JP2015065224A - 基板及びその製造方法 - Google Patents

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Yuki Yamamoto
祐樹 山本
要一 守屋
Yoichi Moriya
要一 守屋
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Abstract

【課題】樹脂材料の硬化タイミングの違いに起因する基板の反りを小さくすることができる基板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】(i)導電部材16を、導電部材16の第1の主面16aの一部を残して第1の主面16a側から加工して、導電部材16に第1の除去部16xを形成し、(ii)第1の除去部16xに、未硬化状態の第1の樹脂材料を充填し、硬化させることによって、導電部材16に接合する第1の樹脂層14aを形成し、(iii)導電部材16を、導電部材16の第2の主面16bの一部を残して第2の主面16b側から加工して、導電部材16に第2の除去部16yを形成し、(iv)第2の除去部16yに、未硬化状態の第2の樹脂材料を充填し、硬化させることによって、導電部材16及び第1の樹脂層14aに接合する第2の樹脂層14bを形成する。第1の樹脂材料と第2の樹脂材料とは、異なる材料である。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板及びその製造方法に関し、詳しくは、基板本体が樹脂で形成された基板及びその製造方法に関する。
例えば、図7の断面図に示す基板は、金属箔6を一方側の面から所定パターン形状にハーフエッチングして第1の露出面3を形成した後、樹脂材料を充填、硬化し、次いで、金属箔6を反対側の面から所定パターン形状にエッチングして第2の露出面4を形成した後、樹脂材料を充填、硬化することによって製造され、硬化した樹脂によって基板本体2が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−278379号公報
この基板の基板本体2は、製造プロセスの前半で樹脂材料が硬化した部分と、製造プロセスの後半で樹脂材料が硬化した部分とが混在しており、硬化タイミングの違いによって両者の界面に引っ張り応力が発生し、基板に反りが発生することがある。基板に反りが発生すると、基板への実装部品の実装が困難となる。
本発明は、かかる実情に鑑み、樹脂材料の硬化タイミングの違いに起因する基板の反りを小さくすることができる基板及びその製造方法を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した基板の製造方法を提供する。
基板の製造方法は、(i)互いに対向する第1及び第2の主面を有する導電部材を、前記第1の主面の一部を残して前記第1の主面側から加工し、前記導電部材に第1の除去部を形成する第1の工程と、(ii)前記第1の除去部に、未硬化状態の第1の樹脂を主成分とする第1の樹脂材料を充填し、硬化させることによって、前記導電部材に接合する第1の樹脂層を形成する第2の工程と、(iii)前記第1の樹脂層の形成後に、前記導電部材を、前記第2の主面の一部を残して前記第2の主面側から加工して、前記導電部材に第2の除去部を形成する第3の工程と、(iv)前記第2の除去部に、未硬化状態の第2の樹脂を主成分とする第2の樹脂材料を充填し、硬化させることによって、前記導電部材及び前記第1の樹脂層に接合する第2の樹脂層を形成する第4の工程とを備えている。前記第1の樹脂材料と前記第2の樹脂材料とは、異なる材料である。
上記方法によれば、第1及び第2の樹脂材料を変えることによって、第1及び第2の樹脂材料が同一である場合よりも、基板の反りを小さくすることができる。
好ましい一態様において、前記第1の樹脂材料の硬化状態でのヤング率は、前記第2の樹脂材料の硬化状態でのヤング率よりも大きい。
