JP2015065885A - モーアユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレードユニットによって作り出される搬送風に対する風量を増加させ、排出カバーから搬送ダクトにかけて流路においても刈り草をスムーズに搬送できる。【解決手段】モーアユニットは、第1軸芯71周りと第2軸芯72周りで回転するブレードとを有するブレードユニット70と、刈り草を排出する刈り草排出口29を第1軸芯と第2軸芯との間に形成している天板と側板とによって草刈り空間8を形成するブレードハウジング21と、刈り草排出口29を介して草刈り空間8と連通する排出搬送流路90を形成する排出カバー27とを備えている。吸気部2は、第1軸芯71と第2軸芯72との間でかつブレード回転軌跡によって規定される草刈り平面75より上方の草刈り空間8の領域である刈り草排出前領域Z2と、排出搬送流路90における刈り草排出口29付近の領域である刈り草排出後領域Z3とからなる刈り草排出空間9に開口する。【選択図】図1

Description

本発明は、上下向き軸芯周りで回転するブレードを有するブレードユニットをブレードハウジングの内部に備えているモーアユニットに関する。
搬送風の総風量を増加させるためにブレードハウジングの天板に複数の空気取り入れ口だけを形成した草刈機が、特許文献1から知られている。この草刈機では、横並びした2つのブレードのそれぞれによって刈り取られた刈り草を、各ブレードによって作り出された搬送風に乗せる。この搬送風の供給元は、ブレードハウジングと地面との間の隙間及び空気取り入れ口から吸い込まれる外気である。各ブレードで作り出された搬送風は、2つのブレード回転軌跡の重なり領域で合流し、ブレードハウジングの天板を切り欠いて設けられた刈り草排出口から排出され、排出カバーを経て、後続の集草容器につながる搬送ダクトに流れ込む。この構造では、搬送風の元となる外気の吸引は空気取り入れ口から補給することができるが、合流時の搬送風及び合流後の搬送風に対する風量を増加させるための特別な処置が講じられていないため、排出カバーから搬送ダクトにかけての搬送風流路における風量が不十分となる可能性がある。
特開2010−161972号公報
上記実情に鑑み、ブレードユニットによって作り出される搬送風、特に排出カバーから搬送ダクトにかけての搬送風流路における搬送風の風量を増加させ、この領域での刈り草をスムーズに搬送できるモーアユニットが要望されている。
本発明によるモーアユニットは、上下向きに延びた第1軸芯周りで回転するとともに回転起風機能を有する第1ブレードと、上下向きに延びた第2軸芯周りで回転するとともに回転起風機能を有する第2ブレードとを含むとともに、前記第1ブレードと前記第2ブレードとが水平方向で並設されているブレードユニットと、
前記ブレードユニットで刈取った刈り草を排出する刈り草排出口を前記第1軸芯と第2軸芯との間に形成している天板と当該天板から垂れ下がった側板とによって内部に前ブレードユニットを収容する草刈り空間を形成するブレードハウジングと、
前記刈り草排出口の開口縁部を外囲するとともに、前記刈り草排出口を介して前記草刈り空間と連通する排出搬送流路を内部に形成する排出カバーと、
前記草刈り空間における、前記第1軸芯と第2軸芯との間でかつ前記第1ブレードと前記第2ブレードの回転軌跡によって規定される草刈り平面より上方の上側領域である刈り草排出前領域と、前記排出搬送流路における前記刈り草排出口付近の領域である刈り草排出後領域とからなる刈り草排出空間に開口する外気吸気口を有する、少なくとも1つの吸気部とを備えている。
なお、本発明において記載されている「前と後」、「横」、「上と下」は、それぞれ車体走行方向、車体横断方向、車体の地面高さ方向での位置関係を意味している。
この構成によれば、第1ブレードの回転によって作り出される搬送風と第2ブレードの回転によって作り出される搬送風が合流し始める刈り草排出前領域及び合流しながら搬刈り草排出口を通り抜けた搬送風の合流が完了する刈り草排出後領域のいずれかの領域あるいはその両方の領域に開口する外気吸気口によって外気が供給される。これにより、合流時の搬送風ないしは合流後の搬送風に対する風量が増加することになり、排出カバーから搬送ダクトにかけての搬送風流路における刈り草の搬送がスムーズとなる。
搬送風は、刈り草排出口の通過時の速度が高いので、その搬送風が有する外気吸気力も大きい。したがって、本発明の好適な実施形態では、前記吸気部の外気吸気口が、前記刈り草排出口の前側開口縁部と前記排出カバーの基端部との間に作り出される隙間、または前記排出カバーの基端部に設けられた基端開口、あるいはその両方に位置することで、外気吸気口からの外気吸気の高い効率が得られる。
外気吸気口はモーアユニットの外部と内部を連通させるので、外気吸気口を通じて外部から内部にまたは内部から外部に小石などの異物を放出または侵入させる可能性がある。このことをできるだけ避けるとともに、外気吸気口の流れ面積は十分に確保するため、前記外気吸気口は、前記刈り草排出口の全幅にわたって延びた上下方向が狭いスリット形状の流れ断面を有するように構成することが好適である。
