、栽培目標を実現する光合成速度の要素となる温度、日射強度、CO2濃度からなる環境設定データ210と、気象予測データ211と、環境設定データ210と気象予測データ211の差分より求めるコスト予測データ212と、植物工場に設置される各種環境センサデータ213とからなる。
また、環境設定データ210における光合成速度の要素は、便宜上、温度、日射強度、CO2濃度としているが、光合成はこれら以外の湿度や風速、あるいは培養液の養分組成などによる影響を受けるものであり、該システムは温度、日射強度、CO2のみを用いて実現されるものではない。
また、環境センサデータ213においてもセンシング項目を便宜上、温度、日射強度、CO2濃度としているがこれらに限るものではない。
図3は、植物育成管理クライアント102の構成の一例を概略的に示す機能ブロック図である。図3に示すように、植物育成管理クライアント102は、植物育成管理サーバから環境設定値を受信したり、気象センサデータを送信する通信部301と、植物工場のエアコン、CO2噴霧装置などを環境設定値に基づき制御を行う施設制御部302と、気象センサより環境情報を取得する環境情報取得部303と、DBへの情報入出力を管理するDBデータ入出力部304と、各種情報のデータを格納する記憶部305とから構成されている。
ここで、記憶部305は、各種情報のデータとして、施設制御部302が制御を行ううえでの目標値となる環境設定データ306と、環境情報取得部303が取得した環境センサデータ307からなる。
図4は、植物工場施設部104の構成の一例を示す機能ブロック図である。図4に示すように、植物工場施設部104は、植物工場施設内の温度を制御する温語制御部401と、CO2濃度を制御するCO2噴霧装置402と、光量を調節する光量制御装置403からなる。
図5は、環境センサ部105の構成の一例を示す機能ブロック図である。図5に示すように、環境センサ部105は、温度センサ501と、日射センサ502と、CO2センサ503からなる。
次に、記憶部208が格納する各種情報について、図6〜図10を参照し説明する。
図6は、栽培目標データ209に登録されているデータ構成の一例を示す図である。
図6に示すように、栽培目標データ209は、データ番号601と施設番号602と定植日603と目標栽培期間604と目標重量605と目標光合成速度606から構成されている。
データ番号601には、情報が登録された順に番号が付与され、登録される。
施設番号602には、制御対象とする植物工場施設名が例えば「植物工場A」のように登録される。
定植予定日603には、植物工場内で植物が定植される予定日が例えば「2013/8/2」のように登録される。
目標栽培期間604には、植物が植物工場内で定植されてから何日栽培を行うかという情報が例えば「20」のように登録される。目標重量605には、植物を何gになるまで栽培するかという情報が例えば「100」のように登録される。
目標光合成速度606は目標栽培期間604と目標重量605を基に、生育シミュレーション部にて導出され登録されるもので、例えば「30」のように登録される。ここで、上記602、603、604、605は、表示入力端末214により入力されるデータである。
図7は、環境設定データ210に登録されているデータ構成の一例を示す図である。
図7に示すように、環境設定データ210は、データ番号701と、設定群番号702と、温度設定値703と、日射強度設定値704と、CO2濃度設定値705とから構成される。
設定環境データ210は、栽培目標データ209のデータ番号601の数だけ作成されるものであり、例えばデータ番号601の値が「1」であるとき、環境設定データ210の(a)におけるデータ番号701に「1」と登録される。
次に設定群番号702は、目標光合成速度606を実現する温度設定値703と日射強度704とCO2濃度705を一意に識別できるものであり、情報が登録された準に番号が付与される。
温度設定値703と日射強度704とCO2濃度705は、生育シミュレーション部206により導出され、登録される値であり、例えばそれぞれ「20」、「10:00」、「900」と登録される。
図8は、気象予測データ211に登録されているデータ構成の一例を示す図である。
図8に示すように、気象予測データ211は、データ番号801と、定植予定日802と、栽培終了日803と、温度予測804と、日射強度予測805と、CO2濃度予測806とから構成される。
気象予測データ211は、栽培目標データ209のデータ番号601の数だけ作成されるものであり、例えばデータ番号601の値が「1」で定植予定日603の値が「2013/8/2」であるとき、気象予測データ211の(a)におけるデータ番号801に「1」、定植予定日802に「2013/8/2」と登録される。
栽培終了日803は定植予定日802に目標栽培期間604を足して得られる日付である。例えば定植予定日802の値が「2013/8/2」であり、目標栽培期間604の値が「20」であるとき、栽培終了日803には「2013/8/22」と登録される。