第2の工程において第1の樹脂材料を硬化させた段階で反りが発生していなくても、第4の工程において第2の樹脂材料を硬化させた段階で反りが発生することがある。これは、第4の工程で第2の樹脂材料が硬化するときに、導電部材の第2の主面側に配置されている第2の樹脂層の第2の樹脂の硬化収縮に伴う力によって、導電部材の第1の主面側の第1の絶縁層が引っ張られるからである。第2の樹脂材料のヤング率を小さくすると、硬化収縮に伴って発生する第2の樹脂層の引っ張り力を小さくし、結果として、導電部材の第1の主面側の第1の樹脂層の変形を低減でき、基板の反りを小さくする効果が得られる。
好ましい他の態様において、前記第1の樹脂材料の硬化状態での線膨張係数は、前記第2の樹脂材料の硬化状態での線膨張係数よりも大きい。
第2の樹脂の硬化収縮に伴い、基板は、導電部材の第1の主面側が凸状に、導電部材の第2の主面側が凹状に反る。第2の樹脂の硬化完了後、室温までの冷却過程では、第1の樹脂材料の線膨張係数が第2の樹脂材料の線膨張係数よりも大きいと、温度変化に伴う熱収縮量は、第1の樹脂層が配置されている導電部材の第1の主面側が相対的に大きく、第2の樹脂層が配置されている導電部材の第2の主面側が相対的に小さいため、基板には、導電部材の第1の主面側が凹状になり、導電部材の第2の主面側が凸状になる反りが発生する。この基板の反りは、第2の樹脂の硬化収縮に伴う基板の反りとは逆方向の基板の反りであるため、第2の樹脂の硬化温度から室温までの冷却したときに、結果として、基板の反りを小さくすることができる。
また、本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した基板を提供する。
基板は、(a)互いに対向する第1及び第2の主面を有する基板本体と、(b)前記基板本体の内部に配置され、前記第1及び第2の主面に露出する第1及び第2の露出面を有し、前記第1及び第2の露出面間が連続する導電部材とを備えている。前記導電部材は、前記第1の露出面側が除去加工された第1の除去部と、前記第2の露出面側が除去加工された第2の除去部とを有している。前記基板本体は、(i)第1の樹脂を主成分とする第1の樹脂材料からなり、前記第1の除去部に充填され、前記第1の主面を形成する第1の樹脂層と、(ii)第2の樹脂を主成分とする第1の樹脂材料からなり、前記第2の除去部に充填され、前記第2の主面の少なくとも一部を形成する第2の樹脂層とを含む。前記第1の樹脂層と前記第2の樹脂層とは互いに接合している。前記第1の樹脂材料と前記第2の樹脂材料は、異なる材料である。
上記構成によれば、第1及び第2の樹脂材料を変えることによって、第1及び第2の樹脂材料が同一である場合よりも、基板の反りを小さくすることができる。
好ましい一態様において、前記第1の樹脂材料の硬化状態でのヤング率は、前記第2の樹脂材料の硬化状態でのヤング率よりも大きい。
好ましい他の態様において、前記第1の樹脂材料の硬化状態での線膨張係数は、前記第2の樹脂材料の硬化状態での線膨張係数よりも大きい。
さらに、本発明は、上記構成の基板を用いたモジュールを提供する。
モジュールは、上記構成の基板と、実装部品とを備えている。前記実装部品は、前記基板の前記導電部材の前記第1及び第2の露出面のうち前記第2の露出面のみに接合されている。
上記構成において、実装部品はSiやセラミックで形成されているため、実装部品の熱膨張係数は、樹脂を主成分とする第1及び第2の樹脂材料の熱膨張係数よりも小さい。基板の片面のみに実装部品が接合されたモジュール状態での基板の反りを小さくするには、実装部品と、実装部品が接合されている基板の片面との熱膨張係数の差が小さい方がよい。したがって、熱膨張係数が相対的に小さい第2の樹脂層が配置されている側の導電部材の第2の露出面に実装部品を接合した方が、熱膨張係数が相対的に大きい第1の樹脂層が配置されている側の導電部材の第1の露出面に実装部品を接合する場合よりも、基板の片面のみに実装部品が接合された状態での基板の反りを小さくすることができる。
本発明によれば、樹脂材料の硬化タイミングの違いに起因する基板の反りを小さくすることができる。