刈り草排出口を通過した搬送風に対する風量増加には、前記排出カバーの前後方向中央部に設けられた貫通孔である外気吸気口が好適である。また、第1ブレードによる搬送風と第2ブレードによる搬送風との合流過程での風量増加には、前記側板の前記刈り草排出前領域に向き合う部分に設けられた貫通孔である外気吸気口が好適である。後者の外気吸気口である貫通孔は、地面に近い側板部分に設けられるので、外部からの異物侵入の可能性が高くなる。このような異物侵入を出来るだけ回避するため、貫通孔を覆いながらも空気流通は可能となる庇部材が設けられると好都合である。
密集した草場の草刈り作業においては、ブレードハウジング下端と地面との隙間からだけでは搬送風の風量が不十分となる可能性がある。このため、前記ブレードハウジングに前記草刈り空間に開口する補助吸気口を有する補助吸気部が形成されることは好適である。
上述したように、刈り草排出前領域と刈り草排出後領域とからなる刈り草排出空間に開口する排気吸気口を有する吸気部は、搬送風の風量増加には効果的である。このような吸気部は、単一のブレードしか備えないシングルブレードタイプのモーアユニットにも有効である。このモーアユニットのブレードハウジングには、ブレードが単一であることから合流領域は存在しないが、刈り草排出前領域と刈り草排出後領域とからなる刈り草排出空間を定義することは可能であり、その刈り草排出空間に開口する排気吸気口を有する吸気部は、シングルブレードタイプのモーアユニットにおいても、搬送風の風量増加には効果的である。そのような、本発明による、シングルブレードタイプのモーアユニットは、上下向きに延びた軸芯周りで回転するとともに回転起風機能を有するブレードを有するブレードユニットと、
前記ブレードユニットで刈取った刈り草を排出する刈り草排出口を形成している天板と当該天板から垂れ下がった側板とによって内部に前ブレードユニットを収容する草刈り空間を形成するブレードハウジングと、前記刈り草排出口の開口縁部を外囲するとともに、前記刈り草排出口を介して前記草刈り空間と連通する刈り草排出搬送流路を内部に形成する排出カバーと、前記草刈り空間における、前記ブレードの回転軌跡によって規定される草刈り平面より上方の上側領域である刈り草排出前領域と、前記排出搬送流路における前記刈り草排出口付近の領域である刈り草排出後領域とからなる刈り草排出空間に開口する外気吸気口を有する、少なくとも1つの吸気部とを備えている。このモーアユニットにおける吸気部も、上述した横並びした複数ブレードを備えたモーアユニットにおける吸気部の作用効果と実質的に同じ作用効果を得ることができる。
横並びした複数ブレードを備えたモーアユニットにおける、本発明の基本原理を説明する模式図である。 単一ブレードを備えたシングルブレードタイプのモーアユニットにおける、本発明の基本原理を説明する模式図である。 乗用型草刈機の全体側面図である。 乗用型草刈機の全体平面図である。 モーアユニットの平面図である。 モーアユニットの一部横断平面図である。 ブレードユニットの断面図である。 モーアユニットの一部縦断側面図である。 排出カバーの上部構造体の斜視図である。 複数の吸気部を示す模式図である。 予備吸気部を示す模式図である。 予備吸気部を示す模式図である。 予備吸気部を示す模式図である。 予備吸気部を示す模式図である。 シリンダガードを示す模式図である。
本発明によるモーアユニットの具体的な実施形態を説明する前に、本発明を特徴づけている吸気部による搬送風の風量増加の基本原理を、図1と図2とを用いて説明する。
まず、図1には、横並びした複数(ここでは2つの)ブレードを備えたモーアユニットの平面図(図1の(a))と横断面図(図1の(b))が模式的に示されている。
このモーアユニット20は、ブレードユニット70を収容するブレードハウジング21を備えている。ブレードユニット70は、上下向きに延びた第1軸芯71周りで回転する第1ブレード72と、同様に上下向きに延びた第2軸芯73周りで回転する第2ブレード74を有する。第1軸芯71と第2軸芯73とは、車体横方向にブレード直径より短い間隔をあけて位置しており、第1ブレード72の回転軌跡と第2ブレード74の回転軌跡は地面から所定間隔をあけた同一平面(草刈り平面75)を作り出す。したがって、第1ブレード72の回転軌跡と第2ブレード74の回転軌跡とは、第1軸芯71と第2軸芯73との間で部分的に重なり合っている。第1ブレード72と第2ブレード74は、いずれも回転することで搬送風を作り出す回転起風機能を有する。回転起風機能は、簡単には、ブレード先端に起風翼を設けることで得られる。第1ブレード72と第2ブレード74との回転方向は向き合っており、第1軸芯71と第2軸芯73との間に各搬送風の後方への合流領域が作り出される。この合流した搬送風をブレードハウジング21から排出するために、刈り草排出口29が設けられている。