温度予測804と、日射強度予測805と、CO2濃度予測806は、気象予測データ211の定植予定日802と栽培終了日803の値を気象データ取得部202が取得し、この期間で気象予測データ103より取得した気象予測データが登録される。例えば、気象予測データ211の(a)において、定植予定日802の値が「2013/8/2」、栽培終了日803の値が「2013/8/22」であるとき、「2013/8/2」から「2013/8/22」の温度予測値が温度予測804、日射強度の予測値が日射強度予測805、CO2濃度の予測値がCO2濃度予測806に登録される。
図9は、コスト予測データ212に登録されているデータ構成の一例を示す図である。
図9に示すように、コスト予測データ212は、データ番号901と、設定群番号902と、温度差分903と、日射強度差分904と、CO2濃度差分905と、電気費用906と、CO2費用907と、合計費用908とから構成される。
コスト予測データ212は、栽培目標データ209のデータ番号601の数だけ作成されるものであり、例えばデータ番号601の値が「1」であれば、コスト予測データ212の(a)におけるデータ番号901に「1」と登録される。
設定群番号902は、環境設定データ210の設定群番号702の数だけ登録されるものであり、例えば設定群番号702の値が「1」であれば、設定群番号902に「1」と登録される。
温度差分903と日射強度差分904とCO2濃度差分905は、コスト計算部207により登録されるものであり、温度差分903は、環境設定データ210の温度設定値703の値から、気象予測データ211の温度予想804の値を引いた値が登録され、日射強度差分904は、環境設定データ210の日射強度設定値704の値から、気象予測データ211の日射強度予想805の値を引いた値が登録され、CO2濃度差分905は、環境設定データ210のCO2濃度設定値705の値から、気象予測データ211のCO2濃度予想806の値を引いた値が登録される。
例えば、環境設定データ210の温度設定値703の値が「20」で、気象予測データ211の温度予想804の値が「34」のとき、温度差分903に「−14」と登録される。
電気費用906と、CO2費用907と、合計費用908は、コスト計算部207により登録されるものであり、電気費用906は温度差分903の合計値および日射強度差分904の合計値より導出され登録され、CO2費用907はCO2濃度差分905の合計値より導出され登録され、合計費用908は電気費用906とCO2費用907の合計値が登録される。
図10は、環境センサデータ213に登録されているデータ構成の一例を示す図である。
図10に示すように、環境センサデータ213は、施設番号1001と、日付1002と、時間1003と、温度1004と、日射強度1005と、CO2濃度1006から構成されており、環境情報取得部303が環境センサ部105よりデータを取得し、育成管理クライアント102のDBデータ入出力部304へ渡し、環境情報として登録される。
環境センサデータ213は、植物工場の数だけ作成されるものであり、施設番号1001には植物工場名が「植物工場A」のように登録される。
日付1002および時間1003には環境データを取得した日付と時間がそれぞれ「2013/8/17」、「10:00」のように登録される。
温度1004は、環境センサ部105の温度センサ501が取得した植物工場内の温度データが、例えば「30.1」のように登録される。日射強度1005は、環境センサ部105の日射センサ502が取得した植物工場内の日射データが、例えば「890」のように登録される。
CO2濃度1006は、環境センサ部105のCO2センサ503が取得した植物工場内のCO2濃度データが、例えば「400」のように登録される。
なお、環境センサデータ307は、通信部301および通信部201を経由して育成管理サーバ101の環境センサデータ213にコピーされる。
次に、育成シミュレーション部206の処理概要について、図11と図13を参照し説明する。
図11は、生育シミュレーション部206が実施するプログラムの処理の概要を示すフローチャートである。
生育シミュレーション部206は、栽培目標データ209へ接続し、目標栽培期間604と目標重量605のデータがあるかどうか判定を行い(ステップ1101)、該データがある場合、該データを取得し(ステップ1102)、ロジスティックモデルにより光合成速度の計算処理を行い(ステップ1103)、目標光合成速度606に登録する(ステップ1104)。
次に、生育シミュレーション部は目標光合成速度606を取得し(1105)、Farquharモデルによる環境設定値の計算処理を実施し(ステップ1106)、環境設定値を環境設定データ210に登録する(ステップ1107)。
