JP2015064412A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、部材を増やすことなく、画像読取部と、原稿給送部との間のケーブルの機内配線を実現でき、部品コストの増大や組立作業性の低化を防ぐことができる。
【解決手段】 画像読取部101に設けられ、内部にケーブル302が挿通されるケーブルガイド部303と、ADF201に設けられ、ケーブルガイド部303が挿入される窪み部304とは、それぞれを形成する壁面303a,304aのうち挿通されるケーブル302よりも開放端部側の壁面同士がADF201が画像読取部101に対して閉じられた第一の姿勢、ADF201がヒンジ部材224,225の回動中心350を中心に回動して画像読取部101に対して開かれた第二の姿勢、第一の姿勢と略平行な姿勢で画像読取部101に対して持ち上げられた第三の姿勢の何れにおいてもオーバーラップしていることを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ装置、イメージスキャナ等に用いられる画像読取装置に関する。
画像読取装置においては、トレイに積載された原稿を自動的に給送して読み取る自動原稿給送装置(ADF;Auto Document Feeder)が一般に用いられるようになってきている。
自動原稿給送装置(以下、「ADF」という)はその内部にモータやセンサ等の電気部品を有する。電気部品への給電、制御信号の伝送等に必要なケーブルは、一般にADFの下部に配置されるリーダ部から配線される。電気的安全性の確保、装置サイズの小型化、美観の観点からケーブルは装置の外側を通ることなく機内を通すことが要求されている。
特許文献1はケーブルを損傷することなく保持するケーブルガイドを提供する。そのために第1及び第2ガイド部材によるADFとリーダ部とを接続するケーブルを内部に挿通するケーブルガイドを形成する。更に、第2ガイド部材の固定端をADFのヒンジ部材の回動中心軸と一致させることが記載されている。
特開2009−216828号公報
しかしながら、特許文献1では、複数の部材によりケーブルガイドを構成している。このため部品コストが増大する。また、リーダ部とADFとの両方に回動支点を持つためリーダ部とADFとの合体後に回動支点を固定する作業が必要となり組立作業性が良くないという問題があった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、部材を増やすことなく、画像読取部と、原稿給送部との間のケーブルの機内配線を実現でき、部品コストの増大や組立作業性の低化を防ぐことができる画像読取装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る画像読取装置の代表的な構成は、原稿画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部に対してヒンジ部材を介して回動可能に設けられ、前記画像読取部に原稿を給送する原稿給送部と、前記原稿給送部と前記画像読取部とを電気的に接続するケーブルと、前記画像読取部に設けられ、内部に前記ケーブルが挿通される突起状のケーブルガイド部と、前記原稿給送部に設けられ、前記ケーブルガイド部が挿入される窪み部と、を有し、前記原稿給送部は、前記原稿給送部が前記画像読取部に対して閉じられた第一の姿勢と、前記原稿給送部が前記ヒンジ部材の回動中心を中心に回動して前記回動中心と反対側の前記原稿給送部の開放端部が前記画像読取部の上面に対して開かれた第二の姿勢と、前記原稿給送部が前記第一の姿勢と略平行な姿勢で前記画像読取部の上面に対して持ち上げられた第三の姿勢と、に変更可能に設けられ、前記ケーブルガイド部と前記窪み部とは、それぞれを形成する壁面のうち、挿通される前記ケーブルよりも前記開放端部側の壁面同士が前記いずれの姿勢においてもオーバーラップしていることを特徴とする。
上記構成によれば、部材を増やすことなく、画像読取部と、原稿給送部との間のケーブルの機内配線を実現でき、部品コストの増大や組立作業性の低化を防ぐことができる。
本発明に係る画像読取装置の第1実施形態の構成を示す断面説明図である。 (a)〜(c)は原稿給送部の第一〜第三の姿勢を示す斜視説明図である。 ヒンジ部材の挿入部に設けられた係止部と、画像読取部に設けられた穴部の壁面に突出して設けられたストッパ部とが係合する様子を示す断面説明図である。 第1実施形態の原稿給送部の第一の姿勢を示す断面説明図である。 第1実施形態の原稿給送部の第二の姿勢を示す断面説明図である。 第1実施形態の原稿給送部の第三の姿勢を示す断面説明図である。 第1実施形態の制御系の構成を示すブロック図である。 第1実施形態のケーブルガイド部と、窪み部との構成を示す斜視説明図である。 本発明に係る画像読取装置の第2実施形態の構成を示す断面説明図である。 第2実施形態の制御系の構成を示すブロック図である。 第2実施形態の原稿給送部の第二の姿勢を示す断面説明図である。 比較例のヒンジ部材の構成を示す斜視説明図である。