このブレードハウジング21には、第1ブレード72及び第2ブレード74によって作り出される搬送風を増強するために、各ブレードの真上に各ブレードと一体回転する補助ファンを有する補助ファンユニットSFが配置されている。ここでは図示されていないが、ブレードハウジングの天板の補助ファンと向き合う箇所に外気を取り入れる開口が設けられている。
ブレードハウジング21は、天板21aと、当該天板21aの周縁から垂れ下がった側板21bとを有し、天板21aと側板21bとで境界付けられた内部空間が草刈り空間8である。天板21aの車体横方向中央部を切り欠くことで刈り草排出口29が作り出されている。刈り草排出口29の開口縁部を外囲するとともに、刈り草排出口29を介して草刈り空間8と連通する排出搬送流路90を内部に形成する排出カバー27が、ブレードハウジング21の外面に取り付けられている。この排出カバー27の後端は、搬送ダクト6に接続する。
本発明におけるモーアユニット20における搬送風が存在する特定の領域ないしは空間を定義しておく。上述した草刈り空間8における、第1軸芯71と第2軸芯73との間でかつ第1ブレード72と第2ブレード74の回転軌跡とによって規定される草刈り平面75より下方の下側領域が空気吸い込み領域Z1であり、この草刈り平面75より上方の上側領域が刈り草排出前領域Z2である。排出搬送流路90における、特に刈り草排出口29付近の領域が刈り草排出後領域Z3である。刈り草排出前領域Z2と刈り草排出後領域Z3とを合わせた領域が刈り草排出空間9である。
従って、合流時の搬送風または合流後の搬送風に外気を供給する吸気部2は、刈り草排出空間9に開口する外気吸気口を有する。吸気部2は少なくとも1つあればよいが、図1の例では、複数個所に設けられている。まず、第1の吸気部2は、その外気吸気口2aが、刈り草排出口29の前側開口縁部と排出カバー27の基端部との間に作り出された隙間である吸気部である。ここでは、この隙間(外気吸気口2a)は刈り草排出口29のほぼ全幅にわたって延びて、上下方向が狭いスリット形状の流れ断面を有する。第2の吸気部2は、その外気吸気口2bが排出カバー27の基端部に設けられた基端開口である吸気部である。この基端開口(外気吸気口2b)も、刈り草排出口29のほぼ全幅にわたって延びた上下方向が狭いスリット形状の流れ断面を有する。
さらに、図1の例では、排出カバーの前後方向中央部に前後列で複数設けられた貫通孔が外気吸気口2cとして機能する吸気部2も設けられている。さらに、この吸気部2は、合流時の搬送風または合流後の搬送風に外気を供給できるという条件を満たす限り、ブレードハウジング21に形成することも可能である。図1の(b)では、前記側板の前記刈り草排出前領域に向き合う部分に設けられた貫通孔が外気吸気口2dとして機能する吸気部2も示されている。なお、図1では図示されていないが、貫通孔(外気吸気口2d)への異物浸入を避けるための庇部材が設けられてもよい。また、同様に図1では図示されていないが、ブレードハウジング21に草刈り空間8に開口する補助吸気口を有する補助吸気部が形成されてもよい。
図2には、単一ブレードを備えたシングルブレードタイプのモーアユニット20の平面図(図1の(a))と横断面図(図1の(b))が模式的に示されている。シングルブレードタイプのモーアユニット20も、上述したモーアユニット20と同様に、ブレードハウジング21と刈り草排出口29と排出カバー27とを備えている。このモーアユニット20も、草刈り空間8は、天板と当該天板から垂れ下がった側板とによって境界付けられた空間であり、天板21aの切欠きによって刈り草排出口29が形成されている。草刈り空間8における、ブレード72の回転軌跡によって規定される草刈り平面75より上方の上側領域である刈り草排出前領域Z2と、排出搬送流路90における刈り草排出口29付近の領域である刈り草排出後領域Z3とからなる刈り草排出空間9も同様に定義される。排出カバー27は、刈り草排出口29の開口縁部を外囲するとともに、刈り草排出口29を介して草刈り空間8と連通する排出搬送流路90を内部に形成する。ここでは、吸気部2の外気吸気口2aは、刈り草排出空間9に開口する、ブレードハウジング21の天板21aと排出カバー27の前端縁との間に形成された隙間である。また、吸気部2の外気吸気口2bは排出カバー27に設けられた貫通孔である。
また、このシングルブレードタイプのモーアユニット20は、搬送風が循環式となっており、集草容器に到達した搬送風を再び草刈り空間8に戻す戻しダクトRDが設けられているが、この戻しダクトRDの開放端は吸気部2に接続されている。図2の例では、その開放端は吸気部2の外気吸気口2bに接続されているが、これに代えて外気吸気口2aに接続されてもよい。あるいは、戻しダクトRDの開放端を二股状に形成し、外気吸気口2aと外気吸気口2bの両方に接続可能なように構成してもよい。このように、吸気部2に循環してきた循環搬送風を流すことにより、通常の外気よりも、強い圧力をもって吸気部2から内部に空気が供給され、内部の搬送風の風力アップが強化される。
なお、図1で例示したモーアユニット20においてもこのような搬送風循環式を採用することができ、その際、戻しダクトRDの開放端は、外気吸気口2a、2b、2c、2dのいずれかまたはそのいくつかにあるいはその全てに接続される。