基板の製造工程を示す断面図である。(実施例1) 基板の製造工程を示す断面図である。(実施例1) 基板の断面図である。(実施例1) 基板の断面図である。(実施例3) 基板の反りの説明図である。(比較例1) 基板の反り量の説明図である。(説明例1) 基板の断面図である。(従来例1)
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。
<実施例1> 実施例1の基板10について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図3は、実施例1の基板10の断面図である。図3に示すように、基板10は、互いに対向する第1及び第2の主面12a,12bを有する基板本体12の内部に、導電部材16が配置されている。導電部材16は、基板本体12の第1及び第2の主面12a,12bに露出する第1及び第2の露出面16p,16qを有し、第1及び第2の露出面16p,16qの間が連続するように、金属箔や金属板などの一部材を除去加工することによって形成されている。導電部材16は、第1の露出面16p側が除去加工された第1の除去部16xと、第2の露出面16q側が除去加工された第2の除去部16yとを有している。基板本体12は、異なる材料からなる第1及び第2の樹脂層14a,14bを含む。第1の樹脂層14aは、第1の除去部16xに充填され、基板本体12の第1の主面12aを形成する。第2の樹脂層14bは、第2の除去部16yに充填され、基板本体12の第2の主面12bの一部を形成する。
基板10は、両面に実装部品18a,18bを実装することができる。すなわち、導電部材16の第1及び第2の露出面16p,16qに、実装部品18a,18bの端子を、バンプやはんだなどの接合部材19a,19bを介して接合することができる。
次に、基板10を製造する方法について、図1及び図2の断面図を参照しながら、説明する。
(1)まず、互いに対向する第1及び第2の主面16a,16bを有する導電部材16を、第1の主面16aの一部を残して第1の主面16a側から加工し、導電部材16に第1の除去部16xを形成する。
詳しくは、図1(1)に示すように、支持体としてのベース基板80上に剥離自在に、導電部材16の第2の主面16bを貼り付け、第1の主面16a側から第1の導電部材16を所定の形状にパターンニングする。導電部材16には、厚みが500μmの銅板を用い、必要部分をテープ等で覆った状態で、酸などによる化学的エッチングにより、所定の形状にパターニングする。
そして、図1(2)に示すように、導電部材16の第1の主面16aの上に所定形状にレジストパターン50を形成した後、図1(3)に示すように、酸などにより化学的にハーフエッチングし、導電部材16に第1の除去部16xを形成する。そして、図1(4)に示すように、導電部材16からレジストパターン50を除去する。
なお、第1の除去部16xは、導電部材16がハーフエッチングされた部分だけでなく、図1(1)に示すように、導電部材16を所定形状にエッチングするときに導電部材16から除去された部分16zも含む。
(2)次いで、導電部材16の第1の除去部16xに、未硬化状態の第1の樹脂を主成分とする第1の樹脂材料を充填し、硬化させることによって、導電部材16に接合する第1の樹脂層14aを形成する。
詳しくは、図1(5)に示すように、第1の樹脂材料として無機フィラー含有エポキシ樹脂材料を用い、パターニングされた導電部材16上に第1の樹脂層14aを形成する。第1の樹脂材料の硬化物特性(硬化状態での特性)は、ヤング率が30GPa、熱膨張率が13ppm/Kである。第1の樹脂材料としてシート状のものを用い、真空下でラミネートすることによって、第1の樹脂層14aを形成してもよいし、液状の第1の樹脂材料を塗布することによって第1の樹脂層14aを形成してもよい。第1の樹脂材料の硬化条件は、180℃、60分とする。
(3)次いで、第1の樹脂層14aの形成後に、導電部材16を、第2の主面16bの一部を残して第2の主面16b側から加工して、導電部材16に第2の除去部16yを形成する。