図により本発明に係る画像読取装置の一実施形態を具体的に説明する。
<画像読取装置>
先ず、図1〜図8を用いて本発明に係る画像読取装置の第1実施形態の構成について説明する。図1は本実施形態の画像読取装置4の概略構成を示す断面図である。図1及び図2において、画像読取装置4は、装置本体の上部に原稿1の原稿画像を読み取る画像読取部101を有する。
更に、画像読取部101の上面に対してヒンジ部材224,225を介して原稿給送部となる自動原稿給送装置(ADF;Auto Document Feeder、以下、「ADF」という)201が回動可能に設けられる。ADF201は、画像読取部101の上面にシート状の原稿1を自動的に給送する。
原稿1の画像を読み取る光学ボックス102には原稿1に光を照射する光源103と、原稿1からの拡散光を導くミラー104を有する。更に、光を結像させるレンズ105と、結像された光を光電変換して電気的に読み取る画像読取手段となる光電変換素子106が搭載されている。
光学ボックス102はモータ107及びタイミングベルト108によって画像読取部101の内部を往復移動可能に支持されている。そして、画像読取部101の上面に設けられた透明な原稿台ガラス109上に載置された原稿1の下面を移動走査して原稿画像を読み取る。
透明な流し読みガラス110は原稿台ガラス109に隣接して設けられている。そして、光学ボックス102が流し読みガラス110の直下に静止され、ADF201によって自動給送されている原稿1の下面を流し読みガラス110により支持して原稿画像を読み取る際に用いる。
<原稿給送部>
次に原稿給送部となるADF201の構成について説明する。202はシート状の原稿1の束を積載する原稿トレイ、203は原稿トレイ202上に積載された原稿1をADF201内に送り込むピックアップローラである。204は分離ローラ、223は分離パッド、205〜209は原稿を給送する給送ローラ、210は給送ローラ205〜209により給送されてきた原稿1を排出する排出ローラである。212は排出ローラ210によって排出された原稿1を積載する排出トレイである。2はピックアップローラ203、分離ローラ204を回転駆動する分離モータ、3は給送ローラ205〜209及び排出ローラ210を回転駆動する給送モータである。
<制御部>
図7は本実施形態の制御系の構成を示すブロック図である。図7において、401は画像読取装置4全体の動作を制御するメイン制御部である。402は画像読取部101を制御するスキャナ制御部、403はADF201を制御するADF制御部である。スキャナ制御部402はモータ107、光学ボックス102内の光源103、光電変換素子106の制御を行う。ADF制御部403は、モータ制御部404を有しており、モータ制御部404は分離モータ2及び給送モータ3の制御を行う。
原稿台ガラス109上に載置された原稿1の原稿画像を読み取る際には、モータ107及びタイミングベルト108により光学ボックス102を移動させる。更に、光源103から原稿1の原稿面に光を照射し、原稿1の原稿面上で拡散した光をミラー104、レンズ105の作用により光電変換素子106に結像させ、光電変換素子106によって原稿画像を電気的に読み取る。
一方、ADF201によって給送されるシート状の原稿1の原稿画像を読み取る際には、先ずモータ107及びタイミングベルト108によって光学ボックス102を流し読みガラス110の直下に移動して静止させる。そして、分離モータ2を回転駆動してピックアップローラ203を回転させ、原稿トレイ202上に積載されたシート状の原稿1をADF201内に送り込む。
分離ローラ204及び分離パッド223によって原稿1は1枚ずつに分離給送される。そして、給送モータ3が正回転することによって回転駆動される給送ローラ205〜209及び排出ローラ210の順で原稿1を給送する。原稿1の原稿画像は、その過程で光学ボックス102によって電気的に読み取られ、排出ローラ210によって排出トレイ212上に排出される。
<原稿給送部の姿勢>
図2は画像読取部101に対するADF201の姿勢を示す。図2(a)はADF201が画像読取部101の上面に対して閉じられた第一の姿勢を示す。画像読取部101によって原稿画像を読み取る際には、ADF201は、図2(a)に示すように画像読取部101に対して閉じられる。