図1に例示されたモーアユニット20は2つのブレード72、74を備えたものであり、図2に例示されたモーアユニット20は1つブレード72を備えたものであったが、3つ以上のブレードを備えたモーアユニット20にも本発明は適用可能である。複数のブレードによって作り出された搬送風が合流する箇所に刈り草排出口29と排出カバー27とが設けられるので、合流時の搬送風または合流後の搬送風に外気を供給する吸気部2も、同様に設けることができる。
以下、本発明の具体的な実施形態の一例を図面に基づいて説明する。
図3は、モーアユニット20が中央部に装備されたミッドマウント型の乗用草刈機の全体側面図である。この図に示すように、この乗用型草刈機は、左右一対の操向操作自在な前車輪1aと左右一対の駆動自在な後車輪1bとによって自走する。乗用型草刈機の車体フレーム4の後半部に、運転座席4aを有する運転部が配置されている。前輪1aと後輪1bとの間の領域で、車体フレーム4からリンク機構10を介してモーアユニット20が吊り下げられている。
エンジン5は、車体フレーム4の前部にゴムを介して搭載されている。エンジン5の下方に、伝動ベルト42を介してエンジン5の出力を受け取る入力軸41と、入力軸41と連結した動力取り出し軸43とが水平に配置されている。さらに、エンジン動力は、動力取り出し軸43から回転軸46を介してモーアユニット20のブレード駆動機構22に伝達される。
リンク機構10は、車体フレーム4に上下揺動自在に支持された左右一対の前揺動リンク11及びこの前揺動リンク11と連結している前中間リンク11aと、車体フレーム4に上下揺動自在に支持された左右一対の後揺動リンク12及びこの後揺動リンク12と連結している後中間リンク12aと、左右一対の連動リンク13とを備えている。
前揺動リンク11の先端部は、前中間リンク11aを介して、モーアユニット20のブレードハウジング21の前部に位置する左右一対の前連結部材23に連結されている。後揺動リンク12の先端部は、中間リンク12aを介して、ブレードハウジング21の後部に位置する左右一対の後連結部材24に連結されている。左側の連動リンク13は、左側の前揺動リンク11と後揺動リンク12とを連動させ、右側の連動リンク13は、右側の前揺動リンク11と後揺動リンク12とを連動させている。左右一対の前揺動リンク11,11の一方にリフトシリンダ15が連結されている。さらに、ブレードハウジング21の後部と車体フレーム4の後端とを連結するように、左右一対の前後方向に延びた固定リンク10aが備えられている。
上述した構成により、リンク機構10は、リフトシリンダ15によって一方の前揺動リンク11が揺動操作されると、左右一対の前揺動リンク11が回転支軸14による連動のために一体に揺動するとともに前中間リンク11aとの間で屈曲することによって車体フレーム4に対して上下に揺動昇降変位し、同時に左右一対の後揺動リンク12と後中間リンク12aも揺動昇降変位する。これにより、モーアユニット20は、ブレードハウジング21の前後側に支持された接地ゲージ輪25が地面に接地した下降作業状態と、各接地ゲージ輪25が地面から上昇した上昇非作業状態との間で、昇降する。その際、固定リンク10aによってモーアユニット20の前後方向の変位が規制されている。つまり、昇降位置にかかわらず、モーアユニット20と前輪1aとの間隔はほぼ一定に維持されることから、モーアユニット20と前輪1aとの間隔を小さくすることができる。
図5から明らかなように、前記モーアユニット20のブレードハウジング21の内部には、ブレードユニット70が配置されている。この実施形態のブレードユニット70は、進行方向に対する横断方向に並んだ、第1ブレード72及び第2ブレード74を備えたダブルブレードタイプである。第1ブレード72及び第2ブレード74は、回転することによって風を作り出す回転起風翼を備えている。第1ブレード72は上下向きの第1軸芯71周りに、第2ブレード74は第2軸芯73周りにブレード駆動機構22によって回転する。
前記モーアユニット20の下降作業状態で、ブレードユニット70を駆動させながら乗用草刈機が走行すると、第1ブレード72及び第2ブレード74によって草刈りが行われる。刈り取られた刈り草は、第1ブレード72及び第2ブレード74の回転によって発生した風によってブレードハウジング21の上部に位置する排出カバー27に達し、排出カバー27からに車体後方上方向きに排出される。
排出カバー27から排出された刈り草は、第1ブレード72及び第2ブレード74によって作り出された搬送風による搬送作用と、自走車に左右一対の後車輪1b間を車体前後方向に通して設けてある搬送ダクト6による案内作用とによって、刈草回収装置30を構成する集草容器32に送り込まれ、この集草容器32によって回収貯留される。
刈草回収装置30は、車体フレーム4に連結された支持フレーム31と集草容器32とを連結するリンク機構33を備えており、リンク機構33を昇降シリンダ34によって揺動操作することで、集草容器32は下降集草位置と上昇排出位置との間で変位する。