ここで、ステップ1103における入出力データの説明を図13の(a)に記載する。またステップ1106における入出力データの説明を図13の(b)に記載する。
また、ステップ1106における「J(I)」は日射強度を変数とする関数を、「f(T)」は温度を変数とする関数を意味する。
次に、コスト計算部207の処理概要について、図12を参照し説明する。
図12は、コスト計算部を実施するプログラムの処理の概要を示すフローチャートである。コスト計算部207は、環境設定データ210へ接続し、温度設定値703と日射強度設定値704とCO2設定値705を取得し(ステップ1201)、気象予測データ211へ接続し、データ番号801に紐づいた温度予測804と、日射強度予測805と、CO2濃度予測806を取得し(ステップ1202)、設定値と気象予測値を基に県境制御コストの計算処理を行い(ステップ1203)、コスト予測データ212の電気費用906とCO2費用907と合計費用908へ値を登録する(ステップ1204)。
コスト予測データ212は、育成管理サーバ101の表示入力端末214へ出力され、いずれかの設定群番号902が選択される。選択されたデータは通信部201から通信部301を経由して、育成管理クライアント102の環境設定データ306にコピーされる。
育成管理クライアント102の施設制御部302では環境設定データ306の情報をDBデータ入出力部304を経由して取得し、植物工場施設部104の各制御装置へ環境設定データを送付する。
例えば、図9のコスト予測データ212の(a)における設定群番号902の「1」が表示入力端末214で選択された場合、施設制御部302は、植物工場施設部104の温度制御装置401へ設定値「20」を送付し、温度制御装置は設定値を実現するよう、自律的に動作を行う。
以上により、入力される栽培期間と目標重量に基づき、生育およびコストシミュレーションを実施することで、環境制御コストを把握した上で、栽培を計画的に実施することができる。
101 植物育成管理サーバ
102 植物育成管理クライアント
103 気象予測データ
104 植物工場施設部
105 環境センサ部
106 植物工場
206 生育シミュレーション部
207 コスト計算部
208 記憶部
209 栽培目標データ
210 栽培設定データ
211 気象予測データ
212 コスト予測データ
213 環境センサデータ

Claims (4)

  1. 利用者の情報入力表示端末と通信ネットワークにより接続可能な植物育成管理サーバと、前記植物育成管理サーバと植物工場施設環境制御装置と環境センサと通信ネットワークにより接続可能な植物育成クライアントとを備えた植物成長および運用コストシミュレーションに基づいた植物工場環境制御システムであって、
    前記植物育成管理サーバが、
    前記情報入力表示端末から、植物工場毎の目標栽培期間と目標重量を受信し、該目標栽培期間と目標重量を栽培目標データとして登録する栽培目標データ記憶手段と、
    この栽培目標データ記憶手段に記憶された前記栽培目標データを参照し、目標とする光合成速度を導出し、前記栽培目標データ記憶手段に植物工場毎に紐付けて登録する手段と、
    前記栽培目標データ記憶手段に記憶された前記光合成速度を参照し、環境設定データを導出し、環境設定データとして登録する環境設定データ記憶手段を備えることを特徴とする植物工場環境制御システム。
  2. 前記植物育成管理サーバが、前記栽培目標データ記憶手段に記憶された前記栽培目標データを参照し、植物栽培期間の気象予測データを通信ネットワーク経由で取得し、気象予測データとして登録する気象予測データ記憶手段と、
    この気象予測データ記憶手段に記憶された前記気象予測データと、前記環境設定データ記憶手段に記憶された前記環境設定データを参照し、植物工場の環境制御コストを導出し、コスト予測データとして登録するコスト予測データ記憶手段と、
    取得した前記コスト予測データを前記情報入力表示端末に表示する表示手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の植物工場環境制御システム。
  3. 前記植物育成管理サーバが、前記情報入力表示端末に表示された前記コスト予測データのうちいずれかの選択に対し、対応する前記環境設定データ記憶手段に記憶された前記環境設定データを、前記育成管理クライアントへ送信する手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の植物工場環境制御システム。
  4. 前記植物育成管理クライアントが、前記植物育成管理サーバより送信される前記環境設定データを受信し、前記植物工場施設環境制御装置へ前記環境設定データを送信する手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の植物工場環境制御システム。
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