図2(b)はADF201がヒンジ部材224,225の回動中心350を中心に回動して画像読取部101の上面に対して開かれた第二の姿勢を示す。原稿台ガラス109上に原稿1を載置する際、或いは、原稿台ガラス109上に載置された原稿1を取り出す際にはADF201は以下の通りである。即ち、図2(b)に示すように、ヒンジ部材224,225の働きによってADF201の回動中心350と反対側の開放端部は画像読取部101の上面に対して開放される。尚、図2(b)に示されるケーブルガイド部303(図5),704(図11)については後述する。
図2(c)はADF201が図2(a)に示す第一の姿勢と略平行な姿勢で画像読取部101の上面に対して上方に持ち上げられた第三の姿勢を示す。原稿台ガラス109上に厚い原稿1、例えば、本のような原稿1が載置されてADF201が画像読取部101の上面に対して閉じられる。そのときには、図2(c)に示すように、ADF201が画像読取部101の上面に対して原稿1の厚み分、略平行に持ち上げられた姿勢を取ることもできる。ADF201は図2(a)〜(c)に示すように、第一の姿勢〜第三の姿勢に変更可能に設けられる。
図2(c)に示す第三の姿勢でADF201が画像読取部101の上面に対して上方に持ち上げられたときのヒンジ部材224,225の構成を図3に示す。図3においてヒンジ部材224,225の脚部となる挿入部901が画像読取部101に設けられた穴部801内に昇降可能に挿入されている。穴部801の壁面101aの上端部には穴部801側に突出した係止部101bが設けられており、ヒンジ部材224,225の脚部となる挿入部901の下端部には係止部101bに対向して突出したストッパ部901aが設けられている。
ストッパ部901aはヒンジ部材224,225の脚部となる挿入部901に突出して設けられる。そして、挿入部901が昇降自在に挿入される穴部801の壁面101aの上端部に突出した係止部101bに当接する。これによりADF201が図2(c)に示す第三の姿勢における画像読取部101の上面とADF201の下面との間の間隔、即ち、図6に示す最大持ち上がり高さHmを規制する。
即ち、ヒンジ部材224,225はADF201が図2(c)に示す第三の姿勢におけるADF201の画像読取部101に対する上限位置を規制するストッパ部901aを有する。
<ケーブル>
図4〜図6は図1のD−D断面図であり、それぞれADF201の第一〜第三の姿勢を示す。図4〜図6において、画像読取部101の内部にはスキャナ制御部402及びADF制御部403を有する制御基板301が設けられている。ADF201の内部に設けられる分離モータ2及び給送モータ3は、画像読取部101の内部に設けられる制御基板301に設けられるモータ制御部604によって回転駆動が制御される。分離モータ2及び給送モータ3と制御基板30とはケーブル302により電気的に接続されている。
図8は、ケーブルガイド部303と窪み部304の関係を説明するために、ADF201の一部を省略し、ケーブルガイド部303及び窪み部304がむき出しになった状態を示した斜視図である。図2(b)に示すように、2つのヒンジ部材224,225はADF201を画像読取部101に対して回転自在に支持するように所定の間隔をおいて設けられる。
ケーブルガイド部303及び窪み部304は2つのヒンジ部材224,225の間に設けられている。そのため、ケーブルガイド部303及び窪み部304は、それぞれを形成する壁面303a,304aが以下の通りである。壁面303a,304aのうち挿通されるケーブル302よりもADF201の開放端部側の壁面同士がADF201の第一の姿勢乃至第三の姿勢のいずれの姿勢においてもオーバーラップするよう回動中心350近傍の小さなスペースに収めることができる。
画像読取部101の上面側には、図8に示すように、内部にケーブル302が挿通される中空で突起状のケーブルガイド部303が上方に突出して設けられている。ADF201と画像読取部101とをケーブル302により電気的に接続する。分離モータ2及び給送モータ3を制御するため、ケーブル302は画像読取部101の内部に設けられた制御基板301からケーブルガイド部303の内部を通り、ADF201の内部に入って、分離モータ2及び給送モータ3に接続される。
ADF201の下面側には、図8に示すように、画像読取部101の上面側に設けられたケーブルガイド部303に対応して、該ケーブルガイド部303の外径よりも大きな内径を有してケーブルガイド部303が挿入される窪み部304が設けられている。