次に、モーアユニット20について図5〜図9に基づいてさらに詳述する。
モーアユニット20のブレードハウジング21は、天板21aとこの天板21aの周縁部に連設された側板21bとを備え、この天板21aと側板21bとによって、草刈り空間8を作り出す。ここでは、ダブルブレードタイプのブレードユニット70が採用されているので、草刈り空間8は、第1ブレード72を収容する第1刈り室81と、第2ブレード74を収容する第2刈り室82とに区分けされている。第1ブレード72及び第2ブレード74は、それぞれ、ブレードハウジング21の天板21aを貫通した第1軸芯71を有する第1軸71a及び第2軸芯73を有する第2軸73aに一体回転自在に支持されている。第1刈り室81と第2刈り室82とは、車体横方向に並べて形成されている。ブレード駆動機構22は、回転軸46に連動された入力軸22aと、この入力軸22aからの動力をベベルギヤ22bと平歯車22cとを備え、第1軸71a及び第2軸73aに動力伝達する(図5参照)。第1刈り室81と第2刈り室82との境界領域の空間で、第1ブレード72と第2ブレード74とによる回転起風が合流して、後方上方に流れるように、第1ブレード72と第2ブレード74の回転方向が決定されている。
この実施形態では、第1刈り室81と第2刈り室82との境界領域、つまり第1軸芯71と第2軸芯73と間の空間で、かつ第1ブレード72と第2ブレード74との回転軌跡面の上方領域が、前述した刈り草排出前領域Z2とみなされる。また、草刈り空間8で、回転軌跡面の下方領域が空気吸い込み領域Z1とみなされる。
刈り草排出前領域Z2より車体横方向で狭い幅をもって、車体前後方向に、天板21aが切り欠かれ、刈り草排出口29が作り出されている。第1刈り室81と第2刈り室82とからなる草刈り空間8は、ブレードハウジング21の下端側で地面に向かって開口し、かつブレードハウジング21の車体横方向での中央箇所で互いに連通している。刈り草排出口29は、第1刈り室81と第2刈り室82とに連通している。したがって、刈り草は、空気吸い込み領域Z1から吸い込まれた空気によって刈り草排出前領域Z2から刈り草排出口29を通り抜ける。
刈り草排出口29を通り抜けてきた刈り草は、ブレードユニット70によって作り出された搬送風とともに、排出カバー27によって作り出される、排出カバー27の内部空間である刈り草排出後領域Z3に流れ込む。
この実施形態では、排出カバー27は、図5と図6、及び図8と図9から理解できるように、ブレードハウジング21に刈り草排出口29の両横側で板金を付設して設けた下部構成体50と、ブレードハウジング21の前端部に設けた左右一対の支持部21cに枢支ピン51を介して連結片52aで連結された上部構成体52とから構成されている。左右一対の下部構成体50が排出カバー27の下側左右側壁を構成しており、上部構成体52が排出カバー27の上側左右側壁と天壁とを構成している。左右一対の下部構成体50は、互いの後端側の下部同士を連結する連結する後部ガイド板53を備えている(図6参照)。
図8と図9から明らかなように、上部構成体52は、基端部52Aと本体部52Bとからなる車体前後方向の二分割構成となっている。基端部52Aは、わずかにアーチ状に湾曲した板材であり、両端の側部に連結片52aが固定されている。本体部52Bは、左右一対の横側板52bと、左右一対の横側板52bの上端部に連なる天板52cとからなる。さらに、排出カバー27の上部構成体52は、左右一対の枢支ピン51,51の軸芯で成る左右横向きの昇降軸芯まわりに上下揺動可能にブレードハウジング21に支持されている。その際、図8に示されているように、上部構成体52は、その基端部52Aの先端縁と天板21aの上面との間に隙間が形成されるように支持されている。この隙間は、ほぼ排出カバー27の全幅で細長くスリット状に延びており、吸気部2の外気吸気口2aとして機能する。
上部構成体52を構成する基端部52Aと本体部52Bとは、基端部52Aの後部と本体部52Bの前部とが、本体部52Bが上にくるように、かつ、基端部52Aの上面と本体部52Bの下面との間に隙間が形成されるように重ね合わされ、複数の適当箇所で溶接またはボルトで接合されている。このほぼ排出カバー27の全幅に延びた細長いスリット状の隙間が第2の吸気部2の外気吸気口2bとして機能する。つまり、基端部52Aの後部上面と本体部52Bの前部下面とで第2の吸気部2が形成されている。図10からよく理解できるように、外気吸気口2aは外気吸気口2bより、刈り草流れ方向で上流側に位置し、低い位置にある。さらに、外気吸気口2aと外気吸気口2bとの流れ断面の横方向の長さはほぼ同じであるが、流れ断面の高さ方向の長さは外気吸気口2bの方が外気吸気口2aより大きい。
以上の排出カバー27の構造により、刈り草排出口29から排出された刈り草は、排出カバー27に設けられた2つの吸気部2の外気吸気口2a及び2bから吸引された外気によって風量増加された搬送風を用いて、後方上方向きに流動案内され、搬送ダクト6に送り出される。