詳しくは、図1(6)に示すように、第1の樹脂層14aと導電部材16の複合体を、ベース基板80から剥離し、導電部材16の第2の主面16bを露出させる。そして、図2(1)に示すように、導電部材16を覆う第1の樹脂層14aの主面14kに、支持体としてベース基板82を、剥離自在に貼り付ける。そして、図2(2)に示すように、導電部材16の第2の主面16bに所定の形状のレジストパターン52を形成する。そして、図2(3)に示すように、酸などにより化学的に導電部材16をハーフエッチングして、第2の除去部16yを形成した後、図2(4)に示すように、レジストパターン52を除去する。
(4)次いで、第2の除去部16yに、未硬化状態の第2の樹脂を主成分とする第2の樹脂材料を充填し、硬化させることによって、導電部材16及び第1の樹脂層14aに接合する第2の樹脂層14bを形成する。
詳しくは、図2(5)に示すように、ハーフエッチングされた導電部材16の第2の除去部16yに、第2の樹脂材料として、液状の無機フィラー含有エポキシ樹脂材料を充填して、硬化させた後、導電部材16の第2の主面16b、すなわち第2の露出面16qが露出するまで研磨することによって、第2の樹脂層14bを形成する。第2の樹脂層14bは、導電部材16と第1の樹脂層14aとに接合する。第2の樹脂材料の硬化物特性は、ヤング率が19GPa、熱膨張率が13ppm/Kである。第1の樹脂材料の主成分である第1の樹脂と、第2の樹脂材料の主成分である第2の樹脂は、いずれも、エポキシ樹脂であるため、第2の樹脂材料の硬化条件は、第1の樹脂材料の硬化条件と同じとする。
そして、図2(6)に示すように、ベース板82を第1の樹脂層14aの主面14kから剥離し、図2(7)に示すように、第1の樹脂層14aの主面14k側を、導電部材16の第1の主面16a、すなわち第1の露出面16pが露出するまで研磨すると、基板10が完成する。
以上の(1)〜(4)の手順によって、第1及び第2の樹脂材料の硬化タイミングの違いに起因する基板の反りを小さくすることができる。
すなわち、第1の樹脂材料を使用して第1の樹脂層を形成する前半段階では反りが発生していないにもかかわらず、第2の樹脂材料を使用して第2の樹脂層を形成する後半段階で反りが発生することがあるのは、第2の樹脂材料の硬化収縮に伴う力で第1の樹脂層を引っ張るからである。実施例1では、第2の樹脂材料のヤング率(19GPa)を第1の樹脂材料のヤング率(30GPa)よりも小さくしているので、硬化収縮時に第2の樹脂層は、第1の樹脂層を大きく変形させるほどの引っ張り力を持つことができない。その結果、基板の反りを低減する効果が得られる。
<実施例2> 実施例2の基板について説明する。実施例2の基板は、第1の樹脂材料として、硬化物特性がヤング率19GPa、熱膨張率20ppm/Kの樹脂材料を使用する。第2の樹脂材料として、硬化物特性がヤング率19GPa、熱膨張率13ppm/Kの樹脂材料を使用する。それ以外は、実施例1と同じである。
基板の反りは第2の樹脂材料の硬化完了後、室温までの冷却過程で発生する。これは、第1の樹脂材料の収縮量よりも、第2の樹脂材料の収縮量の方が大きいためである。この収縮量の差は、未硬化状態の第2の樹脂材料が硬化する際に硬化収縮するのに対し、第1の樹脂層は硬化済みであり、硬化収縮しないことに起因している。この硬化収縮の差は、第2の樹脂材料の熱収縮量が第1の樹脂材料の熱収縮量よりも小さければ緩和することが可能であり、結果として、基板の反りを低減することができる。
実施例2では、室温から第2の樹脂材料の硬化温度までの平均の熱膨張係数について、第1の樹脂材料(20ppm)より第2の樹脂材料(13ppm)を小さくしているため、基板の反りを低減する効果がある。
<比較例1> 比較例1の基板は、第1の樹脂材料として、硬化物特性がヤング率19GPa、熱膨張率13ppm/Kの樹脂材料を使用する。第2の樹脂材料として、硬化物特性がヤング率30GPa、熱膨張率13ppm/Kの樹脂材料を使用する。それ以外は、実施例1と同じである。
図5の説明図に示すように、網線を付した第2の樹脂層14bの硬化収縮によって、矢印で示すように第1の樹脂層14bを引っ張る力が作用し、これによって、第1の樹脂層14aが湾曲変形する。
