JP2015065126A - 導光体および照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】導光体の出射面からの出射光の減少を防止して発光効率を高めることが可能で、出射面を均一に発光させることにより発光強度のムラを低減可能な導光体を提供する。【解決手段】略平板長尺状の導光体60であって、導光体60の短手方向に伸びる直線溝状で断面略三角形状の凹部61,62が導光体60の表面側に形成され、凹部61,62は導光体60の長手方向に沿って非平行に並べて配置され、2個の凹部61,62のうち、一方の凹部の平面視における中心点O1,O2を通る垂線V1,V2は、他方の凹部とは交差せず、他方の凹部の延伸方向に位置する導光体60の端部よりも遠くの導光体60の端部60a,60bを通る。【選択図】 図2

Description

本発明は導光体および照明装置に係り、詳しくは、略平板長尺状の導光体と、その導光体を備えた照明装置とに関するものである。
特許文献1には、矩形平板状の導光体の裏面側に光源を配置し、光源の直上に位置する導光体の表面に角錐状凹部を形成し、光源の放射光を角錐状凹部によって反射・屈折させることにより導光体の面方向全体に拡散・導光させ、導光体の表面全面を出射面として出射させる面状照明装置が開示されている。
特開2012−43617号公報
従来より、自動車のオーナメントに照明装置を取り付けてイルミネーションを構成する技術(イルミネーション付オーナメント)が知られており、この技術に特許文献1の面状照明装置を用いることが考えられる。
しかし、横長で略平行四辺形状のオーナメントに特許文献1の面状照明装置を取り付けた場合には、前記光源の放射光を略平行四辺形状の隅々にまで拡散・導光させるのが難しいという問題がある。
そこで、前記光源および前記角錐状凹部を横方向に2個以上配置することが考えられる。
しかし、1個の前記角錐状凹部で反射・屈折された光が、他の前記角錐状凹部に導光されて反射・屈折されるおそれがあり、前記導光体の出射面からの出射光が減少して発光効率が低下したり、出射面が均一に発光せず発光強度にムラが生じるという問題がある。
本発明は前記問題を解決するためになされたものであって、以下の目的を有するものである。
(1)導光体の出射面からの出射光の減少を防止して発光効率を高めることが可能で、出射面を均一に発光させることにより発光強度のムラを低減可能な導光体を提供する。
(2)前記(1)の導光体を備えた照明装置を提供する。
本発明者らは前記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、下記のように本発明の各局面に想到した。
<第1の局面>
第1の局面は、
略平板長尺状の導光体であって、
導光体の短手方向に伸びる直線溝状の凹部が導光体の表面側に複数個形成され、
複数個の凹部はそれぞれ、導光体の長手方向に沿って非平行に並べて配置され、
複数個の凹部のうち、任意の凹部の平面視における中心点を通る垂線は、他の凹部とは交差せず、他の凹部の延伸方向に位置する導光体の端部よりも遠くの導光体の端部を通る。
第1の局面では、導光体の裏面を入射面として導光体内に入射された光が、複数個の凹部の内壁面を反射面として反射・屈折され、導光体内を面方向全体に拡散されて導光され、導光体の表面全面を出射面として出射される。
ここで、複数個の凹部はそれぞれ、導光体の長手方向に沿って非平行に並べて配置され、複数個の凹部のうち、任意の凹部の平面視における中心点を通る垂線は、他の凹部とは交差しない。
そのため、複数個の凹部のうち、任意の凹部で反射・屈折された光の多くが、他の凹部に導光されて反射・屈折され難くなるため、導光体の出射面からの出射光が減少して発光効率が低下するのを抑制すると共に、出射面が均一に発光せず発光強度にムラが生じるのを抑制できる。
そして、複数個の凹部のうち、任意の凹部の平面視における中心点を通る垂線は、他の凹部の延伸方向に位置する導光体の端部よりも遠くの導光体の端部を通るため、略平板長尺状の導光体の端部まで隅々に光が拡散されて行き渡り、出射面をより均一に発光させて発光強度のムラを更に低減できる。
従って、第1の局面によれば、導光体の出射面からの出射光の減少を防止して発光効率を高めることが可能で、出射面を均一に発光させることにより発光強度のムラを低減可能な導光体を実現できる。
<第2の局面>
第2の局面は、第1の局面において、導光体の表面が略四角形である。
第2の局面では、長尺な略四角形(例えば、横長の略平行四辺形・台形・菱形など)の導光体であっても、第1の局面の前記作用・効果が確実に得られる。
<第3の局面>
第3の局面は、