なお、この実施形態では、図8と図9から明らかなように、上部構成体52の本体部52Bの天板52cに車体横方向に延びたスリット状の貫通孔が、追加的な吸気部2の外気吸気口2cとして車体前後方向に間隔をあけて複数並設されている。外気吸気口2cは、本体部52Bの天板52cにコの字形状の切り込みを入れ、この切り込みによって作り出された細長い舌片を内側に折り曲げることでその舌片と残された天板52cとの間に形成される開口である。その際、舌片は空気案内面として機能する。
さらに、この実施形態では、図10に示されているように、ブレードハウジング21の前方側の側板21bの天板21に近い部分に第4の吸気部2が備えられている。なお、ブレードハウジング21の天板21aと側板21bとによって形成されるコーナ部の領域の大部分には、コーナ部に向かって凸状に湾曲している湾曲板材21rが固定されている。これにより、湾曲板材21rの草刈り空間8に面した面は凹湾曲内面となり、刈り草がスムーズに流れるために、刈り草のへばりつきが抑制される。湾曲板材21rと天板21aと側板21bとの間には断面略三角状の環状コーナ空間が作り出される。なお、図10に示されている、ブレードハウジング21の前側中央領域では、湾曲板材21rが欠落しており、両側の湾曲板材21rの端部には環状コーナ空間の開口が作り出される。
この第4の吸気部2の外気吸気口21sは、側板21bに設けられている横方向に細長く延びた貫通孔である。この外気吸気口21sは、環状コーナ空間に開口している。したがって、外気吸気口21sから入り込んだ空気は環状コーナ空間を通り抜け、環状コーナ空間の開口から、刈り草排出前領域Z2の前方領域に流れ込む。図10では、一方の外気吸気口21sにだけ、上から下方に垂れ下がって外気吸気口21sを覆う庇状カバー(庇部材)200が取り付けられているが、これは説明目的のためであり、実際は、両方の外気吸気口21sに庇状カバー200が用意されている。庇状カバー200は、庇状カバー200の下端縁と側板21bとの間に隙間が形成されるとともに、その隙間と外気吸気口21sとの間に連通空間が作り出されるような内部形状を有する。この庇状カバー200により、上方から直接外気吸気口21sを通じて環状コーナ空間に異物が侵入することが抑制される。
図3に示されているように、ブレードハウジング21は、上部構成体52の両横側で天板21aに固着して立設したロッド形のバネホルダー55と、各バネホルダー55に支持させたコイルバネで成る上昇操作バネ56とを備えている。前記各上昇操作バネ56は、バネホルダー55に摺動自在に外嵌するよう構成して上部構成体52の横側板52b(図9参照)に設けたバネ受け体(不図示)に作用して上部構成体52を枢支ピン51の軸芯まわりに上昇付勢する(図8参照)。
つまり、排出カバー27は、モーアユニット20の自走車体に対する昇降によるブレードハウジング21と搬送ダクト6との上下間隔の変化にかかわらず、上部構成体52の上昇操作バネ56による上昇付勢によって上部構成体52の後端側が搬送ダクト6の内面に当接した状態に維持される。これにより、刈り草排出口29から放出された刈り草は、排出カバー27と搬送ダクト6との間から漏れ出ないようにして搬送ダクト6に送り出される。
さらに、左側の下部構成体50の外側面には、支点軸61まわりで回動できるフック状のロック金具62を取り付けてあり、上部構成体52を押し下げて、ロック金具62をバネ受け体57に係止することによって、上部構成体52の天板52cが下降した姿勢に維持できるようになっている。これによって、上部構成体52が搬送ダクト6と干渉せずに取り出すことができる。
この実施形態では、図6から明らかなように、さらに、予備吸気部2Zの外気吸気口として機能する予備外気吸気口21dが天板21aに設けられている。予備外気吸気口21dは、ブレードハウジング21の天板21aにおける第1軸芯71を中心として第1ブレード72の直径の約1/2の径での円周方向と、第2軸芯73を中心として第2ブレード74の直径の約1/2の径での円周方向とに形成されている。さらに、重要なことは、外気吸気口2aを有する吸気部2の競合を避けるために、予備外気吸気口21dは、刈り草排出前領域Z2以外の草刈り空間8に開口するように位置決めされている。つまり、刈り草排出口29から刈り草排出後領域Z3へ流れ込んだ搬送風(空気流)に対する、空気補給は、吸気部2の外気吸気口2aを通じて行われる。
この予備外気吸気口21dの開度を調節する開度調節具35を備えている。開度調節具35は、予備外気吸気口21dと同形の開口を備えた開度調節板36と、これの開閉方向を定めるための案内孔37と、操作部としての操作摘み38と、螺子からなる固定金具39とを備えている。さらに、予備外気吸気口21dの上方には透明樹脂製のカバー58を備えており、このカバー58に操作摘み38を一体形成してある。カバー58は、予備外気吸気口21dへの空気の流入を妨げないように、開度調節板36の上面とカバー58の下面との間に1cm程の空間を開けた状態で、開度調節板36から立設されている。ブレードハウジング21の天板21aには、複数の予備外気吸気口21dを備え、カバー58は天板21aから上方に間隔を隔てて複数の予備外気吸気口21dを覆う。これにより、予備外気吸気口21dから異物が浸入することを防止できる。