比較例1の基板は、後から硬化する第2の樹脂材料のヤング率の方が、先に硬化が完了する第1の樹脂材料のヤング率より大きいため、第1の樹脂層14aを引っ張る力が大きくなり、第1の樹脂層14aの変形量も大きくなり、基板の反りは大きくなる。
<比較例2> 比較例2の基板は、第1の樹脂材料と第2の樹脂材料に、硬化物特性がヤング率19GPa、熱膨張率13ppm/Kの同じ樹脂材料を使用する。それ以外は、実施例1と同じである。
比較例2では、先に硬化する第1の樹脂層と、後から硬化する第2の樹脂層とに使用する樹脂材料が同じである。しかしながら、後から硬化する第2の樹脂層の硬化収縮量分の力が発生するため、その分だけ基板の反りが発生する。
<比較例3> 比較例3の基板は、第1の樹脂材料として硬化物特性がヤング率19GPa、熱膨張率13ppm/Kの樹脂材料を使用し、第2の樹脂材料として、硬化物特性がヤング率19GPa、熱膨張率20ppm/Kの樹脂材料を使用する。それ以外は、実施例1と同じである。
比較例3では、第2の樹脂層は、硬化収縮量分による反りに加えて、第1の樹脂層よりも熱膨張率が大きいことに起因する熱膨張率による冷却収縮量分の反りが発生するので、基板の反りがより大きくなる。
<作製例> 実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、比較例3の試料を作製し、基板の反り量を測定した。
基板の反り量は、図6の説明図に示すように、試料20を平面84に載置し、矢印20xで示すように、試料20の一端20s側を押えた状態での他端20tの高さHである。試料には、基板から個片サイズ(30mm×30mm)にカットしたものを用いた。
次の表1に、それぞれの試料の基板の反り量の計測結果を示す。
表1から、実施例1及び実施例2によって、基板の反りが小さくなることが分かる。また図3に示すように、汎用の各種部品を実装するためには、基板10の反りを100μm以下に抑えることが望ましいため、表1から、実施例1及び実施例2は、基板の反りは十分に小さいことが分かる。
<実施例3> 図4は、実施例3の基板10aの断面図である。基板10aは、第1の樹脂層14aは、第2の主面12bには達していない。第2の樹脂層14bは、基板本体12の第2の主面12bの全部を形成している。
実施例3の基板10aは、例えば複数回エッチングを行うなどの方法で、第1及び第2の除去部16x,16yの少なくとも一方について深さが異なるものを形成し、一部の第1及び第2の除去部16x,16yを連通させることによって、作製することができる。
<実施例4> 図3に示したように基板10の両面に実装部品18a,18bを実装する代わりに、基板10の片面のみに実装部品を実装してモジュールを作製する場合、導電部材16の第1及び第2の露出面16p,16qのうち、第1の露出面16pのみに実装部品を接合することが好ましい。
実装部品はSiやセラミックで形成されているため、実装部品の熱膨張係数は、第1及び第2の樹脂層の熱膨張係数よりも小さい。実装部品と、実装部品が接合される基板の片面との熱膨張係数の差が小さい方が、基板の片面のみに実装部品が接合されたモジュールの温度変化に伴う反りは小さくなる。したがって、熱膨張係数が相対的に小さい第2の樹脂層側の導電部材の第2の露出面に実装部品を接合した方が、熱膨張係数が相対的に大きい第1の樹脂層側の導電部材の第1の露出面に実装部品を接合する場合よりも、基板の片面のみに実装部品が接合されたモジュール状態での温度変化に伴う基板の反りを小さくすることができる。
<まとめ> 以上に説明したように、第1及び第2の樹脂材料を異なる材料にすることによって、第1及び第2の樹脂材料の硬化タイミングの違いに起因する基板の反りを小さくすることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。
例えば、導電部材の第1及び第2の除去部を、エッチング以外の除去加工、例えばレーザ加工によって形成してもよい。