第1の局面または第2の局面の導光体と、
導光体の裏面側に配置された複数個の光源と
を備えた照明装置であって、
複数個の光源の中心軸はそれぞれ、複数個の凹部の中心点を通る。
第3の局面では、光源の直上に凹部の中心点が位置するため、光源の放射光は、導光体の裏面を入射面として導光体内に入射された後に、凹部によって効率的に反射・屈折されることから、第1の局面または第2の局面の前記作用・効果が確実に得られる照明装置を実現できる。
<第4の局面>
第4の局面は、第3の局面において、
導光体の表面側に配置された装飾部材を備え、
装飾部材は遮光性を有する部分を備え、複数個の凹部は装飾部材の遮光性を有する部分によって被覆されている。
第4の局面では、凹部とその直下に位置する光源とが、装飾部材の遮光性を有する部分によって被覆されるため、照明装置の外部から凹部および光源が見えるのを防止可能であり、凹部および光源を隠して意匠性を高めることができる。
図1(A)は、本発明を具体化した第1実施形態の照明装置10の上面図。図1(B)は、照明装置10の縦断面の端面図であり、図1(A)におけるX−X矢示端面図。 図2(A)は、第1実施形態の照明装置10の上面図(図1(A)と同一図面)。図2(B)は、照明装置10の導光体60の上面図。 第1実施形態の照明装置10の要部縦断面の端面図。 図4(A)は、本発明を具体化した第2実施形態の照明装置100の上面図。図4(B)は、照明装置100の要部縦断面の端面図であり、図4(A)におけるX−X矢示端面図。
以下、本発明を具体化した各実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、各実施形態において、同一の構成部材および構成要素については符号を等しくすると共に、同一内容の箇所については重複説明を省略する。
また、各図面では、説明を分かり易くするために、各実施形態の構成部材の寸法形状および配置箇所を誇張して模式的に図示してあり、各構成部材の寸法形状および配置箇所が実物とは必ずしも一致しないことがある。
<第1実施形態>
図1〜図3に示すように、第1実施形態の照明装置10は、ガーニッシュ20(挿通孔21〜23)、レンズ40(本体部41、凸部42〜44、凹部45)、シート材50、導光体60(凹部61,62、傾斜面63、白色塗装層64、黒色塗装層65)、ハウジング70(収容凹部71、接続部72)、発光部材81,82(LED83、配線基板84)などを備え、自動車のイルミネーション付オーナメントとして用いられる。
ちなみに、オーナメントとは、自動車に取付けられるエンブレムや自動車メーカーのロゴ等の装飾品全般を指すものである。
ガーニッシュ20における照明装置10の該当部分は略平板状を成しており、厚み方向に貫通形成された挿通孔21〜23を備え、挿通孔21〜23はオーナメントの装飾用の文字符号「IIV」を構成している。
尚、ガーニッシュ20は、遮光性を有する合成樹脂材料の射出成形により一体形成されており、自動車のエクステリアまたはインテリアとして車両に取付固定される。
ちなみに、ガーニッシュとは、自動車を装飾するパーツ全般を指し、例えば、エクステリアでは、車両サイド下部を小石の飛び跳ね等による傷付きから守るサイドシルガーニッシュや、バックドアに取り付けられるバックドアガーニッシュなどがあり、インテリアではシフトパネル周辺を飾るセンターガーニッシュなどがある。
また、装飾用の文字符号「IIV」は例示であり、この文字符号に特別な意味は無い。
レンズ40は、平面視で横長略平行四辺形の略平板状を成す本体部41と、本体部41の表面側から厚み方向に突出するように立設された凸部42〜44とを備え、凸部42〜44は装飾用の文字符号「IIV」を構成している。
尚、レンズ40は、適宜な色(例えば、青色など)に着色された有色透明な合成樹脂材料(例えば、アクリル樹脂など)の射出成形により一体形成されている。
また、凸部42〜44の先端部分は、平坦な頂面を形成し、略同一平面上に位置するように形成されている。
そして、図3に示すように、レンズ40の裏面側には、僅かに凹んだ凹部45が形成されている。
シート材50は、レンズ40の本体部41より一回り小さな同一平面形状のシート状を成しており、透明な合成樹脂材料によって形成され、装飾用の各種加工(例えば、着色加工、ハーフミラー加工、模様の印刷加工など)が施されている。
導光体60は、シート材50と同一平面形状の略平板状を成しており、透明な合成樹脂材料(例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂など)の射出成形により一体形成されている。
また、導光体60の表面側には、断面が頂角90゜の略三角形状で直線溝状の凹部61,62が穿設されている。