図2(b)に示すように、ADF201がヒンジ部材224,225の回動中心350を中心に回動してADF201の開放端部が画像読取部101の上面に対して開かれた第二の姿勢にある。そのとき、図5に示すように、ADF201の下面側に設けられた窪み部304を形成する壁面304aがケーブルガイド部303の壁面303aに接触して干渉しないように形成される。
図5に示すADF201の最大開放時に窪み部304を形成する図5の左側に示す画像読取装置4の背面側の背面側壁面304a1がケーブルガイド部303に衝突しないようにする。そのためにケーブルガイド部303の背面側壁面303a1から図4に示す最大開放角度θmの範囲には窪み部304を形成する背面側壁面304a1を配置できない。このため背面側壁面304a1の下方延長上には空隙部305が設けられている。
一端が画像読取部101の内部に設けられた制御基板30に接続されたケーブル302は、画像読取部101の内部空間に連通されるケーブルガイド部303の内部を通る。更に、窪み部304の壁面304aの一部を貫通する貫通穴304bを通ってADF201の内部に導かれて分離モータ2及び給送モータ3に接続されている。このとき、窪み部304を挿通するケーブル302よりもADF201の開放端部側の前面側壁面304a2は、同じくケーブル302よりもADF201の開放端部側に位置するケーブルガイド部303の前面側先端部303bとオーバーラップしている。
これにより、ADF201の開放端部が画像読取部101の上面に対して開かれた第二の姿勢にあるときでもケーブル302は開放端部側(装置外部)に露出することがない。従って、電気的安全性やユーザに対する美観を保つことが可能である。
ケーブルガイド部303の図5の右側に示す画像読取装置4の前面(開放端部)側の前面側先端部303bは以下の形状を有する。即ち、ADF201がヒンジ部材224,225の回動中心350を中心に回動して画像読取部101に対して開放されるときの回動中心350を中心とする曲率半径を有する円弧状で形状されている。
ADF201の下面側に設けられた窪み部304がヒンジ部材224,225の回動中心350を中心にADF201と一体的に回動する際の回動軌跡aの内側に、ケーブルガイド部303の前面側先端部303bが円弧状で形成されている。このため、ADF201が図2(b)に示す第二の姿勢に回動したとき窪み部304を形成する図5の右側に示すADF201の開放端部側の前面側壁面304a2の回動軌跡aにケーブルガイド部303を形成する壁面が干渉することがない。
即ち、ケーブルガイド部303を形成する壁面303aは、窪み部304を形成する壁面304aがヒンジ部材224,225の回動中心350を中心にADF201と一体的に回動する際の回動軌跡aよりも内側に形成される。
これによりADF201を開放したときにケーブルガイド部303と窪み部304との間にできる隙間351を小さくすることができ、異物が侵入するのを防止することができる。
図2(c)に示すように、ADF201は画像読取部101に対して略平行に持ち上げられた第三の姿勢を取ることもできる。図6はADF201が第三の姿勢にあるときの図1のD−D断面図である。図6に示すように、ADF201が画像読取部101に対して略平行に持ち上げられる最大持ち上がり高さHmは以下の通りである。
即ち、図3に示すように、ヒンジ部材224,225の脚部に設けられた挿入部901のストッパ部901aと、係止部101bとが当接することにより最大持ち上がり高さHmが規制される。係止部101bは画像読取部101の上面側に設けられた穴部801の壁面101aの上端部に突出して設けられる。
図6に示すように、画像読取部101の上面側に突出して設けられたケーブルガイド部303がADF201の下面側に設けられた窪み部304内に挿入される挿入高さHiは、最大持ち上がり高さHmよりも大きくなるように設定されている。
即ち、ケーブルガイド部303と、窪み部304との開放端部側の壁面303a,304aは、ストッパ部901aによって規制されたADF201の上限位置においてオーバーラップしている。
このため本等の厚みの厚い原稿1に対応してADF201が画像読取部101に対して略平行に持ち上げられた際にもケーブルガイド部303の中空内部を通るケーブル302は開放端部側の装置外部に露出することがない。このため電気的安全性やユーザに対する美観を保つことが可能となる。
本実施形態では、画像読取装置4の画像読取部101の上面側に突出して設けられたケーブルガイド部303を、ADF201の下面側に設けた窪み部304内に挿入する。更に、ケーブルガイド部303の中空内部にケーブル302を通して画像読取部101とADF201とを電気的に接続する構成とした。