なおこの実施形態では設けられていないが、ブレードハウジング21には、吸気部2の補助的な役割を果たす補助吸気部2Xを設けてもよい。そのような補助吸気部2Xを以下に列挙する。
(1)図11に示す補助吸気部2Xは、側板21bの前方側の両端部分に設けられている。この両端部分の下端領域が切り欠かれ、この切り欠き部が補助吸気部2Xの補助外気吸気口21eとして機能する。ただし、この補助外気吸気口21eから異物等が侵入しにくいように、補助外気吸気口21eは孔付きカバー201によって外囲されている。孔付きカバー201は上面部と側面部とを有し、上面部に空気流通用のスリットが設けられている。孔付きカバー201は、側板21bから突き出すように側板21bにねじ接続された状態で、その内部に空間を作り出すことができる。これにより、上面部のスリットと補助外気吸気口21eとが連通し、ブレードハウジング21の草刈り空間8における空気吸い込み領域Z1と外部との空気流通が可能となる。
(2)図12に示す補助吸気部2Xは、図11に示された補助吸気部2Xと類似している。同様に、側板21bの下端領域に切り欠き部が補助外気吸気口21eとして設けられるが、これを外囲するカバー体202にスリットが形成されているのではなく、側板21bとの間のスリット状の隙間を作り出すような凹み部が形成されている。
(3)図13に示す補助吸気部2Xは、排出カバー27を挟んで左右に位置する側板21bの後方側の面に設けられている。ここでは、側板21bの中央に三か所にコの字形状の切り込みを入れ、この切り込みによって作り出された舌片を内側に折り曲げることでその舌片と残された側板21bとの間に開口が形成される。この開口が、ここでの補助吸気部2Xの補助外気吸気口21fとして機能する。舌片は空気案内面として機能する。この補助外気吸気口21fも、ボルトとスペーサによって側板21bの表面との間の隙間を維持しながら側板21bに連結されるカバー203によって外囲される。これにより、側板21bとカバー203との間の隙間と補助外気吸気口21fとが連通し、ブレードハウジング21の草刈り空間8と外部との空気流通が可能となる。
(4)図14に示す補助吸気部2Xは、接地ゲージ輪25を取り付けるためのゲージ輪ブラケット25aとブレードハウジングの天板21aとの隙間に形成されている。この補助吸気部2Xの補助吸気口21gは、ゲージ輪ブラケット25aと天板21aとの隙間に通じる、天板21aに設けられた貫通孔である。なお、このゲージ輪ブラケット25aの周辺にも、図12で説明したような、側板21bの下端領域に切り欠き部が補助外気吸気口21eとなる補助吸気部2Xを設けることができる。なお、この切り欠き部(補助外気吸気口21e)は、接地ゲージ輪25の走行軌跡領域まで延びており、カバー体202によって覆うことができる。この切り欠き部(補助外気吸気口21e)は、ブレード72の高さまで切り込まれており、これにより、刈り取られるべき草の姿勢が良くなり(地面にへたり込まない)、刈残しが改善される。
回転駆動によって搬送風を作り出すブレードユニット70を採用した場合、ブレード風切音や吸気箇所での空気通過音などの騒音が大きくなる場合がある。このような騒音は、所定の周波数を有するので、アクティブ消音の原理を用いて騒音を低減させることが可能である。つまり、騒音を取り込んで、騒音が有する周波数に一致する周波数を半波長送らして放出するような共鳴器をブレードハウジング21、排出カバー27、搬送ダクト6に設ける。例えば、搬送風(騒音)の取り込み口と搬送風(ノイズキャンセル用の音)の放出口を有するU字状のパイプを、その取り込み口と放出口を搬送風流通空間に開口させるように取り付ける。U字状のパイプの形状は、放出口から放出される搬送風の周波数が取り込み口で取り込まれた搬送風の周波数と比べて半波長ずれるように設計する。
図3では、図示されていないが、刈草回収装置30のリンク機構33を搖動する昇降シリンダ34には、図15で模式的に示されているように、シリンダガード63が設けられている。このシリンダガード63は、保守点検時に、伸長した昇降シリンダ34をロックするロック機能も備えている。シリンダガード63は、ロッド状のガード体64と、固定ブラケット65と、ガイド部材66と、フック67とを備えている。固定ブラケット65は、昇降シリンダ34のピストンをリンク機構33のロアーリンク33aに連結するシリンダブラケット34aに固定されている。ガード体64の一端は、固定ブラケット65に固定されている。ガイド部材66は、ガード体64が挿通可能な孔を有し、昇降シリンダ34に固定されている。フック67は、ガード体64を挿通させる孔を有し、固定ブラケット65とガイド部材66との間でガード体64をスライド可能である。フック67は、ガード体64周りで回動可能であり、所定回動位置で昇降シリンダ34のピストンと係合するフック凹部を形成したフックアーム67aを有する。さらに、フック67は、所定のスライド位置(ここでは昇降シリンダ34が最大に伸長した位置)でガード体64にフック67を固定するロックピンを備えている。以上の構成により、このシリンダガード63は、昇降シリンダ34のピストンを保護するとともに、最大に伸長した昇降シリンダ34のピストンにフックアーム67aのフック凹部を嵌めこむことで、昇降シリンダ34の動きをロックする。