そして、図3に示すように、導光体60の裏面側の角部分全周には、45゜の面取り加工が施された傾斜面(C面)63が形成されている。
また、図3に示すように、導光体60の側端面および傾斜面63と、導光体60の凹部61,62の直下部分(LED83の放射光の入射領域)を除く裏面には、白色塗料が塗布された白色塗装層64が形成され、白色塗装層64の表面には黒色塗料が塗布された黒色塗装層65が形成されている。
ハウジング70は、上面側が開口された箱状を成しており、ハウジング70の底面部分に形成された収容凹部71と、ハウジング70の外周縁部と収容凹部71とを接続する接続部72とを備え、合成樹脂材料の射出成形により一体形成されている。
また、ハウジング70の外周縁部の上端面は、レンズ40の本体部41の外周縁部の裏面側に対して、液密状態になるように接合固定されている。
そして、ハウジング70は、ガーニッシュ20の裏面側に対して取付固定されている。
尚、ハウジング70とレンズ40との接合固定の方法は、良好な液密状態が得られるならば、どのような方法(例えば、ネジ止め、接着、超音波溶着など)を用いてもよい。
また、ハウジング70とガーニッシュ20との取付固定の方法は、確実な固定状態が得られるならば、どのような方法(例えば、取付金具を用いる方法、ネジ止め、接着など)を用いてもよい。
同一構成の発光部材81,82は、LED(Light Emitting Diode)83と、LED83が実装された配線基板84とを備える。
発光部材81,82のLED83の中心軸である光軸はそれぞれ、導光体60の凹部61,62の平面視中心を通るように配置されている。
尚、LED83は、どのような光源(例えば、EL(Electro Luminescence)素子などの半導体発光素子、電球など)に置き換えてもよい。
[照明装置10の組み立て方]
照明装置10を組み立てるには、まず、発光部材81,82のLED83がハウジング70の開口側を向くように、発光部材81,82をハウジング70の収容凹部71内に収容して取付固定する。
そして、ハウジング70に形成されているコネクタ(図示略)と発光部材81,82の接続端子(図示略)とを、収容凹部71内に配置された接続ケーブル(図示略)によって接続する。
次に、導光体60の凹部61,62が外方を向くように、導光体60をハウジング70内に収容し、導光体60の外周縁部の裏面側をハウジング70の接続部72の内壁面に当接させる。
続いて、導光体60の表面上にシート材50を被着させ、平面視同一寸法形状の導光体60とシート材50とを位置ズレ無く重ね合わせる。
そして、レンズ40の凸部42〜44が外方を向くように、ハウジング70の開口側にレンズ40を被着させ、ハウジング70の外周縁部の上端面と、レンズ40の本体部41の外周縁部の裏面側とを接合固定する。
すると、レンズ40の本体部41の裏面側と、ハウジング70の接続部72の内壁面との間で、シート材50と導光体60とが挟持固定され、レンズ40に対してシート材50および導光体60が設定位置に位置決めされる。
その結果、レンズ40とシート材50と導光体60とハウジング70とが一体物となる。
そして、ガーニッシュ20の挿通孔21〜23に対して、ガーニッシュ20の裏面側から、レンズ40の凸部42〜44を挿通させた状態で、ハウジング70をガーニッシュ20に取付固定すると、照明装置10が一体物となって組立が完成する。
ここで、挿通孔21〜23に対する凸部42〜44の挿通をスムーズにした上で、挿通孔21〜23と凸部42〜44との隙間が小さくなるように、挿通孔21〜23および凸部42〜44の寸法形状が設定されている。
その後、ハウジング70に形成されているコネクタ(図示略)を車両のワイヤーハーネス(図示略)に接続し、車載バッテリ(図示略)からワイヤーハーネスを介して照明装置10へ直流電源を供給させ、発光部材81,82のLED83を発光させる。
[照明装置10の動作]
発光部材81,82のLED83の放射光は、導光体60の裏面を入射面として導光体60内に入射され、導光体60の凹部61,62の内壁面を反射面として反射・屈折され、導光体60内を面方向全体に拡散されて導光され、導光体60の表面全面を出射面として出射される。
導光体60の出射光は、レンズ40の裏面を入射面としてレンズ40内に入射され、ガーニッシュ20から露出しているレンズ40の凸部42〜44の頂面(先端部)から放射される。
その結果、凸部42〜44により形成された文字符号「IIV」が発光し、その文字符号を照明装置10の外部から良好に視認可能になる。
[第1実施形態の作用・効果]