これにより部材を増やすことなく画像読取部101とADF201との間でケーブル302の機内配線を実現でき、部品コストの増大や組立作業性の低化を防ぐことができる。
本実施形態では画像読取部101内に設けた制御基板301からADF201内に設けた分離モータ2及び給送モータ3に接続するケーブル302を以下の通りとした。即ち、画像読取部101の上面側に突出して設けられたケーブルガイド部303の中空内部を通す構成とした。
しかしながら、ケーブル302の構成は、これに限定される必要はなく、例えば、画像読取装置4本体には制御基板301が設けられない場合がある。その場合は、画像読取装置4が接続される複写機やファクシミリ装置等の全体を制御する制御装置からADF201内部に直接配線されたケーブルを通すような場合にも適用出来る。また、モータだけでなく、ADF201内に設けられた各種のセンサに接続する束線からなるケーブルがある場合にも同様に適用出来る。
次に、図9〜図12を用いて本発明に係る画像読取装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。
前記第1実施形態では、ADF201が図2(b)に示す第二の姿勢に回動する。そのとき、図5に示すように、ADF201の下面側に設けられた窪み部304を形成する壁面304aが画像読取部101の上面側に突出して設けられたケーブルガイド部303の壁面303aに接触して干渉しないように形成した。
本実施形態では、図11に示すように、原稿画像を読み取る画像読取部101に対してヒンジ部材224,225を介して回動可能に設けられ、画像読取部101に原稿1を給送する原稿給送部となるADF201が第二の姿勢に回動する。
そのとき、ADF201の下面側に設けられた窪み部705を形成する壁面705aのうちの図11の左側に示す画像読取装置4の背面側の背面側壁面705a1が背面側壁面704a1に当接する。背面側壁面704a1は、原稿画像を読み取る画像読取部101の上面側に突出して設けられたケーブルガイド部704の壁面704aのうちの図11の左側に示す画像読取装置4の背面側の壁面である。これによりADF201の最大開放角度θmが規制される。
即ち、ADF201が図2(b)に示す第二の姿勢に変更されたとき、窪み部705を形成する壁面705aがケーブルガイド部704を形成する壁面704aに当接してADF201の最大開放角度θmが規制される。
本実施形態では、前記第1実施形態の構成に加えて、図9に示すように、ADF201の内部に原稿1の裏面側の原稿画像を読み取る第二光学ボックス501を設ける。そして、原稿1を一度給送するだけで原稿1の表裏面の原稿画像を読み取ることが可能な構成となっている。
図9において、501はADF201内部に設けられ、給送されてくる原稿1の裏面側の原稿画像を読み取る第二光学ボックスである。第二光学ボックス501には原稿1に光を照射する光源502、原稿1からの拡散光を導くミラー503、光を結像させるレンズ504、結像された光を光電変換して電気的に読み取る光電変換素子505が搭載されている。
図10は本実施形態の画像読取装置4の制御系の構成を示すブロック図である。図10において、601は画像読取装置4の動作を制御するメイン制御部、602は画像読取部101を制御するスキャナ制御部、603はADF201を制御するADF制御部である。
スキャナ制御部602は、モータ107、光学ボックス102内の光源103、光電変換素子106の制御を行う。ADF制御部603は、モータ制御部604及び第二光学ボックス制御部605を有しており、モータ制御部604は、ADF201の内部に設けられる分離モータ2及び給送モータ3の制御を行う。第二光学ボックス制御部605は、第二光学ボックス501が有する光源502及び光電変換素子505の制御を行う。
前記第1実施形態と同様に原稿1の給送を行って原稿画像の読み取り動作を行う。本実施形態においては、ADF201による原稿1の給送の過程で光学ボックス102により原稿1の表面側(図9の原稿トレイ202上の原稿1の上面側)の原稿画像を読み取る。更に、第二光学ボックス501により原稿1の裏面側(図9の原稿トレイ202上の原稿1の下面側)の原稿画像を読み取る。
図11はADF201がヒンジ部材224,225の回動中心350を中心に画像読取部101に対して最大開放角度θmに回動して第二の姿勢にあるときの図9のF−F断面図である。本実施形態のADF201の姿勢も前記第1実施形態と同様に図2(a)に示すように、ADF201が画像読取部101に対して閉じられた第一の姿勢を有する。