本発明は、ミッドマウント型の乗用型草刈機ばかりではなく、フロントマウント型の乗用型草刈機や歩行型の草刈機にも適用できる。
2 :吸気部
2X :補助吸気部
2Z :予備吸気部
2a、2b、2c、2d:外気吸気口
6 :搬送ダクト
8 :草刈り空間
9 :刈り草排出空間(刈り草排出前領域Z2+刈り草排出後領域Z3)
20 :モーアユニット
21 :ブレードハウジング
21a :天板
21b :側板
21c :支持部
21d :予備外気吸気口
21e :補助外気吸気口
21f :補助外気吸気口
21g :補助外気吸気口
21r :湾曲板材
21s :外気吸気口
27 :排出カバー
29 :刈り草排出口
30 :刈草回収装置
50 :下部構成体
51 :枢支ピン
52 :上部構成体
52A :基端部
52B :本体部
52a :連結片
52b :横側板
52c :天板
53 :後部ガイド板
70 :ブレードユニット
71 :第1軸芯
71a :第1軸
72 :第1ブレード
72 :第1ブレード
72 :ブレード
73 :第2軸芯
73a :第2軸
74 :第2ブレード
75 :草刈り平面
81 :第1刈り室
82 :第2刈り室
90 :排出搬送流路
200 :庇状カバー
201 :孔付きカバー
202 :カバー体
203 :カバー
RD :戻しダクト
Z1 :空気吸い込み領域(刈り草平面の下方空間)
Z2 :刈り草排出前領域(刈り草平面の上方空間で第1軸芯と第2軸芯との間)
Z3 :刈り草排出後領域(排出用カバーの内部領域)

Claims (8)

  1. 上下向きに延びた第1軸芯周りで回転するとともに回転起風機能を有する第1ブレードと、上下向きに延びた第2軸芯周りで回転するとともに回転起風機能を有する第2ブレードとを含むとともに、前記第1ブレードと前記第2ブレードとが水平方向で並設されているブレードユニットと、
    前記ブレードユニットで刈取った刈り草を排出する刈り草排出口を前記第1軸芯と第2軸芯との間に形成している天板と当該天板から垂れ下がった側板とによって内部に前ブレードユニットを収容する草刈り空間を形成するブレードハウジングと、
    前記刈り草排出口の開口縁部を外囲するとともに、前記刈り草排出口を介して前記草刈り空間と連通する排出搬送流路を内部に形成する排出カバーと、
    前記草刈り空間における、前記第1軸芯と第2軸芯との間でかつ前記第1ブレードと前記第2ブレードの回転軌跡によって規定される草刈り平面より上方の上側領域である刈り草排出前領域と、前記排出搬送流路における前記刈り草排出口付近の領域である刈り草排出後領域とからなる刈り草排出空間に開口する外気吸気口を有する、少なくとも1つの吸気部と、
    を備えたモーアユニット。
  2. 前記吸気部の1つは、その外気吸気口が、前記刈り草排出口の前側開口縁部と前記排出カバーの基端部との間に作り出される隙間または前記排出カバーの基端部に設けられた基端開口あるいはその両方である請求項1に記載のモーアユニット。
  3. 前記外気吸気口は、前記刈り草排出口の全幅にわたって延びた上下方向が狭いスリット形状の流れ断面を有する請求項2に記載のモーアユニット。
  4. 前記吸気部の外気吸気口が、前記排出カバーの前後方向中央部に設けられた貫通孔である請求項1から3のいずれか一項に記載のモーアユニット。
  5. 前記吸気部の外気吸気口が、前記側板の前記刈り草排出前領域に向き合う部分に設けられた貫通孔である請求項1から4のいずれか一項に記載のモーアユニット。
  6. 上方から前記貫通孔への異物浸入を避けるための庇部材が設けられている請求項5に記載のモーアユニット。
  7. 前記ブレードハウジングに前記草刈り空間に開口する補助吸気口を有する補助吸気部が形成されている請求項1から6のいずれか一項に記載のモーアユニット。
  8. 上下向きに延びた軸芯周りで回転するとともに回転起風機能を有するブレードを有するブレードユニットと、
    前記ブレードユニットで刈取った刈り草を排出する刈り草排出口を形成している天板と当該天板から垂れ下がった側板とによって内部に前ブレードユニットを収容する草刈り空間を形成するブレードハウジングと、
    前記刈り草排出口の開口縁部を外囲するとともに、前記刈り草排出口を介して前記草刈り空間と連通する刈り草排出搬送流路を内部に形成する排出カバーと、
    前記草刈り空間における、前記ブレードの回転軌跡によって規定される草刈り平面より上方の上側領域である刈り草排出前領域と、前記排出搬送流路における前記刈り草排出口付近の領域である刈り草排出後領域とからなる刈り草排出空間に開口する外気吸気口を有する、少なくとも1つの吸気部と、
    を備えたシングルブレードタイプのモーアユニット。
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