第1実施形態によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
[1]導光体60は平面視で横長略平行四辺形の略平板状(略平板長尺状)であり、導光体60の短手方向に伸びる直線溝状で断面が頂角90゜の略三角形状の凹部61,62が導光体60の表面側に形成されている。
そして、2個の凹部61,62はそれぞれ、導光体60の長手方向に沿って「ハの字形」に非平行に並べて配置されている。
また、図2(B)に示すように、2個の凹部61,62のうち、一方の凹部61,62の平面視における中心点O1,O2を通る垂線V1,V2は、他方の凹部61,62とは交差しない。
そのため、2個の凹部61,62のうち、一方の凹部61,62で反射・屈折された光の多くが、他方の凹部61,62に導光されて反射・屈折され難くなるため、導光体60の出射面からの出射光が減少して発光効率が低下するのを抑制すると共に、出射面が均一に発光せず発光強度にムラが生じるのを抑制できる。
また、図2(B)に示すように、2個の凹部61,62のうち、一方の凹部の平面視における中心点O1,O2を通る垂線は、他方の凹部の延伸方向に位置する導光体60の端部よりも遠くの導光体60の端部60a,60bを通るため、平面視で横長略平行四辺形の導光体60の端部60a,60bまで隅々に光が拡散されて行き渡り、出射面をより均一に発光させて発光強度のムラを更に低減できる。
従って、第1実施形態によれば、導光体60の出射面からの出射光の減少を防止して発光効率を高めることが可能で、出射面を均一に発光させることにより発光強度のムラを低減可能な導光体60を実現できる。
[2]導光体60は平面視で横長略平行四辺形の略平板状であるが、平面視で長尺な略四角形(例えば、横長の台形・菱形など)の導光体60であっても、前記[1]の作用・効果が確実に得られる。
尚、レンズ40およびシート材50の平面形状についても、導光体60の平面形状に合わせて変更すればよい。
[3]照明装置10は、導光体60と、導光体60の裏面側に配置された発光部材81,82のLED83とを備え、発光部材81,82のLED83の中心軸はそれぞれ、導光体60の凹部61,62の中心点O1,O2を通る。
すなわち、発光部材81,82のLED83の直上に、凹部61,62の中心点O1,O2が位置するため、LED83の放射光は、導光体60の裏面を入射面として導光体60内に入射された後に、凹部61,62によって効率的に反射・屈折されることから、前記[1][2]の作用・効果が確実に得られる照明装置10を実現できる。
[4]照明装置10は、導光体60の表面側に配置されたレンズ40と、レンズ40の表面側に配置されたガーニッシュ20とを備え、導光体60の凹部61,62は、遮光性を有するガーニッシュ20の直下に配置され、ガーニッシュ20によって被覆されている。
すなわち、レンズ40およびガーニッシュ20は、導光体60の表面側に配置された装飾部材を構成し、その装飾部材における遮光性を有する部分であるガーニッシュ20により、導光体60の凹部61,62が被覆されている。
従って、照明装置10では、導光体60の凹部61,62とその直下に位置する発光部材81,82のLED83とが、ガーニッシュ20によって被覆されるため、照明装置10の外部から凹部61,62およびLED83が見えるのを防止可能であり、凹部61,62およびLED83を隠して意匠性を高めることができる。
[5]レンズ40は、板状の本体部41と、本体部41の表面側から厚み方向に突出する凸部42〜44とを有する。
ガーニッシュ20は、厚み方向に貫通形成された挿通孔21〜23を有する。
そして、照明装置10において、導光体60はレンズ40の裏面側に配置され、レンズ40の凸部42〜44はガーニッシュ20の裏面側から挿通孔21〜23に挿通されてガーニッシュ20の表面側から突出(露出)している。
そのため、照明装置10では、レンズ40の平面形状を導光体60の平面形状と略同一にして、凸部42〜44をレンズ40の長手方向に並べて配置することが可能であり、前記[4]の作用・効果を更に高めることができる。
[6]照明装置10では、レンズ40の凸部42〜44が文字符号「IIV」を構成しているため、凸部42〜44の意匠性を更に高めることができる。
[7]導光体60の裏面側の角部分全周には、45゜の面取り加工が施された傾斜面(C面)63が形成されている。
ここで、傾斜面63を設けず、導光体60の側端面と裏面との成す角度を90゜にした場合には、導光体60内を導光されて側端面で反射された光が、導光体60の表面側における角部分近傍の広い範囲に拡散され、その範囲の発光強度が高くなるため、導光体60の出射面(表面)の発光強度にムラが生じる。