10,10a 基板
12 基板本体
12a 第1の主面
12b 第2の主面
14a 第1の樹脂層
14b 第2の樹脂層
14k 主面
16 導電部材
16a 第1の主面
16b 第2の主面
16p 第1の露出面
16q 第2の露出面
16x 第1の除去部
16y 第2の除去部
18a,18b 実装部品
19a,19b 接合部材
50,52 レジストパターン
80,82 ベース板

Claims (7)

  1. 互いに対向する第1及び第2の主面を有する導電部材を、前記第1の主面の一部を残して前記第1の主面側から加工し、前記導電部材に第1の除去部を形成する第1の工程と、
    前記第1の除去部に、未硬化状態の第1の樹脂を主成分とする第1の樹脂材料を充填し、硬化させることによって、前記導電部材に接合する第1の樹脂層を形成する第2の工程と、
    前記第1の樹脂層の形成後に、前記導電部材を、前記第2の主面の一部を残して前記第2の主面側から加工して、前記導電部材に第2の除去部を形成する第3の工程と、
    前記第2の除去部に、未硬化状態の第2の樹脂を主成分とする第2の樹脂材料を充填し、硬化させることによって、前記導電部材及び前記第1の樹脂層に接合する第2の樹脂層を形成する第4の工程と、
    を備え、
    前記第1の樹脂材料と前記第2の樹脂材料とは、異なる材料であることを特徴とする、基板の製造方法。
  2. 前記第1の樹脂材料の硬化状態でのヤング率は、前記第2の樹脂材料の硬化状態でのヤング率よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の基板の製造方法。
  3. 前記第1の樹脂材料の硬化状態での線膨張係数は、前記第2の樹脂材料の硬化状態での線膨張係数よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の基板の製造方法。
  4. 互いに対向する第1及び第2の主面を有する基板本体と、
    前記基板本体の内部に配置され、前記第1及び第2の主面に露出する第1及び第2の露出面を有し、前記第1及び第2の露出面間が連続する導電部材と、
    を備え、
    前記導電部材は、前記第1の露出面側が除去加工された第1の除去部と、前記第2の露出面側が除去加工された第2の除去部とを有し、
    前記基板本体は、
    第1の樹脂を主成分とする第1の樹脂材料からなり、前記第1の除去部に充填され、前記第1の主面を形成する第1の樹脂層と、
    第2の樹脂を主成分とする第2の樹脂材料からなり、前記第2の除去部に充填され、前記第2の主面の少なくとも一部を形成する第2の樹脂層とを含み、
    前記第1の樹脂層と前記第2の樹脂層とは互いに接合し、
    前記第1の樹脂材料と前記第2の樹脂材料は、異なる材料であることを特徴とする、基板。
  5. 前記第1の樹脂材料の硬化状態でのヤング率は、前記第2の樹脂材料の硬化状態でのヤング率よりも大きいことを特徴とする、請求項4に記載の基板。
  6. 前記第1の樹脂材料の硬化状態での線膨張係数は、前記第2の樹脂材料の硬化状態での線膨張係数よりも大きいことを特徴とする、請求項4に記載の基板。
  7. 請求項6に記載の基板と、
    実装部品と、
    を備え、
    前記実装部品は、前記基板の前記導電部材の前記第1及び第2の露出面のうち前記第2の露出面のみに接合されていることを特徴とするモジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002043699A (ja) * 2000-07-27 2002-02-08 Sony Chem Corp フレキシブル配線板及びフレキシブル配線板製造方法
JP2010177329A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Sharp Corp 樹脂複合リードフレームとその製造方法、及びその実装体

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