更に、図2(b)に示すように、ADF201がヒンジ部材224,225の回動中心350を中心に回動して画像読取部101に対して開かれた第二の姿勢を有する。更に、図2(c)に示すように、ADF201が図2(a)に示す第一の姿勢と略平行な姿勢で画像読取部101に対して持ち上げられた第三の姿勢とを有する。
本実施形態においても図3に示して前述したように、ヒンジ部材224,225の脚部となる挿入部901の下端部にはストッパ部901aが突出して設けられている。そして、ストッパ部901aが画像読取部101の上面部に設けられた穴部801の壁面101aに突出して設けられた係止部101bに当接する。これによりADF201が図2(c)に示す第三の姿勢における画像読取部101に対する最大持ち上がり高さHmを規制する。
ケーブルガイド部704の窪み部705に対する挿入高さHiは最大持ち上がり高さHmよりも大きくなるように設定されている。ADF201が図2(b)に示す第二の姿勢に回動したとき、窪み部705を形成する背面側の背面側壁面705a1がケーブルガイド部704の背面側の背面側壁面704a1に当接してADF201の最大開放角度θmが規制される。
ケーブルガイド部704の前面側先端部704bはADF201がヒンジ部材224,225の回動中心350を中心に回動して画像読取部101に対して開放されるときの回動中心350を中心とする曲率半径を有する円弧状で形状されている。このためADF201の下面側に設けられた窪み部705がヒンジ部材224,225の回動中心350を中心にADF201と一体的に回動する。その際の窪み部705の図9の右側に示す画像読取装置4の前面側の前面側壁面705a2の回動軌跡aにケーブルガイド部704が干渉することがない。
図11において、画像読取部101の内部にはスキャナ制御部602及びADF制御部603を有する制御基板701が設けられている。ADF201の内部に設けられた分離モータ2、給送モータ3、第二光学ボックス501の制御を制御基板701によって行う。更に、第二光学ボックス501によって読み取った原稿画像の画像信号を制御基板701で受け取り、処理を行う。
第二光学ボックス501の制御信号及び画像信号の伝送は、必要な線数が多いため一般にフレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable、;FFC)703を用いて行われる。
分離モータ2及び給送モータ3のモータ制御のためのケーブル702及び第二光学ボックス501の制御信号及び画像信号の伝送を行うケーブル703は、ADF201と画像読取部101とを電気的に接続する。
ケーブル702,703は画像読取部101内部に設けられた制御基板701から画像読取部101の内部に連通する画像読取部101の上面側に突出して設けられた突起状のケーブルガイド部704の中空内部を通る。そして、窪み部705を形成する壁面705aを貫通する貫通穴705bを通ってADF201の内部に入る。
そして、モータ制御のためのケーブル702は分離モータ2及び給送モータ3に接続され、第二光学ボックス501の制御信号及び画像信号の伝送のためのケーブル703は第二光学ボックス501にそれぞれ接続される。
ADF201の下面側には画像読取部101の上面側に突出して設けられたケーブルガイド部704が挿入される窪み部705が設けられている。図11に示すように、ADF201がヒンジ部材224,225の回動中心350を中心に画像読取部101に対して回動して開放される。その動作を阻害しないように窪み部705を形成する図11の左側で示す画像読取装置4の背面側の背面側壁面705a1が形成されている。
本実施形態では、図11に示すように、ADF201を画像読取部101に対して最大開放角度θmまで開放させる。そのとき、窪み部705を形成する壁面705aのうち背面側壁面705a1がケーブルガイド部704の背面側壁面704a1に当接するように構成し、ADF201の最大開放角度θmを規制している。
ADF201の画像読取部101に対する動作や、その際のケーブルガイド部704の効果等は前記第1実施形態と同様であるため重複する説明は省略する。
本実施形態では、第二光学ボックス501の制御信号及び画像信号を伝送するケーブル703を含めた画像読取部101とADF201との間のケーブル702,703を部材を増やすことなく機内配線することが可能となる。
ADF201のヒンジ部材224,225は、一般に、図12の比較例に示すように構成される。即ち、画像読取部101の外装に設けられた図3に示す穴部801に差し込まれる挿入部901と、挿入部901に対して回動可能に支持され、ADF201に接続される接続部902を有する。ADF201の回動規制は接続部902の挿入部901に対する回動角度を規制することで行われるのが一般的である。