そこで、導光体60に傾斜面63を形成することにより、導光体60内を導光されて側端面で反射された光を、導光体60の表面側における角部分近傍の狭い範囲Mだけに拡散させることが可能になり、導光体60の出射面(表面)の発光強度に生じるムラを少なくできる。
尚、傾斜面63の前記角度については、45゜に限らず、導光体60の寸法形状に合わせ、実験やシミュレーション等に基づいて適値に設定すればよい。
また、傾斜面63を設けず、導光体60の側端面と裏面との成す角度を90゜にした場合には、導光体60の裏面側の角部分に白色塗装層64および黒色塗装層65を塗布し難いため、導光体60の裏面側の角部分が塗装層64,65から露出するおそれがある。
しかし、導光体60の裏面側の角部分に傾斜面63を形成すれば、導光体60の裏面側の角部分にも塗装層64,65を容易に塗布することが可能になり、導光体60の裏面側の角部分が塗装層64,65から露出するのを防止できる。
[8]導光体60の側端面および傾斜面63と、導光体60の凹部61,62の直下部分(LED83の放射光の入射領域)を除く裏面には、白色塗料が塗布された白色塗装層64が形成されている。
そのため、発光部材81,82のLED83の放射光が、導光体60内を導光され、導光体60の側端面および傾斜面63や、導光体60の凹部61,62の直下部分を除く裏面に到達すると、その放射光は白色塗装層64によって反射され、その後に導光体60の出射面(表面)から出射される。
すなわち、LED83の放射光が、導光体60の側端面および傾斜面63や、導光体60の凹部61,62の直下部分を除く裏面から外部へ漏出するのを白色塗装層64が遮断するため、導光体60の出射面からの出射光の減少を防止して発光効率を更に高めることができる。
[9]LED83の放射光が導光体60内を導光され、白色塗装層64に到達すると、大部分の光は白色塗装層64によって反射されるが、僅かの光が白色塗装層64を透過する。
そのため、白色塗装層64を透過した光が、シート材50とハウジング70との隙間からレンズ40を通して照明装置10の外部へ漏出し、照明装置10の意匠性が損なわれるおそれがある。
しかし、白色塗装層64の表面には、黒色塗料が塗布された黒色塗装層65が形成されているため、白色塗装層64を透過した光は、黒色塗装層65により吸収・遮断されて外部へ漏出しないことから、照明装置10の意匠性が損なわれるのを防止できる。
[10]レンズ40の裏面側には、僅かに凹んだ凹部45が形成されている。
ここで、凹部45を設けず、レンズ40の裏面側を平坦にした場合には、レンズ40の裏面側とシート材50とが密着し、その密着部分にニュートンリング(干渉縞模様)が発生し、照明装置10の意匠性が損なわれるおそれがある。
そこで、レンズ40の裏面側に凹部45を形成し、凹部45内の空気による空気層をレンズ40の裏面側とシート材50との間に生じさせることにより、レンズ40の裏面側とシート材50とが密着するのを阻止することで、ニュートンリングが発生しなくなるため、照明装置10の意匠性が損なわれるのを防止できる。
<第2実施形態>
図4に示すように、第2実施形態の照明装置100は、ガーニッシュ20(挿通孔21〜23)、導光体120(本体部121、凸部122〜124、凹部125,126、傾斜面127、白色塗装層128、黒色塗装層129)、ハウジング70(収容凹部71、接続部72)、発光部材81,82(LED83、配線基板84)などを備え、自動車のイルミネーション付オーナメントとして用いられる。
第2実施形態の照明装置100において、第1実施形態の照明装置10と異なるのは以下の点である。
[ア]第1実施形態のシート材50および導光体60が省かれている。
[イ]第1実施形態のレンズ40が、導光体120に置き換えられている。
導光体120は、第1実施形態のレンズ40と平面視同一寸法形状の略平板状を成す本体部121と、本体部121の表面側から厚み方向に突出するように立設された凸部122〜124と、第1実施形態の導光体60の凹部61,62と同一寸法形状の凹部125,126とを備える。
導光体120の凹部125,126の平面視における配置箇所は、導光体60の凹部61,62と同じである(図1,図4を参照)。
[ウ]導光体120の凸部122〜124は、第1実施形態のレンズ40の凸部42〜44と同一寸法形状である。
導光体120は、第1実施形態のレンズ40と同じく、適宜な色に着色された有色透明な合成樹脂材料の射出成形により一体形成されている。
[エ]ハウジング70の外周縁部の内壁面は、導光体120の本体部121の外周縁部の側面側に対して、液密状態になるように接合固定されている。
[オ]導光体120の裏面側の角部分全周には、45゜の面取り加工が施された傾斜面(C面)127が形成されている。
[カ]導光体120の側端面および傾斜面127と、導光体120の凹部125,126の直下部分(LED83の放射光の入射領域)を除く裏面には、白色塗料が塗布された白色塗装層128が形成され、白色塗装層128の表面には黒色塗料が塗布された黒色塗装層129が形成されている。
[照明装置100の動作]
発光部材81,82のLED83の放射光は、導光体120の裏面を入射面として導光体120内に入射され、導光体120の凹部125,126の内壁面を反射面として反射・屈折され、導光体120内を面方向全体に拡散されて導光され、ガーニッシュ20から露出している導光体120の凸部122〜124の頂面(先端部)から放射される。
その結果、凸部122〜124により形成された文字符号「IIV」が発光し、その文字符号を照明装置100の外部から良好に視認可能になる。
[第2実施形態の作用・効果]
第2実施形態の照明装置100によれば、第1実施形態の前記作用・効果に加えて、導光体120にレンズ40の機能(装飾機能)を付与することにより、導光体60とは別部材のレンズ40を設けている第1実施形態の照明装置10に比べて、低コスト化を図ることができる。
<別の実施形態>
本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、前記各実施形態と同等もしくはそれ以上の作用・効果を得ることができる。
[A]導光体60,120の凹部61,62,125,126は、2個に限らず、3個以上の適宜な個数にしてもよい。
その場合には、前記各実施形態と同じく、導光体の凹部毎に発光部材81,82を設ければよい。
[B]導光体60,120の凹部61,62,125,126は、断面が頂角90゜の略三角形状に限らず、前記[1]の作用・効果が得られるならば、どのような断面形状にしてもよい。
[C]ガーニッシュ20は、車両用外装部材(例えば、サイドプロテクションモール、ピラー外装品、エンブレムなど)、車両用内装部材(例えば、ドアライニング、インテリアパネル、エンブレムなど)、車両外板(例えば、ボディ、ドア、バンパーなど)などの車両内外のどのような部材に置き換えてもよい。
[D]レンズ40、シート材50、導光体60,120は、平面視で長尺な略四角形に限らず、どのような平面形状(例えば、長尺な略楕円状など)であってもよい。
[E]照明装置10,100は車両の照明に適用したものであるが、本発明は車両用に限らず、どのような物品(例えば、電気製品、家具など)の照明に適用してもよく、その場合には、ガーニッシュ20を当該物品の外装部材に置き換えればよい。
本発明は、前記各局面および前記各実施形態の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様も本発明に含まれる。本明細書の中で明示した公報などの内容は、その全ての内容を援用によって引用することとする。
10,100…照明装置
20…ガーニッシュ(装飾部材)
21〜23…ガーニッシュ20の挿通孔
40…レンズ(装飾部材)
41…レンズ40の本体部
42〜44…レンズ40の凸部
60,120…導光体
61,62…導光体60の凹部
121…導光体120の本体部
122〜124…導光体120の凸部
125,126…導光体120の凹部
70…ハウジング
81,82…発光部材
83…LED(光源)

Claims (4)

  1. 略平板長尺状の導光体であって、
    導光体の短手方向に伸びる直線溝状の凹部が導光体の表面側に複数個形成され、
    前記複数個の凹部はそれぞれ、導光体の長手方向に沿って非平行に並べて配置され、
    前記複数個の凹部のうち、任意の凹部の平面視における中心点を通る垂線は、他の凹部とは交差せず、他の凹部の延伸方向に位置する導光体の端部よりも遠くの導光体の端部を通る導光体。
  2. 前記導光体の表面が略四角形である、
    請求項1に記載の導光体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の導光体と、
    前記導光体の裏面側に配置された複数個の光源と
    を備えた照明装置であって、
    前記複数個の光源の中心軸はそれぞれ、前記複数個の凹部の前記中心点を通る照明装置。
  4. 前記導光体の表面側に配置された装飾部材を備え、
    前記装飾部材は遮光性を有する部分を備え、前記複数個の凹部は前記装飾部材の遮光性を有する部分によって被覆されている、
    請求項3に記載の照明装置。
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