ADF201の開放時にかかる荷重によって破損しないようにするために接続部902の材料を金属にしたり、強化樹脂にしたりして強度を上げる必要があり、部材のコストアップや製品重量の増加につながっていた。
本実施形態では、ADF201の下面側に設けた窪み部705を形成する壁面705aのうちで画像読取装置4の背面側の背面側壁面705a1がケーブルガイド部704の背面側壁面704a1に当接することでADF201の最大開放角度θmを規制する。これによりADF201の最大開放角度θmの規制機構を、ADF201を回動可能に支持するヒンジ部材224,225に設ける必要がない。このためヒンジ部材224,225を形成する部品の強度を下げることができ、コストダウンが可能となる。
尚、第二光学ボックス501の制御信号及び画像信号の伝送を行うケーブル703の種類としては、FFCに限定される必要はなく、通常のケーブルや繰り返し屈曲した際に断線し難い性質を持つ細線同軸ケーブル等を用いることも可能である。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
Hi …挿入高さ
Hm …最大持ち上がり高さ
101 …画像読取部
201 …ADF(原稿給送部)
224,225 …ヒンジ部材
302 …ケーブル
303 …ケーブルガイド部
303a …壁面
304 …窪み部
304a …壁面
350 …回動中心
901a …ストッパ部

Claims (7)

  1. 原稿画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部に対してヒンジ部材を介して回動可能に設けられ、前記画像読取部に原稿を給送する原稿給送部と、
    前記原稿給送部と前記画像読取部とを電気的に接続するケーブルと、
    前記画像読取部に設けられ、内部に前記ケーブルが挿通される突起状のケーブルガイド部と、
    前記原稿給送部に設けられ、前記ケーブルガイド部が挿入される窪み部と、
    を有し、
    前記原稿給送部は、
    前記原稿給送部が前記画像読取部に対して閉じられた第一の姿勢と、
    前記原稿給送部が前記ヒンジ部材の回動中心を中心に回動して前記回動中心と反対側の前記原稿給送部の開放端部が前記画像読取部の上面に対して開かれた第二の姿勢と、
    前記原稿給送部が前記第一の姿勢と略平行な姿勢で前記画像読取部の上面に対して持ち上げられた第三の姿勢と、
    に変更可能に設けられ、
    前記ケーブルガイド部と前記窪み部とは、それぞれを形成する壁面のうち、挿通される前記ケーブルよりも前記開放端部側の壁面同士が前記いずれの姿勢においてもオーバーラップしていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記ヒンジ部材は、前記第三の姿勢における前記原稿給送部の前記画像読取部に対する上限位置を規制するストッパ部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記ケーブルガイド部と前記窪み部との前記開放端部側の壁面は、前記ストッパ部によって規制された上限位置においてオーバーラップしていることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿給送部が前記第二の姿勢に回動したとき、前記窪み部を形成する壁面が前記ケーブルガイド部を形成する壁面に干渉しないように形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記ケーブルガイド部を形成する壁面は、前記窪み部を形成する壁面が前記回動中心を中心に回動する際の軌跡よりも内側に形成されることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記原稿給送部が前記第二の姿勢に変更されたとき、前記窪み部を形成する壁面が前記ケーブルガイド部を形成する壁面に当接して前記原稿給送部の最大開放角度が規制されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記ヒンジ部材は、前記原稿給送部を回転自在に支持するよう間隔をおいて2つ設けられ、前記ケーブルガイド部と前記窪み部とは、前記2つのヒンジ部材の間に設けられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
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